そういえば、ドレアム作るのにわたぼう必要なんだっけ…?久しぶりにやるからもうあれなんだぜ。



ゆっくりまりさの体力テスト中にゆっくりみまを偶然捕獲したのが昨日のこと。
次の日、購読している文々。新聞(3年間購読。特典は盗撮写真)にチラシ…のようなものが挟まっていた。
どうやら、昨日会った少年が言ってたゆっくり協会からのようだ。
なになに・・・?

『○○さんへ。
 当協会はあなたのブリーダー参加を快く受け入れます。
 つきましては、お飼いになっているゆっくりを当協会へお連れになって正式な手続きをお受けください。
 期日は今週末までです。
 
 ゆっくりブリーダー協会 初代会長 △■』

ふむ・・・。どうやってゆっくりを育成し始めたのを知ったのかはあずかり知らぬところであるが、天狗の連中が協力しているのだろう。
少なからず、ゆっくりを飼っているという、噂も聞くしな。

朝食を済ませ、まりさとみまにれいむだったもの(すでに原形をとどめていないのではあるが)を与え、協会へ行くことにした。
まりさとみまを作物収穫籠に放り込んで愛車(改造自転車。取り付けたターボ機能は河童製。)に乗りこみ、朝の清々しい空気を味わう。

協会へ行く前に、畑にかけた罠を確認しに行く。愚かなゆっくり達は簡易に引っかかってくれたようでところどころに配置したころりはすべてなくなっていた。

協会についた俺だが、流石にゆっくりブリーダーの支援が目的なだけにあってそこらじゅうゆっくりのうz…やかましい鳴き声が響き渡っている。
チラシでは受付に行けば手続きを受けられるようだ。受付は…あそこか。
「すいません。こちらが受付でよろしいでしょうか?」
「はい、ここが受付で(´・ω・)ス」
「えーと、ブリーダーとして正式に手続きしに来たんですが…。」
「かしこまりました。それでは、このプレートを持ってブリーダー支援課までおいで下さい。」
と、ゆっくりれいむのうざい顔が刻まれたプレートを渡される。
「支援課はそちらの右を曲がって、すぐです。」
案内されたように支援課へ行く。まりさとみまは自分たちと同じ仲間がいるのが嬉しいのか、籠の中ではしゃいでいる。

支援課。そう書かれたプレートには右にゆっくりれいむ。左にゆっくりまりさ。
支援課の字の下に「ゆっくりしていってね!!!」とテンプレ通りの叫び声が刻まれていた。
ドアをノックする。すると中から、「はいどうぞ。」と返事がした。
ドアを開けると、そこにはリクルートスーツを身にまとった妖怪の大賢者と誉れ高い八雲紫と、その式八雲藍がいた。
「あら、あなたが新しいブリーダー志願者ね。」
え?なんでこの人が?これは何の間違いなんだ?
「ふふふ…。まぁ、驚くのも無理ないわね。コホン。まず、あなたに言うことが一つ二つあるわ。」
突然のことに狼狽する俺を見て、少しだけ微笑みこう告げる。
「一つ、当支援課からはブリーダーに図鑑・育成記録帖。そして、サービスとしてブリーダーの家にゆっくり空間を提供するわ。」
「は、はぁ…。」
「二つ、これはもっとも重要――と言うよりはこれを正式なブリーダーとして認可されないわ。藍。」
「はっ。」と応答する藍。が懐から一枚の紙片を取り出し、主である紫に渡す。
「あなたは、本日から5ヶ月後。当協会が開催するゆっくり闘技大会―ランクF―で優勝してもらうわ。」
「はぁ…。それで、優勝できなければどうなるんですか?」
「その場合は3か月毎に大会が行われるからその時にリベンジしなさい。優勝した時はまたここを訪れるように。」
「そうですか…。ちなみに、試合前に相手の情報とかがわかったりとかは。」
「試合は公平さを保つためお互いの情報が伝わらないようにしているわ。じゃ、これで説明は終わりよ。」
と、そういって紫は俺に先ほど式から渡された紙片を俺に渡し―――――スキマへ放り込んだ。
「うわっ?」「ゆっ!?」「なにがおこったんだい!?」スキマへ飲み込まれた俺と籠の中のゆっくりは、受付の前に落とされた。



受付の人が言うには、この程度のことは日常茶飯事なのだそうだ。
ただ、過去に何回か飼いゆっくりをスキマ過程でつぶしてしまったブリーダーもいるらしく、再び支援課へ向かって行ったそうなのだがその日には戻ってこなかったどころか、
一ヶ月後妖怪の山から流れてくる川でぐずぐずになったゆっくりとともに発見されたそうだ。
その時、うわ言で「少女臭が・・・ねばねばした少女臭が・・・」とぶつぶつ言っていたようだが命に別条はなかったとのこと。
スキマ…!なんて恐ろしい…!



その日の夜。
「ゆ~ゆ~♪」「はぁ、はぁ、まりさ…」
家につくと、家と離れの倉庫の間にゆっくり飼育場と看板の刺さった土地が新しく出来ていた。
まりさとみまはさっそくつろいでいるようである。
「…スキマ…本気で恐ろしいぜ…。」
あの、隙間妖怪だけには決して逆らっても歯向かってもいけない。そう改めて感じた。
「ゆ~♪ゆ~♪ししょーもいるし、ゆっくりできるばしょも増えたしうれしいよ!」
「あしたもゆっくりするよ!まりさ!」
残念だが、君たちは明日から地獄の特訓メニューだ。
次の日、まりさとみまにとって文字通り地獄の日々が始まった。

まず、まりさ。基礎体力が他のゆっくりよりも低いために大規模な底上げを強要された。
具体的に、走り込みやウェイトトレーニングを主にした特訓である。
特訓中に少しでもゆっくりすると、
「ゆっくりしているんじゃねぇ!そら!今日のノルマ達成まであと飼育所50周だ!」
「も゛う゛や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!ゆ゛っ゛ぐり゛じだい゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」
「そらそら!少しでも力を抜くとお前の尻(あるのかどうかは不明だが)に針(剣山)が刺さるぞ!」
「ゆ゛~!ゆ゛ゅ゛~!!」 ブス 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!??」
「怠けるな!腹筋500回!背筋500回!3セット!朝昼晩続けてこそ強靭な筋肉は身につく!」
「ゆ゛ぶっ゛!ゆ゛げっ゛!」
特訓中に餡子を吐くことがしばしばであるが、少量でありかつ俺が砂糖水をこまめに与えているためか大事に至ることはなかった。

つぎにみま。昨日の出会い頭ですでに分かるのだが、こいつは克己心がかなり高い。
故に、命令を素直に聞き分けるように、恐怖をトッピングに調教を施す。。
301「でも、魅魔様の搾乳ならちょっと見たいかも」
「い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!よ゛っでごな゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛!ざぐに゛ゅ゛う゛ざれだぐな゛い゛い゛い゛い゛!」
飼育所の片隅に「誰にでも扱える!ゆかりんの簡易式神!~何回でも使えるわよ(はぁと)~」が置かれてあったので活用させていただいた。
四方からみまに向かってにじり寄る変態、もとい、式神。
それに囲まれているみまは、顔を涙と鼻水とよくわからない液体まみれにして、
「お゛に゛ーざん゛!ゆ゛っぐり゛ざぜでぇ゛ぇ゛ぇ゛!」
「ゆっくりさせてもいいけど、お願いするならちゃんと言わないと助けないよ!」
「お゛ね゛がい゛じま゛ず!な゛ん゛でも゛い゛う゛ごどをぎぎま゛ず!だがら゛だずげでぐだざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!」
チッチッチッ。と指を振り、
「助けてほしいかぁ?本当に?本当に?「はや゛ぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!」俺がお前のようなゆっくりをこのような形で助けるのは本来ない事なんだぜ?それを理解しているか?」
「わがっだ!わがりまじだがらぁぁぁぁ!」
「…だが、それだけでは助けてはやれないな!「どぉじでぇぇえぇぇ!?」人‘飼い主'に助けを求める時には大切なことが必要だろ?『お願いします。‘プリーズ'』が!?」
「ゅゆ゛ゆ゛ぅぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛!?お゛ねがい゛じま゛ず!!お゛ねがい゛でずがら゛!ごのぐざっだま゛んじゅ゛う゛を゛だずげでぐだざい゛!」

パチン!指を鳴らして、変態と言う名の式神を紙切れに戻す。
「ゆっ!?この!この!よくもこのみまさまを泣かせたな!」
物言わぬ紙切れになった変態を踏みつけるみま。
パチン!再び指をならし、紙切れは変態として再活動する。
「い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!ごな゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!」
これを数回繰り返して、みまの克己心を徐々に崩していく。

大会まであと4か月。ゆっくりたちの明日はまだはじまったばかりだ。

「も゛う゛や゛だ!ゆ゛っぐり゛じだい゛!」 「ナマケルナー!後100周ランニング!その次は腹筋背筋のフルコースだ!」
「い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 >>301「でも、魅魔様の搾乳ならちょっと見たいかも(ハァハァ」

…その前に、理性が崩壊するのが先かもしれませんがね…。




あとがき

ゆっくりモンスターズ2話です。
ゆっくり虐待分はほかのSSと比べればやや少ないと感じるでしょうけど(汗

ゆっくりみまの弱点はこんな感じで。まさか、このネタをこういうところで使うとは考えていなかったりして(

前スレのコメントから。

>>177 :名無したんはエロカワイイ :sage :2008/07/08(火) 01:37:04 (p)ID:BfMe794g0(2) 

>> >>174 
>>ステータスとか書くと有形無形いろんな形で貴殿自身を拘束していくぞ 
>>その辺は適当にやっていくんだ 

前回、ステータスは体力テストの結果として晒しただけです。
新しく捕獲したゆっくりは有無を言わさず体力テストが待ってます。
あと、元ネタがあれなのである程度ステータスに沿った展開にしようかとメモな感覚で留めようかと。

>>184 :名無したんはエロカワイイ :sage :2008/07/08(火) 01:51:14 (p)ID:x0UMcack0(3) 

>> >>174 
>>やっぱりゆっくリーグとか四天王とかいるんだろうか 

ポケモンの人じゃないですorz
でも、システム的にポ○○ンと○○ゴンク○○トモ○○ター○は少し似ていますよね。
あと、◎◎スターファー●も。育成して戦わせるタイプのゲームは文章として書くとどうにも混ざりやすい。


次回は、新しい生贄がまりさとみまの前に!そして、4ヶ月後に行われる大会!荒れる会場!ヒートアップする観客!
神社の巫女は今日も飢えているぞ!






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最終更新:2022年05月03日 17:03