アンナ=ラウレベッカ

……それでも私は、戦う事に決めたのです。それでこそ、私は私自身を救えるのですよ―――

名前 アンナ=ラウレベッカ(Anna=Laurebecca)
性別 女性
年齢 20
身長 163cm
体重 XXkg
陣営 人間(焔装)

容姿

首まで伸びたクセの無い金髪に蒼い瞳。白い肌の西洋人。背はあまり高くなく、精々165前後といった所だろうか。
裾が大きい所謂ウィンプル型の黒い頭巾と同色の修道服を着用し、首には十字架がデザインされたネックレスを2つかけている。つまりシスターの格好。
外からは見えないインナーはワンピースタイプで、腰は紐で軽く縛ってある。頭巾からは、前髪がはみ出ていたり。
しかし、前述したように彼女は戦闘を行うため、その修道服は彼女の手によって改造が施されている。
例えば、動きやすいように脚部側面には太ももの中間までスリットが入っていたり、右腕部分は腕捲りのしやすいように伸縮性の高い素材で出来ていたりする。
因みに、スリットから見える脚はひざ上までの白ストッキングと黒いガーターベルトで覆われている。

スタイルはそこそこ良い方だが、胸の方は普通である。多めに見積もってもD位だろうか。

能力

【能力】【生を希う"死"】

「自らの弱さ故の生存本能」と「咎」が開花させた《焔装》。《生》と《死》を司る回復系能力であり近接戦闘系能力でもある。
右腕に纏う不定形の霧のような存在で現界し、その霧を手首から先で何らかの形に固定する。
固定可能な形は「刀(片刃剣)」「両刃剣」「大型爪」など、鋭い形に限定される。(便宜上、「刃」と呼称する)
生存本能が元となった《焔装》らしく、「此処に在る事」が絶対条件である事から物理、能力、概念系総てでの破壊が不可能である。

この刃の能力は2つ。「斬った物の損傷を治す」事と「斬った物を無条件で切断する」事。この2つを思念で切り替えることが出来る。

1つ目の「損傷を治す」能力は、正確に言えば「刃の軌跡に交差した傷を一瞬で修復する」能力。
腕に傷を負った場合、その傷を少しでも通るように刃を振るえばその傷は忽ち消滅する。無論、この刃を振るった事に依るダメージは無い。
効果範囲は広く、例えば腕を欠損したとしても欠損した腕の先があれば腕の先がどれだけ損傷していても繋ぐ事が可能。
傷が無いダメージ(例えば疲労や毒、精神攻撃など)には無力であるが、人物だけでなく物に対しても有効である。

2つ目の「無条件切断」は、その名の通り斬った物は総て切断されるモード。
鉄だろうがダイヤモンドだろうがオリハルコンだろうが、この刃の太刀筋に存在する物は須らく切断されてしまう。
攻撃に非常に有効なのは当たり前だが、目の前の空間を切断し防御にも転用することが可能。
空間が途切れてしまえば攻撃は届かない。その切れ目は如何なる物も通る事を許さない無敵の盾となる。
但し、物を切断するより空間切断は時空的な制約が掛かるのか、時間経過で徐々に元へ戻っていく。

能力使用時、彼女の右腕は黒く染まり赤いラインで幾何学模様が描かれる。
更に、運動能力が格段にアップする。思考速度が準じる訳では無いが、それでもアスリートの記録など比較にならないだろう。
生存本能故の能力であるので、自分が追い詰められれば追い詰められるほどに運動能力は上昇する。しかし、同時に魔獣化の危険も孕むのは言うまでもない。

戦闘術

基本的に、刀の攻撃力を活かした近接戦闘型である。「何でも斬れる」為に、その太刀筋に一切の迷いは無い。
相手が遠距離戦闘型だった場合などには、風を斬ることによる鎌鼬などを発生させることがあるが、それでも刀で切り込んでいく方が圧倒的に多いだろう。
(尚、「何でも斬れる」のはあくまでも刀の能力であるため、発生させた鎌鼬にその能力はなく、ただ鋭いだけである)
更に魔獣に対しては一切の慈悲が無い為、一瞬でも油断すれば即座に身体が両断されることは請け合いだ。

概要

《人間》陣営に属する女性。元はこの地の教会で修道女を務めていたシスターである。
しかし《夜》の襲来により教会は悉く破壊され、神父や修道女達は殆どが死亡、或いは魔獣と化してしまった。
今は生き残った人間として、《焔装》や《月装》を持たない人々を支援しながら魔獣と戦う日々を続けている。

性格は温厚で、余程の事がなければ何時も柔和に微笑んでいる。特に子供達には一段と優しく、飴などのお菓子を配ることも。
だが《夜》との戦闘となると、何時もの性格が嘘のような冷徹さを持つようになる。優しげな目は細められ、射殺す様な視線を相手に投げかける。
例え相手が知能を持ち、人間と友好的な関係を持とうとしていたとしても容赦など無く、手に持った刀で相手を切り刻んでいく。
……だが、「元人間の魔獣がヒトに戻る」現象を聞いてからは、多少理知的な対応を取るようになったようだ。

自らの《焔装》の元が「生存本能」と「咎」であることは明かしているが、何が直接的な原因となったのかについて口を開いていない。
自分を「咎人」だという癖があったり、十字架のネックレスを2つかけている事が関連しているらしいが―――。
最終更新:2014年10月09日 20:01