ORT(オルト)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/01/29 Sat 02:45:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){#image(ORT.jpg,width=350,height=341)} #right(){&font(8){出典:Character material 発売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ)}} &b(){ORT}とは、[[TYPE-MOON]]の作品『鋼の大地』に登場する&b(){かもしれない}キャラクター。 「[[死徒二十七祖]]」の第五位も務めている。コンセプトは&b(){「どうしようもない絶望」}。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 >地球で戦うかぎり弱点はない、とされる。 > >RPGでいうなら[[ラスボス]]より強い。 >まさに未確認飛行物体。まさに最強の攻性生物。まさに別次元の素敵デザイン。 >つーかこんなのアルクでも勝てないよ! だ、誰か[[ウルトラ◯ン>ウルトラマン]]連れてきてー! > >ちなみに直死の魔眼ではコイツは殺せません。 >(出典:『Character material』、2006年、70-71ページ) 西暦以前に地球外から南米に落ちてきた全長40mほどの謎の生物。 攻性生物として次元違いの性能を誇り、捕獲にやって来た先代の死徒二十七祖第五位を瞬殺、捕食した。 その後、吸血種としての能力があると判明。そのまま空席となった第五位を引き継ぐことになった。 その正体は&b(){「アルテミット・ワン」「[[アリストテレス>アリストテレス(TYPE-MOON)]]」とも呼ばれる&s(){水星}最強の生命体&s(){、タイプ・マアキュリー}。} つまり&b(){宇宙生物}である。&b(){&font(#ff0000){ぶっちゃけ死徒でも何でもない。}} 真相は水星ではなくオールトの雲(彗星の素である天体群)の最強生物、その真名を&b(){「&ruby(ワン・ラディアンス・シング){One Radiance Thing}」}という。 直訳すれば&b(){「輝ける唯一の存在」}であり、転じて&b(){「&ruby(アルテミット・ワン){究極の一}」}といったところか。 『鋼の大地』は『[[Fate>Fate/stay night]]シリーズ』や『[[月姫]]』『[[空の境界]]』といったTYPE-MOON作品をひっくるめた世界観における最後の時系列の物語。 ORTはそこに登場する「[[アリストテレス>アリストテレス(TYPE-MOON)]]」という怪物の1体&b(){のはずだった}。 この『鋼の大地』では登場人物の戦闘力がそれまでより急上昇しており、1人で核兵器並の攻撃力を持つキャラが人類側に大勢居る。 そしてそんな核兵器並の攻撃でもビクともしない化け物が、複数体人類に敵対しているというトンデモ世界観である。 『Fateシリーズ』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]1体の戦闘力がおおよそ戦闘機一つ分と喩えられることを考えれば、どれほどのインフレかわかるだろう。 ていうか新人類強くなりすぎである。 コンセプトの「どうしようもない絶望」に恥じず、語られる戦闘力は凄まじく、&b(){&font(#ff0000){TYPE-MOON公式最強キャラクター}}になるだろうと認定されている。 [[死徒二十七祖]]や[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]との強さの比較においては比べるまでもなくORTの圧勝とのこと。 相性などを抜きにした単純な力で比較するならば『[[月姫]]』の[[アルクェイド>アルクェイド・ブリュンスタッド]]や『[[Fate>Fate/stay night]]シリーズ』のギルガメッシュといった各作品最強クラスすら凌駕する。 …もっとも、それらはあくまで『月姫』や『Fateシリーズ』の作中で実際に登場した最強格との比較でもある。 死亡中の[[朱い月>朱い月のブリュンスタッド]]やthe・dark・six、『鋼の大地』のキャラなどは考慮されていない可能性もある。 また、後に[[奈須きのこ]]が語ったところによると >「月姫・Fate・空の境界・DDDの作品の中で(サーヴァントを除いた)トップ3は1位:アルクェイド、2位:「両儀式」、3位:原初の悪魔」 ということになっている。 「アルクはORTには勝てない」と明言していたにも関わらず、なぜかそのORTがランキングに入っていない。 &s(){単純に忘れられたか}『鋼の大地』の登場キャラという事で除外されたものと思われる。 なおこのORT含むアリストテレスには、「環境が滅びた後も生き残っている人類に恐怖した地球が他天体に向かって発信したSOS信号に従ってやってきた」という設定がある。 ……のだが、&b(){ORTだけは&color(red){本来の「約束の時」より5000年も早く地球へ落ちてきてしまった}らしい。要するにドジっ子である。} 現在は「約束の時」までまだまだ時間があるということで、着地点のクレーターの真ん中に水晶渓谷を張って仲間たちが来るまで眠っている。 ちなみに、このクレーターにはこれまで様々な機関がちょっかいを出しては未知の存在たるORTの返り討ちにあっているらしい。 ORTがその気になれば殺人に特化した能力を持つ[[アンリマユ>アヴェンジャー(Fate)]]以上の速さで人類を滅ぼすことも可能ではあるらしい。 それにも関わらず本格的な活動を行っていないのは、単に動くのをめんどくさがっているからだそうだ。 支配行動とかお仕事とかは、今のところ割とどうでもいいらしい。 上記の通りORTは『鋼の大地』に登場するとされているキャラなのだが、実は現在公開されている情報ではそれらしいキャラは登場していない。 またキャラマテには「地球の発したSOS信号を受け取る最強種ではない」とも書かれている。 これには複数の説があり、 ・「約束の時」までの5000年の間に水星にORTを上回る生物が生まれ、そいつがタイプ・マアキュリーになった説 ・『鋼の大地』の前に誰かがORTを倒したのではないか説 などが挙げられている。 また、公式の説明文には「水星(?)の」という表記もされている。 この点から、そもそもタイプ・マアキュリーでも何でもなく&b(){「水星以外の天体からやってきた謎の存在」}という可能性、 中でも「水星出身ではなく『''オールトの雲''』と呼ばれる彗星群((厳密には彗星の起源といわれる、仮説上の天体群。))出身なのではないか」という可能性がすでに指摘されていた。 *能力 ORTの体は地球上のあらゆる材質より硬く、柔らかで、どんな温度差にも耐え、おまけに鋭いという謎物質で覆われている。 いわばあらゆる攻撃が無効な『闘将ダイモス』の敵の超弾性金属から、ファイヤーブリザードで柔軟さが失われる温度差の弱点を除いたようなもの。 姿形を変えることもでき、より蜘蛛らしい姿に変化するビーストモードやまんまUFOな姿に変化するUFOモードもあるらしい。 さらに上記の引用の通り、「死」の概念がないため[[遠野志貴]]や[[両儀式]]が持つ[[直死の魔眼]]も効果が無い。 擬態生物としての特性も有しており、捕食した対象の習性を一部真似るようになる。 これにより地球上の生物との会話能力を得る可能性もあるらしい。 だが、仮にそれでORTとの会話が可能になったとしても、擬態能力での再現に過ぎず理解しているわけではないという。&s(){どこぞのJAMのようだ} &color(silver){そのため、残念ながら[[&color(silver){どこぞのお仲間}>タイプ・ヴィーナス(TYPE-MOON)]]の用にヒロインになってくれたりはしないようである。} 後述するようにそれなりの萌え要素も持ち合わせてはいるのだが……。 ちなみに現在の所、捕食したもので一番味が濃かったのは先代の死徒二十七祖第五位らしい。 吸血種というのがこの捕食による擬態行動か元から持っているものなのかは不明。 これらのように本体の基本性能が桁違いであることに加えて、[[固有結界]]を数段上回る&b(){侵食固有結界・水晶渓谷}までも有する。 詳細は不明だが、どうやら核融合反応で生成したエネルギーを用いて周辺の環境を自身の故郷と同じものに改変。 上書きして塗り替えることで地球のルールが通用しない空間に作り替えるものらしい。 これは星の頭脳体の「元素を生成し、配合し、支配し合う戦い」に近しいものと思われる。 また、[[ネコアルク]]の「ORTに会いにいったら水晶になり掛けて死ぬかと思った」との発言から、近くの物も水晶にする効果もあるようだ。 もっとも、これはギャグ描写の多い『タイコロ』でギャグまみれのネコアルクが言った話なのでどこまで当てになるか不明だが……。 なお、上記の冗談めかした「[[ウルトラマン]]連れてきて」発言だが、後述する『コハエースXP』では「[[ゾフィー]]なら何とかできるらしい」という端書きがある。 どうやら&b(){「ウルトラマンならORTを何とかできる」}というパワーバランスは割と本当に近いらしい。&s(){[[ウルトラマンが欲しい!>ウルトラマンガイア]]} さて、先述の通りORTは型月公認最強キャラクターということになっている。 だが、その設定が語られたのも随分と昔。 現在は強大なニューフェイスと新しい設定によってその地位も危ぶまれてきている。 まず対抗馬として挙げられたのは、[[立川の天パの大元>セイヴァー(EXTRA)]]に[[自称良妻な大化生>キャスター(EXTRA)]]に[[愛欲至上主義のエロエロ尼>殺生院キアラ]]あたり。 &s(){『[[Fate/EXTRA]]』自重しろ} [[立川の天パの大元>セイヴァー(EXTRA)]]は見た瞬間「あ、これあかん」となったプレイヤーが続出したともっぱらの評判。 一部では「最強の出落ちラスボス」とも言われているとか何とか。 その他の2人も[[最高神級の分霊的存在>キャスター(EXTRA)]]と、[[知性があるならば外宇宙の存在でも封殺する能力持ち>殺生院キアラ]]という盛りまくった設定を持つ。 特に[[後者>殺生院キアラ]]は「ORTに勝てるキャラがいるならば?」という話題ではかなりの頻度で名前を出される存在である。 加えて、ORTを消去し得る手段が『Fate/EXTRA CCC』のラスボスによって示唆された。 それが&b(){「天文学的なレベルで遠い空間へ強制転移させて、その空間のみを消去する」}というもの。 一応これが可能だと明言されたのはムーンセル内の霊子世界限定とのことではある。 だが同時にムーンセルは地球はおろか太陽系の範疇であればその物理法則を捻じ曲げることが可能だとも描写されていた。 そのため、故郷である水星またはオールトの雲を神代の権能の支配下に置いて、空間ごと消去出来る可能性も高くなっている。 『[[Fate/Grand Order]]』では、同じように[[死の概念が無い存在>ティアマト(Fate)]]にすら死を付与して可殺状態に追い込むことができるという[[最強のアサシン>“山の翁”(Fate)]]が現れた。 この最強のアサシンと直死の魔眼を併用すれば、ORTにも死を付与して倒せる可能性があるのではとも言われている。 こんな感じで、いつの間にか匹敵しそうな面子が増えてきている。 ただ、そもそも通常のアルクェイドでも「正面からでは勝ち目は無い」という言及ではあった。 通常のアルクのスペックは確かに高いが、[[空想具現化]]をフルに用いたところで街一つを形成する程度の権限しか無い。 つまり裏を返せば「対抗手段自体は一応存在する」とされていたため昔からそのポジションではあったとする意見もある。 またORTを上回る可能性があるキャラクターは、どれもが顕現すれば地球がどうにかなってしまうレベルで強大な存在でもある。 物理法則が決まっていなかった神代やそういった縛りのない霊子空間ならともかく、現実世界にそうホイホイ出てこられるものではない。 そのため実質的な意味での「最強」はいまだ崩れていないのも事実である。 そういうわけで、現在のORTは&b(){「正面からの殴り合いに関しては最強のキャラクター」}という微妙にニュアンスを変えたポジションに落ち着いていた。 …いたのだが…… &b(){[[そんなふうに考えていた時期が我々にもありました。>範馬刃牙]]} *メディア露出 長らく設定のみで語られる存在だったORTだが、2014年には公式メディアで初登場を果たしている。 &b(){『[[コハエース]]』で。} そう、&b(){ギャグ空間}である。 しかもその顛末は「いつものコハエースのノリで型月一武道会を開くことになり、参加者紹介始めたら1組目がORT&[[キアラ>殺生院キアラ]]だった」というもの。 ちなみに対戦相手は[[両儀式]]&[[聖☆おにいさん>セイヴァー(EXTRA)]]である。 色々と酷い。でもいつものコハエースだからね仕方ないね! またきのこアルクによると「対知的生命ならばキアラ」「物理部門ならばORT」がそれぞれ最強との事。 様々な登場キャラが増えた今でも最強の一つという事に変わりないようなのは流石というべきか。 『Fate/strange Fake』では本人こそ登場してはいないが、何度か言及されている。 参加マスターの一人であるジェスターという死徒は、元々は退屈しのぎに聖杯の力でORTを眠りから覚まさせて世界を滅ぼそうとしていた。 これを知ったゼルレッチは、「今の状況で蜘蛛が目覚めた場合、対応するには100年足りない」と語っている。 なおこの「対応」の具体的な内容は不明。例えば「ORTの打倒」も「ORTからの逃走」も、どちらも対応といえば対応である。 そして、ついに&s(){最近にわかに色々ヤバイ存在が出まくってきていた}『Fate/Grand Order』において、本格的にその存在が描写された。 *Fate/Grand Order 第2部第5章後編『星間都市山脈 オリュンポス』において、ついにその存在を言及された。 [[ビーストⅦ>オルガマリー・アニムスフィア]]はこの大蜘蛛を己の新しい体にすべく、眠っている南米異聞帯へと侵攻しようとしている((ちなみにこの行動に関しては、後にシオンから「カルデアの戦力がレベル50だとしたら異星の神はレベル1000程、戦力を上げる必要性は無いのにORTと融合してレベル10000になりたいと思うのは不可解」と評された。単純計算でこの時点でのビーストⅦの9倍強いことになるが、この表現がどれほど正確なのかは不明である。))らしい。 また、同章27節では[[ラスプーチン>言峰綺礼]]に&b(){「オールトの雲より飛来した&ruby(アルテミット・ワン){極限の単独種}」}であると初めて明言された。 第2部後半戦仕様のOPムービーでは、その巨体の影が南米の樹海を覆うように姿を見せている。 第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』冒頭では、[[カドック>カドック・ゼムルプス]]により魔術協会(ないし『Fate』世界)でORTがどのような位置付けなのか語られた。 曰く&b(){「魔術世界に伝わる怪談」}。かつて16世紀に冠位1人、色位6人という凄まじいチームでで探索に赴いたものの、帰ってきたのはたった1人。 その唯一の帰還者も、その詳細について、 &font(b,red){「まだアレに触れてはならない。今期の地球の生命は何一つ及ばない。次の紀を待て。我々が絶滅した後、新たな進化を経た生命に望みを託す」} と言い残すや、公衆の面前で水晶化して死亡したとのこと。 そして同章第10節「ORTの日」にて遂にORT本体が登場。 令呪の後押しを受けた[[テスカトリポカ>テスカトリポカ(Fate)]]の権能により「現在」と「ORTが現れた未来」が交換されることで、原住民「オセロトル」が住む都市に出現。 彼らの都市「メヒコシティ」を破壊し尽くし、オセロトルの亡骸が山の様に積もった状況で主人公達に襲いかかった。 敵ユニットとしては「宇宙からやってきた生物」ということからか、「フォーリナー」クラスがあてがわれている。 &b(){レベル表記は「1」扱い((後述するものも含め、ORTのレベル表記は全状態を通して「1」で固定されている。「伸び代を一切鍛えることがない状態でこの強さ」ということなのか「既に完成されており成長する必要性すらない」ということなのか、真意は現状不明。))。だが、ブレイクゲージ1本目にして既に&font(red){HP100万}を数える。} 1ゲージ目の間はチャージ攻撃以外はただ全体攻撃してくるだけなので、最初のゲージだけならブレイクするのはさほど困難でない。 だが、ブレイクゲージの残量を表す部分がここで初登場となる特殊な形状1つのみになっている。 その正体は1ゲージ目をブレイクすることで判明する。 なんとその1つが割れると、見慣れた形状で&font(red){残りの10つのゲージが表示される}。 つまりブレイクゲージはなんと&font(#ff0000){計11本}。 さらに各ゲージでのHPは&font(red,u){2ゲージ目がHP1000万、3ゲージ目がHP1億と桁レベルで増えていく}。 ……と、&b(){まさに「無理ゲー」}。 見慣れないゲージをなんとか1つブレイクしたと思ったら一気にゲージ表記が9+1。「あ、これ無理ゲーだわ」と悟ったプレイヤー多いだろう。 実際に同バトルの終了条件も「1ゲージ目をブレイクした後に&b(){全滅する}」というもので、一ブレイクでやられるのが普通の仕様である。 1ゲージ目をブレイクした後は進行上まともに戦う意味はないが、2ゲージ目からはORTもちょっと力を見せてくる。 まずブレイク時に自身に解除不可の弱体無効、 &font(red){毎ターンチャージプラス(最大)}、攻撃力アップがかかる。 これによって毎ターン飛んでくるチャージ攻撃「コズミックレイ・バースト」は攻撃後に強化解除に加えて5ターン継続のNP増加効果量ダウンとNP獲得量ダウンをかけてくる。 そのため耐久することも事実上不可能となるため、どうやっても2ゲージ目以降はまともなバトルにならない。 このバトルはコンティニューも不可であり、実力を持って1ゲージ目をブレイクするまで生き残らなければならない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){なおチートを使って続行した場合、最終ゲージは推定7億、総HPは推定35億を超えるとか。}} ちなみに、このバトルでHPが0になったサーヴァントは、マシュ等の特例を除いて&font(#008000){緑色の水晶}のような形となった後に砕け散って霧散。 その欠片がORTに向かっていって吸収される……という特別演出で退場する。 勝利条件から分かるように、バトル後はカルデア陣営の敗北という流れになる。 しかしこれはテスカトリポカの権能による「交換」でしかない。 そのため「交換」の時間切れにより、空間は正常化。破壊された都市やサーヴァントなどはすべて元通りとなった。 **7章後半にて 異聞帯の王であるククルカンの協力もあって難を逃れた主人公たちノウム・カルデア一向は、様々な出来事と平行して調査を続行。 その結果、 -&b(){この異聞帯のORTは既に一度、この異聞帯で中心として生きる恐竜人類「ディノス」達が冬眠状態だった頃に目覚めている。&br()その時にはディノスに代わって隆盛していたヒト科人類である「カーン王国」の人々が対抗。&br()億単位にも上る全ての民の魂を捧げられ不死者へと強化された勇者王・[[カマソッソ>カマソッソ(Fate)]]の奮戦によって心臓をブチ抜かれ死亡した。} -&b(){その心臓を、この異聞帯を管理している「マィヤ」なるものが『太陽』として再構成した。} -&b(){ORT自体は現在この異聞帯最下層である第9層で眠っているが、もうじき復活を遂げる。} が明かされた。 ついでに生態として&b(){&color(silver,royalblue){「星を喰らう宇宙生物である」}}と明言され、南米異聞帯のORTは&b(){亜種}にすぎないことも明らかになる。 そして「交換」の時、テスカトリポカのマスターたる[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]はその目的を語っていた。 曰くデイビットの&b(){&color(brown){「地球を破壊する」}}という目的のためにこれを復活させるのだと。 主人公たちはそれを阻止するため、先んじて異聞帯を維持している空想樹を切除するために異聞帯下層へと進む。 ……しかし、幾多もの奮闘虚しくORTは&b(){&color(#F54738){U-オルガマリーの心臓が移植されたデイビット自身を贄として}}、心臓を補填し復活を果たした。 ちなみに元々復活に必要なリソースとしてディノス達の血や心臓が利用されており、既に充分なほど集まってはいた。 しかしORTは生物としての明確な意志・方針を持たないため、そのまま復活させてもただ闇雲に地球を荒らして去って行くだけになる。 「地球を完全に破壊させる」には、「明確な目的を持つもの」を最後の核としなければならない状況であったのだ。 そのための贄も用意されていたのだが、様々な事情で失われてしまったため、デイビット本人が贄となったのである。 以上を以て、惑星を破壊する「アルテミット・ワン」が初めてプレイヤー達の前に姿を現すこととなった。 &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS-714acAAquxY?format=png&name=900x900,width=300,height=255) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON  キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS-714acAAquxY?format=png&name=900x900 最終閲覧日3月20日} ORTの棺から逃げ出す主人公たちだが、遺跡内部にてORTが出口を塞ぐ形で出現 逃げ場をORTの繊維で塞がれるが、ククルカンの助力を得て交戦する。 この時のORTはキャラマテに記載された頃の金属質のフォルムが前面に押し出されている。 心臓がないためかHP20万から始まりスキル「■■■■20%(砕く毎に%が上がっていく)」を使用しつつ戦闘が始まる。 無事倒したと思ったのも束の間、末端の光がORTの中心に向かうことに気付いた主人公一行はダヴィンチの言葉と共にこの侵略生物の真価を目の当たりにすることになる。 「ORTは再起動して我々と戦っていたんではないし、ダメージで活動停止したんじゃない! &bold(){ ここでいま、再起動するんだ!!}」 ***&b(){&color(silver,royalblue){ORT亜種}} 身長:&b(){推定100m} 体重:不明 肩書:&b(){&color(red){侵略型移動生命体}} &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS-4jVacAAiYXT.png,width=350,height=255) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS-4jVacAAiYXT?format=png&name=900x900 最終閲覧日:3月20日} 『Fate/Grand Order』2部7章で降臨し、プレイヤーが実際に戦う羽目になったORTの亜種。 本家ではない亜種だがそれでも&b(){恒星クラスの霊基規模}を擁しており、カテゴライズは&b(){&color(red){「侵略型移動生命体」}}と完全に扱いは宇宙怪獣。 よく見ると空想樹を解析した結果か、足の部分などに花びらか葉っぱのような物が生えている。 %%助けてくれウルトラマン%% この異聞帯でのORTは空想樹を喰らって自己進化を行った。亜種とされているのはこの点が所以だろう。 結果としてその特性を得ており、それによって自身が南米異聞帯を維持する空想樹を兼ねている。 つまりは''事実上の第七異聞帯の王''でもある。 つまり、空想樹切除と異聞帯の解消を使命としている今のノウム・カルデアにとっては「&u(){現人類に勝ち目がない天敵を殺らなければ}生き残れない」という絶望的な状況でもある。 また、自己進化によって侵食固有結界の性質も変質している。 亜種が持つものは&b(){&color(silver,royalblue){異聞帯の&ruby(テクスチャ){物理法則}を書き換え、全域にある樹木を一瞬で空想樹に作り替える能力、『空想樹海』}}。 シオンによれば&font(b,purple){「地球上の植物を『空想樹』に作り替え、自らに適した環境に作り替える侵略生物」}とのこと。 これにより、復活してすぐに異聞帯の樹海が例外なく空想樹の樹海に成り果て、&b(){その大量の空想樹それぞれが夥しいほどの数の空想樹の種子をばら撒いて生物を殲滅する地獄絵図}をも誘発。この光景をシオンは&font(b,purple){「最大にして最悪の異聞帯」「地底に創られた銀河の地獄」}と称した。 一応水晶化の性質も一部残っているようで、決戦時のマップでの移動跡は経過と共にどんどん水晶化が広がっていく。 外皮は&b(){マントル層の超高熱に晒され続けても余裕の無傷で耐える}。そしてこれまで説明されていた「死の概念を持たない」ことも詳しく掘り下げられた。 具体的には生物的な死の範疇に無く、生物でありながら生死の在り方は&b(){機械のそれに近い。} 本来なら生物にとって致命傷となる「脳」や「心臓」の破壊を経ても生命活動にほぼ支障がなく、他の部位で代替できる。 そしてこれら全身の細胞が等しく強力な自己再生復元機能を有しているため、失われた部位も時間が経てば自己生成して復元される。 そのためメインエンジンである心臓を奪われても機能停止するだけで、時間をかければ何度でもなんどでも復活できる。 何なら心臓部がない状態でも[[手足が独立して稼働する>ドガボン(マリオストーリー)]]事で戦闘も含めたあらゆる活動が可能。 なお、劇中の描写的に死の概念の付与や直死の魔眼なら生命活動を停止させて実際に殺せはするようである。 が、それだけだと前述の超再生能力によりすぐに復活して活動を再開する。 同じく直死の魔眼で殺されてから復活した[[アルク>アルクェイド・ブリュンスタッド]]と違い、こちらは再生までの期間も短く弱体化した様子も全く見られない。 つまり[[&font(b,red){ORTの全細胞を一撃・一瞬で}>スペースビースト]][[&font(b,red){完全消滅させない限り滅ぼせない}>トライアルシリーズ(仮面ライダー剣)]]と&b(){明言される}トンデモ生命力を兼ね備えている。 攻撃面に関しても、心臓を失って弱体化している状態でも ・地球生物にとって&b(){近寄るだけで致死量になるほどの大量の宇宙線(放射線)}を周囲に撒き散らす。 ・鉱物状の糸のようなものをサーヴァントに突き刺すことで&font(b,red){サーヴァントを介して英霊の座をハッキング。&br()英霊の座に登録されている英霊の本体情報を損傷させる} など、&s(){核抑止などという理屈が馬鹿らしくなる}掛け値なしに桁違いのもの。 そしてORTに倒されたサーヴァントは、ハッキング能力によって霊基情報を丸ごと強奪・捕食され、英霊の座とのリンクが破壊されてしまう。 これにより敗北したサーヴァント達は座に退去できないため、該当英霊の再召喚すら封じてしまう。((ただしサーヴァントは情報体故に消化まではできず、体内に「貴重な情報資源」として備蓄されるだけに留まる。なので一応ORTを討伐さえできれば、捕食された英霊達のデータは開放され、英霊の座も元の状態に戻りキチンと退去できるようになるとか。)) ORTにとってみれば人類史ですら&b(){ただの餌}に過ぎないのだ。 #region(蜘蛛形態スキル) &b(){【永続バフ】} ・&b(){コズミックレイ} >効果:攻撃時、敵全体に&b(){〔宇宙線障害〕}状態((最大HPの上限が減少する解除不能の状態異常。))状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ >   攻撃を受けた時に、対象に〔宇宙線障害〕状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ コズミックレイとは「宇宙線」の意味。これのせいで&b(){ORTに攻撃すればするほどHPの上限がゴリゴリ削れていく。} &s(){サーヴァントにすら悪影響が出る放射能マジヤベえ} &b(){【クラス別永続バフ】} ・&b(){レヴォルーション・ウェブ} >所持クラス:セイバー、キャスター、アサシン、バーサーカー、フォーリナー >効果:自身がフィールドにいる間、敵全体の任意による退場を禁止する。 星間航行に用いられると思しき銀糸がサーヴァントを絡めとり、任意による退場を禁じるスキル。 要はオダチェン封じ。ミス・クレーンとかも退けなくなる。 ・&b(){スターリング・インヴェイド} >所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー >効果:フィールド特性を打ち消す+フィールド変化を無効+ターン終了時に敵全体の〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ 侵食作用により、フィールドへ作用する効果を無効化するスキル。 地味にガウェインあたりの火力が出にくくなる。HPの減少が加速するのも厄介。 ・&b(){ダークマター・プランクトン} >所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー >効果:ターン終了時、敵全体の攻撃・防御強化状態を確率で吸収。 &b(){暗黒物質を泳ぐ未知の微生物}を放つスキルで、強化効果を吸収してくる。 下手に耐久目的で防御バフを撒いてると&font(b,red){逆にこっち側の攻撃が通らなくなることさえある。} ・&b(){エルンスト・ユニオン} >所持クラス:アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター >効果:攻撃時、敵全体に毒・やけど・呪い・防御ダウン・HP回復量ダウンのいずれかを付与 金属触手を変質させるスキル。ORTの攻撃に状態異常を付与する効果が加わる。 ・&b(){エーテル・ドランカー} >所持クラス:セイバー、ライダー、アサシン、バーサーカー >効果:2ターンごとに敵全体のNPを吸収する。 空間への広域干渉スキルで、魔力≒をたちどころに奪われる。 NP獲得スキルを持たない低レアや、宝具1でNP上限が100%のキャラにはかなり辛い。 また吸われた分だけチャージも加速するため、特にアサシン状態だと1人吸われただけですぐチャージがMAXになる。 &b(){【スキル】} ・&b(){PPチェイン/セブンエーテル} >効果:3ターン後に「毎ターンチャージを最大にする状態」を自身に付与する。(解除不可) PPチェインとは陽子-陽子連鎖反応のことで、水素原子同士の核融合反応、つまりは&b(){太陽がやっている核融合}のことである。 ・&b(){レヴォルーション・ウェブ} >効果:パーティ全体に&b(){〔公転銀糸〕}((ORTの攻撃以外でHPが0になった時、HPが回復する&公転銀糸・ガッツ発動時、味方全体の防御力をダウン))付与(永続・解除不可) アクティブスキル版。戦闘開幕から発動してくる。 こっちはステラ封じ。一応HPは5000くらいまで回復してくれるが、それ以上にヤバイ防御ダウンが味方全体にばらまかれる。 ・パルセイティング・ヴァリアブル >効果:ORTのクラスを変更&ORTのチャージ-1&ORTの強化解除 22節進行度7でのみ使用するスキル。変更順はフォーリナー→キャスター→ライダー→キャスター→フォーリナー。 5ターン目以降は使用しない。 厄介そうに見えて実は&b(){どれもアルターエゴが攻撃有利になるクラスになることが多い}。編成しておくとかなり楽になる。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){コズミックレイ・バースト} 蜘蛛形態の宝具相当の攻撃。自身の上空に夥しい数の金色の光を具現化。雷の豪雨のように降り注がせ敵を攻撃する。 直訳すれば&b(){「宇宙線爆発」}。[[宇宙線に指向性を与えて攻撃に用いたもの>クリストファー・ヴァルゼライド]]と考えられる。 内容は攻撃力をアップ(1T)+無敵貫通状態を付与(1T)+弱体状態を解除+敵全体に攻撃。 2巡目以降は下記のアナライズも一緒に来るので、チャージが貯まれば&b(){問答無用でお陀仏である。} &b(){【ブレイク時行動】} ・&b(){アナライズ/デコード/ディセーブル} チャージ攻撃2回目では直前にも使用する。以下の複数の効果を一気に付与する。 >・敵全体の強化状態を解除&NPを減らす(-100%以上) >・敵のスターを減らす(-100個以上) >・敵全体に〔解析完了〕状態を付与(解除不可) >・自身に無敵貫通状態を付与(解除不可) >・自身の弱体状態を解除 >・自身に〔解析完了〕特攻状態を付与(解除不可) ざっくり言うと&font(b,red){「オマエ達の強化バフを根こそぎ全部引っぺがして特効で確実に殺す」}。そしてしれっと&b(){後衛にも付与される}。 こうなると星もNPもすっからかんにされた挙句ワンパンで前衛のHPが消滅し、続け様に後衛もワンパンで壊滅する。 #endregion この大蜘蛛ヤローの撃退に要した戦力は ・&b(){カルデアのバックアップを受けた主人公の無差別召喚による英霊部隊の総攻撃} ・&b(){第三冥界を守護するエレシュキガル・オルタの今までの全リソースを費やし、自身への負荷すら度外視した全力の総攻撃} と、第1部終章をも上回る空前絶後の大規模。 ドゥムジによれば、この戦力を以ってすれば&b(){「相手が[[文明を刈り取る遊星の先兵>巨神アルテラ]]であっても撃退していたことでしょう」}とも。 ……が、 ***&b(){&color(Green,gold){UFOモード}} 身長:不明 体重:不明 肩書:&b(){&color(red){侵略型飛行生命体}} &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS--xLakAAP4I4?format=png&name=900x900,width=350,height=155) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS--xLakAAP4I4?format=png&name=900x900 最終閲覧日:3月20日} &b(){ORTの本体にして真の姿。} 具体的には&font(b,red){これまで戦っていた蜘蛛型の体は本体ではない。それらの部分は人間でいう老廃物、いわゆる皮膚角質のようなものでしかなかったのだ。} 確かに動物でも武器になる硬い爪は角質の変質によって生まれており、皮膚角質が硬質の攻撃部位になるのはおかしくはない話だが、 体っぽくしてデコイとしての役割も果たすなど、さらに進化した生物と見ることもできる。 真の姿は&b(){&color(Green,gold){緑色に随所が光る金色のアダムスキー型UFO}}。一見すると非常に分かりづらいが、よく見ると円盤にもしっかり顔がある。 この状態での活動を開始すれば、&b(){核融合を自力で行って}活動するエネルギーを生み出しながら空を飛んで進軍。 それだけでなく、自身の周囲に核融合で生じた ・&b(){生命体に有害な複数の宇宙線} ・&b(){超重力場} ・&b(){1万度から始まり100万度を超えるであろう超高熱} が竜巻の如く渦巻く宇宙空間の雷雲群&b(){&color(Green,gold){「&ruby(ギャラクティカ・スーパーセル){宇宙嵐}」}}を発生させる。 満身創痍だったとはいえ直撃したエレシュキガル・オルタが&b(){一瞬で蒸発する}&s(){おまけに最新スマホまで処理落ちさせる}色々な意味で凄まじい威力を持つ。 そんなものに人間を始めとした生身の生物が耐えられるはずもなく、UFO形態のORTの周囲では生命体の生存は当然不可能。 一帯が&b(){「宇宙線の地獄」}と形容される環境に成り果ててしまうため、シャドウ・ボーダーを持ってしても最低でも2kmの距離確保は必須。 これまで過酷な環境での活動可能な耐性を発揮してくれたカルデア製礼装でも死は免れない苛烈な環境となる。 この宇宙嵐は防御にも転用可能で、[[敵の攻撃を捻じ曲げ逸らす防御フィールド>グランゾン/ネオ・グランゾン]]としての側面も併せ持つ。 こんなもんを纏いながらガンガン進む姿はまさしく宇宙規模の災害でしかない。 またたとえ宇宙嵐の発生機関を破壊したとしても、&b(){短時間で同等かそれ以上の性能を持った次世代機関を自己生成して再起動させる}ことができる。 さらにこの時老廃物が大量に発生するので、結果として蜘蛛部分も自動的に生成される。 蜘蛛形態の時の不死性・攻撃能力も健在。 敵対者には&b(){推定20㎞は伸びる}金属触手を伸ばして[[攻撃・融合・捕食>ゾンダー(勇者王ガオガイガー)]]を図り、サーヴァントへのハッキングや解析も問題無く行ってくる。 #region(UFO形態スキル) UFO形態でも上記の蜘蛛形態の時に使いまくっていたスキルやバフは持ち越しで使ってくる。 &b(){【永続バフ】} ・&b(){ギャラクティカ・スーパーセル} >効果:毎ターン終了時、敵全体のHPを2000程度減らす+〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ。 発生した宇宙嵐により、交戦中はダメージを受け続けるスキル。無敵など、攻撃を無効化するスキルでダメージを軽減できる。 UFO形態で追加される永続バフ。要するにターン終了時にもう1回攻撃が飛んでくる。 &b(){【クラス別永続バフ】} ・&b(){パラダイム・インフレーション} >効果:敵が攻撃強化(攻撃力、クリティカル威力、宝具威力、特攻)のスキル使用時、自身にも同じ効果の攻撃強化を付与 ORTの前で使用したスキルが解析され、一部の効果を模倣されるスキル。さらにORTが自身に付与する一部の効果が倍加する。 つまり&b(){攻撃バフスキルを真似してくる}。しかもこっそり自身のバフも強化される。 火力をあげて削りきれないと逆にこっちが殺されるインチキ効果。 ちなみだが、この時マシュのスキル「ブラックバレル」は天寿の概念武装のためか レプリカとは言え、コピーしたら癌細胞を作るようなものだからか、コピーされずNO EFFECTとなる。ほんと何作ってんだアトラス院。 ・&b(){パラドックス・キャンセラー} >効果:自身が弱体状態の時、自身の弱体状態を3つ解除、解除した分だけ攻撃力アップ。 高周期の自浄作用により弱体効果を分解、攻撃力に転換するスキル。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){ロスト・スーパーノヴァ} この形態でのチャージ攻撃は&b(){まさかの宝具準拠の固有演出。} 巨大な蜘蛛形態の姿に似た形状のエネルギー体を円盤下部に形成。 その後円盤にある頭部から大出力の極太破壊光線を、形成した体から大小無数のレーザー弾幕を発射して敵を薙ぎ払う。 スーパーノヴァとは&b(){「超新星爆発」}の意味。超新星爆発を疑似再現して攻撃に転用しているのだろうか。 蜘蛛形態時とは違う点は、&bold(){ダメージが入る前に強化解除される}という特徴がある。この為、仮に直前に無敵や対粛清防御などを張っても強化解除されるのでほぼ意味はない。後述のアナライズも必ずついてくるため、耐えられるサーヴァントはまず居ない。 &b(){【ブレイク時行動】} ・&b(){アナライズ/デコード/ディセーブル} 効果は蜘蛛形態時と同じ。だがこの形態になると&b(){チャージ攻撃1巡目の直前にも確実に使用してくる。}相手は死ぬ。 #endregion ただし、ここまで書いたがこのORTは&font(b,red){終始心臓を抜かれていて全力ではない。}それを踏まえてもコレである。 そして&b(){「出力」と「破壊本能」を見た場合汎人類史版ORTの方が高い}ようである。%%勘弁してくれ%% **空想樹海決戦 このORT再起動の時点で異聞帯名は『&b(){&color(silver,royalblue){空想樹海紀行オルト・シバルバー}}』へと変更される。 そうして起動したORTはまず太陽……もとい、自身の心臓を取り戻す為に侵攻を開始。 対するカルデアは縁を結んだ英霊達を総動員した英霊部隊による総攻撃での総力戦&b(){「空想樹海決戦」}を仕掛ける。 #openclose(show=※総力戦解説){ #areaedit() 移動を開始したORTとのバトルは「総力戦」と名付けられ、以下の条件のもと二節分を戦い抜く特殊な長期戦クエストになっている。 -&b(){倒された≒一度出撃したサーヴァントは先述した特別演出でORTに吸収され、[[総力戦中は&color(red){二度と使用できなくなる}>キャラクターロスト]]}((マシュのみ退場後から4戦目で再度使用できる。)) --&color(red){サーヴァントが全滅するとゲームオーバー} -&b(){&color(red){挑戦するごとにクラスが変わる}}((7つの基本クラス+フォーリナーの中からランダムで決定される)) -&b(){一律100万のHPを持つ11(+?)本のゲージを全て削ってクリアとなる} -&b(){味方が攻撃する、または相手の攻撃の度に味方のHP上限がどんどん減っていく} -&b(){編成条件が「1~6騎」までになり、普段は不可能な&color(red){サーヴァント単騎出撃}が可能になる} -&b(){フレンドからのサーヴァントレンタル不可} とまあ、まさに&b(){人類対宇宙怪獣}を再現するかのような特殊チャレンジである。 また、一つのゲージをブレイクした際に発動する敵スキル((ちなみにチャージ攻撃2~1度目の直前にも使ってくるので、実質チャージMAXまでがタイムリミット。))により、以降はそのバトルに参加したサーヴァントは事実上攻撃無効化+即死。 同時に敵の攻撃も超強化されるので、実質&b(){バトル1回で長くても数ターンまたはゲージ一つ分で強制全滅}といってよく、&color(red){これまで集めてきた戦力を非情にも使い潰し続ける戦術を敢行させられる}ハメになる。 幸いにもこのバトルでは&b(){自軍サーヴァントの攻撃力に+50%ほどの永続・解除不可のバフが掛かり、後半に限りさらに最大HP倍増などのバフが追加される。} そのため星1~3の低レアでも最終再臨の最高レベルまで育てていればスキルがオール1であっても割と削れる。 NPチャージ礼装((龍脈やカレイドスコープ、各種イベント礼装等。))装備ならば1〜2騎を揃えれば1戦で1ゲージをブレイクでき、最良の効率で戦いを進められる。 なお一度のバトルでブレイクにまで至らなかった場合も含めて、削ったダメージは以降のバトルに持ち越されるが、ORTのクラスは毎回変更される。 しかし育成素材の兼ね合いなどで少数精鋭の育成方針なマスターの場合、これが途端に厳しくなる。 フレンドサーヴァント使用不可の仕様もあって、頭数不足で詰んでしまったというケースもある。((一応ゲームオーバーになったり敗色濃厚になっても総力戦の最初の節に戻ってやり直すことは可能なのだが、戦闘に耐えうるサーヴァントの絶対数が足りないとやり直したところで結局詰んでしまう。)) 他にも手持ちに有利クラスが少ないクラスが何度も選ばれるなど、ランダムに泣かされる形でやり直さざるを得なくなったという人もいた。 これをやっとこさ超えると、前述の通り&font(b,red){見えていた[[蜘蛛型の巨体は本体ではない>ラヴォス]]というトンデモ事実が発覚。} 真の本体である背後に装着されていた金色の円盤部分を相手取って総力戦が継続され、 今度はゲージ総数7本のうち、&b(){120万のHPゲージ5本を叩き折らなければならない}((6本目はHPが200万だが、こちらはストーリー上の演出で自動的にブレイクされる。))。 それまでにロストしたキャラはそのままで、後半の自軍バフが消えた上で敵の攻撃・スキルも強化されるため、難易度は若干上がっている。 一応、第一段階との戦闘直前のストーリーでゴルドルフ所長が「切り札は取っておけ」という趣旨のアドバイスをしてくれるので、だいたいこうなることを予測して主戦力の★5キャラを温存していたマスターも多かった。 だがそれでも「そこまでにしておけよ&s(){きのこ}ORT」と毒づきたくなったことだろう。 全てのゲージをブレイクし、最後のHPゲージ300万まで追い詰めると「総力戦」は終了する。 } 「総力戦」により、ストーム・ボーダーの主砲「&ruby(ヒュームバレル・レイプルーフ){人理定理・未来証明}」の一撃でORTを完全に消滅させられるラインまで何とか削る事に成功。 障害となる宇宙嵐も、紅閻魔・オルタとキングプロテア・オルタの尽力により発生器官を破壊されており封じられている。 状況が成ったことを確信し、U-オルガマリーに対して撃とうとした時と違ってきちんと出力マックスで稼働する主砲のトリガーを引くのだが… &color(red){発生器官を破壊し封じたはずの宇宙嵐によって弾道を捻じ曲げて回避}。 再装填は絶望的。絶体絶命か……というところにU-オルガマリーと&s(){言峰}ラスプーチンが現れる。 そして共同戦線を張り、主人公たちが時間稼ぎをした上で再度ストーム・ボーダーによる一撃を試行することとなる。 曰く、もう一度だけORTを一撃消滅圏内まで削れという。 ORTの再生能力の前にはそんなことをしても無駄だが、異星の神の権能「未来粒子加速牢(タキオンジェイル)((異星の神命名。ラスプーチンは自身の命名ではないと強く念押ししてくる))」により超加速された時間の中であればORTの再生はほぼ止まっているに等しい。 そして再度圏内に捉えた所で、異星の神の全魔力をつぎ込んだレイプルーフの第二射を打ち込むという作戦を提案される。 乗るしかないカルデアは承諾、ここに異星の神との共同戦線が再び展開される。 ORTの撃破はまだ成っていないが、ストーム・ボーダーにある霊基グラフを使ってサーヴァント情報を再現する事で、既に捕食され英霊の座とのリンクを破壊されてしまった英霊でも短時間であれば疑似的に召喚可能という最後の切りふだを解放。 要するに先程の段階で総力戦が終了しているという扱いなので、今まで食われたサーヴァントはここですでに全員復帰している。 この時の戦闘はHP300万で追加ゲージはなし。さらにターン経過でダ・ヴィンチちゃんやコヤンスカヤ、ネモの宝具による支援攻撃も行われる。 そのため体力こそ3倍近くに上がっているが、それまでの激戦を突破したマスターならば問題なく勝てるだろう。 &b(){苦肉の対抗策でORTの周囲の時間の流れを時間停止レベルまで極限に遅くしてるのに、再生力が衰えた以外は普通に環境に適応して問題なく戦えてた辺りは最高におかしいが。} この戦闘に勝利すると、提言通り異星の神の全魔力によるレイプルーフ二射目がORTに直撃。 細胞の一片も残さずにORTは消滅した。 ORTはその活動を開始してから、異聞帯の原生生物の&b(){98%}を空想樹の種子含む暴力によって滅ぼした。 しかし空想樹海の地獄の中で生き残ったオセロトルやディノス達による必死の抵抗。 メヒコシティや各冥界線の主たるサーヴァント達による命懸けの攻撃。 そしてボーダーの全員、ラスプーチン、U-オルガマリーによる決死の作戦。 その果てに、星を壊す怪物は「&ruby(ヒュームバレル・レイプルーフ){人理定理・未来証明}」によって完全に破壊された。 推測にはなるが、10節にて「交換」で登場したORTが心臓を取り戻し復活した本来のORTであったのだろう。 あれとのガチンコ勝負はさすがにカルデア陣営でも対処のしようがなかったと考えられる。 &font(l){そしてそんなフルスペックORTを&b(){単身で撃破するという偉業}を成したカマソッソは、マスター達から[[ネタ>中の人ネタ]][[抜き>檜山修之]]で&b(){[[勇者王>勇者王ガオガイガー]]}と呼ばれるに至った} さらに余談ではあるが、「交換」の時と同じ様に、ここまでやったこの状態のどの形態でもレベル表記は「1」。末恐ろしい……。 あと「交換」の時のブレイク後とは異なり、弱体耐性や弱体無効を一切持っていない。 それこそ恐怖とか魅了とか普通に通る。ただし性別は「無い」扱いなのか下姉様あたりの性別限定の魅了は効かない。 #openclose(show=管制室に帰ろう、マシュ){ #areaedit()       #center(){&b(){〔トリスメギストスⅡからの通信〕} &b(){『鏡面複写した人類史の濫用』} &b(){『3億年に亘る異聞人類史の総括』} &b(){『これらを用いた、仮想英霊体の構築を確認しました』} &b(){『生物分類:ワン・ラディアンス・シング グランドサーヴァント:クラス フォーリナー』} &sizex(6){&b(){&color(red){『ORT が 召喚されます』}}} 主人公「───は?」 &font(#008cff){マシュ「──────召、喚?」}} ・&b(){&color(Green,gold){オルト・シバルバー}} クラス:&b(){&color(red){グランドフォーリナー}} U-オルガマリーの命を賭した一撃により完全に破壊されてなお、ORTは生き残ることを諦めていなかった。 なんと消滅する直前に&b(){&color(red){カルデアの召喚式を学習・模倣。&br()仮想的に未来と人類史を構築し、僅かに残った角質を触媒として&color(Green,gold){『英霊として認定された自分自身』}を召喚}}した。 そのカテゴリーは&b(){通常ではあり得ないイレギュラーなグランドクラス、グランドフォーリナー。} 要は&b(){3億年の活動実績(偽造)}のある&b(){異聞帯(ORT考案)}における&b(){全人類(ORT自身)を護る存在}。 さらにざっくり言えば&b(){&color(Green,gold){『ぼくのかんがえたさいきょうのさーばんと←ぼくじしん』とそれがまかり通る世界をまるごと捏造}}したのだ。 &font(b,red,black){本来は「人類全体を救うための冠位資格」を「地球産ですらない外宇宙からの侵略生物」が獲得する暴挙である。} 「未来において英霊に認定される自分自身を呼び寄せる」と言う行為は、[[似たような事をやった前例>卑弥呼(Fate)]]がいるが、こちらは世界ごと捏造しなくても正しく人類史の英霊として認定される存在であり、自分で自分を直接召喚した訳でもなく切っ掛けを作ったに過ぎない。そもそも勝手にグランドクラスになったりもしていない。 ビジュアルは蜘蛛形態のORTを無理矢理人型に加工したような無機質なもので、背丈は人間大サイズだが色はUFO形態のような金色。 だが上記のめちゃくちゃな成立過程から生物としては終わっていて、その存在は&b(){もはや、ただ南米異聞帯という領域を継続させるだけの機構に成り果てている。} それでも、その脅威と凶悪さは一目見た瞬間で「召喚前と変わっていない」と理解できるもの。 7つの特異点と6つの異聞帯を踏破し、人類悪だの真性悪魔だの真体を持つ神だの終末装置だの様々な強敵に出会ってきた主人公ですら愕然とさせた。((実際、右上のマスターのアイコンは戦況が悪化するほど焦りの表情に変わっていく)) 主人公「今までいろんな脅威に出遭ったけど ─────アレは、&font(b,red){正真正銘の、怪物}だ」 英霊となってから能力として見せたのは&b(){&color(Green,gold){「太陽風の放射」}}。 出力こそUFO形態の宇宙嵐より下回ってはいるが、それでもストーム・ボーダーに致命打を与えられるであろう破壊力を持つ。 #region(使用スキル) &b(){【スキル】} ・&b(){第三の滅亡-ビッグスリー} >効果:開幕敵全体のHPを5000減少+自身の特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可) ・&b(){スターリング・インヴェイド} ・&b(){エーテル・ドランカー} ・&b(){パラダイム・インフレーション} 今まで使ってきた永続スキルとほぼ同じだが、3T継続の固有バフ扱いになっている。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){ソーラー・ストーム} オルト・シバルバーの宝具に相当する攻撃。名前の意味はまんま「太陽風」。 効果は敵全体に強力な攻撃+強化状態を1つ解除+NPを減らす(-50%)+強化無効を付与+やけど状態を付与 &b(){【ブレイク時】} ゲージブレイクごとに次のブレイクまで解除不可の各種バフが発生するのが特徴。 ゲージブレイクを果たせば自動的にバフは消えて新しいバフに切り替わる。 ・&b(){創世記-ジェネシス} >効果:自身に特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与+敵全体にアーツカード使用封印状態を付与(3T・解除不可) ブレイク1回目の効果。 ・&b(){黄金樹海-ミクトラン} >効果:自身に「ターン終了時、敵全体HP減少する」状態&「攻撃時、対象のHPを吸収する」状態を付与(3T・解除不可)&特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与 ブレイク2回目の効果。 ・&b(){楽園の世紀-ディノス-} >効果:特殊耐性をアップ(7回・5T・解除不可)&無敵貫通を付与(3T・解除不可) ブレイク3回目の効果。 ・&b(){暗闇の世紀-カーン-} >効果:自身に「ターン終了時、自身に睡眠状態を付与する」状態を付与(1T・解除不可)+敵全体に睡眠状態を付与(1T)+自身の特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与 ブレイク4回目の効果。唯一明確なORT自身へのセルフデバフ。 ・&b(){豹頭の世紀-オセロトル-} >効果:特殊耐性をアップ(8回・5T・解除不可)+攻撃時追加効果「攻撃時、対象の強化状態を1つ解除する」状態を付与。 ブレイク5回目の効果。 ・&b(){境界を超えるもの-カルデア-} >効果:自身に「クリティカル攻撃時、対象を強制的に退去させる」状態を付与<ガッツ無効、ターン経過ごとに敵が1騎になると無効化>(永続・解除不可)&特殊耐性をアップ(5T・解除不可) >退去時、残ったサーヴァントに永続の攻撃力&宝具威力&特殊威力&防御力&最大HPアップ&毎ターンNP獲得を付与。 ブレイク6回目の効果。オルトシバルバー自身のバフというよりは相互影響する特殊ギミック。 この「強制的に退去」とはいかなる手段でも防げない即死であり、書いてあるガッツ無効に加えて無敵でも対粛清防御でも防げず((攻撃のダメージ自体は無効化できるが無意味))、この効果のついた攻撃で狙われた時点で退場確定である。これが最後の1騎になるまで続く。 要は&b(){殿とのタイマンでの殴り合いを強制させる}ギミック。 代わりに、これで退去するたびに残ったメンバーに大量のバフを置いていくため、残される方はどんどん強くなる。 最大HPのバフもあるので、残される方がいくらか傷ついても案外持ちこたえてくれる((FGOのゲームの仕様上、HP最大値バフはHPの現在値ごと伸びるので、実質的にHP回復しているのに等しい))。 うまいことターゲット集中でアルターエゴを殿に持っていこう。成功すればバフがガッツリ乗るので、倒せる自信があるならアルターエゴに限らず自分の推しを殿に据えても楽しめる。 #endregion 満身創痍のカルデアの危機に現れたるは&color(#3B4EF0){異聞帯の神、ククルカン}。 自分の始末をつけるため、未来に進む命のために、召喚されたORTと対峙する。 ククルカンの助力を受け、総力戦に次ぐ最終決戦の末に遂にカルデアはオルト・シバルバーを打倒。 これで漸く大団円───&b(){と思いきや。} #center(){&b(){『報告、仮想英霊体の霊基崩壊を観測』} &b(){『&ruby(・・){警告}、&ruby(・・・・・・・・・・・・・){侵略異星生命体の降臨を観測}』} &b(){『時空連続体に異聞記録が挿入されます』} &b(){『&ruby(パラドクスエフェクター){逆説効果}を基にした&ruby(インフレーション){膨張現象}を確認』} &b(){『侵略個体 &ruby(スターセル){惑星統括細胞}。 発生区間 観測宇宙時間 146億年 に再定義』} &sizex(6){&b(){&color(red){『ORT 出現します』}}} 主人公「───なんで?」} &b(){ORT、まさかの再召喚。} &b(){&color(silver,royalblue){どんなパーツでも残ってるなら復活できるから、パーツが1つ(心臓=太陽)でも残っていれば最初からそこにいることになる}}という逆説性を利用。 境界記録帯を撃破してもなお再び召喚を果たす。&s(){しつこい} さらにしれっと自身の観測記録を&color(Green,gold){3億年}から&b(){&color(#60EE3C,brown){146億年}}、&b(){実に}&font(b,red){約49倍}&b(){の活動実績へ改竄し直している。} その姿は先程の人型を全体的に鋭利したフォルムで身体の色彩は&b(){&color(#60EE3C,brown){胸が緑色に輝く錆びついたような茶色}}に変色。さらにまるでアメンボや巣を張る蜘蛛のように伸びた6本の腕と2本の脚を備えているシャープな造形。 &s(){簡単に言うとメタリックにしたデオキシス(アタックフォルム)} さらに背景の宇宙は&font(green,b){緑色に光り輝いていた。} ここまでくると、もし仮にこのORTを倒せたとしても、何度でも同じように、あるいは今以上に強大な姿で再召喚され、人理に牙を剥くのは明白である。 今度こそ主人公が「倒せない」と絶望し、心が折れかけるほどの本当の絶体絶命の状況。 しかし、そこでORTに立ち向かったのは、またもククルカンであった。 彼女は、異聞帯の根幹である「マィヤ」がORTの心臓から作り出した2つ目の人工太陽の化身として現れた存在であり、 そして&font(green,b){彼女こそがORTの存在証明の要因である娘にして半身「オルト・ククルカン」。} 彼女はこの事実を認識し、さらに&font(green,b){「異聞帯の維持を放棄してでもORTを討滅する」}と決断。 「&font(green,b){ORTを倒せるのはORTのみ」}として、人工太陽をORTに向けて放ち、着弾させて燃え尽きさせる。 その熱量の直撃と同時に心臓が失われたことで、二度に渡り行った逆説効果による存在証明および英霊認定も無意味と化した。 この一撃を以てORT亜種は、取り込んだ空想樹と共に&b(){今度こそ完全に消滅}。そうして、ミクトランは地底の闇に包まれていった… #areaedit(end) } *余談 #center(){&b(){ORT亜種は汎用人類史のORTよりも本当に弱いのか?}} ORT亜種が公式で登場したことで活発化した強さ議論に伴って浮上した新たな疑問である。よく議論されるがこの点に関してはファンの間から指摘がされている。 まず出力に関しては汎人類史より弱いとORTが言及された時点においても先述の通り&font(b,red){心臓がない状態}での評価なので、ガタ落ちしているはずの出力を心臓を取り戻した場合はどう評価されるかについては未知数であるという点。 この点から&b(){&color(red)心臓を取り戻した場合はそこまで差はないのではないか?}とするファンの意見も多い。 実際、7章前編の終盤で一時的に現在と未来が入れ替わったことで現れたORTは心臓を取り戻したと思わしく、後編の総力戦で戦ったORTとは比べ物にならないほどのHPと体力ゲージを誇っていた。 解析により判明しているHP量は35憶越えというとんでもない数値であるため、心臓を取り戻した場合は本種と亜種の差は大きくない説は有力とされている。 明確な差としては元々の”水晶渓谷”が空想樹を取り込んだことにより変質した”空想樹海”の存在があり、フィジカルと宇宙現象という物理一辺倒から多少の搦め手に性能が変わったので、出力部分で優劣が付いたとなれば不自然ではない。(最終的な総合力や脅威度としては落ちてはいないと思われる) そしてそもそも「水晶渓谷」が起動してしまう場合だと瞬殺されてしまうかもしれない疑惑が残っている。 また、この時はデイビットを核にした事で特定の物を破壊する為の指令が刻まれている。 そのため、特定の物を破壊するまでは本気を出さない可能性があり、破壊衝動や出力抑えられているとも考えられる。 対して汎用人類史のORTと比べて異聞帯のORTは&font(b,red){6600万年早く飛来した}という点が明言されており、その際に地球に落下した衝撃で異聞の&ruby(ビッグスリー){第三の滅亡}を引き起こして&ruby(活動停止){死亡}。 その6000万年後にORTは活動を再開したが、[[カマソッソ>カマソッソ(Fate)]]との激突において心臓を抜かれた後再び死亡。 マィヤの尽力もあってか現代まで目覚めることはなかったとされている。 つまり異間帯のORTは地球に付いてからほとんど死にっぱなしであり、&font(b,red){汎人類史の個体より早く飛来したのもあって若い未熟な個体なのではないか?}という点が指摘されており、 &font(b,red){素直にカルデアの解析通り汎用人類史よりも弱い個体なのではないか?}という意見も根強い。((一方、本編で対峙したORTは終始一貫してレベル1という状態で、敵の生態を学習するのはともかく進化や成長、未熟と成熟の概念があるかも疑わしいところではあるが)) さらなる余談として長らく語られた型月物理最強ORTであるが、それは比喩でも何でも無かった。 つまりこの侵略生物を相手にするには、RPGでいう魔法・魔術などという術式・文明で対応することは極力避け、純粋に肉体スペック―――&b(){物理で相手をしなければ術式が真似られてやり返される}というトンデモ前提のうえで極めて高いハードルが要求される。 こんな生物を相手に本当に自身の不死性の権能だけで立ち向かった((恐らく心臓がある上で出力の高まった宇宙嵐吹き荒れる水晶渓谷。それぞれが独自の手段で不老不死を体現している死徒二十七祖第五位を秒殺できる不死殺し))カマソッソが掛け値なしの勇者王であると評されたのは必然の感想であっただろう。 また、ORTは[[空の境界]]で[[蒼崎橙子]]が定義した人を恐怖させる物の三つの条件、「&bold(){怪物は言葉を喋ってはならない。}」、「&bold(){怪物は正体不明でなければいけない。}」、「&bold(){怪物は不死身でなければ意味がない}」これらを全て満たしたORTは正に人を恐怖させる&bold(){正真正銘の怪物}であったと言えるだろう。 追記・修正はORTが目覚めてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,151) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/29 Sat 02:45:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){#image(ORT.jpg,width=350,height=341)} #right(){&font(8){出典:Character material 発売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ)}} &b(){ORT}とは、[[TYPE-MOON]]の作品『鋼の大地』に登場する&b(){かもしれない}キャラクター。 「[[死徒二十七祖]]」の第五位も務めている。コンセプトは&b(){「どうしようもない絶望」}。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 >地球で戦うかぎり弱点はない、とされる。 > >RPGでいうなら[[ラスボス]]より強い。 >まさに未確認飛行物体。まさに最強の攻性生物。まさに別次元の素敵デザイン。 >つーかこんなのアルクでも勝てないよ! だ、誰か[[ウルトラ◯ン>ウルトラマン]]連れてきてー! > >ちなみに直死の魔眼ではコイツは殺せません。 >(出典:『Character material』、2006年、70-71ページ) 西暦以前に地球外から南米に落ちてきた全長40mほどの謎の生物。 攻性生物として次元違いの性能を誇り、捕獲にやって来た先代の死徒二十七祖第五位を瞬殺、捕食した。 その後、吸血種としての能力があると判明。そのまま空席となった第五位を引き継ぐことになった。 その正体は&b(){「アルテミット・ワン」「[[アリストテレス>アリストテレス(TYPE-MOON)]]」とも呼ばれる&s(){水星}最強の生命体&s(){、タイプ・マアキュリー}。} つまり&b(){宇宙生物}である。&b(){&font(#ff0000){ぶっちゃけ死徒でも何でもない。}} 真相は水星ではなくオールトの雲(彗星の素である天体群)の最強生物、その真名を&b(){「&ruby(ワン・ラディアンス・シング){One Radiance Thing}」}という。 直訳すれば&b(){「輝ける唯一の存在」}であり、転じて&b(){「&ruby(アルテミット・ワン){究極の一}」}といったところか。 『鋼の大地』は『[[Fate>Fate/stay night]]シリーズ』や『[[月姫]]』『[[空の境界]]』といったTYPE-MOON作品をひっくるめた世界観における最後の時系列の物語。 ORTはそこに登場する「[[アリストテレス>アリストテレス(TYPE-MOON)]]」という怪物の1体&b(){のはずだった}。 この『鋼の大地』では登場人物の戦闘力がそれまでより急上昇しており、1人で核兵器並の攻撃力を持つキャラが人類側に大勢居る。 そしてそんな核兵器並の攻撃でもビクともしない化け物が、複数体人類に敵対しているというトンデモ世界観である。 『Fateシリーズ』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]1体の戦闘力がおおよそ戦闘機一つ分と喩えられることを考えれば、どれほどのインフレかわかるだろう。 ていうか新人類強くなりすぎである。 コンセプトの「どうしようもない絶望」に恥じず、語られる戦闘力は凄まじく、&b(){&font(#ff0000){TYPE-MOON公式最強キャラクター}}になるだろうと認定されている。 [[死徒二十七祖]]や[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]との強さの比較においては比べるまでもなくORTの圧勝とのこと。 相性などを抜きにした単純な力で比較するならば『[[月姫]]』の[[アルクェイド>アルクェイド・ブリュンスタッド]]や『[[Fate>Fate/stay night]]シリーズ』のギルガメッシュといった各作品最強クラスすら凌駕する。 …もっとも、それらはあくまで『月姫』や『Fateシリーズ』の作中で実際に登場した最強格との比較でもある。 死亡中の[[朱い月>朱い月のブリュンスタッド]]やthe・dark・six、『鋼の大地』のキャラなどは考慮されていない可能性もある。 また、後に[[奈須きのこ]]が語ったところによると >「月姫・Fate・空の境界・DDDの作品の中で(サーヴァントを除いた)トップ3は1位:アルクェイド、2位:「両儀式」、3位:原初の悪魔」 ということになっている。 「アルクはORTには勝てない」と明言していたにも関わらず、なぜかそのORTがランキングに入っていない。 &s(){単純に忘れられたか}『鋼の大地』の登場キャラという事で除外されたものと思われる。 なおこのORT含むアリストテレスには、「環境が滅びた後も生き残っている人類に恐怖した地球が他天体に向かって発信したSOS信号に従ってやってきた」という設定がある。 ……のだが、&b(){ORTだけは&color(red){本来の「約束の時」より5000年も早く地球へ落ちてきてしまった}らしい。要するにドジっ子である。} 現在は「約束の時」までまだまだ時間があるということで、着地点のクレーターの真ん中に水晶渓谷を張って仲間たちが来るまで眠っている。 ちなみに、このクレーターにはこれまで様々な機関がちょっかいを出しては未知の存在たるORTの返り討ちにあっているらしい。 ORTがその気になれば殺人に特化した能力を持つ[[アンリマユ>アヴェンジャー(Fate)]]以上の速さで人類を滅ぼすことも可能ではあるらしい。 それにも関わらず本格的な活動を行っていないのは、単に動くのをめんどくさがっているからだそうだ。 支配行動とかお仕事とかは、今のところ割とどうでもいいらしい。 上記の通りORTは『鋼の大地』に登場するとされているキャラなのだが、実は現在公開されている情報ではそれらしいキャラは登場していない。 またキャラマテには「地球の発したSOS信号を受け取る最強種ではない」とも書かれている。 これには複数の説があり、 ・「約束の時」までの5000年の間に水星にORTを上回る生物が生まれ、そいつがタイプ・マアキュリーになった説 ・『鋼の大地』の前に誰かがORTを倒したのではないか説 などが挙げられている。 また、公式の説明文には「水星(?)の」という表記もされている。 この点から、そもそもタイプ・マアキュリーでも何でもなく&b(){「水星以外の天体からやってきた謎の存在」}という可能性、 中でも「水星出身ではなく『''オールトの雲''』と呼ばれる彗星群((厳密には彗星の起源といわれる、仮説上の天体群。))出身なのではないか」という可能性がすでに指摘されていた。 *能力 ORTの体は地球上のあらゆる材質より硬く、柔らかで、どんな温度差にも耐え、おまけに鋭いという謎物質で覆われている。 いわばあらゆる攻撃が無効な『闘将ダイモス』の敵の超弾性金属から、ファイヤーブリザードで柔軟さが失われる温度差の弱点を除いたようなもの。 姿形を変えることもでき、より蜘蛛らしい姿に変化するビーストモードやまんまUFOな姿に変化するUFOモードもあるらしい。 さらに上記の引用の通り、「死」の概念がないため[[遠野志貴]]や[[両儀式]]が持つ[[直死の魔眼]]も効果が無い。 擬態生物としての特性も有しており、捕食した対象の習性を一部真似るようになる。 これにより地球上の生物との会話能力を得る可能性もあるらしい。 だが、仮にそれでORTとの会話が可能になったとしても、擬態能力での再現に過ぎず理解しているわけではないという。&s(){どこぞのJAMのようだ} &color(silver){そのため、残念ながら[[&color(silver){どこぞのお仲間}>タイプ・ヴィーナス(TYPE-MOON)]]の用にヒロインになってくれたりはしないようである。} 後述するようにそれなりの萌え要素も持ち合わせてはいるのだが……。 ちなみに現在の所、捕食したもので一番味が濃かったのは先代の死徒二十七祖第五位らしい。 吸血種というのがこの捕食による擬態行動か元から持っているものなのかは不明。 これらのように本体の基本性能が桁違いであることに加えて、[[固有結界]]を数段上回る&b(){侵食固有結界・水晶渓谷}までも有する。 詳細は不明だが、どうやら核融合反応で生成したエネルギーを用いて周辺の環境を自身の故郷と同じものに改変。 上書きして塗り替えることで地球のルールが通用しない空間に作り替えるものらしい。 これは星の頭脳体の「元素を生成し、配合し、支配し合う戦い」に近しいものと思われる。 また、[[ネコアルク]]の「ORTに会いにいったら水晶になり掛けて死ぬかと思った」との発言から、近くの物も水晶にする効果もあるようだ。 もっとも、これはギャグ描写の多い『タイコロ』でギャグまみれのネコアルクが言った話なのでどこまで当てになるか不明だが……。 なお、上記の冗談めかした「[[ウルトラマン]]連れてきて」発言だが、後述する『コハエースXP』では「[[ゾフィー]]なら何とかできるらしい」という端書きがある。 どうやら&b(){「ウルトラマンならORTを何とかできる」}というパワーバランスは割と本当に近いらしい。&s(){[[ウルトラマンが欲しい!>ウルトラマンガイア]]} さて、先述の通りORTは型月公認最強キャラクターということになっている。 だが、その設定が語られたのも随分と昔。 現在は強大なニューフェイスと新しい設定によってその地位も危ぶまれてきている。 まず対抗馬として挙げられたのは、[[立川の天パの大元>セイヴァー(EXTRA)]]に[[自称良妻な大化生>キャスター(EXTRA)]]に[[愛欲至上主義のエロエロ尼>殺生院キアラ]]あたり。 &s(){『[[Fate/EXTRA]]』自重しろ} [[立川の天パの大元>セイヴァー(EXTRA)]]は見た瞬間「あ、これあかん」となったプレイヤーが続出したともっぱらの評判。 一部では「最強の出落ちラスボス」とも言われているとか何とか。 その他の2人も[[最高神級の分霊的存在>キャスター(EXTRA)]]と、[[知性があるならば外宇宙の存在でも封殺する能力持ち>殺生院キアラ]]という盛りまくった設定を持つ。 特に[[後者>殺生院キアラ]]は「ORTに勝てるキャラがいるならば?」という話題ではかなりの頻度で名前を出される存在である。 加えて、ORTを消去し得る手段が『Fate/EXTRA CCC』のラスボスによって示唆された。 それが&b(){「天文学的なレベルで遠い空間へ強制転移させて、その空間のみを消去する」}というもの。 一応これが可能だと明言されたのはムーンセル内の霊子世界限定とのことではある。 だが同時にムーンセルは地球はおろか太陽系の範疇であればその物理法則を捻じ曲げることが可能だとも描写されていた。 そのため、故郷である水星またはオールトの雲を神代の権能の支配下に置いて、空間ごと消去出来る可能性も高くなっている。 『[[Fate/Grand Order]]』では、同じように[[死の概念が無い存在>ティアマト(Fate)]]にすら死を付与して可殺状態に追い込むことができるという[[最強のアサシン>“山の翁”(Fate)]]が現れた。 この最強のアサシンと直死の魔眼を併用すれば、ORTにも死を付与して倒せる可能性があるのではとも言われている。 こんな感じで、いつの間にか匹敵しそうな面子が増えてきている。 ただ、そもそも通常のアルクェイドでも「正面からでは勝ち目は無い」という言及ではあった。 通常のアルクのスペックは確かに高いが、[[空想具現化]]をフルに用いたところで街一つを形成する程度の権限しか無い。 つまり裏を返せば「対抗手段自体は一応存在する」とされていたため昔からそのポジションではあったとする意見もある。 またORTを上回る可能性があるキャラクターは、どれもが顕現すれば地球がどうにかなってしまうレベルで強大な存在でもある。 物理法則が決まっていなかった神代やそういった縛りのない霊子空間ならともかく、現実世界にそうホイホイ出てこられるものではない。 そのため実質的な意味での「最強」はいまだ崩れていないのも事実である。 そういうわけで、現在のORTは&b(){「正面からの殴り合いに関しては最強のキャラクター」}という微妙にニュアンスを変えたポジションに落ち着いていた。 …いたのだが…… &b(){[[そんなふうに考えていた時期が我々にもありました。>範馬刃牙]]} *メディア露出 長らく設定のみで語られる存在だったORTだが、2014年には公式メディアで初登場を果たしている。 &b(){『[[コハエース]]』で。} そう、&b(){ギャグ空間}である。 しかもその顛末は「いつものコハエースのノリで型月一武道会を開くことになり、参加者紹介始めたら1組目がORT&[[キアラ>殺生院キアラ]]だった」というもの。 ちなみに対戦相手は[[両儀式]]&[[聖☆おにいさん>セイヴァー(EXTRA)]]である。 色々と酷い。でもいつものコハエースだからね仕方ないね! またきのこアルクによると「対知的生命ならばキアラ」「物理部門ならばORT」がそれぞれ最強との事。 様々な登場キャラが増えた今でも最強の一つという事に変わりないようなのは流石というべきか。 『Fate/strange Fake』では本人こそ登場してはいないが、何度か言及されている。 参加マスターの一人であるジェスターという死徒は、元々は退屈しのぎに聖杯の力でORTを眠りから覚まさせて世界を滅ぼそうとしていた。 これを知ったゼルレッチは、「今の状況で蜘蛛が目覚めた場合、対応するには100年足りない」と語っている。 なおこの「対応」の具体的な内容は不明。例えば「ORTの打倒」も「ORTからの逃走」も、どちらも対応といえば対応である。 そして、ついに&s(){最近にわかに色々ヤバイ存在が出まくってきていた}『Fate/Grand Order』において、本格的にその存在が描写された。 *Fate/Grand Order 第2部第5章後編『星間都市山脈 オリュンポス』において、ついにその存在を言及された。 [[ビーストⅦ>オルガマリー・アニムスフィア]]はこの大蜘蛛を己の新しい体にすべく、眠っている南米異聞帯へと侵攻しようとしている((ちなみにこの行動に関しては、後にシオンから「カルデアの戦力がレベル50だとしたら異星の神はレベル1000程、戦力を上げる必要性は無いのにORTと融合してレベル10000になりたいと思うのは不可解」と評された。単純計算でこの時点でのビーストⅦの9倍強いことになるが、この表現がどれほど正確なのかは不明である。))らしい。 また、同章27節では[[ラスプーチン>言峰綺礼]]に&b(){「オールトの雲より飛来した&ruby(アルテミット・ワン){極限の単独種}」}であると初めて明言された。 第2部後半戦仕様のOPムービーでは、その巨体の影が南米の樹海を覆うように姿を見せている。 第2部7章『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』冒頭では、[[カドック>カドック・ゼムルプス]]により魔術協会(ないし『Fate』世界)でORTがどのような位置付けなのか語られた。 曰く&b(){「魔術世界に伝わる怪談」}。かつて16世紀に冠位1人、色位6人という凄まじいチームでで探索に赴いたものの、帰ってきたのはたった1人。 その唯一の帰還者も、その詳細について、 &font(b,red){「まだアレに触れてはならない。今期の地球の生命は何一つ及ばない。次の紀を待て。我々が絶滅した後、新たな進化を経た生命に望みを託す」} と言い残すや、公衆の面前で水晶化して死亡したとのこと。 そして同章第10節「ORTの日」にて遂にORT本体が登場。 令呪の後押しを受けた[[テスカトリポカ>テスカトリポカ(Fate)]]の権能により「現在」と「ORTが現れた未来」が交換されることで、原住民「オセロトル」が住む都市に出現。 彼らの都市「メヒコシティ」を破壊し尽くし、オセロトルの亡骸が山の様に積もった状況で主人公達に襲いかかった。 敵ユニットとしては「宇宙からやってきた生物」ということからか、「フォーリナー」クラスがあてがわれている。 &b(){レベル表記は「1」扱い((後述するものも含め、ORTのレベル表記は全状態を通して「1」で固定されている。「伸び代を一切鍛えることがない状態でこの強さ」ということなのか「既に完成されており成長する必要性すらない」ということなのか、真意は現状不明。))。だが、ブレイクゲージ1本目にして既に&font(red){HP100万}を数える。} 1ゲージ目の間はチャージ攻撃以外はただ全体攻撃してくるだけなので、最初のゲージだけならブレイクするのはさほど困難でない。 だが、ブレイクゲージの残量を表す部分がここで初登場となる特殊な形状1つのみになっている。 その正体は1ゲージ目をブレイクすることで判明する。 なんとその1つが割れると、見慣れた形状で&font(red){残りの10つのゲージが表示される}。 つまりブレイクゲージはなんと&font(#ff0000){計11本}。 さらに各ゲージでのHPは&font(red,u){2ゲージ目がHP1000万、3ゲージ目がHP1億と桁レベルで増えていく}。 ……と、&b(){まさに「無理ゲー」}。 見慣れないゲージをなんとか1つブレイクしたと思ったら一気にゲージ表記が9+1。「あ、これ無理ゲーだわ」と悟ったプレイヤー多いだろう。 実際に同バトルの終了条件も「1ゲージ目をブレイクした後に&b(){全滅する}」というもので、一ブレイクでやられるのが普通の仕様である。 1ゲージ目をブレイクした後は進行上まともに戦う意味はないが、2ゲージ目からはORTもちょっと力を見せてくる。 まずブレイク時に自身に解除不可の弱体無効、 &font(red){毎ターンチャージプラス(最大)}、攻撃力アップがかかる。 これによって毎ターン飛んでくるチャージ攻撃「コズミックレイ・バースト」は攻撃後に強化解除に加えて5ターン継続のNP増加効果量ダウンとNP獲得量ダウンをかけてくる。 そのため耐久することも事実上不可能となるため、どうやっても2ゲージ目以降はまともなバトルにならない。 このバトルはコンティニューも不可であり、実力を持って1ゲージ目をブレイクするまで生き残らなければならない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){なおチートを使って続行した場合、最終ゲージは推定7億、総HPは推定35億を超えるとか。}} ちなみに、このバトルでHPが0になったサーヴァントは、マシュ等の特例を除いて&font(#008000){緑色の水晶}のような形となった後に砕け散って霧散。 その欠片がORTに向かっていって吸収される……という特別演出で退場する。 勝利条件から分かるように、バトル後はカルデア陣営の敗北という流れになる。 しかしこれはテスカトリポカの権能による「交換」でしかない。 そのため「交換」の時間切れにより、空間は正常化。破壊された都市やサーヴァントなどはすべて元通りとなった。 **7章後半にて 異聞帯の王であるククルカンの協力もあって難を逃れた主人公たちノウム・カルデア一向は、様々な出来事と平行して調査を続行。 その結果、 -&b(){この異聞帯のORTは既に一度、この異聞帯で中心として生きる恐竜人類「ディノス」達が冬眠状態だった頃に目覚めている。&br()その時にはディノスに代わって隆盛していたヒト科人類である「カーン王国」の人々が対抗。&br()億単位にも上る全ての民の魂を捧げられ不死者へと強化された勇者王・[[カマソッソ>カマソッソ(Fate)]]の奮戦によって心臓をブチ抜かれ死亡した。} -&b(){その心臓を、この異聞帯を管理している「マィヤ」なるものが『太陽』として再構成した。} -&b(){ORT自体は現在この異聞帯最下層である第9層で眠っているが、もうじき復活を遂げる。} が明かされた。 ついでに生態として&b(){&color(silver,royalblue){「星を喰らう宇宙生物である」}}と明言され、南米異聞帯のORTは&b(){亜種}にすぎないことも明らかになる。 そして「交換」の時、テスカトリポカのマスターたる[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]はその目的を語っていた。 曰くデイビットの&b(){&color(brown){「地球を破壊する」}}という目的のためにこれを復活させるのだと。 主人公たちはそれを阻止するため、先んじて異聞帯を維持している空想樹を切除するために異聞帯下層へと進む。 ……しかし、幾多もの奮闘虚しくORTは&b(){&color(#F54738){U-オルガマリーの心臓が移植されたデイビット自身を贄として}}、心臓を補填し復活を果たした。 ちなみに元々復活に必要なリソースとしてディノス達の血や心臓が利用されており、既に充分なほど集まってはいた。 しかしORTは生物としての明確な意志・方針を持たないため、そのまま復活させてもただ闇雲に地球を荒らして去って行くだけになる。 「地球を完全に破壊させる」には、「明確な目的を持つもの」を最後の核としなければならない状況であったのだ。 そのための贄も用意されていたのだが、様々な事情で失われてしまったため、デイビット本人が贄となったのである。 以上を以て、惑星を破壊する「アルテミット・ワン」が初めてプレイヤー達の前に姿を現すこととなった。 &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS-714acAAquxY?format=png&name=900x900,width=300,height=255) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON  キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS-714acAAquxY?format=png&name=900x900 最終閲覧日3月20日} ORTの棺から逃げ出す主人公たちだが、遺跡内部にてORTが出口を塞ぐ形で出現 逃げ場をORTの繊維で塞がれるが、ククルカンの助力を得て交戦する。 この時のORTはキャラマテに記載された頃の金属質のフォルムが前面に押し出されている。 心臓がないためかHP20万から始まりスキル「■■■■20%(砕く毎に%が上がっていく)」を使用しつつ戦闘が始まる。 無事倒したと思ったのも束の間、末端の光がORTの中心に向かうことに気付いた主人公一行はダヴィンチの言葉と共にこの侵略生物の真価を目の当たりにすることになる。 「ORTは再起動して我々と戦っていたんではないし、ダメージで活動停止したんじゃない! &bold(){ ここでいま、再起動するんだ!!}」 ***&b(){&color(silver,royalblue){ORT亜種}} 身長:&b(){推定100m} 体重:不明 肩書:&b(){&color(red){侵略型移動生命体}} &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS-4jVacAAiYXT.png,width=350,height=255) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS-4jVacAAiYXT?format=png&name=900x900 最終閲覧日:3月20日} 『Fate/Grand Order』2部7章で降臨し、プレイヤーが実際に戦う羽目になったORTの亜種。 本家ではない亜種だがそれでも&b(){恒星クラスの霊基規模}を擁しており、カテゴライズは&b(){&color(red){「侵略型移動生命体」}}と完全に扱いは宇宙怪獣。 よく見ると空想樹を解析した結果か、足の部分などに花びらか葉っぱのような物が生えている。 %%助けてくれウルトラマン%% この異聞帯でのORTは空想樹を喰らって自己進化を行った。亜種とされているのはこの点が所以だろう。 結果としてその特性を得ており、それによって自身が南米異聞帯を維持する空想樹を兼ねている。 つまりは''事実上の第七異聞帯の王''でもある。 つまり、空想樹切除と異聞帯の解消を使命としている今のノウム・カルデアにとっては「&u(){現人類に勝ち目がない天敵を殺らなければ}生き残れない」という絶望的な状況でもある。 また、自己進化によって侵食固有結界の性質も変質している。 亜種が持つものは&b(){&color(silver,royalblue){異聞帯の&ruby(テクスチャ){物理法則}を書き換え、全域にある樹木を一瞬で空想樹に作り替える能力、『空想樹海』}}。 シオンによれば&font(b,purple){「地球上の植物を『空想樹』に作り替え、自らに適した環境に作り替える侵略生物」}とのこと。 これにより、復活してすぐに異聞帯の樹海が例外なく空想樹の樹海に成り果て、&b(){その大量の空想樹それぞれが夥しいほどの数の空想樹の種子をばら撒いて生物を殲滅する地獄絵図}をも誘発。この光景をシオンは&font(b,purple){「最大にして最悪の異聞帯」「地底に創られた銀河の地獄」}と称した。 一応水晶化の性質も一部残っているようで、決戦時のマップでの移動跡は経過と共にどんどん水晶化が広がっていく。 外皮は&b(){マントル層の超高熱に晒され続けても余裕の無傷で耐える}。そしてこれまで説明されていた「死の概念を持たない」ことも詳しく掘り下げられた。 具体的には生物的な死の範疇に無く、生物でありながら生死の在り方は&b(){機械のそれに近い。} 本来なら生物にとって致命傷となる「脳」や「心臓」の破壊を経ても生命活動にほぼ支障がなく、他の部位で代替できる。 そしてこれら全身の細胞が等しく強力な自己再生復元機能を有しているため、失われた部位も時間が経てば自己生成して復元される。 そのためメインエンジンである心臓を奪われても機能停止するだけで、時間をかければ何度でもなんどでも復活できる。 何なら心臓部がない状態でも[[手足が独立して稼働する>ドガボン(マリオストーリー)]]事で戦闘も含めたあらゆる活動が可能。 なお、劇中の描写的に死の概念の付与や直死の魔眼なら生命活動を停止させて実際に殺せはするようである。 が、それだけだと前述の超再生能力によりすぐに復活して活動を再開する。 同じく直死の魔眼で殺されてから復活した[[アルク>アルクェイド・ブリュンスタッド]]と違い、こちらは再生までの期間も短く弱体化した様子も全く見られない。 つまり[[&font(b,red){ORTの全細胞を一撃・一瞬で}>スペースビースト]][[&font(b,red){完全消滅させない限り滅ぼせない}>トライアルシリーズ(仮面ライダー剣)]]と&b(){明言される}トンデモ生命力を兼ね備えている。 攻撃面に関しても、心臓を失って弱体化している状態でも ・地球生物にとって&b(){近寄るだけで致死量になるほどの大量の宇宙線(放射線)}を周囲に撒き散らす。 ・鉱物状の糸のようなものをサーヴァントに突き刺すことで&font(b,red){サーヴァントを介して英霊の座をハッキング。&br()英霊の座に登録されている英霊の本体情報を損傷させる} など、&s(){核抑止などという理屈が馬鹿らしくなる}掛け値なしに桁違いのもの。 そしてORTに倒されたサーヴァントは、ハッキング能力によって霊基情報を丸ごと強奪・捕食され、英霊の座とのリンクが破壊されてしまう。 これにより敗北したサーヴァント達は座に退去できないため、該当英霊の再召喚すら封じてしまう。((ただしサーヴァントは情報体故に消化まではできず、体内に「貴重な情報資源」として備蓄されるだけに留まる。なので一応ORTを討伐さえできれば、捕食された英霊達のデータは開放され、英霊の座も元の状態に戻りキチンと退去できるようになるとか。)) ORTにとってみれば人類史ですら&b(){ただの餌}に過ぎないのだ。 #region(蜘蛛形態スキル) &b(){【永続バフ】} ・&b(){コズミックレイ} >効果:攻撃時、敵全体に&b(){〔宇宙線障害〕}状態((最大HPの上限が減少する解除不能の状態異常。))状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ >   攻撃を受けた時に、対象に〔宇宙線障害〕状態を付与+〔宇宙線障害〕状態の効果量アップ コズミックレイとは「宇宙線」の意味。これのせいで&b(){ORTに攻撃すればするほどHPの上限がゴリゴリ削れていく。} &s(){サーヴァントにすら悪影響が出る放射能マジヤベえ} &b(){【クラス別永続バフ】} ・&b(){レヴォルーション・ウェブ} >所持クラス:セイバー、キャスター、アサシン、バーサーカー、フォーリナー >効果:自身がフィールドにいる間、敵全体の任意による退場を禁止する。 星間航行に用いられると思しき銀糸がサーヴァントを絡めとり、任意による退場を禁じるスキル。 要はオダチェン封じ。ミス・クレーンとかも退けなくなる。 ・&b(){スターリング・インヴェイド} >所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー >効果:フィールド特性を打ち消す+フィールド変化を無効+ターン終了時に敵全体の〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ 侵食作用により、フィールドへ作用する効果を無効化するスキル。 地味にガウェインあたりの火力が出にくくなる。HPの減少が加速するのも厄介。 ・&b(){ダークマター・プランクトン} >所持クラス:アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、フォーリナー >効果:ターン終了時、敵全体の攻撃・防御強化状態を確率で吸収。 &b(){暗黒物質を泳ぐ未知の微生物}を放つスキルで、強化効果を吸収してくる。 下手に耐久目的で防御バフを撒いてると&font(b,red){逆にこっち側の攻撃が通らなくなることさえある。} ・&b(){エルンスト・ユニオン} >所持クラス:アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター >効果:攻撃時、敵全体に毒・やけど・呪い・防御ダウン・HP回復量ダウンのいずれかを付与 金属触手を変質させるスキル。ORTの攻撃に状態異常を付与する効果が加わる。 ・&b(){エーテル・ドランカー} >所持クラス:セイバー、ライダー、アサシン、バーサーカー >効果:2ターンごとに敵全体のNPを吸収する。 空間への広域干渉スキルで、魔力≒をたちどころに奪われる。 NP獲得スキルを持たない低レアや、宝具1でNP上限が100%のキャラにはかなり辛い。 また吸われた分だけチャージも加速するため、特にアサシン状態だと1人吸われただけですぐチャージがMAXになる。 &b(){【スキル】} ・&b(){PPチェイン/セブンエーテル} >効果:3ターン後に「毎ターンチャージを最大にする状態」を自身に付与する。(解除不可) PPチェインとは陽子-陽子連鎖反応のことで、水素原子同士の核融合反応、つまりは&b(){太陽がやっている核融合}のことである。 ・&b(){レヴォルーション・ウェブ} >効果:パーティ全体に&b(){〔公転銀糸〕}((ORTの攻撃以外でHPが0になった時、HPが回復する&公転銀糸・ガッツ発動時、味方全体の防御力をダウン))付与(永続・解除不可) アクティブスキル版。戦闘開幕から発動してくる。 こっちはステラ封じ。一応HPは5000くらいまで回復してくれるが、それ以上にヤバイ防御ダウンが味方全体にばらまかれる。 ・パルセイティング・ヴァリアブル >効果:ORTのクラスを変更&ORTのチャージ-1&ORTの強化解除 22節進行度7でのみ使用するスキル。変更順はフォーリナー→キャスター→ライダー→キャスター→フォーリナー。 5ターン目以降は使用しない。 厄介そうに見えて実は&b(){どれもアルターエゴが攻撃有利になるクラスになることが多い}。編成しておくとかなり楽になる。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){コズミックレイ・バースト} 蜘蛛形態の宝具相当の攻撃。自身の上空に夥しい数の金色の光を具現化。雷の豪雨のように降り注がせ敵を攻撃する。 直訳すれば&b(){「宇宙線爆発」}。[[宇宙線に指向性を与えて攻撃に用いたもの>クリストファー・ヴァルゼライド]]と考えられる。 内容は攻撃力をアップ(1T)+無敵貫通状態を付与(1T)+弱体状態を解除+敵全体に攻撃。 2巡目以降は下記のアナライズも一緒に来るので、チャージが貯まれば&b(){問答無用でお陀仏である。} &b(){【ブレイク時行動】} ・&b(){アナライズ/デコード/ディセーブル} チャージ攻撃2回目では直前にも使用する。以下の複数の効果を一気に付与する。 >・敵全体の強化状態を解除&NPを減らす(-100%以上) >・敵のスターを減らす(-100個以上) >・敵全体に〔解析完了〕状態を付与(解除不可) >・自身に無敵貫通状態を付与(解除不可) >・自身の弱体状態を解除 >・自身に〔解析完了〕特攻状態を付与(解除不可) ざっくり言うと&font(b,red){「オマエ達の強化バフを根こそぎ全部引っぺがして特効で確実に殺す」}。そしてしれっと&b(){後衛にも付与される}。 こうなると星もNPもすっからかんにされた挙句ワンパンで前衛のHPが消滅し、続け様に後衛もワンパンで壊滅する。 #endregion この大蜘蛛ヤローの撃退に要した戦力は ・&b(){カルデアのバックアップを受けた主人公の無差別召喚による英霊部隊の総攻撃} ・&b(){第三冥界を守護するエレシュキガル・オルタの今までの全リソースを費やし、自身への負荷すら度外視した全力の総攻撃} と、第1部終章をも上回る空前絶後の大規模。 ドゥムジによれば、この戦力を以ってすれば&b(){「相手が[[文明を刈り取る遊星の先兵>巨神アルテラ]]であっても撃退していたことでしょう」}とも。 ……が、 ***&b(){&color(Green,gold){UFOモード}} 身長:不明 体重:不明 肩書:&b(){&color(red){侵略型飛行生命体}} &blankimg(https://pbs.twimg.com/media/FoS--xLakAAP4I4?format=png&name=900x900,width=350,height=155) &font(8){出典:Fate/Grand Order 開発元:LASENGLE  販売元:TYPE-MOON キャラクターデザイン:PFALZ} &font(8){サイト名:twitter ツイート元:https://twitter.com/pfl/status/1622632122807902208 画像URL:https://pbs.twimg.com/media/FoS--xLakAAP4I4?format=png&name=900x900 最終閲覧日:3月20日} &b(){ORTの本体にして真の姿。} 具体的には&font(b,red){これまで戦っていた蜘蛛型の体は本体ではない。それらの部分は人間でいう老廃物、いわゆる皮膚角質のようなものでしかなかったのだ。} 確かに動物でも武器になる硬い爪は角質の変質によって生まれており、皮膚角質が硬質の攻撃部位になるのはおかしくはない話だが、 体っぽくしてデコイとしての役割も果たすなど、さらに進化した生物と見ることもできる。 真の姿は&b(){&color(Green,gold){緑色に随所が光る金色のアダムスキー型UFO}}。一見すると非常に分かりづらいが、よく見ると円盤にもしっかり顔がある。 この状態での活動を開始すれば、&b(){核融合を自力で行って}活動するエネルギーを生み出しながら空を飛んで進軍。 それだけでなく、自身の周囲に核融合で生じた ・&b(){生命体に有害な複数の宇宙線} ・&b(){超重力場} ・&b(){1万度から始まり100万度を超えるであろう超高熱} が竜巻の如く渦巻く宇宙空間の雷雲群&b(){&color(Green,gold){「&ruby(ギャラクティカ・スーパーセル){宇宙嵐}」}}を発生させる。 満身創痍だったとはいえ直撃したエレシュキガル・オルタが&b(){一瞬で蒸発する}&s(){おまけに最新スマホまで処理落ちさせる}色々な意味で凄まじい威力を持つ。 そんなものに人間を始めとした生身の生物が耐えられるはずもなく、UFO形態のORTの周囲では生命体の生存は当然不可能。 一帯が&b(){「宇宙線の地獄」}と形容される環境に成り果ててしまうため、シャドウ・ボーダーを持ってしても最低でも2kmの距離確保は必須。 これまで過酷な環境での活動可能な耐性を発揮してくれたカルデア製礼装でも死は免れない苛烈な環境となる。 この宇宙嵐は防御にも転用可能で、[[敵の攻撃を捻じ曲げ逸らす防御フィールド>グランゾン/ネオ・グランゾン]]としての側面も併せ持つ。 こんなもんを纏いながらガンガン進む姿はまさしく宇宙規模の災害でしかない。 またたとえ宇宙嵐の発生機関を破壊したとしても、&b(){短時間で同等かそれ以上の性能を持った次世代機関を自己生成して再起動させる}ことができる。 さらにこの時老廃物が大量に発生するので、結果として蜘蛛部分も自動的に生成される。 蜘蛛形態の時の不死性・攻撃能力も健在。 敵対者には&b(){推定20㎞は伸びる}金属触手を伸ばして[[攻撃・融合・捕食>ゾンダー(勇者王ガオガイガー)]]を図り、サーヴァントへのハッキングや解析も問題無く行ってくる。 #region(UFO形態スキル) UFO形態でも上記の蜘蛛形態の時に使いまくっていたスキルやバフは持ち越しで使ってくる。 &b(){【永続バフ】} ・&b(){ギャラクティカ・スーパーセル} >効果:毎ターン終了時、敵全体のHPを2000程度減らす+〔宇宙線障害〕状態の効果量をアップ。 発生した宇宙嵐により、交戦中はダメージを受け続けるスキル。無敵など、攻撃を無効化するスキルでダメージを軽減できる。 UFO形態で追加される永続バフ。要するにターン終了時にもう1回攻撃が飛んでくる。 &b(){【クラス別永続バフ】} ・&b(){パラダイム・インフレーション} >効果:敵が攻撃強化(攻撃力、クリティカル威力、宝具威力、特攻)のスキル使用時、自身にも同じ効果の攻撃強化を付与 ORTの前で使用したスキルが解析され、一部の効果を模倣されるスキル。さらにORTが自身に付与する一部の効果が倍加する。 つまり&b(){攻撃バフスキルを真似してくる}。しかもこっそり自身のバフも強化される。 火力をあげて削りきれないと逆にこっちが殺されるインチキ効果。 ちなみだが、この時マシュのスキル「ブラックバレル」は天寿の概念武装のためか レプリカとは言え、コピーしたら癌細胞を作るようなものだからか、コピーされずNO EFFECTとなる。ほんと何作ってんだアトラス院。 ・&b(){パラドックス・キャンセラー} >効果:自身が弱体状態の時、自身の弱体状態を3つ解除、解除した分だけ攻撃力アップ。 高周期の自浄作用により弱体効果を分解、攻撃力に転換するスキル。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){ロスト・スーパーノヴァ} この形態でのチャージ攻撃は&b(){まさかの宝具準拠の固有演出。} 巨大な蜘蛛形態の姿に似た形状のエネルギー体を円盤下部に形成。 その後円盤にある頭部から大出力の極太破壊光線を、形成した体から大小無数のレーザー弾幕を発射して敵を薙ぎ払う。 スーパーノヴァとは&b(){「超新星爆発」}の意味。超新星爆発を疑似再現して攻撃に転用しているのだろうか。 蜘蛛形態時とは違う点は、&bold(){ダメージが入る前に強化解除される}という特徴がある。この為、仮に直前に無敵や対粛清防御などを張っても強化解除されるのでほぼ意味はない。後述のアナライズも必ずついてくるため、耐えられるサーヴァントはまず居ない。 &b(){【ブレイク時行動】} ・&b(){アナライズ/デコード/ディセーブル} 効果は蜘蛛形態時と同じ。だがこの形態になると&b(){チャージ攻撃1巡目の直前にも確実に使用してくる。}相手は死ぬ。 #endregion ただし、ここまで書いたがこのORTは&font(b,red){終始心臓を抜かれていて全力ではない。}それを踏まえてもコレである。 そして&b(){「出力」と「破壊本能」を見た場合汎人類史版ORTの方が高い}ようである。%%勘弁してくれ%% **空想樹海決戦 このORT再起動の時点で異聞帯名は『&b(){&color(silver,royalblue){空想樹海紀行オルト・シバルバー}}』へと変更される。 そうして起動したORTはまず太陽……もとい、自身の心臓を取り戻す為に侵攻を開始。 対するカルデアは縁を結んだ英霊達を総動員した英霊部隊による総攻撃での総力戦&b(){「空想樹海決戦」}を仕掛ける。 #openclose(show=※総力戦解説){ #areaedit() 移動を開始したORTとのバトルは「総力戦」と名付けられ、以下の条件のもと二節分を戦い抜く特殊な長期戦クエストになっている。 -&b(){倒された≒一度出撃したサーヴァントは先述した特別演出でORTに吸収され、[[総力戦中は&color(red){二度と使用できなくなる}>キャラクターロスト]]}((マシュのみ退場後から4戦目で再度使用できる。)) --&color(red){サーヴァントが全滅するとゲームオーバー} -&b(){&color(red){挑戦するごとにクラスが変わる}}((7つの基本クラス+フォーリナーの中からランダムで決定される)) -&b(){一律100万のHPを持つ11(+?)本のゲージを全て削ってクリアとなる} -&b(){味方が攻撃する、または相手の攻撃の度に味方のHP上限がどんどん減っていく} -&b(){編成条件が「1~6騎」までになり、普段は不可能な&color(red){サーヴァント単騎出撃}が可能になる} -&b(){フレンドからのサーヴァントレンタル不可} とまあ、まさに&b(){人類対宇宙怪獣}を再現するかのような特殊チャレンジである。 また、一つのゲージをブレイクした際に発動する敵スキル((ちなみにチャージ攻撃2~1度目の直前にも使ってくるので、実質チャージMAXまでがタイムリミット。))により、以降はそのバトルに参加したサーヴァントは事実上攻撃無効化+即死。 同時に敵の攻撃も超強化されるので、実質&b(){バトル1回で長くても数ターンまたはゲージ一つ分で強制全滅}といってよく、&color(red){これまで集めてきた戦力を非情にも使い潰し続ける戦術を敢行させられる}ハメになる。 幸いにもこのバトルでは&b(){自軍サーヴァントの攻撃力に+50%ほどの永続・解除不可のバフが掛かり、後半に限りさらに最大HP倍増などのバフが追加される。} そのため星1~3の低レアでも最終再臨の最高レベルまで育てていればスキルがオール1であっても割と削れる。 NPチャージ礼装((龍脈やカレイドスコープ、各種イベント礼装等。))装備ならば1〜2騎を揃えれば1戦で1ゲージをブレイクでき、最良の効率で戦いを進められる。 なお一度のバトルでブレイクにまで至らなかった場合も含めて、削ったダメージは以降のバトルに持ち越されるが、ORTのクラスは毎回変更される。 しかし育成素材の兼ね合いなどで少数精鋭の育成方針なマスターの場合、これが途端に厳しくなる。 フレンドサーヴァント使用不可の仕様もあって、頭数不足で詰んでしまったというケースもある。((一応ゲームオーバーになったり敗色濃厚になっても総力戦の最初の節に戻ってやり直すことは可能なのだが、戦闘に耐えうるサーヴァントの絶対数が足りないとやり直したところで結局詰んでしまう。)) 他にも手持ちに有利クラスが少ないクラスが何度も選ばれるなど、ランダムに泣かされる形でやり直さざるを得なくなったという人もいた。 これをやっとこさ超えると、前述の通り&font(b,red){見えていた[[蜘蛛型の巨体は本体ではない>ラヴォス]]というトンデモ事実が発覚。} 真の本体である背後に装着されていた金色の円盤部分を相手取って総力戦が継続され、 今度はゲージ総数7本のうち、&b(){120万のHPゲージ5本を叩き折らなければならない}((6本目はHPが200万だが、こちらはストーリー上の演出で自動的にブレイクされる。))。 それまでにロストしたキャラはそのままで、後半の自軍バフが消えた上で敵の攻撃・スキルも強化されるため、難易度は若干上がっている。 一応、第一段階との戦闘直前のストーリーでゴルドルフ所長が「切り札は取っておけ」という趣旨のアドバイスをしてくれるので、だいたいこうなることを予測して主戦力の★5キャラを温存していたマスターも多かった。 だがそれでも「そこまでにしておけよ&s(){きのこ}ORT」と毒づきたくなったことだろう。 全てのゲージをブレイクし、最後のHPゲージ300万まで追い詰めると「総力戦」は終了する。 } 「総力戦」により、ストーム・ボーダーの主砲「&ruby(ヒュームバレル・レイプルーフ){人理定理・未来証明}」の一撃でORTを完全に消滅させられるラインまで何とか削る事に成功。 障害となる宇宙嵐も、紅閻魔・オルタとキングプロテア・オルタの尽力により発生器官を破壊されており封じられている。 状況が成ったことを確信し、U-オルガマリーに対して撃とうとした時と違ってきちんと出力マックスで稼働する主砲のトリガーを引くのだが… &color(red){発生器官を破壊し封じたはずの宇宙嵐によって弾道を捻じ曲げて回避}。 再装填は絶望的。絶体絶命か……というところにU-オルガマリーと&s(){言峰}ラスプーチンが現れる。 そして共同戦線を張り、主人公たちが時間稼ぎをした上で再度ストーム・ボーダーによる一撃を試行することとなる。 曰く、もう一度だけORTを一撃消滅圏内まで削れという。 ORTの再生能力の前にはそんなことをしても無駄だが、異星の神の権能「未来粒子加速牢(タキオンジェイル)((異星の神命名。ラスプーチンは自身の命名ではないと強く念押ししてくる))」により超加速された時間の中であればORTの再生はほぼ止まっているに等しい。 そして再度圏内に捉えた所で、異星の神の全魔力をつぎ込んだレイプルーフの第二射を打ち込むという作戦を提案される。 乗るしかないカルデアは承諾、ここに異星の神との共同戦線が再び展開される。 ORTの撃破はまだ成っていないが、ストーム・ボーダーにある霊基グラフを使ってサーヴァント情報を再現する事で、既に捕食され英霊の座とのリンクを破壊されてしまった英霊でも短時間であれば疑似的に召喚可能という最後の切りふだを解放。 要するに先程の段階で総力戦が終了しているという扱いなので、今まで食われたサーヴァントはここですでに全員復帰している。 この時の戦闘はHP300万で追加ゲージはなし。さらにターン経過でダ・ヴィンチちゃんやコヤンスカヤ、ネモの宝具による支援攻撃も行われる。 そのため体力こそ3倍近くに上がっているが、それまでの激戦を突破したマスターならば問題なく勝てるだろう。 &b(){苦肉の対抗策でORTの周囲の時間の流れを時間停止レベルまで極限に遅くしてるのに、再生力が衰えた以外は普通に環境に適応して問題なく戦えてた辺りは最高におかしいが。} この戦闘に勝利すると、提言通り異星の神の全魔力によるレイプルーフ二射目がORTに直撃。 細胞の一片も残さずにORTは消滅した。 ORTはその活動を開始してから、異聞帯の原生生物の&b(){98%}を空想樹の種子含む暴力によって滅ぼした。 しかし空想樹海の地獄の中で生き残ったオセロトルやディノス達による必死の抵抗。 メヒコシティや各冥界線の主たるサーヴァント達による命懸けの攻撃。 そしてボーダーの全員、ラスプーチン、U-オルガマリーによる決死の作戦。 その果てに、星を壊す怪物は「&ruby(ヒュームバレル・レイプルーフ){人理定理・未来証明}」によって完全に破壊された。 推測にはなるが、10節にて「交換」で登場したORTが心臓を取り戻し復活した本来のORTであったのだろう。 あれとのガチンコ勝負はさすがにカルデア陣営でも対処のしようがなかったと考えられる。 &font(l){そしてそんなフルスペックORTを&b(){単身で撃破するという偉業}を成したカマソッソは、マスター達から[[ネタ>中の人ネタ]][[抜き>檜山修之]]で&b(){[[勇者王>勇者王ガオガイガー]]}と呼ばれるに至った} さらに余談ではあるが、「交換」の時と同じ様に、ここまでやったこの状態のどの形態でもレベル表記は「1」。末恐ろしい……。 あと「交換」の時のブレイク後とは異なり、弱体耐性や弱体無効を一切持っていない。 それこそ恐怖とか魅了とか普通に通る。ただし性別は「無い」扱いなのか下姉様あたりの性別限定の魅了は効かない。 #openclose(show=管制室に帰ろう、マシュ){ #areaedit()       #center(){&b(){〔トリスメギストスⅡからの通信〕} &b(){『鏡面複写した人類史の濫用』} &b(){『3億年に亘る異聞人類史の総括』} &b(){『これらを用いた、仮想英霊体の構築を確認しました』} &b(){『生物分類:ワン・ラディアンス・シング グランドサーヴァント:クラス フォーリナー』} &sizex(6){&b(){&color(red){『ORT が 召喚されます』}}} 主人公「───は?」 &font(#008cff){マシュ「──────召、喚?」}} ・&b(){&color(Green,gold){オルト・シバルバー}} クラス:&b(){&color(red){グランドフォーリナー}} U-オルガマリーの命を賭した一撃により完全に破壊されてなお、ORTは生き残ることを諦めていなかった。 なんと消滅する直前に&b(){&color(red){カルデアの召喚式を学習・模倣。&br()仮想的に未来と人類史を構築し、僅かに残った角質を触媒として&color(Green,gold){『英霊として認定された自分自身』}を召喚}}した。 そのカテゴリーは&b(){通常ではあり得ないイレギュラーなグランドクラス、グランドフォーリナー。} 要は&b(){3億年の活動実績(偽造)}のある&b(){異聞帯(ORT考案)}における&b(){全人類(ORT自身)を護る存在}。 さらにざっくり言えば&b(){&color(Green,gold){『ぼくのかんがえたさいきょうのさーばんと←ぼくじしん』とそれがまかり通る世界をまるごと捏造}}したのだ。 &font(b,red,black){本来は「人類全体を救うための冠位資格」を「地球産ですらない外宇宙からの侵略生物」が獲得する暴挙である。} 「未来において英霊に認定される自分自身を呼び寄せる」と言う行為は、[[似たような事をやった前例>卑弥呼(Fate)]]がいるが、こちらは世界ごと捏造しなくても正しく人類史の英霊として認定される存在であり、自分で自分を直接召喚した訳でもなく切っ掛けを作ったに過ぎない。そもそも勝手にグランドクラスになったりもしていない。 ビジュアルは蜘蛛形態のORTを無理矢理人型に加工したような無機質なもので、背丈は人間大サイズだが色はUFO形態のような金色。 だが上記のめちゃくちゃな成立過程から生物としては終わっていて、その存在は&b(){もはや、ただ南米異聞帯という領域を継続させるだけの機構に成り果てている。} それでも、その脅威と凶悪さは一目見た瞬間で「召喚前と変わっていない」と理解できるもの。 7つの特異点と6つの異聞帯を踏破し、人類悪だの真性悪魔だの真体を持つ神だの終末装置だの様々な強敵に出会ってきた主人公ですら愕然とさせた。((実際、右上のマスターのアイコンは戦況が悪化するほど焦りの表情に変わっていく)) 主人公「今までいろんな脅威に出遭ったけど ─────アレは、&font(b,red){正真正銘の、怪物}だ」 英霊となってから能力として見せたのは&b(){&color(Green,gold){「太陽風の放射」}}。 出力こそUFO形態の宇宙嵐より下回ってはいるが、それでもストーム・ボーダーに致命打を与えられるであろう破壊力を持つ。 #region(使用スキル) &b(){【スキル】} ・&b(){第三の滅亡-ビッグスリー} >効果:開幕敵全体のHPを5000減少+自身の特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可) ・&b(){スターリング・インヴェイド} ・&b(){エーテル・ドランカー} ・&b(){パラダイム・インフレーション} 今まで使ってきた永続スキルとほぼ同じだが、3T継続の固有バフ扱いになっている。 &b(){【チャージ攻撃】} ・&b(){ソーラー・ストーム} オルト・シバルバーの宝具に相当する攻撃。名前の意味はまんま「太陽風」。 効果は敵全体に強力な攻撃+強化状態を1つ解除+NPを減らす(-50%)+強化無効を付与+やけど状態を付与 &b(){【ブレイク時】} ゲージブレイクごとに次のブレイクまで解除不可の各種バフが発生するのが特徴。 ゲージブレイクを果たせば自動的にバフは消えて新しいバフに切り替わる。 ・&b(){創世記-ジェネシス} >効果:自身に特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与+敵全体にアーツカード使用封印状態を付与(3T・解除不可) ブレイク1回目の効果。 ・&b(){黄金樹海-ミクトラン} >効果:自身に「ターン終了時、敵全体HP減少する」状態&「攻撃時、対象のHPを吸収する」状態を付与(3T・解除不可)&特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与 ブレイク2回目の効果。 ・&b(){楽園の世紀-ディノス-} >効果:特殊耐性をアップ(7回・5T・解除不可)&無敵貫通を付与(3T・解除不可) ブレイク3回目の効果。 ・&b(){暗闇の世紀-カーン-} >効果:自身に「ターン終了時、自身に睡眠状態を付与する」状態を付与(1T・解除不可)+敵全体に睡眠状態を付与(1T)+自身の特殊耐性をアップ(4回・5T・解除不可)付与 ブレイク4回目の効果。唯一明確なORT自身へのセルフデバフ。 ・&b(){豹頭の世紀-オセロトル-} >効果:特殊耐性をアップ(8回・5T・解除不可)+攻撃時追加効果「攻撃時、対象の強化状態を1つ解除する」状態を付与。 ブレイク5回目の効果。 ・&b(){境界を超えるもの-カルデア-} >効果:自身に「クリティカル攻撃時、対象を強制的に退去させる」状態を付与<ガッツ無効、ターン経過ごとに敵が1騎になると無効化>(永続・解除不可)&特殊耐性をアップ(5T・解除不可) >退去時、残ったサーヴァントに永続の攻撃力&宝具威力&特殊威力&防御力&最大HPアップ&毎ターンNP獲得を付与。 ブレイク6回目の効果。オルトシバルバー自身のバフというよりは相互影響する特殊ギミック。 この「強制的に退去」とはいかなる手段でも防げない即死であり、書いてあるガッツ無効に加えて無敵でも対粛清防御でも防げず((攻撃のダメージ自体は無効化できるが無意味))、この効果のついた攻撃で狙われた時点で退場確定である。これが最後の1騎になるまで続く。 要は&b(){殿とのタイマンでの殴り合いを強制させる}ギミック。 代わりに、これで退去するたびに残ったメンバーに大量のバフを置いていくため、残される方はどんどん強くなる。 最大HPのバフもあるので、残される方がいくらか傷ついても案外持ちこたえてくれる((FGOのゲームの仕様上、HP最大値バフはHPの現在値ごと伸びるので、実質的にHP回復しているのに等しい))。 うまいことターゲット集中でアルターエゴを殿に持っていこう。成功すればバフがガッツリ乗るので、倒せる自信があるならアルターエゴに限らず自分の推しを殿に据えても楽しめる。 #endregion 満身創痍のカルデアの危機に現れたるは&color(#3B4EF0){異聞帯の神、ククルカン}。 自分の始末をつけるため、未来に進む命のために、召喚されたORTと対峙する。 ククルカンの助力を受け、総力戦に次ぐ最終決戦の末に遂にカルデアはオルト・シバルバーを打倒。 これで漸く大団円───&b(){と思いきや。} #center(){&b(){『報告、仮想英霊体の霊基崩壊を観測』} &b(){『&ruby(・・){警告}、&ruby(・・・・・・・・・・・・・){侵略異星生命体の降臨を観測}』} &b(){『時空連続体に異聞記録が挿入されます』} &b(){『&ruby(パラドクスエフェクター){逆説効果}を基にした&ruby(インフレーション){膨張現象}を確認』} &b(){『侵略個体 &ruby(スターセル){惑星統括細胞}。 発生区間 観測宇宙時間 146億年 に再定義』} &sizex(6){&b(){&color(red){『ORT 出現します』}}} 主人公「───なんで?」} &b(){ORT、まさかの再召喚。} &b(){&color(silver,royalblue){どんなパーツでも残ってるなら復活できるから、パーツが1つ(心臓=太陽)でも残っていれば最初からそこにいることになる}}という逆説性を利用。 境界記録帯を撃破してもなお再び召喚を果たす。&s(){しつこい} さらにしれっと自身の観測記録を&color(Green,gold){3億年}から&b(){&color(#60EE3C,brown){146億年}}、&b(){実に}&font(b,red){約49倍}&b(){の活動実績へ改竄し直している。} その姿は先程の人型を全体的に鋭利したフォルムで身体の色彩は&b(){&color(#60EE3C,brown){胸が緑色に輝く錆びついたような茶色}}に変色。さらにまるでアメンボや巣を張る蜘蛛のように伸びた6本の腕と2本の脚を備えているシャープな造形。 &s(){簡単に言うとメタリックにしたデオキシス(アタックフォルム)} さらに背景の宇宙は&font(green,b){緑色に光り輝いていた。} ここまでくると、もし仮にこのORTを倒せたとしても、何度でも同じように、あるいは今以上に強大な姿で再召喚され、人理に牙を剥くのは明白である。 今度こそ主人公が「倒せない」と絶望し、心が折れかけるほどの本当の絶体絶命の状況。 しかし、そこでORTに立ち向かったのは、またもククルカンであった。 彼女は、異聞帯の根幹である「マィヤ」がORTの心臓から作り出した2つ目の人工太陽の化身として現れた存在であり、 そして&font(green,b){彼女こそがORTの存在証明の要因である娘にして半身「オルト・ククルカン」。} 彼女はこの事実を認識し、さらに&font(green,b){「異聞帯の維持を放棄してでもORTを討滅する」}と決断。 「&font(green,b){ORTを倒せるのはORTのみ」}として、人工太陽をORTに向けて放ち、着弾させて燃え尽きさせる。 その熱量の直撃と同時に心臓が失われたことで、二度に渡り行った逆説効果による存在証明および英霊認定も無意味と化した。 この一撃を以てORT亜種は、取り込んだ空想樹と共に&b(){今度こそ完全に消滅}。そうして、ミクトランは地底の闇に包まれていった… #areaedit(end) } *余談 #center(){&b(){ORT亜種は汎用人類史のORTよりも本当に弱いのか?}} ORT亜種が公式で登場したことで活発化した強さ議論に伴って浮上した新たな疑問である。よく議論されるがこの点に関してはファンの間から指摘がされている。 まず出力に関しては汎人類史より弱いとORTが言及された時点においても先述の通り&font(b,red){心臓がない状態}での評価なので、ガタ落ちしているはずの出力を心臓を取り戻した場合はどう評価されるかについては未知数であるという点。 この点から&b(){&color(red)心臓を取り戻した場合はそこまで差はないのではないか?}とするファンの意見も多い。 実際、7章前編の終盤で一時的に現在と未来が入れ替わったことで現れたORTは心臓を取り戻したと思わしく、後編の総力戦で戦ったORTとは比べ物にならないほどのHPと体力ゲージを誇っていた。 解析により判明しているHP量は35憶越えというとんでもない数値であるため、心臓を取り戻した場合は本種と亜種の差は大きくない説は有力とされている。 明確な差としては元々の”水晶渓谷”が空想樹を取り込んだことにより変質した”空想樹海”の存在があり、フィジカルと宇宙現象という物理一辺倒から多少の搦め手に性能が変わったので、出力部分で優劣が付いたとなれば不自然ではない。(最終的な総合力や脅威度としては落ちてはいないと思われる) そしてそもそも「水晶渓谷」が起動してしまう場合だと瞬殺されてしまうかもしれない疑惑が残っている。 また、この時はデイビットを核にした事で特定の物を破壊する為の指令が刻まれている。 そのため、特定の物を破壊するまでは本気を出さない可能性があり、破壊衝動や出力抑えられているとも考えられる。 対して汎用人類史のORTと比べて異聞帯のORTは&font(b,red){6600万年早く飛来した}という点が明言されており、その際に地球に落下した衝撃で異聞の&ruby(ビッグスリー){第三の滅亡}を引き起こして&ruby(活動停止){死亡}。 その6000万年後にORTは活動を再開したが、[[カマソッソ>カマソッソ(Fate)]]との激突において心臓を抜かれた後再び死亡。 マィヤの尽力もあってか現代まで目覚めることはなかったとされている。 つまり異間帯のORTは地球に付いてからほとんど死にっぱなしであり、&font(b,red){汎人類史の個体より早く飛来したのもあって若い未熟な個体なのではないか?}という点が指摘されており、 &font(b,red){素直にカルデアの解析通り汎用人類史よりも弱い個体なのではないか?}という意見も根強い。((一方、本編で対峙したORTは終始一貫してレベル1という状態で、敵の生態を学習するのはともかく進化や成長、未熟と成熟の概念があるかも疑わしいところではあるが)) さらなる余談として長らく語られた型月物理最強ORTであるが、それは比喩でも何でも無かった。 つまりこの侵略生物を相手にするには、RPGでいう魔法・魔術などという術式・文明で対応することは極力避け、純粋に肉体スペック―――&b(){物理で相手をしなければ術式が真似られてやり返される}というトンデモ前提のうえで極めて高いハードルが要求される。 こんな生物を相手に本当に自身の不死性の権能だけで立ち向かった((恐らく心臓がある上で出力の高まった宇宙嵐吹き荒れる水晶渓谷。それぞれが独自の手段で不老不死を体現している死徒二十七祖第五位を秒殺できる不死殺し))カマソッソが掛け値なしの勇者王であると評されたのは必然の感想であっただろう。 また、ORTは[[空の境界]]で[[蒼崎橙子]]が定義した人を恐怖させる物の三つの条件、「&bold(){怪物は言葉を喋ってはならない。}」、「&bold(){怪物は正体不明でなければいけない。}」、「&bold(){怪物は不死身でなければ意味がない}」これらを全て満たしたORTは正に人を恐怖させる&bold(){正真正銘の怪物}であったと言えるだろう。 追記・修正はORTが目覚めてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,152) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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