イソップ

私的伝奇関係データベース @ ウィキ内検索 / 「イソップ」で検索した結果

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  • イソップ
    ギリシャ語読みでは「アイソポス」 「イソップ伝」では、イソップはデルポイの人々に憎まれ対立していた事が強調されている。    イソップがデルポイ人に憎まれたのは、ムーサに寓話の才を授けられた事でムーサやその母の    ムネモシュネ(記憶)ばかりを崇拝してデルポイのアポロンを軽んじたほか、    またイソップがデルポイ人を奴隷の子孫などと侮辱したためだとされる。 ヘロドトス『歴史』巻二に、アイソポスはイアドモンというサモス人の奴隷であった、という記述がある。    アイソポスを殺害したデルポイの人々が神託に基づき補償金の受取人を求めて触れを出したが、    その受け取りに現れたのはイアドモンの孫で同名のイアドモンただ一人であった、という。       参考文献 『イソップ寓話集』 『歴史(上)』ヘロドトス イソップ寓話集 (岩波文庫) 歴...
  • モルモー
    ...言われた。 『イソップ寓話集』の異本の中に、このモルモーのお面が出てくる話がある。       参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • 毛利元就
    いわゆる「三本の矢」の話は、同趣向の話が『イソップ寓話集』の他、『魏書』『北史』にもあり、    毛利元就のエピソードとされたのは後年の事と見られる。       参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • クマ
    クマに襲われたら死んだふりをする、という話は『イソップ寓話集』に既に登場しており、    「熊は死体には触れない」という話を聞いていた男が死んだふりによって難を逃れる場面がある。       参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • テイレシアス
    ...などしている。 『イソップ寓話集』に、ヘルメスがテイレシアスの予言の能力を試すため、    わざとその持ち物の牛を隠して予言をさせる話がある。       参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • カラス
    ...述がある。 『イソップ寓話集』に、アテナがハシボソガラスを憎んでいる、と言う記述が出てくる。    あるいは、アテナはフクロウを聖鳥とする事から、上記の敵対関係によるものかとする説もある。 ギリシャ神話におけるアポロンの聖鳥。 ヘロドトス『歴史』巻四で、詩人のアリステアスはメタポンティオンに現れて、    アポロンの祭壇を設け、その近くに自分の名を付けた像をつくれと命じたが、    その話に、自分はカラスの姿でアポロンに随行した事があると告げたという。       参考文献 『イソップ寓話集』 『歴史(中)』ヘロドトス イソップ寓話集 (岩波文庫) 歴史(中) (岩波文庫 青 405-2)
  • スズメ
    ...参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • ゼウス
    ...はワシ。    『イソップ寓話集』に、センチコガネの恨みを買い卵を落とされたワシが、    ゼウスの懐に逃げ込む場面がある。       参考文献 『イリアス(下)』ホメロス 『イソップ寓話集』 イリアス〈下〉 (岩波文庫) イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • サル
    ...ようで、    『イソップ寓話集』に、船旅をする人たちが「旅中の慰めに」サルやマルチーズ犬を連れて行く習慣がある、    という記述を載せている。       参考文献 『イソップ寓話集』 『新・動物の「食」に学ぶ』西田利貞 イソップ寓話集 (岩波文庫) 新・動物の「食」に学ぶ (学術選書 37)
  • コウモリ
    ...れている。 『イソップ寓話集』に、鳥を目の敵にしているイタチに捕まったコウモリが自分は鳥ではなく鼠だと言って逃れ、    次に鼠を目の敵にしているイタチに捕まったら自分はネズミではなく鳥だと言って逃れた、という逸話を載せる。       参考文献 『変身物語(上)』オウィディウス 『イソップ寓話集』 院長のコラム「「狂犬病注射をしない」ということの意味」 http //nihon.matsu.net/nf_folder/nf_koramu/nf_kyoukenbyou_utanai.html オウィディウス 変身物語〈上〉 (岩波文庫) イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • サテュロス
    ...形されている。 『イソップ寓話集』に、サテュロスと人間が友情を結んだが物別れになる話がある。 パウサニアス『ギリシア案内記』に、パウサニアスがカリアの人エウフェモスに聞いた話として、    エウフェモスの船が風のために航路を逸れ、サテュリデス諸島(サテュロスの島々)にたどり着き、    そこで「ちりちりの赤毛で、尻には馬に見劣りしない尻尾が生えている」現地住民に襲われたという。    彼らは船内の女を狙ったので、とうとう船員たちは異民族の女を一人その島に放り出してしまうと、    サテュロスどもはこの女に群がって乱暴狼藉をはたらいたという。 プリニウス『博物誌』第七巻に、インドの東部の山中にいる半獣半人の動物をサテュロスの名で紹介しており、    時に四足で歩き、時にまっすぐ突っ立って走る、その走る速度が速いので、老いた者か病気の者しか捕えることができないとしてい...
  • パンアテナイア祭
    ...参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • アカデメイア
    ...シア』周藤芳幸 『イソップ寓話集』 図説 ギリシア―エーゲ海文明の歴史を訪ねて (ふくろうの本) イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • ミツバチ
    ...という。 『イソップ寓話集』では、蜜を人間に与えるのを惜しんだミツバチがゼウスに針を授けて欲しいと願い、    ゼウスはその妬み心に腹を立てて、ミツバチが人を刺すと針が抜けて死ぬようにしたという。 巣を作るために分泌、あるいは精製する物質にも有用なものが多い。    たとえばプロポリス(蜂ヤニ)などがある。    ミツバチが巣を作るために用いる基礎物質としてのプロポリスは、プリニウス『博物誌』第十一巻にも    第一にコンモシス、第二にピッソケロス、第三にプロポリス、として名前が挙げられており、存在が知られていた。 プリニウス『博物誌』第十一巻に、ミツバチが様々な予兆をもたらすという記述があり、その中に、    子ども時代のプラトンの口にミツバチが止まった事があるのが、彼の比類なき雄弁の前兆であったと述べている。       参考文献 ...
  • 大ディオニュシア祭
    ...参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • ハイエナ
    ...、とする。 『イソップ寓話集』にも、ハイエナは年ごとにその性質が変わって、牡になったり牝になったりする、という記述があり、    これがためにキツネがハイエナを友達にするのを断るという話がある。 プリニウス『博物誌』第八巻にもハイエナの雌雄両性のことがあるが、アリストテレスがこれを否定した事も付け加えている。    他、ハイエナの珍しい性質として、羊飼いの家のあたりで人間の言葉をまね、名を呼び掛けておびきだして殺すこと、    この動物だけが屍を求めて墓を暴くこと、雌の眼の色が千変万化すること、    魔術を心得ていて、三度凝視するとどんな動物もその場に根が生えたように立ち止ってしまうことなどを述べている。       参考文献 『変身物語(下)』オウィディウス 『イソップ寓話集』 『プリニウスの博物誌 Ⅱ』 オウィディウス 変身...
  • アマルテア
    ...参考文献 『イソップ寓話集』 イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • ヘルメス
    ...。 なお、『イソップ寓話集』にある金の卵を産むガチョウの話 (神様から金の卵を産むガチョウを授かった男が、卵が産まれるのを待ちきれず、腹の中を探ろうとガチョウを殺してしまった話)    で、このガチョウを授けたのはヘルメスとなっている。 同様に、「金の斧 銀の斧」も『イソップ寓話集』原典ではヘルメスが斧を授ける役。 また、家々の戸口に「ヘルメス柱像」というものを立てる文化習俗のあった事が知られている。    これは四角い石柱の上部に鬚を生やしたヘルメスの頭部を彫り、中ほどに陽根を彫ったものだとか。    →ヘルメー       参考文献 『ギリシア神話』アポロドーロス 『イソップ寓話集』 『四つのギリシャ神話』 ギリシア神話 (岩波文庫) イソップ寓話集 (岩波文庫) 四つのギリシャ神話―『ホメーロス讃歌』より (岩波...
  • ライオン
    ...る。 また、『イソップ寓話集』に「ライオンは鶏鳴に怯える」という言い伝えがあった事が記述されており、    小屋の中のロバを襲おうとしたライオンが、同じ小屋にいたニワトリの鳴き声に驚いて逃げていく。 (zsphereコメント:ちなみに、それを自分を恐れたと勘違いしたロバがライオンを追いかけて、結局食われてしまう。             実に寓話集らしいバッドエンド) プリニウス『博物誌』第八巻に、ライオンは動物の中で唯一、嘆願者に慈悲を示す、とある。    自分の前に平伏する人を決して害さないと云々。    また、悪知恵や猜疑心というものは持ち合わせていない、とも。    ライオンの撃退法として、ガエトゥリア人の牧羊者が発見した方法があり、外套をライオンの頭を    覆っただけでライオンは凶暴性を失い、屈服してしまったという。    リュシマコスがアレク...
  • パンドラ
    ...る) なお、『イソップ寓話集』に類話があるが、こちらではゼウスにある限りの善を納めた甕を預かった男が、    これをあけてしまったため地上を遠く離れた場所で飛び回る事になり、かろうじて残った希望だけは    人間たちの間にあるようになった、という話になっている。       参考文献 『神統記』ヘシオドス 『仕事と日』ヘシオドス 『イソップ寓話集』 神統記 (岩波文庫 赤 107-1) 仕事と日(ヘーシオドス) (岩波文庫) イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • ヤドリギ
    ...ている。    『イソップ寓話集』で、ツバメやフクロウが将来の難を除くために寄生木の木を切り倒すよう    進言するが、他の鳥に一笑に付されたため鳥たちは人間に捕えられるようになった、という話がある。 プリニウス『博物誌』第十六巻に、ヤドリギを用いた鳥もちの詳しい作り方が載っている。いわく、    ムギの収穫期に未熟のうちに採取したものを用いる。干してすっかり乾いたところで搗き砕いて水に浸しておくと、    やがて腐る。(プリニウスは、これは「腐ることによって魅力あるものになるたった一つの例」であると言っている)    それを再び搗き砕いて流水の中に浸しておくと、その皮を失って内部の果肉が粘着性のものになる。    これを油で捏ねることで鳥もちができるのだとか。 また、プリニウス『博物誌』第十六巻に、ガリア地方のドルイドがヤドリギとそれが宿っている木をこの...
  • 文人
    ホメロス ヘシオドス イソップ(アイソポス) アイスキュロス ソポクレス エウリピデス ウェルギリウス ジョヴァンニ・ボッカッチョ ジョナサン・スウィフト ルイス・キャロル ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
  • 古代ギリシャの人物
    ...ス エウリピデス イソップ(アイソポス) ゼノン タレス アナクシメネス アナクサゴラス デモクリトス キロン ソクラテス プラトン アリストテレス アルクマイオン アレクサンドロス大王
  • アプロディテ
    ...記』ヘシオドス 『イソップ寓話集』 『四つのギリシャ神話』 神統記 (岩波文庫 赤 107-1) イソップ寓話集 (岩波文庫) 四つのギリシャ神話―『ホメーロス讃歌』より (岩波文庫 赤 102-6)
  • ハト
    ...アリストテレス 『イソップ寓話集』 『プリニウスの博物誌 Ⅱ』 『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス 平家物語(四) (講談社学術文庫) 動物誌 (上) (岩波文庫) イソップ寓話集 (岩波文庫)
  • 祈り(引用)
    ...          イソップ寓話 また、あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。                                   『新約聖書』「マタイによる福音書」
  • プラタナス(引用)
    ...         『イソップ寓話集』 ただ木陰を得たいばかりに、ある木が他地方からもたらされたと聞いて驚いたとしても無理からぬことではあるまいか。この木はプラタナスの木で、それは初めてイオニア海のサン・ドメニコ島にまで輸入されて、ディオメデスの墓の上に植えられたのであるが、それがそこからシチリアに渡り、イタリアに初めて与えられた木のひとつであった。                                       プリニウス『博物誌』第12巻
  • 参考文献あ行
    ...あき子 河出文庫 『イソップ寓話集』 岩波文庫 『イタリア紀行(上)』ゲーテ 岩波文庫 『イタリア紀行(中)』ゲーテ 岩波文庫 『異都発掘 新東京物語』荒俣宏 集英社文庫 『イリアス(上)』ホメロス 岩波文庫 『イリアス(下)』ホメロス 岩波文庫 『インダスの考古学』近藤英夫 同成社 『インダス文明の謎』長田俊樹 京都大学学術出版会 『江戸時代の科学技術』市立長浜城歴史博物館 サンライズ出版 『江戸の怪異譚』堤邦彦 ぺりかん社 『江戸の教養』大石学編 角川ソフィア文庫 『江戸の想像力』田中優子 ちくま学芸文庫 『江戸の文人サロン』揖斐高 吉川弘文館 『江戸の歴史家』野口武彦 ちくま学芸文庫 『江戸を歩く』田中優子 集英社新書 『エリアーデ著作集5 鍛冶師と錬金術師』 『オデュッセイア(上)』ホメロス 岩波文庫 『オデュッセイア(下)』ホメロス 岩波文庫 『鬼の研究』馬場あき子 ちくま...
  • 西洋人名総索引
    ... イエス・キリスト イソップ アメリゴ・ヴェスプッチ ウェルギリウス エウリピデス リチャード・オーウェン       か行 カール大帝 ユリウス・カエサル マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス アレッサンドロ・ディ・カリオストロ カルス ルイス・キャロル キュロス キロン クセルクセス ジェームズ・クック グラウコス クレイステネス クレオパトラ グレゴリウス10世 クロイソス ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ       さ行 ポッパエア・サビナ アンドリュー・ジャクソン ジェームズ・シンプソン 聖アントニウス 聖シメオン 聖ロザリア ジョナサン・スウィフト オーレル・スタイン マリー・ストープス ゼノン セミラミス ソクラテス ソポクレス       た行 チャールズ・ダーウィン タレス デモクリトス トゥキディデス 聖トマス ト...
  • 信仰(引用)
    ...          イソップ寓話 人間が見たり聞いたりしたものは生命の糸である。その糸を絡まった記憶の糸車から、気を付けながら引き出せば、それで好きな信仰の衣類をなんでも編み出す事ができるものだ。私もその様にして、私の衣類を編んでみた。そして私はそのなかで暖まり、それが似合わなくならないかぎり幸せである。                                    W・B・イエイツ『ケルトの薄明』 神があるということは不可解であり、神がないということも不可解である。魂が身体とともにあるということも、われわれが魂を持たないということも。世界が創造されたということも、世界が創造されないということも。等々。原罪があるということも、現在がないということも。                                         パスカル『パンセ』...
  • クロイソス
    リュディア王国の最後の国王。 父はアリュアッテス。 ヘロドトス『歴史』巻一によると、クロイソスはペルシアへ遠征した際に戦いに敗れ、    一時はキュロスにより火刑に処されるが、アポロンに呼びかけると    にわかに空がかき曇り、雨が降って火を消したという。    以降、キュロス王はクロイソスをそばにおき、様々な助言を求めるようになったという。       参考文献 『歴史(上)』ヘロドトス 歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)
  • リュディア
    アナトリア半島、現在のトルコにかつて所在した王国。 キュロス率いるペルシャ帝国によって滅ぼされる。 最後の国王はクロイソス。 ヘロドトス『歴史』巻一によれば、リュディアにはエジプトやバビロンの建造物を除いては、    他に類を見ない巨大な建造物があったという。すなわちクロイソスの父アリュアッテスの陵墓がそれで、    基部は巨石、その他の部分は土を積み上げたものであったという。    墓の上部に五個の境界標が立てられており、商人や職人、それに「婬をひさぐ娘たち」らが    この墓の建立に果たした仕事の量が刻み記してあったという。       参考文献 『歴史(上)』ヘロドトス 歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)
  • M:蘇生術・若返り術
    オウィディウス『変身物語』の中で、メデイアがアイソンを若返らせた方法。 →ヘカテと、「青春(ユウエンタ)」との二つの祭壇を作り、    地に二本の溝を掘り、そこに羊の血を注ぎ込んで、一杯の葡萄酒、あたたかい乳を加え、これに浸した    たいまつを灯す。    世界各地から取ってきた種々の薬草を鍋の中に入れ、極東から取り寄せられた石くれ、    大海の引き潮に洗われた砂、満月の夜に集められた白霜、ワシミミズクの翼と肉、狼男のはらわた、    キニュプスの河に住む水蛇の薄い皮、牡鹿の肝臓、九代を生き延びた鳥の嘴と頭を入れて煮こんだ。    この薬液に枯れたオリーブの枝を浸すと青々とした緑を取り戻し、鍋からこぼれた滴が落ちた地には    花々や青草が萌え出たという。    そしてアイソンの喉を切り裂いて古い血を流れ出させ、血管を薬汁で満たすと、白かった髭と髪が黒くなり、   ...
  • 古代ペルシャの人物
    クロイソス キュロス ハルパゴス クセルクセス
  • 国王
          アッシリア王 セミラミス       ペルシア王 キュロス カンビュセス クロイソス       古代エジプト王 クレオパトラ       マケドニア王 アレクサンドロス大王       フランク王国 カール大帝
  • ラクダ
    ヘロドトス『歴史』巻一によれば、ウマはラクダを極度に恐れ、    その姿を見たりにおいを嗅いだりするだけでも辛抱できないものである、とする記述がある。    ペルシアのキュロスが、リュディア人ハルパゴスの建策をいれ、    クロイソス率いるリュディア軍の騎兵にラクダ騎兵を向かわせ勝利したという。       参考文献 『歴史(上)』ヘロドトス 歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)
  • ウマ
    ヘロドトス『歴史』巻一に、馬というものはラクダを極度に恐れ、    その姿を見たり、においを嗅いだだけでも辛抱できないものである、とする記述がある。    ペルシアのキュロスは、リュディア人ハルパゴスの建策により    荷運びに用いていたラクダに兵を騎乗させ、クロイソス率いるリュディア軍の騎兵に向かわせ    勝利したという。       参考文献 『歴史(上)』ヘロドトス 歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)
  • デルポイへの奉納品
    デルポイ市内には、各ポリスからの奉納品を納める宝庫や、各ポリス寄贈の銅像、石碑が並んでおり、    アルゴス市寄贈のトロイの木馬像や「テーバイ攻めの7将」像、「王族群像」、    またナクソス市奉納のスフィンクス像、アテネによるマラトン戦勝記念碑などが並んでいた。 プラタイアイの戦いで勝利した際、ペルシアに対する戦いを共にしたギリシア軍31ヶ国の名を    3匹の蛇が絡み合う円柱に刻んだ「蛇柱」が、このデルポイに奉納されている。    この柱の一番上には黄金の鼎が載っていたが、これはのち第三次神聖戦争の際にフォキス人に溶かされてしまったとか。    またこの柱は、コンスタンティヌス帝により新都(現在のイスタンブール)に運ばれ、    現在はそこに立っているという。 ヘロドトス『歴史』によれば、プリュギアのミダス王は、異邦人としてデルポイに    自身が裁き...
  • デルポイ
       →デルポイへの奉納品 中部ギリシア、パルナソス山の麓に所在。 日本では「デルフィ」「デルフォイ」などとも記述される。 アポロンの神殿があり、その神託によって著名。    神話によれば、元々はテミスが神託を与えていたが、神託を守護する蛇ピュトンにより地の裂け目に    近づくのを遮った際にこれをアポロンが退治し、以降デルポイの神託を我が物としたという。    この逸話から、デルポイを「ピュトン」の名で呼ぶこともある。 当初、アポロン神殿はテッサリアのテンペ峡谷から運ばれてきた月桂樹によって造られていた、    と伝えられている。その後数次にわたり建て直しが行われ、最終的にはBC329年に    現在見られる基礎部をもとにした神殿が建てられた。 『ホメロス風讃歌』所収「アポロン讃歌」によれば、クレタ島、ミノス王の街クノッソスからの船に    アポロ...
  • サルディス遺跡
    イスラエルに所在。 クロイソス王の宮殿があった事で著名な地域の遺跡。 紀元70~80年頃の住居の床下から、意図的に埋められたと見られる壺が二つ発見されている。    この壺の中には小さな尖った金属の棒と、ライオンとネロの姿が刻まれたコイン、    そして卵が入っていたらしい事が確かめられている。    どういう意図でこれが埋められたかは明確ではないが、    その建物を守るための捧げ物だったのではないかと言われていると云々。       参考文献 Scinence Newsline 2014年3月4日記事 http //jp.sciencenewsline.com/articles/2014030414220028.html
  • ヘカテ
    『ホメロス風讃歌』所収「デメテル讃歌」において、ハデスに連れ去られるプロセルピナの声に    気づくことができたのは、ヘカテとヘリオスのみであったという。 魔術の神とされる。オウィディウス『変身物語』の中で、メデイアがアイソンを若返らせる魔術を行う際に、    このヘカテの祭壇を築いている。 また、ヘカテは三つ辻や四つ辻に祀られることが多く、その像は三面を持つ姿で表される、とも言う。    先の『変身物語』中のメデイアのセリフでも、「三つの姿もつ」という形容をされている。       参考文献 『四つのギリシャ神話』 『変身物語(上)』オウィディウス 四つのギリシャ神話―『ホメーロス讃歌』より (岩波文庫 赤 102-6) オウィディウス 変身物語〈上〉 (岩波文庫)
  • ハルパゴス
    リュディア出身の軍略家。 ヘロドトス『歴史』巻一によれば、メディアの国王アステュアゲスは自身の夢見から、娘が生む子が    自分に代わって王になる運命であると聞かされ、この子を殺すようハルパゴスに渡した。    ハルパゴスはこれを牛飼いのミトラダテスに渡し、山の中に遺棄するように伝えたが、ミトラダテスは    たまたまその時妻が死産した子の遺体を代わりにして子を生かした。この子が後のペルシャ国王キュロスであると。    アステュアゲスは後に真相が知れた後、ハルパゴスへの懲罰としてその子を殺して調理し、    ハルパゴスを招いてこれに食させたという。       →身内の肉を食膳に出すも参照 ヘロドトス『歴史』巻一によれば、クロイソスのペルシア遠征の際、ペルシア軍側にいたハルパゴスはキュロスに進言し、    荷運び用のラクダから荷物を降ろして騎兵を乗せ、リュディア軍の...
  • タレス
    ヘロドトスは、彼をフェニキア人を祖先に持つ、と記している。 ヘロドトス『歴史』巻一に、リュディアとメディアの間の戦争が終結する原因となった    日食に関する記述があり、この日食はミレトスのタレスがその発生を預言していた、と記している。    なお、現在では、この日食は通例BC585年(W)5月28日に発生した皆既日食が比定されるという。 また同じくヘロドトス『歴史』巻一によれば、クロイソスがペルシアへ派兵する際、    ハリュス川をどのように渡るかで思案していると、たまたま陣営に居合わせたタレスが    川の陣地上手側に運河を掘り、陣地の後方に水が流れるように仕向けて本来の川から水を干上がらせて    渡らせたという、ギリシアで広く唱えられた説があるという。ただし、ヘロドトスはこの説に懐疑的な模様。 (zsphereコメント:ヘロドトス先生に曰く、そんな方法とったら...
  • メイプルシロップ
    サトウカエデから作られるシロップ。 サトウカエデは春先、根に蓄えられていた糖が内樹皮にある形成層で    若い細胞に集まり厚い層を為す。これを集めて凝縮したものがメイプルシロップとなる。       参考文献 『新・動物の「食」に学ぶ』西田利貞 新・動物の「食」に学ぶ (学術選書 37)
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  • クロップマーク
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    →フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトを参照。
  • 日本ではなぜ不老長生が忌避されるのか?
    古くは『竹取物語』で帝が不死の薬を焼き捨てるところから、    近年では多くのエンタメ作品、はては歌謡曲にいたるまで、    「死という終わりがあるから生が輝く」というメッセージのもと不老不死、不老長生が退けられる話は枚挙に暇がない。    けど、こんな躍起になって不死であることを忌避してるの日本人くらいなのでは? ギリシャ神話などには、不死を後悔する逸話もあるにはあるが、「不老という要素を付け加え忘れたため」といった理由であって、    老いる心配もなく不死であることを否定する文脈はあまり見かけない。    そもそもギリシャ神話の神々は不死であるし。 スウィフト『ガリヴァー旅行記』のラグナグ王国には不死の人間たちが出てくるが、彼らも老いにより衰え続ける皮肉が描かれる、    が、つまり不老かつ不死であるならスウィフトの皮肉もあたらないという事に。 中国...
  • 考古学用語
    クロップマーク 高地性集落 壺棺 甕棺墓 三角縁神獣鏡 特殊器台 石見型木製品 巴形銅器 直弧紋    ∟弧帯文石 石積槨木棺墓 地下式横穴墓 カマド塚 鍋かぶり葬 都市(考古学)
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