注意書き:「ゆっくりいじめ系1293 ゆっくり昆虫型出産」の分岐ストーリーです。
 該当のSSを読む必要はありません。今回は大部分の内容が重なっています。
 某4コママンガを参考にしています。


秋も深まり、山々はすっかり紅葉で覆われ、少し肌寒い風が吹き抜けていく。
そんな日々、市場で買い物を終え自宅へ向かう途中のこと、
獣道へ向かう僕の前に一匹のゆっくりまりさが立ちはだかった。
三角帽を含めた高さ60cm余り、横幅も60cmにもなるかなり成長した個体のようだ。
この獣道、普段は殆ど人が通らない場所で、言ってみれば秘密の近道ってとこかな。


「ゆゆゆっ???こっからはまりさのてりとりーなんだぜ!!!
おにいさんはゆっくりあっちへいってね!!!」
「ここをとおらないとお兄さんおうちに帰れないんだけどなあ?」
「そんなのかんけいないぜ? むこうへいったらゆっくりみのがしてやるだぜ!!!」

無視して先へ進もうとすると…
どかっ!
尻に鈍い痛みが走る。まりさの体当たりだ。
重さも相当なため思わずよろけてしまう。
「まりさのたいあたりなのぜ!これにこりたらゆっくりあっちいけなのぜ!!!」
まりさは僕の前に回り込んで自慢げに語りだす。
「ほぉおお? あっち行かなかったらどうするのかなぁ?」
「ゆがっ!?と、とにかくこっからはすすませないだぜええええええ!」
まりさが再び体当たりを仕掛けてくる。
一歩横によけてみる。ゆっくりにしては速いがかすりもしない。
案の定まりさの勢いは止まらず向こう側の木に突進し、盛大に全身を打ち付ける。
「ゆがっ…!ゆ・・・ゆぐぅ・・・ れいむぅ・・・」
「おーい?いきてるかー?」
「ゆぐっ・・・ あっち・・・いけ・・・」
そこまで言ったところで、まりさは白目を向いてしまった。
「あーあ、見事に伸びちまったなぁ。まーそのうち気を取り戻すだろう。」
僕は伸びたまりさにちらりと目をやった後、林の中へと進んだ。


数分歩いたところで、僕の前に再び大きなゆっくりれいむが立ちはだかった。
先ほど現れたまりさに匹敵する程のサイズである。
「ゆゆ!おにいさん?こっからさきはれいむのおうちだよ!
とおるにはゆっくりつうこうりょうをはらっていってね!!!」
「通行料?具体的には何が欲しいのかな?」
「ゆ、ゆーん… れ、れいむにおいしいおはなさんをおいていってね!!!」
「なんだ…花か。ほれよ。」
「ゆゆゆ?むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」
相手するのも面倒だったので、僕は買い物袋の中からハーブをれいむに差し出すと、
足早に先へ進もうとした。なぜか右足が重い。
「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!!
こ、これだけじゃつうこうりょうがたりないよ!ゆっくりはらっていってね!!!」


なんと右足にれいむがしがみついて来たのだ。
ゆっくりにしては珍しい行動だったので再び問いかける。
「今度は何が欲しいと言うのかね?」
「ゆ!? ゆーん… ゆっくりあまあまのおさとうをちょうだいね!!!」
「なんだ…砂糖か。ほれよ。」
「ゆぐっ…! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」
「じゃあ僕は先に進むからね。」
僕は買い物袋から角砂糖とカリン糖を十数個差し出し、この場を後にしようとした。
再び右足に荷重がかかる。
「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!!
ま、まだつうこうりょうがたりないよ!!!ゆっくりはらっていってね!!!」


いくらゆっくりとは言え欲張りな行動である。
「今度は一体何が欲しいと言うのかな?」
「ゆゆ!? ゆーんゆーん… れいむにゆっくりはちみつさんをちょうだいね!!!
もしはちみつさんがないのならゆっくりひきかえしてね!!!」
「蜂蜜か…。ほれよ。」
「ゆゆゆ!?どおじておにいさんはちみつさんなんかもってるの!!!」
「れいむがくれっていったんだろ?」
「ゆぐっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあわぜー!」
「今度こそ僕は先に進むからね。」


再び重くなる左足。何か他に理由があると言うのか…?
「ぞ、ぞごがらざぎにはゆっぐじずずまないでね!!!
ま゙、まだまだづうごおりょおがたりないよ!!!ゆっぐじはらっでいっでね!!!」
「欲張りなれいむだね。今度は何が欲しいのかい?」
「ゆがっ・・!?ゆう・・・ゆーん・・・ れ、れいむにゆっくりあまあまなくりーむをちょうだいね!!!
もしもっていないのならゆっくりひきかえしてね!!!」
「クリームか…。ほれよ。」
僕は買い物袋の中からコンデンスミルクを取り出すと、れいむの口に注ぎ込んでやった。
甘ければいい。細かいことはわからないだろう。
「ゆがっ!?どぼじでおに゙いざんぐぢーむなんがも゙っでるの!!!」
「れいむがちょうだいっていったんだろ?」
「ゆががっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあ゙わ゙ぜーー!!!」
とは言いつつも両目からぼろぼろと大粒の涙をこぼしている。
気にせず先に進もうとすると


「だ、だべなんだがらね!!!ごのざぎにはゆっぐじずずまないでね!!!
ゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」
またしても右足にしがみつくれいむ。食べ物が目的じゃないとすると、
この先には相当大事なものでもあるというのか?
「こっち行かないとお兄さんは帰れないんだけどなぁ?」
「ざ、ざぎにずずむならゆっぐじでいぶにづうごおりょおをはらっでいっでね!!!」
「でいぶのお遊びに付き合ってる暇なんか無いんだけどなぁ…。ゆっくりどいていってね!!!」
「ゆがっ!? でいぶにゆっぐじおでんじじゅーずをぢょおだいね!!!
ないならゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」
「お兄さんのおうちにはオレンジジュースがたくさんあるよ?
通してくれたらでいぶに分けてあげてもいいけど?」
「や、やっぱりだべだよ!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!!
ごごがらはでいぶのおうぢだよ!!!ゆっぐじごっぢごな゙いでね!!!」


もう「でいぶ」に構うのも飽きたので、無視して歩みを進める。
すると前方の草むらの中、木の根元の穴から伸びるオレンジ色の塊が姿を現した。
ゆっくりの卵である。
握り拳よりやや小さいゼリー状の塊が蛇のように連なり、見えているだけでも数百は下らない。
恐らくは巣の中で卵を産みつけていたが収まりきらず、外まではみ出したってところだ。
一つ一つの形状は縦に長く昆虫の卵のようでもあり、長く長く連なる様子は蛙のそれを彷彿とさせる。
よく見ると内部に非常に小さいながらもゆっくりらしき姿が見て取れた。
「ははぁー…こういう訳だったのかぁ。」
「やべでね!ゆっぐじやべでね!!!でいぶのかわいいごどもにでをだざないでね!!!」
「ふーん…」
それだけ言うと僕は、卵の群れの一角に塩を振りかけ始めた。
浸透圧により見る見るうちに卵がしぼんでゆく。
「やべでえええええ!!!でいぶのおぢびぢゃんになにずるのおおおおおお!!!
ゆっぐじやべでいっでね!!!ゆっぐじやべでえええええええ!!!」
れいむは卵の前に立ちはだかり、塩をこれ以上子供たちに浴びせまいと大きく口を広げた。
「ゆっぎゃあああ!!!でいぶのおめめがっ!いだいよ゙おおおおおおおおお!!!
でいぶのおぐぢがぁああああああああ!!!ゆっぐじやべでえええええ!!!」
目や口などの粘膜に塩がかかるたび、れいむは悲痛な叫びを上げた。
体が大きめなだけあってその叫びも一段と大きい。余計に敵を呼び寄せてもおかしくはない。
「ほーら、今度はこっちだ。おいしいお塩をあげるからねー♪」
オレンジ色のゼリーは塩と触れると直ちに縮み始め、こげ茶色の塊へと変貌していく。
「やべで、やべでよおおおおおお!!! でいぶのおぢびちゃんはおじおなんでいだないぼおおおおおお!!!」
れいむは満身創痍ながら卵の前で塩を受けとめようと必死にかけずり回る。
「でいぶのおぐぢが、おぐぢがゆっぐじでぎないよ゙おおぉぉおおおおおお!!!
おにいざんはゆっぐじやべでね、ゆっぐじやべでいっでね!!!」
両目から滝のように涙を流しているが、それでも諦めようとはしなかった。


「ゆー、ゆう・・・。おにいさんはゆっくりあっちいけだぜ! ゆう、ゆー・・・」
振り返ると、先ほど気を失っていたまりさが現れた。
傷ついた体に鞭打って来たようで、体を収縮させながら息を荒げている。

「ま、まりさ!?ぶじだったのね!!!
 みてみて!!!れいむね、いっぱいおちびちゃんうんだんだよおおおお!!!」
「れ、れいむううううう!!!よくがんばっただぜえええ!!!」
「でもこのおにいさんが・・・」
「ゆふー、ゆふー、れいむのこえがきこえるわ!!!どこなの?」


れいむが言いかけたところで息を荒げた蜂蜜の物体が近付いてきた。
ゆっくりありすである。
「みつけたわれいむ!!!こんなところにかくれてるなんてつんでれなんだからああああ!!!」
「どぼじでありずまでぐるのぉぉおおおぉおお!!!ゆっぐじごっじごないでね!!!」
「ゆっほおおおおおお!?れいむのかわいいたまごがたくさんあるわ!!!
みてるだけですっきりしちゃうわあああああ!!!すっきりー♪」
ありすから放たれた乳白色の粘液に卵の一角が覆われていく。
「やべでええええ!!!すきなひとじゃないとあかちゃんのもとかけちゃだべえええええ!!!」
「ありすのためにこんなにたくさんよういしてくれたのね!!!
れいむってつんでれねえええええ!!!」
「なにしてるだぜえええええ!!!ふざけたまねをするありすはゆっくりしねだぜえええええ!!!」
「まりさったらえっちなんだからぁ♪ あわてるのはとかいはのこいじゃないわよ?」
まりさは、更に卵ですっきりしようと近付いてきたありすに体当たりを仕掛ける。
発情ありすとはいえ体格差は歴然であり、放物線を描き地面に叩きつけられる。
「ああああっ!? まりさってとんだえすえむぷれいなんだからぁああああ!?」
程なくして気を失った。


「さすがまりさかっこいいわ!!!こんやはれいむといっぱいすっきりしましょおねえ!!!」
「それどころじゃないだぜえええええ!!!」
勝手に顔を赤らめるれいむを尻目に、まりさは僕に向き直ると、渾身の体当たり仕掛けてきた。
「さっきはよくも、よくもおおおおおお!!!
 でいぶまでいじべで、ま゙り゙ざぼおゆるざな゙いのぜええええ!ゆっぐじじねええええぇぇええええ!!!」
僕は手近にあった太い枝を拾い上げると一歩左に下がり、野球の打者の要領で勢いよく振りぬいた。
「ゆべっ!?」
僕の放った一撃はまりさをしっかりと捉え、まりさは背後にあった大木に激しく全身を打ちつけた。
「ゆびぶべぼばびぶべぼゆびゃぁああぁああああああああああぁぁぁぁ!!?」
まりさは盛大な断末魔を上げると、物言わぬ餡子の塊と化した。
その後頭部はぱっくりと割れており、辺りに餡子の欠片が多数飛び散っている。


「ど、ど…、どぼじでごんな゙ごどずる゙の゙おおぉぉおおおおお!!?」
「いや…、どぼじでって言われてもなぁ…。れいむ達から仕掛けてきたんだろ?僕はそれに応じただけさ。」
「でいぶのおぢびぢゃんがえじでええええええ!!!ばでぃざをがえじでよおおおおおおぉおおおお!!!」
「卵ならまだ全滅しちゃいないだろーよ。」
「すきなひどにあがぢゃんのもどかげでもらわないとうま゙でないよ゙おおおぉおおぉおお!!!
ゆっぐじがえじで、ばでぃざをがえじで、でいぶのあがぢゃん、がえじでよぉおおおおぉおおおおお!!!」
「んなこと言われてもなぁ…。」
「ど、どぼじで…、どぼじでな゙の゙ぉぉおおおおぉおおお!!! 
ばでぃざ・・・、あがぢゃん・・・、がえじで、がえじで… がえじでぇぇええええぇぇ・・・」
その大きな饅頭は、大粒の涙をぼろぼろとこぼし、悲痛と怒りの余り泣き叫んでいた。
溢れる涙は「彼女」の足元に水溜りを作り始めていた。
僕はただ家に帰りたかったがためにやっただけ。
道を邪魔をした挙句そんな剣幕で問い詰められても困るのだ。
絶望に打ちひしがれる「でいぶ」を目の前にして、僕はどうしていいかわからなかった。


「んほっ!?なみだによだれにぐっちょぐちょのれいむもかあいいのよぉおおおおお!!!」
「ゆがっ!?ゆっぐじごっぢにこないでね!ゆっぐじやべでね!!!」
途方に暮れているうちにありすが気を取り戻した。すぐさまれいむに一直線。何という見上げた根性・・・。
塩攻めにされ、愛するまりさを失ったショックを受け、泣き疲れたれいむにもはや策は残されていなかった。
ありすの為すがままになるしかない。
「んっほおおぉおおおぉおおお!ぐっちょぐちょのれいむぎもぢいよおおおおおお!!!
あらてのろおしょんなのねえええええええ!!!すっきりー♪」
「やべでぇええええぇええ!ずっぎじー!」
「めをそむけなくていいのよおおおおおおお!!!れいむったらつんでれね!!! すっきりー♪」
「ゆっぐじやべで、ゆっぐじやべでね!!!ずっぎじー!」
「れいむのろおしょん、れいむのろおしょんあまじょっぱくておいしいいいいいいいいいい!!!
もっとちょおだい、もっとちょおだいねええええええええええ!!!」
「でいぶおいじぐないぼおおおおおお!!!」
「ひていしなくていいのよ?れいむったらつんでれなんだからああああ!!!すっきりー♪」
「やだぼおおお、やだぼおおおおおおおお!!!すっぎじー!」
「もっと、もっとありすにあいをちょおだいねええええええ!!!すっきりー♪」
「ゆっぐじやべでね!ゆっぐじ・・・ゆ・・・ゆっぐ・・・」
「れいむ?ねちゃったのぉおお?とかいはのありすのてくがきもちよすぎたのねええええ!
うぶなれいむもかぁいいよぉおおおおおおお!!!すっきりー♪」

「おいおい・・・その辺にしとけよ?」
「ゆゆ? ありすはいそがしいのよ!!!ようがあるならあとにしなさいよ!!!」


気がつくと僕の手は、ありすの頭を鷲掴みにしていた。
指は、柔らかくないとは言え骨の無い饅頭ボディにしっかりと食い込み、汗に濡れた髪の感触が伝わってくる。
「な、なにするのよおおおおお!!!とかいはのこいのいとなみをじゃましないで!!!」
「何が都会派だい?お前は自分の欲を満たしたいだけだろ?」
「や、やめなさいよいなかもの! ひ、ひとのこいじをじゃまするのは…とかいはのたしなみに…はんするのよ…?」
「口だけは達者なんだな。この淫乱饅頭め…!」

鷲掴みにする指に少しずつ力がこもる。さっきまで真っ赤に火照っていたありすの顔は見る見る青ざめている。
「ゆ…ゆぎっ… そ…、そんなのいたくないわ…。は…、はなしてくれたら…、とかいはのありすが…、
おにいさんの・・・、あいてをしてあげても・・・、い、いい・・・のよ・・・?」
「お前って奴は…。あの世でゆっくり反省して来な…!」
ぐちゃっ
「ゆぎぇっ!!! ゆっぼぁぁああああああぁぁあああああああああぁぁぁぁ・・・・」

限界を超えたありすは頭皮から炸裂し、行き場を失ったカスタード餡が飛び散った。
気づくと僕の手、上半身、足はクリーム色の返り血を多量に浴び、辺りには甘い香りが立ち込めていた。


こうしちゃいられない。気づくと僕の足は一目散に「あの人」のところへ向かっていた。
まりさやれいむに対する贖罪だと言うのか…?もはや僕には何も考えられなかった。
今考えると、この時既に僕の運命は変わっていたのかもしれない…!




by まりさつむりの人



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最終更新:2022年06月03日 22:02