道具・アイテム

私的伝奇関係データベース @ ウィキ内検索 / 「道具・アイテム」で検索した結果

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  • 道具・アイテム
    無限に食事の出てくる食卓や敷物 ひとりでに人に殴りかかる棍棒 何でも見える遠眼鏡 何でも縫い合わせられる針 必ず当たる鉄砲 死者を生き返らせる植物 生命の木の実 黄金のリンゴ 黄金の鎖 銀の弾丸 【済】隠れ蓑 姥皮 鉄のストーブ 日・月・星のドレス 【済】髑髏を使用した物品 聖火
  • 説話モチーフ
    ...教の神々 ☆道具・アイテム ☆動物に関するモチーフ ☆植物に関するモチーフ ☆場所、建物など ☆家屋に関するモチーフ ☆数に関するモチーフ ☆時間・状態など ☆天候・自然現象 ☆天文・天体現象 ☆発見 ☆怪異 ☆奇跡 ☆妖怪・魔物・神獣など ☆幽霊談 ☆冥界・地獄 ☆呪術・魔術       ☆未整理 妹が兄たちを探しに旅をする 身内を人の姿に戻す 名前を当てて撃退する 道しるべに穀物などを落とすが鳥に食べられてしまう 貧乏な家と富裕な家に宿を借りに行く 外に出て一番最初に出会った人に何かを頼む 着飾って舞踏会に参加し立ち去る 男が恋人の事を忘れ、女が思い出させる 谷底の宝石を鳥に持ち出させる 無生物を裁判にかける 娘を人身御供に差し出す
  • 道具・物品
       鏡 八咫鏡 魔鏡    祭具 八坂瓊勾玉 太一式盤    楽器類 琴 蝉折(笛) 玄象(琵琶) 青山(琵琶)    建築 瓦    消費材 煙草 石鹸    その他 縄 金印 鉄砲 エレキテル
  • 書物系アイテム
    野馬台詩   →『江談抄』に載る、吉備真備入唐の逸話で最後の試練として登場する書物。          神仏の加護で、無事読む事が出来たのち、真備の手で日本に伝えられた。          10世紀前半には実在を確認する事ができる。「日本の未来記として読まれた」                            (上島敏昭『魔界と妖界の日本史』) 『六韜』「張良一巻書」 →太公望の表した兵法書『六韜』を、その後張良なる人物が                  一巻にまとめたもの。『玉葉』治承五年二月三日条によれば、                  この書の実在するか否かの議論が、知識人の間で話題に上っていた。                  本朝に伝来した後は坂上田村麻呂、藤原利仁、平将門が                  これを読んだとする説もある。  ...
  • 刀剣系アイテム
    十拳剣 ……スサノオが八岐大蛇を退治した剣 草薙剣 ……別名天叢雲剣。言わずと知れた三種の神器のひとつ。          皇位継承のみしるしとなる。 破敵の剣・護身の剣 火車切 ……大田南畝『一話一言』所収「火車切刀の記」より。上野国三ノ倉の松平五左衛門近政が火車の怪事にあった際、この刀にて奮戦し火車の腕を切り落とした逸話による。  後に、この剣は信州諏訪氏に襲伝されたとか。 鬚切 ……『平家物語』「剣の巻」に出る、渡辺綱が鬼の腕を切り落とした名剣。 膝丸 ……『平家物語』「剣の巻」に出る、源頼光の持つ秘剣。土蜘蛛をこれで退治したことから、別名を「蜘蛛切」ともいう。 名物童子切安綱 ……源頼光が酒呑童子の首を切ったという伝説のある名剣で            天下五剣の第一。            豊臣秀吉、徳川家康、徳川秀忠から越前松平家、津山松平家に伝来...
  • 日本編目次
      ★日本編 考古学 縄文時代 弥生時代 古墳時代 飛鳥時代 鎌倉時代 室町時代 安土桃山時代 【済】江戸時代 明治時代 律令官制 江戸幕府 神話 外来の神 その他の神 社を持たない神 信仰 昔話 伝説 御伽草子・説経 古代(大和朝廷以前) 天皇 皇族 豪族 渡来人 貴族 武士 武将 将軍 士 武士団 賊 エミシ 氏族・家系 古代・中世の女性 神道 神人 陰陽道 修験道 修験者 仏教 密教 仏教僧 仙人 宣教師 南蛮・紅毛人 歌人 芸能者 絵師 商人 儒者 国学者 江戸幕閣・幕府関係者 江戸の武家 江戸文人 江戸知識人 その他江戸時代人 古墳・遺跡 神社 寺 城 地蔵 塚・石碑 港 地名 庭園 店舗・商業 その他建物 その他土木 日本地理 川 湖・池 滝 山 島 海・湾 その他地形 人体 医学 鉱物 天文 道具・物品 武具 工芸 技術 食品 御霊 鬼...
  • 使えそうなネタ
    刀剣系アイテム 書物系アイテム 使えそうな単語 名前に使えそうな読み
  • 神託を得る際に釜を用いる
    古代ギリシャ、エペイロス地方のドドナにある著名なゼウス神殿では、    神託で予言を得る際に、懸けられた青銅の大釜を打って音を鳴らす神事で著名だったという。    また、そのためか「ドドナの大釜」はゼウスの加護を示すアイテムとしても認識されていたらしく、    ウェルギリウス『アエネイス』第三巻で、予言者ヘレノスがアイネイアスに、    多量の宝物と共にドドナの大釜を餞として贈っている。       参考文献 『アエネーイス(上)』ウェルギリウス アエネーイス (上) (岩波文庫)
  • ガラスの山って何?
    グリム童話集などに登場する、「ガラスでできた山」って何のことなのか。 ガラスの山の上(や、時には中)にお姫様の閉じ込められた城などがあり、    そこに登るために特殊なアイテムを入手する、という筋がわりと多い。    しかしガラス製の山というのは異様に思える。 そもそも日本の昔話に「ガラス」が登場することもマレだろう。説話に登場する材質・材料から    特徴を取り出して探って行くのもアリなのではないか。
  • ドドナ
    古代ギリシャ、エペイロス地方にあった場所。 ゼウスの神殿があったことで著名。 ドドナの神殿では、神託を得る際に懸けられた青銅の大釜を鳴らす事で著名だった。 転じて、「ドドナの大釜」はゼウスの加護を願うアイテムとしても認識されていたらしく、    ウェルギリウス『アエネイス』で、アイネイアスは預言者ヘレノスより    様々な宝物と共に「ドドナの大釜」をも餞別として贈られている。 プリニウス『博物誌』第二巻によれば、ドドナにはユピテルの泉があり、    この泉はその冷たさで、中に浸けられた松明を消すが、松明が消えている時に泉の近くに持っていくと    逆にこの松明に点火する、という。       参考文献 『アエネーイス(上)』ウェルギリウス 『プリニウスの博物誌 Ⅰ』 アエネーイス (上) (岩波文庫) プリニウスの博物誌〈第1巻~第6巻〉

  • 水には硬度があり、これの高い物を硬水、低い物を軟水という。    硬度は、その水に溶けているカルシウムとマグネシウムの含有量を示す。 ポンプなどで水を汲み上げる場合、10.3m以上の高さへ汲み上げる事は出来ない。    これは空気の重さ(1cm^2あたり1.03Kg)と釣り合う水柱の高さが    この高さであるため。       参考文献 『身体に必要なミネラルの基礎知識』野口哲典 『空気の発見』三宅泰雄 身体に必要なミネラルの基礎知識 (サイエンス・アイ新書) 空気の発見 (角川ソフィア文庫)
  • カドミウム
    原子番号48 Cd イタイイタイ病の原因としても知られる。人体に有害な物質で、腎臓に蓄積され腎臓障害となり、    カルシウムやリンの代謝異常を誘発、結果として骨軟化症を起こす。 元素周期表で一つ上にある亜鉛と化学的性質が似ているため、体内では亜鉛に間違われて処理されてしまい、    結果として人体内での亜鉛の働きを阻害する。 ヤギにとっては必須ミネラルであることが知られており、カドミウムが不足すると流産の発生率が高まり、    まあ筋力低下なども見られるようになるという。       参考文献 『身体に必要なミネラルの基礎知識』野口哲典 身体に必要なミネラルの基礎知識 (サイエンス・アイ新書)
  • 硫黄
    原子番号16 S 人体に有用な必須ミネラル。体重70Kgの成人に平均約175g含まれている。    必須アミノ酸であるメチオニンやシスチン、システインなどの構成成分であり、    これら硫黄を含むアミノ酸を含硫アミノ酸と呼ぶ。 また、人体に有害な鉛や水銀、ヒ素を体外に排出し、蓄積を防ぐ作用を持つ。    (zsphereコメント:錬金術で対になる重要物質、硫黄と水銀が体内でこういう関係なのは面白いかも) 『オデュッセイア』第二十二歌で、屋敷内の無法者を誅殺したオデュッセウスが、    「凶事を祓うには良薬であるという硫黄を持ってきてくれ」と命じ、屋敷内で硫黄をくべる場面がある。       参考文献 『身体に必要なミネラルの基礎知識』野口哲典 『オデュッセイア(下)』ホメロス 身体に必要なミネラルの基礎知識 (サイエンス・アイ新書) ...
  • 見たものを害する目
    いわゆる邪視(イヴィル・アイ)。 『グリム童話集』「六人のけらい」〈KHM134〉    →娘である姫への求婚者に難題を出して、こなせなかった者を殺していた魔法使いのお妃がいて、     姫への求婚に向かった王子が、途中で様々な能力を持った六人の男をけらいにする。     そのうちの一人が、見た者をたちまち吹き飛ばしてしまう男。 プリニウス『博物誌』第七巻    →イシゴヌスという人物の報告に、アフリカにトゥリバリ族とイリュリア人という民族がおり、     一睨みで魔法をかけ、特に彼らが長いこと、怒りの目つきで見つめていることで人を殺すといい、     さらに殻らは一つの目に二つの瞳を持っているという。     また、アポロニデスはスキタイにいるビティアエという種族の女性について同様の報告をしており、     フュラルコスもポントスにいるティビイ族他多くの種...
  • ヒ素
    原子番号33 As 毒性の強い物質として有名。    急性ヒ素中毒では腹痛、嘔吐、下痢、血圧低下、肝機能障害が、    慢性ヒ素中毒では皮膚の色素沈着や脱色、手足の皮膚の角化から、最悪皮膚ガンに至る場合もある。 元素周期表で、ヒ素はリン(原子番号15 P)の一つ下にある。元素周期表で同じ縦列に配置されている元素は性質が似ており、    そのため人体は侵入してきたヒ素をリンと間違えて自身の身体に組み込んでしまい、結果として不具合が出る……というのが    ヒ素が人体に有害な理由の大まかな説明となる。 (基本的に、人間の身体は「必要な物質に似ているもの」に極めて弱い) 基本的に、地球上のほぼすべての生命にとって毒になる、極めて強力な毒性元素。    ほとんどの化合物が毒性を持つ。 ただし、ヤギやヒツジなどでは、ヒ素がまったく欠乏すると発育不良が起こる事が知られて...
  • アイネイアス
    トロイア出身の英雄で、アンキセスとアプロディテの子。兄弟にリュロスがいる。    トロイア落城の後に複数のエピソードを持つ。 ヘクトルはアイネイアスの妻の兄にあたる。 『ホメロス風讃歌』所収「アプロディテ讃歌」によれば、神の身でありながら人と交わったことで    「ひどい悲しみ(アイノン・アコス)」に襲われたことにちなんで、生まれる子をアイネイアスと名付けようと    アプロディテが述べるシーンがある。 『イリアス』においては、戦闘のさなか、危なくなったところをアプロディテとアポロン、さらには    ポセイドンにも助けられており(特にポセイドンは通常ギリシャ側贔屓の神であるのに)、    神々から特別の寵愛を受けている事が察せられる。 ウェルギリウス『アエネイス』や、オウィディウス『変身物語』によれば、クマエの地で巫女シビュラに冥界への道案内を頼み、   ...
  • 水銀
    原子番号80、Hg 水銀が炭素原子と結合したものを有機水銀という。体内に蓄積されやすく、毒性も高い。    特に毒性の高いのがメチル水銀で、水俣病の原因として有名。 一方で炭素と結合していないものを無機水銀と呼ぶ。こちらは体外に排出されやすく、相対的に毒性が低い。    1kg以上を経口摂取しても死ななかった、といった事例もあるらしく、また静脈注射をしてすら激しい中毒症状には至らないとか。    ただしそれでも、腎臓に蓄積されやすいため腎臓障害などを起こす場合がある。    また、水銀は常圧でも少しずつ揮発するため、これを肺から吸入すると体内で水銀化合物(有機水銀)が発生、    慢性的な中毒を引き起こす。 無機水銀の中では、昇汞(塩化第二水銀 HgCl2 )が比較的毒性が高い。人間に対する致死量は1~2gとのこと 水銀を高温で熱すると、空気中の酸素と化合して赤い...
  • 大アイアス
    ギリシャ神話、特にホメロス『イリアス』などの登場人物。 テラモンとペリボイアの子。 その誕生の際、ヘラクレスが祈った直後にワシが現われたため、生まれた子にアイアスと名付けたという。 (ワシ、すなわちaietosとAiasの響きが似ている事から出た記述で、恐らくは後世の俗説であろうと    アポロドーロス『ギリシア神話』の訳者の注にある) アキレウスの死後、その武具を最上の勇者に賞として与えるという話になり    オデュッセウスとアイアスが名乗り出て、トロイア人たち(あるいは一説にアカイア勢)によって    オデュッセウスに与えるという判定が下り、無念のあまり取り乱したアイアスは    (アテナによって狂わされた事もあり)家畜を殺害する挙に出て、後に正気に返って自刃した。    アガメムノンはアイアスの火葬を禁じ、そのためトロイア戦争で死んだアカイア勢のうち    ア...
  • アイアコス
    ギリシャ神話の登場人物。 ゼウスとアイギナの子。 エンデイスと妻とし、子にペレウスとテラモンがいる。 (ただし異説もあり、ペレキュデスはテラモンはアイアコスの子ではなく、ペレウスとは兄弟ではなく友であったとする) 人間の中で最も敬虔な人物であったとされる。    ペロプスがアルカディアの攻略に失敗したのち、友情を装ってアルカディア王ステュムパロスを    殺して八つ裂きにしたためギリシア全土が不作に見舞われた際、アイアコスがギリシアのために    祈ったならば禍から逃れるであろうという神託があり、アイアコスの祈りによりギリシアの不作が解決した、    といったエピソードもあるとされる。 また、その敬虔さゆえに死後も冥府において尊敬され、冥府の鍵を預かる役を受け持っているという。 プリニウス『博物誌』第七巻によれば、ある人々は銀の発見をアイアコスの功績に帰してい...
  • アイサコス
    トロイア王プリアモスの子。ヘクトルとは腹違いの兄弟にあたる。 オウィディウス『変身物語』によれば、河神ケブレンの娘でありニンフのヘスペリエに恋して    これを追い回したところ、ヘスペリエが毒蛇に噛まれて死亡してしまい、これを嘆いたアイサコスは    海から身を投げた。これを憐れんだ海の女神テテュスが、アイサコスをアビに変えたが、    なおも海に身を投げ続けており、よってこれを潜水鳥と言う、としている。       参考文献 『変身物語(下)』オウィディウス オウィディウス 変身物語〈下〉 (岩波文庫)
  • アイスキュロス
    ギリシャ悲劇の作者。 父はエウポリオン。 アテネ軍とペルシア軍が激突したマラトンの戦いに参加している。    この戦いへの参加が大きな栄誉だったためか、アイスキュロスの墓碑銘には    マラトンの野でペルシア軍相手に勇敢に戦ったことだけが記されており、悲劇作家の事には    触れられていなかったという。 ヘロドトス『歴史』巻六によれば、マラトンの戦いにはアイスキュロスの兄弟にあたる    キュネゲイロスも参加しており、敵船の船尾の飾りに手をかけたところを、戦斧で片腕を切り落とされて    果てたという。 BC456年、シチリア島にあるギリシャの植民市ゲラにて死去。 プリニウス『博物誌』第十巻に、ヒゲワシにはカメを空から落として甲羅を割って食べる習性があり、    アイスキュロスはこの鳥が落としたカメの甲羅に当たって死亡した、という記事がある。    アイス...
  • ミニュアイ人
    ヘロドトス『歴史』巻四によれば、ミニュアイ人たちはペラスゴイ人たちによってレムノス島を追われたのち、    スパルタの山中で火を焚いており、誰何に来たスパルタ人に対して、自分たちはアルゴナウタイの末裔であり、    アルゴー船のメンバーだった、デュンダレオスの子(カストルとポリュデウケス)の縁で、    父祖の地として訪れたのだと述べ、スパルタへの入植を許されたという。       参考文献 『歴史(中)』ヘロドトス 歴史(中) (岩波文庫 青 405-2)
  • 自然(引用)
    いかなる自然も技術より劣ることはない。なぜならば、諸技術は種々な自然の模倣なのである。そうだとするならば、あらゆる自然の中もっとも完全でもっとも包容的な自然が、巧みな技術にひけをとるはずはない。                                 マルクス・アウレリウス『自省録』 自然の中には理法なき結果は何ひとつ存在しない。理法を理解せよ、そうすればおまえの経験は必要でない。                                    『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 自然は、経験の中にいまだかつて存在したことのない無限の理法にみちみちている。                                    『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 人間の天才は種々な発明をしさまざまな道具で同じ目的に応じたとはいえ、それは...
  • 武器・防具・軍事(西洋編)
    密集隊形
  • 西洋編目次
    シュメール神話 ギリシャ神話 ローマ神話 北欧神話 ケルト神話 エジプト神話 その他ヨーロッパの神々 旧約聖書 新約聖書 ヨーロッパ中世神話・伝説 エジプト考古学 エジプトの遺跡 エジプトの古代都市 ヨーロッパ考古学 ヨーロッパの遺跡 ヨーロッパの石碑・碑文 中東地域の考古学 中東の古代都市 北米の考古学 エジプトの国・王朝 ヨーロッパの国・王朝 中東・ペルシャの国・王朝 西洋の地名 西洋の都市 西洋の古代都市 古代ギリシャの都市 中東の都市 海(西洋) 湖・内海(西洋) 島(西洋) 河川(西洋) 山・山脈(西洋) その他地形(西洋) ヨーロッパの川の古称 ヨーロッパの城 教会・寺院 ヨーロッパの結社 ヨーロッパの集団・協会 大学 ヨーロッパの庭園・植物園 その他施設(西洋) イギリス史 ヨーロッパの戦い 西洋の事件 キリスト...
  • デキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌス
    古代ローマの人物。 ユリウス・カエサル暗殺に加わったカエサルの部下の一人。 (ただし、いわゆる「ブルータス、お前もか」と言われた方のブルトゥスではない方。    そちらはマルクス・ユニウス・ブルトゥス) プリニウス『博物誌』第十巻によれば、デキムス・ブルトゥスがモデナの包囲でマルクス・アントニウスに    包囲攻撃を受けた際、ハトに急信をつけたいわゆる伝書鳩によって執政官の野営地に救援要請を送り    窮地を脱したことが述べられている。       参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅱ』 プリニウスの博物誌〈第7巻~第11巻〉
  • 善悪(引用)
    すなわち悪人にも善人にも同じように起こりうることを、悪とも善とも判断せしむるな。なぜならば自然に反した生活をなす者の上にも自然にかなった生活をなす者の上にも同じように起こってくる事柄は、自然にかなうことでもなければ自然に反することでもないのである。                                       マルクス・アウレリウス『自省録』 罪を犯す者は自分自身にたいして罪を犯すのである。不正な者は、自分を悪者にするのであるから、自分にたいして不正なのである。                                       マルクス・アウレリウス『自省録』 (zsphereコメント:自分を客体視する感覚が面白い。マルクス・アウレリウスは本当にとことん考え方が自己完結していて清々しいというか) 善い人間のあり方如何について論ずるの...
  • 鉄鉗
    「カナバシ」と読む。金箸、かなばさみとも。 鉄材を挟む道具。 2016年、宮崎県えびの市にある島内地下式横穴墓群の139号墳(古墳時代)から、    柄の部分に銀の象嵌による波状の装飾を施した鉄鉗が出土した。    象眼を施した古墳時代の馬具や大刀の出土例はあるが、鍛冶道具に施されたものは前例が無いという。 (zsphereコメント:装飾が威信財の意味を持つなら、鍛冶道具に銀で装飾を施したって、つまり           鍛冶という行為にある種の権威が示された……という事例にみられる。           鍛冶集団の中での権威者を表したのか、あるいは……。)       参考文献 共同通信 2016年7月12日記事
  • 島内地下式横穴墓群
    宮崎県えびの市に所在。 古墳時代の横穴墓群。 2016年、有力者と見られる人物の墓「139号墳」から、銀象眼を施された鍛冶道具が出土した。    物は鉄鉗と、ノミ状の道具で、柄の部分に日本の波状の線が象眼されていた。 古墳時代の馬具や刀に象嵌が施された事例は知られているが、鍛冶道具に象嵌が施された事例は全国初だとか。 さらに同じ139号墳から、百済製と見られる銀装円頭大刀が出土。全長85cmで、    国内最古の鮫皮巻装飾が施されていた。(ただし皮の材質はエイのものだったとのこと)。    実物が確認できるものとしては東アジアでも最古の例だという。 別に全長142cmの木装長刀も発見されており、こちらには経錦という高級織物が巻かれていたという。    同時代(六世紀前半)のものとしては4例しか知られていない。       参考文献 共同通信 2016...
  • ウェストミンスター寺院
    ロンドン、テムズ川沿いに建つ。 西門から入った中央通路沿いに、チャールズ・ダーウィンとサー・ジョン・ハーシェルの墓が、    さらにジェームズ・マクスウェル、マイケル・ファラデーの記念碑を挟んだ次に、    アイザック・ニュートンの墓が所在する。 (『眠れなくなる進化論の話』) 眠れなくなる進化論の話 ~ダーウィン、ドーキンズから現代進化学まで全部みせます~ (知りたい!サイエンス)
  • 西洋人名総索引
    アルファベット順にできずに、五十音順にしてしまう不勉強。 あとで後悔しそうだな、これ(2012・06・25) さすがにねーよ、と思ったのでファーストネーム50音順をファミリーネームに変更(2013・08・27)       あ行 アイスキュロス アウグストゥス 小アグリッピナ アナクサゴラス アナクシメネス アリストテレス アルクマイオン アレクサンドロス大王 マルクス・アントニウス イエス・キリスト イソップ アメリゴ・ヴェスプッチ ウェルギリウス エウリピデス リチャード・オーウェン       か行 カール大帝 ユリウス・カエサル マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス アレッサンドロ・ディ・カリオストロ カルス ルイス・キャロル キュロス キロン クセルクセス ジェームズ・クック グラウコス クレイステネス クレオパトラ グレゴリウス10世...
  • 小人が仕事を手伝ってくれる
    『グリム童話集』「まほうをつかう一寸法師」〈KHM39〉    →貧乏な靴屋さんが、翌朝仕事をしようと仕事道具を出した状態で寝て、起きてみると仕事が出来上がっている。     夜中に様子を見てみると、はだかの小人二人が手早く仕事を片付けていた。仕上がりも大変よく、     靴屋の夫婦はお礼をしようと小人に合う小さな服と靴を用意して、仕事道具のかわりに出しておく。     小人は喜んで、こんなきれいな身なりになったなら靴屋に住んでいなくてもいい、と歌って     靴屋を出ていく。それ以来、靴屋夫婦も特に不自由もなく、幸運なうちに過ごしたとさ。       参考文献 『完訳グリム童話集(2)』 完訳 グリム童話集〈2〉 (岩波文庫)
  • アプロディテ
    ローマ神話における多産の神ウェヌスにあたる。 「アプロディテ」は「泡から生まれた女神」の意。    クロノスによって切り取られ海に投げ込まれたウラノスの男性器の周囲に生じた泡から生まれたため。 またヘシオドス『神統記』によれば、泡から生じたアプロディテは最初にキティラ島に上陸したとされる。 キティラ島から、のちにキプロス島へと移ったとされる。キプロス島もアプロディテ信仰の聖地であり、    またアプロディテには「キュプリス・アプロディテ」というこの島にちなんだ尊称もある。 またアプロディテは軍神アレスと通じ、ポボス(狼狽)とデイモス(恐慌)を産んだとされる。 アプロディテの神使、標章はハト、およびスズメ。 『ホメロス風讃歌』所収「アプロディテ讃歌」によれば、この女神はあらゆる生き物に甘い情熱をたきつけるが、    ただ三人の女神にだけはこの力が及ばない、という記...
  • ランダムネス(引用)
    こうした技法の〈強力さ〉を理解し、それらが世界に広く分布し、時代を超えて生き残って来た理由を知るためには、人類学者ムーアの研究を援用して、組織(化)論のカール・E・ワイクがまとめた次のような考察が参考になる。 ネイティブアメリカンであるナスカピ族では、長老派カリブーの肩甲骨に現れたヒビを読み、狩人たちはそれによって狩りをする場所を決める。ムーアとワイクによれば、ナスカピ族のこの〈意思決定〉は次のような利点をもっている。 もし失敗しても、誰かに累が(それほどには)及ばない。 情報が不十分なときでも、決定が下される。 代替案の間でさしたる違いがないときでも、迷わず決定が下される。 (資源への負荷が分散することで)ボトルネックが克服されるかもしれない。 (次の手が読めないため)競争者が混乱する。 代替案の数が(原理的には)無数になる。 手順が愉快だ。 決定は常に速やかに下される。 特別な技...
  • アイゼナッハ
    ドイツ中部の街。 マルティン・ルターの出身地。    ルターが宗教改革の口火を切った聖ゲオルグ教会がこの街に所在する。 また、ヨハン・セバスチャン・バッハの出生地。バッハは11歳までこの街に居住した。       参考文献 「千夜千冊」1523夜
  • 必ず当たる鉄砲
    『グリム童話集』「名人四人兄弟」〈KHM129〉    →貧乏な家の四兄弟が世間に旅立って、それぞれ技を体得して帰って来る。     三男は狩人について鉄砲術を習い、かならず命中する鉄砲を得る。     やがて他の技や道具を得てきた兄弟といっしょに、ドラゴンにさらわれた姫を救出する       参考文献 『完訳グリム童話集(4)』 完訳 グリム童話集〈4〉 (岩波文庫)
  • 石神遺跡
    奈良県明日香村に所在。 飛鳥時代の迎賓館跡だったのではないかと目されている遺構群。 2016年7月、この遺跡の北側から、琴柱と呼ばれる、琴の胴体に立てて弦を支え、位置を調節する事で音色を変える道具が    178個集中して発掘された事が明らかにされた。これほど大量の出土は全国初とか。       参考文献 共同通信47ニュース 2016年7月30日記事
  • 何でも見える遠眼鏡
    『グリム童話集』「名人四人兄弟」〈KHM129〉    →貧乏な家の四兄弟が世間に旅立って、それぞれ技を体得して帰って来る。     次男は天文のぞきの修業をして、何でも見える遠眼鏡をもらって帰って来る。     やがて他の技や道具を得てきた兄弟といっしょに、ドラゴンにさらわれた姫を救出する       参考文献 『完訳グリム童話集(4)』 完訳 グリム童話集〈4〉 (岩波文庫)
  • 宮崎県
       地理(山川)    主要建造物    遺跡・古墳 本野原遺跡(宮崎市。縄文時代の遺跡。発掘された縄文土器片から、ゴキブリの卵の痕跡を検出) 西都原古墳群(九州第1位、第2位の大きさの前方後円墳を擁する大規模古墳群) 島内地下式横穴墓群(古墳時代の遺跡。全国初の、銀象眼を施された鍛冶道具が出土)    寺    神社 青島神社    その他施設    当地出身の著名人    伝説    略史
  • 何でも縫い合わせられる針
    『グリム童話集』「名人四人兄弟」〈KHM129〉    →貧乏な家の四兄弟が世間に旅立って、それぞれ技を体得して帰って来る。     四男は裁縫仕事を習い、柔らかいものから鋼鉄のように固い物までなんでも縫い合わせられる針をもらう。     やがて他の技や道具を得てきた兄弟といっしょに、ドラゴンにさらわれた姫を救出する       参考文献 『完訳グリム童話集(4)』 完訳 グリム童話集〈4〉 (岩波文庫)
  • 仙台藩
    貞享改暦後、天文方となった渋川春海の元へ、遠藤盛俊などを藩命により暦学の学習に派遣しており、   春海の死後は遠藤が渋川家の後見人となり、仙台藩士の入間川市十郎を渋川家の養子に入れるなど   強い関係性を持っていたという。 また、仙台藩の天文方は渋川家の天文暦学の道具や、秘伝の書物も多く継承したという。       参考文献 『天文方と陰陽道』林淳 天文方と陰陽道 (日本史リブレット)
  • 鏡(考古学)
    古代中国や朝鮮半島では、鏡は化粧道具であるため、支配者層の副葬品でも一面もしくは    大きさの異なる二面を墓に入れるのがふつうであり、古代日本のように多数の鏡を副葬する例はあまりない。    従って、副葬された鏡の数と権力の強さを関連付ける見方は、日本考古学でのみ成立する解釈であり、    東アジア全域では必ずしも通用しない――と森浩一は論じている。       種類別 三角縁神獣鏡 三角縁仏獣鏡 位至三公鏡 六鈴鏡       参考文献 『日本神話の考古学』森浩一 日本神話の考古学 (朝日文庫)
  • 占い(引用)
    しかし手相は? 君は大軍の兵が同時に短剣で殺されるのを見るが、(その人々の)手相はお互いに同じではない。難破船の場合も同様。                                    『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 こうした技法の〈強力さ〉を理解し、それらが世界に広く分布し、時代を超えて生き残って来た理由を知るためには、人類学者ムーアの研究を援用して、組織(化)論のカール・E・ワイクがまとめた次のような考察が参考になる。 ネイティブアメリカンであるナスカピ族では、長老派カリブーの肩甲骨に現れたヒビを読み、狩人たちはそれによって狩りをする場所を決める。ムーアとワイクによれば、ナスカピ族のこの〈意思決定〉は次のような利点をもっている。 もし失敗しても、誰かに累が(それほどには)及ばない。 情報が不十分なときでも、決定が下される。 代替案の間でさしたる違いがな...
  • ルイス・デ・アルメイダ
    1525年(W)、ポルトガルのリスボン生まれ。 1552年(天文二十一年)に来日。当時27歳。 1555年(弘治元年)、豊後にてイエズス会に入会し宣教師となる。 1557年(弘治三年)、豊後(大分県)庄内に西洋式育児院および病院を建て、また外科術を中心に西洋式医学教育を実施した。 ルイス・フロイス『日本史』に、アルメイダの建てた病院について、    「片側は癩病患者を、もう片側には一般患者を入れ、本人は一日二回治療に当たった」と記述されているとか。 イエズス会が聖職者の医療行為禁止規則を施行して以降(1562年以後)は、医療を離れ布教に専心したという。 1584年(天正十二年)、60歳で病没した。       参考文献 『解体新書の謎』大城孟 解体新書の謎
  • マルクス・アントニウス
    共和制ローマ時代の政治家、軍人。    第二回三頭政治の一人。    のち、アクティウムの海戦でオクタウィアヌスと戦い、クレオパトラと共に敗北を喫した。 プリニウス『博物誌』第十四巻に、アントニウスが「自分の酔っ払い癖」という題目で一冊の本を書いていたという話がある。    この書物はアクティウムの海戦のすこし前に出した本であったとか。       参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅲ』 プリニウスの博物誌〈3〉第12巻‐第18巻
  • ユリウス・カエサル
          カエサル暗殺 ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』に、カエサルの死の百日前、フォロ・ロマーノ(中央広場)の     カエサルの彫像近くに落雷があり、像の印刻文字のうち先頭の「C」が欠けて取り去られたとある。       カエサルの死後 オウィディウス『変身物語』に、カエサルがその死の直後、ウェヌス女神の手によって    神とされるべく魂を取り上げられ、天の星々の元へ運ぼうとしたが、    その途中で魂が光を発して燃え始め、ウェヌスが手を放してしまうと    炎のような尾を長く引きながら星となって輝いた、とする記述がある。 プリニウス『博物誌』第二巻に、カエサルの死後、アウグストゥスがウェヌスに捧げる    競技会を行っている際に、七日間に渡って彗星が観測され、そのためこれを    「カエサルの霊が不死なる神々の間に受け入れられたことを...
  • アイルランドの妖精
    イエイツ『ケルトの薄明』に、妖精たちは生まれたばかりの赤ん坊や、結婚したばかりの花嫁が居る時には    好んで山へ連れ去ってしまうといい、その場合攫われた赤ん坊や花嫁は血のぬくもりの無い妖精の国で暮らすという。    言い伝えによればそこでの暮らしは幸せで、しかし最後の審判の日に、妖精の国で暮らした人間は輝く気体となって溶ける運命にあるという。    霊魂というものは悲しみなしには生きられないからであるからと云々。 またその場合、たいてい連れ去られてから7年後、友人などにたった一度だけ一目会う事を許されるという。 『ケルトの薄明』別項に、妖精のどんな種族にも「女王と道化」がおり、普通の妖精に触れられたのなら治癒の可能性があるが、     女王と道化に触られた場合は決して治らない、という「妖精博士」の言葉を紹介している。       参考文献 『ケルトの薄明』イエ...
  • 1771年
    明和八年    重大事件    政権    外交 ロシアの捕虜だったベニョフスキー、阿波と奄美大島に漂着。   オランダ商館長へ、ロシアの松前付近への襲撃準備を手紙で伝える。   (この侵攻計画は真実でなく、幕府も黙殺したが、世上に漏れて知識人に衝撃を与えた由)    生誕    死去 高松藩主松平頼恭、江戸藩邸で死去。60歳。    宗教界    学術 大坂の書林菅生堂にて、『天工開物』和刻版刊行。原本は木村蒹葭堂が所持していたもの。 杉田玄白、江戸日本橋の長崎屋にてオランダ通詞と接触、『ターヘル・アナトミア』を初めて実見。 三月四日、千住小塚原にて、杉田玄白らが刑死した女囚の腑分け(解剖)を実見。    前野良沢、中川淳庵らも参加。良沢の持ち込んだ『ターヘル・アナトミア』...
  • 古代ローマの人物
          王政ローマ ヌマ・ポンピリウス       共和制ローマ ルキウス・リキニウス・ルクッルス マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カトー) ユリウス・カエサル デキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌス マルクス・アントニウス       帝政ローマ アウグストゥス トラヤヌス リウィア 小アグリッピナ ポッパエア・サビナ ウェルギリウス
  • M:鏡についての横断的なメモ
    •古来、鏡を研磨するために使用されていたのは水銀。江戸時代、富山県の氷見に集まっていた鏡研ぎ職人たちを民俗学者が調べたところでは、    水銀60gにシャリキンと呼ばれる細かい砂を23gの割合で混合した「練り」とよばれるものを鏡面に塗り付け、    これを朴の葉でこすっていたという(『日本民俗文化大系14 技術と民俗 下』小学館)。      数量 一つの墳墓から出土した鏡の数で最多は、現在のところ、福岡県糸島市の平原遺跡1号墳から出土した39面。    また、その中の4面は、直径46.5cm、重さ約8kgという超大型の内行花文鏡だった。 大陸では、鏡は通常化粧道具と認識されているため、副葬品として埋納される鏡は一面、     もしくは大きさ違いを二面という場合が多い。多数の鏡が副葬されることは大変稀。     例外として多数の鏡が発掘された例と...
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