宗教者(キリスト教)

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  • 宗教者(キリスト教)
    【済】東方三博士 【済】バプテスマのヨハネ 【済】イエス・キリスト 【済】ペトロ 【済】イスカリオテのユダ マグダラのマリア 聖トマス 【済】パウロ 聖アントニウス 聖シメオン 聖ヘレナ 聖ロザリア マルティン・ルター
  • 西洋編目次
    ... ローマ教皇 司教 宗教者(キリスト教) 探検家・旅行家 軍人 運動家 アウトロー 文人 音楽家 哲学者 自然科学者 数学者 化学者 医学者 天文学者 魔術師 錬金術 錬金術師 民族 ヨーロッパの祭り 妖精・精霊 西洋の妖怪 西洋の幻獣 西洋の俗信 西洋魔術 武器・防具・軍事(西洋編) 食品(西洋) 船(西洋編) その他西洋文化史 使えそうなネタ(西洋)
  • 宗教に関する引用文
    回心(引用) 【済】信仰(引用) 【済】神聖(引用) 奇跡(引用) 宗教的道徳(引用) 【済】祈り(引用) 苦行(引用) 宗教者(引用) 【済】キリスト教の神(引用) 【済】アダム(引用) カイン(引用) 【済】悪魔(引用) サタン(引用) 【済】聖母マリア(引用) 【済】イエス・キリスト(引用) マグダラのマリア(引用) イスカリオテのユダ(引用) 【済】新約聖書(引用) 聖霊(引用) 知恵の実(引用) 【済】キリスト教の律法(引用) ノアの方舟(引用) キリスト教の地獄(引用)
  • キリスト教
    旧約聖書 メシア 十二使徒 【済】天使 悪魔    →サタン    →ベリアル 天国 十字架 自印聖像 イエズス会 キリスト教の巡礼
  • イエス・キリストと魚
    新約聖書におけるイエス・キリスト周辺でやけに目につく魚のモチーフ。    →「ルカによる福音書」の中で、復活したイエスが弟子たちに自分が亡霊などではない事を示すために     一切れの焼いた魚を食べてみせる。    →ヤコブ、ヨハネを弟子に加える時にかける声「人をとる漁師にしよう」。この二人は元漁師。 他にも各所に魚にまつわる逸話がある。    →また、イエスは「ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子(=イエス)も今の時代の者たちに対してしるしとなる」と、旧約聖書のヨナと自分を同一視する発言があるが、ヨナは三日間魚の腹の中にいた後で吐き出された預言者。この三日間をイエス・キリストの復活までの三日間の暗示にしている。 イクトゥスという、キリスト教を表す隠語があった。 → https //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%...
  • 宗教者(引用)
    預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである                              『新約聖書』「マルコによる福音書」
  • イエス・キリスト
    『新約聖書』「マタイ伝福音書」によれば、イエスはアブラハムから数えて四十二代    (アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンに移されるまで十四代、     バビロンに移されてからイエスまで十四代という)にあたり、アブラハムやダビデ、ソロモンの     血筋を引いていることが記されている。 「マタイによる福音書」などで、十字架につけられたキリストが口にする言葉「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」は    詩篇22からの引用。 もともと、磔刑の一種である十字架刑はローマにおいては不名誉な罪、特に国家反逆罪という政治犯に行われた刑罰。    イエスの死刑を最終決定したのがローマから派遣された総督ピラトであり、    従ってイエス・キリストはあくまでローマ帝国への反逆罪で処刑されたことになる。    またピラトの決断までの過程でユダヤの人々が「十字架につけろ」と要...
  • 引用件名索引さ行
          ☆さ 才能(引用) 裁判(引用) 詐欺(引用) 酒(引用) 挫折(引用) サタン(引用) 左右(引用)       ☆し 詩(引用) 死(引用) 塩(引用) 死刑(引用) 自然(引用) 舌(引用) 下着(引用) シチリア島 質と量(引用) 支配(引用) 死別(引用) 赦免(引用) 自由(引用) 習慣(引用) 宗教者(引用) 宗教的道徳(引用) 消化(引用) 障害者福祉(引用) 商業(引用) 賞讃(引用) 蒸留(引用) 女王(引用) 食事(引用) 食欲(引用) 叙事詩(引用) 所有(引用) 信仰(引用) 人工知能(引用) 真実(引用) 真珠(引用) 信じる(引用) 神聖(引用) 心臓(引用) 人体と大地の相似(引用) 人道支援(引用) 人道主義(引用) 新約聖書(引用)  ...
  • 安土城下町
    1577年(天正五年)成立の「近江安土山下町中掟書」第一条に楽市楽座の規定。 安土近辺を通過する旅人はみな安土に宿泊すること、    普請や伝馬の労役を免除すること、    近江での馬の売買は必ず安土で行う事、などが定められている。 ルイス・フロイス『日本史』によれば、天正九年ごろの安土山下町の人口は六千人、とのこと。 町の中にはセミナリヨ(キリスト教神学校)もあったという。 (『戦争の日本史13 信長の天下布武への道』谷口克広) 城下町が所在していたのは、もともとは豊浦庄、および佐々木庄。    そのうち豊浦庄は聖武天皇の時代から薬師寺の荘園だった所で、    薬師寺別当興福寺の管理下にあった土地だという。 (『シリーズ「遺跡を学ぶ」002 天下布武の城 安土城』木戸雅寿) 信長の天下布武への道 (戦争の日本史) 天下布武の城・安土城 (...
  • キリスト教の巡礼
    ゲーテ『イタリア紀行』で、ヴェネチアに船で渡る途中で巡礼を見かけた事が記されている。    それによれば、巡礼たちは乗り合い船に無賃で運ばれる権利を持っているとのこと。    服装は大きな襟、まるい帽子、杖と、飲器として貝殻を持っていたとのこと。       参考文献 『イタリア紀行(上)』ゲーテ イタリア紀行(上) (岩波文庫 赤405-9)
  • イエス・キリスト(引用)
    わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる                          バプテスマのヨハネ(『新約聖書』「マタイによる福音書」) わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和では無く、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。 人をその父に、 娘を母に、 嫁をしゅうとめに こうして自分の家族の者が敵となる。 わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない...
  • 392年(W)
         重大事件 テオドシウス帝、キリスト教以外の宗教を禁止する勅令を発布。      政権      外交      生誕      死去      宗教界      学術      文学・芸術      市井      地方      伝説など(史実かどうか疑わしいもの)      その他
  • 380年(W)
         重大事件 テオドシウス帝、キリスト教をローマの国教とする勅令を発布。      政権      外交      生誕      死去      宗教界      学術      文学・芸術      市井      地方      伝説など(史実かどうか疑わしいもの)      その他
  • 1549年
    天文十八年      重大事件 薩摩国(鹿児島県)にフランシスコ・ザビエル上陸。キリスト教が伝来する。      政権      外交      生誕      死去      宗教界      学術      文学・芸術      市井      地方      伝説など(史実かどうか疑わしいもの)      その他
  • 1612年
    慶長十七年    重大事件    政権 幕府直轄地(駿府、江戸、京都、長崎など)に対するキリスト教禁教令    外交    生誕    死去 キリシタン大名有馬晴信、配流先の甲斐国にて死去。自刃説、打ち首説など死因には諸説ある。    宗教界    学術    文学・芸術    市井    地方    伝説など(史実かどうか疑わしいもの)    その他
  • 313年(W)
         重大事件 コンスタンティヌス帝、ミラノ勅令を発する。    ローマ帝国として信仰の自由を認め、キリスト教を公認した。      政権      外交      生誕      死去      宗教界      学術      文学・芸術      市井      地方      伝説など(史実かどうか疑わしいもの)      その他
  • 1560年
    永禄三年      重大事件 桶狭間の戦い      政権      外交      生誕      死去      宗教界 ガスパル・ヴィレラ、京都で初となるキリスト教布教を開始      学術      文学・芸術      市井      地方      伝説など(史実かどうか疑わしいもの)      その他
  • 引用件名索引か行
          ☆か 懐疑論(引用) 会食(引用) 回心(引用) 快楽(引用) 会話(引用) カイン(引用) カエル(引用) 顔(引用) 科学(引用) 鏡(引用) カキ(引用) 賭け(引用) 火山(引用) 数(引用) 悲しみ(引用) 貨幣(引用) 紙(引用) 川(引用) 漢詩(引用)       ☆き 記憶(引用) キジ(引用) 技術(引用) 疑心(引用) 奇跡(引用) 球(引用) 教育(引用) 恐怖(引用) 恐竜(引用) 巨人(引用) ギリシア火薬(引用) キリスト教の神(引用) キリスト教の地獄(引用) キリスト教の律法(引用) 金(引用) 銀(引用) 均整(引用)       ☆く 苦行(引用) 首切り(引用)       ☆け 芸術(引用) 刑罰(引用) 謙虚(引用) 権力...
  • ウケク
    ロシアのボルガ川沿いに所在する、キプチャク・ハン国の交易都市、およびその遺跡。 1395年(A)、ティムールの攻撃によって破壊された。 2014年(A)、この都市遺跡跡地から、二つのキリスト教寺院の遺構が発見されている。    寺院はタイル屋根で、壁画や彫刻で装飾されており、ロシア、エジプト、イランからもたらされた輸入品の瓶や皿などが    発見されているという。    最初の寺院が14世紀はじめごろに破壊されたあと、二つ目の寺院が1330年ごろに建てられ、    1350年ごろまで使われた形跡があるという。    また、寺院跡からは中国製の高価な皿なども見られた事から、この時代のキリスト教徒が    迫害を受け奴隷的な扱いを受けていなかった事も示唆される、と発掘者は話しているとか。 (zsphereコメント:その皿の持ち主がキリスト教徒とは限らないけどね。外部から監督み...
  • 1720年
    享保五年    重大事件    政権    外交    生誕    死去    宗教界    学術 徳川吉宗、長崎に舶載される漢籍について、キリスト教関連の記述に対する検閲を緩和。    これにより西洋科学技術に関する情報が入りやすくなり、後の蘭学興隆のきっかけの一つになったと云々。 水戸藩、藩主徳川宗堯名義で『大日本史』本紀・列伝を幕府に献上(これを享保本という)    文学・芸術 近松門左衛門『心中天網島』初演    市井    地方    伝説など(史実かどうか疑わしいもの)    その他
  • M:正多角形の建築物に関するメモ
    ヨーロッパのキリスト教教会建築には、「集中式」と呼ばれる形式がある。    古代の円形神殿から発展したもので、元は墓廟や洗礼堂。    六角、八角、正方形などの平面図を持ち、天井にドームが載る。    初期キリスト教建築の特徴だったが、その対称性からルネサンス期に見直されたとか。    初期の例として、イタリアのラヴェンナ所在のサン・ヴィターレ聖堂などがある。       参考文献 『週刊世界遺産 No.33』
  • 迫害(引用)
    義のために迫害される人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。                            『新約聖書』「マタイによる福音書」 (zsphereコメント:宗教には大なり小なりこういう側面があるけれど。それにしてもユダヤ・キリスト教の           「迫害されることがあらかじめ折り込み済み」なような側面は、ずっと気になっている)
  • キリスト教の神(引用)
    「混沌」は限界をもたぬ。なぜなら、無限を充たしているわたしが限界を知らぬ存在であるからだ。またその空間は空虚なものでもない、たとえ何ものにも限定されないわたしが、自らそこから退き、善をそこに展べないにしてもだ。善を為すのも為さないのもわたしの自由であり、必然も偶然も、わたしに手を触れることはできぬ。わたしがわが意志として示すものこそ、運命なのだ。                                     ミルトン『失楽園』 しかし、過ぎ去ったことを元に戻し、出来てしまったことを取り消すことは誰にもできない。そうだ、全能の神にも運命にもできないのだ!                                     ミルトン『失楽園』 〈あなたはあなたの欲望を治める〉このように支配された情念は、そのまま徳である。むさぼり、ねたみ、怒りは神でさえ...
  • キリスト教の地獄(引用)
    そこは見渡す限り死の世界であり、神が呪詛の念から 悪しきものとして、――ただひたすら悪にのみ益するものとして、 創造り給うた世界であり、すべての生命が死に、死のみが生きている世界であった。                                 ミルトン『失楽園』 ああ、わたしのこの惨めさは何としたことか! どこへ逃げたらこの無限の怒り、この無限の絶望から脱することができるのか? どこへ逃げようが、そこに地獄がある! いや、わたし自身が地獄だ!                                 サタン(ミルトン『失楽園』)
  • パウロ
    『新約聖書』に登場する、黎明期キリスト教の布教に尽力した聖者。    なお、イエス・キリスト自身が集めた十二使徒には含まれない。 『新約聖書』「使徒行伝」によれば、パウロはキリストの受難の後、教えの布教のために    マケドニアを経てアテネ、コリントスにて布教を行っている。 のち、エルサレムに戻って布教中にユダヤ人たちに訴えられ、上訴。    ローマ皇帝の元へ審議が持ち込まれたためローマに移動する途中、船が遭難してマルタ島へ船の全乗組員が漂着。    マルタ島の住民に病気平癒の奇跡をおこなって協力を取り付け、無事にローマまで渡ったという。       参考文献 『文語訳新約聖書』 文語訳 新約聖書 詩篇付 (岩波文庫)
  • キリスト教の律法(引用)
    お前から生まれた以上、彼らの間に罪が深く根を下ろすのは、疑う余地のないことだ。だから、彼らの邪悪さをあばきたてて律法と戦わしめることによって、その生来の罪深さをはっきりさせるために、律法は与えられるのだ。                                      ミルトン『失楽園』 人間はまた律法の命ずる倫理的な部分を実践しえない――実戦しえなければ当然生きてはいけない。そうだとすれば、律法は不完全なものといわざるをえないし、従ってやがて時が満ちて人間をさらによりよき契約に導くために与えられたもの、にすぎないといえよう。                                      ミルトン『失楽園』 そのために主は人々に憎まれ、冒涜され、暴力によって逮捕され、裁かれ、恥ずべき、そして呪うべき死刑を宣告され、自らの同胞によって十字架につけ...
  • ラヴェンナ
    北イタリアの街。 402年(W)、西ローマ帝国の首都に定められる。 さらにその後、東ゴート王国の首都、東ローマ帝国の総督府などに定められる。 初期キリスト教の聖堂などが多く所在する。サン・タポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂、    サン・タポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂など。キリストを描いたモザイク画などが有名。 一時、フィレンツェを追放され流浪の身だったダンテ・アリギエーリが、最終的に身を寄せた街でもあった。    このラヴェンナで、『神曲』「煉獄編」「天国編」を執筆したという。       参考文献 『週刊世界遺産 No.33』
  • その他西洋文化史
    シンボル デウス・エクス・マキナ キリスト教の巡礼
  • シャイターン
    キリスト教における「サタン」に相当する。       参考文献 『完訳千一夜物語』 完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)
  • 年表(西洋)
    BC776年(W) BC733年(W) BC632年(W) BC621年(W) BC585年(W) BC548年(W) BC561年(W) BC514年(W) BC490年(W) マラトンの戦い BC487年(W) BC486年(W) BC483年(W) BC481年(W) BC480年(W) サラミスの海戦 BC478年(W) BC468年(W) BC464年(W) BC456年(W) BC454年(W) BC449年(W) ペルシア戦争終結 BC447年(W) BC432年(W) BC431年(W) ペロポネソス戦争勃発 BC427年(W) BC406年(W) BC404年(W) ペロポネソス戦争終結 BC399年(W) BC393年(W) BC362年(W) BC356年(W) BC336年(W) BC335年(W) BC334年(W) アレクサンドロス大王のアジア遠征開始 BC33...
  • タカ
    ワシタカ目ワシタカ科 エジプトのヒエログリフでは「神」を意味する。    同地では鷹を殺すと死罪になったとか。 オウィディウス『変身物語』は、女神ディアナの怒りに触れて死んだ娘を悲しむダイダリオンが、    身を投げた際にアポロンによってタカに変えられたとする。 中世宗教画では霊魂を表わし、ウサギやスズメ(肉欲の象徴)を引き裂く姿を描いて    霊の肉欲に対する優越の隠喩に用いられた。    一方でキリスト教図像学では「妬み」の意味も持つという。 『日本書紀』仁徳天皇四十三年九月の条に、日本最初の鷹狩の記事が載る。 江戸時代成立の『禰津家鷹秘書』に、はぐれてしまった鷹を招き寄せる秘伝が掲載されている。    いわく、その鷹の尾を三つに折って紙に包み、その紙に「アビラウンケンソワカ」と12回唱え、    臼を伏せてその下に置き、東へ向いて「南無八幡大菩...
  • ベリアル
    キリスト教の中で語られる悪魔のひとつ。 ミルトン『失楽園』では「天から失われた者で、彼以上に端麗な天使は他にいなかった」と述べられている。       参考文献 『失楽園 上』ミルトン 失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)
  • 鎮江
    中国の江蘇省、長江の南岸に所在。 マルコ・ポーロ『東方見聞録』に、この町に1278年(A)以来、    ネストリウス派のキリスト教教会が二つ建っていると記されている。    ネストリウス派教徒のマルサルギスなる人物がこの地を3年間統治した事があり、その時に建てられたという。       参考文献 『マルコ・ポーロ 東方見聞録』 マルコ・ポーロ 東方見聞録
  • ペリカン
    ペリカン目ペリカン科 古代エジプトでは、この鳥の母親は自らの血を雛に餌として与えると信じられたという。    その点を母親の盲愛と見たことから、エジプトの象形文字では    ペリカンは狂気と無分別の象徴とされたという。 同じ俗信から、キリスト教世界では、母鳥は死んだ我が子を3日間悼んだ後、    右胸から血をしぼり雛にふりかけて蘇生させるとされ、    聖餐と自己犠牲の寓意を持たされた。    ゆえに「孝心あるペリカンpelican in her piety」の図柄は    磔刑図の十字架の上に描かれるようになり、    さらにペリカンの母鳥が、人々を救済するために死んだキリスト自身とも    解釈されるようになった、との由。 錬金術で使う蒸留器具の一つに「ペリカン」と名のつくものがある。    本体から上へ伸びた細い管がぐるりと曲がって本体胴部に突き刺さる形...
  • 聖ロザリア
    キリスト教の聖人。 イタリア、パレルモの守護聖人。 ゲーテ『イタリア紀行』にも言及がある。それによれば、    17世紀、モンテ・ペレグリノのとある洞窟でこの聖女の遺骨が発見され、これをパレルモに持ってきたところ    街がペストの流行から救われたので、以来聖ロザリアがこの街の守護聖人となったとか。       参考文献 『イタリア紀行(中)』ゲーテ
  • 聖トマス
    『新約聖書』に記される、イエス・キリストの十二使徒のひとり。 インドに布教に向かったという伝説を持つ。 マルコ・ポーロ『東方見聞録』によれば、インドのマアバール地方(インド東岸南部のコロマンデル海岸付近に比定される)に    トマスの亡骸が安置されている場所があるという。    ほとんど人の住んでいない町だと言う。マドラス近郊のマイラブール、現在のサン=トメのこと。    同書によれば、聖トマスはこの地で、ゴヴィという下層カーストの者たちの祖先に殺されたので、    この亡骸の安置されている場所には、ゴヴィの者たちは決して立ち入ることができず、    30人以上の人たちが力づくで押さえつけても、一人のゴヴィの者を領地内に留めておくことができないという。    ちなみにその所伝によれば、ゴヴィの一人がクジャクが群れているのを弓矢で射たところ、    その矢が聖トマスに当...
  • フランシスコ・ザビエル
    日本をはじめアジア各地にキリスト教を広めたイエズス会宣教師。 中国南部の上川島で病死。 のち、遺体が当時ポルトガルの拠点として繁栄していたインドのゴアに移され、    同地のボム・ジェズ教会にミイラ状態でガラスの棺に納められて安置されているという。    このミイラは、10年に一度、ゴアの大聖堂で一般公開されているとか。       参考文献 読売新聞2014年11月20日記事
  • 天国
    キリスト教における天国。パラダイス。 「パラダイス」の語源はペルシア語で「囲われた場所」。    ギリシャ語では、クセノポンがペルシア王らの庭園を「パラディソス」と呼んだのが最初の用語例だとされている。 ミルトン『失楽園』作中では、この園に生えている植物が「花と実を同時に」つけていると描写されている。       参考文献 『失楽園 上』ミルトン(注釈部分参照) 失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)
  • ハヤブサ
    キリスト教では、イエス・キリストの現世における姿を象徴する。 ゲルマン人やスラヴ人の伝承に、ハヤブサは世界樹の頂から世の動きを眺め、    神に報告すると信じられていたとか。 また、西洋中世では鷹狩に利用されていた。シロハヤブサを使うのは王室の特権だったという。    一般貴族は普通種のハヤブサは使用できたが、庶民はハヤブサ類の使用が禁じられていたと云々。 日本では、『古事記』に速総別王(はやぶさわけのおおきみ)が登場する。    仁徳天皇(本名が大鷦鷯(オオサザキ))の庶弟にあたり、仁徳帝が女鳥(めとり)の皇女に    求婚するための仲人を務めたが、逆に女鳥の皇女と通じたために帝の怒りを買い    女鳥の皇女と共に殺害されたとされる。 ちなみに、九州南部の隼人が大和朝廷に服属したのも仁徳帝の頃であると云々 また、ハヤブサが獲物に近づく際に、ベルヌーイの螺...
  • 天体望遠鏡(引用)
    望遠鏡は、昔の哲学者たちにとっては存在しなかった、いかに多くの存在を発見してくれたことだろう。人は、聖書が星の数の多いことを記しているのを公然と非難し、「星は千二十二しかないのだ。われわれはちゃんと知っている」と言っていた。                                        パスカル『パンセ』 (zsphereコメント:プトレマイオスの天文学にある星の目録が1202の星を挙げていた事にちなむとのこと。           地動説はじめ、天文学まわりでは守旧の象徴的に絡む事が多いキリスト教が認識の更新を喜ぶ側にいるのが           そこはかとなく面白かったり)
  • 聖アントニウス
    キリスト教の聖人。 毎年1月17日がこの聖人の祭日とされる。 四足獣の守護聖人であるとされる。そのため、彼の祭日は、いつも重荷を運ぶ動物やその番人、馭者の祭日とされ、    この日はいかなる者も家に留まるか徒歩で外出をするものとされる、という説明がゲーテ『イタリア紀行』に載る。    同書によれば、馬やラバが尻尾やたてがみをリボンで飾られて礼拝堂に引かれて行き、    そこで大きな刷毛を持った僧侶に桶や盥から聖水を振りかけてもらっていたとのこと。       参考文献 『イタリア紀行(上)』ゲーテ
  • 貨幣にまつわる習俗
    古代ローマ遺跡のコロッセオから南東約800メートル、サン・ジョバンニ病院の地下7mにある発掘現場に    二つの壁に挟まれた幅50cmほどの初期キリスト教礼拝室跡とみられる遺跡が見つかり、    そこに壁画が描かれているのが発見された。    縦1.2m、横2.5mの白いしっくいに、収穫後のブドウをワインにするため踏みつぶす4人の男性が描かれており、    そのうちの一人の男性像の左目から、直径約1cmのローマ時代の青銅硬貨が発見されたという。       参考文献 毎日新聞オンライン 2016年4月5日記事
  • 有馬晴信
    戦国時代のキリシタン大名。洗礼名はジョアン=プロタジオ。 1567年(永禄十年)生誕。 生家の肥前有馬氏は、藤原純友を祖先に持つとする家系図を主張しているが、真相は不明。 1609年(慶長十四年)、長崎に入港したポルトガル船マードレ・デ・デウス号を撃沈する。                    日本船乗組員がマカオで殺戮された事件の報復で、徳川家康の許可を得て行ったと云々。 上記事件もあり、1610年(慶長十五年)、一度キリスト教の信仰を捨てるが、後に岡本大八の事件に関わって    配流された後、再び信仰を持っている。 1612年(慶長十七年)死去。『徳川実紀』は自殺とするが、自刃を拒否して打ち首にされたとする説もある。       参考文献 『日本伝奇伝説大事典』
  • バグダッド
    アッバース朝により、ダマスカスから首都を遷される。 同王朝の7代目カリフアル=マムーンは、学問施設「叡智の館」を創設し、    ビザンティン帝国の図書館から得たギリシャ語文献をキリスト教徒たちにアラビア語に翻訳させ、    イスラム圏の学問レベルを大いに引き上げた事で知られる。 また、動揺にインドの数学テキストなども叡智の館に持ち込まれ、    サンスクリット語からアラビア語への翻訳が進められたという。    これにより、インド数学の「0」の発見が伝わり、やがてアル=フワリズミーによって    史上最初の体系的代数学書『ヒサーブ・アル=ジャブル・ワル=ムカーバラ』にまとめられた。       参考文献 『数学の想像力』加藤文元 数学の想像力 正しさの深層に何があるのか (筑摩選書)
  • ワシ
    ワシタカ目ワシタカ科 バビロニア、エジプト、ペルシア、インドなどで、ワシは太陽にまで飛翔する鳥と考えられ、    フェニックスやグリフォンとも比肩する最高の霊鳥と考えられていた。 ギリシア神話のゼウス(≒ローマ神話のユピテル)、北欧神話のオーディン、    キリスト教ではマリアとイエス・キリストがワシを標章とする。 トロイアをはじめ、ローマ帝国、ビザンティン帝国、さらに    ロシアやドイツなどローマ帝国の継承者を自認する国々の標章にも使用された。 プリニウス『博物誌』第十巻では、ワシは太陽を直視できるほどの鋭い視力を持つと言われ、    親鳥は幼鳥を突いて強制的に太陽を見つめさせ、まばたきしたり涙をこぼしたものは    不適格として巣から放り出す、と記されている。 プリニウス『博物誌』第二巻に、ワシは鳥類の中でも、雷に打たれることが無い種であると述べられ...
  • ウェヌス
    ギリシャ神話におけるアプロディテに相当。    また、英語読みではヴィーナス。 ウェルギリウス『アエネイス』では、ウェヌスの聖木はテンニンカであると記されている。 一方プリニウス『博物誌』第十二巻では、人々はギンバイカの木をウェヌスに捧げているという記述がある。 ゴルゴタの丘に、キリスト教系の聖地を覆う目的で、 一時期ウェヌスの神殿が建てられていた事が知られる。 この神殿は、コンスタンティヌス帝の時代に取り壊されたとのこと。       参考文献 『アエネーイス(上)』ウェルギリウス 『プリニウスの博物誌 Ⅲ』 『ローマ帝国衰亡史(三)』ギボン アエネーイス (上) (岩波文庫) プリニウスの博物誌〈3〉第12巻‐第18巻 ローマ帝国衰亡史 3 (岩波文庫 青 409-3)
  • オリーブ
    ヘロドトス『歴史』巻五によれば、一説にもともとオリーブの樹はギリシアのアテネにしか自生していなかったという。    エピダウロスの人たちが豊饒祈願のために女神の像をオリーブの木で作るよう神託を受けた際、    アテネに毎年犠牲を供えるという条件でこの木を得ている。 もともと、オリーブは、アテネの土地の所有を巡ってポセイドンとアテナが争った時に、    アテナがオリーブを植えた事でこの地の所有者の権限を認められたという樹で、アテネのアクロポリス上に生えていたという。 プリニウス『博物誌』第十二巻によれば、プリニウスの時代になっても人々はオリーブの木をミネルヴァに捧げていたという。 古代ギリシャでは、オリンピアの競技の優勝者にオリーブの花環を与えていた。    またプリニウス『博物誌』第十五巻によれば、7月15日に行われるローマ騎兵中隊の閲兵の際にも    これを飾...
  • 聖ヘレナ
    ローマ皇帝コンスタンティヌスの母にあたる。キリスト教における聖人に数えられる人物。 ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』に、聖ヘレナがエルサレムで十字架や釘などを見つけた帰り、    キプロス島に立ち寄り、そこに十字架を残していったという逸話を載せる。それによれば、    それまでキプロス島は決して死体を土が受け入れる事が無く、埋葬された遺体はすべて吐き出されてしまっていたが、    ヘレナが十字架を残していってからはそれが無くなったという。    またその十字架はとある教会に、何にも触れない状態で中空に浮かんで存在しており、    接吻をしようとした場合には動かないが手で触れようとすると脇か上に避けてしまうとか。       参考文献 『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス 西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇 (講談社学術文庫)
  • プレスター・ジョン
    アジアなどに君臨したとされる、伝説上のキリスト教国の王。 フランス語読みではプレートル・ジャン。 マルコ・ポーロ『東方見聞録』にも言及があり、そこではかつてタタール人を支配し彼らから朝貢を得ていた    領主で、タタール人からは「ユヌ・カン」と呼ばれていたといい、    しかしやがてチンギス・ハーンによって戦いを挑まれ敗れる様が述べられる。    この記述は、史実上の「ウン・カン」とチンギス・ハーンとの戦いに比定されているとか。    また、同書には、プレートル・ジャンが「カタイ地方」の領主であった「金王」を捕虜にし、    金王の治める国を属国にした過程も記されている。 『ノヴェッリーノ』に、プレスター・ジョンが「皇帝」の見識を試すため、部下に秘蔵の宝石を持たせて試みる話がある。       参考文献 『マルコ・ポーロ 東方見聞録』 『中世イタリア...
  • 依り代を廃棄されると不死でなくなる
    イエイツ『ケルトの薄明』    →アイルランド南部の村で生まれた娘が揺りかごの中で眠っていると、シー(妖精)が入って来て、     その子は妖精の王子の花嫁に選ばれたので、王子の愛が続く限り、その妃として死ぬことは無い、妖精の命を与えられるだろうと告げる。     火の中から燃える薪をとって庭に埋め、それが無くならない限りその子は長く生きるというので、母親はその通りにする。     七百年で王子が死ぬと、その次の王子が変わって妖精の王国を治め、そのようにして娘の命は七代まで続く。     とある教区の神父がやってきて、娘の長生のために世間の評判が悪いと説得に来るが、娘は     「私が悪いんじゃない」と答える。それから薪の話をすると、神父は庭を掘り返して薪を燃やしてしまう。     これによって娘は死んだので、彼女はキリスト教徒として埋葬され、人々は喜んだという。 ...
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