家に一人でいると聞き覚えのない声が聞こえた。

「ゆーっ、ゆゆーっ!」

・・・「ゆっくり」だ。
この地域には滅多に居ないから
てっきりここには来ないかと思っていた。

でも、今まさにこの家にいる!
あの、「饅頭」が。

「ゆっくりしていってね!」

俺は声のするほうに進んだ。

「ゆっくりしていってね!」

するとタンスの隙間にいたのだ。
・・・「ゆっくり霊夢」。
俺にとってはただのウザイ饅頭にしか思えない存在。
そんなやつがタンスの隙間にいた。 ・・・ゴキブリか。

どうやら赤れいむを頭に吊るしている様だ。
こちらには気づいていない。
コレは日ごろのストレス発散にはちょうどいい。
というわけで、家に住まわせて
影から虐めることにした。


① おうち

家が無いのがかわいそうと思った。そんな俺は・・・
家を作ってあげることにした! 俺神だわー・・・

俺は簡単にダンボールを組み立てた。

「明後日になったらいっしょにゆっくりしようね!」
「「「ゆっきゅりー!」」」

赤れいむは元気のようだ。ちなみに3匹。
全員無事に生まれるだろうか・・・
それにしても食事はどうしたのだろうか。
この前冷蔵庫に入れていたケーキが欠けていたが・・・

気がつくともう家は完成していた。
俺は真夜中、れいむ達が眠っていた時、こっそりとれいむをつかみ
家の中に優しく入れた。

明日はどうなるだろうか。

②楽しくなる薬

れいむ達が目覚めたとき、びっくりしただろう。
何しろ、いつの間にか壁のある場所にいたのだから。

「ゆゆっ!?ここはとてもゆっくり出来るよ!」
「「「わーい!ゆっきゅりー!!!」」」
「ここをおうちにしよう!」

せっかくなので、餌も作ってやった。
その餌とは・・・
「麻薬」だ。
なぜ俺がこんなものを持っているのか?
それはね。フフフ・・・
その麻薬を「おうち」の前においてやった。
しばらくすると・・・

「ゆ?おうちのまえに美味しそうなものがおいてあるよ!」
「「「わーい!れいむもいっしょにたべるー!」」」
「ゆ!まだだめだよ!明日ね!」

「ゆー・・・」 「ざんねんー・・・」

そして影から見張る俺。

「ハフハフ!これむっちゃうめー!」
「おきゃーしゃんだけじゅるいよー!」 「「しょうだしょうだー!」」
「ゆっくりうまれたらたべさせてあげるよ!」
「ほんと?やったー♪」

ホントゆっくりってのは愉快だ。
何を与えても食べてくれるし、
どんなことをしても喜んでくれる。
ただ、ほとんど「ゆっくり」しかしゃべらないのはイライラするが・・・

「ゆ~・・・なんだかわくわくしてきたよ!」

どうやら飲んだ薬の影響が出始めたようだ。
なんだか俺もワクワクしてきた。

「ゆゆ~ん・・・ゆゆゆぅぅぅ!!!」

親れいむが暴れ始めた。
壁にとにかく当たっている。

「ゆゆゆゆゆ!おきゃーしゃんやめてね!ゆっくりやめてね!」
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

・・・とここで赤れいむが危ないので
親れいむに麻酔薬をうった。
赤れいむ達は俺に気づいていなかった。バカか。


③子供没収

いよいよ今日は赤れいむが生まれる日、
そこで俺はいい作戦を思いついた。
「没収」だ。
生まれた直後、赤れいむを「ボッシュート」!
これはいいね。
そしてその後、赤れいむを親れいむの目の前に置き、
赤れいむはガラスで囲っておく。

そして赤れいむが、親れいむの目の前で・・・死ぬ!!
うんうん、こうなったら準備だ!

俺はすぐに準備をしにタンスの隙間へ向かった。
運良く、親れいむがおうちから出ていた。
そこでまず、俺はおうちをボッシュートw

「ゆ?おうちがゆっくりとおそらとんだよ?すごい!」

このクソ知能め・・・
俺は部屋に持って帰った。
するとおうちはうんうんやしーしーまみれだった。
まずいらない布で拭き、
そして綺麗にする。
そして釣り針を仕掛け、
引っかかったら上に行くようにする。

俺はこんな仕掛けが作れて自分でも不思議だと思った。

「えーん、おうちが・・・」

あっちで泣いているが俺は気にしない気にしない。
とうとう仕掛けが完成した。

引っ掛かると自動的に釣り針が上に行き、
ガラスが自動的に落ちてきて、
それと同時に釣り針が抜ける。

完璧だ。



「ゆっきゅりうまれちゃよ!」
「おきゃーしゃん、ゆっくりちていってね!」
「ゆ?おきゃーしゃん、どーちたの?」
「おうちがー・・・」

「ゆゆゆ?おうちならめにょみゃえにありゅじゃん!」

セット完了。
待つだけだ。

「あれ?」
「おきゃーしゃんしっきゃりしちぇね!」
「ゆ~ん、おいししょうにゃみょのがありゅ・・・」

赤れいむは麻薬のほうへ向かった。
そして・・・
引っ掛かった!うまい具合にリボンに引っ掛かった!
やった!上手くいったぜ!
そのまま引き上げられてゆく。

「ゆ?ゆ!」

親れいむにはそれが危険なものなんだと
すぐに理解したようだ。

「ゆゆっ!?おしょりゃちょんでりゅー!」
「ちびちゃん!助けるから待っててね!」

ははははは。もう手遅れです。

「おしょらを・・・ゆ!?」

ガラスが落ちたようだ。
親れいむが駆け寄るがガラスで仕切られていて
近づけないようだ。
同時に別の赤れいむも駆け寄る。

すると・・・

「「ゆゆっ!?」」

同タイミングで、2匹の赤れいむが引っ掛かった。
そして同じ状況になる。

「おきゃーしゃん、たしゅけちぇー!」
「ゆっくりしないでたしゅけちぃえにぇ!」
「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ぢびぢゃんだぢがあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

親れいむは懸命に助けようとするが、ガラスにはじかれる。
無駄ですよぉぉwww


④ 放置

さて、放置放置!
後は干からびるのを待つだけだ。

「おきゃーしゃーん!」
「はやくたしゅけちぇね!」
「ゆえーん、ゆえーん」

「ちびちゃああ゛あ゛あ゛あ゛゛ゃん!ゆべっ!」

タックルしたが、またはじかれた。
無駄無駄、そんなの。
影で見ている俺。
一日中見ても飽きなかった。

さて・・・次の日

「お・・・きゃ・・・しゃ・・・ん・・・」
「ゆ・・・えええぇぇぇ・・・」
「はやく・・・たしゅけちぇにぇ・・・」

「ちびちゃん・・・」

どうやら親れいむもタックルしすぎたせいで疲れている。
赤れいむは昨日と比べてかなり縮んだ。
せっかくなので餌を与えよう。
「麻薬」を。

パラパラパラ~っと♪

「ゆゆっ!?」
「やっちゃー!これじぇゆっきゅりできりゅうー!」
「わーい!」

「・・・!? ちびちゃん、駄目!」

親は良く麻薬のことを理解していた。が、
もう、赤れいむは麻薬を飲んでしまった後であった。

「ゆ・・・ゆっきゅり~~~!!!」
「はふへはうあはうあうあほほふっほひい!」
「ちゃのしきゅなっちぇきちゃー!!!」

赤れいむ達にに変化が現れた。

「ゆぅ~!ちびちゃあ゛~ん!」

「おきゃーしゃんもいっしょにたべようよ!」
「ちゃのしい!」
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

狭い場所で暴れまわるゆっくり霊夢。
ガラスから凄い音が伝わってくる。
バン、バン、バン・・・

次の日

おうちの中をこっそりのぞいてみる。
そこには、体から餡子が出て死んでいるゆっくり赤霊夢が3匹
倒れていた。

「ぢびぢゃ゛ん゛・・・ごめ゛ん゛ね゛・・・」

その中、親れいむは悲しんでいた。

もう飾りもボロボロ。
それに死にかけ。
まあ当たり前だな(笑)
まあ、その後赤れいむは回収した。

そして親れいむは寝ている間に、
庭へと放してやった。
さて、次はどんなゆっくりが来るかな・・・




あとがき

どうでしたか?こういう系のを作るのは初めてでした。
なので凄く変な物語になってしまいました。

後、私がhttp://ameblo.jp/t17650/で作ったものをここにも貼りました。





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最終更新:2022年05月03日 20:59