戦術機

『戦術歩行戦闘機』の略称。
光線属種の登場により、無力化された航空兵力の空洞を埋め、対BETA戦の最終局面、即ちハイヴ攻略用の決戦兵器として開発された"人類の刃"。
しかし、その兵器特性である3次元機動と柔軟な任務適応能力──高い運動性や兵装の汎用性によって、設計時には予測もされなかった様々な評価を得るに至り、通常戦闘に於いても有効な対BETA兵器として運用されている。
全高は18~30m超と機種により差異があり、世界各国ではそれぞれの国情や運用思想にあわせ、様々な仕様の機体が研究・開発されている。
第1~第3までの世代が存在し、第1は重装甲による高防御性、第2世代は機動力の強化、第3世代は反応性の向上と段階に分けた特徴と発展が成されている。
動力は本体、跳躍ユニットの二系統に分けられ、電磁伸縮炭素帯(カーボニック・アクチュエーター)が中心の本体側は蓄電池とマグネシウム電池によって賄われている。跳躍ユニットは、推進剤と呼ばれるジェット燃料を使用し、跳躍ユニット内部と主脚内部にある。


目次

EU(欧州連合)の戦術機

BETAによって国土を追われたEU各国は、国力の衰退から独自の戦術機開発に難航していたが、EF-2000 タイフーンの共同開発によって独自色を反映した機体の開発に成功した。その傾向はハイヴ攻略と平野部での密集戦を意識したもので、BETAの侵攻によって平坦になった国土の奪還を目指す長期戦略を窺わせる。また新構想――戦術機のみで構成された即時展開打撃部隊"オール・TSF・ドクトリン"を掲げている。

F-5E/G/I IDS トーネード Tornade

パラヴィア・インダストリアル社製第一世代戦術機。
F-5改修機。
英独伊の共同ライセンス生産機で、各国出資の下、西ドイツにパラヴィア・インダストリアル社が設立され量産が行われた、各国の要求に従って細部の仕様が異なる3機種が存在する。
1976年、配備開始。

F-5E ADV トーネード Tornade


(画像右)
パラヴィア・インダストリアル社製第二世代戦術機。
トーネードIDSの強化改修型。
ユーコン基地では、第一世代機を安価に第二世代機性能に引き上げるという設計コンセプトの元、開発が進められている。

JAS-39 グリペン Gripen


スウェーデン王国サーグ社製の第三世代戦術機。
状況・任務に応じて規格化された装備を選択する事で、戦闘(Jakt)・攻撃(Attack)・偵察(Spaning)といった様々な任務をこなす。
サーグ社は先進戦術機開発計画に参画し、同機の能力向上型の開発を進めている。
1996年、配備開始。

統一中華戦線の戦術機

統一中華戦線は、戦術機の運用に於いて高い近接戦闘能力を重視している。中国はソ連やヨーロッパ以上に多数のハイヴが存在しており、大陸の奪還を目指す統一中華戦線は戦術機に密集戦に於ける制圧力を求めた。統一中華戦線の戦術機の特徴である頭部のラウンドモニターにも、近接戦に於いてセンサー機能の低下を防ごうとした運用思想が表れている。

殲撃10型 【ジャンジ じゅうがた】 (J-10/F-16C)

殲撃8型の後継として、F-16Cファイティングファルコンをベースにイスラエルと統一中華戦線が共同開発した第二世代戦術機。
比較的小型ではあるが、高い近接機動格闘戦能力を有する。また、整備性、量産性も高い優秀な機体。
前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。
また、機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除するための装備として、胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面にリアクティヴアーマーが装備されている。
頭部モジュールには、中国軍伝統の装甲ラウンドモニターが採用されている。
肩部先端のバーニア部の形状は、殲撃10型特有の曲面主体のものとなっている。
1994年、配備開始。

殲撃10型 近接能力強化試験機 (J-10X)

極限まで軽量化した機体と強化したロケットモーターによる高機動格闘戦に特化した機体で、プロミネンス計画において、統一中華戦線所属部隊による開発試験が行われている。

中東連合の戦術機

F-14Ex スーパートムキャット Super Tomcat


(画像左奥)
F-14Exは、イラン陸軍とノースロック・グラナン社が共同開発中の準第三世代戦術機である。F-14を近接格闘戦性能強化型にアップグレードしている。
ユーコン基地にて稼動試験が行われている。

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最終更新:2012年07月17日 21:41
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