剣客みょん

  • 初書きです。
  • オリジナル設定、考察があります。
  • ドスが戦術を使います。
  • 虐待分は薄めです。
  • みょんは虐待されません。
  • みょんはいいみょんです。

以上の注意書きを読んで、「いいゆっくりは死んだゆっくりだけだぜーフゥーハハー」
と思った方はどうか回れ右をして下さい。

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朧月の美しい夜の事。魔法の森で空気を切る音が響いていた。

「はっ!とうっ!」
素振りをする一つの影。一見すると白玉楼の庭師にも見えるが
その実は一人のみょんであった。

一人、と称したのはこのみょんが体付きであったからだ。
大抵の体付きゆっくりはその外見に反比例して様々な能力が低下する。
れみりぁは頭が悪くなった上に飛べなくなり、ぱちゅりーも幼児化するという。
しかしみょんの場合は違った。元が「ちーんぽっ!」しか喋れないという
めーりんの「JAOOOON!」が少しましになったようなゆっくりの中でもあまり
位の高い方ではないみょんは、体付きになると森に落ちている木の枝などで
武装するようになり、攻撃力が大幅に上昇するのだ。
自然界でなかなか体付きみょんが見られないのはゆっくり特有の自滅的行為に重ねて
どう考えても卑猥としか思えない単語を喋り、人間たちに不快感を与える
(一部には熱烈な愛好家がいるらしいが)上にオリジナルがありすと同じように
積極的に虐殺を推進しているからである。
では何故このみょんが体付きかというと…

みょんが素振りを終えると、老人が傍により、頭をなでる。
「みょんや、御主の剣の冴えもなかなかのものになったのう」
「そんなことはないみょん!まだまだおじいちゃんには及びもつかないちーんぽっ!」

老人はかつて村から少し離れたところで剣術道場を開いていた。剣道とは違い、型に囚われずに勝つ事にのみ
専念しているのが撃剣の特徴である。
このみょんは幸いにも幼い頃この老人に拾われ、育てられた。
長年連れ添った妻を亡くしていた事もあり、身寄りのない老人はみょんを我が子のように可愛がり、
みょんも道場で弟子たちに教える老人の剣捌きを見るのが大好きであった。
故にみょんが身体を持った時に真っ先にした事は自分に剣を教えてほしいという事だった。
腰を痛めてから道場を閉めていた老人も我が子と同じみょんの頼みは喜ばしいことであり、
出来る限りの事は指導した。よってあくまでゆっくりではあるが、みょんは捕食種など軽くいなせる程の
腕を付ける事ができたのである。

ある日のこと、みょんと老人が池に落ちるカエデの葉を見ながら縁側で茶を啜っていると、かつての弟子が老人の道場に訪れた。

「師範、大変な事が起こりました」
「…申してみよ」
「実は最近村の近くにドスまりさを含むゆっくりの群れが住み着いたのです。それが横暴な奴らでして…」
「御主たちに剣術を教えたのはそのような時の為ではないか?」
「はっ……そうなのですが…私たちも家業に専念しているうちに次第に剣術を忘れてしまいまして、
 しかもドスは一匹ではないのです!」

冬も差し迫った時期、餌を集めることの出来なかった無能なドスは近くに村のある森まで移動し、冬の食料を賄おうとする。
この群れも例外ではなくドスは村に来ると、村長を呼び出して常の通り不可侵条約の締結を迫ったのだ。その内容たるや
  • 人間は群れに定期的に野菜を納めなければならない
  • 引き換えにゆっくりは人間の村には侵入しない
  • 人間はゆっくりをドスの了承なしに潰す事は出来ない
  • 人間もゆっくりの住む森に入る事は許さない
というものであった。当然の事ながら受け入れ難しという事で腕に覚えのある村人が飛び出したのだが、
ゆっくり光線で思うように近づけず、さらにドスの後ろから更に二匹のドスが現れ、ドススパークを撃って来たのだった。
一匹だけなら対処の仕様もあるが、ぱちゅりーが入れ知恵でもしたのか、撃ったそばから交代して、
二匹が撃つ間にチャージを終えるという所謂三段撃ちを行ってきた為、逆に人間側に死者が出る有様であった。
そして

「ゆっへっへ、ドスは優しいからゆうよきかんを二日間だけあたえてやるんだぜ。その間に死ぬかみつぎ物をさしだすか
 答えをだしておくんだぜ」
との言葉を残して悠々と引き上げていったのであった。

「師範、かくなる上は師範のお知恵とお力を借りるより他ないのです。」
「とはいえワシも歳じゃ。腰が思うように動かぬ…。せめてあと十年若ければの。」
「おじいちゃん、その件、みょんに任せてほしいんだみょん!」
と、そこに今まで黙って話を聞いていたみょんが割り込んできた。

「しかしお前の剣はワシが教えたとはいえまだまだ及ぶものでなし、しかも人間に勝てないものが
 お前に勝てるとは到底思えぬ」
「大丈夫だみょん。みょんはゆっくりだからゆっくり光線も効かないし透明になったドスも見つけられるちーんぽ!」
「…師範、このみょんに試させてみては如何でしょう」
「うむ…。そこまで御主が言うのであれば、みょんに任せてみるとするか…」
「ありがとうだみょん!」

早速準備(とは言っても今まで使っていた木の枝を持って行くだけだが)をしているみょんに
老人は奥に入ったかと思うと暫くして二振りの小太刀を持ってきた。

「これはワシが若い頃に使っていたものじゃ。手入れは欠かしていなかったが最早使う事もあるまいと思っていたが…
 この剣を持って行け。ワシにできるせめてもの事じゃ。」
「おじいちゃん……。」
「死ぬなよ。お前はワシの娘のようなものなのじゃからな…」

そうしてみょんは村を守るため、ドスの群れのいる森に入っていった。

「ゆっ!へんなみょんがいるんだぜ!」
「みょんはゆっくりできるみょん?」
「ゆっくりしていってね!」
次々と話しかけてくるゆっくり。それに
「ゆっくりしていってね!」
とおざなりに返しつつドスの居場所を聞く。

「ドスがどこにいるのかしりたいちーんぽっ」
「ゆっ?みょんなのににほんごをつかうなんてますますおかしなみょんなんだぜ!」
と、警戒するものもいたが、

「きっとえらいどすのはなしをきいてなかまにいれてほしくなったんだね!」
「わかるよー!どすがさんにんもいるといっぱいゆっくりがあつまってくるもんねー!」
という風にゆっくり餡子脳でポジティブシンキングした他のゆっくりによってみょんは無事ドスの元に着くことができた。

「ゆっ!みょんがあたらしくむれに入りたいっていうみょんなんだぜ?」
「ゆっへっへ、うぶでせい的においしそうなからだをしてるんだぜ」
「むれに入りたいのなら手みやげをもってくるんだぜ!」
「…わかったみょん。」
と言いながらドスのうちの一匹に近づく。

「手土産は……地獄への片道切符だちーんぽ!」
と、叫ぶと同時に袈裟掛けに斬りつけるみょん。
いくらドスとはいえ日本刀の切れ味の前ではその面の皮と同じように厚い皮も紙と同じ、しかも不意打ちである。

「ゆ?なんだかしかいがずれて見え……る……ぜ」
と言いながら右目の下あたりから斜めにずれて落ちるドス(C)。

「ゆぎゃあああああああああああああああああ」
「どすううううううううううううううううううううううううう」
「げこくじょうだねえええええわかるよおおおおおおおお」
周りを囲んでいたゆっくりが惨状を確認し、
あるものは白目を剥きながら絶叫し、あるものは餡子を吐き出して絶命する。
そのような中、勇気ある数少ないゆっくりは

「どすをごろじだみょんはゆっぐりぢねええええええ!!!!」
とみょんを押しつぶさんと押し寄せる。それを

「人間に迷惑をかけるゆっくりは死ぬんだみょん!」
と返しながら突進してきたところを斬り払い、飛びかかってきたものを唐竹割にし、
逃げると見ては突き殺し、寄せては返す波のよう。あっというまにゆっくりの屍の山が出来上がる。

そうして相方を殺されて茫然自失としていたドスが我に返った時にはすでにほとんどのゆっくりは
逃げるか死んでおり、戦場にはみょんとドス二匹のみは残るのみ。
惨状にさらに愕然とする二匹であったが、このままでは自分も殺されると悟り

「ゆぐううううう!!!よぐもむれのながまをおおおおおおおおおお!!!!」
「ゆっぐりでぎないみょんはざっざどぢねええええええ!!!!!」
と、ドススパークを撃ってきた。
みょんは一発目は左にかわしたが、直後に来たドススパークが掠り、思わず膝をつく。

「ゆっへっへ!三だんうちの前にてきはいないよ」
「さすがぱちゅりー、しんでもへーほーはやくに立つね!それじゃあゆっくりしんでね!」
と、早くも毒づくドス二匹。だが、

「どおぢで三ぱつめをはっしゃしないのおおおおおおお」
「それはドス(君)のやく目でしょおおおおおおおお」
「ちがうよおおおおおおおおまりさじゃなくて別のドス(C)がうつんだよおおおお」
「じゃあそのドスはどこなのおおおおおお」
「さっきしんじゃったでしょおおおおおドス(B)のばかあああああああ」
ドスとはいえこのドス、余りにも抜けていた。

「じゃあみょんがかわりに引導を渡してあげるちーんぽ!」
「ゆっくりわかったよ!早くみょんをころし……どぼぢであだまのうえにみょんがいるのおおおお!!!」

と、いつの間にか近づいたみょんに脳天から突かれるドス。そこに
「まかせてね!今すぐドスの頭の上にいるみょんをころすよ!」
と、先ほど一発目を撃ったドスがチャージを終え、みょん目掛けてドススパークを発射する。
爆音とともに飛び散る餡子と土煙。

「ゆっへっへ、これでみょんもしんだんだぜ」
しかし、視界が開けてくると、そこにあったのは上半分を吹き飛ばされたドス(B)の死体のみ。
だが、ドス(B)が死んだのならばその上にいたみょんも当然死んだはず。
群れの仲間もだいぶやられたが、敗残兵を集めればまだ勝機は十分にある。
二人のドスは最初から自分に比べればアホで間抜けだった。それに比べて自分は英雄の資格がある。一人でも十分だ。
最初にこんなゆっくりできないみょんをけし掛けてきた村長を虐殺して見せしめにしてその後あの村を
乗っ取ってやる。思わずほくそ笑むドス(A)。

「そうか。それはよかったみょん」
「そうだよね!…ゆ?」
声の主はみょん。ドススパークが当たる直前に上にある木の枝に飛び移り、ドス(A)に背後に回っていたのだった。

「ま、ま、まつんだぜ!まりさはこうさんするんだぜ!」
「…。」
「そ、そうだ、村をおそおうっていったのはあの二人なんだぜ。
 まりさはさいしょからはんたいしてたんだぜ」
「…。」
「だからまりさはどこか遠くに行くよ。ゆっくりゆるしてね!」
「……わかったみょん。」
ほっと一息つくドス。そして落ち着きを取り戻したのかまた尊大になる。

「それにしてもそのうで、惜しいんだぜ。まりささまのようじんぼうになれば
 いままでよりもっとゆっくりさせてやるぜ。」
「ドスはどこかに行くっていったみょん?」
「そうだよ。どこか別のところに行くんだぜ」
「みょんは何処に行くのかもう知ってるみょん」
「本当?さすがはまりさの右うでなんだぜ。」
ドスの中ではみょんはすでにドスの偉大なカリスマに惹かれて寝返ったつもりでいる。

「で、そこはどこなんだぜ?」
「それは………三途の川だちーんぽ!」
「ゆがっ!」
直後に縦横四つに分かれ、崩れ落ちるドス。その眼は「どおぢでごんなごどずるのおおおお」
と訴えかけていた。

「お前には三つの罪があるちんぽ」
(もっと…)
「村を襲おうとした事が一つ、」
(ゆっくり…)
「群れを纏めきれなかった責任が一つ、そして」
(したかった…)
「仲間のドスを見捨てた事が一つだみょん」
(よ………)


その後もみょんと老人は道場でゆっくりと暮らしている。今頃はおこた(炬燵)の中で
庭に降り積もる雪でも見ながら熱いお茶を飲んでいる事だろう。


侍道3をやっていたら思わず書きたくなったので衝動書きしました。
みょん可愛いよみょん

  • みょんの口調が一定してない
体付きになった事でみょんとちんぽどっちも口癖になっています。もっと歳をとるとちんぽと言わなくなるとかならないとか
  • ぱちゅりーはどうなったの?
ドスの側近で、拾った戦記物の小説を読んでいたので三段撃ちを知っていました。
今回村の襲撃に反対したので戦の前の血祭りにあげられました。
  • みょん強すぎじゃね?
剣術道場にいたからです。普通だと子どもが木の枝を振り回すくらいの威力しかありません。
  • 真剣って重いよね?
中が空洞の演武用小刀です。また、修練を続ける過程で筋力も付いていました。
  • 逃げたゆっくりはどうなったの?
冬の食料を貯めていなかったので遅かれ早かれ死にます。






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最終更新:2022年04月17日 00:46