春のお芝居公演2011
「凍て蝶と世界の終わり」
作・演出 とりやまよしいし
出演
アゲハ : 福井 恭子
オオムラ : 仲山 美穂
シラベ : 野村 知広
マダラメ : 助藤 晃二
日時
2010年5月21日 土曜日
①14:30開演 14:00開場
②19:30開演 19:00開場
場所
周南市銀座2-18 映画館シネマヌーヴェル
■あらすじ■
思いがけない雨で古びた駅の待合室兼喫茶店に足止めされた
それぞれに事情を抱えた男と女たち。
急死したアオバの通夜、そのアオバが遺した小説と
誰も弾かなくなったピアノ。
何かを背負い、何かを諦めながら再生に向かって歩みだそうとする
大人たちの物語。
稽古を始めて少し。絶賛暖気運転中。
まだまだだね。うん、まだまだだね。
純情一途で朴直なマダラメくん。
助「なんか、ちょっと演りにくいかも」
戸惑いながらも演じていきます。
今回は登場人物、四人それぞれに朗読の場面があります。
朗読するのは、死んだアオバが遺した小説。
小説のタイトルは「凍て蝶と世界の終わり」
衣装合わせがあると、もう本番間近。
あああ、台詞、台詞、台詞があああ。
マダラメくんの本体はメガネです。
…って、新八かよ!!
今回は、日刊新周南さんの取材がありました。
19日木曜日の同新聞には、ずどん、とぜろカラ企画の記事が。
マジです、ほんと。
美術協力の一人、大山求さん。
上手と下手にあった明かりは大山さんの作品です。
小野美智恵さんと一緒に舞台を造ってくださいました。
いろいろと制約のある条件のなか、丁寧に調整してくださいました。
リハーサル中も音の調整は続きます。
音響担当は夢くらぶさん、オペレーションンは藤尾敦さん。
本当にいつもありがとうございます。
リハーサル終了後。
アゲハちゃんがラストの場面でどう動いたらいいか
ちょっと迷っています。
たぶん、お芝居に「正解」はないのよね。
本番直前まで、それぞれに試行錯誤は続きます。
オープニングは雨に降られたマダラメとオオムラさんが
オオムラさんのお婆ちゃんが経営していた待合室兼喫茶店に
やってくるところから。
朗読の一番バッターはオオムラさん。
迫力の朗読で観客を引き込みます。
死んだアオバを一途に慕うマダラメくんの朗読。
オオムラさんやシラベに「純愛だね」とからかわれて
ぶち切れます。
今回の舞台でいちばん演技が変わっていったのはマダラメくん。
みんな、「役者」だなあ。
ラスト近くに、はじめて全員集合するのは私の脚本の癖だわね。
次回はこのパターンは止めようかな。
で、修羅場。
シラベ「アオバが死んだことなら、おれの責任だよ」
アオバ「はい?」
シラベ「それでみんなが納得するんなら、
そういうことにしておけばいいさ」
マダラメ「そういう問題じゃないんですよ! 」
シラベが去った後、初めて心の中の真実をぶちまける
アゲハ。そして、オオムラ。
それでも、凍てついたまま死ぬよりは
たとえ世界が終わりを迎えても再び羽ばたいてほしいと
私は祈るのです。
はじめてのシリアスな舞台でしたが、おかげさまで大好評でした。
いちばんダメ出しを食らったのは噛みまくりの主宰の前説。
…善処します。善処しますとも。
※昨年、利用した時に下手のソデがピアノでふさがれているのを見て
じゃあ、ピアノをセットにした芝居を書けばいいじゃない。
そんなノリで出来上がった、ぜろカラ企画・4回目の本公演。
おかげさまで、思いのほかに好評な舞台となりました。
来年は旗揚げから5周年。
当日パンフに「5周年祭」って書いたからには、お祭りしなくちゃ。
最後になりましたが
シネマヌーヴェルの担当の皆様方、本当にお世話になりました。
また、よろしくお願いします。
■ 「地元で頑張ってるんだな。仕方ない、応援してやるか。
チラシ、チケットくらいならウチの店に置いてやるよ♪」
という太っ腹なお店の方も随時募集しておりますw
打ち合わせ、打ち上げ、口コミなどなど、、、
私達にできる力いっぱいで宣伝させていただきますので(笑)
下記までご連絡ください。
(C)ぜろカラ企画
最終更新:2016年06月21日 23:35