リレー小説別立て

銀盤のメビウス~記憶喪失のスケーター・夏子~

最終更新:

yoko_fantasia

---,--- view
管理者のみ編集可

2009年11月。グランプリファイナル。
この大会を制すれば、翌年からのバンクーバーオリンピック出場も確実と言われていた。

この大会に出場していた、フィギュアスケート選手・工藤夏子。4年前、トリノオリンピック出場確実と言われていたジュニア選手だったが、後一歩のところで彼女は代表枠に選ばれなかった。
トリノに行けなかった悔しさをバネに、バンクーバーを目指す夏子は、この大会を制すると決意していた。

この日はフリープログラムが行われていた。夏子はショートプログラムで二位という好スタート地点。あと一歩でグランプリファイナル初優勝。

前の選手の演技が終わる。
ようやく、彼女の出番が回ってきた。
「フランス大会優勝、工藤夏子さん、日本」
夏子がスケートリンクに現れ、演技が始まる。
最初のジャンプは軽々と決まった。しかし…
スパイラルに次ぐコンビネーションジャンプの途中、彼女は突然倒れた。そのまま、彼女は病院へ運ばれた。

医師の診断は、記憶喪失だった。
ただ、倒れて頭を打ったことが原因では無いという。

タグ:

#1
最近更新されたページ

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!