教科別学習法 地学

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地学の学習の基本

Z会では、以下の2通りの勉強方法をおすすめしています。

(1)学校で地学の授業を受けているのならば、教科書を一通り理解してから問題演習に取り組む、という方法。
 :時間がある場合や、苦手分野を作らないためには有効な方法です。教科書は何回も読んで、一通り理解すること。とくに、高3の夏休み終了前であれば、この方法がおすすめです。

(2)教科書・参考書を見ながらで構わないので、いきなり問題演習に取り組む方法。
 :わからないところがあれば、必ず調べましょう。ポイントを絞って学習できるので効率がよいやり方ではありますが、教科書の内容を満遍なく理解する(満点を狙う)には不向きな方法です。しかし、時間があまりない人(とくに高3の秋以降)にとっては有効です。

 以上、2つの方法を挙げましたが、できれば、(1)の方法に重点を置きながら学習するのがよいでしょう。

 勉強時間について、センター試験の地学基礎は「知識問題」重視なので、できるだけ毎日勉強することをおすすめします。10分や15分でもよいので、毎日地学の勉強をするようにしましょう。
 個別試験で地学を受験する人は、秋以降、志望大学の過去問を中心に、問題演習を始めるとよいでしょう。その際には、試験時間を意識して取り組みましょう。また、教科書傍用問題集(『センサー地学』(啓林館)など)がない場合には、(市販の適当な問題集がないため)記述式の模試を積極的に受験することも検討してください。


■おすすめ書籍

<センター試験・個別試験共通>
 必須教材として、教科書を1冊用意しましょう。啓林館、数研出版、実教出版のいずれかがあればよいでしょう。
 そして、現在取り組んでいる教科書傍用問題集とセンター試験の過去問を完璧にこなすことができればそれで本番には十分に対応できます。
 それだけで不安であれば、参考書を1冊用意しておくのもよいでしょう。参考書は1冊で十分です。たとえば、『ニューステージ 新地学図表』(浜島書店)や『ひとりで学べる地学』(清水書院)があります。
<センター試験>
 問題集が必要であれば、過去問集で十分です。上でも述べましたが、過去5年分を完璧にこなせるようならば実力は十分といえます。なお、『解決!センター 地学基礎』(Z会出版)は、問題集ではありませんが、テーマ別に要点を押さえつつ、過去問で知識の定着を確認するスタイルをとっており、参考書+問題集の性格をもちます。短期間で仕上げたい場合にはおすすめの教材です。
 過去問集だけで飽き足らない場合は、市販のセンター試験向け予想問題集を利用するのもよいでしょう。
<個別試験>
 教科書傍用問題集(『センサー地学』(啓林館)など)があれば、それを積極的に活用してください。個別試験対策に適当な問題集は市販されていないので、志望大学の過去問に取り組んだり、模試を積極的に受験したりして、演習量を確保しましょう。

【センターのみの場合】
※みなさんの利用していた参考書・問題集やおすすめの参考書・問題集を教えてください(+できればその使い方も)。
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【個別・センター両方の場合】
※みなさんの利用していた参考書・問題集やおすすめの参考書・問題集を教えてください(+できればその使い方も)。
  • 地学は、化学・生物と比較すると覚えるべき内容が少ないです。まずセンター対策は「きめるセンター地学」で基本を叩きこみ、過去問で演習。ここで大事なのは96年以前のセンター試験の問題です。地学Ⅱの範囲も含まれており個別対策にもなります。個別対策は東進ブックスの地学2冊を用いて全貌を確認したら東大・京大・阪大・九大等地学の問題が掲載されている赤本で徹底的に問題演習。もちろんセンター試験の過去問も役立ちます。地学を選択するなら社会は地理を選択するとよいです。地理の学習は地学の知識を深めるのに大いに役に立ちます。 -- 2011年九大理学部合格 (2012-09-02 00:52:53)
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地学の授業の取り組み方

+予習
予習

 教科書を軽く読んで、わかりにくそうな部分に印をつけておく程度でOKです。もちろん、時間に余裕があればしっかり予習をしておきましょう。図説などに目を通しておくのもよいです。

※みなさんのおすすめの方法、教えてください!
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+授業中
授業中

 予習をしっかりした人は、予習の段階で理解できていなかったところを中心に、よく聞きましょう。軽く予習をした程度、あるいは予習していない人は、とくに授業を真剣に聞き、自分にとってわかりにくかったところをチェックし、後で必ず確認しましょう。

※みなさんのおすすめの方法、教えてください!
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+復習
復習

 教科書と教科書レベルのやさしい参考書・問題集を使って進めましょう。復習に使える時間を考えて、できる範囲で取り組みましょう(時間がなければテスト前にまとめて復習してもかまいません)。わからないことはそのまま放置せず、参考書で調べる、誰かに質問に行くなどして、気づいたときに解決しておきましょう。

※みなさんのおすすめの方法、教えてください!
  • 教科書に載っている主要な図・グラフは自力で描けるようにする。とくに地質のあたりは、地層の重なり方など混乱しやすいので。 -- 菊池 (2009-06-13 21:26:39)
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+ノートの取り方
ノートの取り方

ノートの取り方についてはこちらをご覧ください。

分野・問題形式別学習法

+論述対策
論述対策

 地学の論述問題は多くの大学で、入試標準レベルばかりなので、まずは教科書内容をしっかりと身につけましょう。教科書を何度も読み、一通りの内容を確実に理解してください。さらに、市販の参考書で理解を深めておきましょう。
 教科書の内容の知識を定着させるには、教科書傍用問題集、もしくは解説の詳しい標準レベルの問題集を利用するとよいです。教科書や参考書、問題集を利用しながら、現象、重要語句などを、自分で説明できるようにしましょう。日頃から自分なりに様々な現象、重要語句をある程度の字数でノートなどにまとめておき、繰り返し復習していくと効果的です。できるかぎり第三者による添削を受けることが肝要です。その上で、復習するとさらに力がつきます。
 余裕があれば、受験予定の大学以外にも、旧帝大の過去問の論述問題を演習しておくことをお勧めします。この際も、やはり第三者による添削が肝要です。
 なお、東大、京大、東北大の個別試験では、論述の割合がかなり高いため、論述問題で差がつきます。しかも字数制限、行数制限がありますので、制限内で簡潔にまとめる力が求められています。日頃からの簡潔に記述する練習が大きく物を言います。

+計算問題対策
計算問題対策

 ほとんどの大学で教科書にでてくる公式・法則を用いて計算するオーソドックスな出題が主で、レベル的には易~標準の出題が多い傾向にあります。教科書傍用問題集や市販の標準的な問題集にでてくる計算問題を繰り返し演習して、考え方・解き方をマスターしておきましょう。
 また、計算過程を記述させる大学も多いので、演習する際は計算過程を書き残すように取り組んでいきましょう(計算ミス、ケアレスミスを防ぐためにも計算過程を書き残すことは得策です)。ケアレスミスの指摘、別な解き方やより効率的な解き方の指摘をもらえることもありますので、計算過程はできるかぎり第三者による添削を受けることをお勧めします(学校の先生にお願いしてみましょう)。その上で、復習するとさらに力がつきます。余裕があれば、受験する大学以外にも北大、九大などの旧帝大の過去問にある計算問題を演習しておくことをお勧めします。
 なお、京大の個別試験では、京大特有の、かなり複雑で、高度な計算問題が出題されることがあります。ただ、問題文中の誘導、但し書き、単位に注意して考えていくと、解決の糸口が見えてきます。そのような問題に慣れるためにも京大の過去問演習(過去5年分以上)でしっかりと対策しておきましょう。

+宇宙分野
宇宙分野

 まずは教科書で履修する基本的な事柄を身につけましょう。そして、身近におこる天体ショーなどを含めて現象の理解、教科書にでてくる用語、公式・法則の理解に努めましょう。
 この分野では、恒星の性質(距離、明るさ、恒星のエネルギーなど)、恒星の進化、銀河系と宇宙(ケプラーの法則やハッブルの法則など)の計算問題が頻出です。オーソドックスで、標準的な出題が多いので、考え方、公式・法則をマスターするように問題演習を重ねて、得点力をアップさせましょう。また、HR図、光度-温度のグラフも頻出です。図表の読み取り、考察力、描図力をつけておきましょう。
 なお、TVやNewtonなどのサイエンス誌の宇宙に関する最新ニュースにも関心をもち、知識理解、思考力を高めるように日ごろから努めていきましょう。

+気象・海洋分野
気象・海洋分野

 まずは教科書で履修する基本的な事柄を身につけましょう。この分野の身近な現象(風の吹く原理、海水の運動、天気の移り変わりなど)を含めて現象、原理の理解に努めましょう。
 この分野は、覚えることばかりではなく、大気の構造(大気の厚さ、気圧と高さなど)、地球の熱収支、大気中の水(湿度、凝結高度、フェーン現象など)ではグラフ読解力、計算力が試される問題が頻出です。ただ、考え方、公式を理解すると解ける標準的、パターン的な問題が主なので、問題演習を重ねて対策しておきましょう。
 なお、エル・ニーニョ現象、温暖化などの地球環境とも関わりの深い分野なので、環境全般に関するTVや新聞の最新ニュース、時事ニュースにも関心をもち、洞察力・思考力を高めるように日ごろから努めていきましょう。

+固体地球分野
固体地球分野

 固体地球分野で扱われる内容には、明確な相互関係があります。たとえば、教科書の上ではプレートの運動、火山、地震はそれぞれ別の単元として扱われますが、これらは常に関係しながらそれぞれの事象を起こします。まずはこの事をしっかり頭に入れた上で教科書内容の理解に努めましょう。
<受験までにやっておくべき事>
  • 教科書に載っている図表・グラフをみて、それぞれ何を表している図表なのか説明できるようになりましょう。図表を自分で描くとなお良いです。
  • アイソスタシー、地震波の伝わり方などの計算問題が多いので、用いる式の意味・理屈まで理解するように、教科書傍用問題集や市販の問題集で演習を繰り返しましょう。
  • 可能であれば、先生の立会いのもと、実際に偏光顕微鏡による岩石薄片の観察を行ってみるとよいでしょう。

+地質・地史分野
地質・地史分野

 地質分野で得点差がつきやすい問題は、地質調査に関する出題です。授業で地質調査を実際に行う学校はほとんどないと思われますので、教科書や参考書を用いて、クリノメーターの使い方、地質図の作り方・読み取り方などの調査方法の手順やそれを行う意味をじっくり考えながら問題に取り組みましょう。地質図、地質断面図はノートに実際に描くことをお勧めします。描いたあとは、できる限り先生にチェックしてもらいましょう。
 また、地史分野は、覚えることが主ですので、自分で年表を作ることをお勧めします。生物の繁栄の歴史に限らず、地球ができてから現在までの流れを、時間スケールを意識しながら、特徴的な事柄、事象をまとめていきましょう。なお、地形に関する出題もあります。地理を履修している人は、教科をこえて様々な地形に関する理解を深めておくこともお勧めします。


ケース別地学の学習の進め方(受験生)

+地学が苦手の場合
地学が苦手の場合

~高3夏
地学の知識を固めることが重要です。教科書や参考書を見ながらセンター試験の過去問を解いて弱点を探したり、図説に目を通して視覚的に理解したりするとよいでしょう。思考問題は慣れが必要なので、解けない問題は何度も復習し、思考問題攻略のパターンを身につけましょう。また、公式については、導出される過程も理解するよう心がけましょう。

夏休み
「教科書に線をひいただけで覚えたつもりになっていないか?」「ノートをとったきり、開いていないのではないか?」など、勉強方法を振り返り、これまでやってきたことを一から整理し直しましょう。

秋~11月
備忘録的な「地学ノート」をつくり、学習内容を記録していくとよいです。書き込んでいく過程で教科書や参考書をじっくり読む機会が増え、正確な知識が身につくとともに、一番役に立つ参考書が手元に残ります。

+地学が得意の場合
地学が得意の場合

~高3夏
地学の知識に漏れがないかどうか、教科書・参考書で確認しましょう。センター試験の過去問に取り組んだり,地学関連の記事・ニュースに目を通したりして、知識問題対策を図るのもよいでしょう。また、地学の教科書で地学現象の因果関係を学んだり、個別試験の過去問や過去に受けた模試の思考問題を集めて自分なりにまとめたりしておくのもよいです。

夏休み
地学では、フィールドワークが大切です。気分転換も兼ねて山に入ってみたり、空を眺めてみたりするのもよいでしょう。地質・地史の問題に役立つ事項など、意外な発見があるかもしれません。

秋~11月
地学は知っているか知らないかで得点が大きく開くため、多くの問題に接しておきたいものです。とくに、地質図・天気図などの典型的な図やグラフは、自分で書いてみるとよいです。

+センター対策として
センター対策として

~高3夏休み
教科書の熟読は不可欠です。1章分くらいの範囲をじっくり読んで、関連する内容をつなげながら、整理していきましょう。そして、じっくり問題集に取り組み、知識を身につけましょう。

秋~
過去問演習を通じて必要な知識が身についているかどうかや、出題の形式や傾向を確認しましょう。似たような問題が出される可能性も高いので、5年分くらいは完璧に解いておきたいものです。
ただし、2014年度以前は旧課程の地学Ⅰでの試験ですので、新課程地学基礎では範囲外になる問題も含まれています。時間配分を考えて演習を行うのであれば、予想問題集などを用いた方がよいでしょう。

+個別試験対策として
個別試験対策として

~高3夏休み
教科書の熟読は不可欠です。1章分くらいの範囲をじっくり読んで、関連する内容をつなげながら、整理していきましょう。そして、教科書傍用問題集にじっくり取り組み、知識を身につけましょう。

秋~
志望大学の過去問は良い問題集代わりとなります。まずは一通り解いてみて、出題の形式や傾向を確認しましょう。解説は参考書としても活用できますので、十分に読み込んでください。また、模試の復習は必ず行いましょう。論述問題も、確かな知識が大前提です。知識の穴があれば、教科書などで確認しておきましょう。

地学の学習Q&A

+参考書って必要ですか? 教科書があれば十分ではないですか?
参考書って必要ですか? 教科書があれば十分ではないですか?

 できれば持っておいた方がよいです。『ニューステージ 新地学図表』(浜島書店)は,必携といっても過言ではないでしょう。

+過去問は何年分やればよいですか?
過去問は何年分やればよいですか?

 5年分くらいが目安となります。
ただし、2014年度以前は旧課程での試験ですので、新課程の履修範囲をすべて含んでいるわけではないことに注意しましょう。また、センター試験の場合は、旧課程の地学Ⅰは新課程の地学基礎では範囲外になる問題も含まれているため、時間配分を考えて演習を行うのであれば、予想問題集などを用いた方がよいでしょう。


+センター・私立大・国公立大のすべてで必要な場合、どこに照準を合わせて勉強したらよいですか? センター対策はいつ頃から始めればよいですか?
センター・私立大・国公立大のすべてで必要な場合、どこに照準を合わせて勉強したらよいですか? センター対策はいつ頃から始めればよいですか?

 国公立に照準を合わせましょう。応用力(思考力・論述力・計算力)をアップさせるのは時間がかかるので、教科書の全範囲が終わったら演習を中心に学習を進めましょう。ただし、センターの正誤問題や私大の細かい知識問題に対応するには、ある程度慣れが必要なので、センターの過去問・予想問題集,志望大(私立大)の過去問などで問題演習をするようにしましょう。

+理科の勉強は毎日やった方がいいですか?
理科の勉強は毎日やった方がいいですか?

 理科は、英語・数学などの主要科目に比べて入試での配点は総じて低く、理科ばかりを勉強することは得策ではありません。主要教科の対策をおろそかにしないよう注意しましょう。
 理科を勉強するのは、週に1日か2日で大丈夫ですが、勉強する日は、1日あたり2時間以上(分量でいえば、たとえば入試1回分程度以上)は勉強するようにしましょう。
 ただし、受験学年では少し方針を変えた方がよいです。たとえば、化学、生物、地学では、知識問題対策として、毎日10~15分ずつでも事項の暗記に努めたいところです。そうすることで、過去問演習などが効率的にでき、入試対策をはるかに有利に進めることができます(化学、生物、地学の入試問題では、知識問題も出題されますし、考察問題を解くには確かな知識が前提になります)。
 また、志望大学の入試での理科の配点がどれくらいかによっても理科の勉強の優先度が変わってきますので、自分の得意・不得意も考慮し、計画的に対策を行いましょう。

+模試で点数がとれません…。
模試で点数がとれません…。

 難しく見える応用問題も、1つ1つ基本項目にばらしていけばたいしたことはなく、模試の問題が解けないのは、基本的な部分が曖昧であることに原因があると考えられます。
 まず、模試の答案をしっかり見て、どこがどのように間違っているのか、どこは理解できているのかを確認したうえで、もう一度解答し直しましょう。わからないことは手持ちの参考書や教科書を使って調べ、理解しておくことが大切です。
 そして、学校で使っている問題集などで類題を解き、同じ範囲から違う問題が出されても対応できるかどうかを確認しておきましょう。

+理科の完成度が不十分ですが、大丈夫ですか?
理科の完成度が不十分ですが、大丈夫ですか?

 理科が仕上がるのは入試直前の人がほとんどなので、夏の段階では心配しなくて大丈夫です。教科書レベルの基礎・基本の問題を十分にこなして、理解度アップにつなげ、焦らず、じっくり取り組むことが大切です。

学習計画表

学習指導要領

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このページの最終更新日時:2017/02/23 15:19:03
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最終更新:2017年02月23日 15:19