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&font(#800080){極夜のダマスカス「ひゃーっはっはっはカルートォ？どうして&bold(){メインに2枚いる？}カルートォォ！」}
&font(#808080){月影のカルート「&bold(){（メインデッキの枠の）}じゃまをす る なっ！ダマスカスッ！」}
&font(#800080){極夜のダマスカス「おまえは&bold(){制限だった}んだぞ？だめじゃないか！制限だったヤツが2枚積みじゃあァ！」}
&font(#800080){極夜のダマスカス&bold(){「ピン差しじゃなきゃあァ！！」}}
BFｰ月影のカルートとは遊戯王OCGにおけるモンスターカードの一枚。
【カード能力】
BFｰ月影のカルート
闇属性星3鳥獣族
攻撃力1400守備力1000
自分フィールド上の「ＢＦ」と名のついたモンスターが 戦闘を行うダメージステップ時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで１４００ポイントアップする。
【概要】
かつて環境を制圧した旋風BFにおいて、BFはおろか【闇属性】か【鳥獣族】が軸のデッキなら本当に無理なく入るあまりの汎用性の高さから有名になった[[疾風のゲイル>BF-疾風のゲイル(遊戯王OCG)]]と共に、全盛期の旋風BFで恐怖の対象として名を馳せたカードが存在する。
それこそがBF-月影のカルートである。
ではこのBF-月影のカルート（以下カルートと表記）について解説しよう。
いわゆる「手札誘発」と言われる効果分類のカードであり、その名の通り手札から捨てて発動する。
そして、この効果自体も至ってシンプルで「BFの戦闘中のダメージステップ時に、そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで1400上げる」となっている。
要するにあの[[オネスト]]のBF版と言えるカードである。
カルートがオネストと違う点としては、「ダイレクトアタックにも使える」「攻撃力上昇値が固定」と言うところだろう。
攻撃力上昇値に関して言えば、オネストに比べると見劣りはするとは言え充分合格点はあげられる数字である。
ダメージステップ中に攻撃力が1400も上がるのは馬鹿に出来ず、下級BFが仮に伏せも何もなかろうとダメージステップ中にいきなり攻撃力が倍近く上昇し、最上級モンスター顔負けの数字になるのは恐怖の一言。
そしてこの効果は蒼炎のシュラや黒槍のブラストに特に相性が良い為、黒い旋風を張っている状態で真っ先にゲイルではなくカルートをサーチされて、ブラストで撃ち抜かれて大ダメージを食らったりシュラで上級・最上級モンスターを処理されてシンクロ・エクシーズに繋げてきたり、と言った事も珍しくは無い。
また、前述の通りオネストと違ってダイレクトアタックにも使えるので、詰めの局面のエンドカードになる事も稀によくある光景である。
またこのカードがオネストに勝っている点として、現状の禁止・制限下で&font(#ff0000){複数枚同時発動可能なカード}である事があげられるだろう。
一度に使うカルートの数が2枚なら2800の攻撃力上昇が可能になる。
そして、このカードのもう一つの強さとして&font(#ff0000){シュラやブラストより低くゲイルやブリーズやブリザードよりほんのわずかに攻撃力が高い}奈落にギリギリ落ちない1400と言う本当に絶妙な攻撃力の星3闇属性BFと言うステータスだろう。
要するに制限カードである黒い旋風と抜群のシナジーを生み出しており、攻めに使いたいカードであるシュラやブラストからは旋風から手札に引っ張ってこれて、普通なら事故要因になりやすいブリーズを筆頭としたチューナー達はカルートから旋風でサーチが出来ると至れり尽くせりである。
そんなカルートの変わった使い方では、シュラと[[強制脱出装置]]のコンボがある。
シュラの効果でカルートをリクルートして、カルートに対し強制脱出装置発動で自分の手札にカルートを加えて相手の展開にプレッシャーを与えるなんて使い方もあったりする。
まあそんな面倒な真似しないでも、普通にカルートはギリギリでダークバースト対応の攻撃力なので墓地に行っても普通に使い回しは利く。
ついでに言っておくと[[BF-極北のブリザード]]の釣り上げに対応なので、ブリザードとカルートで[[カタストル>A･O･J カタストル]]や[[ライブラリアン>TG ハイパー・ライブラリアン]]を出したりするのもBFの基本的戦術の一つだったりする。
と、そんな訳で「手札に居ようとフィールドに居ようと墓地に居ようと異常に使いやすいカード」と言う事で、カルートもゲイルと同じく制限カードの憂き目を見る事になり、結果的に旋風BFもかなり弱体化した事になった……。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){それでも環境デッキと殴り合ってそれなりに勝負になり、しっかり構築したらたまに勝てたりするあたりいまだにBFの爆発力は相当なモノはあるが。}}}
現在はカルートが準制限にまで復帰したおかげで、ほんの少しBFに追い風が吹いたかもしれない。
……結局入れ替わりでの[[ブリューナク>氷結界の龍 ブリューナク]]禁止で、カルートが制限だった時代と爆発力はトントンなのは秘密。
さてさて、そんなカルートだがアニメでは案の定[[クロウ・ホーガン]]が使用したカードの一枚。
アニメでの活躍は基本的に手札から奇襲気味にBF達をパワーアップさせる事だけだった。
&font(#ff0000){つまり主要BFなのにソリッドヴィジョンがなかった}モンスターとしても有名だったりする、なんだか悲しいカードの一枚でもあった。
ちなみに余談だが、カルートの後任となるハズだったカードに星が同じで効果が近い極夜のダマスカスと言うカードがあるのだが、&font(#ff0000){このダマスカスと言うカード、とても弱い。}
攻撃力上昇値がたった500しか無い上、ダマスカスとゲイルやブリザードと攻撃力がぴったり同じなので、仮にフィールドに出して旋風使うにもブリーズぐらいしかサーチしたいのがいない。
しかもカルートが準制限に復帰した為、本当にダマスカスのメインに入る枠が消滅した。
……ダマスカスは泣いて良いよもう。
追記・修正は月影のカルートだけではなく、極夜のダマスカスも2枚以上積んでる人にお願いします
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