ノスティーライナの戦い

概要

ノスティーライナの戦いとは、ラドリザン1256年、9周期22日目、ガルデス共和国軍が、首都ガイ・アヴェリを目指して進軍するラグライナ帝国に奇襲を仕掛けた戦いである。

戦闘に至るまでの背景

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クァル・アヴェリの戦いに勝利したラグライナ帝国軍は、クァル・アヴェリで軍を再編させると、ついにこの戦いの最後の決着をつけるべく、ガルデス共和国首都ガイ・アヴェリへの進軍を決意した。
帝国領土から首都ガイ・アヴェリへ向かう道は、モンレッド街道をそのまま進み、北から向かう道と、このノスティーライナ街道を使い南から向かう道が存在した。
当初はモンレッド街道を突破する予定だった帝国軍だったが、あえて完全勝利により共和国に精神的打撃を与え、(あるいは降伏を申し込むこを期待し)要所クァル・アヴェリを攻め落とした。
これにより、より首都に近いノスティーライナ街道が進軍ルートとして選ばれる。

帝国軍は、既に共和国議員を数名抱きこんでいた為、議会の内容が筒抜けであったが、共和国軍は全軍が首都決戦を覚悟し、ラヴェリアの出陣案も却下されたという情報を掴んでいた。

両軍の戦力

攻撃側 守備側

ガルデス共和国国軍
軍勢
ラグライナ帝国軍
総兵力8000 兵力 総兵力55000
ラヴェリア 総指揮 エル
軍師
主要参戦者

ラヴェリア

カオス

ミズハ

ゲイル


エル

ベルンハルト

ユウ

アリス

ミナ

ラビー

オーディス

バーネット

アリサ

キリカ

戦闘経緯

ノスティーライナ街道は、ガルデス共和国首都防衛の為、あえて必要以上な整備はされていない。
その為、曲がりくねった崖道が続き、全軍は長蛇の列となっていた。
帝国軍は、当然のごとく隠密を各地に送り、偵察を欠かさなかったが、敵軍が首都決戦を覚悟しているという情報と、地形的に大軍の伏兵が難しいこともあり、心の底で多少の慢心が存在した。
そして、ラヴェリアは、議会で拒否された出陣を無視して、ゲイルカオスを率いて僅かな手勢と共に出陣。
エヴェリーナレディスも、反対を押し切って決戦間近まで彼らと共に行軍した。また、ミズハは火攻め実行部隊として工作兵を率いていた。

ラグライナ帝国軍が崖道に差し掛かると、先発隊をやり過ごして、本陣が通った瞬間に油を染み込ませた草玉に火をつけて一気に投げ落とした。
この作戦でラヴェリアが狙ったのは、敵総指揮官エルおよび、帝国軍主力将軍の全滅のみであった。
このまま火攻めでも帝国軍に打撃を与え、後退させることができるが、それはあくまでも一時撃退に過ぎず、すぐに帝国軍は息を吹き返す。だが、エルをはじめとする主力将軍をことごとく討ち取れば、帝国軍は失われた人材を取り戻すのに膨大な時間を必要とする。
その為、火攻めを決行した上に、ラヴェリア、カオス、ゲイルは、自らもその火の中に突撃、混乱する帝国軍に攻め込み、敵将をひたすら探した。
しかし、このラヴェリア最後の攻撃は、帝国軍の火攻めでも動じない鉄壁の守りによって成し遂げず、殿軍を勤めたバーネットを討ち取るに終わった。

戦いの結末

ラグライナ帝国軍は一旦後退、崖道から脱出し全軍を立て直す。しかし、もはや勝機なしと見たガルデス共和国軍はすばやく撤退する。
ラグライナ帝国軍の損害は確かに大きかったが、エルをはじめとする将軍達はほぼ無事、進軍が再開されるかと思われたが、帝国軍の足は伝令によって止まった。ラヴェリア事件勃発の速報がエルの元に届いたのである。

最終更新:2011年04月22日 19:53