やあ、僕虐兄。休日を利用して山にゆっくり虐待しに来ている。
すると、早速茂みから「ゆっくりしていってね!」と叫びながらゆっくりの一家が飛び出してきた。
親はれいむとまりさ、子どもはれいむとまりさが1匹ずつと赤れいむと赤まりさが2匹ずつ。
さて、虐待するか。とりあえず・・・親れいむを蹴る。

「ゆぎゃ!?」
「ゆゆっ!おにーさん、まりさのはにーになにするの!?」
「「ゆぅ!ゆっくりしてよー!?」」
「「「「ゆっきゅりー!?」」」」

すると、親れいむは歯を2,3本撒き散らしながら宙を舞い、そして叩きつけられる。
彼女の家族は僕の狼藉に怒りをあらわにして膨れている。
が、それを無視してれいむのほうへ歩いていくと、一匹の子まりさが体当たりを仕掛けてきた。

「おかーさんをゆっくりさせてね!」
「ゆぅ・・・ま、まりしゃ、あぶないよ!ゆっくりやめてね!」

痛みを堪えて必死で親れいむが子まりさに注意を促す。しかし、怒り心頭の子まりさの耳には届かない。
仕方ないので、子まりさを蹴る。

「ゆぎゅん!?」
「おねーぢゃん!?」
「「「「ゆっきゅりー!?」」」」
「まりさあああああ!?」

少し強く蹴りすぎたらしい。蹴り飛ばされた勢いそのままに子まりさは気に激突した。
潰れこそしなかったものの、餡子をもらしながら白目をむいてビクンビクンと痙攣している。

「ゆぎぃぃぃぃいいいい!まりさもうおこったよ!!」
「「「「ゆっきゅりできにゃいよ!!」」」」
「ねーぢゃん、ゆっくぢへんじじでね!?」
「まりしゃ、ゆっぐぢへんじじでよおおおおおお!?」

その凄惨な状況を前に、一家の取った行動は大きく二つの分かれた。
一つは酷い怪我を負った子まりさに駆け寄るもの。子れいむと親れいむがそれに該当する。
親れいむは自分も酷い痛みに苦しんでいるにもかかわらず、それを堪えて必死に我が子の元へと這いずって行く。
そして、もう一つはさっきの子まりさのように僕に体当たりを仕掛けるもの。赤ちゃん全員と親まりさがこっちだ。
勿論、痛くもかゆくもない。が、鬱陶しいので親まりさを蹴り飛ばす。

「ゆぎゅは!?」
「「「「おきゃーしゃああああん!?」」」」
「ゆゆっ!おかーさん!?」
「ゆぎぃ!れいむのだーりんがあああああ!?」

親まりさが蹴り飛ばされたことで赤ちゃん達の威勢はどこかへ消し飛んだ。
途端に体当たりを止め両親の元へと跳ねてゆくと、ぴったりとへばりついてガタガタと震え始める。

「ゆ、ゆゆっ・・・!こどもたちはおかーさんのおくちのなかにかくれてね!」
「ゆっ、ゆっくりりかいしたよ!」
「「「「ゆっきゅりかくれりゅよ!」」」」

ようやく跳ねられるくらいにまで回復した親れいむが口を開けると赤ちゃんや子ども達は中へと入っていく。
本人達は必死なのだろうがその動きは非常に遅く、実に単純なこの動作を完了させるのに5分もかかった。
そして、6匹の子ども達が全員が無事に口の中に納まったところで、また蹴る。

「「「「「「「ゆべっ!?」」」」」」」

子ども達の重量に加えて、軽めに蹴ったこともあって親れいむは指して吹っ飛ぶこともなかった。
が、彼女の口からはくぐもった悲鳴が7つ。
言うまでもなく親れいむ本人と口の中の子ども達のものだ。

「ゆゆっ!あかちゃん、れいむにぶつからないでね!」
「やめちぇえええええ!れいみゅぶちゅかりゅちゅもりにゃんかないよ!?」
「ゆゆっ!まりちゃのおぼうちがにゃいよ!?」
「やめてぇ・・・まりしゃにぶつからないでぇ・・・」
「れいむ、いたいよ!ゆっくりやめてね!」
「せまくてうごけないよおおおおおお!」

口の中で叫ぶ子ども達。
親れいむは子ども達を口に含んだまま「みんな、ゆっくりしてね!」と言うが・・・

「「「「「「うるさくてゆっくりできないよ!!」」」」」」

口の中から総すかんを喰らってしまった。
そんなことを言われた親は「どほぢでそんなごどいうのおおお!」と抗議するが、またしてもうるさいと一喝される。

「ゆゆっ!けるんならまりさをけってね!?」
「ま、まりさぁ・・・」

口の中の子どもと喧嘩している親れいむを黙って観察していると、復活した親まりさが立ちはだかる。
そして、勇ましくも「れいむはまりさがまもるんだぜ!」などと口にしていた。
が、饅頭の言葉に従う理由もないので、もう一度、今度はかなり強めに親れいむを蹴り飛ばした。

「ゆべぇっ!?」
「「「「ゆぎゅうううううううう!?!」」」」
「「ゆっぎゅりいいいいいい!?」」

2mほど宙を舞ってからごろんごろんと地面を転がる親れいむのそれでも開かない口の中からは子ども達の悲鳴が聞こえてくる。
やがて、蹴られた勢いが完全に失われて動きが止まると、親れいむはなおも口を閉じたまま、さっきの子まりさのように白目をむいて痙攣していた。
その悲惨な姿を見たつがいのまりさはくわっと目を見開いて、れいむの傍に駆け寄ろうとする。

「ゆぎぃいいい!?」

が、再び放たれた蹴りによって正反対の方向に弾き飛ばされ、それは叶わなかった。
20m以上はゆうに飛んで行き、更に勢い良く地面を転がって遥か彼方でれいむ同様に白目を剥いていた。
流石にあれだけの痛手を負ってしまってはしばらくは身動き一つ取れないだろう。

「ゆ・・・ゆがぁ・・・」
「「「「ゆわあああああああん!」」」」
「「ゆぇぇぇぇぇぇぇぇん!」」

そう判断を下してから、再び親れいむのほうを見遣る。
すると、健気にも気を失ってなお口を閉じて子どもを守る親れいむの口が不自然に動いていた。
どうやら、子ども達がゆっくりできない口の中から出ようとしているらしい。
その様子を確認した僕は、親れいむの口を蹴り上げた。

「ゆっぐ!?」

ひっくり返って仰向けになった親れいむの口が蹴られた勢いのままにだらしなく開く。
そして、そこから勢い良く子ども達が飛び出す。れいむが気を失いながらも守ろうとした子ども達が。
子ども達はみな、満面の笑みを浮かべて「ゆゆっ!やっぱりおそとはひろいね!」などとのたまう。
残念ながら命がけで子を守ろうとする親れいむの愛情は子ども達に伝わっていなかったようだ。
それどころか、外に出られた喜びで自分達が何故口の中に入っていたのかさえも忘れてしまっているらしい。

「「ゆっきゅり~♪」」
「「ひろくてゆっくりできるよ!」」
「ゆっ、ちょーちょさんだ!」
「ゆ・・・ゆぅ・・・」

さっき蹴られて負傷した一匹の子まりさを除いて、子ども達は各々のゆっくりを満喫し始める。
ある子まりさと子れいむは一緒に追いかけっこをしてゆっくりしている。
ある子れいむは蝶相手に追いかけっこをしてゆっくりしている。
赤れいむと赤まりさは一緒に追いかけっこをしてゆっくりしている。
要するに、全員追いかけっこで忙しなくゆっくりしている。
もはや居ないかのように扱われている俺はとりあえず、蝶を追いかけていた子れいむを蹴り飛ばす。

「ゆぎゅん!?」
「「ゆゆっ!おにーさん、なにするの!?」」
「「ゆっきゅりやめちぇね!?」」
「ゆぎぃ・・・」

負傷している子まりさを除いて思い出したように一斉に抗議の声を上げ、ぷくぅと膨れる。
が、その行動は小さな体を蹴りやすい大きさにしてしまうに過ぎない。
そんなわけで、立て続けに他の膨れている子ども達も蹴り飛ばしてやる。

「ゆげぇ!?」
「ゆぶっ!?」
「ゆきゅー!?」
「ゆびぇ!?」

蹴り飛ばされた子ども達は一匹残らずびくびくと痙攣しているが、その傍らをすり抜ける影が一つ。
それはずっと前に蹴られて僕の怖さを理解していたために、抗議の声を上げなかった子まりさ。
彼女の向かう先には親れいむがおり、恐らくまた口の中に隠れるつもりなのだろう。

「ゆぎゅ・・・!」

が、そうはさせない。
僕は子まりさを追い越すと、親れいむを蹴り飛ばして子まりさから遠ざける。
すると、子まりさは僕におびえながらも何とか親れいむに追いつこうと頑張る。
ある程度近づいてきたところで僕は再び親れいむを蹴り飛ばす。
するとまた子まりさは頑張って親れいむに追いつこうとする。
それを何度か繰り返したところで、気がつけばさっき蹴り飛ばした親まりさの傍まで来てしまっていた。

「ゆぐぅ・・・れい、むぅ・・・」

結構な時間がたっていたためか、何とか意識を取り戻していたまりさは必死にパートナーに呼びかける。
そして、その言葉が僕の虐待魂をくすぐり、「ちょっと変わった虐待をしてみよう」という気分にさせてしまった。

とりあえず意識を取り戻した親まりさと親を追いかけてきた子まりさの前でれいむの下あごを踏みつけ、上あごを蹴り上げる。
すると、ビリッという景気のいい音を立てて親れいむの、もはや蹴られすぎて歯の殆ど残っていない口が裂けた。

「う、うああああああああああああああああああああ!?」

その瞬間に意識を取り戻した親れいむは、もはやまともに使い物にならない口で悲鳴を上げる。
が、僕の虐待はまだまだこれからが本番。
叫ぶれいむを無視して親まりさの方に歩み寄ると、彼女を親れいむの前まで蹴り飛ばしていく。

「れ、れいむぅ・・・ゆっくり、ゆぐぃ!?」

まりさはれいむの壮絶な姿に驚きながらも優しく声をかけようとしたが、僕がそれを許さない。
れいむの口を摘んで広げ、そこめがけてまりさを勢い良く蹴り飛ばした。

「んんんっ?!」
「もがぁ!?」

よし、パートナーのれいむの口の中に親まりさをぶち込むことが出来た。
いくら裂けて広がっているとは言え、まさか本人と同じ大きさの個体が入るとは・・・。
恐らくゆっくりの大きな口と良く伸びる、また圧縮しやすい皮の賜物だろう。

「お、おかーさん・・・!?」

驚愕の表情を浮かべる子まりさの先には口の中から親まりさの背中を覗かせる親れいむ。
流石にこれ以上他のゆっくりを口の中に入れる余裕はないだろう。
その絶望的な光景を目の当たりにした子まりさは意外にもにやにやと笑っている僕をにらみつけ、こう言い放った。

「ゆ、ゆーっ!お、おにーさん、おかーさんをゆっくりたすけてね!」

が、言うまでもなくその発言は虐待魂に火をつけるだけ。
僕は子まりさに返事をするでもなく、ただ親れいむを踏みつける。
そうして待つこと30分。気がつけば酷く衰弱した子ども達全員が親の傍に来ていたりするが、そんなことはどうでもいい。
見事に親れいむの裂けた口がくっつき、パートナーと正真正銘?の一心同体になった。

その様子を見届け、遊び飽きた僕はゆっくりの一家などまるで居なかったかのようにその場を後にした。


‐‐‐あとがき‐‐‐
今作は「変に趣向を凝らさなくても酷い虐待は出来るんじゃないか?」と言う思い付きがきっかけ。
ただ、虐待がシンプルであればあるほど確かな文章力と表現力が必要になるわけで。

しかも元々酷い文章が更に・・・orz 眠いときに作品を書くなということですよ。
あと、思いつきだけで書かずにきちんとあらすじとかをメモっておくべきですね、はい。

byゆっくりボールマン



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最終更新:2022年04月15日 23:13