左右逆転問題
左右逆転問題とは?
3D映像では、左目用の映像と右目用の映像を視聴することになるが、
ハード設定の問題、映像作成のミス、映像規格の非互換性などが原因で、
左目用の映像と右目用の映像を逆転してしまい、
左目用の映像を右目に、右目用の映像を左目に、移してしまう問題のことを指す。
逆転の原因
メガネとテレビのずれ
もっとも可能性が高いのが、テレビとメガネのタイミングがずれてしまい、
テレビが左目用の映像を写しているのにメガネが左目を隠している、というケース。
機器の設定ミス
機器の設定ミスで左目用と右目用の映像が入れ替わるケース。
映像作成のミス
映像を記録するときのミスが原因で、
映像が左右逆転して収録されているケース。
その場合の見え方
左目用の映像を右目に、右目用の映像を左目になっているため、
理論上では、奥行きが全く逆に見えるはずではあるが、
片目用のそれぞれの映像は、2D映像としては普通の奥行きになっており、
2Dとしての奥行きと3Dとしての奥行きが完全に逆転した映像となる。
言い換えるなら、映像の奥行きと、入ってくる光の奥行きが完全に逆転した状態になるため、
視聴する側ではどちらがどちらなのかわからなくなり非常に混乱することになると思われる。
実際には、現在の3D技術では、映像側の奥行きのほうがはるかにはっきりしているため、
そちらが強調され、通常通りの奥行きに見えるが、すごく不自然な立体感に感じることになる。
目にも通常よりもさらに負担がかかることになると思われる。
この問題は機器の設定ミス等で容易に発生し得る問題であり、
ハード及び映像規格のレベルで完全に対策することが期待される。
最終更新:2010年07月06日 08:44