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ゲテモノ三部作 - (2007/12/13 (木) 15:25:04) のソース

<p><br>
第一部 ボルボラ</p>
<p><br>
王都ロストールのわずか南東に位置する小さな村、ノーブル。<br>
普段は何の変哲もない農村だったのだが、現在は不穏な空気が漂っていた。<br>
かねてより代官ボルボラの横暴に耐えかねていた一部の村人たちが決起。<br>
しかし、ボルボラの私兵やリベルダムから買い入れられた改造モンスターの前では、<br>
人々はあまりにも無力だった。<br>
反乱はあっけなく鎮圧された。</p>
<p>領主の館では、反乱の主謀者である少女がボルボラからの責め苦を受けていた。<br>
「あっ、痛…あう…うぅ…」<br>
豪華な絨毯の上で四つん這いにされ、尻を高く抱え上げられて背後から貫かれている。<br>
白い太腿には、結合部から流れた純潔の証が伝い落ちていた。<br>
周りにはかつて少女の身を纏っていたであろう布切れが無惨に散らばる。<br>
「ゲヘヘ…前々からいい体してると思ってたが、こうしてひん剥いてみるともっと良さが分かるぜ」<br>
しっとりと汗ばんだきめ細かい肌はどこを触っても手に吸い付くようで心地がよく、<br>
乳房、腰まわり、太腿、尻には程よい肉付き。そしてなにより…<br>
「ひぃっ」<br>
深く突き入れると同時に手を伸ばし乳首を摘んで引っ張ると、媚肉が収縮してボルボラの剛直を締め付ける。<br>
「いい乳、いい尻、おまけに名器とあっちゃたまんねえなあ…」<br>
初めてでこの様子ならば、みっちりと仕込めば一体どれほどの快感を得られるようになるものかとボルボラは思案した。<br>
もっともこの少女の方は今、苦痛と屈辱くらいしか感じていないだろうが、<br>
そんな事はボルボラにとってはどうでもいい事である。<br>
ボルボラは考えるのを止め、少女の体を味わうのに集中する事にした。<br>
「ああ、あ…、も…う、嫌…」<br>
幾度も突き入れられ、ぐちゅぐちゅといやらしい音が響く中、少女が絨毯に爪を立てながら半ばうわの空で呟く。<br>
そんな小さな呻きもボルボラは聞き逃さず、さらに責め立てる。<br>
「嫌だぁ? まだまだくたばってもらっちゃ困るなあ。<br>
 生意気にも俺様に盾突いた連中に手を出さない代わりに抱いて下さいと言ってきたのはお前だろうが」<br>
正しくは取引を持ちかけたのはボルボラの方だったが、それもボルボラにとってはどうでもいい事だった。</p>
<p><br>
少女の両腕を掴み引き寄せたまま膝上に座らせ、背後から突き上げる格好にさせる。<br>
「あぐぅっ!」<br>
先程よりも深く膣内を抉られる形になり、少女が悲鳴を上げた。<br>
強く突き上げると密着した体が離れ、少女自身の重みによってさらに結合が深くなる。<br>
「ひぁ、あ、あぅ…」<br>
「ゲヘヘ、いい声だな」<br>
しばらくその体勢で少女を責めていると、急に部屋の扉が開かれた。<br>
「お愉しみ中、失礼します」<br>
半分力の抜けていた少女の体がびくりと強張る。<br>
大きく足を広げさせられ、繋がっている箇所が丸見えになっている事への羞恥からだった。<br>
姿を現したのはボルボラの私兵の一人だった。少女にちらりといやらしい視線を向ける。<br>
ボルボラはわざと見せ付けるように、太い指で少女の陰核を嬲る。少女の体がのけぞった。<br>
「なんだ」<br>
「ご報告します、ボルボラ様。反乱に参加した者たちの処刑が完了したそうです。では」<br>
それだけを伝えると、男はすぐに部屋から出て行った。<br>
「な、んですって…」<br>
少女の声が震えた。<br>
「私が大人しく体を差し出せば皆に手は出さないと言ったのは嘘だったと…うああっ!」<br>
血を吐くような叫びは膣内を掻き回された事で悲鳴へと変わる。<br>
「嘘なんか言っちゃいねえよ。約束通り俺様の私兵やブサイクちゃんには手を出させてやしねえ」<br>
ボルボラはさらに激しく少女の膣を突き上げ、言葉でも嬲る。<br>
「平穏な生活を乱された村人が余計な事をした奴らに怒って私刑にするのは知ったこっちゃねえがなあ、ゲヘヘ」<br>
「そん、な…はあっ!」<br>
いたぶるように深く突き入れていたものが、次第に早く浅く打ち込まれる。<br>
乳房を揉みしだいていた手が腰まで下り、暴れる腰を逃がさないようにがっちりと固定する。<br>
ボルボラはトドメの一言を耳元で囁いた。<br>
「お前の可愛い弟もな」<br>
少女の心の中で、何かがぷつんと切れた。<br>
少女の両目が絶望に見開かれ、全身が硬直した。<br>
「嫌ああああぁぁぁっ!!」<br>
同時に剛直も強く締め付けられ、ボルボラは溜まりきったものを少女の膣内に余さず放出した。<br>
「あ…ああ…」<br>
熱いものを注ぎ込まれる感触。射精を終えたボルボラにそのまま放り出されて支えを失い、少女はどさりと床にくずおれる。<br>
全身が痙攣し、ひくひくと蠢く秘唇からはたった今放出されたばかりの精液が破瓜の血と混ざりごぼりと溢れ出した。<br>
今までどれだけ責められようと気丈に耐えていた少女の目から、涙が一筋こぼれ落ちた。</p>
<p> </p>
<p>第二部 ボルボラ(改)</p>
<p>「あっ、ああぁ、いいよォ…」<br>
領主の館の一室に、甘い嬌声が響き渡る。<br>
寝台の上で一人の少女が醜怪な男の上に跨り、欲望のままに腰を振りたくっていた。<br>
目を情欲に潤ませ、だらしなく開いた口からは舌と涎とがこぼれ、<br>
その上気した表情は蕩けるように淫らで、かつて反乱に立ち上がった時の凛々しさは欠片も残っていなかった。<br>
無惨に処女を奪われ心を壊されてからも連日のようにボルボラに犯され、さまざまな性技を仕込まれた少女は<br>
もはや快楽のみに安らぎを覚える別人となっていた。<br>
もっとも表向きは反乱時に死亡という扱いになっているので、事実上別人と呼んでもいいのかもしれない。<br>
いやらしく腰をくねらせるたびにボルボラの剛直に媚肉が絡みつき、とろとろと愛液が溢れる。<br>
「いつ見てもたまんねえなあ…ゲヘヘ」<br>
ボルボラは目の前の光景にすっかり満足していた。<br>
白い尻が蠢くさまをじっくりと眺め、柔らかな肉に己自身が包まれる刺激に身を委ねる。<br>
幾度も犯されているのに、ほとんど初めての時のまま変わらない締め付けもよいが、<br>
気が強く、散々自分に逆らった少女をここまで調教してやった事に対する優越感も心地よい。<br>
「だが、なんか物足りねえんだよなあ…」<br>
誰に言うともなく呟くと、ボルボラは強引に剛直を引き抜き少女を自分の上からどかせた。<br>
「あぁん…」<br>
少女の口から切なげな呻きが漏れる。<br>
「物足りないか? だろうな」<br>
物欲しそうに自分を見上げる少女をわざと焦らすようにボルボラは続けた。<br>
「どうだ、もっとよくして欲しいか?」<br>
「ほしい、ほしいのぉ…」<br>
少しでも触れていないと気が休まらないのか、少女は訴えながら自分で自分を慰めている。<br>
自らの指で陰唇を擦り、陰核を摘んでいた。<br>
その様子に加虐心を煽られ、さらに焦らす。<br>
「その言い方じゃだめだな。ゲヘヘ…前に教えたように言ってみな」<br>
「ください…ボルボラ様の太くて硬いのを、くださいぃ」<br>
「よく言えたな…ゲヘヘ、ちょっと待ってな」<br>
ほとんど哀願に等しい少女の声を聞き、「おめでとう、俺!」と内心勝利感に酔いしれながらボルボラは寝台から降り立った。<br>
次の瞬間、ボルボラの全身は黒い霧のようなものに包まれた。</p>
<p><br>
しばらくして霧が晴れたかと思うと、そこには異形のものが佇んでいた。<br>
「!」<br>
『どうだ、格好いいだろう? 俺様も改造してもらったのさ。<br>
 本当なら反乱の時に見せてやろうと思ってたんだがな、ゲヘヘ』<br>
唯一面影の残った声がそう告げる。しかしその声も歪んではいたが。<br>
おぞましいものから本能的に逃れようとする少女の足首を、ボルボラ(改)の奇妙に大きく変形した手が掴んで引き戻した。<br>
『そう怖がるなよ、いい思いさせてやろうってんだから。ほれ、見てみな』<br>
指し示された先には、人間の物とは異なる、しかし一目でそれと分かるグロテスクな形状のものがあった。<br>
何よりも違う部分は、根元近くから二つに分かれていることだった。下にあるものの方が長い。<br>
「いやあっ」<br>
さらに暴れて逃げようとする少女を軽々と仰向けにひっくり返し、ちょうど上半身のみが寝台に乗るように押さえつける。<br>
『欲しがったのはお前だろうが。同時に入れるぞ』<br>
何を、と問う間もなく突き入れられた。一つは秘唇に、一つは肛門に。<br>
ぬちゅり、と音がしてそれらは易々と呑み込まれた。<br>
「ひいぃぃ―――!!」<br>
同時に与えられる刺激に、少女はシーツを掴んで身悶えた。<br>
『ゲヘヘ…もうイッちまったのか? だがまだこれからだぜ』<br>
軽く腰を動かして感触を確かめ、二つの剛直がほぼ奥まで突き立った事を確認すると<br>
ボルボラ(改)は少女の尻を掴んで持ち上げた。<br>
少女の体ごと揺さぶるように突き上げ始める。<br>
「ああっ…はぁ、凄い、凄いの…!」<br>
一時見せた恐怖もすっかりなりを潜め、少女の顔は淫らな歓喜に震えていた。<br>
じゅぷっじゅぷっと突かれるたびに、結合部からは愛液が飛び散る。<br>
上体を弓なりに反らせ、両腕を力なく垂らしてよがっていると、<br>
巨大な手に背中を押され、異形と化したボルボラ(改)の顔が眼前に迫る。<br>
両腕は自然とボルボラ(改)の首に回った。<br>
「うぐ…ん、ふ…」<br>
その口から伸ばされた長い舌を、躊躇なく受け入れる。<br>
ボルボラ(改)の長い舌に自らの舌を絡め取られ、吸われ巻きつかれる感触を愉しむ。<br>
喉の奥近くまで差し込まれた後、名残惜しげに唾液の糸を繋げてそれが離れると、少女は繰り返し卑猥な声を上げる。<br>
「はあ、ああ、ん…どっちも、奥、まで、入って、…ああ、凄い…いい…」<br>
両方の穴を突き上げられながら、うっとりと夢見心地に呟く。<br>
『前と後ろを同時に犯されて悦ぶなんて、お前はとんだ淫乱だな、ゲヘヘ』<br>
ボルボラ(改)がさらに激しく動き始めると、少女の両足がボルボラ(改)の腰に絡みついた。<br>
律動に合わせて、密着した剛直で陰核が、揺さぶられ上下する乳房の先端がボルボラ(改)の胸で擦られ、さらに少女を追い詰める。<br>
「あっ、いい、あぁ、あああああ――――!!」<br>
少女が絶頂を迎えると同時に、ボルボラ(改)も両方の剛直から大量の精液を吐き出した。<br>
射精の余韻までじっくりと味わってから、剛直を乱暴に引き抜く。<br>
「ぁん…」<br>
気を失ったままでも感じ取ったのか、少女が小さく呻く。<br>
秘唇と肛門から愛液と精液を垂れ流す少女を寝台の上に放り投げ、ボルボラ(改)は一人呟いた。<br>
『さて、俺様はどうやって元の俺様に戻ればいいんだ』</p>
<p><br>
第三部 ブサイクちゃん他</p>
<p>それから数ヵ月後、アンティノ商会に問い合わせたり自分でいろいろと調べたりしているうちに、<br>
何とかもとの姿に戻ったボルボラの姿があった。<br>
しかし日に日に少女の淫蕩さが増し、「人間の」ボルボラでは満足出来ない様相を呈してくると<br>
ボルボラは頭を悩ませるようになった。<br>
村人や私兵数人がかりで犯させようかとも思ったが、歪んだ独占欲がそれを許さない。<br>
しかし自分のみが相手をしていれば、またたく間に絞り尽くされ干からびてしまうのは目に見えている。<br>
かと言ってボルボラ(改)になれば戻るのに時間が掛かって周りに怪しまれる。<br>
行き詰まったボルボラはとうとう暴走した。<br>
まずは地下の隠し部屋にあったブサイクちゃんの部屋を広く改装していくつかの檻を新たに作り、さらに防音加工を施す。<br>
それが済むと、アンティノ商会から手当たり次第に特注の改造モンスターを買い入れた。<br>
全身から催淫効果のある粘液を滴らせる巨大ナメクジ、ブサイクちゃん二号。<br>
噂では破壊神の円卓騎士の一人に似せて作られたというゼリー状のモンスター。<br>
普通に見かけるものよりはるかに大きな体格のブラックドッグ。<br>
いずれも金持ちや貴族の悪趣味な道楽用に、恐るべき調教と改造をされたモンスターたちであった。<br>
饗宴ならぬ狂宴が幕を開けた。<br>
「ああ、あはぁ、嫌ああっ」<br>
背後から巨大ナメクジに圧し掛かられ、全身を粘液で濡れ光らせて少女が悶える。<br>
催淫効果は凄まじいものらしく、最初は嫌がっていた少女もものの数分で堕とされ初めの絶頂を迎えた。<br>
その後は自ら全身に粘液を塗りつけ、ナメクジの体に乳房や腰をすり寄せ少しでも多くの快楽を得ようと動く。<br>
「はぁ、あ、もっと擦ってぇ…」<br>
ぬるぬるとしたナメクジの体が器用に少女の片足を押し上げ、秘唇を撫で陰核を擦るたびに、<br>
少女は人間相手では到底得られない快感に溺れ、あられもない声を上げ幾度も絶頂を迎えた。<br>
ボルボラによって巨大ナメクジが檻に戻され、ゼリー状のモンスターが連れて来られた。<br>
ゼリーは、いまだ仰向けのまま絶頂感に全身を痙攣させている少女をゆっくりと自らの体内に取り込むように蠢き始めた。<br>
ゼリーの体部分からは頭部と思われる老人の顔のついた部分が、輪を描きながら忙しく出入りを繰り返していた。<br>
「あ…?」<br>
ひんやりとした感触が少女の意識を覚醒させたらしい。<br>
ぼんやりと頭を上げた少女の口に、サイズを合わせいくらか小さくなったゼリーの頭部分が突っ込んだ。<br>
「ん! んぅ、う、ぐ…」<br>
頭を残し、少女の体はすでにゼリーの中に埋没している。<br>
どのような方法で操っているものか、少女の両足が下から持ち上げられるようにM字に開かれ、<br>
あらわになった秘唇にゼリーの一部が押し入った。<br>
「ううっ!」</p>
<p> <br>
ゼリーの全身は半透明なため、ゼリーが蠢く様子も少女の秘唇がそれを受け入れている様子もハッキリと見える。<br>
「いい眺めだなあ、ゲヘヘ」<br>
ボルボラは、美しい少女の裸身が醜悪なモンスター達に蹂躙され、妖しく絡み合う様を見て、倒錯した快感を覚えていた。<br>
モンスター相手に限り、高みの見物も悪くはなさそうだ。<br>
「うぅ、ん…あ」<br>
少女の口内を満喫したらしく、口からすぽんと滑稽な音を立てて抜けた老人の顔はニヤリと笑って本体に飛び込んでいく。<br>
その後、ぐちゅっずちゅっと淫猥な音を立て続ける結合部の付近から顔を出してはまっすぐ少女の口に突っ込む事を繰り返す。<br>
「ああ、ダメ…」<br>
訴える少女の声は上ずり、絶頂が近いことを示している。<br>
幾度目になるのか、またゼリーの頭部が少女の口内に突っ込み、<br>
少女の膣内にもぐりこんだ部分が激しくうねり、暴れた。<br>
「んんん――――っ!!」<br>
少女の背がのけぞり、結合部からは大量の愛液が溢れるのが見えた。巨大ナメクジの粘液はまだ効果を持続しているらしい。<br>
のけぞったまま硬直していた少女の体から、糸が切れるようにかくんと力が抜けた。<br>
ボルボラは少女の体から乱暴にゼリーを引き剥がすと、檻に放り込んだ。<br>
「はあ…はぁ…」<br>
焦点の合わない目で虚空を見つめ、弛緩した体を投げ出して荒い呼吸を繰り返す少女を見下ろし、ボルボラは満足げに笑った。<br>
「次のが真打ちだ、覚悟しておけよ…ゲヘヘ」<br>
最後に連れて来られたのはブラックドッグだった。<br>
檻ごしに繰り広げられていた光景を見て獣だてらに興奮したのか、すでに呼吸が荒い。<br>
「ゲヘヘ…こいつは前の二匹とは違って分かりやすそうだから、奉仕してやれ」<br>
鎖でブラックドッグを制しているボルボラに促され、少女はのろのろと這いながらブラックドッグの背後に回り、<br>
仰向けになって腹の下に潜り込むと性器への奉仕を始める。<br>
獣の臭いを放つ巨大なそれを丁寧に舐め上げ、口に含む。<br>
口で届かない部分は、唾液をつけた両手を使って擦り上げ刺激を与える。<br>
人とは明らかに形態の違うそれはたちまち硬度を増し、先走りの液体を滲ませた。<br>
「よし。じゃあ次はお前がしてもらえ」<br>
ボルボラはブラックドッグの鎖を引いて仰向けに横たわる少女の体を跨ぐように導き、その頭を少女の胸元に押し付けた。<br>
心得たもので、ブラックドッグはボルボラが命じずともその長い舌を少女の体に這わせ始めた。<br>
「や、あぁぁ…」<br>
肌の上を獣の生温かい息がかすめ、勃ち上がった乳首を温く柔らかい舌で舐められた少女は堪えきれずに声を漏らす。<br>
ボルボラは鎖を引いて舐める場所を乳房から臍、下腹部へと徐々に下げていき、ついに潤みきった秘唇を責めさせた。<br>
「はぁっ」<br>
少女の体がびくりと跳ねる。<br>
獣が舐めやすいような形に腰を持ち上げ、秘唇をその口元に押し付ける。<br>
「あああ、気持ちいい、気持ちいいのぉ…」<br>
ぴちゃぴちゃとブラックドッグが少女の愛液を啜る音があたりに響く。<br>
「そんなにいいのか、ゲヘヘ。どうだ、そろそろ欲しいんじゃないのか?」<br>
「お願い、焦らさないで、早く入れてぇ……」<br>
少女の答えに下卑た笑いを漏らすと、ボルボラは鎖を引いた。</p>
<p><br>
「こいつも限界みたいだしな…四つん這いになって尻を突き出しな」<br>
少女が言われたとおりに体勢を取ったのを確認すると、ボルボラはブラックドッグの鎖を外した。<br>
「待たせたな、好きに犯っちまいな。ゲヘヘ…」<br>
獣は喜び勇んで獲物に飛び掛かった。<br>
「はぅっ…そんな、太いの…!」<br>
少女の細い腰をがっちりと両の前足で抱え込み、巨大な性器を幾度か擦りつけてから一気に挿入する。<br>
後はただひたすらに激しく腰を使い、美しい獲物の体を貪った。<br>
「あぁん! こんなに、激しく、されたら壊れ、ちゃ、うぅっ…」<br>
膣がいっぱいになるほどの性器で内壁を擦られながら最も深い部分を突かれ、少女は腰をくねらせながら歓喜の涙を流す。<br>
ブラックドッグのやや固い毛が背や腰や尻を撫でるように擦る、自らの顔の横に獣の顔が並び荒い呼吸が耳元で聞こえる、<br>
それすらも少女にとっては快感になるらしかった。<br>
情け容赦のない抽送に、少女の両膝ががくがくと震えた。<br>
「あっ、あっ、あっ、あっ、あんっ」<br>
獣の黒い体と少女の白い肢体が絡み合う様は、対照的で妙な妖美さを醸し出している。<br>
悪魔の化身にその身を貪られる少女。正面から見ると、そんな妖しげな一枚の宗教画のように見えない事もない。<br>
「はぁっ、いく、イッちゃうう―――!!」<br>
やがて少女が絶頂を迎えても、ブラックドッグはまだ足りないらしく腰を動かしている。<br>
「まだ犯り足りないとよ。もっと頑張ってやりな」<br>
「あぁ、あぅ…もう、許してぇ…」<br>
先ほどから幾度も絶頂を迎えさせられている少女の体は、刺激に対し過敏になっている。<br>
しかし獣はそんな事にはお構いなく、しばらく思うがままに少女の体を味わったのち、射精を始めた。<br>
その瞬間、普通に果てるよりもはるかに大きな絶頂感が少女を襲った。<br>
「ああああ――――っ!! 熱いっ…抜いてぇっ…!」<br>
それと同時に子宮口から直接精液を注ぎ込まれる感覚に耐え切れず、少女は逃れようともがく。<br>
しかし両の前足でがっちりと抱え込まれた腰はわずかに動くのみで、<br>
いつ終わるともしれないすさまじい快感に震えている少女が振りほどけるようなものではなかった。<br>
やがて、射精を続けていた獣の性器が形状を変え始めた。根元が盛り上がり、膣に蓋をするように膨らむ。<br>
「ひぃ、あ、ぁ、あは、ぁ…凄いの…こんなに、いっぱい…あぁ…」<br>
しばらくして腰を抱えていた両足が離れ、膣内を占領していた性器がぬるりと引き抜かれる。<br>
ようやく解放された少女の体がゆっくりと崩れ落ち、全身が痙攣するごとに秘唇から大量の精液がこぼれた。<br>
「ゲヘヘ…いい見物だったぜ」<br>
ボルボラはそそり立った自らの剛直を扱くと、少女の背中に精液をぶちまけた。<br>
しかし少女はすでに快楽の余韻に溺れ、何も感じ取る事ができなかった。<br>
蕩けきった表情で荒い呼吸を繰り返す少女の視界が真っ白に染まり、砕けた。</p>
<p>それからさらに数ヶ月の後、ノーブル代官ボルボラは変死する。<br>
巷では王妃エリスとエリエナイ候の勢力争いに巻き込まれたのだとまことしやかに囁かれたが、<br>
新しい領主が就いてしばらくするとそんな噂もぱったりと途絶えた。<br>
しかし、領主の館には忘れ去られた少女が一人、閉じ込められていた。<br>
死の直前のボルボラによって完全に塞がれた地下の隠し部屋で、誰に気づかれる事もなく<br>
檻から放たれた何匹もの怪物と、終わる事のない狂宴を繰り広げていた。<br>
「あっ、あん、いいの、もっと、もっとぉ…」<br>
少女が発する喘ぎ声と、怪物たちが入れ代わり立ち代わり、時には一斉に少女を犯す<br>
じゅぷじゅぷという音だけが、いつまでも地下室に響き続けていた。<br>
この少女の名前が歴史上に現れることはなかった。</p>