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律「ほら、冷たい水」
梓「あ、ありがとうございます」ハァハァ
梓 コクコク
律「私も飲むか」
律 ゴキュゴキュ
律「ぷはっ」
律「・・・ちゅーしよ」
梓「え?」
律「あ、ちゃんと口は洗ったからな」
梓「・・・いいですよ」ニコリ
律「じゃ・・・」チュウゥ
梓「しぇんぱい・・・」チュウ
律「あずしゃ・・・」チュッチュッ
梓「・・・ぷはぁっ」
律「梓、愛してる」ギュウゥ
梓「さっきも聞きましたよ」
律「何度でも言いたいんだよ」
梓「・・・もう私は先輩だけのものですよね///」
律「うん、そうだ・・・もう誰にも渡さない」
梓「私も・・・先輩だけのものです・・・///」
律「梓」ナデナデ
梓「律先輩・・・」
梓は律の腕の中で満足げに微笑んでいた
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梓「ところで」
律「何?」
梓「律先輩を食べたいんですが」
律「い、嫌だ!」
梓「どうしでですか?」
律「と、とにかくもう疲れた!寝る!」
梓「そんな、ひどいですよ」
律「知らん知らん」
律(梓攻めだと急にMな先輩になってしまう・・・)
律(それは嫌・・・というか恥ずかしい・・・!)
梓「せんぱぁ~い」ニヤニヤ
律「嫌だ嫌だ、寝ろ!」
1. 寝る
2. ちょっと強引にする
※1
1. 寝る
梓「・・・仕方ないです」
梓「お家に帰ったらいっぱいしましょうね(はぁと)」ボソ
耳元で囁く
律 ゾク
律「あ、あぁ」
梓「おやすみなさい・・・です」
律「あぁ、おやすみ」ナデナデ
梓「ふぁ・・・///」
律「ふふふ・・・」
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あさ!
二人は既に朝食も摂り終え、帰宅の途に着こうとしていた
律「梓、忘れ物無いよな?」
梓「大丈夫ですよ」
律「それじゃ・・・」
律「・・・」
律「梓」
梓「?」
律「昨日は・・・ありがとな」ギュウゥ
梓「私は・・・何も///」
律「ううん、私の想いを受け止めてくれた」
律「凄い感謝してる」
梓「・・・こちらこそ・・・相思相愛になれて・・・嬉しいです・・・///」
律「それじゃ、帰ろうか」ギュウ
梓の手を固く握り締める
梓「はい!」
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ガガンゴゴン
梓 スヤスヤ
律(梓、寝ちゃってる)
律(昨日は夜も遅くまで付き合ってもらったし仕方ないか・・・)
律(乗り過ごさないよう私は気を付けておかないとな!)
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律「梓、梓」ユサユサ
梓「あ・・・ごめんなさい・・・寝ちゃって」
律「乗り換え駅だぞ」
梓「ふぁ・・・はい、ありがとうございます」
律「ほら、こっちこっち」
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律「あれ、もう来てるハズなんだけど・・・」
梓「あ、先輩、電光掲示板見てください」
律「なになに・・・人身事故で30分の遅れ・・・?」
律「じゃあ一本か二本前のが来るのかな?」
梓「あ、来たみたいですよ」
三が日も過ぎて2日目の昼下がり
しかし遅れと種別が快速急行ということもあり乗客はかなり乗車していた
もちろん座れるはずもなく
律「梓、疲れたんなら私の鞄の上に座ってもいいからな」
梓「大丈夫ですよ、先輩」
梓「えっと・・・次の駅までまだ結構ありますね・・・」
律「ま、空席は期待できないな」
梓「そうですね」
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律先輩の言ったとおり空席はできませんでした
あと20分程で到着なのですが・・・
律「梓、大丈夫か?疲れてない?」
梓「大丈夫ですよ、先輩」
律先輩は少し神経質気味です
そんな時
ギィィィィ
律「わっ」
前のめりになる 列車が急ブレーキをかけたのだ
梓「きゃあっ」
律「梓!」ギュッ
吊革を持ちながら梓を受け止める
律「ぐぁっ」
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列車は遅れを取り戻すべくやや高速で運転していたのだが前の列車も客扱いの多さでなかなか遅れを取り戻せないでいたらしく停止信号となっていた
梓「先輩・・・大丈夫ですか・・・?」
律「あ、ああ。ちょっと痛めただけだ」
梓「ちょ、ちょっと手首見せてください!」
律「あ、いいって!」
律は手首を隠そうとしたが梓が引っ張り出す
梓「先輩!捻挫してるじゃないですか」
手首が少し赤紫色になっていた
律「大丈夫だって!」
梓「駄目です、寄り道せずお家に帰りますからね!」
律「分かったわかった」
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律宅
律「ただいまー」
律「・・・両親居ないし・・・」
律「・・・夕方には帰ります、か」
梓「先輩、早く冷やさないと」
律「はいはい、頼んだよ。小さなお医者さん」
梓「よ、余計なことは言わなくていいです!」
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梓「えっと・・・確かこう巻くんだっけ・・・?」
野外活動で覚えたであろう捻挫時の包帯の巻き方を思い出しながら恐る恐る包帯を巻いていく
律「痛っ」
梓「ご、ごめんなさい!」
律「だ、大丈夫だから・・・続けて」
梓「えっと・・・えっと・・・」
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結局試行錯誤の上携帯で調べてなんとか巻き終わる
梓「ごめんなさい・・・時間かかっちゃって・・・」
梓「それに・・・こんないびつで・・・」
律「何言ってるんだよ」
律「梓は私のことを心配してくれて、こんなに時間をかけて手当してくれたんじゃないか」
律「それが嬉しいんだよ、梓」
梓「せんぱい・・・」
律「そんな悲しそうな顔するなよ、ほら」チュゥ
梓「ふぁ・・・///」
律「・・・ありがと」ナデナデ
梓「///」
律「ところで」
梓「?」
律「暇になっちゃったー☆」
梓「そうですか」
律「ちょ、待て」
梓「何ですか」
律「遊ぼ」
梓「そうですか」
律「あーずーさー」グダグダ
梓「仕方ないですね・・・>>709とかどうですか?」
※親が帰ってくるまで
※梓が手を痛めた律の身の回りの世話をする
梓「仕方ないですね・・・私が先輩のお世話とかどうですか?」
律「何それ」
梓「ある程度なら言うこと聞いてあげますよ」
律「ある程度ねぇ・・・」
律「ま、いいや、お茶とお菓子頂戴」
律「場所、分かるよな?」
梓「わかりますけど・・・いいんですか、勝手に先輩の家のもの触って?」
律「いいっていいって。梓の好きなお菓子とお茶、持ってきて」
梓「分かりました。それじゃお言葉に甘えますね」
~~~~~~~~~~
暫くして梓がポットとお菓子を持って帰ってくる
梓「淹れ方はよく知らないので――ごめんなさい」
律「気にしなくっていいって」
梓「お菓子は・・・ちょっと不釣合ですけどポッキーがあったので」
律「おうおう、お皿に広げちゃって」
梓「お茶、カップに移しますね」
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梓「はい、どうぞ」
律「・・・」
梓「・・・どうしたんですか?」
律「う~ん・・・分かんないかなぁ?」
梓「?」
律「ほら・・・片手使えないし・・・」
梓「///」カァーッ
梓「も、もう!///」
ポッキーを一本取って軽く咥えると
梓「どうぞ・・・///」
律「へへ、やっぱこれだよなー」
律 ポリポリ
梓(は・・・恥ずかしい・・・)
堪らず梓は口を離し――た瞬間
律「こら、待て」ギュウ
梓「ふぁっ///」
律 チュウゥ
律「逃げるなんて無しだぞ、全く」
梓「か、片手が使えないとか言っておきながら抱き寄せるのも反則です!///」
律「火事場のバカ力だ」
梓「怪我人は大人しくしておいてください!」
律「ちゅー嫌い?」
梓「そ、そういうことじゃないです!///」
律「じゃもう一回しよっか」
梓「しません!」
梓「別の指示して下さってもいいんですよ?」
律「あ、そうだったな」ニヤ
律「んっと・・・じゃーねー・・・>>713して!」
※部屋の掃除
最終更新:2012年11月19日 22:52