※初投稿です。
気をつけたつもりですが、誤字脱字には目を瞑ってやってください。




【ゆっくりBOMB】

『『ゆっくりしていってね!!!』』
仕事から帰ると畑がry
徹底虐殺でいいよね穣子様?



『ゆっくりできないよ!ここからだしてね!』
深い籠の中には先程のゆっくり達。
捕獲したのはれいむ種の家族、サイズ的に親1人、子8人といったところか。子もそれなりに成長している。

まずは恐怖心を植え付けるために、子を一人、家族の前に叩きつけて潰すことにする。
無作為に子れいむ一匹をつまみあげ

「ゆっ!でられるよ!ゆっくりできッ」

放射状に広がる餡。片付けは後回しだ。

やがて一家は命乞いを始める。
「おじさんやめて!ゆっくりできないよ!」
「こわいよぉぉ!ゆっくりできないぃぃ!」
「ゆっくりできないおじさんはゆっくりしね!」
気丈なやつもいた。

「おじさん!れいむはどうなってもいいからこどもたちをたすけてね!」

さすがれいむ種、まりさ種と違い母れいむが自己犠牲との引き換えを申し出た。
それを許可し、母れいむを籠から出す。

母れいむの背(後頭部)に包丁。
「ゆ゛い゛ぃぃぃぃぃ!!!」
悲鳴は子れいむを震え上がらせる。
皮は厚いがようやく切れ目ができる。
母なだけあって餡子はやや固く、切っただけでは漏れてこない。
そこから失餡子死しない程度に餡子を抜き出す。

そして主役登場。河童の開発した『小型遠隔操作爆弾』を埋め込む。
別個装置の突起を押せば爆発、河童にしては簡素なものである。

小型とはいえある程度は大きさがあり、詰めたあとに餡子を戻そうとしたが少ししか戻らなかった。
回復を早めるため、切り口を塞いだのちオレンジジュースを少しかける。

時を待たず、母れいむが復活。体内の異物感には気づいているようだ。
「ゆ゛っ!なんかへんだよ!?おじさんなにしたの!?」
母れいむに、体内の爆弾の説明をしてやる。『子供が近づくと爆発する』。実際しないんだが。

「どお゛じでぇぇ!?どお゛じでぞんな゛ごどずる゛の゛ぉぉ!?」
喚く母れいむを床に下ろし、子れいむ達を出してやる。
子れいむは母めがけ走り出す(?)が、母れいむが一喝する。
そして子ども達にも先程の説明を伝えた。

張り詰める空気。

「ごわ゛い゛よ゛ぉぉ!!!」
「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」

子ども達はヘヤノスミスへ身を寄せあうように逃げる。
やがて母れいむが動かないことに気づくと、罵倒が始まる。

「おかあさんなんてこっちこないでね!」
「おかあさんのせいでゆっくりできないんだよ!」
「ゆっくりばくはつしてしね!」

「ゆ゛っぐ、ゆ゛っ、ゆ゛う゛ぅぅ…」
どうにもできない母れいむは、反論することもなく、ただその場で涙を流していた。

ここで、ヘヤノスミスの小さな山から、先程の気丈な子れいむを1匹持ち上げる。
「ゆっ!おじさんなにするの!ゆっくりやめ゛や゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」
母れいむ同様包丁を入れる。悲鳴を上げたのち気絶。1匹の悲鳴はヘヤノスミスに伝搬。
「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」
「やめだげでぇぇぇぇ!!!」
「もうゆるじでぇぇぇぇ!!!」
子れいむ達は忘れていた人間の恐怖を思い出す。

母れいむより作業はスムーズに進んだ。餡子はややみずみずしい程度で、ほぼ成体同様だ。
餡子を出し、爆弾を詰め、餡子を戻し、切り口を塞ぐ。オレンジジュースはかけない。ゆっくり復活待ち。

母れいむとヘヤノスミスの子れいむ達の方を向く。やけにうるさい。

「おかあさんなんてどっかいっちゃえ!」
「ゆっくりしないでしね!とっととしね!」
「しね!!!しね!!!」
「「「しね!しね!」」」

再び罵倒が始まっていた。精神的にまいっている母れいむは自制か、意識を失っていた。
その母れいむの背中(後頭部)を押し、じわじわとヘヤノスミスへ追いやる。

「ゆっ!こっちこないでね!」
「おじさん!おかあさんをおさないでね!」
「だめ゛ぇぇ!!ごな゛い゛でぇぇ!!」
「じに゛だぐな゛い゛ぃぃ!!」

迫り来る爆発の恐怖、ヘヤノスミスに逃げ場はない。ただただ子れいむ達は悲鳴を上げる。

50センチ
「だめ゛ぇぇぇぇ!!!」

30センチ
「い゛や゛ぁぁぁぁ!!!」

10センチ…
「ごわ゛い゛ぃぃぃぃ!!!」

5センチ、3センチ…接触。
「ゆ゛っ!!!…っ?」

爆発は起こらない。
「…いたくないよ!」
「ゆっ!ばくはつしないよ!!!」
「だいじょうぶだよ!!!ゆっくりできるよ!!!」
「おかあさんおきて!!!ゆっくりできるよ!!!」
一瞬理解の幅を越えたが、安堵した子れいむ達は頬ずりをして親子の無事を祝っている。

やがて子れいむ達の頬ずりで母れいむも意識を取り戻す。
ヘヤノスミス、頬に触れる子供達、五体(?)満足、ぼろぼろと涙を流し子供達と頬ずりあう。

「お゛があ゛ざん゛ごめ゛ん゛ね゛!」
「じね゛な゛ん゛でい゛っでごめ゛ん゛ね゛!」
「お゛がぁぁぁぁざぁぁぁぁん゛ん゛ん゛!!!」

「ごわ゛がら゛ぜでごめ゛ん゛ね゛!!ゆ゛っぐりじよ゛う゛ね゛!!!」

『「「「ゆっくりしていt」」」』

突起を押す。
刹那、くぐもった破裂音と共に、ヘヤノスミスには餡子がうずたかく積まれていた。静かだ。



爆弾入り子れいむが目を覚ます。
「ゆ゛っ!なんかからだがおもいよ!」違和感に気づかないらしい。ずりずりと逃げるように移動する。

流し台の縁から見た光景は壮絶だった。
床下には放射状の餡子の上に兄弟れいむの皮が、ヘヤノスミスには餡子の山と、四散した家族の皮が、髪留めが、リボンが、

「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!!」

悲鳴。だが気が狂わないあたり強い子れいむだ。

爆弾れいむをつかむと、より一層悲鳴は大きくなったが、我慢しつつそっと屋外へ出してやる。
少なくなった餡子で考えたあげく、一目散にゆっくり逃げていった。

もちろん装置を持って後を追う。

「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
「ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛…!」
爆弾れいむがまりさ種の家族に遭遇。
やけにゆっくりしてない様子のれいむに、まりさ家族は心配そうに周りを囲み、事情を聞いているようだ。

突起に指を。

爆心地にはわずかな焦げ後、そのまわりに円を描くように餡子と皮、辺りの木には飛び散った餡子がまだら模様を作っていた。
声もない。



ゆっくり駆除の功績と畑への愛を穣子様が認めてくれたのか、帰ってくると畑は直っていた。
穣子様の心遣いに感謝し、収穫祭のために育てた野菜達を収穫する。

次は畑にきちんと対策しないとな…



END


【あとがき】
お初です、タカアキです。
どうもゆっくり達をしゃべらせるのが難しい。
いっそゆっくり描写なしで書いてみようかと思うぐらいに。




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年05月03日 09:34