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アイム(痕跡霊)

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*アイム、貪欲の女王 AYM, QUEEN AVARICE かつてはドワーフの君主であったアイムは、自らの貪欲によって自らの帝国に終焉をもたらした。痕跡霊となった彼女は、その主人に、動きを妨げずに鎧を着用する力、接触した物体やクリーチャーに着火させる力、火への抵抗力、そして強力な一打で物体を破壊する力を付与する。 #ref(アイム.png) **伝説: ドワーフの伝説では、アイムはかつて生まれた中で最も貪欲なドワーフの女王として描かれている。今日のドワーフたちですら、彼女の名を聞けば嫌悪感を示す。モラデョンが初めてドワーフをその炉で生みだしてからそれほど時間も経っていない頃、アイムは彼らの間で強力な指導者として台頭してきた。貪欲が彼女に権力をもたらし、彼女が支配をしている間に、その貪欲が彼女を飲み尽くした。もっとたくさんの宝石、もっとたくさんの希少金属をと要求し続けるアイムに応えるためにドワーフたちは猛烈に採掘を行い続け、いつしか彼女の民はそうした労働を行うだけの事実上の奴隷と化していた。アイムの支配は相当に煩わしいものであったものの、こうした鉱業の隆盛は大いにドワーフたちの領域を拡大することになり、多くのドワーフ氏族は大いに裕福になった。 ドワーフの裕福さに嫉妬し、彼らの征服事業に憤慨したオーク、巨人、ゴブリン類の大群が結集して軍隊を形成し、アイムの王国を襲撃した。ドワーフたちは勇敢に戦ったものの、彼らの軍勢はアイムの帝国全土に広がり、手薄になっていたため、敵の群れが彼らの首都へ攻撃を集中したのに対して素早く対応することができなかった。伝説によれば、都市を燃やしつくす炎が彼女の下へと辿り着いたとき、アイムは逃亡するために彼女の召使たちが金を載せていた100台もの馬車の間に立っていた。しかし、銅貨一枚たりとも失くさないように硬貨を数えることに夢中になっていたため、その火事が彼女の手のひらの中の硬貨を溶かし始めるまで、彼女は危険に全く気付かなかった。彼女は自らの死に臨んですら、その貪欲さを悔いることなく、彼女を守ってくれなかったと、アイムはモラディンを呪ったのである。そのため、モラディンは反対に彼女に呪いを与えた。 **霊の発現: アイムは秘紋の中の山積みのガラクタから立ち現れる。彼女は足の代わりに2体の大きなイモムシを持っており、3つの頭部を持っている。1つはライオンの、1つは女性のドワーフの、そして1つは牡牛のものである。彼女の強力な筋肉によろわれた肉体は、女帝の派手やかな衣装の下ではちきれんばかりに張り詰めており、その指には1ダース以上の宝石の付いた指輪が輝いている。片方の手には真っ赤に焼けた星型の焼印を握り締め、もう一方の手は自分のライオンの頭部の口を押さえつけている。動物の頭部は両方とも喋ることができないため、アイムはドワーフの頭部で言葉を発する。彼女はできるだけライオンの口を押さえておくようにする。なぜなら、もしそうしなければ、ライオンが吼える事で、その声に怯えた牡牛の頭部がモーモーと鳴き声を上げるため、うるさくて何も聞こえなくなってしまうためである。 **徴候: アイムを宿している間、君は左の掌か額のどちらか、契約時に君が選んだ方に、星型の焼印を付けられる。 **影響: アイムの影響下にある時、君はけちで意地汚くなり、君や君のグループが他人に支払わなければならない硬貨や価値あるアイテムを惜しむようになる。しかし同時に、彼女は君に対して、出会った全てのドワーフに対して、その名前を知ってから10ラウンド以内に1枚の硬貨(銅貨、銀貨、金貨、プラチナ貨のいずれか、君が選択する)を与えるように要求する。 **付与能力: アイムは彼女のドワーフとしての特性と、自らの王国にもたらした破滅を反映するようなパワーを与えてくれる。 ***ドワーフの足取り: 君は中装鎧や重装鎧を着用している時にも、君は(通常は減少するのだが、そういう事はなく)通常の移動速度で移動する事ができる。 ***火の環: 回数無制限で、君は自分自身を炎の環で包み込むことができる。君に近接攻撃を行なった全ての敵は、間合いの長い武器を使っているのでない限り、1d6ポイントの[火]ダメージを被る。君はまた、近接接触攻撃を行なうことによって1d6ポイントの[火]ダメージを与えることができる。君自身が自分の炎によって負傷することはないし、君がそう望まない限り物品を傷付けることはない。 ***武器破壊強化: 君は《武器破壊強化》特技の利益を得る。 ***中装鎧習熟: 君は中装鎧に習熟する。 ***[火]への抵抗: 君は[火]への抵抗10を得る。 ***破壊攻撃: 君の近接攻撃は物体に対して2倍のダメージを与える。もし有効バインダー・レベルが10以上であれば、君の近接攻撃はダメージ減少を打ち破るにあたってアダマンティンとして扱われる。 **出典: 『Tome of Magic』p.24 **関連項目 [[バインダー(キャラクター・クラス)>http://www54.atwiki.jp/zenmaitako/pages/102.html]]
*アイム、貪欲の女王 AYM, QUEEN AVARICE 痕跡霊レベル1 呪縛難易度15 かつてはドワーフの君主であったアイムは、自らの貪欲によって自らの帝国に終焉をもたらした。痕跡霊となった彼女は、その主人に、動きを妨げずに鎧を着用する力、接触した物体やクリーチャーに着火させる力、火への抵抗力、そして強力な一打で物体を破壊する力を付与する。 #ref(アイム.png) **伝説: ドワーフの伝説では、アイムはかつて生まれた中で最も貪欲なドワーフの女王として描かれている。今日のドワーフたちですら、彼女の名を聞けば嫌悪感を示す。モラデョンが初めてドワーフをその炉で生みだしてからそれほど時間も経っていない頃、アイムは彼らの間で強力な指導者として台頭してきた。貪欲が彼女に権力をもたらし、彼女が支配をしている間に、その貪欲が彼女を飲み尽くした。もっとたくさんの宝石、もっとたくさんの希少金属をと要求し続けるアイムに応えるためにドワーフたちは猛烈に採掘を行い続け、いつしか彼女の民はそうした労働を行うだけの事実上の奴隷と化していた。アイムの支配は相当に煩わしいものであったものの、こうした鉱業の隆盛は大いにドワーフたちの領域を拡大することになり、多くのドワーフ氏族は大いに裕福になった。 ドワーフの裕福さに嫉妬し、彼らの征服事業に憤慨したオーク、巨人、ゴブリン類の大群が結集して軍隊を形成し、アイムの王国を襲撃した。ドワーフたちは勇敢に戦ったものの、彼らの軍勢はアイムの帝国全土に広がり、手薄になっていたため、敵の群れが彼らの首都へ攻撃を集中したのに対して素早く対応することができなかった。伝説によれば、都市を燃やしつくす炎が彼女の下へと辿り着いたとき、アイムは逃亡するために彼女の召使たちが金を載せていた100台もの馬車の間に立っていた。しかし、銅貨一枚たりとも失くさないように硬貨を数えることに夢中になっていたため、その火事が彼女の手のひらの中の硬貨を溶かし始めるまで、彼女は危険に全く気付かなかった。彼女は自らの死に臨んですら、その貪欲さを悔いることなく、彼女を守ってくれなかったと、アイムはモラディンを呪ったのである。そのため、モラディンは反対に彼女に呪いを与えた。 **霊の発現: アイムは秘紋の中の山積みのガラクタから立ち現れる。彼女は足の代わりに2体の大きなイモムシを持っており、3つの頭部を持っている。1つはライオンの、1つは女性のドワーフの、そして1つは牡牛のものである。彼女の強力な筋肉によろわれた肉体は、女帝の派手やかな衣装の下ではちきれんばかりに張り詰めており、その指には1ダース以上の宝石の付いた指輪が輝いている。片方の手には真っ赤に焼けた星型の焼印を握り締め、もう一方の手は自分のライオンの頭部の口を押さえつけている。動物の頭部は両方とも喋ることができないため、アイムはドワーフの頭部で言葉を発する。彼女はできるだけライオンの口を押さえておくようにする。なぜなら、もしそうしなければ、ライオンが吼える事で、その声に怯えた牡牛の頭部がモーモーと鳴き声を上げるため、うるさくて何も聞こえなくなってしまうためである。 **徴候: アイムを宿している間、君は左の掌か額のどちらか、契約時に君が選んだ方に、星型の焼印を付けられる。 **影響: アイムの影響下にある時、君はけちで意地汚くなり、君や君のグループが他人に支払わなければならない硬貨や価値あるアイテムを惜しむようになる。しかし同時に、彼女は君に対して、出会った全てのドワーフに対して、その名前を知ってから10ラウンド以内に1枚の硬貨(銅貨、銀貨、金貨、プラチナ貨のいずれか、君が選択する)を与えるように要求する。 **付与能力: アイムは彼女のドワーフとしての特性と、自らの王国にもたらした破滅を反映するようなパワーを与えてくれる。 ***ドワーフの足取り: 君は中装鎧や重装鎧を着用している時にも、君は(通常は減少するのだが、そういう事はなく)通常の移動速度で移動する事ができる。 ***火の環: 回数無制限で、君は自分自身を炎の環で包み込むことができる。君に近接攻撃を行なった全ての敵は、間合いの長い武器を使っているのでない限り、1d6ポイントの[火]ダメージを被る。君はまた、近接接触攻撃を行なうことによって1d6ポイントの[火]ダメージを与えることができる。君自身が自分の炎によって負傷することはないし、君がそう望まない限り物品を傷付けることはない。 ***武器破壊強化: 君は《武器破壊強化》特技の利益を得る。 ***中装鎧習熟: 君は中装鎧に習熟する。 ***[火]への抵抗: 君は[火]への抵抗10を得る。 ***破壊攻撃: 君の近接攻撃は物体に対して2倍のダメージを与える。もし有効バインダー・レベルが10以上であれば、君の近接攻撃はダメージ減少を打ち破るにあたってアダマンティンとして扱われる。 **出典: 『Tome of Magic』p.24 **関連項目 [[バインダー(キャラクター・クラス)>http://www54.atwiki.jp/zenmaitako/pages/102.html]]

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