※注意
 この小説には以下の要素が含まれています。

  • 現代日本にゆっくりがいます
  • オリジナルキャラが出ます
  • 制裁要素はありません
  • 東方キャラは出ません












「あるカップルの日常 ~我が家にてんこがやってきた~」




知人からゆっくりてんこを譲ってもらった。
飼っていたてんこが十数匹も子供を産み、処分に困っていたそうだ。

ダンボール箱いっぱいに蠢く小てんこ、その数ちょうど十匹。
しばらく楽しめそうだ。
虐待の構想を練りながら、電車に揺られ帰路についた。

ようやくアパートに着いた。
鍵を取り出すため一旦ダンボールを床に叩きつけた。
衝撃で上蓋がめくれ中の様子が見えた。
ゆっくりの鳴き声は五月蝿いので口をガムテープで閉じてある。
普通のゆっくりなら嫌がるところだが、てんこはマゾなので嬉しそうに笑っている。
何体かは顔が紅潮している。
電車や歩く時の振動で発情したのだろう。

玄関を開けると、留守番をしていた彼女と目が合った。

「おかえりー」
「おう」

彼女は揚げ饅頭を食いながら、ゆっくりれいむの頬をつねって遊んでいた。
れいむは半狂乱になりながら「やめてね!!やべでえええええ」と叫んでいる。
もちろん彼女が食っている揚げ饅頭は子ゆっくりである。

俺達の趣味はゆっくりいじり。
なかなか人に言える趣味ではないから俺も最初は黙っていたが
色々あって今では二人仲良くゆっくりをいじめて楽しんでいる。


「ちっちゃいねー」
「好きなの選んでいいぞ」
「じゃあ半分もらうね」

先程までいじっていたれいむの上に座った彼女は
無造作に五匹の小てんこを掴み太腿の上に叩き付けた。
その内の一匹をつまみ、ガムテープを剥がすと
背面から噛り付く。

「ゆきゃあああああああああああああ!!!いちゃい!!いちゃいよおおおおお!!!」
「あ、ちっちゃいから皮もそんなに硬くないよ」

残りの小てんこは驚愕の表情で固まった。
てんこはMなので、つねったり蹴ったりする程度なら快感を得る。
しかし、いくらMといっても命を脅かす状況では生存本能が優先されるのは当然だ。

「あー、これ桃まんの中に入ってる・・ほら、ゴマ入りの中華な感じの餡子だよ」
「う、くどそうだな・・」
「通常種の餡子と違うから口直しにはいいかもねー」
「ゆきっゆきっぃぃっぃいいいいいいぶっ」

彼女は餡子を食べ尽くすと、デスマスクと化した皮を残りの四匹に投げた。
小てんこ達は皮を避け、青ざめた顔で震えていた。
声が聞こえないのはつまらないので全員のガムテープを剥がすことにする。

「「「ゆっくりやめてね!!!ゆっくりやさしくいじめてね!!!」」」

とりあえず一匹踏み潰しといた。
叫んだら同じ目に合わせると教えたら大人しくなった。
小てんこ達を抱えてキッチンへ向かい、フォークとあるものを探すため冷蔵庫を開けた。
まな板の上に乗せられたてんこ達は震えている。

準備が出来たので、適当に一匹つまみあげ皿の上に乗せた。


「よし、今からおまえをいじめてあげよう」
「ゆゆっ!ほんとう!!?」
「本当さ、ゆっくりじっくりいじめてあげるね!」

てんこの顔がたちまちヘブン状態になる。
まな板の上にいるてんこ達にも会話が聞こえていたようで、
先程の表情とは一変し幸せそうな笑顔を浮かべていた。

皿の上でそわそわしているてんこから見えないように
俺はゆっくり作業を進めた。

「ゆううううっ はやくいじめてねええええっ!!」
「あれ?早い方が良いの?ゆっくりいじめようと思ってたのになあ」
「ゆほおおおおおっ ゆっくりっ!!ゆっくりてんこをいじめてね!!」
「はっはっはっ てんこはせっかちさんだね。もうちょっと待ってなさい」

棒読みで語りかけながら、俺はフォークに満遍なくわさびを塗りたくった。
我慢は体に毒。
フォークを掴み、素早くてんこの頭上に構え

「そぉい!!」

ブッ

「ゆきい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」


一気に突き刺した。
幸せな笑顔から一転、てんこは白目を剥き絶叫をあげる。
フォークを突き刺した所から餡子が飛び出した。
やはり小ゆっくりは生まれて間もないだけあって、皮が柔らかい。

「おー苦しんでるねー」
「ほら、こいつら饅頭だからな。体が甘いもの以外受け付けないだろ?
 だからわさびが直接餡子に触れるようにしてやったんだ」
「いいねー面白そう。じゃあ私はマスタードでやってみようかな」


てんこの体を襲ったのは快楽ではなく想像を絶する痛みだった。
フォークだけだったら、まだ快感の許容範囲内の痛みだったかもしれない。
しかし、わさびまみれのフォークはてんこの体に苦痛しか与えなかった。



夕方。
スーパーのチラシを見ながら、二人は楽しそうにはしゃいでいる。

「あ、見てみてー!今日スーパーの特売でわさびが安いよ!」
「おー、しょうがやにんにくもあるな。」


彼らの傍にあるダンボールの中には、わさびとマスタードまみれになったゆっくりてんこが詰め込まれていた。




おわり

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最後まで読んで下さってありがとうございました。

挿絵→gy_uljp00037.png.html


第二YR



以前書いた作品
  • ゆっくり加工場系19 水羊羹饅頭




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最終更新:2022年05月03日 15:12