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目次

大学受験にかかるお金

大学受験をするには、入学検定料(受験料)が必要である。受験回数がかさむと、受験するだけでもかなりの金額となる。
遠距離受験の場合、他にも交通費や宿泊費がかさむ。

入学検定料(受験料)

センター試験
センター試験の検定料は次の通り。
区分 金額
3教科以上を受験する場合 18,000 円
2教科以下を受験する場合 12,000 円

国公立大学

  • 公立大学の検定料は、大学を設置・運営する都道府県・市が定める。
+(例) 大阪府立大学 2017年度入試
(例) 大阪府立大学 2017年度入試
大阪府立大学入試の検定料は、国立大学の検定料標準額を上回る30,000円となっている(2011年度に30,000円に改定し、その後変更なし)。

私立大学
1回の受験料は、おおよそ35,000円。複数の学部を併願した場合や、センター試験利用入試については割引制度が設けられている場合もある。
+(例) 明治大学 2017年度入試
(例) 明治大学 2017年度入試
一般選抜入学試験 35,000円
全学部統一入学試験 一学部出願 35,000円
ただし、全学部統一入学試験において、複数学部を出願する場合に限り、2学部目以降の入学検定料が1学部につき20,000円となります。
( 全学部統一入学試験のみで法学部と商学部を出願する場合の入学検定料は、35,000円+20,000円=55,000円になります。)
大学入試センター試験利用入学試験 18,000円

交通費・宿泊費

  • 試験会場を本キャンパス以外に設けて、受験生の負担軽減を図っている大学もある。私立大学においては地方試験場を設けるのが一般的だが、国公立大学でも設けているところがある。
+(例)信州大学 2016年度入試
(例)信州大学 2016年度入試
人文学部・経法学部・工学部・繊維学部の前期日程試験は、信州大学キャンパス外の下記会場でも実施。
【人文学部・経済学部】
  • 東京検査場、京都検査場
【工学部・繊維学部】
  • 名古屋検査場
+(例)中央大学 2016年度入試
(例) 中央大学 2016年度入試
東京のキャンパスの他にも、札幌、仙台、さいたま、水戸、千葉、横浜、新潟、長野、金沢、静岡、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の会場で試験を実施。

  • 宿泊施設や航空会社が受験生向けの優待プランを販売している。


入学にかかるお金

国公立大学に入学


  • 公立大学の入学金・授業料は、大学を設置・運営する都道府県・市が定め、地域の出身者に対しては入学金が優遇されている場合もある。
+(例)首都大学東京 2016年度入学料
(例)首都大学東京 2016年度入学料
東京都の住民 141,000円
それ以外の者 282,000円
※「東京都の住民」…※「東京都の住民」とは、本人又はその者の配偶者若しくは一親等の親族が、入学の日の1年前から引き続き東京都内に住所を有する者をいい、この認定を受けるには「住民票記載事項証明書」等が必要。
+(例)大阪府立大学 2016年度入学料
(例) 大阪府立大学 2016年度入学料
大阪府の住民 282,000円
それ以外の者 382,000円
※「大阪府の住民」…入学者本人またはその者の配偶者もしくは1親等の親族のいずれかが、入学日の1年前以前から引き続き大阪府内に住所を有する者

  • その他、施設設備費、実験・実習費等の負担金については大学・学部によって異なっている。

私立大学に入学

文部科学省の調査(私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査)によると、私立大学の初年度納付金は下表の通り。
  • 全体平均は約143万円となっている。
    • ただし、学部・学科系によって大きく異なり、文科系の平均は約120万円であるが、医歯系の平均は約630万となっている。
  • 前年比では、全体平均は0.0%増の横ばい。
    • 医・歯は低下傾向。
授業料 入学料 施設設備費 実験実習料 その他 総計 前年比増減
文科系 文・教育 759,154 246,294 170,990 12,395 77,174 1,266,007 -0.1%
神・仏教 714,308 234,574 158,882 1,534 27,394 1,136,692 -0.3%
社会福祉 739,060 224,296 191,059 13,410 62,431 1,230,257 -0.7%
法・商・経 738,020 241,519 146,821 8,561 63,888 1,198,809 +0.3%
平均 746,123 242,579 158,118 10,225 68,811 1,225,855 +0.1%
理科系 理・工 1,007,298 249,251 169,615 68,806 68,637 1,563,607 +0.8%
1,412,252 349,116 302,668 32,647 72,468 2,169,150 -0.2%
農・獣医 901,589 253,383 204,227 112,528 84,522 1,556,249 +1.4%
平均 1,048,763 262,436 190,034 68,463 70,684 1,640,380 +0.5%
医歯系 2,547,939 1,299,019 1,014,002 305,051 1,821,211 6,987,222 -2.5%
3,048,247 608,764 531,734 2,092 941,513 5,132,350 -5.9%
平均 2,737,037 1,038,128 831,722 190,543 1,488,717 6,286,147 -3.6%
その他 家政 790,423 265,289 198,949 52,299 89,506 1,396,466 -0.9%
芸術 1,112,788 260,300 278,171 42,231 83,389 1,776,880 -0.1%
体育 786,625 260,632 226,478 47,742 86,083 1,407,561 0.8%
保健 987,701 280,696 236,959 113,839 65,803 1,684,998 -0.8%
平均 951,119 270,233 237,196 75,986 77,432 1,611,967 -0.1%
全平均 864,384 261,089 186,171 34,914 88,438 1,434,996 +0.0%
※医学部看護学科は「医」区分に含まず,「保健」区分に含める。

国公私立大学の授業料・入学料の推移

国公私立大学の授業料等の推移(文部科学省サイト PDF:59KB)



大学生活にかかるお金

 独立行政法人 日本学生支援機構が2年に1度「学生生活調査」を行っている。2014年度(平成26年度)調査結果は下記リンク先。


上記結果によると、大学生活にかかるお金の年平均はおおよそ次のようになっている。

  • 学費+生活費の年平均
    • 自宅生
      • 国立大学 年間110万円 (学費71万円+生活費39万円)
      • 公立大学 年間110万円 (学費72万円+生活費37万円)
      • 私立大学 年間177万円 (学費137万円+生活費40万円)
    • 学寮生
      • 国立大学 年間132万円 (学費56万円+生活費76万円)
      • 公立大学 年間134万円 (学費66万円+生活費68万円)
      • 私立大学 年間204万円 (学費120万円+生活費84万円)
    • 下宿生・アパート生・その他
      • 国立大学 年間171万円 (学費62万円+生活費109万円)
      • 公立大学 年間165万円 (学費63万円+生活費102万円)
      • 私立大学 年間239万円 (学費137万円+生活費102万円)

  • 私立大学の学費は、国公立大学の約2倍。
  • 生活費は、学寮生が自宅生の約2倍、下宿・アパート生が自宅生の約2.5倍。

経年変化

  • 学費+生活費の合計は2000年調査をピークに5期連続減少し、特に生活費の減少が大きかったが、2012年度調査ではやや持ち直している。

【全体】
調査年 学費 生活費 合計
2014年 1,195,300 (64%) 666,800 (36%) 1,862,100 (100%)
2012年 1,175,500 (63%) 704,600 (37%) 1,880,100 (100%)
2010年 1,170,000 (64%) 660,500 (36%) 1,830,500 (100%)
2008年 1,183,000 (64%) 676,300 (36%) 1,859,300 (100%)
2006年 1,171,300 (62%) 723,800 (38%) 1,895,100 (100%)
2004年 1,168,500 (60%) 772,300 (40%) 1,940,800 (100%)
2002年 1,161,200 (58%) 856,500 (42%) 2,017,700 (100%)
※大学学部(昼間部)生の平均値。(単位 円)
※( )内は学費+生活費の合計に占める割合
※数値は、独立行政法人 日本学生支援機構の「学生生活調査結果」より引用


大学生の収入

独立行政法人 日本学生支援機構が2年に1度「学生生活調査」を行っている。2014年度(平成26年度)調査結果は下記リンク先。


上記によると、大学生の収入年平均はおおよそ次のようになっている。

  • 収入の年平均
    • 自宅生
      • 国立大学 年間123万円 (家庭から61万円+奨学金27万円+アルバイト31万円+その他4万円)
      • 公立大学 年間123万円 (家庭から59万円+奨学金28万円+アルバイト32万円+その他4万円)
      • 私立大学 年間189万円 (家庭から108万円+奨学金39万円+アルバイト37万円+その他6万円)
    • 学寮生
      • 国立大学 年間147万円 (家庭から63万円+奨学金54万円+アルバイト25万円+その他5万円)
      • 公立大学 年間145万円 (家庭から83万円+奨学金42万円+アルバイト18万円+その他3万円)
      • 私立大学 年間215万円 (家庭から140万円+奨学金53万円+アルバイト15万円+その他7万円)
    • 下宿生・アパート生・その他
      • 国立大学 年間182万円 (家庭から115万円+奨学金37万円+アルバイト26万円+その他4万円)
      • 公立大学 年間178万円 (家庭から99万円+奨学金42万円+アルバイト33万円+その他5万円)
      • 私立大学 年間247万円 (家庭から166万円+奨学金45万円+アルバイト30万円+その他6万円)

  • アルバイト収入は国公私立の別や居住形態の別で大きくは変わらない。国公私立の差は主に家庭からの給付により賄われ、居住形態による差は奨学金と家庭からの給付により賄われていると言えるだろう。

経年変化

  • 年々減少傾向。
  • 2002年と比べると、収入計に占める家庭からの給付の割合が9pt低下し、代わって奨学金の割合が10pt上昇している。

【全体】
調査年 家庭からの給付 奨学金 アルバイト 定職収入・その他
2014年 1,193,800 (61%) 400,000 (20%) 321,800 (16%) 55,800 (3%) 1,971,400 (100%)
2012年 1,215,200 (61%) 408,500 (20%) 322,600 (16%) 51,000 (3%) 1,997,300 (100%)
2010年 1,227,500 (62%) 402,700 (20%) 306,900 (15%) 51,400 (3%) 1,988,500 (100%)
2008年 1,449,400 (66%) 336,700 (15%) 358,300 (16%) 54,400 (2%) 2,198,800 (100%)
2006年 1,496,300 (68%) 300,300 (14%) 336,300 (15%) 57,600 (3%) 2,190,500 (100%)
2004年 1,449,200 (66%) 308,500 (14%) 344,700 (16%) 97,900 (4%) 2,200,300 (100%)
2002年 1,556,700 (70%) 225,800 (10%) 358,700 (16%) 96,600 (4%) 2,237,800 (100%)
※大学学部(昼間部)生の平均値。(単位 円)
※( )内は収入計に占める割合
※数値は、独立行政法人 日本学生支援機構の「学生生活調査結果」より引用


奨学金

経済的な負担を軽減するために活用できるのが奨学金制度である。
景気が低迷し、家庭からの給付やアルバイト収入が伸び悩む中、大学生の収入に占める奨学金の割合が増大している。

独立行政法人 日本学生支援機構の「学生生活調査」によると、大学学部(昼間部)のうち奨学金を受給している学生の割合は2010年度以降、5割を越えている。
2002年 2004年 2006年 2008年 2010年 2012年 2014年
31.2% 41.1% 40.9% 43.3% 50.7% 52.5% 51.3%

奨学金は次の4種類に大別できる。
  • 日本学生支援機構奨学金
  • 地方公共団体の奨学金
  • 大学独自の奨学金
  • 民間育英団体の奨学金

奨学金の支給方法は、次の2種類がある。
  • 貸与型:大学卒業後、定められた方法で奨学金の返還が義務付けられている。
  • 給付型:返還義務のないもの。

日本学生支援機構奨学金

次の2種類があり、いずれも学力基準、家計基準を満たすことが必要。
  • 第一種奨学金:無利息。
  • 第二種奨学金:年利3%を上限とする利息付(在学中は無利息)
奨学金の貸与期間は、本機構が認めた貸与始期から在学する学校の修業年限の終期まで。
2016年度の貸与月額は下表の通り。
国公立 私立
自宅通学 自宅外通学 自宅通学 自宅外通学
第一種 45,000円 51,000円 54,000円 64,000円
30,000円を選択することも可
第ニ種 30,000円・50,000円・80,000円・100,000円・120,000円から選択。
※1 私立大学の医・歯学の課程の場合、120,000円に40,000円の増額が可能
※2 私立大学の薬・獣医学の課程の場合、120,000円に20,000円の増額が可能

これらとあわせて入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)がある。
金額は、100,000円、200,000円、300,000円、400,000円、500,000円 から選択する。

地方公共団体の奨学金

都道府県・市区町村など地方公共団体が独自におこなっている奨学金制度で、居住地域等に条件が付いている。
ほとんどは貸与型で、返済方法は、卒業後、決められた年数での年賦返済が一般的である。
医師の養成・確保を目的とした奨学金制度を設けている地方自治体もある。

+(例)鳥取県 医師養成確保奨学金
(例)鳥取県 医師養成確保奨学金
鳥取県の地域医療に貢献する意思があり、将来、県内の病院等において医師の業務に従事しようとする人に、修学上必要な資金(奨学金)を貸与する制度を複数設けている。
鳥取県医師確保奨学金の制度

大学独自の奨学金

ほとんどの国公私立大学で独自の奨学金制度を設けている。
制度は大学によって様々で、貸与型、給付型のほかにも、授業料や入学金が免除されるものもある。

+(例)東京大学 授業料の減免
(例)東京大学 授業料免除
平成20年度より、学部学生(留学生を除く)で総所得金額が218万円以下(給与所得400万円以下)の場合、授業料の全額または半額を免除。
東京大学 授業料等の免除
+(例)京都大学 授業料免除
(例)京都大学 授業料免除
授業料の納付が困難な学生に対して、選考の上、授業料の全額または半額を免除。
京都大学 授業料免除
+(例)九州大学 奨学金・経済支援
(例)九州大学 奨学金・経済支援
九州大学は、寄附金による基金等をもとに支援を行っている。
九州大学 奨学金
+(例)早稲田大学 学内奨学金
(例)早稲田大学 学内奨学金
早稲田大学が独自に設置している学内奨学金は、おおよそ100種類。そのすべてが返済不要の【給付】奨学金で、学外奨学金(日本学生支援機構や民間団体等)との併用が可能。これら学内奨学金は、主に「入学前に採用決定するもの(めざせ!都の西北奨学金、大隈記念特別奨学金)」と「在学中(入学後)に採用決定するもの」に区分できる。
早稲田大学 学内奨学金

民間育英団体の奨学金

企業や個人によって創設された奨学金。制度は団体によって様々。

外部リンク




このページの最終更新日時:2017/12/28 19:12:13
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最終更新:2017年12月28日 19:12