教科別学習法 地理

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地理の学習の基本

 地理は統計表・グラフ・地図などを利用した統計資料問題が中心になり、統計資料問題では、地理的知識を基礎にして資料読解力を用いて解く「地理的な考え方」が要求されますが、最低限の基礎知識を身につけておくことが必要です。したがって、まずは、地図帳・統計資料・用語集を併用して、教科書の内容を一通り理解しましょう。統計は、キーとなる産物や製品・資源などの生産・輸出の上位国・規模を頭に入れ、地形図は典型的な地形を読み取れるように慣れておくことが大切です。そして、それとともに、問題演習を通じて、地図・統計などの読み取り方を習得していきましょう。
 また、入試で頻出の地域・分野、など、特定の地域・分野に注力して学習を行うのではなく、全範囲を満遍なく学習するようにしましょう。

■お勧め書籍

地理の授業の取り組み方

予習
 予習の段階で教科書を読んでおくことは望ましいのですが、必ずしも予習の必要はありません。
授業中
 その代わり、授業中は板書を写すだけではなく、「ここが大事!」と先生が言った箇所は、マーカーで印をつけておきましょう。
復習
 自宅で復習を行う時に、教科書や参考書、資料集を用意して、マーカーの部分をきちんとまとめるようにしてください。
ノートの取り方
 ノートの取り方についてはこちらをご覧ください。

★授業への取り組み方(予習・復習・授業中)に関して、みなさんのおすすめの方法、お教えください。
  • 予習という形で取り組むことはあまりありませんでしたが、新しい単元に進む前には、資料集や地図帳でその単元に関する具体的なイメージを図や表からつかむようにしていました。地理という科目は、単なる地理用語の暗記よりもその土地の特色を天気や気候などの風土の面、民族や言語などの文化の面、などから理論的に考えていくことが大切なので、具体的なイメージを持っていることが大切です。 -- 2009年度京大農合格 (2010-02-22 17:06:44)
  • 授業は、ノートをとることに終始するのではなく、先生の説明を集中して聞くようにしましょう。無機質な教科書とは違い、授業の流れの中では重要用語同士の因果関係などについてより深く知ることができます。ノートの取り方も、ただ項目を並べるのではなく、用語同士の結びつきや先生の言った一言なども添えておくと、あとで思い出しやすくなります。地理においては、「どうしてその土地ではその作物が栽培されているのか、その文化が発展したのか」などを、気候や宗教などの面から理論的に分析することが、暗記の効率を高めてくれます。先生は、具体例なども用いて説明してくださるので、実戦的な暗記ができます。 -- 2009年度京大農合格 (2010-02-22 17:16:53)
  • 復習について。ノートを見返す際には、必ず地図帳と資料集も手元に置くようにして、具体的な数字や表などと見比べるようにすると、イメージしやすくなります。地図帳の方には、小麦で第3位など、実際に書き込むようにすると、テスト前に地図帳を見返すだけでも、十分な対策になります。 -- 2009年度京大農合格 (2010-02-22 17:21:28)
  • プリントや問題集を予習のためにうめておく -- ゆうかっ)^o^( (2011-07-23 17:25:41)
  • 時差の求め方が分からないです -- 名無しさん (2011-09-21 15:37:56)
  • 先生の話を覚えて,ノートにまとめると良い. -- 篁 (2019-03-03 10:51:07)
  • 地図帳を手元に置き、授業で出てきた国や地域を何度でも確認する。必要なら色ペンで書き込んでもよし。最終的に地図帳が主要な緯経線含めて捉えられるようになると勝ち。そして地理は何より系統地理が基本なので、各分野ごとに何を押さえておくべきなのか(たとえば、日本なら「地域性」と「流れ」のように)意識して学習する。典型問題で取りこぼさないこと! -- はくたか683 (2019-03-12 13:20:42)
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地理の学習Q&A

日々の学習に関して

+地理が苦手です。どう勉強したらよいですか?
地理が苦手です。どう勉強したらよいですか?

 なかなか難しいことではありますが、まずは地理に興味を持つよう心がけていきましょう。
 教科書・資料集などで、興味のある部分から、掲載されている模式図・絵・写真などに注意して、視覚的に理解することをおすすめします。地名については地図帳によく目を通し、位置関係が徐々に把握できるようにしていきましょう。

+学校のテストではそこそこの点がとれるのですが,模試でよい点がとれません。どうすればよい点がとれるようになりますか?
学校のテストではそこそこの点がとれるのですが,模試でよい点がとれません。どうすればよい点がとれるようになりますか?

 範囲が決まっている問題では点がとれるが、決まっていないと点がとれない…というのは、前に勉強した範囲の内容を忘れてしまっているからだと思われます。地歴公民はやらなければ忘れてしまうので、既習範囲であっても繰り返し学習することが大事です。その際は、一問一答集などを活用するとよいでしょう。一日に何時間も勉強する必要はないので、ちょっとあいた時間(5分でも10分でも)に既習範囲を見直す、というのを定期的に繰り返すとよいと思います。何度やっても忘れる言葉にはチェックを入れておき、試験前に見直すようにするというのも一つの手です。

学習計画に関して

+未習の場合・独学の場合のスケジュール
未習の場合・独学の場合のスケジュール

 受験生の夏休みまでは実力を養成する期間と考え、基礎を一通り終わらせることに努めましょう。
 そして、秋以降に実戦演習(応用問題)に取り組み、実力を向上させていきましょう。
 もし今が受験生の夏以降であれば、できるだけ早く一通り終わらせるとともに、並行して易しめの問題集などで知識の定着をはかっていきましょう。

+地理はセンターのみで利用する場合のスケジュール
地理はセンターのみで利用する場合のスケジュール

 高3の夏休みまでに教科書などで、地理の基礎知識を押さえ、秋以降はセンター試験の過去問題・予想問題などで問題形式に慣れるようにしましょう。

+センターでしか地理を使わないのですが,どの程度覚えたらよいですか?
センターでしか地理を使わないのですが,どの程度覚えたらよいですか?

 教科書で太字になっている用語・事項については、その意味も含めて覚えておきましょう。センター試験ではさまざまな図表を扱う問題が多いので、統計集に掲載されている主要統計の上位国・地域は押さえておくとよいでしょう。直前期には、センター形式の問題集などに取り組むとよいでしょう。

+過去問は何年分やればよいですか?いつ頃から手をつければよいですか?
過去問は何年分やればよいですか?いつ頃から手をつければよいですか?

過去問活用法 をご覧ください。

分野別の学習法

+自然地理(地形/気候)
自然地理(地形/気候)

  • 地形の分野は、何によってどのような地形がつくられるのか、ということを論理的に押さえ、関連事項を整理しておくことが大切です。たとえば、リアス式海岸であれば、「谷が地盤の沈降や海面の上昇によって沈水し、それが連なることでつくられる」といった生成過程を押さえましょう。そして、関連事項として、複雑に入り組んでいることから、波が低く、港として発展するといった点や、日本では三陸海岸や若狭湾が有名、といった具体例も押さえると良いでしょう。
    資料集に掲載されている、主な地形の写真・絵に目を通し、典型例が見られる地域を地図帳でも確認しておきましょう。
  • 気候の分野は、ケッペンの気候区分を押さえることが大切です。気候区の分布・特色を理解し、地図を見ながら、風や海流、山脈、北半球・南半球といった点にも注意して学習しましょう。気候区ごとに、雨温図・ハイサーグラフの特徴もマスターしておきましょう。
    また、気候の分野の学習が農業等の分野の学習にもつながりますので、各地域のおおまかな特色をつかむことを意識してください。地誌の学習の際にも、気候区分を再度確認しながら学習すると理解が深まると思います。

+人文地理
人文地理

  • 人文地理の分野は、産業・都市・人口・民族等、学習する範囲は広いですが、一度理解しておけば定着しやすい分野ですので、焦ることなくコツコツと学習しましょう。
  • 産業(農林水産業/鉱工業)の分野では、分布と自然条件・社会条件の関連をまとめておくとよいでしょう。また、主な農林水産物・鉱産資源・工業製品の生産量上位国、輸出量・輸入量上位国を確認しておきましょう。
  • 都市・人口の分野は、当該都市の果たしてきた役割等を、時代による変遷も踏まえながら押さえると学習しやすいと思います。都市の機能等について考察する問題では、人口の変遷等の資料を読み取ることも多いですので、教科書等に掲載されている典型的なものについては確実に理解しておきましょう。人口ピラミッドや三角グラフなど、頻出の図表の読み方は、マスターしてください。
  • 民族(言語・文化)の分野は、世界史を履修しているのであれば、世界史の知識と関連付けると良いでしょう。地理のみの学習であったとしても、地誌分野で学習する各国の知識を体系的に整理したものととらえ、リンクさせると良いと思います。

+世界地誌
世界地誌

  • 世界地誌の学習は量が多いですので、できるだけ早期から学習を行うように心がけましょう。覚えなくてはならない知識の程度・内容が分からない場合も多いと思いますが、基本的には教科書や参考書の強調部分をしっかりと押さえ、問題演習時に必要だった知識を補完すると良いでしょう。
  • 学習を行う際は、統計資料や地図帳等の確認をしっかりと行い、系統地理の学習と関連付けることで記憶の定着を図りましょう。地図帳で位置関係等も把握し、気候や土壌、都市の性格等といった点もあわせておさえておくと良いでしょう。
    地域ごと、あるいは主な国について、農業・鉱工業などの分布を、地図を利用して理解しましょう。白地図にまとめるのも有効です。自然環境・民族・地域機構などについても整理しておきたいところです。
  • 地誌の知識確認を行いたい場合は、『一目でわかる地理ハンドブック』(東進ブックス)のような、地域ごとの地図に重要な都市や地形などが記載されている参考書をお使いになるのも良いでしょう。この地図を読む作業をくり返していけば、必要な知識を身につけることができます。

+日本地理
日本地理

  • 日本地理の学習においては、地域ごとの特色を押さえておくことが肝要です。日本地理の問題では統計や地図、地形図等を用いた問題が頻出ですので、地域の特色を踏まえて解答すると良いでしょう。特に主要な工業地帯や農作物の栽培地域等については地図帳・資料集で確認しておくようにしましょう。余裕があれば、『日本国勢図会』(矢野恒太記念会)に目を通してください。
    日本地理の学習には、中学時代の地理の教科書・参考書も役に立つでしょう。
  • 大学にもよりますが、入試での日本地理の問題は、概して細かい知識を問うものではなく、普段の学習の際には見慣れない資料をしっかりと読み取り、思考する力が求められている問題である場合が多いと考えられます。たとえば、日本地理を題材に、農業や都市等の分野について問う問題が挙げられます。分野の枠を超えて考えることが大切ですので、志望する大学の過去問をよく研究しておきましょう。


資料問題について

+地形図対策
地形図対策

  • 地形図問題は大学によって出題頻度が大きく異なる分野の1つといえます。もっとも、出題された場合には点差がつくことが予想されますので、あまり出題されない大学を志望する場合であっても、基本的な読み取り方は必ずマスターしておきましょう。
  • 地形図の学習を行う際は、まず地図記号や等高線の知識をインプットすることが大切です。主だった地図記号を覚えるとともに、計曲線や主曲線といった等高線の種類をマスターするようにしてください。
    そして教科書・地図帳などに掲載されている、主な村落・都市・地形が示されている地形図に数多く目を通し、土地区画の形状・土地利用の状況の特色を理解する、等高線の種類から縮尺を判別する、等高線の形状からどのような地形であるか思い浮かべる(地形断面図や鳥瞰図作成の対策に役立つ)、などの訓練を行いましょう。
  • 地形図の読み取りの際は、土地利用や集落等に着目することが肝要です。たとえば、地図記号で畑を読み取れたときは、一般的にはその箇所は扇状地などの乏水地です。また、集落は主に、扇状地では扇端の湧水に、河岸段丘では段丘崖の下に、氾濫原では自然堤防上に形成されます。加えて、地名から集落の地形的特色などを読み取ることもできます。地形図を見るたびに具体的に考えてみると良いでしょう。

+統計資料対策
統計資料対策

  • 基本的な統計の問題については、重要な資源・農産物などに関する統計に関し、上位3~5カ国程度を押さえておくことで対処できます。その際には、通常の勉強で学んだこととリンクさせましょう。順位だけでなく、割合や総量、経年変化、生産量・貿易量の上位国・地域の共通点なども関連させて押さえておくとよいでしょう。
    たとえば、2010年8月のUSDA(アメリカ合衆国農務省)発表の統計によれば、米の生産量の上位3カ国は中国・インド・インドネシアとなっています。このような米の生産統計を見たときに、米の生産の特徴と結びつけることが大切です。主にモンスーンアジアで栽培され、大半が地域内で消費される自給的な性格を持つ米は、人口の多い国で生産されているということが分かると思います。
  • 既存の知識を前提に未知の統計を読み取る力を試す問題については、日頃の学習を活かして、地域の特色等も踏まえながら解くようにしましょう。前述のように関連付けを行っていれば、未知の統計であっても十分対処可能だと思います。
  • 統計資料の主な着眼ポイントは次の通りです。
        *その資料の鍵となる国や項目をいち早く見つけること。
        *数値の大小や増減に着目すること。


+統計資料はどの程度覚えたらよいですか?
統計資料はどの程度覚えたらよいですか?

 統計集に掲載されている統計の上位国・地域は押さえておきましょう。順位だけでなく、割合や総量、経年変化、生産量・貿易量の上位国・地域の共通点なども関連させて押さえておくとよいでしょう。

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正誤問題について

+正誤文の問題が苦手です。どうすれば得意になりますか?
正誤文の問題が苦手です。どうすれば得意になりますか?

 細かい部分まで正確に覚えていないと正解できないので、用語を単に暗記するだけではなく、用語の意味などもしっかり覚えるようにする、というのが前提です。
 また、選択肢のどこを見ればよいのか、というコツは、問題演習をしていくうちにカンが養われるので、できるだけ多くの問題にあたっていきましょう。その際、「何となくこれ?」と答えを選ぶのではなく、誤りの選択肢のどこが違っているのか指摘して、自分で正しい語句に訂正する、という方法で学習していくと、力がつきます。

+センター試験の正誤問題が苦手だが、どう対策すればよいか。
センター試験の正誤問題が苦手だが、どう対策すればよいか。

 センター試験で頻出の正誤問題は、私大の個別試験でもよく出題されます。正誤問題は、単なる用語の暗記では太刀打ちできません。 各事象の内容、背景、因果関係なども正確に覚えておくことが大切です。教科書の本文などを丁寧に読んでおくことが、実はとても有効です。
 そして、実際に問題を解く時のコツですが、各選択肢について、
 *掲げられているテーマと矛盾していないか(時代・内容など)を確認する。
 *文章をある程度のまとまりで区切り、それぞれに間違いがないか(定義・因果関係・用語など)を1つずつ確認する。
ようにすると、見落としが少なくなります。選択肢をざっと見て、まず明らかに不適切なものを消去した後で、1つ1つ丁寧に見ていくと より効果的です。試してみてください。


★正誤問題の対策に関して、対策法や利用した書籍・おすすめ書籍、受験生へのアドバイスなど、お教えください。
  • センター対策に関して言えば、お勧めなのはやはり過去問で、『センター試験過去問レビュー』(河合出版)です。また、地理はデータが古すぎるとあまり対策にならない場合があるので、10年分を目安に解いたら、予想問に取り組むのも良いと思います。お勧めは、『マーク式問題集』(河合出版)で、予想問の中では一番過去問のレベルに近いと思います。 -- 2009年度京大農合格 (2010-02-22 17:25:39)
  • 過去問 -- ゆうかっ)^o^( (2011-07-23 17:27:46)
  • 一問一答だと思う. -- 篁 (2019-03-10 17:05:05)
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論述問題について

+論述問題対策
論述問題対策

  • 論述問題を解く際は、前提となる基本的な知識が必要不可欠です。論述問題が中心の大学であっても、教科書やZ会の教材、参考書等を利用して、知識面をおろそかにしないようにしましょう。
  • 論述問題では、設問で問われていることをきちんと把握した上で、地理の基礎事項を踏まえて論述すると良い答案となります。たとえば、ある地域についての農業の特徴に関する問題を解く場合、その地域の気候・土壌などを踏まえて論述する、というやり方です。
    指定語句がある場合は、必要に応じて、その語句を修飾したり、対比したりする形で、設問の要求を満たすようにしましょう。
  • 地理の論述問題では、地図や統計図表などの資料が提示されることが多いです。資料を的確に読み取り、読み取った内容を、設問の要求を満たすように、解答内で表現するように心がけましょう。
  • 論述問題では字数指定があることが通常ですので、自宅で演習する際も短時間で制限字数の枠内で書けるように練習を行いましょう。書く内容を簡単なフローチャート等にして答案構成を行うのも有益です。

+論述問題で知らない語句が指定語句として出たらどうするのがよいか。
論述問題で知らない語句が指定語句として出たらどうするのがよいか。

 指定語句は出題者が意図する論述(解答)の方向性を示す場合が多く、すべて使用することがもちろん理想ですから、「ちょっと自信がない」程度の語句でしたら、 なるべく使用したほうがよいでしょう。ただし、どうしてもわからなければ、その語句は使用しないほうが無難です。指定語句は正しく使用されて初めて点を与えられるはずです。 誤っているとわかっていて、強引にメチャクチャな使い方をしても、減点の対象になるだけです。また、場合によっては論述全体が誤っているように見られてしまうでしょう。 間違っていると確信しながら使用することはお勧めできません。
 ただし、少しでもわかる部分があるのなら、わかる範囲で使用しておきましょう。
 また、指定語句を全部使っていないときの得点については、各大学の採点の基準が公開されていないので、明言することはできませんが、1つ使用しない程度なら減点になるだけかと思われます。書かなければ0点は確実ですが、書けば部分点をもらえる可能性があるのですから、わかる範囲で頑張って書くようにしましょう。



★論述問題の対策に関して、対策法や利用した書籍・おすすめ書籍、受験生へのアドバイスなど、お教えください。
  • すぐに調べる -- ゆうかっ)^o^( (2011-07-23 17:29:10)
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記述問題について

+漢字の表記がわからない時はひらがなでもよいか。
漢字の表記がわからない時はひらがなでもよいか。

 漢字の表記に関しては、どうしてもわからない場合はひらがなで書いてもやむを得ないでしょう。ただ、特に人名・地名や固有の学術的用語の場合は、減点される場合も多いので、できるだけ漢字で正確に書けるように、日頃から意識して学習を進めておいてくださいね。

+機関名・国名などの略称を使用してもよいのか。
機関名・国名などの略称を使用してもよいのか。

 設問で特に指定がなければ、例えば「北大西洋条約機構」と書いても「NATO」と書いても、いずれも正解となるはずです。 ただし、問題によっては「漢字で記せ」あるいは「アルファベットの略称で記せ」というように、解答方法を指定してくる場合があります。 ですから、日本語名称も略称も正しく覚えておくのが望ましいでしょう。
 また、略称があまり一般的でない場合は、日本語名称を覚えておいたほうが無難です。
 国名の場合は、例えば論述問題以外で「イギリス」を「英」と書いたりするのは、なるべく避けたほうがよいでしょう。 論述問題の場合も、できれば漢字の略称は避けたほうが無難ですが、「英・米」など、複数の国名を並べる場合は問題ないと思います。 ただ、こちらもあまり一般的でない略称は避けたほうがよいでしょう。

+解答の表記の違いはどこまでが許容範囲か。
解答の表記の違いはどこまでが許容範囲か。

 地理の解答の表記についてですが、基本的に、教科書や地図帳などによって表記が異なっている場合、掲載されているものならどれを書いても間違いではありません。というのも、人名・地名などのカタカナ表記は、本来、固有の音をもった外国語を日本の音・文字に置き換えている(原語→英単語→カタカナの過程を経ているものも多くあります)ため、同じ語句であっても資料により表記が異なることがあるからです。
 ただし、カタカナの順を間違えていたり(例えばアコソンボダムAkosombo Damがアソコンボダムとなっている場合)などは明らかな間違いですから、減点や間違いになる可能性がありますので注意してください。


★記述問題の対策に関して、対策法や利用した書籍・おすすめ書籍、受験生へのアドバイスなど、お教えください。
  • 略したりして減点されてもなにも言えない -- ゆうかっ)^o^( (2011-07-23 17:31:25)
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地理Aと地理B

+地理Aと地理Bはどう違いますか?
地理Aと地理Bはどう違いますか?

 地理Aと地理Bの違いとしては、下記のように挙げられます。

地理A:生活・文化と自然環境に着目した諸地域の地誌学習の比重が大きい科目。また、環境問題など現代の地球的課題についても詳しく学習する。
地理B:自然地理(気候・地形など)・人文地理(産業,人口,都市など)に大別される分野別の系統地理と、諸地域の地誌を柱に、事例学習も扱いながら学習する。

+学校では地理Aしかやっていないのですが,試験では地理Bで受験します。どう対応したらよいですか?
学校では地理Aしかやっていないのですが,試験では地理Bで受験します。どう対応したらよいですか?

 地理A履修者の地理B勉強法としては、これまで学習した内容(地誌)を、統計資料も活用しながら、気候・地形・産業・人口・都市…などの分野別にまとめ、各分野の特徴を世界的につかむ訓練をしていきましょう。

+入試ではどちらが有利ですか?
入試ではどちらが有利ですか?

 センター試験においては難易度の点でA・Bに有利・不利はありません。例年、Bの方がAより平均点は高くなっていますが、平均点=難易度ではないことをおさえておきましょう(それぞれの受験者の数やプロフィール(文理志望者の比率など)が異なるため比較できない)。
 所定の授業数はAはBの半分であるため、学習の分量はA<Bとなります。教科書での扱い方など異なるように見えますが、内容的にAの多くはBに含まれます。なお、センター試験では、大問1題のうちの小問数問分が共通問題になっています。
 センター試験の出題形式・大問数・小問数はA・Bほぼ同じです。
 Bに比べ、Aの参考書・問題集の種類は少ないです。この点では、BがAより有利といえるでしょう。
 なお、地理Bでの受験しか認めていない大学・学部も多く見られますので、志望大学の指定科目をしっかりとチェックしておきましょう。

学習計画表

関連書籍


このページの最終更新日時:2019/03/12 13:20:42
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最終更新:2019年03月12日 13:20