1993年第38回有馬記念

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&font(#6495ED){登録日}:2012/07/21 (土) 10:26:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオーだ!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー!!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー奇跡の復活}} 1993年12月26日に中山競馬場で行われた第38回有馬記念はトウカイテイオーが勝ったレースである。 1 エルカーサリバー 2 セキテイリュウオー 3 [[ベガ>ベガ(競走馬)]] 4 [[トウカイテイオー]] 5 ウィッシュドリーム 6 [[ライスシャワー>ライスシャワー(競走馬)]] 7 ホワイトストーン 8 マチカネタンホイザ 9 レガシーワールド 10 エルウェーウィン 11 ウイニングチケット 12 ナイスネイチャ 13 ビワハヤヒデ 14 メジロパーマー   豪華絢爛、1993年の中央競馬は後の世に名を残す数々の名馬達がG1を勝っていた。 メジロマックイーン、ライスシャワー、ベガ、ナリタブライアン、ヒシアマゾン、ホクトベガ、サクラバクシンオーなどなど。 そしてこのレースにも実に8頭のG1馬が参戦していた。 その中で1番人気になったのは、前走菊花賞を勝ち、未だ3着以下に負けたことのないビワハヤヒデ。 2番人気は前走21世紀になってからは考えられないほどのメンバーが揃ったジャパンカップを勝ったレガシーワールド。 3番人気はそのジャパンカップで3着に頑張ったその年のダービー馬ウイニングチケット。 4番人気は[[昨年の有馬記念>1992年第37回有馬記念]]11着以来となるトウカイテイオーだった。   この年のG1戦線を盛り上げた馬たちは揃って好スタートを切った。 まず先頭に立ったのは大方の予想通り昨年の有馬記念馬メジロパーマーだった。 トウカイテイオーは一旦2番手に上がったもののすぐに好位に控えた。 昨年ほど引き離さないメジロパーマーの2番手集団にビワハヤヒデ、レガシーワールド、ホワイトストーンが続く。 それを見るように[[この年の天皇賞・春>1993年第107回天皇賞・春]]勝ち馬のライスシャワーやオークス馬ベガが続き、ウイニングチケットは中団に控えた。   レースが動いたのは第3コーナー。ビワハヤヒデが菊花賞のときのように早めに逃げ馬を捕まえに行くと、ウイニングチケットとトウカイテイオーが連れて進出し流れが一気に激化する。 レガシーワールドやライスシャワーも前々に集結し第4コーナーを迎えた。 ここで完全に抜け出したのはビワハヤヒデだった。 レガシーワールドは内々で伸びきれず、ウイニングチケットも中団でもがいている。 菊花賞に続き、ビワハヤヒデが独走態勢に入るかと思われた時、ただ1頭、それを上回る勢いで追いすがる馬がいた。 #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオーだ!}} それは実に一年ぶりの出走だったトウカイテイオーだった。 残り200mくらいからは完全なる一騎打ち。 勢いはトウカイテイオーだった。 逃げるビワハヤヒデを追い、一完歩ごとに差を詰めていく。 残り100mで並び交わしていく。 ビワハヤヒデも再び交わそうと粘るが、その走りはただただトウカイテイオーの走りをより美しく、より感動的に見せるだけであった。   前代未聞のドラマを目にした大観衆は惜しみなくテイオーコールを送った。 1着 トウカイテイオー 2着 ビワハヤヒデ 3着 ナイスネイチャ 4着 マチカネタンホイザ 5着 レガシーワールド 6着 メジロパーマー 7着 セキテイリュウオー 8着 ライスシャワー 9着 ベガ 10着 ウィッシュドリーム 11着 ウイニングチケット 12着 エルカーサリバー 13着 エルウェーウィン 14着 ホワイトストーン   勝ったトウカイテイオーは364日ぶりの出走だった。364日ぶりの出走でのG1勝ちは勿論史上初。従来のサクラスターオーの6ヶ月ぶりという記録を大きく更新したのだった。 そして父[[シンボリルドルフ>シンボリルドルフ(競走馬)]]との父子2代グランプリ制覇も史上初のことだった。 鞍上の田原騎手は昨年の有馬記念の時、主戦騎手だった岡部騎手が騎乗停止中だったための代打騎乗だった。 昨年は11着に敗退したが、この年は岡部騎手がビワハヤヒデに騎乗するため、再び騎乗機会が巡ってきたのだった。 そのチャンスを逃さず栄光を手にした田原騎手は涙ながらにトウカイテイオーの健闘を称えた。   負けてなお強しを見せたビワハヤヒデは、この年の年度代表馬に選ばれる。 そして、翌年の古馬中長距離戦線の主役となっていく。 3着のナイスネイチャは有馬記念3年連続の3着という珍記録を作った。 翌年も有馬記念に出走するが、4年連続の記録は関東の刺客ライスシャワーに阻まれることになる。 [[オグリキャップ>オグリキャップ(競走馬)]]の2度目の有馬記念制覇も4番人気。 ライスシャワーの2度目の天皇賞・春制覇も4番人気。 このトウカイテイオーの有馬記念制覇も4番人気。 奇跡の復活には4番人気がよく似合う。   トウカイテイオーから勝負したかた追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ジェンティルドンナも去年の有馬記念4番人気でラストランを飾ってダイワスカーレット以来の牝馬の有馬記念制覇とオペラオー・オルフェ以来、牝馬史上初の主要4馬場(中山・京都・阪神・東京)でのG1制覇まで上り詰めたからなあ。 -- 名無しさん (2015-01-04 15:33:08) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/07/21 (土) 10:26:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオーだ!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー!!}} #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオー奇跡の復活}} 1993年12月26日に中山競馬場で行われた第38回有馬記念はトウカイテイオーが勝ったレースである。 1 エルカーサリバー 2 セキテイリュウオー 3 [[ベガ>ベガ(競走馬)]] 4 [[トウカイテイオー]] 5 ウィッシュドリーム 6 [[ライスシャワー>ライスシャワー(競走馬)]] 7 ホワイトストーン 8 マチカネタンホイザ 9 レガシーワールド 10 エルウェーウィン 11 ウイニングチケット 12 ナイスネイチャ 13 ビワハヤヒデ 14 メジロパーマー   豪華絢爛、1993年の中央競馬は後の世に名を残す数々の名馬達がG1を勝っていた。 メジロマックイーン、ライスシャワー、ベガ、ナリタブライアン、ヒシアマゾン、ホクトベガ、サクラバクシンオーなどなど。 そしてこのレースにも実に8頭のG1馬が参戦していた。 その中で1番人気になったのは、前走菊花賞を勝ち、未だ3着以下に負けたことのないビワハヤヒデ。 2番人気は前走21世紀になってからは考えられないほどのメンバーが揃ったジャパンカップを勝ったレガシーワールド。 3番人気はそのジャパンカップで3着に頑張ったその年のダービー馬ウイニングチケット。 4番人気は[[昨年の有馬記念>1992年第37回有馬記念]]11着以来となるトウカイテイオーだった。   この年のG1戦線を盛り上げた馬たちは揃って好スタートを切った。 まず先頭に立ったのは大方の予想通り昨年の有馬記念馬メジロパーマーだった。 トウカイテイオーは一旦2番手に上がったもののすぐに好位に控えた。 昨年ほど引き離さないメジロパーマーの2番手集団にビワハヤヒデ、レガシーワールド、ホワイトストーンが続く。 それを見るように[[この年の天皇賞・春>1993年第107回天皇賞・春]]勝ち馬のライスシャワーやオークス馬ベガが続き、ウイニングチケットは中団に控えた。   レースが動いたのは第3コーナー。ビワハヤヒデが菊花賞のときのように早めに逃げ馬を捕まえに行くと、ウイニングチケットとトウカイテイオーが連れて進出し流れが一気に激化する。 レガシーワールドやライスシャワーも前々に集結し第4コーナーを迎えた。 ここで完全に抜け出したのはビワハヤヒデだった。 レガシーワールドは内々で伸びきれず、ウイニングチケットも中団でもがいている。 菊花賞に続き、ビワハヤヒデが独走態勢に入るかと思われた時、ただ1頭、それを上回る勢いで追いすがる馬がいた。 #center(){&font(#0000ff){トウカイテイオーだ!}} それは実に一年ぶりの出走だったトウカイテイオーだった。 残り200mくらいからは完全なる一騎打ち。 勢いはトウカイテイオーだった。 逃げるビワハヤヒデを追い、一完歩ごとに差を詰めていく。 残り100mで並び交わしていく。 ビワハヤヒデも再び交わそうと粘るが、その走りはただただトウカイテイオーの走りをより美しく、より感動的に見せるだけであった。   前代未聞のドラマを目にした大観衆は惜しみなくテイオーコールを送った。 1着 トウカイテイオー 2着 ビワハヤヒデ 3着 ナイスネイチャ 4着 マチカネタンホイザ 5着 レガシーワールド 6着 メジロパーマー 7着 セキテイリュウオー 8着 ライスシャワー 9着 ベガ 10着 ウィッシュドリーム 11着 ウイニングチケット 12着 エルカーサリバー 13着 エルウェーウィン 14着 ホワイトストーン   勝ったトウカイテイオーは364日ぶりの出走だった。364日ぶりの出走でのG1勝ちは勿論史上初。従来のサクラスターオーの6ヶ月ぶりという記録を大きく更新したのだった。 そして父[[シンボリルドルフ>シンボリルドルフ(競走馬)]]との父子2代グランプリ制覇も史上初のことだった。 鞍上の田原騎手は昨年の有馬記念の時、主戦騎手だった岡部騎手が騎乗停止中だったための代打騎乗だった。 昨年は11着に敗退したが、この年は岡部騎手がビワハヤヒデに騎乗するため、再び騎乗機会が巡ってきたのだった。 そのチャンスを逃さず栄光を手にした田原騎手は涙ながらにトウカイテイオーの健闘を称えた。   負けてなお強しを見せたビワハヤヒデは、この年の年度代表馬に選ばれる。 そして、翌年の古馬中長距離戦線の主役となっていく。 3着のナイスネイチャは有馬記念3年連続の3着という珍記録を作った。 翌年も有馬記念に出走するが、4年連続の記録は関東の刺客ライスシャワーに阻まれることになる。 [[オグリキャップ>オグリキャップ(競走馬)]]の2度目の有馬記念制覇も4番人気。 ライスシャワーの2度目の天皇賞・春制覇も4番人気。 このトウカイテイオーの有馬記念制覇も4番人気。 奇跡の復活には4番人気がよく似合う。   トウカイテイオーから勝負したかた追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ジェンティルドンナも去年の有馬記念4番人気でラストランを飾ってダイワスカーレット以来の牝馬の有馬記念制覇とオペラオー・オルフェ以来、牝馬史上初の主要4馬場(中山・京都・阪神・東京)でのG1制覇まで上り詰めたからなあ。 -- 名無しさん (2015-01-04 15:33:08) #comment #areaedit(end) }

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