注意
オリジナル設定ちょっとだけ有
特に何もしてないゆっくり虐殺物です






パァン!!

森の中で俺は猟銃を撃つ。それによってようやく一匹のいたちをしとめるのに成功した。

「やれやれ、やっと一匹か」

そんなことをぼやきながらいたちの死体を縄で縛る。
俺は幻想郷に住む狩人だ。こうして森に入って獣をしとめて里に売りに行って生計を立てている。
収入は悪くはない。妖怪がでる森に好んで入る人間は少ないため毛皮や肉は意外と貴重なのだ。

だが最近あるものが現れたために獲物をとるのが難しくなってきた。

「ゆう!!???なにいまのおと!!!!」
「うるさくてゆっくりできないよ!!!」

こいつらゆっくりだ。
数年前に突然現れてからというもの、すさまじい勢いで増えてきた饅頭だ。
その姿は一見人の生首だが中身は餡子という変な生き物。
なんでそんなものが生きているのかまったくわからないが、存在しているのだから認めるしかないだろう。

そんなこいつらだが狩人にとってはかなり迷惑な存在だ。

まず何よりうるさい。野生の獣は音にとても敏感な生き物だ。
それなのにこいつらは何かあるごとに叫ぶ、何もなくても意味もなくしゃべる、怪我すると大声で泣く。
動く騒音公害としかいいようがない物体だ。
そのため音に敏感な獣はこいつらがいると落ち着くことができず、ゆっくりがいないところに移動してしまう。
ゆっくりしていってね!!!とかいうくせに存在そのものがゆっくりできないとはどういうことだ。


そしてもう一つ理由がある。食欲が旺盛すぎるのだ。
こいつらが食うのは雑草、虫、木の実、まれに肉等。まあ自然にある大体のものは食べられる。
だがそれらは獣の食べ物でもある。普通にいくと獣とゆっくりの食べ物の奪い合いになるわけだ。
普通に争うなら獣が圧倒的に強いが、ゆっくりは群れるのでまれに獣に打ち勝つやつらもでてくる。
しかもゆっくりは好戦的なやつが多い。
その結果争いを嫌う獣はやっぱり去っていく。そして増えたゆっくりが移動してくる。

ここまでくると悪循環になるのが容易に想像できる。
さすがの妖怪もこのままだと困ったことになるので、妖怪全体でゆっくりを駆除しているらしいが、数が多くて効果は今一つだ。
もちろん人間も森の恩恵を受けてる以上協力する必要があるだろう。




俺は持っていた鉈を抜くと声がするほうへと近づいた。やはり予想通りというか饅頭がいた。
黒い帽子が二匹、リボンつけてるのが一匹、後尻尾生えたの一匹の合計四匹。
全部結構でかい。人間の頭より二まわりぐらい大きいところから、成体なのは間違いないだろう。
近くに小さな木の実の山があるので食べ物を集めていたのかもしれない。

「ゆ!!じじいはあっちいってね!!」
「にんげんさんはゆっくりできないよ!!ゆっくりしんでね!!」
「さっさとしんでね!!あとたべものおいていってね!!」
「うっせえよ饅頭。消えろ」

ずん

「ゆげ…」
「まりざあああああああっっ!!!!??」
「わがらないよーーー!!?????」

何かのたまうゆっくりを容赦なく一刀両断。帽子の一匹は餡子を噴出させながら一撃で絶命した。

「ま、まりさはにげるんだぜ!!れいむはそこでゆっくりころされるんだぜ!!」
「どうじでぞんだごどいうどーーー!!!!???」
「ばがらっ!!」
「ぢぇぇぇぇぇんんんんnっっ!!!」

一匹の帽子つきが逃げ出すのを見つつ、横殴りに尻尾のやつを一撃。
俺は饅頭相手に会話する気などない。相手に殺すチャンスがあるならためらわずさっさと殺す。
そうすることで少しでも怪我の可能性を減らす。危険な森を歩く以上絶対に守るようにしている心得だ。

「だずげでぐだざいっ!!でいぶにばあがぢゃんっ!!」

そして最後に命乞いをするリボンつきを一発。
さらに全部を踏んで確実にとどめをさすと、餡子をぬぐいながら饅頭の逃げた方向を見た。
草が倒されて足跡(?)ができている。そして少し離れたところで慌てて逃げていく姿。これなら後を追うのは簡単だ。

俺は近くに放っていた鼬を腰にくくりつけると、ゆっくりの後を追った。
殺した以上、その遺体はきちんと生きるために使わなくてはならない。森で生活する者の常識である。
饅頭は例外だが。



「ここか…」

しばらく歩くと少し開けた場所にでる。偶然木と木の間にできた間隙だろう。
そこには成体のゆっくりが集まって話をしていた。数は8匹といったところか
こっそり隠れて聞き耳を立てる。無駄に声がでかいので一言一句漏れなくきくことができた。

「…ということがあったんだよ!!」
「なんてゆっくりできないいなかものなの!!」
「ひどいにんげんさんだね!わかるよー」
「むきゅん、そんなひどいにんげんさんにはせいさいがひつようよ!!」
「みんなでさっそくせいさいにいこうね!!」
『えいえい、ゆー!』

どうやら俺を倒すために群れで襲うつもりのようだ。
8匹程度で人間を倒すことは不可能なのだが、こいつらの楽観的な思考回路ではそんなこと思いつかないのだろう。

「ゆっくりできないにんげんさんはこっちだよ!!」
「こっちだね!!」
「まりささまがやっつけてやるぜ!!」

そしてそのまま俺が来た方向へとはねていった。いつまでもその場にとどまってるやつなんて普通いないが…
まあ餡子脳が考えることだし、俺がわざわざ教えることでもない。
ぶりょんぶりょんはねていくやつらが去っていくのを見送ると俺は付近の捜索を開始した。
不自然に枝や草が集まってるところをどかす。

「ゆ?おにーさんだれ?」
「ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ!!にんげんさんはでてってね?」

地面には穴が開いており、そこには子供サイズのゆっくりがいた。

やはりこの辺りがこいつらのなわばりか。
俺は確信すると近くに落ちていた枝を拾い、振り下ろした。




「ゆー…ゆっくりできないにんげんさんはどこにいったんだろう…」
「きっとまりさたちにおそれをなしてにげたんだぜ」
「こんどあったらゆっくりさせないんだから。ぷんぷん」
「ちぇん、れいむ、まりさ、ゆっくりしてね…」

近くの茂みで休憩しながらゆっくりを待っていると声が聞こえてきた。
どうやら討伐にでかけたゆっくりたちが帰ってきたようだ。
俺はこっそりと覗き込んだ。

「ゆ?はっぱさんがいどうしてるよ?」
「いったいどうし…ゆぎゃああああああああっっ!!!!!!」
「れいむどうし…むぎゅぅぅうぅううう!!!エレエレエレ」
「ばでぃざどあがぢゃんがああああっっっ!!!!」
「わがらだいよーーーっっっ!!!!!!!」
「どうじ…む?」

巣の惨状に叫びだすゆっくりども。
まあ自分の子供たちがずたずたにされて死んでたらたいてい驚くだろう。一匹にいたってはクリームを吐き出している。
そんな阿鼻叫喚の中俺は後ろから最後尾の一匹をこっそり捕まえる。そして…

ズッ

口を押さえ込み茂みに連れ込んで鉈を突き刺す。
鉈は饅頭の命である中枢を貫通し、金髪饅頭は白目を向いて絶命した。

「もうがまんできないぜ!!まりさはぜったいにあのにんげんさんをゆっくりさせないんだぜ!!」
「むぎゅ?ばりざどごに?」
「む…」

これはまた血気盛んなやつだな
さっきのさっさと逃げたやつと違って仲間思いだね。

ズッ

「まりさはにんげんさんをたおしにさとへいくんだぜ!!」
「れいむもいくよ!!にんげんさんはたおさないとゆっくりできないよ!!」
「もむ…?」

ズッ

「むきゅ、でもさとはにんげんさんがたくさんいてゆっくりできないわ」
「それがどうしたんだぜ!!まりさはもうおこったんだぜ!!さしちがえてもいくんだぜ!!」
「れいむもやるからね!!ぷんぷん!!」
「…?」

何ももてないのになんで刺し違えるって言葉があるんだろうな。不思議だ。

ズッ

「むきゅー…、しかたないわ。みんなでたおしにいきましょう!!そうすればひとりはたおせるかもしれないわ」
「ゆ!!そうきまったらさっそく…ゆ?」
「まりさどうしたの?」
「ありすたちはどうしたんだぜ?」
「むきゅ?そういえば…」

「やっと気づいたか。もう遅いけどな」

ダンッ

「ゆががっ…がが…」
「れ、れいぶぅぅうううっっ!!!!」
「むっきゅーーーーっっ!!!エレエレエレ」

数が減っている事にようやく気づいた辺りでりぼん付きを一気に唐竹割にする。
その光景に衝撃をうけたのか一匹は中身を吐き出した。

「どうじでごんだごどずるんだぜーーーっっっ!!!」
「あん?そうだな。あえて言うならお前らがいるとゆっくりできないから、かな」

ぶぢゅ
適当な返事をしながら瀕死のやつを踏む。それだけでなまものは死んだ。

「ばぢゅりぃぃぃぃぃーーーっっっ!!!!!」
「あーうっせ」

ズンッ

残った一匹を殺す。そのとたんそれまで騒がしかった周囲が静かになった。
俺は一息つくと空を見上げる。だいぶ日が傾いてきていた。もう帰らないと危険だろう。

鉈についた餡子をぬぐうと俺は静かな森の一角を後にした。





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ずっと来てなかったから久しぶりに書くと書き方忘れるね
のりと勢いで書いたから終わりは適当です、すんません


過去作品
巨大(ry
餌やり
ゆっくり対策
巨大まりさ襲来
ゆっくり埋め
どすまりさの失敗
原点
ゆっくり駆除ありす
まきぞえ
なぐる
ゆっくりのある田舎
現実的なドスまりさ
ゆっくりゃの飼育
崩落


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最終更新:2022年05月21日 21:48