上智大学対策

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-目次
目次

一般選抜の対策

英語の傾向と対策

◆2020年度版◆

出題概要
  • 上智大学の英語は、日程ごとに異なる出題となっています。同じ日程の試験ならば、学部・学科が異なっても同じ問題です。
- ← 詳しくはこちら
2016年度実施 2017年度以降実施
1日目 神学部
総合人間科学部(心理・看護・教育)
外国語学部(英語)
経済学部(経済)
神学部
総合人間科学部(心理・看護)
経済学部(経済)
外国語学部(ドイツ語ポルトガル語
2日目 文学部(哲・史・国文・新聞)
法学部(国際関係法)
外国語学部(ドイツ語・ポルトガル語)
文学部(哲・史・新聞)
総合人間科学部(教育・社会福祉)
法学部(国際関係法)
3日目 文学部(英文・ドイツ文・フランス文)
総合グローバル学部
文学部(国文・英文・ドイツ文・フランス文)
総合グローバル学部
4日目 経済学部(経営)
総合人間学部(社会福祉)
法学部(地球環境法)
経済学部(経営)
外国語学部(英語)
法学部(地球環境法)
5日目 理工学部 理工学部
6日目 総合人間科学部(社会)
法学部(法律)
外国語学部(フランス語・イスパニア語・ロシア語)
総合人間科学部(社会)
法学部(法律)
外国語学部(フランス語・イスパニア語・ロシア語)
7日目 (2015年度入試より廃止)
※アカデミック英語能力判定試験(TEAP)利用型一般選抜の導入に伴い、一般選抜日程が1日減少した
(なし)
試験時間は、いずれの日程も90分です。
解答方式は、いずれの日程もすべてマーク式です。
設問数について(2019年度)
1・4・6日目は75問(大問数8問または10問)
2・3・5日目は60問(大問数5問または6問)
2020年度は1・4・6日目は全て大問数は8問、2日目が6問、3・5日目が5問となっていました。小問数は上記内容からの変更はありませんでした。

出題内容について
長文読解では語句や文章の空所補充・内容理解の一致および不一致肢選択・語句の意味を問うなど問題が中心です。単語帳を用いる場合は、多義語や同義語を意識的に押さえながら学習しましょう。英問英答の形式や、注が英語の場合もあります。なお、2019年度は1日目にアクセントに関する問題も出題されたので、今後は注意しておくとよいでしょう。
短文(1文or2~3文)の問題では、文法・語法問題(語句空所補充問題など)が中心です。日本語文の英訳を語句整序形式で完成させる問題も出題されており、2020年度の2日目などにも出題が見られました。
長文・短文の形式を問わず、指定された単語と最も近い意味で同じ単語が使われているものを選ぶ問題や、文法や語法の誤りを指摘する問題も出題されています。誤用指摘問題に関しては、年度や日程によって「誤りがないもの」を指摘する場合があります。
会話文を用いる問題は頻出なので、口語表現に関する問題にも注意しましょう。詩を用いた問題、漫画を用いた問題、ラジオやドラマ、映画のスクリプトを用いた問題、手紙を用いた空所補充も出題されています。このように出題内容は幅広いので、「形式慣れ」によって点数を稼ぐことは難しく、英語の根本的な理解が求められていると言えるでしょう。

全体的な対策法
 どの日程でも試験時間に対する文章量・設問数が多く、語彙の面でもやや難しめです。時間内に余裕をもって解答し終えるには、文法・語法問題で迷わないことや、長文で速読ができること、内容一致問題で素早く正解肢を選べることなどが大切になってくるでしょう。そのためには、しっかりとした語彙力をつけて、文法や慣用表現をよく身につけ、極力ミスをしないようにするところから始めましょう。また、志望以外の学科の過去問も問題傾向が似ていますから、時間配分の練習に役立つと思います。特に、時間や小問数が同じ日付の問題は解く価値が高いと言えるでしょう。志望学科の過去問をしっかり解いたらチャレンジしてみましょう。

※文学部英文学科では、2014年度まで、通常の「英語」の他に、「学科試問」として英語の記述問題が課されていましたが、2015年度よりなくなりました。

国語の傾向と対策

◆2019年度版◆
※2015年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 現代文1題、古文・漢文融合2題の大問3題から構成されています。全問マーク式です。
 現代文では比較的オーソドックスな出題がなされていますが、データなどを示した図を参考に解答させる問題がある点は、やや特異といえるかもしれません。とはいえ全体に要求されているのは、本文の構造の把握、選択肢文まで含めた適切な読解といった能力です。
 古文・漢文については、語彙、文法・句法、読解といった要素に加え、文学史のような知識問題も出題されました。また漢詩の出題が比較的多いのも特徴的です。ベースとなるのはやはり語彙や文法の基礎固めと、それに基づく読解力ということになりますが、故事成語や文学史などにまんべんなく目を向けておくことも必要でしょう。
 なお2017年度までは知識問題も出題されています。日本や中国の文学史に加え、敬語の用い方や熟語の構成を問う問題が出題されました。今後の出題についてはわかりませんが、常に日本語の用法や作品の背景に気を配っておくということがおのずと対策につながるでしょう。
 全体として、突飛な出題ではないものの、国語の力を多角的に問う内容になっています。広い視野を持っておきたいところです。

【一般選抜(学科別)】
出題概要
  • 試験時間は、文学部国文学科(90分間)を除き、60分間です。
  • 基本的には、大問3題で、1現代文・2古文・3漢文という構成です。
    • 経済学部経営学科、経済学部経済学科・総合人間科学部看護学科は入試科目に「国語総合(近代以降の文章を範囲とする)、現代文」と明記されており、2019年度も例年と同様、1現代文・2文語文・3現代文、という出題となっています。
  • 解答方式は、文学部国文学科を除き、すべて選択肢問題であり、マーク式解答用紙です。
    • 文学部国文学科は、選択肢問題に加えて記述問題が出題され、記述式解答用紙に記入することが求められます(2010年度より、入試科目に「国語(記述式)」と記載されています)。
対策法
 いずれの学部も、表面的な理解だけでなく、深く正確な読解力が必要です。
 また、知識の充実も欠かせません。現代文においては、言葉の意味や文学史等、国語で不可欠な知識だけでなく、広く一般的知識も身につけておくとよいでしょう。設問はこうした知識を持っていることを前提として作られていますので、難しめの総合問題演習を行うとともに、日頃から視野を広く持ち、生活のあらゆる場面から貪欲に知識を吸収する姿勢をもつことが大事です。
 古文においては、助詞や敬語などの文法知識をいかして、誰について述べているのかを確認した上で、丁寧に文章の流れを追っていく必要があります。単語や基本的な文法知識はもちろんのこと、和歌の技法なども理解し、練習を積み重ねておくとよいでしょう。
 漢文については、基本的な単語と句形の知識をしっかりと固めた上で、読解力を養っていきましょう。また漢詩が出題される場合もありますので、演習を通して慣れておくとよいでしょう。
 なお、経済学部や総合人間科学部看護学科を志望する方は、文語文対策も必須です。文語文対策については、現代文の学習法の文語文問題についての項目も参考にしてみてください。入試が近づいている時期であれば、これらの学部・学科の過去問を解き、文章に慣れておくだけでもアドバンテージが得られますので、必要以上に恐れることなく、丁寧な読解を心がけてください。


日本史の傾向と対策

◆2020年度版◆
※2015年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
大問数は1題で、例題文とそれに関連する史料をもとに解答していくという形式です。確かな歴史的知識が必須であるのみならず、文章から筆者の考えを読み取り推測する国語力や時事問題も含めた様々な知識や教養を応用できる柔軟な思考力が求められる問題であるといえます。選択肢問題や文章を抜き出す問題があった一方で、150字の論述問題等もあり、語制限に応じた文章構成力も求められます。大局的にはどのようなことが起こっており、それは細かくみるとどういう事象から成っているのか、マクロ・ミクロの2視点を併せ持つ意識を持ちたいところです。
 TEAP利用型は2015年度から新たに始まった形式であり難易度も高いため、この入試を受けるためには相当入念な準備が必要です。まずは教科書を丁寧に学習し、どの時代も抜け漏れがないようにしましょう。論述問題は形式が独特であり、過去問も不足していますので、日本史の先生に出題・添削をお願いしてみるのも良いと思います。
 基軸となる例題文は、文庫や新書として読むことのできるものもあり日常の読書に取り入れうるものです。「受験勉強」と凝り固まることなく、普段から日本史に関係する文章を積極的に読んでみる、史料を地理的視点・統計的視点から読み直してみる、話題となっている現代の問題の背景にある歴史的な経緯を考えてみるなど、生活のあちこちに日本史を散りばめることが出来るようになれば、他の受験生に差をつけることが出来ると思います。

【一般選抜(学科別)】
 2020年度入試では、2015~2019年度と同じく古代~近・現代まで満遍なく、かつ時代の配分もバランス良く出題されました。分野としては政治や制度、文化に関わるものが多く出題されています。とりわけ学習が後手になりがちな文化史からも多く細かな出題がなされていることに注意しましょう。また小問数が多い上に、選択肢数も多いので、時間配分に注意することが必要です。さらにそれなりの分量をもった史料問題もあり、その点での集中力を切らさないようにがんばってください。問題用紙を開いた後、さっと全問題に目を通して時間配分を考え、解きやすい問題から解くようにすると良いでしょう。出題形式自体はどの学部の問題も似ているので、受験しない学部の過去問についても問題演習を重ね、時間配分を考えながら的確に解くことに慣れていきましょう。
 用語問題は教科書レベルのものも多くありますので、教科書を丁寧に学習しましょう。用語集も適宜用いて、特に人物名や作品名と出来事の関係を正確に押さえることが肝要です。2020年度においては、「平忠常の先祖はだれか」や『「除目」・「人権指令」を説明せよ』と言った単なる暗記ではなくより細かい知識と理解が求められる問題が出題されています。正答以外の選択肢がどのような事象を指しているのかも考えながら、根拠だてて演習を重ねることを意識しましょう。史料問題も出題されますが、史料の内容を知らないと解けない問題が多いので、日ごろから史料が出てきた時は史料集で確認しましょう。また、余裕があれば、地名を問う設問や文化史問題の対策として歴史地図や図説などに触れることで、単語の羅列では覚えられなかったことを具体的にイメージできるようにしていけるとよいでしょう。



世界史の傾向と対策

◆2020年度版◆
※2015年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 2015年度に始まったTEAP利用型は、毎年問題形式が少しずつ変わっていますが、資料を見たり、リード文を読んだりした上で、選択式問題および論述問題に答える形というのは踏襲されています。

【問題形式】
2020年度:1つの長めのリード文を読んで8問(単語・誤っている文を選ぶ記号選択式6問、120~350字の論述2問)の設問に答える
2019年度:1つの長めのリード文を読んで7問(単語・誤っている文を選ぶ記号選択式5問、120~350字の論述2問)の設問に答える
2018年度:1つの長めのリード文を読んで3問(単語・誤っている文を選ぶ記号選択式1問、250~300字の論述2問)の設問に答える

【リード文と論述内容】
2020年度:大航海時代のある歴史上の人物の評伝をもとに書かれたもの。論述では大航海時代のヨーロッパ人の動きとその背景について、また宣教師の活動についての一般的な受け止められ方の理由とそれについての解答者の意見を論じる必要がある。
2019年度:第一次世界大戦後の帝国再編や十四か条に代表されるヨーロッパからアメリカへの覇権の揺らぎに関するもの。論述では旧ハプスブルク領に対して国民国家体制を適用する問題点について、またリード文全体を概観し第一次大戦後のヨーロッパの覇権の揺らぎや立て直しについて論じる必要がある。
2018年度:第二次世界大戦後のヨーロッパ統合に関するもの。論述ではヨーロッパ統合を加速する要因・抑制する要因について、また第二次大戦後イギリスのヨーロッパ政策とEU脱退の決定について論じる必要がある。

 2017年度以降の論述問題では、2問のうち1問は指定語句があるため、それらを効果的に文章に盛り込むことが求められる。90分という時間で2つの論述を完成させるためには日ごろからの練習が必要です。

 論述対策としては、まず教科書の文章の書き方を覚えましょう。○○年に誰が、どうしたというだけでなく、どういう時代背景で、他の国ではどのようなことが起こっていて、どうしてそのことが起こったのかなど、詳しく書かれているはずです。そうした文章のつかみ方に慣れていきましょう。次に、実際にある用語に絞って自分で流れをつかんだ文章を作ってみましょう。最初は用語集や資料集を参照しつつ取り組み、書き終わったら必ず添削してもらってください。 2018年度、2019年度、2020年の問題を見る限りテーマ史(今回においては大航海時代)の対策が有用といえるでしょう。ただし、その対策の前に通史を一通り身につけておく必要があります。しかし、2020年度では解答者自らの意見も解答に盛り込む問題が出題されましたが、対策をしっかりしていれば難しい問題ではありません。こういった問題が出題された時も焦らずに分かる内容から論述していくようにしましょう。
 また、記号問題については決して難しい問題ではないので落とすことのないようにしましょう。

【一般選抜(学科別)】
 2020年度も例年通り大問4題の構成になっており、解答方法はすべて記号選択式で、解答時間は60分です。出題形式は、空欄補充問題・正誤問題を中心に、年代整序問題なども見られます。地図問題など資料問題もも多く出題されています。地域や年代はほぼ満遍なく出題されていますので、苦手地域・年代をつくらないような勉強が必要でしょう。なお、中国史や文化史は頻出分野ですので、苦手にならないようにしっかりと対策を行う必要があります。出題レベルは教科書レベルで平易なものが多いのでミスをしないことが必要です。
 対策としては、まずは教科書を中心に基礎~標準レベルの語句・人名・地名などを確実に押さえておきましょう。正誤問題・語句選択問題の難易度は高いため、日頃から歴史の流れや因果関係を意識しつつ緻密な知識を身につけていきましょう。地図問題に関しては、日頃から資料集の地図をみておくこと、年表問題に関しては、語呂など自分なりに年代を覚える工夫をしたり、年号について扱ったテキストを解いておくことをおすすめします。特に2019・2020年度は地図を提示し、地名がどこにあるのかを問う問題が見られたので、どこに何があるかだけでなく航路など地点間の関係も押さえておくと良いでしょう。
 そのうえで、問題演習に取り組みましょう。正誤問題に関しては、ただ選択するだけでなく、どの箇所が誤っているのか、正しくはどう直せるのかなどを考えながら解きましょう。志望学部の問題を解き終えたら、他学部の問題演習も同時に行い、出題形式に慣れておくことが必要でしょう。

地理の傾向と対策

◆2020年度版◆
※2015年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
  地理Bは2015年度から採用されたTEAP利用型でのみ受験が可能ですので、注意が必要です。
 2020年度は2019年度に引き続き大問3題の構成でした。小問が4~7問ずつあり、いずれの大問にも60~120字の論述問題があります。2020年度の出題テーマはアフリカの自然地理・北極圏について・東京都の地理についての3つです。出題内容は全体として教科書程度で、細かい知識が要求されることはありませんでした。 試験時間は2017年度までの60分から90分になりました。試験時間に対して問題量が多いので問題を素早く処理する能力を磨いておきましょう。
 90分の試験時間に対して論述問題は6問あるため、文章を短時間にまとめる練習をしておくことが求められます。対策としては、教科書を熟読し、関連する統計などを確認しながら、用語集や資料集、地図帳、サブノート形式の問題集などの補助教材も併用して知識の確認・定着を図りましょう。重要用語については50~100字で内容を整理していくと論述の練習にもなります。その上で、教科書の内容を定着させつつ、より理解を深められる教材(Z会出版の『はじめる地理要点&演習』など)を利用して、問題演習を通して知識を実戦的なものにしていくとよいでしょう。しかも毎年様々なジャンルの問題が出題されているため幅広い学習が必要となります。
 地形図に関する問題が頻出する傾向にあるため、地形図問題についても学習が必要です。教科書・資料集などに載っている地形や集落等の代表例について、読図や作業をし、内容を文章に表す練習を積んでおきましょう。「入試地理新地形図の読み方」(三省堂)などの練習帳を利用するのもおすすめです。

数学(文系)の傾向と対策

◆2020年度版◆
※2016年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

出題概要
  • 出題範囲が「数学I、数学II、数学A、数学B(数列・ベクトル)」。
  • 試験時間は、60分。(TEAP利用型は2018年度より90分。)
  • 出題形式はマーク式。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 大問3題からなる出題で、2020年度は第1問が小問集合で命題と論理に関する問題とデータの分析が出題され、第2問は場合の数に関する問題、第3問はベクトルが出題されました。
 難易度としては標準レベルですが、公式一辺倒では最後まで解けず、数学的思考力も要求されています。日頃の演習から、解法を暗記するだけでなくその解法を使う理由や別解を考えることで、このような問題にも対応できるようになるはずです。試験時間の増加に伴い以前よりは余裕がありますが、直前期には過去問(今年の問題)を使って時間配分を練習しておくことをおすすめします。

【一般選抜(学科別)】
 マーク形式の出題が多いですが、一部選択式の問題があります。記述式ではないとはいえ、試験時間は長くはないので十分な対策が必要です。また、じっくり考えなければならない問題も含まれています。まずは、基本的な問題をミスなく解くことが重要でしょう。そのうえで、やや難しい問題にも取り組んで1点でも多く稼ぐことを意識してみてください。力がつくと、おのずとスピードや正答率も上がってきます。
 基本問題に正確に解答するために、教科書や傍用問題集で基本的解法を習得しましょう。苦手分野を残さず、一通りの標準問題を解けるようにしてください。そのうえで、思考を必要とする問題の対策にも取り組んでみてください。整数や絶対値を絡めた問題もしばしば出題されており、また頻出分野の場合の数・確率は他分野との融合で出題されることも多く、公式を頭に入れるだけでは解ききることは難しいと思われます。入試本番に近いレベルの問題で演習を根気強く行い、復習を繰り返していくことが近道といえるでしょう。
 第3問には2014年度は光線の反射が出題され、2015年度には関数と集合の融合問題が出題されました。普段の演習ではあまり目にしない題材で、内容もきちんと自分の頭で考えないと解けないようなものになっています。積極的に様々な問題に取り組み苦手を残さないようにしておきましょう。


数学(理工学部)の傾向と対策

◆2020年度版◆
〔数I・数II・数III・数A・数B「数列・ベクトル」〕
※2015年度よりTEAP利用型入試が導入されました。それに伴い理工学部、総合人間科学部のA方式、B方式入試が廃止されています。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 大問4題からなる出題で、1題目と2題目が記述式、3題目と4題目がマーク式で試験時間は90分です。出題分野としてはさまざまな分野からバランス良く出題されています。
 問題のレベルとしては理系にとっては標準的なものがほとんどですから、標準レベルの問題集で満遍なく演習を重ねておくことが大切です。 ただし微積分では計算がやや煩雑になるので、計算練習を怠らず、速く正確に解けるようになっておきましょう。以前のA方式入試では、2013年度には微分係数の定義や積の微分公式の証明が、2014年度には偶関数、奇関数の基本的な性質の証明が出題されました。入試制度が変わった2015年度も、対数の定義やその基本的性質の証明を問う問題が出題さています。2016年度には無理数の基本的な性質の証明を問う問題が出題されています。2017年度の大問4は選択式とはいえ、直感だけで答えるのではなく、手を動かすことも必要です。2018年度の大問2、4は自分で図を描いてみないと状況が把握しづらいです。2019年度および2020年度は論証問題が目立ちました。いずれも数学を正しく理解していれば容易に解答できる問題であり、テクニック習得一辺倒の受験勉強に対する大学側のメッセージとも取れます。定義を確実に覚え定理・公式の証明まできちんと理解するという正統な数学の勉強をしてください。

【一般選抜(学科別)】
 大問4題で、標準的な問題が中心です。すべてマーク式の解答となっていますので、問題に示されている誘導をうまく捉えることが必要になります。 また、はじめのミスは最後までひきずることになるので、ケアレスミスをなくすよう心がけてください。 形式としては2014年度までのB方式入試の問題が参考になるでしょう。
 全範囲からまんべんなく出題されているので、全体的にバランスよく演習を重ね、苦手分野や基礎が曖昧な分野があれば、教科書や基本レベルの問題集で公式理解や基礎演習を行って、穴を無くす取り組みが重要になります。特に、基礎が未熟なうちからマーク形式の演習をしても実力はなかなかつきません。まずは記述式で基礎を固めたうえで、理工学部の過去問やセンター形式の問題集などを利用してマーク式に慣れておくといいでしょう。2015年度は集合の見慣れない問題や、少々複雑な空間図形の問題が出題されました。2016年度は特に大問4の「あ」で戸惑った人が多かったでしょう。2017年度は大問1、2、4において、問題文から分かったことを抽出して書き出す作業が必要です。2018年度の大問4では図形の形を正確にイメージする力とそれを数式に反映させる力が必要となりました。2019年度は論理に関する問題が出題され、解くのに時間がかかったかもしれません。2020年度はやや計算量の多い問題からなる出題でした。普段の演習から解法を覚えるだけでなく、手を動かしてじっくり考え、このような出題に対応できるような数学的思考力を養っておきましょう。


数学(看護学科)の傾向と対策

◆2020年度版◆
※2016年度よりTEAP利用型入試が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
出題概要
  • 出題範囲が「数学I、数学II、数学A、数学B(数列・ベクトル)」。
  • 試験時間は、60分。
  • 出題形式はマーク式

全体的な対策法
 数学(文系)のTEAP利用型入試と同じ問題のため、数学(文系)の欄をご覧ください。

【一般選抜(学科別)】
出題概要
  • 出題範囲が「数学I、数学II、数学A、数学B(数列・ベクトル)」。(2016年度までは、出題範囲が「数学I、数学A」であった。)
  • 試験時間は60分。
  • 出題形式はマーク式。

全体的な対策法
 2017年度以降、数学(文系)の入試と同じ問題のため、数学(文系)の欄をご覧ください。

物理の傾向と対策

◆2020年度版◆
 2015年度より学科別の一般入学試験方式に加えて、アカデミック英語能力判定試験(TEAP)利用型の入学試験制度(TEAP利用型入試)が導入されました。また、これに伴い、理工学部一般選抜のA方式・B方式がなくなりました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 2020年度は例年と同様に大問数は2題で、力学と電磁気からの出題でした。全問選択式の従来の一般選抜(学科別)と異なり全問記述式ですが、導出過程を求められる問題はありません。ほとんどは文字式を利用して計算する問題です。2016年度以降グラフの図示問題は出題されていませんでしたが、2020年度では電磁気分野で一問だけ出題されました。解答には使用する文字を指定している問題がほとんどなので、解答の際には注意が必要です。一般選抜(学科別)と同様に広い範囲にわたって万遍なく演習し、様々なタイプの問題にも挑戦していきましょう。
 分野としては、2020年度は二物体の衝突と静電場、2019年度は単振動と電気回路、2018年度は斜面上の運動と電磁誘導、2017年度は2物体の単振動とコンデンサー、2016年度はばねの運動(摩擦あり)とコイルが出題されています。TEAP利用型入試が始まって以来、すべて力学と電磁気から出題されていますので、この二分野は特に対策をしておく必要があります。解答形式は異なりますが、難易度が近い一般選抜(学科別)の過去問演習も有効でしょう。
 難易度は入試基本~標準レベルが中心です。見慣れない設定での出題もありますが、そのような問題もよく問題文を読んで状況を正確に把握すれば、あとは基本的な考え方を組み合わせることで解ける問題です。日頃の勉強でまずはしっかりと基礎を固めるのがよいでしょう。


【一般選抜(学科別)】
◆理工学部
 上智大の入試問題の特徴として、大問数が年度によって異なるようです。2020年度は3題構成で、力学、電磁気学、熱力学から出題されました。これは2019年度と同様の分野構成でしたが、2018年度は4題構成でした。解答形式は例年と同様、すべて記号選択の空所補充形式でマークシート方式です。
 難易度は入試基本~標準レベルが中心です。誘導に従いつつ問題の流れをつかむ練習として、出題形式が似ているセンター型の問題集などで演習を重ねるのも一策でしょう。空所補充形式は小問数が多い傾向にあるので、誘導にきちんと従って手早く解く練習も重要です。
 また、毎年大問構成が変化するとはいえ、主要4分野からの出題がほとんどです。過去問演習もきちんと取り入れてください。2018年度は主要4分野全てが出題されたので、さまざまな分野を満遍なく対策しておきましょう。
 対策として、教科書にある公式や法則をしっかりと身につけておき、問題のレベルを徐々に上げながら演習量を確保していくことが重要となります。小問数も比較的多いのでスピードを速める訓練も必要です。年によっては設定が複雑な問題も見受けられますが、基本的には見たことのある設定での出題などの典型的な問題が多いので、まずは基本~標準レベルの問題集を繰り返し解いて、そのレベルの問題は確実に解けるようにしておきましょう。物理現象を座標でイメージしていく問題や、グラフを選択する問題も出題されていることも鑑み、さまざまなタイプの問題にも挑戦していけるよう練習しておきましょう。


化学の傾向と対策

◆2020年度版◆
 2015年度より学科別の一般入学試験方式に加えて、アカデミック英語能力判定試験(TEAP)利用型の入学試験制度(TEAP利用型入試)が導入されました。また、これに伴い、理工学部一般選抜のA方式・B方式がなくなりました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 試験時間は理科2科目で90分、大問数は2019年度・2018年度・2015年度は4題、2016年度・2017年度・2020年度は3題でした。難易度としては基本~標準レベル、毎年でている有機分野からの出題の他に、理論分野から平衡や圧力についての出題が目立ちます。
 解答形式はほとんどがマーク式ですが、一部に記述式の問題もあります。記述式では、化学反応式や有機化合物の構造式、文章中の空欄に当てはまる語句を書かせる問題が出ています。また、2015年度は選択式の問題が多かったものの、2016年度以降は計算問題の割合がほとんどを占めています。計算結果の数値をそのままマークする形式で、有効数字も指定されているため、記述式の問題と大きな違いはなくなっています。
 時間は2科目で90分ですので、計算問題をスムーズに正確に解けるよう練習しておくことは重要です。日頃から自分の手を動かして計算をし、早く正確に計算する力をつけておきましょう。また、2017年度には正しい選択肢をすべて選ぶ形式の問題も出題されており、あやふやな知識では正解できませんので、日々の演習のなかで疑問点があれば、教科書や参考書を使ってわかるところまで戻って確認し、知識を定着させるようにしましょう。

【一般選抜(学科別)】
◆理工学部
 問題数は以前のB方式と同様、大問6題の出題です。化学平衡や物質の性質からの出題が目立つ傾向にあるものの、どの分野からもまんべんなく出題されています。2020年度は例年通り、(理論+無機):有機=4:2の割合で出題されました。
 難易度は基本~標準レベルでの出題がほとんどです。ただ、計算問題が多く、煩雑な計算も含まれます。解答は数値をそのままマークする形式であり、有効数字も指定されているため、計算ミスやマークミスは致命傷になりかねません。日頃から自分の手を動かして計算をし、速く正確な計算力をつけておきましょう。
 さらに、正答がない場合や正しいものをすべて選ぶなど解答が複数ある正誤問題も数問出題されており、あやふやな知識では混乱してしまいます。日々の演習のなかで、疑問点があればすぐに解消するようにしましょう。教科書や参考書で基礎を再確認すること、教科書傍用問題集で繰り返し演習をして知識を定着することを意識してください。また、2018年度には実験結果を示すグラフを選ぶ問題が出題されるなど、実験問題も出題されるので、実験の流れ、目的、考察に加えて実験器具の使い方も理解しておくことが重要です。


◆総合人間科学部看護学科
 看護学科は2011年度に新設されました。
 範囲は2017年度から「化学基礎・化学」となりました。このころから2019年度までは大問4題の構成でしたが、2020年度は大問3題の構成に変化し、問1・2が理論と無機、3が有機と全範囲からバランスよく出題されています。試験時間は60分、出題形式は全問マーク式です。ただ、選択問題よりは計算問題の方が多く、マークだからやりやすいということはあまりないです。ただ、硫化水素の性質について問う問題(2019)など、基本的な問題も目立つので、そういう問題を取りこぼさないようにすることが大切です。
 また、計算問題が多いため、日ごろから自分の手で計算するようにし、すばやく正確に解けるようにしておきましょう。


生物の傾向と対策

◆2020年度版◆
 2015年度入試より理工学部・一般入学試験のA方式・B方式がなくなり、学科別の一般入学試験方式に加えて、アカデミック英語能力判定試験(TEAP)利用型の入学試験制度(TEAP利用型入試)が導入されました。

【一般選抜(TEAP利用型)】
 出題範囲は「生物基礎・生物」です。大問数は3題で、マーク式と記述式の解答が両方含まれますが、ほとんどが記述式です。用語や正誤判断、論述のほか、計算、図作成、DNAの塩基配列を書く問題などもみられます。なお、2017年度以降の論述問題は、「簡潔に記せ」「説明せよ」など字数指定のない形式になっています。
 難易度はやや易~標準で、基本的知識を土台としたものが中心ですが、問題文を丁寧に読み解き、流れや指示によく注意して取り組む必要があります。高得点を狙う上では論述対策を避けて通れません。教科書の文章を参考にしながら知識事項を簡潔に記述したり、実験結果を踏まえた考察内容を簡潔にまとめる訓練をしておきましょう。

【一般選抜(学科別)】
◆理工学部
 出題範囲は「生物基礎・生物」。大問数は6題で、40問前後の小問が含まれます。解答は全てマーク式で、各分野の基礎知識を問う用語・正誤判断問題のほか、実験考察問題、計算問題などが出題されます。全て選択式ではありますが、選択問題や正誤判断問題では、正しいものを全て選ぶもの、「正しいものがない」という選択肢があるものなどがあり、正確な知識・理解に基づいた考察力が問われます。計算処理やグラフ読み取り能力も問われるので、教科書をくり返し通読して知識を整理するとともに、各分野の重要な図・グラフの読み取り、よく問われる計算方法などは、実際に問題演習を重ねて対応力をつけておきましょう。

◆総合人間科学部看護学科
 2017年度から出題範囲が「生物基礎・生物」に変更となりました(2016年度の出題範囲は「生物基礎」)。解答は全てマーク式です。大問数は5題で、30問前後の小問が含まれます。用語、正誤判断、図表やグラフの読み取り、数値計算などが出題され、各分野の基礎知識を問うものがほとんどですが、選択問題や正誤判断問題では、正しいものを全て選ぶもの、「正しいものがない」という選択肢があるものなどがあり、正確な知識・理解に基づいた考察力が問われます。各分野の重要な図・グラフ、よく問われる計算方法なども含めて知識を整理するとともに、記述式の問題集も活用し、実験考察、グラフ読み取り、計算などの対策も十分に積んでおきましょう。



・・・先輩の声

投稿募集中!対策法、利用した教材、受験した感想・問題の印象といった体験談や受験生へのアドバイスなど募集中です。“名前”の欄には、受験年度・学部・学科を記していただけたら幸いです。

  • TEAP受験の歴史・一部学科の学科試問など、上智大学はアクの強い出題が多めです。歴史オタクであるという自負があれば、逆にこういった出題も楽しんで解けるのではないでしょうか。ひるまずがんばってくださいね! -- 2015年度文学部史学科合格 (2017-10-10 23:21:43)
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先輩の声
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  • 小論文を60分で1400字書かなければならないので、早めの対策が必要です。私はZ会の小論文と、問題集を60分-1400字の比率で時間を決めて、解いていました。あとは、過去問を3年分解き、学校の先生に添削していただきました。 -- 2017年度・外国語学部・フランス語学科 (2016-09-22 22:59:24)
  • teap利用入試では、基準点を越せば複数学科への出願ができ、一般との併願もできるのでおすすめです!私はだめ元でteapを出願しましたが、複数学科に合格出来ました。 -- me (2017-04-07 19:31:53)
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このページの最終更新日時:2020/07/25 22:24:38
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