・『グリム童話』「十二人兄弟」〈KHM9〉 →十二人の息子を持つ王様が、次の子が女の子だったら兄たちはすべて殺してしまおうとする。 母親は兄たちを逃がす。後に生まれた女の子が兄たちを探しに出かけ、無事に再会するが、 一緒に暮らしているうちに、魔法の家の裏庭にあった十二本の花を抜いてしまう。 と、兄たちの姿が[[カラス]]に変わってしまう。 これを救うためには7年の間口を利いてはいけないと言われ、その通りにする。 途中別な王様に求婚され妃となり、しかし王様の母親の讒言で火あぶりにされかける。 そこで約束の7年がちょうど経過したため、飛んできたカラスが兄たちの姿となり妃を救う。 ・『グリム童話集』「七羽のからす」〈KHM25〉 →男の子ばかり7人持っていた父親が、ついに女の子を授かるが、その洗礼のための水を 汲みにいかせた兄弟たちがなかなか戻ってこないのに苛立って「からすになってしまえ」と 言ったため、七人の兄弟はカラスとなって飛んで行ってしまう。 成長してその事を知った妹は世界を旅し、やがてガラス山に住む兄弟の元へたどりつき、 再会することで兄弟は人間の姿に戻る。 参考文献 『完訳グリム童話集(1)』 #amazon(4003241312, image, text)