ZOIDS WORLD内検索 / 「EP1.5」で検索した結果

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  • EP1.5
    5 目の前のゴドスが爆音と共に鉄塊に変った。金属片が手に飛び、傷口から血が出る。 「何が?」 私はあたりを見回す。さっきまで私と話をしていた整備兵が遠くで転がっていた。パニックになるのを何とか堪え、私は愛機の元に走る。途中、会議用のテントの残骸を見つけて私の足は止まってしまう。アークは、ヘンリーは無事だろうか?しかし、その場に転がっている兵士の亡骸を一人一人確認する勇気など、私は持っていない。 限界だった。私は立っていられずその場に座り込んだ。 「エリー!なにやってる!」 ヘンリーの声だ…!私がとっさに振り返ると彼は森の中から走ってきたところだった。「アーク隊長に頼まれた。行くぞ、反撃だ。」彼の目には闘志がみなぎっていた。「アーク、アークはどこ?」私は心配そうな声を隠さずに彼に言った。 「大丈夫、隊長は一足先にライガーで出撃した。」 ...
  • エピソード1
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  • EP1.9
    9 「ハルフォード中隊はオリンポス山の中腹まで到達、ロックランド中隊はこれの援護にあたり半数が壊滅。」 通信兵のハリスがオリンポス攻略の現状を伝える。未だ上層部がなぜ必死になってオリンポスを奪還したがっているのかは不明だ。しかし、重要拠点と言っても全軍が決死の突撃をしていい局面じゃないのは確かだ。今は中央大陸からの支援を待つ事も苦しいと言うのに…。ため息をつきそうになった俺は地響きにも似た小さな揺れを感じた。と同時に仮司令室の入口の布が上がり、エリーが顔を出した。 「アーク、ヘンリーが帰ったわ。」 俺は急いでコマンドウルフの元に向かった。ウルフは背部がごっそりやられており、修理が必要だった。コクピットから降りたヘンリーは俺の姿を確認したのか、ばつが悪そうな顔でこちらに向かってきた。 「すみませんでした。」 ヘンリーは目をそらして言った。俺は「...
  • EP1.8
    8 「なんだと?それでおまえは貸したってのか?」 アークは怪訝そうな顔をした。当然だ、敵地に1人残る事は正気の沙汰ではない。でも私はヘンリーならばちゃんとタイガーを倒して帰ってくるという奇妙な確信があった。 「そう。タイガーなんてヘンリーなら余裕でしょ。」 わざとさっぱりした声を出す。さっきヘンリーにしたように。 「帝国軍の攻撃は今のところ止んでいるが、きっと部隊を再編して討伐しに来るはずだ。それに備えなきゃならない時だってのに…。」 ため息をついたアークに、整備兵が書類を持ってきた。この整備場ではもはやアークとワンツがリーダー的存在だった(私が見るに)。とはいえ、現存するゾイドはアークのライガーとゴルドス2機、ゴドス4機という粗末なものだった。 「じゃあね」 と私はいいその場を後にしようとするが、それをアークが止めた。どうせ...
  • EP1.1
    1 へリック共和国とガイロス帝国がこの西方大陸で再び戦争状態になったのは1ヶ月前、帝国軍が西方大陸に派兵したのが始まりだ。共和国軍も直ちに部隊を編成し西方大陸へ進軍したが、数年前からこの開戦のために軍備を拡張してきたと思われる帝国軍と、奇襲を受ける形で急ぎ早に編成した共和国軍の軍備の差は明らかで共和国軍は初戦から圧倒されていた。その日、俺―アーク・ワードは2機の部下を連れてメリクリウス湖付近の森林地帯を進行中だった。俺の機体はRZ―007 シールドライガー 共和国軍が誇る高速戦闘機械獣だ。部下の二人はそれぞれRZ-009 コマンドウルフに搭乗している。現在の共和国軍ではこの編成が機動部隊の基本の1つとなっていた。 「さっきから湖を渡った部隊からの定時連絡がないのは電波障害?それとも交戦になっちゃってるわけ?」 部下の1人のエリー・M・ベッケロイドが怪訝そうにあたりを...
  • EP1.6
    6 キャンプは俺が出撃した時点ではまだ形はあったものの、大半が煙を上げていた。エリーのことはヘンリーに頼んだが、無事だろうか?目の前のモルガ部隊は絶えずミサイルを発射している。俺の隣のシールドライガーは装備されたビームキャノンを発射した。瞬間的にモルガの隊列に穴ができる。しかし、それも数秒のことだ、後方から新たに前進してくるモルガがその穴を埋める。 「一体いくらいるんだ?このイモムシ野郎は!?」 ワンツ大尉はそう言ってミサイルを発射した。彼は本来の愛機ゴルドスではなく主を失った、ロバーツ中佐のシールドライガーに搭乗していた。敵軍の奇襲攻撃は強烈な打撃となり俺たちのキャンプを襲った。ゾイドは大半を失い、主だった士官も会議用のテントと心中した。 「引き返しましょう。そろそろ弾薬も尽きます。」 俺はミサイルの残弾を見てそう言った。しかし、ワンツ大尉は「アー...
  • EP1.4
    4 俺たちの部隊は明日出撃する事になった。ワンツ大尉のゴルドス部隊の偵察で帝国の部隊の接近が明らかになったためである。規模はアイアンコング1機を含む中隊。作戦は3小隊による撹乱で敵戦力を分散させそこを突くもので、俺の小隊は左方撹乱を担当する。しかし、3小隊といえど総編成はシールドライガー2機、コマンドウルフ3機ゴドス3機ステルスバイパー1機というものであり、正面からぶつかれば全滅は火を見るより明らかだった。 「上手くいけばいいんだが…」 自室(と言っても仮設テントであるが)で独り言を言ったところで何の意味もなかったんだが、自然にそんな言葉が漏れた。 「“上手くやる”ぐらいの意気込みはないの?」 テントの外からエリーの声。俺はテントの出口から顔を出し「盗聴は犯罪だぞベッケロイド少尉。」と言った。 「通りすがったらなんかヘタレなセリフが聞こえたか...
  • EP1.7
    7 「撤退したのか」 ベルガス=ロック・スタフォード中尉は静まり返った森を見つめて言った。肌に刻まれた皺は、今まで経験してきた戦場の多さを物語っていた。先ほど遭遇したスネークスタイプとコマンドウルフは1度の攻撃でそれきり姿は見えなくなった。彼が立案した奇襲攻撃は十分な成果を上げ、共和国軍は混乱状態で敗走した。俺は意気揚揚とし愛機である24メカのコクピットハッチを開けた。その時、部隊長であるガルム・ローランド中佐からの命令が届いた。すぐさま内容を確認してベルガス中尉を呼んだ。 「中尉、ローランド中佐からの伝令です。一旦撤退し、部隊を再編成をするとのことですが…」 彼は問題ないような口ぶりで「そうか。ではおまえは命令に従い司令部まで撤退しろ。ヘルキャットは全滅したと隊長に伝えてくれ。」と言った。中尉はここに残ってまだやる事があるらしいということはわかった。いつも...
  • EP1.2
    2 アークは何度かうなずいて通信を切った。戦闘を行った度に本部の上官に報告する義務があるのだ。私は後ろで結ってある髪をほどき、椅子に座る。ここは各小隊が作戦前後に使用するキャンプの中にある会議室だ。開戦時は一つのキャンプに駐留している部隊はせいぜい2~3部隊といった感じだったけど、オリンポス山が帝国に渡った今、共和国部隊は前線を下げなければならず、各キャンプにはかなりの兵力が撤退してきていた。私たちの小隊も例外ではなく、撤退戦を支援しながらヘスペリデス湖の北東まで撤退してきていた。 「ちょっとウルフの前足が重いんだけど、後で見てくれる?」 私は隣に座っていたヘンリーに言った。彼はメカの修理などが上手で、整備班が忙しいこの現状では彼に頼んだほうが早そうだと思ったからだ。 「別にいいけど、エリーのコマンドこないだシフト切り替えたばかりだろ?もしかして、足にストレ...
  • EP1.3
    3 俺はエリーのウルフの脚部を点検した帰りだった。彼女のウルフは、前足のシリンダーに負荷がかかっていた。俺の予想通り、前足に負荷がかかる操縦をしていたのだろう。 俺は休憩のために近くにあったコンテナに向かった。コンテナには先客があり、だいぶ年配の士官だった。階級章は大尉。俺より2つも上、アーク隊長と同じだ。俺はそんなことを考えながな士官の隣に座った。 「このキャンプもそう長くは持たないな。」 士官がそう言った。彼の偵察部隊は昨晩、哨戒中に帝国の大部隊を目撃したのだ。帝国軍はオリンポス山以降勢いづいて攻めに転じており、共和国の前線は次々に引き下げられていった。「そうはさせません。」俺は言った。ここにはシールドライガー3機を含む高速ゾイドが駐留中だから、そう簡単には帝国も手をつけることができないはずだ。敵の主力高速戦メカであるセイバータイガーは確かに驚異ではあるが、サ...
  • EP1.10
    10 昨日とは打って変わって空には黒い雲が浮かんでいた。雨の日の行軍は帝国軍としても行ないたくは無いだろう。しかし、それは守る側にとっても同じ。だから今日、やつらは来る。なぜだかそんな予感が俺にはあった。 整備兵から俺が一昨日破損させてしまったエリーのウルフの修理が完了したとの知らせを受けて俺はウルフの元へ向かう途中だった。 「ヘンリー!来たわ、奴らよ!部隊を展開し始めてる!!」 エリーが見張り棟の方から駆けてきた。それと同時に俺の頭に雨水が当たる。遂に始まるのだ、雨の中での正念場が…。俺は彼女にアークたちにも伝えるように言うと、修理されたエリーのウルフを横目に前の戦いで修理中だった自分のウルフのコクピットに飛び乗る。“わくわくする”と表現するのはナンセンスかもしれないが、とにかく俺は自分がいつもと違う精神状態だというのがわかった。 ウルフを起動させると、昨日掘...
  • ワンツ・ハント
    Wantz Hunt ヘリック共和国陸軍コマンダー。 Birthday 2033年 Race 砂族 Sex 男 Class 大尉 前大戦にも参加したパイロット。しかし、前大戦時に問題を起こし年齢の割りに階級が未だに低い。 西方大陸戦争では第1陣として上陸した部隊に参加。重電子戦略強行偵察部中隊の隊長を勤め、自らも愛機ゴルドスに搭乗した。オリンポス山の戦いではメリクリウス湖を横断し、海岸部の確保を任務に参加。部隊の半数近くを失うも、生還。駐留キャンプで踏みとどまっていた。 EP1ではキャンプ主要仕官が奇襲で死亡した後もアーク・ワード大尉と共にキャンプを立て直し奮戦、最後はベルガス=ロックのセイバータイガーの帰り際の一撃で命を落とした。 EP1時に前大戦を知る人物がほしいと思い設定。あえて”コマンダー”です。66歳にもかかわらず前線に立てるのは純血だか...
  • シールドライガー
    機体概要 ヘリック共和国技術陣が、中央大陸戦争時代に対サーベルタイガー戦を想定して開発した高速戦闘機怪獣。 大型でありながら高速戦闘ゾイドとしての性能は確かなもので、西方大陸戦争開始時も高速戦闘師団の主力として採用されていた。 形式番号 RZ-007(RPZ-03) 全長 21.6m 全高 9.0m 全幅 6.0m 重量 92.0t 最高速度 250km/h 主兵装 エネルギーシールド レーザーサーベル アタッククローx4 二連加速ビーム砲 ミサイルポッドx2 連装ビーム砲 多くの場合、主役として迎えられるゾイドw本作中ではEP1以外であまり活躍はありませんが・・・。 本編中のへぼEシールドに関しては背景のEシールドについての項目を参照。
  • スピンオフ
    スピンオフ作品 年代順に表記します。 ある傭兵の話 エウロペの夏 [ EP1 ] 苦悩 ジャック3部作 1-先行するもの 2-共闘するもの 3-死別するもの 飛翔-Fly- 遭遇-G- [ EP2 ] 前に進め [ EP3 ] 暇があるときに作った短編です。主にメインエピソードでは語りきれなかった、登場人物達の一面や短編を掲載しています。
  • 登場人物
    本編、およびスピンオフに登場するキャラクターに関する設定です。 内容に関してはネタバレを含みますので、本編未読の方は注意。 EP1~ アーク・ワード ヘンリー・ライトリー エリー・M・ベッケロイド ジェシカ・サンダース ワンツ・ハント ケベック・カミンスキー ベルガス=ロック・スタフォード ニック・アルマイヤー EP2~ グレイ・A・ヘンダーソン リリー・サムウェルズ ウィレーク・サドアンカ ガルム・ローランド サラ・ヘンドリック クルスト・ライトスト EP3~ ダグラス・エインズワース カーティス・アビンレン オズワルド・ディーフェンベーカー アリス・クゥエイフ
  • ケベック・カミンスキー
    Quebec Kaminski Birthday 2082年 Race 風族 Sex 男 Class 軍曹→曹長(EP2) 機械化第7大隊所属時代 オリンポス山の戦いの混乱の中、部隊は孤立。アークたちと同じキャンプまで撤退してくる。キャンプが奇襲を受けた後は、ワンツ・ハント大尉の指示で見張りをしていた。 そこでエリーと出会い、後に部隊がこのキャンプでの戦いで全滅したため、彼女ら特殊工作師団第107高速戦闘連隊第6小隊の一員になる。 エリーに惹かれており、好意を隠そうともしないことに彼女はイラついている。 特殊工作師団第107高速戦闘連隊第6小隊時代 編入当初は、エリーのコマンドウルフのガンナーだったが、後にコマンドウルフA2型のパイロットになる。メカに精通している彼は、小隊の移動時などに臨時で整備を行っていた。 ニクシー基地の戦いで、エリーを助けようとしてジ...
  • ガルム・ローランド
    Garm Rowland ガイロス帝国軍第12装甲師団第8遊撃中隊隊長。 Birthday 2071年 Race ニクス人 Sex 男 Class 中佐 ZAC2099年の西方大陸戦争では、オリンポス山陥落直後から共和国軍の残存兵力を掃討する作戦を実行。しかし、作戦行動中にアーク・ワードらの機体との戦闘で、搭乗機のアイアンコングは中破してしまっている。 地底族、ゼネバス派兵士に少なからず偏見を持っており、ベルガス=ロックなどへの対応も冷たい。 ニクシー基地の戦いでジェノブレイカーに搭乗。しかし、アーク・ワードのブレードライガーを撃破時に受けたダメージとヘンリーの操縦センスによって機体は機能を停止する。その後、貴族の誇りを捨て部下であるサラ・ヘンドリックに助けを求めるが、べルガスの策略により戦死。 なにげにEP1では発言してないのでEP2で初登場みた...
  • アーク・ワード
    Arc Word 共和国軍特殊工作師団第107高速戦闘連隊第6小隊隊長。 Birthday 2074年 Race 風族 Sex 男 Class 大尉 西方大陸戦争以前は中央大陸防衛部隊(通称:警備隊)に所属していた。広い視野と優れた指揮能力を持つ。 西方大陸戦争では初戦から参戦し、オリンポス山の戦いで初めて自分の部隊を与えられる。オリンポス山からの退却戦では撤退する友軍を守るために奮戦。ヘンリー・ライトリー少尉との連携でアイアンコングを撃破している。 シールドライガーに搭乗していたが、ZAC2100年5月に帝国軍新型ゾイド「ジェノザウラー」との遭遇戦で大破。ブレードライガーに乗り換えている。 帝国軍補給部隊攻撃作戦では、少数の部隊で護衛が強化された敵補給路を攻撃。護衛を全滅させるがグスタフには逃げられ結果的には作戦は失敗してしまっている。 ニクシー...
  • EP2.5
    敵護衛は、大型2機と小型4機という構成だった。 グスタフ2機を囲むように先頭にグレートセイバー、両サイドにヘルキャットが2機づつ。もしかしたら、まだ光学迷彩で隠れてる奴がいるかもしれないが…。そして殿に強化型と思われるレッドホーンという配置だ。 「隊長、どうします?」 ヘンリーはウルフを射撃体勢にしたままで聞いた。 「戦力の差はギリギリ想定内だ。実行する。いつもどおり先手を打って数の差を減らす。」 俺は索敵モードに入っているエリー機のほうをチラッと見た。本来ならば、索敵を継続して続けてもらうつもりだったが、この状況では仕方がない。 「エリー、攻撃の支援、頼めるか?」 俺は仕方なく彼女に言った。 「大丈夫。で?どっちからいくの?」 エリーはモニターを見ながら言った。いつもとは違って、いやにまじめな表情。何かあったのだろうか?…...
  • EP3.5
    私は迷っていた。 西方大陸、あのニクシー基地で、ベルガスについてきて本当に良かったのだろうかと…。 暗黒大陸に帰還した私とベルガスは正規軍に合流せずに、”鉄竜騎兵団”と呼ばれる特殊部隊と行動を共にした。彼らは旧ゼネバス派、親ゼネバス派にあたる軍人のみで構成されており、私が今まで見てきたどの部隊よりも士気が高かった。 ZAC2101年10月 帝都近郊の基地に私たちはいた。すでに主力部隊…いや皇帝警備隊、PK師団を残して全ての部隊といってもいい。それらが出撃した帝都は静まり返っていた。この日、私はベルガスから”真相”を聞くことになる…。 「サラ・ヘンドリック。お前に話しておきたいことがある。」 ベルガスが言った。ここは格納庫のキャットウォークの上、眼下では私のジェノザウラーが整備されているところだ。 「なんです?中佐」 ベルガス=ロックの...
  • エピソード2
    遠い昔、はるか六万光年彼方の惑星で― ZOIDS WORLD Episode II The Phantom Decision ZAC2100年春、北エウロペ大陸での初戦は帝国軍の圧勝に終わった。 共和国軍は最東端の森林地帯まで撤退し、ゲリラ戦を展開して辛うじて踏み止まっていた。 一方、帝国軍も想定外の大勝に補給が間に合わず、内陸部に思わぬ弱点を抱える形となった。 4月、共和国軍はついに帝国軍補給線を攻撃。補給線を断たれ総攻撃に移れない帝国軍。 戦争は晃着状態へと突入したのだった… EP2.1 / EP2.2 / EP2.3 / EP2.4 / EP2.5 /EP2.6/ EP2.7/ EP2.8 / EP2.9 / EP2.10 NEXT
  • エピソード3
    遠い昔、はるか六万光年彼方の惑星で― ZOIDS WORLD Episode III Revenge of the ZENEBUS ZAC2101年5月 共和国軍は帝国軍の度重なるニクシー襲撃に耐え、ついにエウロペ大陸全土を完全に掌握した。 そして6月、改修されたRZ-037 ウルトラザウルス、“キャリアー”を旗艦とした艦隊が暗黒大陸ニクスへ進軍を開始した。しかし、アンダー海海戦において予想をはるかに超えるシンカー部隊と交戦、艦隊はやむなく進路を魔の海域・トライアングルダラスへと向ける。 謎の部隊の助けもあり、ニクスへと上陸した共和国軍主力部隊は、順調に奥地へと進撃しつつあった…。 EP3.1 / EP3.2 / EP3.3 / EP3.4/ EP3.5 /EP3.6/EP3.7/ EP3.8 / EP3.9 / EP3.10 ...
  • EP2.6
    俺たちはそのまま追撃を断念し、引き返した。すでに日は落ちかけており、半分くらい引き返したところでキャンプを取った。隊員の疲労からみても適切な判断だ。 「隊長、俺、アイツを見てきます。」 俺は、炎を挟んで向かいに座ったアーク隊長に言った。 「ああ。頼む、ヘンリー。」 俺は立ち上がり、あいつのいるテントに向かった。サーベルが撃破されたときに捕虜にした帝国軍兵士はかなりの年配で、50…いや、純血ならば60はいっているように見えた。彼は4つあるテントの一番端に拘留されていた。 「入るぞ。」 俺は答えなど聞いていないという風な口調で、そのまま入った。アイツはさっき見たときとほとんど変わらない格好でそこにいた。白みを帯びた頭髪と、目の下まで伸びたマーク。そして燃えるような赤い瞳。 「あんたに聞きたいことがある。」 彼は、少々意外そうに顔を...
  • EP2.1
    漆黒の空に数機の機影がサーチライトで照らし出される。一機は青と白のカラーリングが施されたネオタートルシップ。さらにその脇を固めるように銀色の新型ゾイド、RZ-029ストームソーダーが2機着陸体勢に入っている。俺は、そんな光景を基地の通路の窓から見ていた。 「遂に来ましたね。アーク隊長。」 俺の隣に立つ、ヘンリー・ライトリー少尉が言った。しかし、彼が興味を持っているのはネオタートルシップでここに来た人物ではなく、おそらく新型ゾイドのほうだろう。 「そうだな」と言いつつ、俺はまた通路を歩きだす。後ろではまだ、ヘンリーが窓の外を眺めていた。 = = = = = 爆音と共に、夜の来訪者は着陸を済ませた。私、エリー・ベッケロイドはたった今着陸したばかりの新型ゾイド(たしかストームソーダー)を見上げた。 「こんな時間にフライトプランなんてあったー?」 耳...
  • EP3.2
    機体から降りた彼に、私は飛びついた。しばらく体に顔を埋めて抱きしめていたが、息が苦しくなり顔を上げる。 「おかえり、ヘンリー。」 私はそう言って、彼の首筋にキスをした。 「わかった。わかった」と彼は言って私を離す。おでこに軽くキスをした後、一緒に帰ってきたカーティスのほうへ行ってしまった。カーティス・アビンレン中尉は、私たちが新たに配属になった独立第2中隊の戦闘面でのリーダー的存在。この部隊に配属になる前は、特殊部隊にいたって噂。 ちなみに彼と、ヘンリーの階級は同じ「中尉」だけど、専任であるカーティスが隊長。それはみんな納得してる。だって誰が見たって、カーティスのほうが大人だしね。 二人は少し喋った後、格納庫の出口へと歩き出す。ヘンリーは振り返って、「少佐に報告してくる」と私に叫んだ。私は小さく手を振る。 私とヘンリーがこういう関係になって...
  • EP2.9
    「ケベック!!」 エリーの悲痛な声が響く。真紅のカスタムジェノザウラーは、エリー機をかばったケベックのウルフの胴体を大型のブレイカーで持ち上げた。こいつは北部戦線で確認されたジェノブレイカーとかいうやつだ。ジェノザウラーというにはあまりにかけ離れた外見を持ったそいつは、つかんだウルフを地面に捨てる。この距離でも損害は見て取れた。 「くそっ…!」 俺はウルフを走らせ、ジェノブレイカーの後ろに迫る。アーク隊長は「待て!早まるな!」と叫んだが、俺は聞こえないフリをした。 しかし、奴は尻尾で軽く俺の機体を弾き飛ばした。とてつもない衝撃と共に、瓦礫に叩きつけられる。ウルフのシステムはダウンし、低いうなり声を上げた。 ==== 一瞬の出来事で何が起こったのかわからない…ケベックとヘンリーがやられた…? そして、赤いジェノザウラーは私の前に立つ。 ...
  • EP3.4
    コマンドウルフの後ろ足が地面を蹴る。まだ土煙が消えないウルフの足跡を、ジェノザウラーの加速テイルがえぐる。舞い散った砂が装甲に当たる音を聞きながら俺は、ジェノザウラーの格闘射程範囲から離れる。ジェノザウラーの強力な格闘兵器の相手をする気など始めからない。 テイルをはずしたジェノザウラーはすぐさま姿勢を低くし、ホバリングでその場を離れる。奴はカーティスのケーニッヒが狙っていることを承知で俺のウルフに襲い掛かってきたのだ。ニクシー基地で戦ったジェノブレイカーはゾイドの性能を過信していたが、こいつはジェノザウラーの性能・特徴をよく理解した上で、それを使いこなしている…エースだ! 好敵手の登場に俺は高揚していた。 「ヘンリー!荷電粒子砲だ!!」 カーティスが叫ぶ。奴は頭部口内に装備された砲塔をこちらに向け射撃体勢をとる。間合いと時間的に回避はギリギリといったとこ...
  • EP3.1
    青黒い空を3機のゾイドが滑るように飛ぶ。先頭を飛ぶのは、銀色の翼竜型ゾイドRZ-029 ストームソーダー。弱い日差しを受け、反射した光が自身の影を白く照らす。 脇を飛ぶ2機は、ストームソーダーよりも大型の翼竜型ゾイドRZ-045T3 サラマンダーカーゴ。元々地上に急接近する性能を持っていた大型ゾイドサラマンダーに、大型クラスのゾイドまでを輸送することができるユニットを装備した機体である。2機の腹部のユニットには、それぞれ、RZ-053 ケーニッヒウルフとRZ-009A2 コマンドウルフがマウントされていた。飛び交う戦火を華麗に避け、3機は開けた土地に出る。 ==== 「隊長、前方に危ない友軍が。」 並走するサラマンダーにマウントされたウルフのパイロット、ヘンリー・ライトリー少尉が言った。確かに前方にはレッドホーン2機に攻撃されているディバイソンがいる。弾切れな...
  • EP2.4
    俺は真新しいグリップを握り締めていた。 RZ-028 ブレードライガー。シールドライガーの後継機種であり、断片的ではあるが解析された古代のテクノロジー、「オーガノイドシステム」を搭載していた。敵との交戦で大破した俺のシールドライガーから、コアと数フレームを流用しているが、まったく別の固体といえるものになっていた。 「もうすぐ目標ポイントよ。」 エリーの声がスピーカーから響く。現在、俺の小隊は、帝国軍の補給路攻撃の任務を受け、森林地帯を進行中だった。俺のライガーを挟むような陣形で、先頭にエリーのH1型ウルフ、左右にヘンリーとケベックのA2型ウルフが進行していた。数日前の補給でブレードライガーと共に、やっとケベックにも機体が届いた。 予定では、目標はグスタフ2機、それに護衛のヘルキャットが数機という情報だ。しかし、予定はあくまで予定、これまで共和国軍が複数回補給路を攻撃して...
  • EP2.8
    「わざわざ敵の間合いに入ってやることもない。」 俺は静かに言い、モニター内で大きくなるブレードライガーを見た。あれのブレードは強力な武器だが、所詮は近距離兵装だ。 「了解。」 ニックのエレファンダーは、パルスレーザーガンを撃った。ライガーはシールドを使わず、機動性のみでそれを回避する。シールドは温存といったところか…。それにしてもこいつらは、戦闘パターンから見ても、3ヶ月前に戦った奴らだろう。とすれば、ウルフのパイロットはあいつか…。 俺は考えながらライガーとの距離をとった。しかし、これ以上の後退は基地の防御を崩しかねない。ここで決着をつけなければ。そう思った矢先、ライガーはブースターを展開した。射程内に入ったら、あちらとて早く仕掛けたいに決まっている。 「ベルガス!どうするんです?」 ニックは叫びながらライガーに砲撃を加える。ライガーはブー...
  • EP3.3
    俺たち独立第2中隊が動いたのは8月の22日だった。 ビロフト平原の南に展開した我々は、先頭に俺のケーニッヒウルフ、その脇をオズワルドとヘンリーのウルフが堅め、その背後に少佐が乗る移動司令部であるグスタフと、それを守るエリーのウルフと歩兵ゾイド6機が展開していた。 「作戦開始だ。」 少佐が言った。それを合図に俺たち3機は戦果の中に飛び込んだ。 今回の任務は、ビロフト平原南部の帝国軍発電施設を潰し、この一帯での共和国の数的劣勢をひっくり返す足掛かりを作ることだ。 戦いが始まって数ヶ月が経つ。そのたびに両軍は幾度となくこの地で衝突し、次第に数を減らしていた。しかし、もともと数が少なく、さらに不慣れな土地での戦いを強いられてきたということもあり、共和国軍はやや劣勢だった。 「隊長、俺はオズと左のをやります」 そういってヘンリーは左に見えるモルガ部隊に攻撃...
  • EP2.3
    「馬鹿が!」 デスクのガルム・ローランド中佐は、連絡を受けてすぐに、こぶしをデスクに叩きつけた。報告した私は、自分が何か悪いことをしたのではないかと、恐る恐る聞いてみた。 「あの・・・中佐・・・私、なにかご無礼をはたらきましたでしょうか・・・?」 すると中佐は私のほうを見た。 「君がなにかやらかしてくれたほうが、まだマシだがね。ヘンドリック少尉。」 彼は私が先程渡した封筒の中身を私に返す。そこには、今月に入って撃墜された友軍補給部隊の損害が報告されていた。 つまり共和国軍は、我々帝国軍の補給船を直接攻撃して状況を打開しようというのだ。 「ベルガスを呼べ。」 中佐は窓の外を見たまま、私に言った。ブラインドから差し込む夕日で顔は良く見えなかった。それにしてもめずらしいことだ。中佐は普段からベルガス=ロック・スタフォード中尉を邪魔者扱いし...
  • EP2.2
    「このゾイドは頭部に中口径の荷電粒子砲を持ち、その威力は同クラスのゾイド・・・いえ、ゴルドスクラスのゾイドですら一撃で戦闘不能にできると思われます。また、我々が遭遇した機体は、2連装パルスレーザーライフルをはじめ、8連装ミサイルポッドなどの火器も充実しており非常に強力なゾイドでした。」 俺は、俺の愛機が中破させられる瞬間に撮影した映像をスクリーンに映しながら言った。 小会議室内は明かりが落とされ、スクリーンに映る黒と紫のツートーンカラーの恐竜型ゾイドだけが浮かび上がっていた。奴の口内が光り、荷電粒子砲が発射されたのと同時に映像が切れる。 室内が明るくなると共に、集まった指揮官達は静寂を破り一斉に話し始めた。無理もない、旧大戦ではデスザウラーのような決戦兵器のみが装備していた強力な兵器を、セイバータイガークラスのゾイドが装備しているのだから驚かないわけがない。 「ご苦労。...
  • EP2.7
    ZAC2100年7月に始まった第2次全面会戦は、完璧な奇襲によって帝国軍が有利に戦いを進めたが、共和国軍は「オーガの奇跡」を歯切りに奮戦。帝国軍は敗走を余儀なくされた。 9月 共和国本部はついに本土から「デストロイヤー兵団」を出撃させる。これは現存する最後のウルトラザウルスに、1200mmウルトラキャノンという大砲を装備させたものが中心になっていた。 そして10月初頭、ついにデストロイヤー兵団は西方大陸における帝国軍の最後の砦、ニクシー基地を射程に収めた。 俺はなり続ける砲撃をバックに、通信機の音量を上げた。 「どうだ?ヘンリー。」 アーク隊長は言った。後ろで、エリーが何か言っているのが聞こえる。俺たちは今、グスタフでニクシー基地の最南端を目指していた。 「順調みたいです。少なくとも、もう帝国に飛行している機影はいません。」 俺はそう言った。帝...
  • EP2.10
    俺の鼓動は、恐ろしく早かった。全身の血が沸騰しているかのように体は熱く、怒りに震えていた。俺はウルフを自分でも驚くほどの操縦で駆り、奴の装甲を1枚1枚破壊していく。 ジェノブレイカーにもはやまともな武器は無く、俺の攻撃をどうにか凌ぐのが精一杯だった。俺はブレードライガーの残骸から、1本のレーザーブレードを銜え上げる。 「エリー!」 エリーは頷き奴の足に集中砲火を浴びせる。俺の機体に気をとられていたジェノブレイカーは、装甲のない脚部に攻撃を受け崩れる。俺はそのスキにブレードを奴の頭部に突き立てた。 ==== 「ヘンドリック!何をやっている!……助けろ。」 私は叫んでいた。これはどういうことだ?ジェノブレイカーを圧倒する2機のコマンドウルフ、ろくな支援もしない無能な部下。 「断る。」 返ってきたのはベルガスの声。…なぜ奴がジェノザウ...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 「Wiki」創設者のPC 競売に - ...
  • クルスト・ライトスト
    Chrust Wrightst ガイロス帝国第12装甲師団第8遊撃中隊所属 Birthday 2077年 Race ニクス人 Sex 男 Class 中尉 新型ゾイド「ジェノザウラー」のパイロット。ガルムと同じく地底族を低俗な部族と考えている。 ニクシー基地の戦いではガルムの命令で先にホエールキングへの搬送を済ませてしまっているので、その後起きたことに対しては知らない。 なにげ、というかまた、しゃべってないキャラです。 正式な登場はEP3ということに…。ちなみにアークたち第6小隊がスピンオフ「遭遇-G-」で遭遇したジェノザウラーは一応現段階ではクルストが搭乗していた事になっています。その記述を出そう出そうと思いつつEP2が終了してしまったわけですが…。
  • ジェシカ・サンダース
    Jessica Sanders 共和国通信下級通信官 Birthday 2080年 Race 風族 Sex 女 Class 軍曹 エリーと共に共和国軍を志す。ライセンス取得後は共和国陸軍に所属し、オリンポス山の戦いにオペレーターとして参戦する。しかし、部隊は全滅し、彼女と数人の兵士のみが残った。その後、中央大陸に帰還し、本土防衛部隊に所属している。 ゲスト的なキャラ。一応EP2にも名前は出てきて、エリーとの友好を書いてますが、この先の登場は未定です。
  • リリー・サムウェルズ
    Lily Samuwels 共和国軍戦略空軍防空戦闘隊第8飛行大隊所属 Birthday 2073年 Race 鳥族 Sex 女 Class 大尉 ZAC2100年1月にロブ基地に着任。 過去にウィレーク・サドアンカ少佐と恋仲だったが、現在は半ば対立状態。 無口な空軍大尉殿。 設定はこの一言に尽きます。当初はアークとのからみや、胸の無さから男と間違えられるなどのネタも用意してましたが、彼女の性格設定を決めていくあたりで全没w EP2で初登場したばかりなのでこれ以上は書きません。
  • ニック・アルマイヤー
    Nick Almeyer 第12装甲師団第8遊撃中隊に所属 Birthday 2079年 Race 地底族 Sex 男 Class 軍曹 ベルガスと信頼関係を築いており、彼のサポートに回ることが多い。ベルガスほどあからさまに対決姿勢を見せてはいないが、偏見を持ったニクス人を疎ましく思っている。 ニクシー基地での戦いでは、エレファンダーに搭乗し決死隊に所属。しかし、アーク・ワードとヘンリー・ライトリーの連携によって戦死。 ベルガスの理解者として設定。しかし、若さも出した結果このざま…。 EP2途中からベルガスのことを「中尉」ではなく「べルガス」と呼んでいるのは仕様です。
  • ゴジュラス
    機体概要 ゾイド史至上最も有名なゾイドのうちの一機。 高い格闘性能もち接近戦を得意とする。ただし、共和国の要といったイメージとは裏腹に非常にデリケートな機体で、決してオールラウンダーではなく、運用できる作戦が非常に限られている。 形式番号 RZ-001 全長 26.0m 全高 21.0m 全幅 11.1m 重量 230.0t 最高速度 75km/h 主兵装 ハイパーバイトファング クラッシャークロー×2 70mm2連装ヘビ-マシンガン×2 パノーバー20mm地対空ビーム砲×2 マクサー30mm多用途マシンガン×2 TAZ20mmリニアレーザーガン ARZ20mmビームガン AMD2連装ビーム砲
  • ヘンリー・ライトリー
    Henry Wrightly Birthday 2077年 Race 地底族 Sex 男 Class 少尉→中尉(EP2後) 特殊工作師団第107高速戦闘連隊第6小隊所属時 風族の母と地底族の父を持つ。幼いときに両親が離婚、その後、父が事故で他界。ゼネバス帰還兵である祖父にゾイドの操縦を学ぶ。 16歳で傭兵になり、ZAC2099年の西方大陸戦争開戦時にアークに見出され共和国軍に志願する。 ゾイドの操縦に関しては抜群のセンスと技量を持つが、それゆえの慢心を見せることもしばしばある。西方大陸戦争時の搭乗ゾイドはコマンドウルフ。 アークとのコンビネーションによって敵を攻撃するのが彼らの基本戦術であるが、ヘンリーが先走って攻撃してしまうこともしばしば。戦闘時以外が忠実なだけに、これはアークの悩みの種になっている。また、エリーのアークへの気持ちは彼女本人よりも早い...
  • ジェノザウラー
    機体概要  帝国軍が初めて開発した、オーガノイドシステム搭載ゾイド。  ガイロス帝国摂政ギュンター・プロイツェンが当時推進していた、「デスザウラー復活計画」の一環として行われた遺跡調査で、偶然にもオーガノイドシステムを発見。断片的ながら解析されたデータを、開発中だった次期主力選定用の新型ゾイドに搭載、完成させたのがこの機体である。  従来機の数倍の戦闘能力を持っているとされ、次期主力選定のための模擬戦では「ダークホーン」と「グレートセイバー」を同時に破っている。しかし、操縦性やパイロットとの相性が少なからず能力に影響するという事例が報告されており、実戦配備の際にはそれらのパイロットに優先的に配備された。 形式番号 EZ-026 全長 23.0m 全高 11.7m 全幅 重量 112.8t 最高速度 260km/h 主兵装 頭部収束荷電粒子砲 ロ...
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