【集いし願い】

デッキ人気レシピ:【集いし願い】

デッキ解説:PSPTF6仕様:2011年3月制限

発動条件が非常に厳しい集いし願いをなんとかして発動し、その効果によって特殊召喚したスターダスト・ドラゴンで1ターンキルを狙うデッキ。
遊星はどこでこんな面倒臭いカードを手に入れたのか。



このデッキの戦術

まず、集いし願いを発動するためには墓地にドラゴン族のシンクロモンスターが5体以上いなければならないわけだが、ドラゴン族のシンクロ召喚に特化したデッキにした場合、手札事故要因になる集いし願いの発動を狙わずとも十分に勝利が狙えてしまう。
つまり、正規の方法では、集いし願いを無理に採用する必要もなければ、ましてや特化する理由もないのである。

そのため、このデッキでは非正規の方法でドラゴン族のシンクロモンスターを集めるという邪道に手を染める。
墓地にさえいればシンクロ召喚している必要はないため、まず考えられるのがゲール・ドグラ
莫大なライフコストを必要とするものの、シンクロモンスターをエクストラデッキから直接墓地に送ることができ、効果に回数制限もないため、集いし願いの発動条件を一気に満たせる。
ライフコストの問題は、それを踏み倒せる効果を持つ念動増幅装置脳開発研究所を使えばいいだろう。
DNA改造手術の効果でサイキック族を宣言すれば、ゲール・ドグラでも条件を満たせるようになる。

しかし、特定のカードを4枚も必要とするコンボは難易度が高く、そう簡単に決められるものではない。
そこで白羽の矢が立つのは、かの悪名高い処刑人-マキュラ
その効果によりドロー効果を持つ罠カードを手札から発動可能にすることで、コンボパーツを一気に集めてワンキルを狙おうという極悪な算段である。
これがホントのマジヤバウィッシュ

ただ、はっきり言ってしまうと、処刑人-マキュラに手を染めるならば、もっと効率的な勝利手段は他にある。
それでもなお集いし願いに拘るあたりには、可愛げがあると言えるだろう。



モンスターカードについて

処刑人-マキュラの効果で罠カードを大量に使用する都合上、モンスターカードに割けるスペースは殆どない。
多く入れても邪魔にしかならないため、できるだけ少なくすることが求められる。


ライフを払うことでエクストラデッキのモンスターを墓地に送ることができるモンスター。
デッキの構成上、このカードの効果を5回以上発動しなければ集いし願いを発動できない。
処刑人-マキュラのコンボで大量ドローが狙えるため、1枚だけでも十分機能するが、相手の妨害を警戒する場合は複数枚入れておくといいだろう。

手札から罠カードを発動できるようにするモンスター。インチキ効果もいい加減にしろ!
ドロー効果を持つ罠カードを連打できるようになるため、大量ドローが可能になる。
また、本来であれば予めセットしておかなければならない集いし願いをドローしたターンに使えるのも非常にありがたい。
魔宮の賄賂等の妨害対策も手札から発動可能になるため、1度コンボが始動すると高確率で1ターンキルまで持ち込めるだろう。

バトルフェイズを終了して1枚ドローできるモンスター。
処刑人-マキュラを墓地に送るまでの時間稼ぎに使える。
また、墓地のカードをデッキトップに戻す効果も有用であり、処刑人-マキュラ等のキーカードが意図せずして墓地に送られてしまった時の保険になる。

戦闘破壊耐性を持つモンスター。
処刑人-マキュラを墓地に送るまでの時間稼ぎに使える。
特別このデッキとの相性がいいわけではないのだが、相手によってはこのカード1枚で長期間攻撃を防げることもある。

相手のカードを除去できるモンスター。
コンボを阻害する厄介なカードをまとめて除去することができる。
このデッキでは持て余しやすい召喚権も、時械神を採用すれば無駄なく使っていけるだろう。
デッキの回転に貢献するカードではないため、相手に合わせてサイドデッキから投入したい。



シンクロモンスターについて

集いし願いの都合上、ドラゴン族のシンクロモンスターは必須であり、その中でも攻撃力が高いモンスターが望ましい。
ただ、別に15枚全てをドラゴン族のシンクロモンスターで固める必要はなく、そこまで高い攻撃力を求めずとも1ターンキルは十分可能である。
シグナーの龍で固めてアニメを再現してみるのも一興だろう。


集いし願いで特殊召喚するシンクロモンスター。
このカードがなければ始まらないため、当然採用することになる。
効果破壊メタとなる効果も持つが、発動すると集いし願いが台無しになってしまうため、このデッキではあまり使い道がない。
一応、スターライト・ロードの効果で別のスターダスト・ドラゴンを予め特殊召喚しておけば、1ターンキルの成功率を若干上げられる。

攻撃力3000のシンクロモンスター。
他の大型シンクロモンスターと比べると攻撃力は劣るが、呪縛牢との組み合わせでサーチ効果を容易に発動できるというメリットがある。
集いし願いの強化にも貢献するため、優先的に採用できるだろう。

攻撃力4000のシンクロモンスター。
シューティング・クェーサー・ドラゴン呪縛牢で特殊召喚できず、セイヴァー・デモン・ドラゴンは他よりも守備力が1000低いため、Sin パラドクス・ドラゴンが最も適していると言える。
ただ、これらの差異はあってないようなものであり、あまり気にする必要はないだろう。

攻撃力3800のシンクロモンスター。
このデッキでは攻撃力4000のシンクロモンスターの下位互換である。
ただ、気にするような差ではないため、エクストラデッキをスターダスト・ドラゴン関連のシンクロモンスターで固めてしまうのも一興だろう。



魔法カードについて

処刑人-マキュラの効果とは無関係なものの、ドローカードを筆頭に有用なカードが揃っている。
チェーン数を稼ぎにくいのは難点だが、罠カードが封じられている状態でも発動できるのは大きな強みと言える。


サイキック族の効果に必要なライフコストを踏み倒す装備魔法。
種族を変更する手間こそ必要になるが、ゲール・ドグラの効果に必要なライフコストを踏み倒せるようになる。
無論、ゲール・ドグラの効果はこのカードに頼らずとも発動可能だが、デッキの構成上、ゲール・ドグラの効果を5回以上発動しなければ集いし願いも発動できないため、このカードも事実上の必須カードである。
なお、脳開発研究所でも同じことができるが、自傷効果を持たないこととサルベージ効果を持つことから、このデッキではこちらの方が優先される。

自分は1枚ドローし、相手は1000回復する通常魔法。
デッキ圧縮になる他、相手のライフを回復させることで活路への希望のドロー枚数も増やせる。
このデッキの必須カードであり、3枚積んでおくべきだろう。

互いに1枚ドローし、次の相手ターン終了時まで互いのダメージを0にする通常魔法。
時間稼ぎとドローの両方をこなせる有用なカードであり、デッキの安定性に大きく貢献する。
ただ、相手もダメージを受けないため、発動したターン中は集いし願いによる1ターンキルを行うこともできなくなってしまう。
処刑人-マキュラの効果を適用したターンと同じターンに発動してしまわないよう注意。

互いに2枚の手札交換を行う速攻魔法。
ドロー加速に使えるが、このカードの主な役割は手札に来た処刑人-マキュラを墓地に送ることである。
一応、自爆特攻でも処刑人-マキュラの効果は発動できるが、それも相手に依存するため、やはりこのカードで墓地に送っておきたい。
ただ、このカードにも相手の手札が1枚以下だと発動できないという欠点がある。

デッキのモンスターを墓地に送る通常魔法。
処刑人-マキュラを墓地に送ることで、コンボを始動できる。
処刑人-マキュラを引いてしまうと意味のないカードになってしまうものの、ドローに頼らずとも処刑人-マキュラを持ち出せるのは大きな強みである。

相手モンスター1体を破壊して相手のライフを1000回復する通常魔法。
成金ゴブリンと同様、活路への希望のドロー枚数を増やせる。
ドロー効果は持たないが、人造人間-サイコ・ショッカー等の厄介なモンスターを破壊できるのは大きなメリットである。



罠カードについて

このデッキの主軸。
ドローカードを多く採用することで、毎ターン大量のドローを行える。
集っているのは罠カードじゃなかろうか
本来、発動にターンを跨がねばならず、1ターンに発動できる枚数も5枚が限度のカードだが、このデッキでは処刑人-マキュラの効果により制限なく発動することも可能。
処刑人-マキュラが墓地に送られたが最期、1ターンでデッキのカードを全て引ききってしまうだろう。
ならエクゾディアを使え


このデッキのキーカードとなる通常罠。
発動すると凄まじい攻撃性能を得たスターダスト・ドラゴンを特殊召喚できるため、そのまま1ターンキルに持ち込める。
ただ、装備カードになる罠カードであるが故にサイクロン等に非常に弱く、エンドフェイズには装備モンスターを除外してしまうため、とにかく欠点が目立つ。
だからこそ活かしがいがあると感じるかどうかは、このカードを使うプレイヤー次第だろう。

種族を変更する永続罠。
ゲール・ドグラ念動増幅装置を装備させるには、このカードが必須になる。
魔法&罠カードゾーンを圧迫すると困ることになるため、できれば処刑人-マキュラの効果を使えるようになるまで手札で温存しておきたい。

エクストラデッキのシンクロモンスターを守備表示で特殊召喚する永続罠。
高い守備力の壁を用意しつつドラゴン族のシンクロモンスターを墓地に送ることができるが、集いし願いのサポート役とするにはあまりにも緩慢。
基本的には、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを特殊召喚し、間接的なサーチカードとして扱うことになる。

ライフの差に応じてドローする通常罠。
このカード単体では大してドローできないが、相手のライフを回復するカードと組み合わせることで凄まじい枚数のドローが可能になる。
このデッキのメインエンジンとなるカードであるため、3枚積んでおきたい。

相手のライフを3000回復する通常罠。
単体で使っても利敵行為にしかならないが、活路への希望と組み合わせることで間接的なドローカードとして扱える。
集いし願いには回復した分のライフも軽く吹き飛ばす程のパワーがあるため、気にせずどんどん回復させてやろう。

2枚ドローできる通常罠。
チェーン4以降でしか発動できないという発動条件を持つが、ドロー効果を持つ罠カードを多く伏せておけば簡単に満たせる。
相手の発動した効果を利用してチェーンを稼ぐのもいいだろう。
なお、誤解を招きやすいテキストだが、同一チェーン上であっても2枚までなら発動可能。

2枚ドローできる通常罠。
発動後に自分のドローフェイズを2回スキップすることになるため、漠然と使っても損をする。
使用する場合は、複数枚を同ターン中に発動してデメリットを軽減しておきたい。

1枚ドローできる通常罠。
何の条件もデメリットもなく使えるが、漠然と使ってもデッキ圧縮にしかならない。
使える場面で即使うのではなく、相手の除去を誘ったり、チェーン稼ぎ要員にして積み上げる幸福を活かすといった工夫が求められる。

手札交換を行う通常罠。
単体で使用した場合は強欲な瓶等の下位互換だが、墓地に同名カードを溜めておくとドロー枚数を増やすことができ、最大で2枚のハンドアドバンテージを稼げるカードになる。
手札断殺で墓地に送っておくと無駄がない。

攻撃を封じる永続罠。
攻撃を封じたいだけならこのカードよりも有用なカードがあり、攻撃抑制カードとしては使いにくい。
重要になるのは任意のライフコストを払う処理の方であり、活路への希望と組み合わせることで間接的なドローカードとして扱える。
ただ、このカードで魔法&罠カードゾーンを1枠埋めてしまうのは痛く、考えなしにライフを払うと僅かなダメージでも敗北してしまう状態にもなってしまう。

モンスターの戦闘破壊と自分の戦闘ダメージを防ぐ通常罠。
時間稼ぎカードとして使えるが、一時休戦と違ってドローまではできない。
反面、相手にドローさせないことや、チェーン数を稼ぎやすいことや、ギリギリまで存在がバレにくいことはメリットと言える。
ややピンポイントだが、エフェクト・ヴェーラー等の影響を受けたゲール・ドグラを次の自分のターンまで維持するといった使い方も、一時休戦にはできないことである。

相手の妨害を行えるカウンター罠。
集いし願いで1ターンキルを行うためには攻撃を通さなければならないため、これらのカードも併用して万全な状態にしておきたい。
特に神の宣告は、活路への希望のサポートにもなる。
ただ、どちらもモンスター効果には無力なので過信は禁物。

破壊効果を無効にしてスターダスト・ドラゴンを特殊召喚できる通常罠。
相手の全体除去を封じた上にスターダスト・ドラゴンまで特殊召喚できるため、1ターンキルの達成に大きく貢献する。
ただ、モンスターカードゾーンにカードを殆ど並べないこのデッキが全体除去を受けることは少なく、発動できないまま魔法&罠カードゾーンを埋められてしまうと邪魔にしかならない。
自分の発動したジュラシック・インパクトをトリガーにする等の工夫も必要になってくるだろう。

墓地のカード2枚をデッキに戻す通常罠。
意図せず墓地に送られてしまったキーカードの再利用が狙える。
ただ、その目的ならデッキトップに戻すサイバー・ヴァリーの方が有用なので、召喚権を使わない、手札コストを必要としない、相手の墓地利用を妨害できるといったこのカードならではの強みを活かしたい。



このデッキの弱点

罠カードと処刑人-マキュラに依存したデッキであるため、王宮のお触れ等の罠封じカードや、マクロコスモス等の無差別除外カードを使われるとかなり厳しい。
攻撃を妨害するカードも地味に辛く、それらへの対策となるカードを多めに入れるとデッキが回らなくなるというジレンマも抱えている。
ピンポイントなところでは、どんなに攻撃力を上げても無意味な上に神の宣告等でも対処できないオネストが大の苦手。



サンプルレシピ



  • 合計40枚+15枚

  • 下級3枚

  • 魔法11枚

  • 罠26枚

  • エクストラデッキ15枚

  • サイドデッキ15枚


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最終更新:2021年02月22日 00:33