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スカマンドロス - (2015/10/18 (日) 02:09:49) の編集履歴(バックアップ)
- ホメロス『イリアス』によれば、スカマンドロス川は一名クサントスといい、
トロイアの人々に信仰されていたという。
- 『イリアス』の終盤において、アキレウスの横暴に怒ってこれを襲うが、ヘパイストスなどの守護に阻まれて
逆に降参する様子が描かれている。
- ヘロドトス『歴史』巻七によれば、ペルシア戦争においてクセルクセスのギリシア遠征軍がこの河畔に到着した際、
兵士および家畜に飲み干されてしまい水を供給できなくなったという。この遠征において、
そのようになった最初の河であったとヘロドトスは記している。
- アリストテレス『動物誌』に、羊は特定の川の水を飲む事でその毛の色が変わると記し、
スカマンドロス川の水を飲んだ羊の毛は黄色くなるとし、
それゆえホメロスはこの川を「クサントス(黄川)」と呼んだのだ、とする。
参考文献
『歴史(下)』ヘロドトス
『動物誌(上)』アリストテレス