システム:ダブルクロス
シナリオ名:嫌いし悪は己
最近は過去の出来事がよく脳裏に浮かぶようになった。
ため息が出る。
呆れ?否、嫌悪に近い。
同族?あんな奴と一緒にするな。
忌々しい程に鮮明に浮かぶそれは過去の実体験。
腹が立つ。
が、浮かばないようにするには
頭を潰すなりしないとダメだろう。
脇道に逸れる事はあっても自害は却下だ。
思い出すだけで吐き気がする。
殴りたくなる。
「ならば殴ればいいだろ。」
驚かなかった。
知っていた。
そいつは自分の中から産み出された物だと。
そいつは自分のこの感情だということを。
少年の姿をしたそいつは続ける。
似つかわしくない表情で。
「君は記憶に裏切られ、」
自分の中にチカラが宿るのを感じた。
「過去を裏切る。」
ドス黒い獣の如きチカラが。
さて
旅行の時間だ。
備考というか補足:
ランド→島→旅行
幻獣→獣
脇道→脇道
過去と決別したいと強く願うお話
『嫌悪』という強い感情に影響されたレネゲイドビーイング
もしPCが向かう側の人間ならば
向かった先に時空の歪みの片鱗を見ることになるかもしれません
迎える側の人間ならば
陰ながら過去の彼を守る立役者となるのもいいでしょう
感情のレネビ 第六弾
最終更新:2016年07月05日 23:23