zilloll闇小説保管庫 @ WIKI内検索 / 「アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説1」で検索した結果

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  • アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説1
    第一話 「キス」         「突然だがアトレイア。頼みがある」  彼女の部屋を三度目に訪問したとき。俺は意を決して話を 切り出した。  一目見て決めていた。ロストールの変態大魔王の異名を取る 俺にふさわしい女は、アトレイアしかいないと。いわゆる一目 ぼれと言い切ってもよいかもしれない。 「え?」  アトレイアは俺の真剣な声に、不思議そうに首をかしげた。 「わたしに……頼み、ですか?」 「うむ」 「あ……は、はい。わたしなどに、できることでしたら…… でもそんな、アクト様のお役に立てることが、わたしにできる ありますか?」 「むしろアトレイアにしかできないことだ」 「わたしにしか……そんなことが? それはいったい……」 「うむ。アトレイア」  俺は宣言した。ザ・男らしい宣言ナンバーワンであるところの 最高に高貴な宣言であろうと確信する。 「俺の肉奴隷になれ」  この宣言を口に出したのは...
  • 男主
    題名 備考(カップリング等)【作者名】敬称略 レス番 1スレ目 無題 男主×クリュセイス、陵辱 初出14 2スレ目 無題 男主×アトレイア、保守ネタ 116 出陣前夜 男主×アトレイア 182-190 無題 男主×フェティ【闇の神亀】 290-305 ラドラス攻略後 男主×エア、未完 初出310 インテグラル 男主×フレア、ネタ 329-331 冒険者、その旅路に果ては無く… 男主×エステル 588-633 無題 男主×アイリーン、未完 688 無題 男主×ザキヴ、未完 730-731 無題 男主×エア 757-764 始まりと終わりの地 男主×アスティア 835-843 無題 男主×カルラ【◆JBtnEvJis6 】 852-855 3スレ目 無題 男主×ザキヴ 19-30 無題 男主×ティアナ 52-56 無題 ザキヴ×男主 143-148 無題 ヒルダリア×男主 155-...
  • アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説2
       「第二話 脇とよこちちと指ちゅぱ」    いきなりマニアックだが、先を見据えれば最初に一発この程度 はやっておかねばな。  しかも今日は射精してやるぞ。俺は心の中でこっそり宣言し つつ、アトレイアの部屋に押し入った。  当然ノックはしない。着替えや寝顔でも見られれば幸運だ。 「ん、アトレイア」 「……」  アトレイアは起きていた。また、残念なことに着替え中でもなか った。ベッドの傍で、木椅子に座ってぼおっとしている。その目は、 どこにも焦点が合っていない。ただ、何かに思いを馳せているように 見受けられた。 「アトレイア」 「はい? ……あ……アクト様っ」  近くから呼びかけることで、アトレイアはようやく俺に気づいた ようで、慌てて立ち上がった。  服装は昨日と変わりない、上質だが飾りのない絹のドレスだ。 「うむ。約束どおり来てやったぞ」 「は、はい……ようこそ、いらっしゃいました。...
  • アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説3
      さすがにやりすぎた。 「あの……アクト様。わたしも、着替えたほうがよいでしょうか」 「当たり前だ」  今のアトレイアはの外見は、客観的に見てものすごい状況だ。  精液が首から顔から背中のドレスにまでこびりついて、恐ろし く扇情的で痛々しい。どこの馬にレイプされたんだと問い詰めら れそうなほどだ。 「……で、では……あの、アク、アクト様?」  が、単に着替えただけでは、その強烈な匂いまでは落とせない 。  もし侍女や他の貴族に感付かれたら、どうなることやら。  アトレイアの王宮における立場など、元から無いも同然だろう からどうでもいいが、変なうわさでアトレイアの心を(主に処女 心を)傷つけられてはたまらない。 「む」  ふと、冴えたやり方を思いついた。  その考えは、デメリットを回避し、しかも素晴らしいメリット を(俺にだけ)与えてくれる。 「アトレイア」 「はい。着替えてきます……」 ...
  • アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説5
    最終話「心」  部屋に入ると、なんかアトレイアが変だった。  どのあたりが変かというと、まず黒い。比喩ではなく黒い霧で全身がも やもやと包まれている。断じて見間違いではない。  さらに、俺に気付かない。俺の自慢の肉奴隷たるアトレイアが、俺を無 視するなどありえんことだ。  そのアトレイアは闇の中手を伸ばし、何事かぶつぶつ呟いている。まる で真冬の風に晒されているかのように、全身を細かく震わせている。 「ありゃ? 今いいとこなんだけどなあ」  で、隣で黒ずくめの変な服の子供がニヤニヤしているのだ。  俺はこいつを見たことがある。確か、アトレイアと最初に会ったとき傍 にいた子供だ。名前はシャリと言った。  シャリは空中を滑るような足取りで俺に近づくと、数歩の距離で止まっ た。そして、ロストールの礼式に乗っ取った丁寧なお辞儀をした。 「ようこそおいでくださいました……なんてね?」 「アトレイア...
  • アトレイアを処女のままひたすら犯し続ける小説4
      「よう」 「あ……アクト様」  クローゼットの扉を開けると、そこには俺の理想郷があった。  このところ俺は連日王宮に通っている。  もちろん目的はアトレイアの身体と心だ。  異様に感度がよく、俺の性欲を一身に受け止める素質を秘めた魅 惑的な肢体。実に俺好みにコンプレックスと無垢さと少女の本能が 奇跡的な調和を見せているその精神。  両方をじっくりと育み、たっぷりと味わうのだ。  平たくいえば、アトレイアを俺のものにしてやるのだ。 「来てやったぞ。存分に歓迎するがよい」  アトレイアは俺を見止めてはにかむように笑い、ぺこりとお辞儀 をした。 「はい……どうぞ、なにもないところですが……ゆっくりしていっ てください」  アトレイアは丁寧におじぎをすると、落ち着いた口調でそう言っ た。 が、その語調は相変わらず暗い。というか前より更に暗い 感じになっていやしないか。そうはさせん。 「ゆっくり...
  • 男主×アトレイア、保守ネタ
       *** *** 灯りのない部屋に、白い娘のうなじが浮き上がる。 肩の横に流した長い髪とのコントラストが、いっそうその白さを引き立てて、 普段は儚げな肌の色が、今は男を誘う誘蛾灯のように艶めかしく思える。 「アトレイア・・・・・・」 おぼつかぬ仕種で乱れた襟の縁を指でたどる。 僅かな震えが指先から伝わって、男の心に熱の影を落とす。 一度も陽の光にさらされたことがないような白さに目を奪われながらも なぜだか胸が痛くなる。暗い部屋。光のあたらぬ場所。白い肌のままの彼女。 「──? どうか、なさいましたか?」 「い、いやその。こ、これはどうやってとめたらいいのかと」 「ああ。それはこう、上の方にボタンが──」 振り返ることもなく服の構造を答えてくる姫に言葉を返しながら、 男は突き上げてくる衝動を宥めることに労力を割かねばならなかった。 乱れた襟からのぞく背中の曲線がちりちりと熱を煽るようで。...
  • 闇との和解、そして決別
      今日も朝から暗い部屋の中、アトレイア王女は一人ベッドの上で、彼女が来るのを待っていました。 今日の午後に来ます、と彼女は言い残して行きました。だからといってそれまでにやることもなく、目を覚ましたときから彼女がくるのを待っていたのです。 王女は、一人の冒険者の慈愛と冒険の賜物で見えるようになった目を半ばうつろにさせ、薄暗い壁や天井の隅を見つめ続けていました。 この目が覚めなければと思う日もたびたびあったほどです。そう、少し前までは。 アトレイアの目に光が戻ってからしばらくして、彼女が度々アトレイアの部屋を訪問するようになりました。 彼女が来るようになってから、アトレイアは日付の見方というものを教わり、初めて暦を数えることを覚えたのです。 暦によれば今は冬。彼女は早く春が来たら嬉しいと笑っていましたが、王女は春というものがなんなのか知りません。 今日は彼女が王女に春を教えてくれるといって...
  • ロストール陵辱の館
      「皆様、本日はお忙しい中ようこそいらっしゃいました。 ただいまより、ロストール復興団主催のパーティーを始めさせていただきます」 ロストール貴族街の一画に位置する旧レムオン邸。 現在はロストール復興団の拠点となっているそこで、復興団主催によるパーティーが行われようとしていた。 無論、慢性的な資金難にある現状ではパーティーなど開けないと反対する者も少なくなかったが、 少しでも復興団と市民とのふれ合いの場を作りたいという 復興団リーダーのアトレイアの説得にあっては彼らも受け入れざるを得なかった。 参加者は貴族のみならず、様々な階層の人々。 これも市民皆でロストールを復興させていこうという彼女の方針を示すためのものであった。 「式典に先立ちまして、私アトレイアより皆様へご報告がございます」 ざわついていた会場がその一言で静まり返る。 「現在の我がロストールは相次ぐ戦乱や魔物の跳梁により、 国力...
  • 出陣前夜
       芒とした月明かりを受け、華麗な城が闇に浮かぶ。  ロストール王宮。南の大国、その中枢。  その一角に昼夜問わず、常に薄闇に包まれている部屋がある。  そこには、闇に囚われた一人の姫君が居ると云う。 美しく、そしてひどく儚げな声が薄闇に波紋を広げる。 「どうしても行かれるのですか?」 「ああ。見て見ぬ振りなんて出来ないよ」  不安そうにこちらを見上げる姫君に、大丈夫だよ、と笑いかける。  決して翻る事のない強い決意を込めたその答えに、アトレイアは僅かにためらい、けれどしっかりとこちらの目を見て頷いた。 「わかりました。私も……私もこの国のために何か出来る事をしようと思います。 私に出来る事など、ほとんどないけれど」 それでも何か出来る事をするのだと、アトレイアははっきりとそう続けた。 その言葉に、僅かに目を見張る。闇の中に留まり、自信を持てず、ティアナ王女に劣等感を感じ、いつも何かに...
  • ザキヴ、嫉妬2
      夜も更けたロストール。 今日は、スラムの酒場から美しい歌声が聞こえてくる。 何事かと常連のゼネテスが覗いて見ると、意外な人物が居た。 アトレイア王女だ。 何で彼女がこんなとこに… そういぶしかんだゼネテスだったが、ほかに見知った顔を見つけて合点がいった。 レルラがハーブを弾き、ルルアンタがアトレイアの歌にあわせて踊っていた。 デルガドが酒を飲みながら楽しそうに手拍子を打っていた。 そしてセンナがニコニコと皆の様子を見て笑っていた。 やれやれ、とゼネテスが頭をかいていると、センナがゼネテスに気がついて、 手を振って招きよせた。 「何だよセンナ、こんな盛り上がってんのに、お前は相変わらずそれか」 ゼネテスがセンナの横に座りながらセンナが飲んでいるお茶をからかうと 「いーや、今日はブランデーを落としてるんだ」 そう言って誇らしげにティーカップを口に運んだ。 「……名前が売れても、酒は相変わら...
  • 意地 前編
    貴族が統治する大都市――ロストール。 ここにある一軒の宿屋のベランダで1人の少女が苛立った表情で空を眺めていた。 見上げる空には憎たらしくなるぐらいに輝く月と、いくつもの星々が輝いている。 しかしその美しさを持ってしても、少女の心を落ち着かせる事は出来なかった。 (ああ、もう! 気に入らない! 気に入らないわ~!!) 今にでもその場で地団駄を踏みそうな様子の少女、フェティ。 しかし内心に居る彼女は、もう何十回も地団駄を踏んでいた。 自分がこんなに苛立っている原因はとっくに分かっている。 自称“高貴なエルフ”は鈍感ではないのだ。 「フェティ……そこで苛々してても、アレンは帰ってこないよ?」 室内からずっとフェティの後ろ姿を見ていた少女、エステルは呆れ気味に言った。 同じ仲間であるコーンス族の少年、ナッジも読んでいた本を閉じ、苦笑している。 アレ...
  • ザキヴ、嫉妬3
      「あー。いーきーかーえーるー」 ウルカーンの温泉に肩までつかった状態で、ルルアンタが呻いた。 「…何だか、年寄りくさいこと言うのね、あなた」 ルルアンタの、その外見から似合わない台詞に、隣で同じく温泉に肩までつかった ザキヴは笑った。 「なによー。温泉に入ったら、これを言うのがマナーだって、  フリントさんが言ってたんだもん。  だから、ザギヴもほら、言うのー!」 この娘に笑顔で催促されると、断れる人なんていないわね。 ザギヴは苦笑しながら、 「あー。生き返るー」 と、呟いた。 「ほらね、この台詞言うと、何だかいい気分でしょ?」 ニコニコと笑いながら、ルルアンタはザギヴを見る。 その屈託の無い笑顔を、ザキヴは羨ましいと思った。 今日、ここウルカーンに来たのは、フレアの神器分の補給のためだ。 神殿までの道筋のモンスターを蹴散らし、フレアに会いに行く。 「あ…また、来たのですか」 センナ達...
  • アーギル×サイフォス
      仮面の男は全裸で椅子に座っていた。 手は後ろ手に縛られ、ベッドから目を離さないように命令されていた。 彼は従順にひたすら見つづけていた。まばたきすら忘れるほどに。 目の前のベッドでは繰り広げられる痴態が繰り広げられていた。 そこに横たわった女は首をのけぞらせ、漆黒の髪を振り乱しながら歓喜の声をあげている。 その下では筋骨隆々とした男が、彼女の秘所に顔をうずめ、黒い茂みの奥を舌で執拗に探り回している。 女の体は透き通るほどに白く、その胸はたわわに実った豊潤な果実にも似て、大きく張りがある。 乳首は淡く小粒だが、男の舌がもたらす悦びのためにツンとそそり立っている。 女のあえぎ声が大きくなるにつれ、男がたてる水に似た音もさらに粘度を増してゆく。 女が顔を上げ、仮面の男に声を掛けた。 「サイフォス、私のオモチャ。最後まできちんと見届けるのよ。ふふ…」 仮面の男は痛いほどに大きくなった己の肉棒を...
  • ロストールの長い夜と闇を翔ける白翼
      「はあっ、ああっ、どうして、どうしてこんなことに……。兄上……。」 戦闘の終わった部屋で、息をはずませながら、部屋に兄と二人残されたジリアンは凝った竜の彫り模様のちりばめられたシャンデリアのかかる天井を仰ぎ見た。 つい今までの出来事の全てがジリアンには信じ難く、今にも自分が別の現実に目覚める事ができるのではと願ってしまう。 「まさか、まさかツェラシェルの言う事が、本当だったなんて……。」 目の前の天蓋つきのベッドに死んだように横たわる兄を見つめながら、あふれてくるのはただただ声にならない感情と零れ落ちる涙のみ。 今しがたの事件を思い出して、ジリアンは親指で自分のこめかみを押さえた。 女狐の手先たち。乱心した兄。おまけに、ツェラシェルはリューガ家の当主が一夜を共にする女性を求めているとふれまわって、うら若い女性を屋敷の周りに集めさせるという巧妙な策を使ったおかげで、門の周囲は今しがたまで...
  • 意地 後編
    されるがまま、アレンはフェティに引っ張られて行った。 宿から出たかと思うと、連れて来られたのはロストールの広場にある噴水であった。 そこに到着するや否や、フェティは乱暴に掴んでいたアレンの手を離した。 「っとと。フェティ……一体どうしたんだよ」 僅かに痛む左手を撫でつつ、アレンはそっぽを向いてしまっている彼女へ問い掛ける。 一息の間を置いた後、問い掛けられたフェティはゆっくりとアレンの方に向いた。 「……随分とお楽しみのようでしたのね」 フェティが一歩、アレンに詰め寄った。 彼女の表情は何故か怒気に満ちていた。 「…………えっ?」 「アトレイアと楽しい時間を過ごせて、良かったですわね!」 「いや、過ごしたと言うか、ただ話をしに行っただけで……」 「ここに着いた途端に! 嬉しそうに彼女の所に行って! ホントだらしない!」 そう一言...
  • ザキヴ、嫉妬1
      センナについて、旅を始めたころは、ただ彼と旅をする事が喜びだった。 自分は、変われるのかもしれないと、希望を持つこともできた。 マゴス開放の源となる、マゴスへの恐怖さえなくす事ができた。 何故なら、センナを、愛し始めたから。 人を愛することで、ザギヴは、変わりつつあった。 だが、その愛が、ザキヴを苦しみ始めた。 センナは、その無限のソウルゆえか、性格ゆえか、多くの人に救いをもたらした。 最初の頃は、そんな彼のことを頼もしく思えていた。 だが、センナへの想いを自覚しはじめてから、そのことが苦しく思えてきた。 アトレイア王女は、もう目が見えるようになったんでしょう? それなのに、どうして彼女に会いに行くの? クリュセイス、何で、あんな、あなたを嵌めた様な女と関わり続けるの? フレア。あんな、人形、土に返せばいいじゃない。 お願い、センナ。ほかの女に、私以外の人に、微笑むことをやめて。 救...
  • 黄金の海
     この、黄金の海さえ知っていれば、どんな苦しみも歩いて行ける。  そう思い、稲穂を眺めた。  こころは、ボルボラの圧制に立ち向かおうと思いを固めたあの頃と、今も、そのまま。                  ・                  ・                  ・              「黄金 の 海」  もう、いいんじゃねえ? という弟の呟きに、何が? と言葉を返した。応えなが ら、繕い物に糸を通す。向かいのベッドに座った弟は、胡座をかいて、こちらを見て いた。  「レムオンのことだよ。なんていうか、凄いことになっちゃったけど、ディンガル との戦争も終わったし、闇の勢力とかも落ち着いたし、ここしばらく、皆で頑張った から、魔物の数も大分減ったし……。  そりゃ、レムオンがダルケニスだってことはバレちまったけど、ゼネテスさんも助 ...
  • 闇ユーリス×男主
    こんこん。 まだ陽の昇りきらない薄暗い時刻、宿屋の一角で控え目なノックの音が響く。 ノックされた一人用の狭い個室には寝ている男が一人。 ごんごん。 またノックの音。今度は先ほどよりも少し強い。 しかし、旅の疲れで熟睡しきっている彼――ルロイは目覚めようとしない。 「ルーローイーさーまー」 ノックしていた少女がドアに声をかけた。 ふわふわの金髪にリボンをつけた、人形のような顔立ちの少女である。 その声を聞いてルロイはようやく目を覚ました。 眠い目をこすり、時計を見て一瞬眉をしかめるとゆっくりした動作でベッドから出る。 「ルロイ様ーってば!!起きてくださ―」 「もう起きてるよ、ユーリス」 ユーリスと呼ばれた少女が二度目の声をかけようとした時、鍵が開く音と同時にドアが開いた。 「ルロイ様!!」 ユーリスの目がきらきらと輝く。 髪に少し寝癖のついたルロイが、迷惑そうな顔でユーリスを睨んだ。 「今何...
  • シャローム・魔道の塔
      妖術宰相ゾフォルは二人の若い男女を従え、 最後の階段を昇った。 通路の中央には扉がある。 どうやらそこが目的地であるようだ。 ウリアの決心は固いはずだったが、 その扉の前に立つと心が揺れた。 彼は横に立つバシテバを盗み見た。 踵を返してここから出ていこう。 貧しくても、たとえ子々孫々に至るまで 権力に縁がなくてもいいではないか。 言葉が胸に溢れる。 しかしそれを口にすることは何故か憚られた。 一方バシテバの顔色は青ざめていたが、 あえて夫を見ようとしない。 ひたすらに前を向いて、 決心が鈍るのをかたくなに拒んでいる。 彼女は富を渇望していた。 いつか生まれるであろう我が子のためにも権力を得たかった。 ゾフォルはそんな二人を振り返り囁く。 「フフフ、お二方よ。 何を怖がることがある? さあ、扉を開けるがよい。 ただ一夜とひきかえに、富と権力が約束されるじゃろう。 扉を開けずに戻ることも...
  • ノーブルを走り抜けた炎
      星がちかちかと綺麗に瞬く夜、ミネルヴァは、眼下に広がる穂の海を眺めていた。 穏やかな風に吹かれて、ノーブルの金の海は暗がりの中でしなやかにうねる。 「今日は何かあるのかしら…?領主の館も、道も、不自然に静かね……。」 ゆるやかに赤毛をなびかせながら一人つぶやくと、ミネルヴァは不審者がいないか畑の周囲をゆっくりと歩き始めた。 晴れが続いて作物の豊かに実るこの季節はよく、夜のくらがりにまぎれて、 治安の悪化に乗じたこそ泥が自分達の努力の結晶を狙ってきたり、ボルボラの手先が執拗に畑を荒らそうとやってくるので油断がならなかった。 田畑を荒らせば、税を納められなくなる。税をまともに納められなくなれば、代わりに父から受け継いだこの田畑を奪い、 ミネルヴァ達をノーブルから追い出そうというボルボラの狡猾な計略なのだ。 しかし、今日は何もない。いや、不穏なものがなく落ち着いているというわけでもない。違...
  • ネモの好感度会話3
    ノエルの場合―― 「あっ! えっ! お、オールさん……!」 「その、あの、これは……違わないけど、違うんです……けど……」 ――ノエル、ガックリと項垂れる。 ――男主、ノエルにゆっくり近づく。 「い、今、ネコさんが言った事は忘れて下さい……」 「今度私の口からちゃんと、貴方に伝えます……」 ティアナの場合―― 「不思議なところへ連れてってくれたのかと思ったら……」 ――ティアナ、拗ねたようにそっぽを向く。 ――男主、気まずそうに頭を掻く。 「オール様は意地悪です……」 ――男主、弁解するように話し掛ける。 「ふふ、もう良いですよ。けど次からは私に直接訊いて下さいね?」 「訊いてくれたのなら、ティアナは何度でも気持ちを教えます……」 アトレイアの場合―― 「お、オール様の事を愛しているだなんて、そんな……」 ――アトレイア、恥ずかしそう...
  • 男主×フレア
     ザックの重みに耐えて古びた石造りの階段を上りきると、そこには縦に深い空洞が広がっていた。  道は頑丈そうな岩で作られ、空洞の中央に向かって伸びている。  空洞に入り、足元を見やると、歩く道は切り立つ崖となっていて、遥かな下方では燃え立つ 溶岩の光がおごそかにゆらめいている。  そこで俺は、この空洞が冬だというのに暖気に満ちているのに気付く。  溶岩だけではなく岩盤全体から漂ってくる熱気は、ある種の畏怖すら感じさせる。  見上げると道の終わり、空洞の中央に円盤状の台がそびえている。起伏の小さな岩床の 中央には炎を湛えた巨大な壷。そして、壷の向こう側に彼女がいた。 長い黒髪の美女。透き通りそうに美しいほとんど腰まで入ったスリットが特徴の赤色の 巫女服。額には大きなルビーのはめ込まれたサークレット。彼女の名前はフレアだ。 炎の巫女、精霊の守り人、ウルカーンの神秘性そのものの...
  • 女主
    題名 備考(カップリング等)【作者名】敬称略 レス番 1スレ目 無題 カルラ×女主、未完 22-24 地下室 レムオン×女主 35-42 2スレ目 無題 ゼネテス×女主 初出33 無題 ナッジ×女主 初出63 樽様大爆発 タルテュバ×女主 250-260 無題 チャカ×女主、近親 269-277 闇との和解、そして決別 女主×アトレイア【闇の神亀】 342-387 ロストールの長い夜と闇を翔ける白翼 エスト×女主、略奪愛【闇の神亀】 424-472 ノーブルを走り抜けた炎 ゼネテス×黄金主【闇の神亀】 480-523 ミイス災難 ミイス主 789-797 無題 ベルゼーヴァ×女主 初出858 3スレ目 無題 ロイ×ミイス主、近親 44-45 無題 レムオン×ミイス主 61-73 無題 ロイ×ミイス主、近親 88-97 無題 ネメア×始まり女主 112-124 本スレ108煩悩記...
  • ケリュネイア
      禁断の秘儀ソウルリープにより、魔物の徘徊する廃墟と化したエンシャント。 その廃墟でただ一人、無限のソウルと義兄ネメアを助けるため、 “閃光の牝鹿”ケリュネイアは押し寄せる魔獣と戦い続けていた。 高位の魔法を次々と詠唱し、押し寄せる魔獣たちを次々と打ち倒していく。 大陸でも屈指の魔法使いであるケリュネイアだが、 無限に現れる強大な魔獣たちを退ける内に 徐々にその魔力・体力は消耗していった。 リザードデヴィルの群れを範囲魔法で薙ぎ倒したケリュネイアは、 精根尽き果てたのか、疲労に膝をついて喘いでいた。 「…さ、さすがに…キツくなってきたわね…」 噴きだした汗が、白い頬をつたっていく。 見上げた視界は、彼女が倒した魔獣の死体で埋め尽くされており、 動く影はすでに見当たらない。 安心した彼女は、危険な戦場で集中を途切れさせてしまった。 街の広場の方向ばかりを警戒してしまい、 城内から静かに接近...
  • 女主×フレア
      私がそれを口に含むとき、私がそれを受け入れるとき、私は常に、こう思う―― ――何故、こんなに美しく清らかなこの少女の身体にこんな忌まわしく醜悪なものが付い ているのか、と。 その時の私は疲れ果て、ひどい厭世観に嘖まれていた。かつて仲間として共に時間を過ご した人たちとも、もはや顔を合わせるのが苦痛になっていた。 ロストールとディンガルは二度目の剣を交え――レムオン義兄様も、ゼネテスももう、こ の世にいない。 私を義理の妹にして下さったレムオン様も、親愛なる相談相手であったゼネテスも、そし て光を取り戻したアトレイア王女も、私は――救えなかった。 竜殺し?無限のソウル?勇者様?笑わせないで――私はただ、運命に勝てずに翻弄され、 自分の力のなさを噛みしめるだけのでくの坊だ。 私は自分の無力さと人の目から逃げるように、気がつけばウルカーンの神殿へと向かって いた。 ただ一人の少女に会うため...
  • 「海の家」だよセバスチャン
    こんばんは、毎日お暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。セバスチャンです。 この間、復興団の資金調達と地元の皆さんとの交流を兼ねて期間限定で アミラルに「海の家」なんて建てて見ました。アトレイア様監修のお料理と水着姿の「女主人公」様も 給仕に協力して下さったおかげで中々の盛況振りにホクホクしながら、財務処理を終えた夜、 浜辺を歩きながら旅館に帰る途中、「女主人公」様が海に入っているのを発見しました。 お昼は「海の家」にかまいっきりでしたので、今泳いでいるのかしら。と思いつつ、目を凝らすと またいつもの如く件の男がいるではありませんか。(少し沖にいたのと夜だったので発見が少し遅れました。) 「女主人公」様は男の方に泳ごうとするのですが上手くいきません。あー、泳ぐのはお下手だったんですね。 で、夜こっそりと練習という訳ですか…。「竜殺し」とも呼ばれる「女主人公」様の意外な一面を...
  • 闇ティアナ×男主
       甲高い金属音が、荘厳だった廊下に響き渡る。  ひとつ、またひとつと増えるたびに、壁に床に、赤黒い染みが増えてゆく。  右から打ち込まれた突きを紙一重でかわし、最低限の動きでがら空きになった腹部に手持ちの獲物を叩き込む。  鎧ごと臓腑を貫き背骨を断ち切ったのが、柄から直に伝わる。  仲間の死に、怒り狂った竜騎士が怒声を上げながら向かってくる。  その数、三人。前方一列状二人、やや左後方から一人。  たった今、絶命させた竜騎士を剣に乗せたまま、前方の二人に投げつけるように振る。  狙った通り、前方一番前は死体がぶつからないように足を止める。後ろは、前の仲間が邪魔になり、棒立ちとなる。  長剣はそのまま大きく弧を描き、左後方から来た奴を捕らえた。  硬いものと軟らかいものを同時に断ち切る感触。幾度も血を啜ってきた愛剣は、貪欲に新しい犠牲者の血を啜る。  犠牲者の上半身が床に口付けをする前...
  • 男主×クリュセイス、14
      闘技場に呼び出されるクリュセイス 「誰ですの、この私をこんな所に呼び出すのは・…」 深夜の闘技場に人の気配はなく、不審気に首をかしげ クリュセイスは立ち去ろうとした。 その時、闘技場のあかりが灯った。 誰も居ないはずだった闘技場には大勢の観客がひしめいている。 そして、自分のすぐ側に 野獣のように荒い呼吸をしているむくつけき男が居る事に クリュセイスは気がつく。 「え?…そんな」 その時たからかにアナウンスが流される。 「本日のメインイベント!良家のお嬢様、クリュセイス嬢の処女強姦貫通式です! 皆様、どうぞご期待ください!」 うぉーと地割れのような拍手と歓声が観客席から沸き起こった。 クリュセイスの長い夜はここから始まる。 クリュセイスは必死に走った。 (こんな事が、こんな事が許される訳がない   お父様、助けて!) でも、どこからも助けの手は現れず、むくつけき手で髪を掴まれ 競技場...
  • 男主×ノエル
     港町アミラルのギルドの親父が、ユリアシュとノエルのことを考え込んだのにはわけがある。 さきほど「ちょっと、しくじっちゃったな。」「…すいません、ユリアシュさん。」「また言った。全然変わってないな。」と言いながら、 ギルドを出て行った二人のことだ。 ロストールとディンガルの激しい戦争の中、めきめきと頭角を現していった二人は、もともと別のパーティーを組んでいた。 そして戦乱の集結を機に、新たにコンビを組んだというわけである。 実力派の二人だけに、今や大陸最高とも名高い。 一見すると、冒険者仲間として実力を深く信頼しているのみならず、仲のいい兄妹のようでもあり、互いを慈しみあう恋人同士のようにも見える。 それだけならば、とくに気にかかるという事はないのだが…。 だがギルドの親父には、小さな違和感が常にあったのだ。 二人が別々のパーティーを組んでいた頃と比べて、ノエルの笑顔にはどこか影が見え隠れ...
  • アーギル+サイフォス×女主
      アンティノの研究室内部の通路を少女の足音が駆けてゆく。 少女は追っていた。生まれ育った村、ミイスを焼き払った魔人アーギルシャイアを。 そしてその後を追って姿を消した兄のロイを。 (追いつめた……遂に追いついた) 魔人のヴァシュタールに傷を負わされこの研究室に逃げたアーギルシャイアとサイフォスを見たばかりだ。 サイフォスは恐らく、自分の兄なのだろう。それを一刻も早く確かめたい。 パーティの仲間とはいつの間にかはぐれた。けれどそんな事を気にしている場合ではない。 自分の旅の目的が今、果たされようとしているのだから。 「アーギルシャイア!その男を……兄さんを返して!」 愛用の剣、竜破を美しい女魔人の方に構えながら少女は言った。 アーギルシャイアは黙って椅子に深く腰掛けている。傷を負っているのが深い苦悶の表情で分かる。 「兄さん?フフ……この男はサイフォスよ、私だけの仮面の騎士よ。私に刃向か...
  • セラ×ミイス主 「アーギル+サイフォス×女主」の続き
    セラと少女がノーブルに辿り着く頃には、空は曇り空になっていた。 少女がノーブル伯に任命されていた事は仕合わせなことであった。 ロストールのリューガ邸とは違って、ノーブル領主邸には老執事が一人いるきりで他の使用人はいない。 傷付いた少女をノーブル領主邸へと運び込む。 毒と疲労と精神的ショックで昏睡している少女を見て何事かと狼狽する老執事。 旅の途中でモンスターに襲われた、と言い訳し少女を寝台に寝かせた。 医者を呼び解毒薬を処方するように言い聞かせてから、ノーブル領主邸を後にした。 アンティノの研究室で、無残に全裸にされてベッドに固定されていた少女。どんな仕打ちを受けたかは一見しただけで分かった。 何を聞いてもまともに答えられず、ただ譫言のように『兄さんが、兄さんが』と繰り返すだけだった。 自分を見て泣き、錯乱する少女を何度か頬を張り飛ばして正気に戻し、キュアをか...
  • ゲテモノ三部作
    第一部 ボルボラ 王都ロストールのわずか南東に位置する小さな村、ノーブル。 普段は何の変哲もない農村だったのだが、現在は不穏な空気が漂っていた。 かねてより代官ボルボラの横暴に耐えかねていた一部の村人たちが決起。 しかし、ボルボラの私兵やリベルダムから買い入れられた改造モンスターの前では、 人々はあまりにも無力だった。 反乱はあっけなく鎮圧された。 領主の館では、反乱の主謀者である少女がボルボラからの責め苦を受けていた。 「あっ、痛…あう…うぅ…」 豪華な絨毯の上で四つん這いにされ、尻を高く抱え上げられて背後から貫かれている。 白い太腿には、結合部から流れた純潔の証が伝い落ちていた。 周りにはかつて少女の身を纏っていたであろう布切れが無惨に散らばる。 「ゲヘヘ…前々からいい体してると思ってたが、こうしてひん剥いてみるともっと良さが分かるぜ」 しっとりと汗ばんだきめ細かい肌はどこを触っても...
  • フレアEDその後
      「きつく、きつく私を縛って下さい、もう離れたくありません、一時も………」 背中に感じる女の体温と鼓動が、マグマの熱で一層熱を帯び、それが彼の愛情に勝る劣情に引火した。 彼は振り返りざまに女の唇を奪うと、そのままゆったりと着流すローブを引き裂くように脱がせ、 ねとりと絡みつく舌を引き離すと、蛞蝓(なめくじ)を這わすように女の細い顎から真っ白い首筋、 鼓動の響く乳房を経て、臍を執拗に舐り、下腹部から止めどなく流れる蜜を自らの唾液と絡め、 さらにその下の艶やかに湿る尻の穴を、残飯をあさる野良犬のように貪り尽くした。 女は身悶え、脱がされたローブを掴み、腰を浮かせ、吐息を荒げる。 前戯らしい前戯もままならず、女の陰部を自らの欲望の権化で貫いた。 ただ腰をグラインドさせ、自らの劣情を果てさせるためだけの行いを続ける間も、 彼は女の足の指の間を舐め、やわらかなでほのかに甘く薫る脇に舌噛み千切らんば...
  • レイヴン×ノエル
      荒れた内装と凶悪な魔物。 凝縮されたかのように漂う闇の気配・・・・。 エンシャントの廃城はそういう所だった。多少腕に自信がある程度では、 冒険者とて近づこうとはしない。 そんな場所に、ある種の悲壮さを秘めた三人の戦士が佇んでいた。 1人は黒装束に身を包み、両手に短剣を持った男。名をレイヴンという もう1人は赤い装束に片手剣を携えた長身の女。名をカフィンという そして最後の1人である、彼らのリーダー格の少女、ノエル 彼女はその小柄な身体を白銀の全身鎧に包み、背には巨大な両手剣を背負っ ていた。人形のようなあどけなさを残した面影に、歳相応とはとてもいえな い、張り詰めた色を浮かべている。 「さて、それではそろそろいくとしようか」そんな三人の背後より、 1人の男が現れた。金髪のソバージュを靡かせた神官服の男だった。 暗い表情のノエルたちに対し、全く気負った雰囲気を持たないその表情は、 この場...
  • 闇ゼネテス+闇レムオン×女主
    廃城の最奥の部屋にその少女は待っていた。 かつては「光の王女」と呼ばれた輝くほどの美貌と気高さで。 しかし、その瞳の色はかつての優しさを湛えた深い海の色から血のような深紅の色に変わっている。 赤い目の少女は入ってきたもう一人の少女に向かって言った。 「お待ちしておりました、もういらして下さらないのかと思っていました……」 シャリはこう言い残して消えた。 「この奥には世界を滅ぼしたいという願いがある。そして君は世界を救いたいという願いだ」 世界を滅ぼしたい願い、そう聞いて覚悟は出来ていた。 しかしそこに待ち受けていた、かつて友人として仲良く談笑したこともあるその少女の姿の変わりようを見て身がすくんだ。 「ティアナ様……」 「……あなたが……わたしを見捨てて……」 ティアナと呼ばれたそのドレスを纏った少女は目をそらして独り言のように言った。 「あなたがアトレイアを救ったからこうなった!あなたは...
  • アンギルダンと欲望の指輪2
    道路というには少し荒れている道を早足で駆ける 空は分厚い黒い雲に覆われ今にも豪雨が襲ってきそうだった 両手に荷物を抱え走っていると大きな樹木の前にポツンと寂しげな人影が立っている (ノーマか?……心配になって迎えに来てくれたんじゃな…) はやる心を抑え彼女へと近づく、一刻も早くノーマの顔が見たかった でなければ自分は想像のフェルムの誘惑に乗って木陰でマスターベーションでも初めてしまいそうだ… 喜んで人影へと近づいたアンギルダンだったが、しかし彼の予想は裏切られる… 人影の正体は他でもない、フェルムその人だったのだ 彼女の顔を見た途端、衝撃が胸を走りアンギルダンを絶句させる 「あ…あぁ……フェルム殿……何故…ここに?……」 フェルムはアンギルダンに気づくと嬉しそうに口元を綻ばせた 「ああ、アンギルダンさん、良かった会えて…ここで待ってればいらっしゃると思ってたんですよ」...
  • 無題 女主×オイフェ
    バイアシオン大陸の南東に位置する半島エルズ。海にほど近い街道で一人の少女が潮風に 吹かれて佇んでいた。その顔には見覚えのある者も大勢いるだろう、先日の作られた神と 闇との戦いで闇に打ち勝ち、人々を救った少女である。 少女は輝く海を眺めながら、先ほど訪ねた風の巫女から言われた言葉を思い出していた。 ――ネメアはこの大陸から離れた。何処に向かったかはわらわにも読めぬ。 少女の唇に、悲しい笑みのようなものが浮かんでいる。 少女と共に闇に立ち向かい、闇を退けた獅子帝ネメア。少女はこのままネメアはバイアシ オンに留まり、ディンガル皇帝の地位を存続すると思っていたのだ。 ところがどうだ――今、ディンガルの皇帝の地位は少女と冒険を共にしたこともあるディ ンガルの玄武将軍、ザギヴの許に収まっている。 ――ネメアは、なぜ我々の前から姿を消したのだろう。 風の巫女の言葉を聞いてから、少女の心の中に繰り返し答え...
  • 男主×ノエル、457
     ノエルが目を覚ますと、押し倒されていた。 「……ん……」 「ほう。起きたか」  ノエルは冒険者の起床の習慣として、まずあたりを見回す。 「ここは……」  ノエルがきょろきょろと首を左右に振る。そこはどこかの宿屋のようだった。  窓から差す日差し。夕日はまだ強く窓から強烈な光が差している。  木造の部屋の片隅に木造のベッド。そこに自分が寝ているようだ。  視界のすみっこに、自分の見慣れた小さな体。愛用の鎧を着込んだままだ。 「あ、そういえば」  鎧を着たまま。そのおかげでノエルは思い出す。  さっきまで目の前の男と実戦試合をやっていたこと。  そして魔法の使い過ぎで気絶してしまったことを。  そこまで思い出したところで、ノエルは恥ずかしさのために顔を赤くした。 「すいません……と、あれ?」  きちんと謝るため上体を起こそうとして、起き上がれないことに気づく。 ...
  • 漁色男主人公(ノエル編)
    「…あっ…はぁ…っ! ん、んんっ!」 ノエルは幼い顔を羞恥と刺激に火照らせて、懸命に声を押し殺していた。 ベランダの片隅で蹲り利き手の指先を、みずからの幼い肉芽に宛てがい一心に擦りつけていた。 (いけない…こんなこと…) ノエルの視線の先では憧れの(男主人公)が、彼のパーティの女性と体を絡ませあい、リズミカルに腰を振っている。 覗き見るつもりはなかった。 隣に泊まっているという憧れの(男主人公)の気配を、少しでも感じれるかと壁際のベッドで耳を澄ませた。 聴こえてきたのは、(男主人公)と女性の、淫らな情事の声だった。 まだ男を知らないノエルは、ベッドの中で隠した顔が真っ赤になった。 憧れの(男主人公)さんと、女の人が…してる。 悲しい気持ちになると同時に、体が火照ってしまった。 両手の指でそっと、まだ男を知らない乳首と秘部を撫でてみた。 甘い痺れに、まるで自分が(男主人公)に犯されているよう...
  • ネメア×オイフェ
      街道でネメアを見つけたときは、夕暮れ時だった。 オイフェが付いて行くと言い張った時も、 ネメアは特に文句は言わなかった。 ただ、少し眉を潜め、オイフェの本意を疑うような顔つきにはなったが。 リベルダムでネメアに出会って以来、オイフェの心は迷いと混乱で満ち満ちていた。 そして「生きろ」と言い放つネメアに対する疑いと憤りが新たに生まれた。 「生きろ」とは何なのだ? 誰が誰に生を強要することができるというのか。 ただの偽善だ、ふざけるな。 お前がどれほどの苦悩に、悲しみに打ちのめされたというのか? エメルは死んだ。 冒険者数人に陵辱の限りを尽くされて。 かつて傷ひとつなかった体には 遊び半分にナイフでつけられたような、無数の引っ掻き傷がついていた。 激しく抵抗したのだろう、唇は裂け、殴られた跡も数十箇所に及ぶ。 衣服は全て剥ぎ取られ、脚は大きく開かされていた。 汚らしい精液が大量にぶちまけら...
  • 男主×ヒルダリア,380
    コツコツと、石畳の上に音が響く。周りにいる海賊達に軽く挨拶をして、目的の部屋まで歩いた。 「やあ。ヒルダリアはいるかな?」 剣を携えた巨体。ヒルダリアの護衛だ。髭にはいくらか白いものが混じっていた。 かなりのベテランだが、それなりの役職には興味がなく、護衛の任に就き続けているらしい。 「これはアレフ殿。今はいますぜ。話を通して参りますので、しばしお待ちを」 大きな体を小さくまとめて、控えめに部屋の中へ。すぐに出てきた。 「どうぞ、お入り下さい」 手を上げて応えて、扉をくぐった。ヒルダリアは執務用の机に座ったままで、こっちには軽く目をくれただけだ。 「忙しそうだね」 「ええ。フゴー商会の警備がきつくなってきているの。大雑把な作戦の立案だけでも一苦労よ」 そこまで言って、椅子から立ち上がった。大きく伸びをして、こっちを見てくる。 眼には燃えるような強さが見えた。余裕の感じ...
  • ヴァシュタール×始まり女主
      闇の門の島に辿り着くと、その魔人は少女を待っていた。 少女の最愛の母を、そして生まれ育った町を奪ったその魔人。 「来たか……アスティアの子よ。我を倒さぬかぎり、闇の門は閉じぬ。」 魔人ヴァシュタールはその額に光る目で少女の顔を見据えながら言った。 「母も戻っては来ぬ。お前がここに来るのも必然というワケか。よかろう。このヴァシュ タールを滅ぼしてみよ」 少女の旅の目的は、最愛の母を、そして生まれ育った街を取り戻すことだった。魔人ヴァ シュタールの復活により、安否さえも分からなくなってしまった最愛の母、アスティア。 そして故郷オズワルドの町。 長い旅路の果て、神と竜王との戦いの後、少女の真の目的が遂げられようとしている。 少女は剣を構えた。母の仇――この魔人を倒さぬかぎり、母は戻ってこない。 少女の剣がヴァシュタールの身体を切り裂く。一瞬、魔人は怯んだように見えた。しか し、魔人は次の瞬間...
  • アンギルダンと欲望の指輪3
    女の姿が見えなくなりいくらか経つとゆっくりとアンギルダンは近くの木々に振り向く 雨が止む時間はもうすぐ近くまで迫って来ていた 「どうじゃ?そんなところにいないでこっちにきて話をするのもいいじゃろう?」 パキっと小枝を踏みしめる音が響く、幽鬼のような足取りで現れたのはノーマだった 彼女はいたのだ、既にずっと前に…不幸にも雨が降り始め心配になって迎えに行こうとし 人が通ることなどめったにない途中の道でアンギルダンとフェルムが 情交を交わしている所を見つけてしまった… 愛する男が別の女、しかも人妻である娘とセックスをしたあげく、男の口からはっきりと 自分の子を産めという言葉をフェルムに対して吐いたのをしっかりと聞くことになる… 彼女は驚愕と悲しみに混乱し、だが割って止めることも出来ぬままアンギルダンの 他の女との交尾と射精を…最後までオスとしての役割を全うするのを茫然と見届けた そして今、ノーマ...
  • 男主×孕みエア
      無限のソウルは自らの子を孕んだ、風の巫女を抱き寄せた。 すっぽりと自らの内に収まる、小さな体。 その小さな体の上に圧しかかり、半ば無理矢理に足を開かせた。 その小さな膣内を無理矢理にこじあけ、彼女の体内に欲望と愛を最初に解き放ったのは、それほど昔の事ではないはずだ。 しかし今、その幼さを残す小さな体の腹部がぽっこりと膨れて、男女の性行為の後を、明確に知らしめる。 こんなにも幼さを残す少女が、すでに男のモノをその身に受け入れ、くわえこんで、もうすぐ母となるのだと。 男は膨れる下腹に触れた。 「エア」 「ふふ、そなたの子じゃ。間違いなくのぅ」 小さな少女は、女らしい艶やかな笑みを向ける。 「妾がイやじゃ、許せと願っても、そなたは妾を離してはくれなんだ。そなたは嫌がる妾をおもいっきり玩び、汚してくれたのう」 口調は非難めいているが、幸せそうに、男の手に自らの手を重ね、お腹を押さえて笑う。 エ...
  • ウルグ×ノエル
       崩れかけた廃城。賢君、後に魔王と呼ばれることとなった、ひとりの王の墓標。  かつて国の要であった筈の建物には魔物が徘徊し、堅牢かつ秀麗な建築技術を用いられた壁や床は、随所で崩れ落ちている。  その隙間より差し込まれる陽光が、城内にわだかまる闇の陰影を深め、陰鬱で不気味な雰囲気を醸し出す。  闇が威圧感を放つ最深部。床には四大精霊、周囲の柱や壁には大陸の神々をモチーフとした彫刻が、天井には緻密な絵とステンドグラスで色どられている。  かつてここが、様々な行事を行っていただろう名残が残っていた。  奥まった場所に、作らせた者の性格が表れているのか、威厳を示しつつも豪華に成り過ぎない作りの玉座が鎮座している。  玉座に一人の青年が座ってる。眠っているかのように頭を垂れ、沈黙している。  その青年の膝に両手と頭を乗せ、光を薄めたような金色の髪を持つ少女・・・ロストール国の王女が、穏やかな表情...
  • ザキヴ×女主
      賢者の森の中に、選ばれた者だけが入れると言う猫屋敷と呼ばれる屋敷がある。 その中の一室で、二人の女性が一つのベッドの中に寄り添っている。 一人は長い黒髪の美しい妙齢の女性。端正で気品のある顔立ちには、深い苦悩の色が見え る。そして着ている服は紛れもない、ディンガル帝国の制服だ。 ザギヴ=ディンガル。元はディンガル帝国の玄武将軍だった女性。彼女は今、猫屋敷で守 られるようにして眠っている。 もう一人はまだあどけなさの残る少女。着ている服装から冒険者だと一目で分かる。少女 は時々、慈しむようにザギヴの長い黒髪を梳きながらザギヴに身を寄せて彼女を見守って いる。 (こういうのはあまり良くないんだろうな) 少女は胸の中に憧れている女性を抱きながら思う。いつからこうなってしまったのか。 少女が以前からその聡明さと憂いを帯びた美しさに憧憬の気持ちを向けていた女性。きっ かけは彼女にロセンの視察の護...
  • 漁色男主人公
    つーわけで、パーティ内ハーレム?もの。 エステル・ザギヴ・フェティ   「ねえ、(男主人公)。今日はボクの番だよ?」 エステルが恥じらいながら、ベットに忍び入ってくる。 フェティ、ザギヴ、エステル。 ずっと一緒だったアイリーンを亡くした俺は、その穴を彼女らで埋め合わせるかのように、彼女らと肌を重ねた。 最初は彼女らが、空っぽになった俺を、慈母のように慰めるための行為だったはず。 それが今では立場が逆転し、夜ごと彼女らは、代わる代わる俺のベットにやってきて足を開き、俺を求めてねだる。 「ほしいんだ(男主人公)のオチンチン、ボクのここに、ください」 エステルが、貝をみずから割り開いて見せる。 濡れた膣内が、淫汁を溢れさせていた。 笑って応えて返す。 「隣にノエル達が泊まっているようだ。壁は薄いし、声はあげないようにな?」 俺はエステルに逸物をしゃぶらせて大きくしてから、エステル女隠にぶちこん...
  • 男主×エア
       夜の静寂に、漣が波紋を広げていく。  エルズから六日間の船旅の後、アミラルにて。  彼女にとっては、初めてのバイアシオン本土で迎える夜。  そして――― 「……ふふふ」 「ち、ちょっと待て」  柔らかな寝台の上で、必死に逃げ出そうとする青年と、  その体に圧し掛かる少女の姿が影絵となって壁に浮かび上がる。 「待たぬ。もう随分と待ったのだからな」 「だ、だからって……」  引き攣った表情を浮かべ、 何とか逃げ道を探そうとする青年の瞳を翡翠の瞳が覗き込んだ。  近づき過ぎるほどに近づいた少女の吐息が、顔にかかる。 「……なんじゃ。わらわでは不服か?」 「い、いや……そういうわけでは」  僅かに熱を帯びた吐息を受けて、顔が赤くなる。 その上擦った声に、少女は妖しげな笑みを浮かべた。 「ならば、問題あるまい?」  そう告げると彼女は、青年の股間へと視線を移した。   『わらわは決めた。魔法で...
  • 地下室
      「こんなところがあったんだ。」  少女は灯りを掲げ、闇に沈むその部屋を照らした。  リューガ邸の地下、重い頑丈な扉の奧には、何故か人の住まうためにしつらえられたと思しき部屋があった。  何か参考になることが書かれていないかもしれないと重い、地下に所蔵されているというエストの集めた古書や資料の類を捜していたのだが。  少女はそっと眉をひそめた。  このリューガ家は古い歴史を持つ身分の高い血筋の家だが、その権力故に当主が意に染まぬ者を地下に幽閉することもあったのかもしれない。 「こんなところで何をしている?」 「…兄様」  リューガ家の若き当主、彼女の義兄たる男がいつのまにか背後に立っていた。 「エスト兄様の資料を捜していて、迷っちゃって…」  悪戯を見つけられた子供の言い訳のようにそんな言葉を連ね、部屋をちらりと見やる。  義妹のその様子を見ていたレムオンが軽く笑う。 「この部屋が何なの...
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