THE NINJA WARRIORS

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THE NINJA WARRIORS」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/05/27(木) 04:53:50
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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1993年、かつて栄華を誇ったこの国は、重大な危機に直面していた。

魔王「バングラー」が、その邪悪な魔力により、独裁政治を行なうようになってからというものの、人々の意識は洗脳されてしまい、社会は荒廃してしまった。

そんな中で、革命派のリーダー「マルク」は魔王バングラーを倒すべく、2体の殺人マシーン「KUNOICHI」と「NINJA」を完成させ、
勇敢に挑んでいった――。




1987年にタイトーが販売した横三画面横スクロールアクションゲーム。

全6ステージ・2人協力プレイ可能。

8方向レバーで自機(1P側は赤色のKUNOICHI、2P側は青色のNINJA)の操作。
上入力はジャンプ、下入力はしゃがみとなっており、
斜めに入れると斜めジャンプやしゃがみ歩きが出来る。

ボタン1で近接用武器のクナイを振って攻撃。
ボタン2で飛び道具で弾数制限のある手裏剣を飛ばして攻撃。
手裏剣の威力はクナイの半分となっているが、スナイパーと戦車の搭乗兵は手裏剣でしか倒せない。
特定の敵を倒すと補給される。残った手裏剣は全てスコアボーナスへ換算されるため、次のステージへの持ち越しは不可能。

ボタン1を押し続けでクナイを構えて防御ができ、斬撃や銃弾や爆風などを防御できる。
防御状態で斜めジャンプすると回転ジャンプとなり着地まで無敵である。

本作は残機なしの体力ゲージ制。NINJA(2P側)はKUNOICHI(1P側)よりも体力が若干高めに設定されている。

自機は身体が部位分けされており、特定の攻撃を受けると忍者服が破け、内部のメカ部分が露出してしまう。
以降、その部位に攻撃を受けるとダメージが2倍になる。
ステージクリアで体力ゲージは全快するが、忍者服は修理されないため、なるべくダメージを受けないことも重要である。



「[[ダライアス]]の筐体を流用してゲームを作ろう」というポイントからプロジェクトが発足したゲームが本作である

アメコミな作風が全般的に渡って目立ち、合成音声によるボイスが追加されたほか、非常に豊かなアニメーションを誇り、キャラクターの一つひとつが実に滑らかな動きをするのが特徴である。

ダライアスに引き続き、音楽はZUNTATA所属の小倉久佳氏が担当。
開発段階で&font(#ff0000){「BGMで客を引き付けられるゲームにしたいね」}という声があがり、その結果としてBGMはや非常に派手になっており、ダライアスに匹敵する素晴らしい出来になっている。
津軽三味線をサンプリングしてBGMに用いるなど、当時としは非常に画期的な手法を取った。


だがその一方で非常に高い難易度を誇り、
・自機の移動速度の遅さと攻撃手段の弱さ
・敵の多さと攻撃のかわしづらさ
・こちらの動きに的確に反応して対応してくる敵キャラのアルゴリズム
・各所で襲い掛かる耐久力の高く手強い中ボスの存在
…など1面から飛ばしているところが目立つ。ゴリ押し気味のプレイはほぼ通用せず、敵キャラ毎の的確なパターン化が必須となる。
また、2、4面で出現する戦車は出現時に3~4発ほど&bold(){画面外から}威嚇砲撃を行うのだが、
この威嚇砲撃が知らないとほぼ被弾確定というとんでもない初見殺しっぷりで、手も足も出ずに爆発四散させてしまうプレイヤーが後を絶たなかった。

更に上述の苦難を乗り越えても、最終面である6面(バングラー官邸)がこれまでとは比べ物にならないレベルの極悪難易度。
開幕のナイフ兵数人を倒し、屋敷内に入ると手厚い歓迎といわんばかりにライフル兵やグレネード兵の猛攻が飛び交い、
なんとかそれを凌いでも、ガード不能のレーザーを撃つロボットと共に中ボスがわんさかいる屋敷内を突破しなければならない。
おまけに制限時間もシビアで敵に構いすぎるとあっという間に時間切れになって爆死してしまうので、
先へ進む上で邪魔になる敵だけを倒し、それ以外はひたすらスルーして急ぐ必要がある。
また、ステージそのものが迷路状になっており、間違ったルートを一度でも通ってしまうとやはり時間切れによる爆死が確定する。

それもあってかノーマルランクでのワンコインクリアは当時、全国でも数えるほどであった。
ゲーム展開そのものもパッと見は淡々としすぎているきらいがあり、わざわざ三画面にした意味が薄いと言われる事もある。


そしてBGMと共によく話題に挙がるのが、当時話題となったあまりにも衝撃的なエンディング。
死闘の末にバングラーを倒した後に訪れる急展開、そこからボカされてはいるが畳み掛けるような救いの無い結末は多くのプレイヤーを唖然とさせた。
鬱エンディングはタイトーの作品では名物だが、本作はその原点と言ってもいいだろう。



・コラム

1面のBGMは「DADDY MULK」。
革命派リーダーのマルクの事を指しており、津軽三味線の音色が用いられているのもこの曲である。
本作のBGM中でも非常に高い人気を誇り、曲の1ループだけで4分以上かかる気合いの入れようになっている。
普通にプレイしてると三味線演奏に入る前にステージクリアしてしまうため、わざわざボスの手前で立ち止まって三味線が鳴るのを待つプレイヤーも多かった。
1面のBGMを最終面にも回して瞑想感を高める手法はタイトーだけに限らずよく取られているが、本作でも6面のバングラー官邸のBGMも「DADDY MULK」である。
 

ダライアスと同様、本作も非常に希少なゲームとなっており、オークション等では基板がン十万の値で取引されるのはザラである。
同様に、全国のゲーセンに数えるほどのごく少数しか残されていない。


当時の移植は、
音声オミット、サウンドもハード相応に準ずる音質に、ステージ2、4の戦車がカット、土蜘蛛に差し替えされたものの、その他の操作性、ステージ構成は崩さずに一回り難易度を落としたPCエンジン版、
敵のアルゴリズムや配置が一部変わったものの、画面の上下をカットすることでアーケード版に近い雰囲気を実現し、更に2人同時プレイを可能にしたメガCD版が存在していた。
2017年には横三画面レイアウトも含めてアーケード版を忠実再現したPS4(アーケードアーカイブス)版が配信された。今アーケード版を遊ぶならほぼこちらになるだろう。

携帯アプリでもアーケード版が配信されているが、こちらは1P側しか選ぶことが出来ない、当然だが操作がきつい、スタッフロール表記が異なる、オールクリアー時には鳴らないゲームオーバー音が鳴る、等の違和感がある。


また、移植とは別にスーパーファミコンにて本作のリメイクである『ザ・ニンジャウォーリアーズアゲイン』が存在する。開発はナツメ。
原作の設定やストーリーを踏襲しつつも、ジャンルがベルトスクロールアクションに変化している。
原作とはほぼ別物になってしまったゲーム内容は原作ファンからはやや賛否両論だが、ゲームの完成度は高い。


#center(){
項目が完成したなどと思ってはいけない

なぜなら彼らは不死身の

"狂った編集マシーン"なのだから・・・
}

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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 復刻サンクス。PCエンジン版はまんざら捨てたもんじゃない。  -- 名無しさん  (2013-07-03 10:26:52)
- SFCのアゲインも良作だよね  -- 名無しさん  (2013-07-03 11:01:28)
- メガCD版はOPにZUNTATAのライブ映像が使われている  -- 名無しさん  (2014-07-15 20:58:36)
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