CAUTION
初めての虐待SSにつき突っ込みやらいろいろある駄文になりますが、楽しんで頂けたら幸いです。
一部個人設定と幻想郷に無い(だろう)ものが存在します。
前回に引き続き、虐待分は皆無です。
fuku2767.txtの続きです





手を汚すのが嫌いな虐待おねーさん(その2)





唐突ではあるが、私は虐待おねーさんである。
名前はまだ無いわけではないが、無いということにしておく。
ちなみに純粋な人じゃなくて半妖だったりする、空を飛べるって素敵ね!
住んでる場所は貧相な田舎村、ただし5里ほど離れたところに加工所がある大きな里がある辺鄙な村に我が家がある。
別に耳も尖ってないし、触覚も羽も生えてない私には村人は特に警戒もしないのが利点だね。
ああ、あと妖怪の山が近いから河童が良く出るくらい。
付き合ってみると良いやつらだよ、お値段以上だし。
人間に近づくためにまず半分人間なあなたと友達にーっ! って家に飛び込んできたときはビックリしたけど。
むぅ、話が逸れたな。



さてさて、いきなりではあるけれど私は虐待おねーさんとしてはかなり特殊な性癖(?)を持っている。
それは

「自分の手を汚すのが嫌い」なのだ。

世に虐待好きは数あれど、私のようなジレンマを抱えているのは珍しいんじゃないかなーと思う。
ゆっくりが好き、嫌い、条件反射、HENTAI、理由は数あれど私も虐待おねーさんを名乗っている以上ゆっくりを虐待するのが生活の一部になっている。
しかし、あのぶにっとした手触り、叩けば飛び出す餡子の感触がどうにも苦手なのだ。
悲鳴と苦痛に歪む表情は快感を覚えるほどに好きなんだけれど、手軽に叩き蹴り潰すのは生理的に無理という変わった癖の持ち主、それが私だ。
まぁ、いくらか例外はあるんだけれど、それはさておき。

では、どうやって虐待するのか?

それを今からご覧することにしよう。
まず用意するもの

1.一辺が2mくらいの加工所製の透明な箱×2
  ただし、一つの面にだけ下部に半径20cm程の半円の穴が3個ほど空けてある
2.コーラ&ダイエットコーラ
3.オレンジジュース
4.お菓子(結構いろんな種類)
5.(2or3)を一定の時間で配給する機械(メイド イン NITORI)
6.4を一定の時間で配給する機械(メイド イン NITORI)
7.椅子
8.スペシャルゲスト

あとは、1が二個入る部屋これで準備は整った。
ああ、もちろん虐待の対象になるゆっくり一家の目星はつけてある。
この虐待を思いついたその日のうちに近くのゆっくり達の集落の場所を探し出して、恩を売っておいたのだ。
これで多分会いに行っても大丈夫・・・・・・多分、きっと、おそらく、そうだといいなぁ。
何せ相手は餡子脳の持ち主だ、そういえば食べ物を渡して餌付けするのも忘れてた。
ぬぅ、いきなり躓いたか?
いやいやそんなことは無いだろう、反抗すれば無理やり捕獲すれば良いしね。
こんな時の為のNITORI製「のびーるはんど」だ。
ほんっとお値段以上で何時も買いすぎてしまう。
今回のスペシャルセンクスだね!










さて、場所は変わって森の中。
ゆっくりが跳ねて1時間、人が歩いて20分、私が飛んで2分の位置にゆっくりどもの集落はある。
今から二週間ほど前のある日・・・・・・今回の虐待を思い立った日に何処かに良い虐待対象はいないものかと月夜をふよふよと飛んでいると程なくして分かりやすい洞窟が見つかった。
多分ゆっくり達の集落の中で一番でかい住処なんだろうなーと思いつつ、中を伺うといるわいるわ一番オーソドックスなれいむ種とまりさ種の親とその子供がえーっと、ひのふの各5匹ずつかーちょっと少ないな。
数え方に年寄りくさいとか言うな、幻想郷じゃみんなこんなもんだよ。
今回の虐待で考えていたのが条件として

1.家族である
2.両親共に健在
3.子供は20匹くらい欲しい

こんな感じだったんだけど、どうしたもんかなーと考えた結果。
めんどくさくなりまして、はい。
子供達の大きさを見るにどうも一回の出産で10匹産んだみたいなので、もう一回出産させれば良いだけですよねー。
というわけで、早速その辺を飛んでいるゆっくりれみりゃ(体付き・・・希少種の癖に良く見かけるのは何故だろう)をその巣穴に掘り込んだ訳ですよ。
そして、すぐに聞こえてくるゆっくりどもの悲鳴。
思わず吐息も熱くなろうってものだけれど、このまま放置していては増やすどころか減ってしまう。
すかさず、ヒーローのように巣穴に飛び込む私。
うお、入って分かるけど本当にでかいなこの洞窟。
奥にゆっくりには丁度良い狭い空間でもあるのかな。
っと、いたいた。

「うっうー☆ あまあまたーべちゃーうぞー☆」
「「ゆっぐりざぜでえええええええええええええ!!!」」

ああ、なんというテンプレだろう。
白目を向いて口を大きく開けながら悲鳴を上げる両親ゆっくりに、両手を上に高く伸ばして満面の笑顔で威嚇するれみりゃ。
写真にとって保存しておきたいくらいテンプレな場面だわ。
て、見てたら終わっちゃうから割って入らないとね。

「まてーい!」
「うー? さっきの「デラボ!」うぎゃああああああああああああああああ!?」

危ない危ない、こいつとの関係がばれちゃ後々やり辛いからねー。
起きて破りの出てきて早々必殺技(ただの細いレーザー)でれみりゃにはご退場頂く。

「さーて、おまえたちーってあら?」

驚愕の表情を浮かべたまま微動だにしないゆっくり二匹。
いかん、ショック死させたか・・・・・・?
触って起こすの嫌だしどうしようかなーと、思ってたら二匹の後ろの穴からひょこひょこ出てくるちっこいゆっくり10匹。
とりあえず挨拶でもしておくか。

「ゆっくりしていってね!」
「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」
「「ゆ・・・・・・? ゆっくりしていってね!!」」

おお、家族愛っていうやつかな子ゆっくりの声に釣られて両親ゆっくりも再起動。
良かった死んでなかった。

「ちびちゃんたちかくれてね! れみりゃがくるよ! ゆっくりしないでいそいでね!!」
「ゆゆゆ! なんでにんげんがいるんだぜ!?」

親れいむが子ゆっくりたちを穴に戻して、親まりさが私の前に立ちはだかる。
うんうん、美しきかな家族愛。
まぁ、家族いない私には全く理解なんぞ出来ないけど。

「あー、安心しなさい。れみりゃなら外で転がってるから」
「ゆ? みてくるよ!」

まりさは依然としてこっちの目をじーっと見つめたまま動かない。
子供を穴に隠し終えたれいむが巣の外へと走っていった。

「ゆーっ! おねーさんのいったことはほんとうだよ!!
 れみりゃはそとでころがってたよ!!」
「でしょ、私があんたらの危ないところを助けたんだよ」
「ゆぅ・・・・・・・」
「ほら、何にもしないから。 それよりも危ないところを救ってあげたんだけどなー?」
「「ゆ、ありがとうおねーさん!」」

ふむ、このゆっくりまりさはゲス種じゃないのかな
きちんとれいむと一緒にお辞儀してるし。

「いえいえ、どういたしまして。
 あれ、あんたら怪我してるじゃないちょっと見せてみ?」
「ゆ? まりさ(れいむ)怪我なんて・・・」

れいむとまりさが互いの体を見合って私から注意をそらした。
IMADA!
懐から加工所印のゆっくり発情スプレーを吹きかける。
ある程度薄めてあるので今すぐに発情はしないだろうが、すっきりするまでもやもやした感じが続くようになる。
そういう風に調整した。
さて、これで何事もなければ数日後には20匹前後の大家族になっていることだろう。
特注で仕掛けを河童に頼まなきゃいけないことだし早々に帰ろう。

「んー、私の勘違いだったみたいだね」
「「ゆゆゆ、何かむずむずするよ!」」
「そうかいそうかい、それじゃ私は帰るからねー」
「「ゆっくりありがとう! おねーさん!!」」

なーんか出来すぎな気もするけど、所詮は餡子脳上手くいったみたいで良かった。
薄暗い巣穴から月明かりの下に出て行く。
あ、しまったこいつわすれてたよ・・・・・・

「う゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁ、ざぐやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

どてっぱらに風穴開けるくらいの威力だったのに、こんな短時間でもう泣き喚くことができるのか。
見た目に傷はないし、表面だけなのか中もなのかは知らないけど。
これ、ほっといたらまたゆっくり襲うだろうしなぁ。
かといって触りたくないしどうしたものか。

「服なら我慢すれば何とか持てない事も無い・・・かな?」

汚いものにそうするように指の先だけでれみりゃのババアくさい趣味の悪いピンク色の上着の背中部分を摘む。
途端に背筋を襲う怖気、ああやだやだ気持ち悪い。

「うっうー☆ おそらをとんでるんだどぅー☆」

さっきまで泣いてたのはなんだったんだよこの肉饅め。
出来るだけ自分が何を触ってるのか気にしないようにして空へ。
持って帰るのも嫌だしどうしようかなぁっと、あー、もうあれでいいや。
非常にめんどくさくなったので、里とゆっくりの集落の丁度距離的に間くらいにある杉の木の天辺に塞がった腹を再び貫通させるように落とす。

「うぎゃあああああああああああああああああああ!!???」

おお、上手くいった上手くいった。
これで朝が来れば灰になるし、運がよければ他のゆっくりゃにでも救ってもらえるだろう。
ああ、ゆっくりゃだとこの高さまでは飛べないか地面まで20mくらいあるし。
運がよければゆフランに食べられるってくらいかなー。










なんてことがあってから二週間たったわけで。
さーって、収穫の日ですよー。
季節も冬だしそろそろ食料事情がきつくなって行き詰ってるだろうから、甘言にのってくれると思うんだ。
というわけで、現地の虐待おねーさんです。
現地って何処さって?
もちろん例のゆっくり家族の巣穴ですよ。
元気に虐待されるために育ってくれたかなー

「「ゆゆゆゆゆゆ、なんでこうなるのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!???
  れいむの(まりさの)ばかあああああああああ!!!!!!」」

何事っ!?
もしかして、わざわざ二週間待ったのは待ちすぎで実はもう共食いフェスティバルが始まっちゃってるとかー!?
巣穴から聞こえてきたゆっくりの罵声に慌てて飛び込む。

「ちょーっと待ったー!
 ちゃんと私にも見せ・・・れ?」

なんということでしょう、二週間前には両親と子ゆっくり10匹の家族が匠(私)の手によって20匹+αに・・・・・・
Q.+αって何よ?
A.親ゆっくりの頭の上でもう半日ほどで生まれそうな赤ゆっくり(一匹に10匹)

「うわー、増えたねー」
「「ゆゆゆ、おねーさん!」」

仲いいな、あんたら。
20匹って考えてたのがまさか一家で40匹とは・・・・・・これは一冬もちそうだね。

「うん、さっきの声とこの現状でだいたい把握は出来たよ。
 後先考えずにすっきりーしちゃったせいで冬の食料が足りないんだね」
「ゆゆぅ、そうなんだぜ
 このままじゃふゆがこせないんだぜ、それもこれもれいむがすっきりーしようとしたせいなんだぜ!」
「ゆゆゆ!?
 まりさなんでそんなこというのぉぉぉぉぉぉ!!??」

お、これはもしかして・・・・・・?

「まりさはまえにもこどもつくるのに、ゆっくりはんたいしたんだぜ!」
「「「「「ゆゆゆゆゆっ!?」」」」」
「なんでそんなこというのまりさぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「うるさいよ! なんでれいむはまりさのいうことをゆっくりきいてくれないんだぜ!?
 ゆっくりできなくなるってなんどいったんだぜ!」
「ゆー! それでもちびちゃんたちのまえでいうことじゃないよ!」
「しったことじゃないんだぜ! もうれいむとはゆっくりできないんだぜ!!」
「ゆ、ゆゆーん! まりさぁぁぁぁぁぁ!!!」

おお、修羅場修羅場
これも良いんだけどねー、折角作っちゃった装置が無駄になるのは勿体無い

「んー、ようするにさ」
「「ゆ?」」
「冬を越す食べ物があれば良いんだよね?」
「そうだぜ! おねーさんたべものあるんならまりさたちにゆっくりだすんだぜ!」
「ゆっまりさのいうとおりだよ! こんなにかわいいちびちゃんをみれるんだからゆっくりせずにだしてね!」
「「「「「ゆっくりごはんをだしてね!」」」」」

おおお、これはもしかしてゲス覚醒の瞬間か!?

「でも、私れみりゃから助けてあげたのにそんなこと言われるのはなー」
「「ゆ、ゆぐぅ」」
「そんな態度取られると傷ついちゃうなー」
「ご、ごめんなさいだぜ!」
「ゆっくりあやまるよ! だからきげんなおしてね!」
「「「「「ゆっくりごめんなさい!」」」」」

む?
んー、気のせいか?
それともこっちの機嫌取りの為に従ってるだけなのか・・・・・・まぁどっちでもいいけど。

「食べ物あげるのは良いんだけど、重くてここまで持って来れないんだよね
 だから、冬の間うちに来ないかな?」
「ゆ! にんげんのおうちなんだぜ!?」
「だ、だめだよまりさ! にんげんのおうちにちかづいちゃだめだってれいむはおかーさんにおそわったよ!」
「れいむはいちいちうるさいよ! じゃあ、ほかにたべものどうやってあつめるの!?
 まりさはもうむりだよ! どうしてものこるのなられいむがせきにんもってごはんあつめてね!」
「ゆ゛、ゆ゛っぐり゛ぃ・・・・・・わかったよ、おねーさんゆっくりおせわりなるよ!」
「「「「「ゆっくりおそわになるよ!」」」」」

ちびども、おそわじゃない、おせわだ。
しかし、このまりさ善良まりさなのかゲスなのかどっちなんだ・・・?
まぁ、しばらくは一緒に暮らすんだしおいおい分かることでしょ。

「んじゃ、うちまで遠いからこれに入ってねー」

予め用意して持ってきていたでっかい木箱の中にゆっくり一家を移らせる。
触りたくないから出来るだけ自主的に行動してもらった方が嬉しいしね。
木箱のサイズは余裕をもって一番でかいやつもってきて本当に良かった、これで狭いから嫌とか言われたらどうしようもない。

「ゆゆゆ、おそらをとんでるみたーい!」
「みたいじゃなくて本当に飛んでるんだよ」

まぁ、残念ながら外見えないから実際に飛んでるかどうかなんて君達には分からないと思うけどね。
さてさて準備にながーい時間をかけた分楽しませてもらいましょうかね。
さすがに普段の速度で飛ぶと赤ゆっくり達が事故って死ぬ可能性があるので多少いつもより時間をかけて家に帰った。










はい、到着。
うだうだ言われるのもめんどくさいので、とっとと虐待用に改造してある部屋へとゆっくりどもを連れて行く。
うう、いかんいかんこの先の事を考えるとニヤニヤが止まらないわ。
今回はちょっと特殊な仕掛けなので分かりやすい様に図解しようと思う。

 __________
 |■■子  |    |
 |赤れ赤  |     ̄ /←ドア
 |赤赤赤子 |    _/
 |子子子  |    |
 |_ _ _|   椅|
 |_ _ _   子|
 |子子子子子|    |
 |     | ___|
 |赤赤赤  | 水水水|
 |赤ま赤  | 水水水|
 |■■   | 水水水|
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まぁ、大分簡略化してあるけれど大体こんな感じで。
どうやってゆっくりを中に入れたかって? ゆっくりが開けられないような位置にちゃんと扉がついてあるんですよ。
とりあえず、二つある2m四方の透明な箱の中に親れいむと親まりさを別々に。
子ゆっくりと赤ゆっくりも種別はごとに放り込んだ。
のびーるあーむが便利でステキ!
■は食料供給ユニット(メイドry)である。
ちなみに、親まりさから子まりさが離れているのは木箱に乗る前に「こどもをつくるのにはんたいした」の発言のせいだろうか。
赤まりさは理解できてなかったのか今も親まりさに寄り添っているようだが。
親れいむのそばにはしっかりと子と赤れいむが寄り添っている。
両親共ににんっしんしているので食べ物が出ると教えたところのそばに移動していた。
両親を別々の所に放り込んだことに、れいむまりさ共に怒りの言葉を叩きつけてくれたが

「今出来てる子供の食べ物は何とかなると思うけど、これ以上増えるとさすがに私も面倒見切れないよ?」

増えると冬の外へ放り出すと言うと渋々ながら了承したようだ。
それに、れいむBOXとまりさBOXが向かい合っている面には親ゆっくりは無理だが子ゆっくりが出入りできる程の穴が空けられている。
親ゆっくりでも跳ねて動き回れるくらいの空間はしっかりと確保されているので不自由は無いだろう。
綺麗好きなゆっくり達のために浅い水場も用意した。
親ゆっくりにも使えるように箱の中に用意したほうが良いのだが、後々の事に差し支えるのでそこは子ゆっくりにでも舐めて綺麗にしてもらうことにしよう。
気温も一定に保たれるように空調付きという至れり尽くせり状態だ。
この状態で、まず二週間。
赤ゆっくりが生まれてからちょっとの衝撃で死なないようになるまで不自由なく暮らさせることにする。
虐待マダー? な声が聞こえなくも無いけれど、準備に手間隙かけるほどに響く叫びは甘いものになるのだ。

「んー、餡子は食べさせると共食いの可能性あるしなぁ」

それはそれでおもしろいんだけど、定番過ぎるし。
これも定番ではあるけど賞味期限切れのクッキーやらお菓子の類を食わせることにしよう。
飲み物はオレンジジュースで、と。
うむ、見事な愛で空間だね吐き気がするよ。










それからの二週間はこのゆっくりどもにとっては楽園に等しい空間だっただろう。
まぁ、ダメなところは親ゆっくりがお互いにスキンシップがとれないというくらいで冬にぬくぬくした空間で餌に不自由もしないところで暮らすなど野生のゆっくりにとっては夢みたいな生活だ。
二週間もたつとまりさへの恐怖も消えたのか子ゆっくり達も親とのスキンシップを取るようになっていた。
日が昇ると「ゆっくりしていってね!」の声で目覚めて好きなだけ美味しいご飯を食べて、子供達と遊び歌う。
子供達もすくすく育ち、引っ越してきたその日に新しく産まれおちた赤ゆっくりたちも子ゆっくりと呼べるほどにまで成長していた。

「「「「「「ゆっくりたのしいね! ゆっくりできるね!」」」」」

またまた予期せぬ出産ではあったが、これほどまでの大家族は普通のゆっくりではありえない規模だった。
れいむ、まりさ共に

「ゆー、こんなにゆっくりしたかぞくはまりさたちだけなんだぜ!」
「そうだよ! ちびちゃんたちがこんなにいてゆっくりしてるのはれいむたちだけだよ!」

などとほざく始末。
だが、ゆっくりとは愚かな生き物である。
二週間も楽な生活が続くと本来の性質が出てくるもの、そして大概のゆっくりの根本は怠惰極まりなく尚且つ傲慢。
そう、このゆっくりたちも初めの一週間ほどはこれ以上は無いと思っていたが、それを過ぎると更に上を望み出したのだ。
やれ、もっと美味い食い物を出せ。
やれ、もっと美味い飲み物を出せ。
やれ、遊び道具をもっと寄越せ。
強欲さが出てきたので、いい加減にそろそろ虐待を始めることにしよう。
こいつらの準備している間に用意しておいた虐待用ゆっくりも大分減ったしね。


第一段階の開始です。

夜の間に補充されているオレンジジュースを抜き取り、コーラをセットする。
朝起きてジュースの味が変わったことにゆっくり達は戸惑ったようだが

「ゆゆゆっ!? しゅわしゅわしてへんなかんじがするんだぜ!」
「でも、おれんじじゅーすよりもゆっくりできるよ!」
「「「「「すごくゆっくりできるよ!」」」」」

あれ?
ああ、そうかコーラってオレンジジュースよりも糖分高いんだっけ。
こいつらにとっては糖分の高さ=美味いなのか。
炭酸に耐えられなくて文句言うかと思ったら、美味しいのに変えてくれてありがとう! とか言われた。
違うんだよ、御礼なんて聞きたくないんだよ畜生饅頭め。
鼠口でげふぅーとかゲップしてるし、うざってぇなぁ。
む、いかんよー、淑女の発言じゃなかった。
んんんんんん・・・・・・しょうがないから第二段階いってみよー。


第二段階の開始です。

まず、れいむの餌供給機からお菓子を。
同じくまりさの餌供給機からコーラの供給を止める。
次の日の朝、当然出てくると思った食べ物と飲み物が出てこないことに両親ゆっくりが気づいた。

「ゆゆゆ、しゅわしゅわするおみずがでないんだぜ!?」
「ゆー! こっちはおかしがでないよ!?」
「「「「「まりさおかーさんあまあま飲みたいよ!」」」」」
「「「「「れいむおかーさんおかしたべたいよ!」」」」」
「「「「「ゆっくりできないよ!!!」」」」」
「「おねーさんどういうこと!?」」
「んー? 機械が壊れちゃったのかも知れないね」
「ゆっくりなおすんだぜ!」
「ゆっくりできないよ! はやくなおしてね!」
「無☆理」
「「ゆゆゆゆゆゆ!?」」

そもそも壊れてないし、もし壊れても河童製だから私じゃ手も足も出ない。
ゆっくりじゃ手も足も無いからどうしようもないよねー。

「まぁ、出ないのはお互いに渡せば良いんじゃない?」
「ゆ? どういうことなんだぜ?」
「いやだからさ。
 れいむはお菓子が無い、まりさは飲み物がないんでしょ?」
「そうだよ! おかしがないとゆっくりできないんだよ!」
「だーかーらー
 れいむがまりさに飲み物を、まりさがれいむのお菓子渡せば良いじゃん
「「ゆゆっゆっくり理解したよ!」」
「「「「「れいむおかーさんゆっくりがんばってあまあまのませてね!」」」」」
「「「「「まりさおかーさんもゆっくりがんばっておかしをもってきてね!」」」」」

お互いに足りないものを口一杯に頬張って相手側に向かう両親ゆっくり。
でも・・・・・・

べちっ

子ゆっくりとかなら十分通れる穴だけど、親ゆっくりじゃ例え横につぶれたとしても無理無理。
そういう風に作ってあるし。
親ゆっくりはどうやら壁があるのを忘れてたようで顔の上半分を強打したのか呻きながら転がってる、おもしろっ。

「ゆぎゃああああああああああああああああ!?」
「めがっめがあああああああ、れいむのおめめがああああああああああああああ!?」
「あーあー、叫ぶから口の中のものそこらじゅうにぶちまけて・・・」
「「「「「おがああああぢゃああああああああああんん!」」」」」

おお、甘美甘美。
最高の音楽だわね。
両親ゆっくりの叫びに子ゆっくり達の叫びが合わさって何とも言えない音楽を奏でる。
しばらくすると痛みが引いたのか「ゆーゆー」と荒い息を吐きながら両親ゆっくりともに起き上がってこっちを睨んできた。
目が真っ赤になってるのがまた笑える。

「どうなってるんだぜ!? これじゃおかしをわたせないんだぜ!?」
「おねーさん! ゆっくりしないでせつめいしてね!」

空気を吸ってぱんぱんに膨らみながらこちらを見る両親ゆっくり。

「そういえば、あんたら2匹はすっきりーさせないように出られないようにしてたんだっけ。
 いやー、忘れてた忘れてた」
「そんなだいじなことわすれるなんて、おねーさんばかなの? しぬの?」
「はやくなんとかしてよね! このかべさんはいらないよ!!」

まりさはこっちをなめた目で見て、れいむは壁にポインポインと体当たりを続けている。
私が忘れてるわけ無いだろうが、このド饅頭め・・・・・・
それに忘れてて自爆体当たり決めたのあんたたちでしょうが。

「その壁は外さないよ、外したらあんたたちすっきりーしちゃうでしょうが。
 前にも言ったけどこれ以上増えたら放り出すからね?」
「ゆ゛っ!?」
「ゆ、ゆぅーん・・・・・・じゃぁどうすればいいの?」

さすがに二度(うち一回は私のせいだけど)も予期せぬにんっしんをしたのが記憶に残ってるのか反論は無い。
増えたら増えたで面白くはあるんだけど、ゆっくりの嫌がることをするのが虐待おねーさんだからねー。

「親のあんた達はそこ通れないけど、子ゆっくりなら通れるでしょ」
「ゆ! ゆっくりわかったよ!」
「ちびちゃんたち、ゆっくりわかった!?」
「「「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」」」
「ああ、待った待った。
 子ゆっくりは行き来出来るんだからお菓子も飲み物も必要なのは両親の分だけでしょうが。
 そんな全員じゃなくて、順番にいきなさいな」
「「「「「ゆ?」」」」」
「いやだから、そんなに持っていっても意味ないでしょうが5匹ずつで十分じゃない?」
「じゃあ、れいむがおかーさんにあまあまをとどけるよ!」
「れいむも!」
「まりさも!」

一番でかい子ゆっくりれいむが言い出すと、何匹かの子ゆっくりが我も我もと声を上げた。
れいむ側へ5匹、まりさ側へも5匹。
それぞれがジュースとおかしを口いっぱいに頬張りながら親の為に頑張って跳ねていく。
うんうん、良いねー。
でもね、お菓子はともかくコーラは口いっぱいに頬張っちゃダメだと思うんだ。

「ゆべえ゛!?」
「ゆぶっ!?」
「ゆばあ゛っ!?」
「ゆ゛!?」
「ゆぼあ゛!?」

ああ、やっぱりね。
気化する二酸化炭素の圧力に耐え切れなくなったのか口を大きく開けてコーラを吐き出す飲み物組。
破裂とかするかなーと思ったけどさすがに口が決壊する方が早かったか。

「ゆ!? なにやってるの! はやくまりさにあまあまののみものもってくるんだぜ!」
「「「「「ゆー! こんどはゆっくりがんばるよ!」」」」」

再度コーラを口いっぱいに含む子ゆっくり達。
だから口いっぱいにしたらダメなんだってば、笑いをこらえつつ子ゆっくりを見る。

「「「「「ゆ゛べえ゛っ!!!」」」」」
「な゛んではいぢゃう゛の゛お゛お゛お゛おおおおおぉぉぉぉぉっ!?」
「「「「「ゆぅ・・・・・・」」」」」

む、いかん傾向だ。
まだ子ゆっくりに親ゆっくりを見捨ててもらっては困る。
面倒くさいけど助言の一つもくれてあげよう。

「子ゆっくりたち、その飲み物は口いっぱいに入れちゃダメなんだよ。
 何回も運ばないといけないかもしれない。
 君達子ゆっくりはとてもゆっくりした子達だから、大変だろうけど、おかーさんの為なら頑張れるよね?」
「「「「「まりさ(れいむ)はゆっくりしたこだからがんばるよ!」」」」」

今度はちゃんと少量ずつ口に含んで親まりさの方へと跳ねていく。
多めに頬張った子ゆっくりが口の端から少しコーラをたらしてるのはまぁ、ご愛嬌と言ったところか。
親れいむはとうにお腹一杯お菓子を食ったのか、運んできてくれた子ゆっくりたちに頬を合わせてお礼を言っていた。

「ごーくごーく、しあわせー!」
「「「「「ゆっくりがんばったよ!」」」」」
「ちびちゃんたちえらいんだぜ! さすがはまりさのこどもなんだぜ!」

何回か往復した結果どうやら親まりさも満足したようだ。
さてさて、どうしたものかねー。
第三段階に移るまでに三日ほど空けましょうかね。










さて、あれから三日ほどたった。
ゆっくり一家も今のところはちゃんと両親ゆっくりへの配給を続けているようだ。
あんまり長いこと放っておくと親ゆっくりを見捨てる可能性も出てくるのでそろそろ第三段階に移ることにする。


第三段階の開始です。

例によってゆっくりどもが寝静まった夜中に行動を起こす。
今度はれいむ側のコーラをダイエットコーラに変更する、それだけ。
ゆっくりどもは基本的に甘い物=糖分の高いものを好むので砂糖の入ってないものに変えたらどうなるのか。
変わらなければ第四段階に進むんだけど、どうなるかなー?
次の日の朝、ゆっくりどもが起きる頃に部屋に入る。

「ゆっくりしていってね!」
「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」

一番に目覚めた親れいむの声でゆっくりどもが朝の一声を上げる。
うざい、この上なくうざい。
私が触るの嫌いじゃなかったら思わず叩き潰していたことだろう。
まぁ、それはさておき。
一匹の子ゆっくりれいむが朝一の飲み物を求めて供給機に向かった、その直後。

「ゆゆゆゆゆっ!?」

少し飲み込んでから眉をひそめる。
ふむ、やっぱり気付くか。

「ゆ? ちびちゃんどうかしたの?」
「あまあまがへんだよ! ゆっくりできないよ!」
「ゆ?」

子れいむが口に残っていたダイエットコーラを外に吐き出して叫んだ。
それを見て今度は親れいむがダイエットコーラを口にする。

「ゆ゛!? なにこれ! ほんとだ、ゆっくりできないよ!!」
「ゆっくりできない筈はないでしょう? ちゃんと昨日と同じ飲み物の筈だよ、それとも甘く無いの?」
「あまあまだけど、これはゆっくりできないよ!」

口からダイエットコーラの泡を弾けとばしながら親れいむが叫ぶ。
汚いなこいつ。

「うーん、でも確かに昨日のと同じだよ。わがまま言わずにちゃんと飲みなさい」
「いやだよ! こんなゆっくりできないあまあまはいらないよ!」

ぺっ、と子ゆっくり同様に残りを吐き出す親れいむ。
親の反応に興味をしめしたのか、子ゆっくり達も口にしては「こんなのいらないよ!」と床に吐いていく。
唯一親まりさだけが味わうことが出来なかったが、こちらは「ゆっくりできないもの」に興味は無いのかお菓子を貪っている。
だが、そのうち喉が渇いてきたようで、

「ちびちゃんたち、まりさにあまあまをもってくるんだぜ!」

と、子ゆっくりに水分の供給を命令しだした。
子ゆっくり達は糖分の入っていない水気を口に含むのが嫌そうではあったが、親ゆっくりの命令に従いまりさにダイエットコーラを運び始める。
やがて、最初の子ゆっくりが親まりさにダイエットコーラを口移しで注ぎ込みだすと、

「ゆ゛!? これはゆっくりできないあじだね!」

と叫んだが、ある程度知能があるのだろう。
水気は水気と割り切ったのかそれともお菓子で糖分は満足していたのか残りの子ゆっくりの持ってきたダイエットコーラを飲みきった。
まぁ、糖分は高めのお菓子ばかり支給してやってるんだから甘い飲み物が多少変になったところで問題はないと踏んだのだろう。

それから三日、さらに放置することにする。
さぁ、寝かせに寝かせた虐待だ。
そろそろ阿鼻叫喚の声を聞かせてもらうことにしよう。



















はい、どうも無駄に長くなってきました。
投稿が遅いうえに虐待分が無くてスイマセン。
その分その3では今までたらふくゆっくりさせてもらっていたゆっくり一家には地獄を見てもらうことにしようと思います。
コーラとダイエットコーラについてはこの糖分がある無いでちょっと試してみたかったのがありました。
もうちょっと意味はあるのですが、それはその3でお送りしたいと思います。
では、皆様良い虐待を。




※AA?ずれを調整10/05

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最終更新:2022年03月15日 00:35