館山昌平

館山昌平

• 燕の本格派右腕エース。
• チーム事情からこれまで中継ぎ・抑えに回ることも多かったが、やはり先発が似合う。
• 2度の手術を経た右ひじが心配。その肘や肩を負担かけずバランスよく投げられるようウエートトレにかなり力を入れている。
• 持ち球はストレート・カットボール・スライダー・シュート・フォーク・チェンジアップと豊富だが、2009年からこれらにナックルカーブが加わる。このナックルカーブはNPBではオリックス・加藤投手しか投げていないそうで、人さし指を立てて投げると横回転の球が曲がって落ちるらしい。
• 奪三振もそこそこ多くコントロールの良い投手に見られがちではあるが、実はそうでもないことは住民はよく知っている。

• 松坂世代の見殺し王子（ややこしいな）
• 2007年横浜戦の延長10回1失点完投サヨナラ負けでマウンドにへたり込む姿は、全やくせん民が泣いた。
• しかし2008年以降は援護に恵まれており、見殺し王子の座をカツオや村中に譲る。

• じいちゃんがすげぇぇ！
• 2007年オフの契約更改では3勝12敗で年棒1600万アップという何だかよく分からないことに。これはITじいちゃんが作成した「07年館山昌平データ」がおおいに役立ったものと思われる。

• 2008年は勝率.800と1位を獲得（当然規定投球回数以上で）！
  また2007年は上記のとおり3勝12敗、2008年は12勝3敗と、ある意味もの凄い帳尻！？
• 2008年12勝のうち中日から5勝。中日の最終戦から12勝目を挙げた翌日の報知新聞から「ドラキラー」の称号を得る。2009年も16勝のうち対阪神の4勝に次ぐ3勝を挙げている。
• 2008年オフも館山じいちゃんの活躍をひそかに楽しみにしているやくせん民は多かったが、登場するまでもなく3年総額3億円 + 出来高払いの大型契約！
• ファストタテヤマで家を館山（建てやま）！知ってる人は少ないんだろうな…。
• 2009年は千葉県・館山市の「館山スポーツ大使」へ任命される。理由は（2008年の好成績の背景はあるが）、同市の名前と同じだからｗ
• 更に2009年から選手会の副会長に就任。

• 強面であるがいい男である。現日ハムコーチの吉井理人にちょっと似ているという説も。それは髭が似合い武士のようであるからと思われるが試合後のヒーローインタビューに登場する度に「カツオの声と入れ替えれば…」と残念がられる。
• 雑誌の取材やTVのインタビューでは謙虚な発言が多く、個人の目標や日々の練習方法、自己分析は多く語るものの、記録云々は「特に意識はない」、「選手の援護のおかげ」がテンプレ化している。
• 登板試合後、相川とその日の投球内容について論議を交わすほかに、自身の投球を映像データとして記録しPSPでフォームをいつでもチェック出来るようにしたり、練習中も球の軸の位置と回転のさせ方を意識、例えばどの程度球に回転を与えて投げたらどのように変化するのか日々模索するなどチーム一の分析・研究家。
• ファンからBBHの自分のカードにサインを頼まれたとき「これあたらしいやつじゃん」と言い数秒間眺めて「スタミナ低いな」と呟くなどおちゃめな一面も。
• 10歳までピアノを習っており、中学校の合唱コンクールで伴奏をしたことも。ちなみに横浜の村田も同様の腕前と語っている。
• 2009年の春季キャンプでは電子ピアノを購入しショパンなどを弾いている。ピアノは指先の感覚を養い、球をコントロールできるようにする「トレーニング」と思われたが、指先をより動かすための「リハビリ」に近かったらしく、2次効果としてインナーマッスルも鍛えることが出来たらしい。

• 2009年シーズンが開幕すると昨年よりも更に安定し、ピンチになっても動じない粘りのピッチングを続けた。
• 5.28に2008.8.15の中日戦から負けなしの12連勝と、1957～1958年に記録した金田正一氏の11連勝を51年ぶりに塗り替えた。ちなみに12連勝までの試合は（勝ち負け付かずの4試合を含め）全て自責点3以下であるから恐れ入る。その後も白星を重ね6.11のソフトバンク戦で14連勝、球団2位タイの開幕8連勝を飾り、マスコミは「負けない男」、住民からは「お館様」と呼ばれるように。
• 7.22の阪神戦で被安打11ながら4年振りの完封勝利、8.7の読売戦でマメを潰し戸田行きになるも8.19に戦列復帰、きっちり白星を挙げるところは流石。シーズン終盤のCS争い直接対決の1戦目となった10.9の阪神戦で2度目の完封勝利するなどカツオと共に投手陣を牽引。
• CSでは第2戦に先発し敗戦投手になったが、2009年は16勝6敗　防御率3.39で最多勝のタイトルを獲得。投球回数も自己最多となる188回1/3を記録。　一方、開幕前に目標としていた1シーズンヒット10本は3本足らず。

• 2010年は左打者対策（被打率：右.257、被弾5に対し左.283、被弾11）を何とかすれば苦手読売戦（6試合 2勝3敗・防御率6.81）も自ずと…。
  きっと2009年を分析して修正してくることでしょう。

• 2010年は怪我もあり1年を通しての活躍はできなかったものの、中盤に復帰すると石川・村中・由規とともに12球団でも屈指の先発ローテを作り上げ、特に8月は4戦4勝2完封防御率1.71という抜群の成績を残して7月の石川に続く月間MVPを受賞。
• 最終的には12勝7敗防御率2.93、4完封うち無四球2（ともにリーグ最多）という流石の内容だった。
• 一方「安打10本、長打3本」と今年も公式プロフィールに載せていた打撃目標については、安打は5本だったものの長打は3本きっちり打って目標達成。しかもそのうちの1本はまさかの本塁打！それも1988年広島の長富投手以来の投手による初回本塁打という地味に強烈な内容であった。

• 2008年7月12日ナゴヤドームでの中日戦、館山は中日打線を7回無失点に抑え、あとは8回、9回を中継ぎ陣が無失点で抑えれば勝利投手になるというところまで来た。
• しかし、今季磐石のリレーMOLの一人である（この日で４連投になる）押本が井端、森野に連打を許し、1点を取られてしまった。これにより1ヶ月ぶりに館山のものになるはずであった勝利投手の権利が消えてしまった。
• その後なんとか失点を許さず同点で抑えた押本は館山の元へ向かったのだが、その時の館山の対応が非常に印象深いものであった。
• …顔に似合わず。

• 館山と村田のエピソード

• 喧嘩の話 ： 入寮の日が違ったから館山と村田は練習日に初めて顔を合わせた村田がが館山のセンバツと県大会の話を聞いて興味持って話しかけたら、常に冷めたような態度だったからちょっと頭に来て、胸ぐら掴んでやんのかコラみたいな事を言った。
  周りの人達に止められたらしいが一ヶ月ぐらいは部屋の空気がもの凄く悪かったが、結局周りに説得されて村田が折れた。
  館山ははそういうのが素で本人に悪気はないからと、日大藤沢からの持ち上がり組が話し、村田も反省した。

• 横浜が村田とTDNを自由枠で取るのは決まってた時、ケガして指名されるかわからない時だった館山に俺がゴネるから横浜来いみたいな事言った。
  結局館山が復活したから堤内が村田の人質になった。

• 村田が無断で外出してバレずに戻ってきた時、お腹空いたから寝てる館山起こして無理矢理うどん作らせた。
  次の日館山は滅茶苦茶機嫌が悪かったらしい。

• また村田が無断外出した時、その日部屋には館山しか居なかったが(４人部屋で後２人は許可泊) 鍵閉めちゃったから村田は中入れず、無理矢理こじ開けようとしたのだが諦め、 別の後輩の部屋に押し掛けた。
  次の朝会ったら館山は何も知らなくて村田に「外泊してたんじゃないの？」みたいな事を言った。
  その日一日中村田は凹んだらしい。

• 月刊MVPの時 ： 村田が石堂から死球くらって骨折した時にインタビュー受けて、館山を通じて石堂に謝りに来いって言ったって発言をした。
• 学食で偶然見つけた館山の皿から村田がからあげ横取りして、後で村田がおつり受け取る時にからあげ代を徴収した。

• 村田が講義さぼって暇だから館山にワン切りしまくった。
  館山は当然電話に出ない。なのに村田は後で文句言った。

• 村田の発言

「自分にライバルはいないです。ただし館山だけは別だと思ってる。
自分は館山を生涯のライバルだと考えていますから」

• 館山の発言

【Q】日大でチームメイトだった横浜の村田選手と話して背番号を
同じにしたと聞きましたが、 村田選手とは今でも仲が良いのですか?

【A】（同じにしたことは）それは違うんです。こだわりはなかったけど
縁があって25番になりました。本当は99番が欲しかったんですけど、
コーチの方が着けてたんですよ。でも、村田もそうですけど、
ソフトバンクの大野（隆治）もそうだし、
（日大の）同期が同じ番号つけているのは面白いですね。
何か縁があるのかな。村田とは仲良しですよ。
シーズン中はないですけど、オフはゴルフに行ったりしますよ。