ゆんごくし まりぼーとうのらん





ゆーれき184かい(184日の事)、どすまりさの子供に遣えていたちむきりありす(生殖器官を取られたありすの事)達がゆー大陸を我が物にしていた。
また、どすまりさの一族もまた、子供が小さいことをいい事に好き放題にしていた。
そんな、この大国『ごゆん』が滅亡の危機に瀕していた頃である。

ゆっくり達はその横暴なやり方に我慢がならなくなっていた。
そんな中、「どすすでにしす、まりさたつべし」という声が上がる。
新たに大陸のリーダーとなろうとし、『まりぼーとう』を立ち上げたたまりさである。
自らを『ゆんこーしょーぐん』と名乗り、『ちんこーしょうぐん』みょんと『あんこーしょうぐん』れいむを連れ
平和をもたらそうと立ち上がった・・・のだが。

その声にあまりにも多くのゆっくりが集まってしまったため、巨大な群れは暴徒と化した。
「まりさたちはまりぼーとうなんだぜ!いいからたべものをよこすんだぜ!!」
等と言い、略奪やすっきりー等を繰り返す有様である。

あまりに弱りはてた『ごゆん』の者達は、ゆー大陸中にお触れを出した。

「ゆっくりできないまりぼーとうをこらしめるゆっくりをさがしているよ!!!」と。

このお触れのひとつがが立てられた村、ゆーろんそん。
一匹のゆっくりがいた。
このお触れを目にし、その口から出るのは溜息ひとつ。

「おとなのゆっくりがはたらかずにためいきとはどうしたんだ」

不意に掛かる声。
そこには角をつけたゆっくり―ゆーぎの姿があった。
声を掛けられたゆっくりは答える。

「じぶんがむりょくだということにきづいて、それでためいきをついたんだ」
「それならこのゆーぎといっしょにたちあがろうぜ!」

間髪入れずゆーぎの声。
そして溜息をついていたゆっくりを引きずり酒場へと足を運ぶ。

「たちあがるときはまずさけだー、さけだー」

景気のいい声を上げながら酒場へと訪れるゆーぎ、ともう一人のゆっくり。
そこにはどっしりと構え酒を飲んでいるゆっくり―すいかの姿があった。

「お、いいのみっぷりだねぇ」

ゆーぎは嬉しそうに声を上げ隣に座る。

「せっかくだしのみくらべしようじゃないか」
「それならうけてたとうかな」

つれてきたゆっくりに構う事無く酒を飲み始めようとした―その時。

「ゆっへっへ、まりさはまりぼーとうだぜ!!!」
「おとなしくくいものとのみものをよこすんだぜ!!!」
「このむらはさけとかいうものがあるときいたんだぜ、おとなしくまりささまにさしだすんだぜ!!!」

あろうことかまりぼーとうの子分達が酒場に現れてしまったのだ。

「たぁっ!」

そんなまりぼーとうの子分まりさ達を見るや否や、攻撃を仕掛けるゆっくり。

「いだぁ・・・な゛ん゛でばり゛ざの゛あ゛ん゛ごがどびだじでる゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」

子分まりさはその一撃に切り裂かれ、横から餡子が飛び出してしまった。
このまりぼーとうの子分まりさもそんじょそこらの民ゆっくりとは変わらないのである。

「よぐもまりざをぉぉぉ!!!」

子分まりさを攻撃したゆっくりの背中に、別の子分まりさが襲い掛かる・・・が。

「さけのせきにとびいりとはぶすいだね!!!」
「おおぜいでおそいかかるとはゆっくりできない!!!」
「ゆぶぇ!?」
「ゆぎゃぁ!?」

酒盛りをしようとしていたゆーぎとすいかがその角で他の子分まりさを1匹ずつ貫いたのだ。
それを見ていた他の子分まりさは震え上がり、

「こんなゆっくりできないところからはさっさとにげるよ!!!」

と捨て台詞を吐いて逃げていった・・・が。

「ゆぎぃ、どうしてそとにでようとするんだ!!!」
「さっさとなかにはいってくいものをうばうんだぜ!!!」

外にいる他の子分ゆっくり達が邪魔で酒場の前で立ち往生してしまう。

「おお、おろかおろか」

これを逃す手は無い、と3匹はまりぼーとうのゆっくり達を次々攻撃し、餡子の塊に変えてしまった。

「おお、なかなかつよいな、そのなまえをきかせてくれないか」

真っ先に攻撃をしかけたゆっくりにすいかは名を尋ねる。

「なまえはこんがら、ゆーおうけのちをひくゆっくり!」

頭に生えた角を輝かせながら、こんがらは名乗りを上げた。

「なんと、そのようないだいなゆっくりだとはおもわなかった」
「このゆーぎをけらいにしてほしい!!!」

すいかとゆーぎはこんがらの家来になりたいと進言する。
しかしこんがらはゆっくりと体を左右にひねる。

「ここでこうしてわたしよりつよいふたりにあえたのはうれしいが、そんなりっぱなゆっくりをわたしはけらいにできない」
「なら、ゆーぎたちのきょうだいになってくれ!」
「きょうだいならきょうりょくするのはあたりまえだし!!!」

くいさがらない2匹におれたこんがらは、すいか・ゆーぎと義兄弟の誓いを交わすこととした。

「われら、うまれしときはちがえども、しぬときはいっしょ!!!」

そして、まりぼーとうとの戦いに、ゆーろーそんから兵を挙げる3匹であった。



この時、およそ100回(100日)にも及ぶ、多くの命を失わせる戦乱の世が長く続くとは―
この3匹はおろかどのゆっくり達も思わなかったのであるが、それはまた別の話である。





※三国志の話題がでてきたのでついやってしまった。
ちなみに1回は太陽が昇ってから月が沈んでまた太陽が昇るまでです。
きっと1匹で100匹潰せばゆんごくむそうでしょう。

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最終更新:2022年05月21日 23:58