難題

私的伝奇関係データベース @ ウィキ内検索 / 「難題」で検索した結果

検索 :
  • 難題
    糸通しの難題
  • 糸通しの難題
    中世イタリア説話集『ノヴェッリーノ』    →フランスにあるルミルモン修道院の慣習として以下のような物語があったという。     高貴な旅人がやってくると、修道院の尼僧たちは大いに歓迎し寄り集まって世話をし、     その中で最も旅人を喜ばせた者が食事からベッドまで仕える事になる。     翌朝になるとその尼僧は旅人に針と糸を渡し、旅人が三回試して糸が針に通らなければ     旅人は衣服をすべて脱がされてしまう。もし通れば、尼僧たちは旅人に多くの素晴らしい宝石を与えたという。       参考文献 『中世イタリア民間説話集』 完訳 中世イタリア民間説話集
  • 蟻通神社
    ...。一方、唐土の帝より難題が送ってくるのを、その老齢の両親の知恵と経験で    乗り切るという筋で、その難題の最後が「複雑に曲がった玉の穴に糸を通すにはどうするか」であって、    これに対して「蟻の腰に糸を巻いて穴の中を通せばよい」とした事から「蟻通」となったという。 この後半の説話は、同様の話が『雑法蔵経』巻一第四にある事が知られている。 江戸時代には岸和田藩より尊崇を受けるなど栄えたとか。       参考文献 『日本伝奇伝説大事典』
  • 一角獣の捕獲
    ...件として王様が出した難題の二番目。     襲い掛かってきた一角獣をかわして、角が木の幹に刺さって動けなくなったためそのまま捕獲。       参考文献 『完訳グリム童話集(1)』 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)
  • アンタイオス
    ...ラクレスが十一番目の難題(へスペリスの庭に黄金のリンゴをとりにいく)の際、    この巨人と戦っている。 プリニウス『博物誌』第五巻に、アフリカの大西洋岸にリクススという    クラウディウス帝の植民市があり、この地がへスペリスの庭、およびアンタイオスの宮殿があったと    いう伝説の残る地である事が記されている。        参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅰ』 プリニウスの博物誌〈第1巻~第6巻〉
  • 一夜にして建った建造物
    『グリム童話集』に、一夜にして御殿を建てるという難題を課され、協力者によって達成する話が複数登場する。 ゲーテ『イタリア紀行』    →イタリアの町トレントに、通称「悪魔の家」と呼ばれている家があったという。     通常は破壊をのみ事とする悪魔が、瞬く間に石を運び寄せて、一夜のうちに造った家だとされていたという。 (ゲーテの見立てでは、おそらく趣味の良いイタリア人の造営した家屋であろうとのこと)       参考文献 『イタリア紀行(上)』ゲーテ イタリア紀行(上) (岩波文庫 赤405-9)
  • イノシシ退治
    ...婚の条件に持ち出した難題の三つ目が、猪の捕獲。     仕立て屋は猪を引きつけて教会の中に飛び込み、窓から飛び出して教会の扉を閉めて猪を閉じ込め、     みごとこれをやり遂げる。 『グリム童話集』「唄をうたう骨」〈KHM28〉    →むかし昔、ある国でイノシシが暴れて人を困らせていた。これを二人の兄弟が退治に向かい、     弟が小人からもらった槍をつかってイノシシを退治すると、兄はこの手柄を横取りする。       参考文献 『完訳グリム童話集(1)』 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)

  • ...ことさら    「難題聟」や「天人女房」の一部バリエーションなどで、報恩パターンでもなく    単純に人間に助言助力をするパターンが多い事をあげて、その理由があるはずと問題提起している。 (zsphereコメント:柳田先生が後代への宿題として残している事はどれも気になる。ので備忘のため記しておく次第)       参考文献 『昔話と文学』柳田國男 昔話と文学 (角川ソフィア文庫)
  • リクスス
    ...いる。    この難題の際にヘラクレスが戦って倒したアンタイオスの宮殿もこの地にあったという。    また、リンゴを守護する百頭竜について、この地が入海が陸の中へ延びて曲がりくねった水路を成しており、    これがたしかに守護竜に似ているという記述がある。    ただし、同地にはヘラクレスの祭壇はあるが、オリーヴの木が数本あるのみで、    黄金のリンゴがなったという森などは特に所在しないとしている。       参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅰ』 プリニウスの博物誌〈第1巻~第6巻〉
  • ペルシア人
    ...軍の統帥権という無理難題をわざと求めて参加せぬ口実にしたとか。       参考文献 『歴史(下)』ヘロドトス 歴史 下 (岩波文庫 青 405-3)
  • 羽衣説話
    ...昇り、そこで舅の出す難題を克服する後半を持つ場合がある。   (仮に現実の婚姻制をここに当てはめた場合、前半は嫁入婚の形であるのに対し、後半は婿入婚の形になり、    対照的な婚姻制度が一つの物語の中に混在している事になる) 『丹後国風土記』逸文は、以下のような話を伝える。    丹後国の比治山の頂上に真名井があり、そこに八人の天女が降臨し水浴びをしていた。    この時、和奈佐の老夫(わなさのおきな)、和奈佐の老婦(わなさのおみな)という者が    一人の天女の衣装を隠して地上に留まらせ、養女とする。    天女は万病に効く酒を醸(か)み造り、これによって老夫の家は富み栄えるが、やがて老夫は天女を追い出す。    天女は荒塩村、哭木村を転々とし、やがて奈具村に留まる。これが奈具村の豊宇賀能売命であるという。       参考文献 『日本伝奇...
  • 生命の木の実
    ...とある国の姫に求婚、難題の一つとして     「生命の木の実」を求められる。途方に暮れるが、以前助けたカラスたちがこれを持ってきてくれる。      この実は金色で、姫と男がこれを食べると姫は相手がかわいくてしかたがなくなり、      それで二人は幸せに暮らした、という結末。       参考文献 『文語訳 新約聖書』 『完訳グリム童話集(1)』 文語訳 新約聖書 詩篇付 (岩波文庫) 完訳 グリム童話集〈1〉 (岩波文庫)
  • 見たものを害する目
    ...である姫への求婚者に難題を出して、こなせなかった者を殺していた魔法使いのお妃がいて、     姫への求婚に向かった王子が、途中で様々な能力を持った六人の男をけらいにする。     そのうちの一人が、見た者をたちまち吹き飛ばしてしまう男。 プリニウス『博物誌』第七巻    →イシゴヌスという人物の報告に、アフリカにトゥリバリ族とイリュリア人という民族がおり、     一睨みで魔法をかけ、特に彼らが長いこと、怒りの目つきで見つめていることで人を殺すといい、     さらに殻らは一つの目に二つの瞳を持っているという。     また、アポロニデスはスキタイにいるビティアエという種族の女性について同様の報告をしており、     フュラルコスもポントスにいるティビイ族他多くの種類の女性について同様の報告があり、     それらに共通した特徴として、一方の目に二つの瞳がある...
  • 説話モチーフ
    ...☆英雄譚・試練 ☆難題 ☆言葉に関するモチーフ ☆蘇生に関するモチーフ ☆不死に関するモチーフ ☆若返りに関するモチーフ ☆神事類 ☆多神教の神々 ☆道具・アイテム ☆動物に関するモチーフ ☆植物に関するモチーフ ☆場所、建物など ☆家屋に関するモチーフ ☆数に関するモチーフ ☆時間・状態など ☆天候・自然現象 ☆天文・天体現象 ☆発見 ☆怪異 ☆奇跡 ☆妖怪・魔物・神獣など ☆幽霊談 ☆冥界・地獄 ☆呪術・魔術       ☆未整理 妹が兄たちを探しに旅をする 身内を人の姿に戻す 名前を当てて撃退する 道しるべに穀物などを落とすが鳥に食べられてしまう 貧乏な家と富裕な家に宿を借りに行く 外に出て一番最初に出会った人に何かを頼む 着飾って舞踏...
  • アルゴス
    ...という    無理難題をわざと求めて断る口実にした、とする。 BC468年(W)、近隣のポリスミケーネを攻めてこれを滅亡させている。 (敵対するスパルタからの潜在的圧力に晒され、いつ屈してもおかしくないという    地政学的な理由もあったであろうとの話) また、ホメロスの叙事詩においてアガメムノンの居城はミケーネにあったとされているが、    アイスキュロスは『アガメムノン』の中で、その居城をアルゴスに移している。 なお、アルゴス軍の旗印はヘビであったとのこと。 プリニウス『博物誌』第七巻に、井戸の発明はエジプトから「水無しアルゴス」へやってきた    ダナオスであった、という逸話が載る。つまり、その説によればアルゴスは世界(ギリシャ)で最初に    井戸が作られた土地だったことに。       参考文献 『図説ギリシア』周藤芳...
  • ヘラクレス
    ...巧業のうちの十番目の難題に挑んでいた途上、リビュアとヨーロッパの境界で山を引き裂き、    海峡を挟んで相対する標柱に仕立てたという神話に由来するとか。 プリニウス『博物誌』第五巻に、アフリカ大陸の大西洋岸にあるリクススという、    クラウディウス帝による植民市があり、この地がヘラクレスの十一番目の難題、    黄金のリンゴのあったヘスペリデスの庭園、およびこの時にヘラクレスと戦い敗れたアンタイオスの宮殿であるとする説を載せる。    また、黄金のリンゴを守る守護竜について、このリクススの地が入海が陸の中へ延びて曲がりくねった    水路を形成しているところが守護竜の姿に幾分似ているとしている。    ただし、その島にはヘラクレスの祭壇というのはあるが、野生のオリーブ樹が数本あるだけで    黄金の果実がなったという森などは見られないともしている。 プリ...
  • @wiki全体から「難題」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索