洋榎「おかーちゃんただーまー」
絹恵「お姉ちゃん力抜け過ぎやで。ヌくのは自家発電だけにしとき」ヤレヤレ
洋榎「? うちってソーラーパネルやったっけ」
雅枝「はいはい、アホなこと言っとらんと着替えてきーや」
洋榎「ほいさっさー。ん? おかーちゃんその荷物は何なん?」
雅枝「ああ、これか。明日から埼玉に出張言うたやろ。その準備や」
洋榎「そーやっけ? それなら明日は絹と二人かー」
雅枝「カレーは作っとくけど、帰ってくるのは日曜の夜やさかいに足りんかったら適当に買い」
洋榎「ほいほい合点承知の助ー」
雅枝「…そこで自分で作るくらい言えれば、男もできそうなもんやけどな」ハア…
洋榎「ううぇっ!? ななな、なに言うとんねん! そんなんいらんわ!」
雅枝「おーおー真っ赤になりよって。お、今度東京行った時に男漁ってきたらええわ。そうしとき」
洋榎「うー…お、男の一人くらい…」
絹恵「お待たせ、ってお姉ちゃんまだ着替えとらんの?…どしたん?」
洋榎「な、なんでもない……それより絹! おかーちゃん明日から埼玉に出張やて!」
絹恵「あー、そういえばそんなこと言っとったなあ」
絹恵「埼玉から指名なんて大変やなあ。デリバリーの範囲広すぎとちゃう?」
洋榎「? おかーちゃん何か届けに行くん?」
雅枝「絹もこれさえなければな…晩飯はから揚げや」
「「勝ち組やー!」」
雅枝「まだガキか…男ができるんは先の話やな」