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パイモン(痕跡霊)

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*パイモン、踊り手 PAIMON, THE DANGER 痕跡霊レベル3 呪縛難易度20 パイモンはくるくる回りながら優美さと品格をもって現実に入り込む。彼はその招来者に対して戦いを舞踏と見なす能力を与え、そのステップと隠された韻律の体得者と化さしめる。 #ref(パイモン.PNG) **伝説: ほとんどのバインダーは“踊り手”の悲劇的な物語を知っているが、その起源の確実なところを知る者はいない。悪名高い放蕩者のパイモンは、彼の踊りで高貴な女性を口説き、剣技をもってライバルの求婚者たちを打ち負かすことを喜びとしていた。そのうち、彼は特に嫉妬深く残酷な人物と出会って剣を交えた。この人物はあるときは人間として、またあるときはエルフとして語られている。何度か同僚の貴族たちの前でパイモンがこの貴族に恥をかかせた後、この人物は他の同じように虐げられた求婚者たちと協力しあってパイモンを捕まえ、彼の剣を握る手を切断してしまった。 パイモンはやすやすとはやられなかった。回復すると、彼はレイピアの刃と置き換えることができる宝石で飾られた黄金の手を身につけて法廷へと現れた。ぞっとするような自信をみなぎらせて、パイモンは再び彼のライバルたちを足元に這いつくばらせ、さらに彼を辱めた男を打ち破った。パイモンは彼ら双方の恋愛対象であった女性から踊りを要請されたというだけの理由で、1人の敵の命を助けた。さらなる辱めへの報いとして、パイモンの敵は再び彼を捕まえたが、このときはその男の復讐心は飽くことを知らない状態であった。彼と彼の従者たちはパイモンのすべての四肢を切断し、そのそれぞれに剣の刃を取り付け、再び法廷に戻れるものなら戻ってみろと嘲った。その後、彼らはパイモンをそのまま放置して死ぬに任せ、勝利の祝杯を挙げた。 次の王室の舞踏会のとき、パイモンの敵と彼の共謀者たちは、彼らの敵の名前を口にするとき常にニタニタと笑い、誰かがかのチャーミングな放蕩者がどこにいるのかと大声で尋ねる声を聞いては互いにウィンクをして合図を送りあった。その内、踊り手たちの間に黒い人影が現れた。とんでもなく背が高く、頭から足元まで黒い布で覆われた幽霊のような人影がくるくると回り始めた。その出現によって邪魔をされた他の踊り手たちは、その場を去った。彼らのひとりが巻かれた布の下に抜き身の刃を見つけたとき、貴族たちは舞踏会から逃げ出し始めた。 彼のパーティを妨害されたことに怒り狂ったパイモンの敵は、その人物のところへ行き、その布を引き裂いた。そのしばらく後、彼らの前には脚と腕の代わり血塗られた刃を持った、パイモンの拷問された姿があった。それを目にしたとき誰かが叫び声を上げると、パイモンの姿はかき消すように消えた。パイモンの幽霊を見たと考えた男たちは、すぐさま彼らの敵の死体を見つけて適切な埋葬を施そうとしたが、死体はすでにどこにも見当たらなかった。代わりに、彼らはそこの地面に血の痕と剣を突き刺した痕を発見した。明らかに、パイモンは生きてどこかに行ってしまったのだ―女性の叫び声でかき消された。 **霊の発現: パイモンは渦巻きの中に現れ、その姿は、前腕と手の代わりに金属の刃を持った腕を軸にくるくる回るコマのような姿である。召喚者が見ているものが何であるか認識できる程度の速さで彼は反時計回りに回っている。パイモンはぴょんと跳ねるようにして、回転軸の腕を切り替え、それから足へと回転軸を切り替える。その足もやはり、足首と足先の代わりに刃でできている。切り替える毎に、パイモンの回転はゆっくりになっていき、最後には召喚者の前に片足で、秘紋の上に短剣のような先端で平衡を取って立つ。パイモンのほとんど特徴のない灰色の肉体は踊り手の体格をしている。彼の顔は頭の右側向かって醜く引き伸ばされており、耳は見当たらない。パイモンは、再びいらいらと小さくくるくる回り、手足の軸を跳ね変えながら、その歪んだ口から不明瞭にくぐもった声を出して喋る。 徴候:君の口の片側が、あたかも伸ばして引っ張ったかのように、もう片側よりも大きく広がる。君の口のそちらの側は、いつも少しだけ開いている傾向にあり、そこから涎が垂れ流される。 **影響: パイモンの影響により、君は淫らで奔放になる。さらに、パイモンは音楽を聞いている時にはいつも踊る(半分の移動速度で移動する)ように君に要求する。 **付与能力: パイモンは君に戦いの最中であれそうでないときであれ踊りを踊る能力を付与してくれ、さらに複数の敵に大旋風を見舞うことを可能にしてくれる。 ***死の踊り: この能力を使用する時、君はその移動速度まで移動し、その通り道にいるあらゆるクリーチャーに対して1回の攻撃を行なうことができる。死の踊りを使用する時、他の特技や能力(《薙ぎ払い》特技やヘイスト呪文など)によって与えられるボーナスや追加攻撃の利益を失い、ある1体のクリーチャーへの攻撃を1回よりも多く行うことはできない。一度この能力を使用したなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。 ***パイモンの刃: 君はレイピアとショート・ソードの習熟を獲得し、それらの武器を使用する際に《武器の妙技》特技の利益を得る。 ***パイモンの敏捷力: 君は【敏捷力】に+4ボーナスを得る。 ***パイモンの技能: 君は未訓練で〈軽業〉技能を使用できるようになる。君は〈軽業〉判定と〈芸能:舞踏〉判定に+4ボーナスを得る。 ***直感回避: 君は立ちすくみ状態であっても、不可視状態の敵から攻撃を受けても、ACへの【敏捷力】ボーナス(もしあれば)を維持する。もし君が他の要因からすでに直感回避を得ているなら、代わりに直感回避強化を得る。『プレイヤーズ・ハンドブック』のp.57、ローグのクラスの特徴を参照のこと。 ***大旋風: 君は《大旋風》特技の利益を得る。 **出典: 『Tome of Magic』p.43 **関連項目 [[バインダー(キャラクター・クラス)>http://www54.atwiki.jp/zenmaitako/pages/102.html]]
*パイモン、踊り手 PAIMON, THE DANGER 痕跡霊レベル3 呪縛難易度20 パイモンはくるくる回りながら優美さと品格をもって現実に入り込む。彼はその招来者に対して戦いを舞踏と見なす能力を与え、そのステップと隠された韻律の体得者と化さしめる。 #ref(パイモン.PNG) **伝説: ほとんどのバインダーは“踊り手”の悲劇的な物語を知っているが、その起源の確実なところを知る者はいない。悪名高い放蕩者のパイモンは、彼の踊りで高貴な女性を口説き、剣技をもってライバルの求婚者たちを打ち負かすことを喜びとしていた。そのうち、彼は特に嫉妬深く残酷な人物と出会って剣を交えた。この人物はあるときは人間として、またあるときはエルフとして語られている。何度か同僚の貴族たちの前でパイモンがこの貴族に恥をかかせた後、この人物は他の同じように虐げられた求婚者たちと協力しあってパイモンを捕まえ、彼の剣を握る手を切断してしまった。 パイモンはやすやすとはやられなかった。回復すると、彼はレイピアの刃と置き換えることができる宝石で飾られた黄金の手を身につけて法廷へと現れた。ぞっとするような自信をみなぎらせて、パイモンは再び彼のライバルたちを足元に這いつくばらせ、さらに彼を辱めた男を打ち破った。パイモンは彼ら双方の恋愛対象であった女性から踊りを要請されたというだけの理由で、1人の敵の命を助けた。さらなる辱めへの報いとして、パイモンの敵は再び彼を捕まえたが、このときはその男の復讐心は飽くことを知らない状態であった。彼と彼の従者たちはパイモンのすべての四肢を切断し、そのそれぞれに剣の刃を取り付け、再び法廷に戻れるものなら戻ってみろと嘲った。その後、彼らはパイモンをそのまま放置して死ぬに任せ、勝利の祝杯を挙げた。 次の王室の舞踏会のとき、パイモンの敵と彼の共謀者たちは、彼らの敵の名前を口にするとき常にニタニタと笑い、誰かがかのチャーミングな放蕩者がどこにいるのかと大声で尋ねる声を聞いては互いにウィンクをして合図を送りあった。その内、踊り手たちの間に黒い人影が現れた。とんでもなく背が高く、頭から足元まで黒い布で覆われた幽霊のような人影がくるくると回り始めた。その出現によって邪魔をされた他の踊り手たちは、その場を去った。彼らのひとりが巻かれた布の下に抜き身の刃を見つけたとき、貴族たちは舞踏会から逃げ出し始めた。 彼のパーティを妨害されたことに怒り狂ったパイモンの敵は、その人物のところへ行き、その布を引き裂いた。そのしばらく後、彼らの前には脚と腕の代わり血塗られた刃を持った、パイモンの拷問された姿があった。それを目にしたとき誰かが叫び声を上げると、パイモンの姿はかき消すように消えた。パイモンの幽霊を見たと考えた男たちは、すぐさま彼らの敵の死体を見つけて適切な埋葬を施そうとしたが、死体はすでにどこにも見当たらなかった。代わりに、彼らはそこの地面に血の痕と剣を突き刺した痕を発見した。明らかに、パイモンは生きてどこかに行ってしまったのだ―女性の叫び声でかき消された。 **霊の発現: パイモンは渦巻きの中に現れ、その姿は、前腕と手の代わりに金属の刃を持った腕を軸にくるくる回るコマのような姿である。召喚者が見ているものが何であるか認識できる程度の速さで彼は反時計回りに回っている。パイモンはぴょんと跳ねるようにして、回転軸の腕を切り替え、それから足へと回転軸を切り替える。その足もやはり、足首と足先の代わりに刃でできている。切り替える毎に、パイモンの回転はゆっくりになっていき、最後には召喚者の前に片足で、秘紋の上に短剣のような先端で平衡を取って立つ。パイモンのほとんど特徴のない灰色の肉体は踊り手の体格をしている。彼の顔は頭の右側向かって醜く引き伸ばされており、耳は見当たらない。パイモンは、再びいらいらと小さくくるくる回り、手足の軸を跳ね変えながら、その歪んだ口から不明瞭にくぐもった声を出して喋る。 徴候:君の口の片側が、あたかも伸ばして引っ張ったかのように、もう片側よりも大きく広がる。君の口のそちらの側は、いつも少しだけ開いている傾向にあり、そこから涎が垂れ流される。 **影響: パイモンの影響により、君は淫らで奔放になる。さらに、パイモンは音楽を聞いている時にはいつも踊る(半分の移動速度で移動する)ように君に要求する。 **付与能力: パイモンは君に戦いの最中であれそうでないときであれ踊りを踊る能力を付与してくれ、さらに複数の敵に大旋風を見舞うことを可能にしてくれる。 ***死の踊り: この能力を使用する時、君はその移動速度まで移動し、その通り道にいるあらゆるクリーチャーに対して1回の攻撃を行なうことができる。死の踊りを使用する時、他の特技や能力(《薙ぎ払い》特技やヘイスト呪文など)によって与えられるボーナスや追加攻撃の利益を失い、ある1体のクリーチャーへの攻撃を1回よりも多く行うことはできない。一度この能力を使用したなら、君は5ラウンド間は再びこの能力を使用することができない。 ***パイモンの刃: 君はレイピアとショート・ソードの習熟を獲得し、それらの武器を使用する際に《武器の妙技》特技の利益を得る。 ***パイモンの敏捷力: 君は【敏捷力】に+4ボーナスを得る。 ***パイモンの技能: 君は未訓練で〈軽業〉技能を使用できるようになる。君は〈軽業〉判定と〈芸能:舞踏〉判定に+4ボーナスを得る。 ***直感回避: 君は[[立ちすくみ状態>http://www54.atwiki.jp/zenmaitako/pages/653.html]]であっても、不可視状態の敵から攻撃を受けても、ACへの【敏捷力】ボーナス(もしあれば)を維持する。もし君が他の要因からすでに直感回避を得ているなら、代わりに直感回避強化を得る。『プレイヤーズ・ハンドブック』のp.57、ローグのクラスの特徴を参照のこと。 ***大旋風: 君は《大旋風》特技の利益を得る。 **出典: 『Tome of Magic』p.43 **関連項目 [[バインダー(キャラクター・クラス)>http://www54.atwiki.jp/zenmaitako/pages/102.html]]

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