ゼロ使×型月クロスSSスレまとめwiki内検索 / 「虚無より出でし混沌」で検索した結果

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  • 虚無より出でし混沌
    「ったく…ドコ行ったのよアイツ……」 声に苛つきを含め、ルイズは夜の学園内を歩く。 数刻前から姿の見えない、自分の使い魔を探して。 彼女と使い魔の出会いは数ヶ月前。 ―――春の使い魔召喚。 全てのメイジが通る道であり、そのメイジの力量が決まる重要なイベント。 そこで、彼女は…ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、 爆音と大量の粉塵を幾度となく繰り返し……何度目だっただろうか。 ひときわ巨大な爆発音と共に、あたりに煙が撒き散らされる。 懲りもせずにまた失敗だ――― そう思って嘲笑を上げようとした周りの生徒達の、その表情が硬直する。 粉塵の中……そこだけが、異様なまでに張り詰めた空気に包まれていた。 吹きぬけた風が、少しずつ巻き上げられた砂を吹き消していき……そこに、一人の男が立っていた。 決...
  • 小ネタ
    ...ht アンリ・マユ 虚無より出でし混沌 月姫・MELTY BLOOD ネロ・カオス 最後の道 Fate/stay night 衛宮士郎 水晶渓谷 月姫 オルト(ORT) 決闘の流儀 Fate/unlimited codes 衛宮士郎 MELTY BLOOD Familiar of Zero MELTY BLOOD Act Cadenza 白レン
  • 虚無の続き 01
    前ページ次ページ虚無の続き 無限であったはずの黒い骸は、やはり夢のように消え去った。 それは、彼らを相手にしていた者たちも同じこと。 もはや言葉を交わす時間もなく、夢は醒めようとしている。 葛木宗一郎も、同じ事。 これから、どこに向かうかは知らないが、最期にキャスターの顔を見ることも適わぬらしい。 認識できるのは、隣にいたアサシンのみ。 もはや、お互い言葉を交わすことも出来ない状態であったが、何を思ったかアサシンが動く。 差し出されたその手。握手を求めるものなどでは当然なく、鞘に収められたあまりにも長い刀。 これを受け取れというのだろうが、何の意味もない。 これより消えうせる夢で、手に入れたものなど夢幻の如く全て消えるというのに。 だが、それを宗一郎は受け取った。 アサシンの表情など見えない。そもそも、受け取った手も、とうに消え失せていた。 ...
  • 虚無の続き
    Fate/hollow atraxiaから葛木宗一郎、キャスター、セイバー メルティブラッド アクトカデンツァからネコアルクカオス 上記を召喚 虚無の続き 01 虚無の続き 02 虚無の続き 03 虚無の続き外伝「タバサと騎士王」
  • 虚無と愉快な仲間達-02
    前ページ虚無と愉快な仲間達 トリステイン魔法学院食堂。 そこで食事をするのは普段なら貴族しかいない。 しかし、使い魔召喚の儀式以来、明らかに貴族ではない人間がいた。 「あんた達、何故さぞ当たり前のようにここで食事をしているの?」 使い魔としてルイズと一緒に行動しているのはランサーだけだ。 あとの二人は、コルベールによって、使われていない使用人室があてがわれていた。 なので、今までギルガメッシュと言峰が何をしていたのか、ルイズとランサーは把握していなかった。 「簡単な事だ。霊体であるランサーと違って私や受肉しているギルガメッシュには食事が必要だからだ」 「なかなかいいワインだな。雑種とはいえ貴族を名乗るだけのことはある。」 「欲を言えばあの汚らしい部屋をどうにかしたいとこだ」 当たり前であるかのように、ではなく、当たり前だという態度だ。 ルイズは脊髄反射で...
  • 虚無の続き 03
    前ページ次ページ虚無の続き 「んー、今日も気持ち悪い、いい天気ですねー」 宿舎から、山のような洗濯物が入ったカゴを抱えた少女が出てきた。 そのメイド服の少女―――シエスタは、カゴを水場において、ポケットから小瓶を取り出す。 「ちょっと最近、飲みすぎかも……今月はこれで最後にしないと……」 小瓶の蓋を開け、ぐっと飲み干す。 「んっ……プハッ。さて、今日も頑張り……あら?」 と、そこへ……シエスタ同様のカゴを持って、歩いてくる人影があった。 「失礼、洗い場はここでよろしいか?」 「はっ、はい! ……えっと、どちら様でしょうか?」 「名を葛木宗一郎。先日、使い魔として召喚された者です」 「宗一郎様……ミス・ヴァリエールに召喚された方ですね。有名ですよ、平民を召喚したって」 でも、何故ここに? と首をかしげるシエスタ。 「マスター...
  • 虚無と愉快な仲間達
    トラぶる花札道中記から神父と愉快な仲間達チームを召喚 虚無と愉快な仲間達-01 虚無と愉快な仲間達-02
  • 虚無の続き 02
    前ページ次ページ虚無の続き キュルケが授業を受けている間、キャスターは図書室に篭っていた。 今後の方針のために、この世界の歴史、魔術体系を調べるためだ。 文明レベルは、地球に比べてかなりの遅れがあった。 地形、名前に知識とかみ合う部分をいくつか見つけるが、やはり別物。 (フランス辺りかもと、僅かな期待はしたけど……並行世界とも違う、完全な異世界のようね) そして、この世界では再現可能な現象でも、区別なく「魔法」と呼ばれていること。 (魔法の域も魔術の域も混ざり合っている……常識から違う時点で、比較にもならないけど) 四系統魔法 その起源は、始祖ブリミルが6000年前、この世界「ハルケギニア」に持ち込んだ魔法。 火、水、風、土の四系統であり、系統を幾つ足せるかでランクが決まる。 一でドット、二でライン、三でトライアングル、四で最高のスクウェア。 それ...
  • 虚無と愉快な仲間達-01
    前ページ次ページ虚無と愉快な仲間達 爆音が響き渡り、大気を震わす。 原因は皆さんご存じ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールである。 彼女は土煙を凝視し、召喚が成功していることを祈っていた。 (……お願いします始祖様。留年は死んでも嫌なんです) 土煙は徐々に薄くなり、その向こう側が次第に明らかになる。 「やったわ!土煙の迎うに何かの影が三つ!!…………三つ?」 しかもそれらは人の形をしているようだ。 そしてついに姿が明らかとなった。 「この駄犬がッ!!貴様のせいで我の服が汚れてしまったではないか!どうしてくれる!」 「うるせぇ!!俺一人に妙な物を触らせようとするから道連れにしてやっただけだ!」 「落ち着け二人とも。どうやらあの鏡は空間転移のための入り口だったようだな」 言い争う金ピカの男と青い男。そして無駄に冷静な胡散臭い男。 ...
  • 1、ルーンを刻んだカケラを持っていく
    ルイズはカトレアからもらったルーンを刻んだカケラを持っていく事にした。 カトレアの優しさが自分を救うと信じて!! ...結果から言えば、数十回にわたってルイズは召喚に失敗した。 一緒に召喚の儀式に参加していた生徒はルイズをのぞいて既に全員召喚に成功しており、今や召喚できていないのはルイズだけになっていた。 他の生徒たちが心ない中傷を投げる中、ルイズは己の覚える違和感について考えていた。 (何故?何がいけないの?) 何かがおかしい。が、何が間違っているのかわからない。 先程から自分が行っているサモン・サーヴァントでは、全く自分の魔力が消耗される感じが無い。 無論、『爆発』は起こっているのだが、今までの失敗のでは一応魔力が消耗されていた、と思う。 しかし、何ぶん今まで魔法が成功した事もないので、その感覚もあやふやなのだが。 (いけない、考えがズレ...
  • 3、いいえ、自分の実力を信じるのよルイズ!
    「そうね、ここまで来たら自分を信じるのよルイズ」 そう言って、私は杖だけを持つと召喚の儀式へ向かった。 正直、これで失敗して爆発でもしたら、自分は姉たちからもらった(一部うさんくさい)宝物のせいにするかもしれない。 ルイズは成功も失敗もあくまで自分の責任で行いたかった。 そして、結局ルイズは平民の使い魔すら召喚できず、留年する事が決定したのだった。 BAD END タイガー道場はへんてこヒントコーナーです。 自力でゲームをクリアしたい方、本編のキャライメージを大切にしたい方はこ注意ください。 この先はタイガー道場です。アドバイスを受けますか? →1、はい  2、いいえ タイガー道場ハルケギニア出張版 その1 タイガ「タイガーーー道ーーー場ーーー!」 イリヤ「ハルケギニア出張ばーーーーん!」 ルイズ「っ...
  • 魔眼の使い魔 26
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 「おお、この温度は…こんな所に居たのか隊長ぉぉぉぉツ!」 その日トリスティン魔法学院は“白炎のメンヌヴィル”率いる傭兵部隊の襲撃を受けた そしてコルベールとメンヌヴィル、二人の因縁の対決が始まろうとしたそのとき 「メンヌヴィル!貴方だけは…貴方だけは変わらないと信じていたわッ!!」 よほど原作通りのキャラの登場が嬉しかったのかメンヌヴィルの胸に飛び込み感涙にむせ ぶルイズ 「えーと…」 リアクションに迷うメンヌヴィル 「あの娘ったら…」 思わず目頭を押さえるキュルケ 「何をしているんですか貴女は」 ひょいと校舎の屋根から飛び降りてすぐ隣りに着地したメドゥーサにルイズは慌ててメン ヌヴィルの背後に隠れながら“びしすっ!”と人差し指を突きつける 「気を付けてメンヌヴィル!コイツは見た目痴女で中身も痴...
  • 虚無の続き外伝「タバサと騎士王」
    前ページ虚無の続き 授業が終わるまで、部屋で待機を命じられた。 戻ってきた少女の名がタバサだと、ようやくここで知った。 直後、窓にフクロウが飛び込んできた。 どうやら伝書を届けにきたようで、こんな夜中だというのにタバサは出かける準備を始めた。 「出かける? こんな時間にですか?」 「そう、急用」 「何か事情があるようですね。では、私も参りましょう」 「いい、危険だから待っていて」 「タバサ、だからこそです。私は貴女の剣……使われてこそ私の存在は意味を持つ」 少し考え、タバサは一言だけ口にする。 「竜を、操れる?」 ―――実際、不安ではあったが「この世界」の竜はセイバーの騎乗スキルで操れた。 「まったく……こんな夜中に呼び出して、あの態度とは……何と失礼な」 「構わない」 「ですが、タバサ……いえ、シャルロット」 ...
  • 最後の道
    「じゃぁぁぁぁまだぁぁぁぁ!」  心の振るえのままに才人は叫ぶ。  才人は満身創痍になりながら、それでもけして握った剣は手放すことはなかった。  学院の宝物庫のなかで眠り続けたこの剣こそが勝利の鍵だと知っていたが故に、もう一度生きてルイズの元へ帰る道筋を切り開くモノだと実感して居たが故に。 「よっしゃ、十分だ。いけぇぇぇ相棒!」  デルフリンガーはこれまで吸い込み続けた魔法の力を右手に持った剣に注ぎ込む、七万の大群から雨霰と放たれ続けた火が、風が、水が、土が、膨大な量の純粋なる魔力となって右手の剣へと注ぎ込まれていく。  ――あとはただ命じるだけ、想いの力をあらゆる武器を扱う技量へと変えてくれるガンダールヴのルーンが望む未来へと導いてくれる。 「無限の剣よ」  剣のなかの魔力回路が唸りを上げ、膨大な魔力を喰らいながら焼け付くほどに駆動し続ける。  ガンダールヴのルーンが命...
  • ゼロの白猫 04
    前ページ次ページゼロの白猫  虚無の曜日。それはハルケギニアの人間達が最も愛しているだろう曜日。全人類に与えられた休息のための日である。  よってトリステイン魔法学院も授業は休みとなり、教師も生徒も貴族も平民も分け隔てなく英気を養い、次の日に備えるのだ。  寮の自室で黙々と本を読み続けるタバサも、例外なく虚無の曜日を愛していた。誰にも邪魔されず気兼ねせず読書に没頭できるこの時間を。  そんな時間がノックの音に邪魔される。トントントンと部屋に響くノックの音。親愛を表すのはノック三回。  しかしタバサにとっては煩わしい事でしかない。とにかく彼女は干渉されることを嫌うのだ。なので相手が諦めるまで居留守を決め込むことにした。  とんとんとんとん。ノックの音はしかし止まない。ノックの主はタバサが部屋にいることを確信しているのだろう。中々帰る様子が無い。  タバサは彼女の身長...
  • 魔眼の使い魔 1
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 此処は何処?私は誰? 肉体が構成され意識が覚醒した直後の軽い心身喪失状態から抜け出すと 視界に映るのは青空と地平線まで続く草原 遠巻きにして見守るマント姿の少年少女の集団と 目の前で目を見開きあんぐりと口を空けて立ち尽くすピンクの髪の少女 (おーけー落ち着きましょうメドゥーサ、あなたはやれば出来る子です。 こうして自我があるということは今回はサーヴァントとして召喚されたようですね、 恐らくこの少女に。それにしても聖杯のバックアップが無いとはどういうことでしょう? これでは自分の“クラス”も分かりません) 数多の英雄・怪物が活躍するギリシャ神話の中でも下手したらヘラクレスよりメジャー なんじゃないかという女怪メドゥーサ その名も高きゴルゴン三姉妹の末娘がなんか変だなー?と考えていたその日その時 ルイズ...
  • Zero/stay night 01
    前ページ次ページZero/stay night 薄暗い地下室を、激しく明滅する閃光が照らし出す。 閃光は、二人の男が繰り広げる剣戟の嵐によって起こる火花であった。 それほどの火花を引き起こす、人の理を逸脱した攻防は、実際には一方の男が相手の攻勢をかろうじて凌いでいるという、虐殺に近い内容。 虐殺を仕掛ける側の男は、黒い上下に、襟元にファーをあしらった白いジャケットを羽織るという、およそこの場で巻き起こる剣戟に似つかわしくない当世風の服装。 そのような出で立ちながらも、その男は薄暗い地下室にありながら金色に輝いて見えた。 プラチナブロンドの髪と、燃え盛るような深紅の瞳がそう見せるのか。否、それだけでなく、男から立ち上る強大な魔力そのものが金色を帯びている。 そして、男の背後にあるのは当然あるべき地下室の壁などではなく、その金色の魔力が具現した姿とも...
  • シロウが使い魔-02
    前ページ次ページシロウが使い魔 第2章  衛宮士郎の朝は早い。昨晩はかなり遅くまでコルベールの質問攻めにあったが、  それでも体内時計は早朝に起きるように体を促したようだ。  「日課の鍛錬……って言っても着替えが無いうちに汗を流すのもなぁ」  昨日ルイズに約束してもらった衣食住の衣。つまり着替えを用意してもらうまでは  着たきり雀になるため今着ている服を洗って乾かして着るという行為を  繰り返さなくてはならないようだ。  「さてと、では使い魔としての日課をすませるか」  誰ともなしに呟いて、士郎はルイズの部屋へ洗濯物を取りに向かった。  ルイズの部屋では、もちろんルイズは熟睡の最中であった。  音を立てないように部屋に入った士郎は、毛布をはがして丸まっているルイズに  そっと毛布を掛けなおしてやり、部屋の隅の籠に入っている洗濯物を籠ごと外...
  • シロウが使い魔-04
    前ページ次ページシロウが使い魔 第4章  「く、くふふふふふふふ」  妙な笑い声を出しながらルイズはもだえていた。  自室のベッドの上で、枕を抱きしめて顔をうずめながら足をバタバタしながら  笑いを押し殺していた。  それは、先ほどのことである。 ─回想─   「サーヴァント・衛宮士郎。   ───これより我が剣は貴女と共にあり、貴女の運命は我と共にある。   ───ここに、契約は完了した」  一瞬、呼吸を忘れるくらいにルイズは己が使い魔に見とれてしまった。  周囲の景色も、時間も、全てが消え去った瞬間……  < ぐぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ >  台無しである。いくら昼食をまだ摂ってないにしてもである。  士郎は自分の失態を顔色に顕著に表していた。火竜山脈の万年マグマと比べても  なんら遜色ないくらいに真...
  • シロウが使い魔-10
    前ページ次ページシロウが使い魔 第10章   「なによ、どうゆうことなの? シェロって何? なんでそんな格好なの?」  グリフォンを先に行かせて、声の届かないくらいの位置でタバサの竜はついていく。  開口一番、ルイズは士郎に尋ねた。  「いや、俺が『ガンダールヴ』とか使い魔とか一切秘密だから、こんな格好したんだけど   名前はキュルケのアドリブ。 おれも初耳」  ルイズの耳元でひそひそ声で答える。  「じゃあ何でツェルプストーとタバサが一緒なのよ?」  「昨夜コルベール先生に相談したんだよ。そしたら、タバサの使い魔ならあっという間に   移動できるって言うからタバサに相談しにいったらキュルケが付いてきた……」  「なによ、移動なら馬でいいでしょ?」  (馬に慣れてないから嫌という事は置いといて)  ...
  • シロウが使い魔-08
    前ページ次ページシロウが使い魔 第8章 王女来訪  「おお、クルクル回りますなぁ」 出来上がった部品を手に喜ぶコルベール。  「これはローラーベアリングといいます。中の円柱が接触部分の摩擦を減らすんです」  士郎の自転車製作計画の第一段階である。  「円柱は真円にしないといけないので、いろいろ大変ですけどね。   ちなみに中を玉にしたものがボールベアリングと呼ばれます」  衛宮家の近所に住んでいる藤村の爺さんのバイクをチューンするうちに得た知識を披露する。  「この手の作業は、これほどハンマーとヤスリが重要になるとは知りませんでしたよ。   それにしても、本当にシロウ君はいろいろなことを知ってますな。私の知識など足元にも及ばない」  「コルベール先生は独自にエンジンを開発するくらいですから凄いものですよ」  「いや、私は変わ...
  • 長編(五十音順)
    長編(五十音順) ※作品タイトルのあいうえお順となっております 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ありうるひとつの可能性 ゼロの使い魔 ルイズ、平賀才人 2009-01-18 00 07 47 (Sun) 虚無と愉快な仲間達 トラぶる花札道中記 神父と愉快な仲間達 2009-08-23 05 35 18 (Sun) 虚無の続き Fate/hollow atraxiaMELTY BLOOD Act Cadenza 葛木宗一郎、キャスター、セイバーネコアルクカオス 2008-03-17 09 22 16 (Mon) 幻影の夏 虚言の零 MELTY BLOOD 『ワラキアの夜』こと『ズェピア・エルトナム・オベローン』 2008-04-14 01 14 28 (Mon) the saber of zero servant Fate/stay night セイバー ...
  • シロウが使い魔-09
    前ページ次ページシロウが使い魔 第9章 思惑  「ああ、ルイズ、ルイズ、懐かしいルイズ!」  アンリエッタは女王の前に膝を突いたルイズへ抱きついた。  ルイズはかしこまって、アンリエッタを立たせようとするが、抱きついたまま離れない王女。  「……あ~、俺は紅茶でも入れてきますよ」  席を立つ士郎。  「彼は?」 とアンリエッタがルイズに尋ねる。  「えっと、彼は私の……使い魔(サーヴァント)です」  「そうなの。従者(サーヴァント)なのね。」  (ラ・ヴァリエール家くらいになると専属の従者を雇うのかしら?)  少々、行き違いがあるようだ。  部屋を出て厨房へ向かう士郎。夜になったばかりなので、まだ厨房では大勢働いていた。  メイドの一人に紅茶を用意してもらう。 ここで、シエスタが声をかけてきた。  「シロウ...
  • 魔眼の使い魔 35
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 「『もう何がなんだかわからねえ』76件 『流石にフォローできない』85件 あと『イザベラは俺の嫁』が2件です」 ここグラン・トロワのジョゼフの執務室ではカステルモールが目安箱から回収した 国民の声をジョゼフに伝えていた 「愚民どもめ」 左手にシャルルの頭蓋骨で作った器に盛った麻婆豆腐 右手に蓮華を持ち 悪者な笑みを浮かべる立ち絵姿のジョゼフ(作画:武内崇) その背景では 柳ジョージの唄う「鉄のララバイ」をBGMに CGで描かれたスコープドッグの大群が 爛れた大地をひたすら踏み締めている 「文句垂れる他は『○○召喚××涙目w』『■■■の人マダー?』を壊れたレコードのごとく繰り返すしか能の無い 同性愛者はおろか藻類にも劣る非生産的な輩が」 「その発言は各方面を敵に回すのでは?」 「君はど...
  • 魔眼の使い魔 20
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 トリスティン魔法学院 国内のみならずゲルマニアやガリアの名門子弟も数多く学ぶ魔法の殿堂 その学院の敷地内で一際高く聳える尖塔の上に佇む黒衣の髑髏面 眼下にはアニエスの号令のもと軍事教練に励む男子生徒達 美人の女騎士が容赦無く振るう鉄拳の餌食になった生徒達の何人かは何やら新たな世界に 目覚めはじめている 「若い者はいい、ひたすら勝利を信じている…」 「何『トラトラトラ』の東野英二郎みたいなこと言ってるんですか」 ハサンの隣りに降りったメドゥーサはまったりとくつろいだ様子の暗殺者に険のある視線 を向ける 「これは蛇殿」 「誰が蛇だゴルァッ!」 至近距離から稲妻の速度で投擲された釘剣を、“ぐにゃり”という擬音が聞こえてくるよう なキショイ動き(挿絵:富士鷹ジュビロ)で躱すハサン 「くっ、流石はアサ...
  • 水晶渓谷
     ――もうだめだ。  誰が言ったかはわからないが、誰が言ったかなど意味をなさないことである。  誰もが考えていることを代弁してくれているだけなのだから。  “アレ”が現れたのはいつ、どこだったのか。  今年の春、トリステイン魔法学院……らしい。  公式な記録を確認する人間がいないから伝え聞いたかぎりだが、生徒の一人が召喚した使い魔として“アレ”は現れた。  たしか公爵家のご令嬢だったか。二つ名は、なんだったかな……?  身の丈を大きく超える鏡――そりゃそうだ。実際に見たわけあるか。鏡は使い魔の大きさに合わせるらしいからな、大きかったんだろうよ。  奴が一歩踏み出した。たったの一歩だ。あの巨体にふさわしい大きな一歩だったろうが、それだけだ。  踏み出した一歩で、ご主人さまになるはずだった腐れ令嬢も、生徒も、教師も、魔法学院も含めてだ。  きれいさっぱり水晶だよ...
  • シロウが使い魔-07
    前ページ次ページシロウが使い魔 第7章 土くれ  衛宮士郎が今、ハルケギニアで作りたいものが5つある。  一つは自転車。だが、部品を錬金で作るのが難しいらしい。  冶金技術がものすごく遅れているようだが、ある程度は魔法で補えるだろう。  二つ目は反射望遠鏡。金属加工の技術の遅れは『固定化』の呪文がいくらでもカバーしてくれる。  単純な構造物なら作れるはず。ということで、思いついたのが反射望遠鏡だった。  コルベールには既に設計図を見てもらっている。  この世界の望遠鏡はかなり粗末なものらしいので、精度は比ぶべくもない。  三つ目は魔法瓶。これも『固定化』があれば案外簡単に作れるはず。  一般庶民もかなり便利がるアイテム、間違い無しである。  四つ目はしょっつる。いわゆる魚醤である。衛宮士郎は基本的に日本食を...
  • シロウが使い魔-14
    前ページ次ページシロウが使い魔 第14章 謁見  一行が城に到着したその夜にささやかながらパーティが開かれた。  「皆、今宵はこれからの戦いへの英気を養うのと、    トリステインから来た方たちの歓迎、    そしてこれから送り出す我らが家族のしばしの別れを惜しむための    合同パーティである。    大いに飲み、食べ、笑い、泣き、楽しんでもらいたい!!!」  ………  壇上のウェールズの姿を見ながら、ルイズは士郎に尋ねた。  「家族を送り出すって、戦時だから避難させるってことかしら?」  「そうじゃないか? 女性や子供の姿が見えるから」  「どの国へ避難させるのかしら……」  「トリステインで受け入れたいってこと?」  キュルケが口をはさむ。  「えぇ、できればそうしたいわ」  ...
  • Zero/stay night ルイズとランサーの英霊通信3
     ルイズ「ルイズと!」 ランサー「ランサーと~」  カレン「カレンの」   「「「英霊《サーヴァント》通信!」~」」  ルイズ「この世の理は即ち速さだ!三千院ルイズよ!」 ランサー「サーヴァントのランサーだ......」  ルイズ「―――何よ、言いたい事があるならはっきり言いなさい」 ランサー「いや、いいんじゃないか?      もうこのコーナーのお嬢ちゃんは本編とは全く別の『三千院ルイズ』っていう新キャラってことで」  カレン「中学二年生とは思えない枯れた境地ですね、この駄犬は。      そんなことより、さっさと私の紹介をして下さらないかしら?      本当、気が回らない使い魔を持つと気苦労が絶えませんわね、ルイズさん」  ルイズ「ホントよね。ホラ、さっさとシスターの紹介をなさい、このバカ犬」 ランサー「んなコト言われてもだな、オレは一応アニメ版準拠のセイバ...
  • Zero/stay night 英霊通信拡大版『コードゼロはんぎゃく日記』
    ルイーズ「(黒いとげとげのフルフェイスヘルメットを被って)ゼロと!」 ランサー「ランサーと」 シエスタ「シエスタの!」   「「「コードゼロはんぎゃく日記!!」~」!」   ゼロ「人々よ!私を恐れ、求めるがいい!我が名は、ゼロ!!      でもゼロって呼んだらエクスプロージョンで吹っ飛ばす」 ランサー「原作ギアス以上の暴君だなオイ」 シエスタ「こんにちは、魔法学院でメイドのお仕事をさせていただいております、シエスタと申します。      ......それで、ランサーさん、ミス・ヴァリエールは何をしてらっしゃるんですか?」   ゼロ「違うな、間違っているぞシエスタ。我が名はゼロ、胸《チカラ》ある者への反逆者である!」 ランサー「......だそうだ。ま、どうせ変なアニメでも見たんだろ。まったく、最近すっかり金持ちニートに浸食されちまって」   ゼ...
  • ゼロとさっちん 02
    前ページ次ページゼロとさっちん 「これが、曾お祖母さんのお墓です」  シエスタに案内されてそれを見たさつきは、「あ……」と声を上げてから静かな眼差しでそれを見つけた。  ここはタルブの村である。  なんだかんだと色々とあって、さつきはアルビオンの任務から帰還して、休養と称してこの村にやってきた。  どうしてタルブなのかというと、シエスタの故郷だからである。シエスタは学園で働く給仕というかメイドで、まあ色々とあってさつきと仲良しになった。  もっとも、さつきはそんなに人見知りしない性格なので学生にも教師にもメイドにもそれなりに知り合いができていた。シエスタはそれらの中でも特に仲がよいのであった。  それで三日前、 「丁度曾お祖母さんの命日が近いので、お墓参りをしようと思っているんです。サツキさんも、遊びにきてみませんか?」 「あ、どうしよう...
  • ゼロとさっちん 04c
    前ページゼロとさっちん 「ユビキタス・デル・ウィンデ」  ワルドが唱えたのは偏在の呪文だ。  自らの分身を作り出す魔法。  風のスクエアスペル。  解っている。  この世界では、この魔法の全てを枯らす世界では、この偏在も長らく存在できない。  三体の分身は十秒と持たずに消滅したではないか。  だがそれはつまり、十秒以内ならば偏在も存在できるということを示している。 (一体分の偏在に、三体分の力をこめる)  そんなことが可能なのか解らない。  解らないが、それをするつもりで精神力を費やした。  真正面から駆け出したワルドは偏在だった。  さつきは、それを真正面からデルフリンガーを振りかぶって迎え撃つ。 「相棒!」 「解ってる!」  偏在は囮だ。  自分の視界をふさぐためだけに作られた盾にしかすぎない。  それでもその...
  • 魔眼の使い魔 7
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 その日午前中の授業を終え寄宿舎に戻って来たルイズが見たものは二人の生徒を指揮して 大量の書物を自室に運び込んでいる自分の使い魔だった 「一体何事?」 「ああルイズ紹介しましょう、助手のジェイクとエルウッドです」 「マリコルヌとギーシュでしょ」 「やはり学院の制服では気分が出ませんね、どうにかして黒のスーツとサングラスを入手 しましょう。あとブルースモービルも」 「だから何の事だか、もういいわ…」 メドゥーサを追求しても無駄だと判断したルイズは矛先をマリコルヌとギーシュに向けよ うとするも何も聞いてくれるなと背中で語る男二人 どうにも収まりのつかないルイズは足元に積まれた本を見て目を見張った 「コレって図書館の本じゃないの!生徒だって勝手に持ち出せないのにどうやって?」 「ああ、ソレは- コ...
  • ゼロとさっちん 03b
    前ページ次ページゼロとさっちん 「結婚式?」  朝になって唐突にいわれて、ルイズは戸惑った。  当然である。  本当にまったく唐突であったし、それが結婚だというのだ。  結婚というのは人生にとっての大事である。  そしてここはもうすぐ戦場になるという場所だ。 「誰が? 誰と?」 「ルイズさんが。ワルドさんと」  ニコニコと笑っている彼女の使い魔であるさつき。  本当になんというか、喜ばしいなーとかうらまやしいなーとか思っている顔だ。裏に何か隠しているなんてことは絶対にない。それだけは本当にまったくもって確かだった。 「……なんでそういう話になっているのよ」 「ワルドさんが、ルイズさんと結婚したいって」 「……なんでよりにもよって今日なのよ。ここでなのよ」  いわれてさつきは考える。 「なんか景気付けにやっちゃおうって話だよ」 「…………今適...
  • 魔眼の使い魔 30
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 トリステインから帰ってきたエミヤは変わり果てていた 具体的に言うと“漢の味方”になっていた グラン・トロワでジョゼフと共に戻って来たエミヤを出迎えたイザベラの目の前で エミヤは 「アッポウッ!」 と叫んでジョゼフに向ってルパンダイブを決めた その後に繰り広げられた地獄絵図は概略を記すことさえ憚られる ただ心身(主に排泄器官)に深いキズを負ったジョゼフはその後しばらく公務を離れて 静養することになったとだけ言っておく その日ジョゼフの見舞いを終えたイザベラがプチ・トロワに戻ると大広間でエミヤが カステルモールを押し倒していた そしてワゴンセールのクソゲーを見るような目でイザベラを見ると言った 「失せろデコ」 イザベラのシャイニングウイザードが炸裂した 前のめりに身をかがめたエミヤの肩に飛び乗る...
  • シロウが使い魔-16
    前ページ次ページシロウが使い魔 第16章 決着          体は  剣で 出来ている  「――――I am the bone of my sword.」  (…ルイズの知らない異世界の言葉を紡ぎ出す士郎)         血潮は鉄で     心は硝子  「―――Steel is my body, and fire is my blood」  (…その呪文はルイズの心の奥底まで届いてくる)         幾たびの戦場を越えて不敗  「―――I have created over a thousand blades.      ただ一度の敗走もなく、       Unaware of loss.      ただ一度の勝利もなし       Nor aware of gain」  (…わた...
  • 魔眼の使い魔 33
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 これまでのあらすじ 八次元宇宙を支配する革命王トロツキーの神託を受けたジョゼフは内蒙古で勢力を 伸ばしつつあった張学良軍と合流 38度線を破って一気に南進を開始した ロマリア教皇は直ちに男塾死天王を召集 反撃に転じたが人馬操兵軍団を先頭に怒涛の勢いで攻め寄せるジョゼフ軍を押し止める ことが出来ず釜山橋頭堡に追い詰められる 事態を打開すべく教皇はキャンプ・デービッド会談で海の一族と電撃的和解を成立させ 大海帥ファン・ガンマ・ビゼン総指揮のもと起死回生の仁川上陸作戦に打って出る そしてヒトカップ湾に集結した侵攻艦隊の旗艦 氷山空母ハボクックの艦上には人型戦略兵器“ゼロのルイズ”の姿があった 「だから全然ワケ分かんないって言ってるでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁツ!!!」 叫びつつ跳躍したルイズの大回転...
  • 魔眼の使い魔 39
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 トリスティン魔法学院の朝は早い。 敷地内の一角にあるコルベールのハンガーで、メドゥーサとエミヤは暗緑色と明灰色に塗り分けられた旧ソ 連の複葉戦闘機I-153チャイカのエンジンを試運転させていた。 「最近大人しいと思ったらこんなもの持ち込んでたのね」 ルイズは警戒心剥き出しである。 「コルベール氏の許可は得ているが?」 「あんたが此処にいることが問題だっていってんの!」 カウリングを外した星型空冷エンジンのあちらこちらをドライバーで突きまわすエミヤに鋭い視線を向け るルイズ。 「それなら問題ありません、ティファニア嬢の新呪文『ブレインウォッシュ』で記憶を改竄したガリア王と タバサ嬢の和解が成った今、私とエミヤはマヴなのです」 コックピットに収まったメドゥーサがスロットルを開けたり閉じたりしながら言う。 「詳細は夏コミ発行の『...
  • Zero/stay night 09
    何故、こんな事になったのだろう? 周囲を取り囲む生徒たちの歓声にキザったらしくポーズを決めて応えながらも、ギーシュはその実困惑していた。 確かに、女の子にフラれた腹いせで、きっかけを作ったメイドを叱りつけたのは自分が悪い。 それは自覚している。 しかし、だからってアレはマズいだろう。 そう思いつつ見やる先には、虚空より現れる騎影が一騎。 スラリと高い長身、鍛え上げられた体躯。 その総身を覆う青色の軽鎧には、所々にアクセントのように銀色の装身具がちりばめられている。 戦支度にも関わらずの軽装は、まず間違いなくメイジのソレ。 その出現に、ギャラリーとして詰めかけていた観客がどよめく。 「アレと決闘するなんて見直したぜギーシュ!」等と無責任な声援を送ってくる同級生(♂)がいるが、冗談ではない。 (なんでボクがあんなのと決闘しなきゃならないん...
  • シロウが使い魔-11
    前ページ次ページシロウが使い魔 第11章 接触  一行がアルビオン大陸の名も知られていない小さな港町に着いたのは、夕暮れ間近の頃であった。  すう勢は貴族側に傾いているので、貴族側の兵士が港の出入りを見張ってはいるが、  あまりにも国外脱出の人数が多いので、とてもチェックしきれないでいた。  その隙間をつくように、町にもぐりこめた一行である。  「ええと、これからどうしよう。シ、シェロ?」  呼びなれていない名前に噛んでしまうルイズ。  「ん~、情報集めかな?でも、あんまり派手に動くと貴族軍に目を付けられそうだしなぁ」  「この手の会話も聞かれないように気をつけたほうがいいね。   情報集めの方は私が一人でしておこう」  自分の活躍の場を見つけたワルド。  もちろん『レコン・キスタ』として情報を味方から集める...
  • ゼロの白猫 05
    前ページ次ページゼロの白猫  トリスタニアへ出かけてから数日が経過。その日々は穏やかで、特筆しておくべきことは何も無かった。  朝目覚め、制服に着替え、朝食をとり、授業に出て、終わったら夕食、入浴を済ませて就寝する。ルイズが学院に入ってから繰り返してきた日常と大差ない。  他に述べておく事といえば、時間があるときに図書室を訪れたり、教師に話を聞きに行ったりすることが増えたくらいだろうか。  目的は、レンと約束した『彼女が居た世界へ行き来する方法』を探す事である。  しかし結果は惨敗だった。『フライ』という空を飛ぶコモンマジックを自在に使えるメイジ。そんなメイジが利用する事を前提として作られた図書室の書棚は、30メイルもの高さの壁一面に本が敷き詰められているくせに足場の一つもないのだ。  当然フライも使えないルイズは、脚立を用意して本を調べていたのだが、当然移動と持ち...
  • シロウが使い魔-15
    前ページ次ページシロウが使い魔 第15章 決闘  辺りには土埃の臭いや物が燃える臭いが立ち込めていた。砲弾と矢と魔法と怒声が飛び交う。  ルイズたち一行はウェールズ皇太子のもとへと走っていた。  一行といっても、ワルドの姿は無い。裏切りがほぼ確定したからだ。  「シロウっ!! あそこっ!!」  キュルケが何かを見つけた。 指差す先にはワルドの姿があった。  その姿はすぐ物陰に見えなくなる。  「キュルケ! ギーシュと一緒に奴の後をつけてくれ!」  「了解、ダーリン」  ルイズと士郎はウェールズのところへ、キュルケ、ギーシュはワルドを追う。  士郎は途中に出会った兵士にウェールズの居場所を聞く。  最初は城壁にいたのだが今は移動しているらしい。 全体が見える塔から指揮をしているようだ。  そこへ向かおうとして...
  • マガツカオルタナティブ 4
    前ページ次ページマガツカオルタナティブ トリスティン魔法学院の朝は早い 昨日以来テンション上がりっ放しのまま頬を緩ませ踊るような足取りで早朝の散歩を行う ピンクの髪の少女 ちなみに少女の使い魔たる紫の髪のミステリアスな美女は命じられるまま少女の下着を洗 濯している ルイズのライダーに対する仕打ちは“まさに外道”と呼ぶに相応しいものだった 掃除、洗濯をやらせる 毛布も無しで床で寝かせる お茶が温いといって卓袱台をひっくり返す あるいはライダーの生来の被虐体質がルイズのSッ気を目覚めさせたのか ルイズの我侭に振り回されるライダーの困った顔を思い浮かべただけで 「子宮が疼くわぁ…」 ルイズの呟きを耳にした通りすがりのマリコルヌが派手な音を立てて顔から石畳に激突す るがライダー虐めのアイデアを捻り出すのに忙しいルイズは全く気付かなか...
  • 魔眼の使い魔 25
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 「このロリコンどもめ!」 「ゲェーッ!お前はバック・ベアード!?」 魔方陣から出現した一つ目の毛玉を見てKO-M1に再会したデルブリンガーのような悲 鳴をあげるルイズ ジャーン ジャーン 「ア、アンタメイジだったの!?」 「はて、私はたまたまこっちに来ていた知り合いを『地獄通信』で呼び出しただけですが?」 パニクるルイズに“お前は一体何を言っているんだ?(byミルコ・クロコップ)”といっ た調子で答えるメドゥーサ 「知り合いって……」 「Mr.ベアードとは“月刊『魔眼の友』(民■書房刊)”の読者交流欄で知り合って以来 の付き合いです、ええマヴと言っていいでしょう」 「アンタって、アンタって一体……」 両手を壁についてブツブツ言い始めたルイズを他所にメドゥーサは戸板に縛り付けたエミ ヤシロウを...
  • 魔眼の使い魔 15
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 その日ルイズが授業を終えて自室に戻ると相変わらずメドゥーサは宝物庫から漁って来た ガラクタを弄り回していた 和服にエプロン、ほっかむりという出で立ちのメドゥーサが「あら?こんなところにお手 紙が」などと言いながらガラクタの整理をしているのを横目で睨みつつ くしゃみをすると魔神が出てきそうな壷やら破裏拳なヘルメットやらを跨いで机を目指し ていたルイズは足元に転がった究極にファンシーでスイーツな造形であるにもかかわらず めがっさ胡散臭いステッキに気付いてしまった 本能が警告の叫びをあげているにもかかわらず得体の知れない磁場に引き付けられるよう にステッキを手にするルイズ 「あはー、遂に私の出番ですねー!」 出やがった 「なっ!?」 いきなり喋りだしたステッキを見て狼狽するルイズに畳み掛けるようにステッキ...
  • ゼロの白猫 06
    前ページ次ページゼロの白猫  翌日、当然だが学院は大騒ぎになっていた。  名にしおうトリステイン魔法学院に盗賊が堂々と侵入し、ゴーレムを使って宝物庫を破壊、そして学院の秘宝を盗み去る。学院創立以来の大事件である。  宝物庫の壁には『破壊の杖、確かに領収致しました 土くれのフーケ』という人をくったサインが壁に残されていたという。昨夜の黒ローブは土くれということで間違いなかったらしい。  フーケが土くれと呼ばれる所以は、彼女が『錬金』の魔法の使い手で、メイジの用意した防御をことごとく土くれに変えてしまうことから名づけられたとか。  無論貴族も『錬金』の魔法の対策はしている。それは『固定化』という魔法だ。  『固定化』とは、『錬金』と同じく土系統の魔法で、物質の腐敗・酸化といったあらゆる化学反応を防ぎ、半永久的にその姿を保ち続けさせるという、菌に優しくない魔法である。醸せ...
  • 魔眼の使い魔 16
    前ページ次ページ魔眼の使い魔 その日授業を終えたルイズが宿舎に戻ると部屋の中にアンリエッタがいた 「ひ、姫電化!?」 チーン! アンリエッタの頭からトーストが飛び出した 「間違えました。姫殿下、一体どうして…」 「それが昨晩“3メートルの宇宙人”が夢枕に立って『本編が進んでねーという指摘があ ったのでそろそろアルビオン編に入りましょう』と…」 「えーと…」 顔を見合わせて引き攣った笑みを浮かべるルイズとアンリエッタ カララララララララッ、タンッ! 床に突き刺さる真っ赤な風車 「話は聞かせてもらいました」 風■の■七のテーマに乗って天井裏から現れる痴女 「ア、 アンタよりによって姫殿下の話を盗み聞きするなんて!」 「愚問ですね、“壁に耳ありクロード・チアリ”です」 「だーかーらー!何言ってんだかサッパリ…」 「いえ...
  • ゼロの白猫 08
    前ページゼロの白猫 「ご苦労じゃった。よく全員無事に『破壊の杖』を取り戻してきてくれた。しかし、ミス・ロングビルがフーケじゃったとはのう……」  ルイズ達は学院長室にて、今回の件の結果を報告していた。ルイズの足下にはレンも同伴している。  学院に着いた時には、フーケは魘される事はなくなっていた。しかし、それまでの間に全ての力を吸い取られたかのように、人形のようにぐったりとしていた。  フーケの連行は、男性教師共がこぞって申し出たが、結果は女性教師のみで行った。『レビテーション』を使うので、体格や力の有無は関係ない。  なのに何故男性の申し出が多かったのかは、ルイズは考えないことにした。決して、女性に猿轡をかませた上束縛している姿に欲情したからの筈はない。断じてない。 「いったいどのように採用されたのです?」  何故か学院長室にいるコル...
  • シロウが使い魔-05
    前ページ次ページシロウが使い魔 第5章  「馬にも乗ったことが無いなんて。異世界のメイジも大したこと無いのね」  珍しく主人(あるじ)として自慢ができることを見つけたルイズは、  上機嫌に士郎にたいして口撃をしていた。  (う~痛てて。ちくしょ~。戻ったらギーシュあたりに自転車を『錬金』させてやる)  乗りなれていない馬に長時間乗ったことで、少々腰を痛めた士郎である。  「まずは、服を買うわよ」  貴族御用達の店へと入るルイズと士郎。店員に士郎のサイズを測らせると、色々注文を出していく。  店では士郎が口を一言も開かないまま買い物は終了した。上流階級恐るべし。  次は士郎の要望で一般の衣料品店に行くことになった。  まずは出来合いの平民の服などを士郎の好みで買う。  次に羊毛に見える繊維を中綿にした布団を2組注文する。片方は綿をかなり硬め...
  • 決闘の流儀
    「シロウ!」  複数のワルキューレにもてあそばれるシロウの姿に、ルイズの悲痛な声がヴェストリの広場に響く。  だから言ったのだ、メイジとの決闘など、無謀以外の何者でもないと。  貴族に難癖をつけられたメイドなど、放っておけばよいと。  だが、シロウは退かなかった。 「俺は、正義の味方を目指しているから……」  彼女の使い魔となった少年は、そう言ってこの決闘に臨んだ。  いや、この少年は今回ばかりではなく、常々そう言っていたのだ。  まったく訳が分からない。  正義の味方などという御伽噺の上でしか存在しない概念を本気で信じてるのもそうだが、 ましてやそれを本気で実践しようとしていようなどと、誰が思うものか。  そして、少し話をした程度のメイドをかばって、メイジとの決闘に挑むなどと―――本当に、 訳が分からない。  だが―――それでもルイズは、そんなシロウのことが嫌い...
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