NSG-X1 フレズヴェルク

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NSG-X1 フレズヴェルク」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2016/12/02 Fri 23:49:30
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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&bold(){&size(23){概要}}
NSG-X1 フレズヴェルクとは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」のひとつ。

月側が投入した可変型FAで、フレームアームズ世界観におけるキーアイテム「TCSオシレータ」が登場するきっかけになるなど同シリーズ内でも重要な位置を占めている。

本項目では系列機種も取り扱う。


&bold(){&size(23){目次}}
#contents()


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*NSG-X1 フレズヴェルク
&ref(X1_H.jpg,,width=350,title=NSG-X1 フレズヴェルク)
&ref(X1_S.jpg,,width=350,title=サイドワインダー・モード)
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「NSG-X1 フレズヴェルク」商品紹介ページより2点引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000001076/
閲覧日時:2017/01/08
}

CC212年1月に初めて確認された、長距離移動からの電撃的侵攻を得意とする可変型FA。 
[[スティレット>SA-16 スティレット]]を越える機動性と[[轟雷シリーズ>三二式一型 轟雷]]を一撃で破壊する攻撃力を兼ね備え、どこからともなく現れては暴れまわる本機の出現当初、防衛機構側は有効な対処法を見出だせず防戦一方に転じた。

各地で猛威を振るったものの、軽量化のためかフレームの大部分が露出している上に、防御を担うバリア「[[TCS>フレームアームズ用語集]]」も長時間の使用はできず防御面に大きな不安を抱えているため近接戦闘は苦手とし、戦闘継続時間も短いなど欠点も多い。 

さらに言えば本機の高速飛行能力は各部の推進機に加えてTCSの使用が不可欠であり、長距離移動形態の「サイドワインダーモード」を大気圏内で使う場合バリアで空力を誤魔化した上で推力を後方に集中させることによって無理やりカッ飛んでいるような有様。
主武器もTCSを弾として発射する、またはTCSで斬り付けるというもので、走・攻・守の多くをTCSに頼るかなり危うい機体である。
実際ATCS弾をはじめとした対TCS兵器が実用化されてからは防御面の脆弱さが顕在化してきている。

そうした特性から当初はT結晶技術を使用した実験的な機体と見られていたが、最初から[[従来のNSGシリーズ>NSG-12αコボルド/NSG-25γシュトラウス]]との連携のために考案された仕様であるという説もある模様。

いくつかの派生型が存在し、そのいずれも攻撃特化のカスタマイズと戦場に似つかわしくない派手なカラーリングを施されていたとされる。

後に系列機体の多くが無人機と判明したが、極めて高度なAIを搭載しているらしく人間並みの判断能力を持っている。


&big(){&bold(){◇武装}}
・TCSオシレータ
機体各所のクリア部分がTCSを発生させる「TCSオシレータ」と呼ばれる装置。
TCSは「[[T Crystal Shield>フレームアームズ用語集]]」の略。
X1では主に機体の空力補助と大気圏突入時の機体保護に用いられる。
TCS同士が接触すると干渉を起こすらしく、TCS展開中はベリルショット・ランチャー等のTCS兵器を使用できない。
またNSG-X系のものは機体そのものと動力を共有しているらしく、戦闘時にバリアとして使われることは少なかったとのこと。
ただしTCS展開時の防御力自体はかなりのもので、殆どの通常兵器を無効にしてしまう((少なくとも防衛機構側では高火力な部類となる三八式のLR-PSCを弾いている))。
さらに被弾によるエネルギー消費はほとんど無いようで、数押しの攻撃では貫通できない。
外観から「ベリルユニット」とも呼ばれる。

・ベリルショット・ランチャー ×2
NSG-X1の主兵装。基本的に二挺装備する。
TCSオシレータが使われており、TCSを弾丸として発射する。
[[三八式>三二式一型 轟雷]]を一撃で破壊する威力があるとされ、本機を脅威たらしめる一因となった。
ただし距離に比例して威力が落ちるらしく、有効射程はそれほど長くはない模様。
銃身(?)などのエッジ部分はTCSを纏わせることで格闘武器として使用できる。

・65mmガンポッド
胴体部に固定された機関砲。
あくまで牽制用で、威力は近距離でようやく素のアーキテクトを撃ち抜ける程度。
結構な口径なのだがアーキテクトが頑丈なのか、この武器の弾薬や構造の問題で威力が低いのかは不明。


&big(){&bold(){◇キット}}
定価4,200円。デザイナーは木下ともたけ氏。
高い可動性を活かしてパーツ差し替えなしでの変形を可能とした意欲的なキット。 
その外観と可変機構からFAの中でもかなり人気が高い。 
特徴的なのがベリルショット・ランチャーの構造で、クリア一体成形のパーツに塗装を施すことにより銃身の細く鋭い造形と色分けを両立している((塗装済パーツ自体は轟雷から存在するが、フレズヴェルクはシリーズ中でも塗装部位が複雑な形状をしている。))。
そのような配慮もあって色分けは良好だが、目立つ部分に合わせ目が出るため消そうとすると手間がかかる。

後に[[バーゼラルド>YSX-24 バーゼラルド]]同様全体がクリアパーツになった「クリアアーマーセット01〈NSG-X1 フレズヴェルク対応〉」(定価2,800円)が発売された。
カラーリングとデザインもあってなかなか似合うのだが、ベリルショット・ランチャーが緑一色なので色分けはやや劣る。アーキテクトも付属しないので自前で用意する必要あり。

 
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*NSG-X2 フレズヴェルク=アーテル
&ref(X1_2H.jpg,,width=400,title=NSG-X2 フレズヴェルク=アーテル)
&ref(X1_2S.jpg,,width=400,title=サイドワインダー・モード(X2))
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「NSG-X2 フレズヴェルク=アーテル」商品紹介ページより2点引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000000992/
閲覧日時:2017/01/08
}

近接戦闘に特化したフレズヴェルクの派生機体。
カラーリングが白基調に改められているほか、手持ち武器がより大型化された。
武器の重量増により機動性が若干下がったものの、リーチと威力に優れた近接攻撃で凄まじい戦闘力を誇る。

フレズヴェルク系列の中でも特に活躍した機体であり、主に防衛機構のFA開発拠点を叩いて回っていた模様。
またある人物と同じ生体パターンが検出されたり明かに個性のある行動を見せるなど、設定上でも一際異彩を放っている。


&big(){&bold(){◇武装}}
・ベリルスマッシャー ×2
長柄状の格闘武器。例によって2本装備する。
状況に合わせて高威力の「アックス」、リーチに優れた「グレイヴ」、正面から敵の死角を突ける「サイズ」の三形態に可変する。
これの装備によって弱点だった接近戦に強くなったものの、操縦難度が上がっているとされる。
後に一振りが回収され、コピー(ウェポンセットのやつ)を作られたりしている。


&big(){&bold(){◇キット}}
定価4,400円。
「俺ズヴェルクカラーリングコンテスト」の最優秀作品を元に成形色をパールホワイト+クリアブルーに変更、さらに木下ともたけ氏がデザインしたベリルスマッシャーを追加したもの。
ベリルスマッシャーはしっかり三段階に変形する素敵仕様。ただしやたら重いため関節強化は必須。 
また各部の青いラインはデカールで再現され、貼るのに手間がかかるため注意。

後に短篇アニメ「A violent struggle」にも出演。それに伴い、成型色を改め、ゼルフィカールとセットになったバージョンが発売。
・未組立アーキテクト
・アーテル本体
・バーゼラルド本体
・バーゼラルド用エクステンドアームズ
・「A violent struggle」のDVD
・設定ブックレット
といった超豪華版。 
当然そのぶん高価(定価9,800円)であり、それまで最も高かったスティレット制空部隊仕様の倍近いお値段。


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*NSG-X3 フレズヴェルク=ルフス
&ref(X1_3H.jpg,,width=400,title=NSG-X3 フレズヴェルク=ルフス)
&ref(X1_3S.jpg,,width=400,title=サイドワインダー・モード(X3))
#openclose(show=画像出典){
株式会社コトブキヤ公式サイト「NSG-X3 フレズヴェルク=ルフス」商品紹介ページより2点引用(※画像は試作品です)
引用元URL:http://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002187/
閲覧日時:2017/01/08
}

ベリルショット・ライフルを4挺装備した火力特化機。
「ルフス(赤)」の名が示す通り、深紅のカラーリングとなり、サイドワインダーモードがより航空機っぽくなっている。だからといって&font(red){三倍速かったりはしない。}むしろライフル4挺分の重量で機動性が落ちている。
アーテルとは対照的に射撃戦を得意とし、Xシリーズ最強とされる火力で大暴れしていた。
防衛機構が実行した「[[オペレーション・バードハント>フレームアームズ用語集]]」によってなんと鹵穫され(もっとも作戦の進行そのものはガッタガタだったが…)、その後の防衛機構側の兵器開発を大きく進展させた。
さらに後になって再び現れている。

しかもその際「前の轍は踏まない」とばかりに武装パージからの高機動戦闘まで披露した。
どうやらAIも逐次更新されている模様(でなければ再登場時は人間が乗っていたか、だが…)。

戦場が宇宙に移ってからも地上をメインに活動していたらしく、防衛機構艦隊増援部隊への追撃にはわざわざ地上からロケットにとりついて宇宙に上がってきた。&bold(){&font(#ff0000){それも5機同時に。}}
それまで基本的に単独で活動していた((簡易量産型のNSG-XMを除けば、Xシリーズが複数同時に出現した事例がショートストーリー上には存在しない。))Xシリーズが複数同時に現れるのは異例中の異例で、月面軍の必死さが伺える。


&big(){&bold(){◇武装}}
・ベリルショット・ライフル ×4
物理的な砲身と砲口が確認できるベリルウェポンで、上記の2機に比べるとまだ通常の武器っぽさが残っている。
射撃に特化しているらしく、ベリルショット・ランチャーより威力が高いうえ「照射」による薙ぎ払いも可能。%%ランチャーと名前逆にした方がいいんじゃないか…?%%
代わりに連射性能が低下しているが、&font(red){月側も欠点を分かっているのか必ず数挺同時装備する。}
砲身の下に幅広の斬撃用ベリルユニットがあるが、どちらかというとサイドワインダーモードにおける翼のような役割の方がメインである模様。
見た目に違わず重量があり、取り回しも悪いらしい。
「[[ヴァイスハイトθ>NSG-12αコボルド/NSG-25γシュトラウス]]」も使用しているが、あちらは試作型とされている。


&big(){&bold(){◇キット}}
かつては「ヴァイスハイトθ」に付属する「試作型ベリルショット・ライフル」とおまけパーツに、ノーマル版フレズヴェルクを塗装して使う必要があった。
後にコトブキヤショップ限定ながらルフス単体でキット化されている。
定価4,800で成形色がメタリックレッド+クリアパープルに変更。
アーキテクトがリニューアル版になっており、変態的な可動域を誇る(他のキットでも「:RE」版なら同等になる)。
またフレズヴェルク本体用の無色クリアパーツも付属する。


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&bold(){&size(19){余談}}
・機体名の「フレズヴェルク」は北欧神話に登場する鷲の姿の巨人の名前から。

・「ゼルフィカール/NE」の取説には派生型とおぼしきNSG-XMと呼ばれる機体が登場する。後にフレズヴェルクの簡易生産型と判明しており、NEのパッケージアートのものではないかとも言われるが詳細は不明。

・フレズヴェルク系のみ駆動骨格が「フレームアーキテクト TYPE001R」となっているが、キットに添付のアーキテクトが肩の形状が異なる専用のものとなっているためと思われる。

 
追記・修正、お願いします。


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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 作成お疲れ様です。防衛機構側のトラウマといえばこいつだな。それはそうとルフスがナインボールにしか見えないのは俺だけ?  -- 名無しさん  (2016-12-02 23:54:44)
- ↑いち早くコメントいただきありがとうございます。項目作成終了、細部の修正が済みました。赤く塗った作例はたくさんありますが、やはりナインボールやセラフを思い出しますよね…  -- 立て主  (2016-12-03 00:13:09)
- 何か一つに頼る機体ってロマンに溢れてる。武器が本体のテムジンとか  -- 名無しさん  (2016-12-03 00:22:42)
- ベリルスマッシャーの攻撃力は凄まじく、グレイヴ&サイズモードで複数体のスティレットを撫で斬りに出来る程。当時プロトタイプの輝鎚がサイズモードを身体で止める事に成功するが、もう一方のアックスモードが振り下ろされ、胴体が陥没、このテストパイロットは死亡したと思われる。しかしその後スティレット隊のエイラム大尉による渾身の時間稼ぎでベリルウェポン命中時のデータの吸い出し、及び突き刺さったままのベリルスマッシャーの鹵獲という反撃の鍵を手に入れた。これらが対TCS兵器の足掛かりとなる  -- 名無しさん  (2016-12-03 07:55:28)
- ルフスのベリルショットライフルは「とりあえず積めるだけ積んでみた」というコンセプト先行の代物らしく、解析班に曰く「ベリルショットランチャーより重量・バランスetc諸々の都合で、当機本来の機動性が大幅に損なわれている」というゲテモノぶり。しかもランチャーより長射程・連続照射可能・高威力を代償に連射が効かないという。トドメにθとの差異であるベリルユニットの銃剣は空力補助がメインで銃剣機能はおまけだった。・・・だが余程要らんことを学習したのか、キット付属のSSで思わぬ逆襲を見せる  -- 名無しさん  (2016-12-03 08:01:07)
- ルフスがラテン語で赤なので「何で真っ白なのにアーテル(黒)なんだ?」とコマンドーめいた疑問を浮かべる方も多いと思うが、どうも“aeternam”(アエテルナム、エーテルナム、不変・不滅・永遠)の方らしい。  -- 名無しさん  (2016-12-03 09:51:22)
- ↑1~3 情報提供ありがとうございます。ざっと入れておきました。  -- 名無しさん  (2016-12-03 10:24:33)
- アーテル・ルフスは基本的に1機ずつの存在みたいだけど、素のフレズヴェルクは大量生産の量産型なの?それとも素フレズも1機だけの存在?  -- 名無しさん  (2016-12-10 00:35:45)
- ↑量産型だと判断して書いてましたが、調べ直しても量産型とはっきり示した資料がありませんね。「ゼルフィカール/NE」の取説で量産型が出てきたなと思ったら、宇宙にいる量産型は「NSG-XM」と表記されてます。NSG-X1自体は単体とも複数とも判断できる描写です。これは迂闊でした…項目はぼかした表現にしておこうと思います。  -- 名無しさん  (2016-12-10 01:04:39)
- あと、アーテルの取説では素フレズ(NSG-X1)が「単一機種と思われていた」とあるので、複数の線が濃厚かなぁ…決め手にはなりませんが…  -- 名無しさん  (2016-12-10 01:25:31)
- ルフスまでの説明書を読むと「予備機があるので複数機存在しているようだが、どういう訳か一つの戦場あたり一機ずつしか投入してこない」くさいのだ。アーテルがテールユニットにベリルショットライフルを搭載・運用した事例など武装の換装はしているが「複数の戦場で同じ色のフレズヴェルクが同時に目撃された」「一つの戦場に二種、または三種が一同に会した」などの事例がない(NSG-XMが例外)。  -- 名無しさん  (2016-12-11 14:30:29)
- それとTCSに関してvsセット等での補足。「レイダオのACS-14のような強度を超える攻撃で強引に貫通は出来るが、単純な手数だけの飽和攻撃で押すのは効果が薄い模様(基地一つ分の対空砲火を一身に受けても意に介さない)」  -- 名無しさん  (2016-12-11 14:39:58)
- ↑×2 今朝霧某の一件と何か関係あるのかね?  -- 名無しさん  (2016-12-19 22:27:10)
- アーキテクトの型番について「リニューアル版のことではないかとも言われるが~」ってやつ、単純にフレズ用に肩の形を合わせたアーキテクトの事じゃないの?  -- 名無しさん  (2017-01-19 19:56:46)
- ↑情報提供ありがとうございます。修正しておきました。やはり持ってないキットは記述が疎かになりますね…  -- 名無しさん  (2017-01-19 20:41:45)
- ワイバーンのインストにて遂に衝撃のルフス5機。しかも地球側から現れたので二度衝撃。未発見の拠点で修理・補給をしているという推察はあったが、予備機分を一気に出してくるケースは前代未聞。・・・まあ地球側の増援部隊が部隊(ウィルバー+俺ームアームズ軍団+アーセナル)だったのでそらー必死よな  -- 名無しさん  (2017-01-28 09:05:17)
#comment
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