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ミイス災難 - (2007/12/25 (火) 20:10:04) のソース

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<p> 兄さん、私は、兄さんのこと、お慕いしています。<br>
 それはいけないことだって、分かってます。<br>
血がつながっている者同士は、決して結ばれてはいけないと。<br>
 兄さんがミイスを離れて何年が経ったでしょうか。<br>
 私は、兄さんが居ない日々を、幾つもの夜を泣いて過ごしました。<br>
 このまま、ずっとかえってこなかったら…そんな風に考えていました。<br>
 それよりもずっと怖かったのは、兄さんに好きな人が現れるのではないのか<br>
ということ…。<br>
 兄さんは私のことを「大事な妹」とよく言ってくれていました。私が一番<br>
大切だとも言ってくれました。<br>
 だけど、もし、私以外の人を私以上に大切だと思ってしまったら…。</p>
<p><br>
「ミイス、もう言ってもいい年頃になったようだな…」<br>
 私が十四になった日の朝、父さんは私を神殿に呼びました。<br>
「なんでしょうか、父さん」<br>
 静まり返った神殿の中で、父さんは顔を強ばらせて口を開きました。<br>
「ずっと黙っていたのだが…。心して聞いて欲しい」<br>
「はい…」<br>
 私は父さんの目をじっと見つめて、父さんの言葉を待ちました。<br>
「ロイ…お前の兄は、お前とは血が繋がっていないのだ」<br>
「え…?」<br>
「お前は赤子のころ、森に捨てられていたのだよ」<br>
 目の前が真っ暗になって、そのあとの父さんの言葉は、<br>
私の耳には入ってきませんでした。</p>
<p><br>
 気が付いたら、私はいつも薬草を採りに行く森にいて、幼馴染の男の子と一緒にいました。<br>
「そりゃショックだったな」<br>
「…うん」<br>
 彼は悲しくて涙もでない私に、ずっと手を握ってくれていました。<br>
「ミイスはお兄ちゃん子だったしな」<br>
「うん…あッ!」<br>
 ふいに手を握っていた彼の手が離れたと思うと、いきなり私の顔を両手でつかんで…。<br>
「んんッ!!」<br>
 無理やり唇を、私の唇に合わせました。彼は唇を開いては私の唇を楽しむかのように<br>
何度も這わせて、舌で私の口を開けようとしてきました。<br>
 いきなりの出来事に混乱して、そして、彼に対する生理的嫌悪感で一杯になった私は。<br>
「やめてっ、やめ、やあっ!」<br>
 一生懸命振り払おうとしても、私の力では男の人の力に叶うはずもなく、されるがままに<br>
地面に押し付けられてしまいました。腕をつかまれて、身動きができない。<br>
足も固定されてしまっている…。<br>
「ロイ様がお前の兄じゃないなら、ロイ様はお前を抱くかもしれない。お前もロイ様のことを、<br>
兄以上に愛してたんだろ?」<br>
 彼の目はいつかみた、狩りをする狼の目のようでした。私は怖くなって、身をよじってなんとか<br>
彼のもとから離れようとしても、彼の目はますますギラギラと光るだけでした。<br>
「わた、私は、兄さんのこと、好きだけど…そんなんじゃ…」<br>
 嘘。<br>
 私は、ずっと前から兄さんのこと、好きだった。<br>
 彼は私の狼狽した顔をみて、にやりと笑って言いました。<br>
「嘘だね」<br>
 思わず顔をそらしたとき、首筋に彼は唇をあてがい、舌を這わせてきました。何度も何度も舌を上下させて、<br>
私の首を犯すように、ゆっくりゆっくりと。<br>
ぞくぞくとした初めての感情に、私は鳥肌が立ちました。</p>
<p><br>
「やだ!気持ち悪いよ、お願い、やめて!」<br>
「ロイ様はお前のこと、ただの妹としかみてないんだよ」<br>
 言わないで。<br>
「お前がいくら思ってたって、ロイ様は他の女とこんなふうに乳繰り合うんだよ」<br>
「言わないで!!」<br>
 彼は顔を真っ赤にさせて、私の胸に顔を埋めたあと、私の服を力にまかせて脱がせようとしました。<br>
「やだ!!やだ!!やめて、やめてやめて!!!」<br>
 素肌は晒してはいけない。神殿を守護する者として、そう教わってきた私は解放された両手で必死に<br>
彼の腕を止めようとして…。でも、恐怖からか、体に力が入らない。<br>
「お前の素肌って、五歳のころ以来みてないな…く…フフ。ずっと、ずっとお前の裸を想像しながら<br>
自慰をしてたんだぜ。想像しながらお前を抱いてたんだ」<br>
 嫌悪で顔が歪む。そんな風に見られていたことに対するショック。<br>
「ロイ様とお前が血が繋がってないとわかったら、お前はロイ様に迫るかもしれない。<br>
ロイ様だって男だ。お前みたいないい女の誘いを絶対に断るとは限らない。<br>
今しかないんだ…ほら、おとなしくみせろよ」<br>
 あっという間に乳房があらわになって、私は顔が熱くなる。<br>
「あ…」<br>
「想像してたより、ずっとキレイだな…」<br>
 彼は片手で私の乳房をまさぐり、顔を埋めての乳首を転がすように舌でもてあそび始める。<br>
 今まで感じたことのない奇妙な感覚が、私の声を上ずらせて…。<br>
「ぁッ!…う、あう…ひゃ、ひゃめ…」</p>
<p><br>
「柔らかいな…ああ、俺、俺、もう…」<br>
 彼は何を焦ったのか、ズボンのヒモを慌しくほどき始めた。<br>
「ハァ、ハァ、ミイス…」<br>
 嫌な予感がした。私は胸がはだけていることなど忘れて、必死に彼から逃れようとした。<br>
 そんな私を気にも留めず、彼は私を全体重で押し付けている。<br>
「みてくれ…ミイス…俺の、を…」<br>
 みたくない。みたくない。みたくない!<br>
「これをお前の中に入れたくて入れたくて、たまらなかったんだ」<br>
 彼が私の顔を掴もうとした瞬間、私は隙をついて彼の頬を叩き、森の茂みのほうへ逃げた。<br>
足がおぼつかず、四つんばいになりながら、必死に人を呼んだ。<br>
「誰かっ、誰かあっ!助けて、助けて!!」<br>
 よたよたと進んでいるのか進んでいないのかわからない。<br>
 頭が真っ白で、ただただ彼の手から離れたい一心で。<br>
「ここまできて帰すわけねえだろ」<br>
 襟首を捕まれ、ぎゅ、と後方へひっぱられる。<br>
 振り返ったとき、見てしまった。男性の、女性にはついていないモノ。<br>
 グロテスクにそそり立ったソレは、今にも爆発しそうなくらいにぴくぴくとうごめいている。</p>
<p> </p>
<p> おぞましくて、汚らわしくて、もう一度目をそむけた。<br>
 今度は片手で両腕を取られた。<br>
「触らないで!そこは、やだ…やめて!」<br>
 ショーツをず、とずり下げて、つい最近、女性として成長したそこを、<br>
彼の指がいやらしくなぞる。<br>
「ひぁっ!!」<br>
 敏感になってしまう部分をつままれ、私はびくっと体を振るわせた。<br>
「もっとおとなしくしてくれたら、お前だってもっと気持ちよくなれるのによぉ…」<br>
 ぐちゅ…ぐちゅ…。私の大切な部分が淫乱な音を立てる。<br>
彼は手に付いた液体をいとおしそうにべろべろと舐めとった。<br>
「濡れてきてるじゃねえか。俺の指だって、まんざらじゃないんだろ?」<br>
「うう…いぁッ…はぁ、は…いや…」<br>
 頭が真っ白になる。<br>
「入れるよ、ミイス…」<br>
 彼の宣言に、気を失いそうになる。<br>
 ぐちっ。奇妙な音と共に、私の下半身が悲鳴をあげた。<br>
「いたいッ!!!」<br>
 ずぶ、ずぶ、ずぶ…彼は私の叫びなど聞こえないように自分のモノを入れていく。<br>
 痛い。痛い。痛い。壊れてしまう、こんなのが全部入ってしまったら。<br>
「痛い、痛いよ、やめて、やめてやめてやめて」<br>
 やがて、侵入していく音がやんで、鋭い痛みが消えかけたとき、彼は言った。<br>
「全部…入ったよ…」<br>
「!!」<br>
 いやだ。いやだ、いやだ、いやだ!!!</p>
<p><br>
「動かすよ…力入れると余計に痛いぜ」<br>
 ずぶ、ぬちゃ、ぬちゃ…。彼のモノが出て行く音がする。<br>
 痛い。はちきれてちぎれてしまいそうで、意識も遠くなる。<br>
 ず…。ずちゅ…。<br>
 出て行こうとしていたはずのものがまた入ってくる。ゆっくりと、ゆっくりと。<br>
「ううううっ、痛い、痛い、ょ」<br>
「ああッ、き、気持ちいい…これがミイスの中…暖かい、締め付けが…たまらねぇよ…ミイスう…」<br>
 ずぶっずぶっぐちゅぐちゅ!<br>
 彼が興奮していくにつれて、どんどん出たり入ったりが速くなる。<br>
痛みもそれに応じてひどくなる。<br>
 そんな私をよそに、彼は気持ちよさを求めて私を犯していく。<br>
「あっあっあっ、いいッ、気持ちいい…、あふ…。好きだ、ミイス、好きだ!」<br>
 唇をむさぼられる。<br>
痛みに耐え切れなくて、頭の中が真っ白な私は、もはや声で抵抗することしかできなかった。<br>
「あうっ、ううっ、くっ…つうぅ…」<br>
 何度出し入れが行われただろう。彼は頂点に達しようとしていた。<br>
「あああ、も、もうイク…ミイス、ミイス…!うあぁ…!」<br>
「いやああああああッッ!!」<br>
 ビュッ!ドク、ドク…。私の中に、彼の精液がどろりと満たしていく。<br>
「は、は、ハァハァ、ハァ…気持ちよすぎて、思わず中に出しちまった…」</p>
<p><br>
ずぶ…彼は自分のモノを私の中から取り出して、自分で自分の物を愛撫して残りの液を出していた。<br>
 その行為が、どんな結果をもたらすか、私は知っていた。母さんに、私に初潮が来たときに教わったのだ。<br>
 子供ができる。と。<br>
「い、あああああああああああッッッ!!!!!」<br>
 私は叫んだ。誰も助けてくれなかった。父さんも母さんも。ロイ兄さん、ロイ兄さん…。</p>
<p> 彼は倒れて呆然としている私に服を元通りに着せて、そのまま去って行った。<br>
「ああ…兄さん、私、汚れた…汚れちゃったよ…うっ…うううっ。うああああああああ!!!」</p>
<p> ロイが長い修行の旅から戻ってきたのは、その翌日だった。</p>
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