BF(遊戯王OCG)

「BF(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

BF(遊戯王OCG) - (2016/10/09 (日) 16:22:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/28(月) 00:16:41
更新日:2024/02/16 Fri 00:07:14
所要時間:約 43 分で読めます




BF(ブラックフェザー)とは遊戯王オフィシャルカードゲームのテーマの一つ。

初登場は第6期の『CRIMSON CRICIS』。
これは、愛と正義の使者DDBという遊戯王の歴史に残るぶっ壊れカードを送り出したエキスパンション。
最もその歴史もLORD OF THE TACHYON GALAXYと9期によって容易く塗り替えられることになるのだが

【概要】

「BF-□□の○○」といった名前を持つ鳥型、鳥人型のモンスター群。
□□には二つ名、○○には風や刀剣の名前が入るのも特徴。

モンスターほぼ全てが闇属性・鳥獣族で構成されており、展開や戦闘の補助に関して優れた効果を持つ。
特に下級モンスターにはチューナー、非チューナーともに優秀なモンスターが多い。

アニメの主要キャラクター、クロウ・ホーガンの使用デッキでもあり、彼のファンデッキ的な側面も併せ持つ。劇中ではクロウの恩人でもあるロバート・ピアスンも使用している。

主力となるモンスターはほとんどがノーマルや字レアで入手しやすく、5D'sの放送中には環境デッキの中では安くて強いと評判であった。

09年世界大会でも日本で主流だった【猫シンクロ】を抑え優勝している。

逆に、全盛期ではインチキカードとの批判も多かった。
漫画版GX6巻では、作者の影山なおゆきが「誰が使っても勝てるデッキ」と評している。
まあ、そんなこと言われても仕方がないデッキだったことは確かである。
後にM・HEROが大幅にテコ入れされ、環境におけるHEROとの立ち位置が完全に逆転したことについては黙っておこう。

また、クロウはたびたび相手のカードを非難することがあったが、名言(迷言)の「インチキ効果もいい加減にしろ!」はお前にだけは言われたくないと思った決闘者も多かったはず。


【現在の扱い】

現在は主力カードである《疾風のゲイル》や《黒い旋風》が無制限となっており、漫画版BFのカードがOCGで登場するなど、公式からの扱い自体は良好。

ある意味全盛期以上のデッキパワーを得ているはずだがいるが、BF以上のサーチ、展開力を持つデッキが主流になっているため環境的には落ち目。

墓地BFのメリットの一つである「王宮の弾圧」の禁止、《異次元からの埋葬》の制限化、さらに《羽根帚》の制限復帰、除去カードの充実によるガン伏せなどが厳しくなっている。

しかし、ゴッドバードアタックや月影のカルートなどで不意打ちする能力に陰りは無いため、甘く見ると痛い目にあうデッキであることに変わりはない。
ARC-Vでの再プッシュにも期待が寄せられている。

【A BFとARC-V新規について】

A BF(アサルト ブラックフェザー)とはアニメARC-Vで使用された新たなBFのこと。
BF(ブラックフェザー)の文字列がしっかり含まれているので、問題なくBFとして扱える。
もっとも、唯一メインデッキに入る霧雨のクナイは扱いづらい為ここでは言及しない

A BFは基本的にシンクロモンスターであり、特徴としては『BF素材にして出したらチューナーになる』効果。
当然ながらシンクロ召喚にはチューナーが不可欠であり、これで連続シンクロが決めやすくなった。


…と言いたいところだが はっきり言って活用しづらい


まずBFの非チューナーで優秀なのは星3・4なのだが、それに対してA BF連中は星2・5・7・12
レベルが合わない上に縛り無しシンクロで星9以上は数える程しか居なく汎用性に乏しい。また、エクストラ枠も厳しい。
7+1を狙うにしても星1・2非チューナーの扱いやすい効果持ちなんて見つける方が難しい。

ちなみにアニメでは登場した当時でも要らない子扱いされた星1蒼天のジェットが使われており、効果を使う事なくシンクロ素材目的で延々使いまわしてた。
そういうのを優秀な新規で補って欲しかったのに…

またチューナーになる効果は 強制
1チューナー+7で汎用8シンクロやクリスタルウィングを出そうとすると 邪魔になる
はっきり言って素で使いこなせるのは後述のソハヤ程度なため、ソハヤ以外には
「チューナー化イラネ」「無駄にテキスト埋めなきゃもっと優秀な効果付いたかもしれんのに」等と言われてる始末。
アニメではチューナーとして扱う効果だった、どちらにせよA BF星7+4(ブラスト)や3(ゲイル)とかはしなかったけど。

一応、レベル5のソハヤをシンクロしてレベル7のA BFを蘇生すれば、そのままレベル12のオニマルにシンクロし、攻撃力6000で殴るということはできる。

まあここまで色々書いてきたが大量の新規で色々構築幅が広がったのも事実、
BF民が求めてた『黒い旋風無いとロクにアド回復出来ないんだから旋風ヘカテリスはよ』『通常召喚潰されたらほぼ何もできない』
辺りは解消されたとは言い難いが、「ライキリ」による相手フィールドの掃除、「チドリ」の打点上昇による突破など、着実に強化された。
これでもメインデッキの強化がほぼ無いジャックやカイトよりマシという事実

また、「ソハヤ」の登場によって「レベル・スティーラー」「ライブラリアン」を絡めた驚異の回転に注目が集まったが、2016年10月1日の改定で前者が禁止になったためそれをアテにした構築は不可能となった。


【主なBF】

ここではアニメ版と漫画版のカードを併記する。

漫画版BFとの特記が無い限りは基本的にアニメ版出身のカードである。

+ BFの下級モンスター
BF-残夜のクリス
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1900/守 300
「BF-残夜のクリス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF-残夜のクリス」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードは1ターンに1度だけ、
魔法・罠カードの効果では破壊されない。

攻撃力1900
漫画版BFの1体。
1ターンに1度、味方のBFがいれば特殊召喚できるため、シンクロエクシーズのどちらにでも繋げられる。
自身の攻撃力は下級BFの中で最も高い1900なので、あえて普通に召喚し「黒い旋風」の効果で「シュラ」や「ブラスト」をサーチするのも悪くない。

また、1ターンに1度、魔法・罠の効果で破壊されないという隠された効果も持っているので、激流葬と組み合わせて相手の場だけ一掃するというコンボも可能。


BF-蒼炎のシュラ
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

攻撃力1800
BFの主力となるモンスター。戦闘で相手モンスターを破壊して墓地に送ると、デッキから攻撃力1500以下のBFを特殊召喚できる。
効果は無効になるものの、攻撃表示で呼べるのでそのままさらに追撃を加え、メインフェイズ2にはそのままシンクロ召喚が可能。戦闘の補助には「カルート」が使えるので問題ない。

9期からは墓地に送られないペンデュラムモンスターが登場し、クリスやブラストに枠を譲ることも増えていた。しかし、新たなSモンスターの「ソハヤ」の登場後は「ヴァーユ」を連れて来られる点により再注目されている。


BF-黒槍のブラスト
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800
(1):自分フィールドに「BF-黒槍のブラスト」以外の
「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

攻撃力1700
ゲイルと同様の条件で自身を手札から特殊召喚できる。
味方BFが1体でもいればいいので、条件は無きに等しい。

レベル4なので「ゲイル」や「ピナーカ」などのレベル3チューナーと合わせてレベル7シンクロが可能。
他には、別のレベル4BFと併せてランク4エクシーズを狙いやすい。下級BFの中では「シュラ」に次いで攻撃力が高いので「黒い旋風」でサーチできる範囲が広い。

さらに貫通効果を持っており、裏守備モンスターを攻撃する際に有利。
「シロッコ」と組めば膨大な貫通ダメージを狙える。
「ゲイル」や「クリス」と並んでBFの展開力の要である。


BF-精鋭のゼピュロス
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000
「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主の手札に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける。

攻撃力1600
デュエル中に一度限りだが自己再生能力を持つ非チューナー。
容易に特殊召喚できるレベル4モンスターということでシンクロ、エクシーズに便利。

自分の表側表示カードをセルフバウンスする必要があるものの、永続魔法の「黒い旋風」があるので問題ない。
むしろ「旋風」を手札に戻すことで相手の除去から守ることに繋がる。

他には「ゲイル」や「ブラスト」といったターン制限のない特殊召喚モンスターを戻せばいいだけ。使用済みのリビングデッドの呼び声などのカードを使い回すことも可能であり、なかなか器用な働きができる。

自重した性能が多い後期BFの中ではトップクラスに優秀なカード。BF以外でもよく使われている。


BF-月影のカルート
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1400/守1000
(1):自分の「BF」モンスターが戦闘を行う
ダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1400アップする。

攻撃力1400
BFが戦闘する時、手札から墓地に送る事でそのBFの攻撃力を1400アップさせる。
要はBF版のオネスト。上昇値は1400固定だが、それでも十分すぎる数字であり、大抵のモンスターは突破できるようになる。「黒い旋風」でサーチできることから「シュラ」の召喚ついでにサーチし、リクルート効果の補助としてよく使われる。

また、手札から飛んでくるため対策しづらく、手札が1枚でもあればプレッシャーをかけることができる。ただし、ヴェーラーと同じく、「マクロコスモス」や「ダーク・ロウ」のような無差別除外には弱いので注意。

また、攻撃力1400というのは絶妙な値であり、このモンスター自身を召喚すれば「旋風」で「ゲイル」をサーチし、そのままシンクロできる。

一時は規制されていたが現在は無制限。調整版のダマスカスは泣いていい。


BF-疾風のゲイル
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400
(1):自分フィールドに「BF-疾風のゲイル」以外の
「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

攻撃力1300
自分フィールド上に他のBFが存在する時手札から特殊召喚できる下級BF。
チューナーなのでそのまま他のBFとシンクロ召喚できる。

さらに、フィールド上のモンスター1体の攻守を半減させるという凶悪な効果を持つ。
対象が攻撃力2600以下ならば自身で殴り倒せるようになり、それより高い攻撃力でも突破が大幅に楽になる。
その恐ろしさ(および、ルールの複雑さ)は該当項目を参照されたし。

シンクロ規制に巻き込まれた連中が色々帰って来る中長らく制限カードにあったが、2014年10月1日からようやく準制限カードに。一年後の2015年10月1日からは無制限となった。


BF-極北のブリザード
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

攻撃力1300
自身の特殊召喚はできないが、召喚された際に墓地の下位BF1体を守備表示で特殊召喚できる。
優秀なチューナーモンスターであり、墓地にモンスターがいれば1枚でシンクロが可能。
ノートゥングやアームズ・ウィングを呼ぶ際には役立つ。
過去にはエラッタ前のDDBをチューニングして早期決着に一役買っていた。

恐ろしいのは蘇生したBFの効果が失われない所。
ゲイルを蘇生されでもしたらたまったものではない。


BF-上弦のピナーカ
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1200/守1000
「BF-上弦のピナーカ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードをS素材とする場合、「BF」モンスターのS召喚にしか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「BF-上弦のピナーカ」以外の「BF」モンスター1体を手札に加える。

攻撃力1200
漫画版BFの1体。
BFモンスターのシンクロにしか使えないチューナー。
だが、フィールドから墓地に送られることで、エンドフェイズ時に好きなBFをサーチすることが出来る。

こいつをシンクロ素材にすればそれだけでサーチが可能。
戦闘や「ゴッドバードアタック」のリリースでも誘発するので、サーチ効果を使える機会はなかなか多い。「シュラ」や「旋風」で連れてきたり、「ブリザード」で何度も墓地から使いまわすのも有効。

BFは「旋風」を張れないと手札がどんどん減っていくので、それに頼らずに手札を回復できるコイツの存在はなかなか重要である。


BF-弔風のデス
チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1000/守1000
「BF-弔風のデス」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象とし、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
●対象のモンスターのレベルを1つ下げる。
(2):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。

攻撃力1000
ARC-Vの新顔の1つ。
召喚、特殊召喚時に自分のBF1体のレベルを1上げるか1下げることができる。
自身がチューナーなのでシンクロ召喚に適した1枚。
「ハルマッタン」とこいつだけでもレベル5、7、8、12と幅広いシンクロが可能。
「旋風」で持ってきた「グラディウス」で「ノートゥング」をシンクロし、召喚権を増やしてそのまま畳みかけると強力。

「ゴウフウ」と併せてランク5を出すこともできる。

墓地に送られるとエンドフェイズに1000ものダメージを喰らうので敬遠されやすいが、そのデメリットに見合う効果なのは間違いない。
裏技として「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」を出して自分でカウンターしてしまうという手もある。


BF-白夜のグラディウス
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1500
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが、
「BF-白夜のグラディウス」以外の
「BF」と名のついたモンスター1体のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

攻撃力800
漫画版BFの1体。
自分の表側表示モンスターがBF1体だけの場合、手札から特殊召喚できる非チューナー。
「クリス」や「ブラスト」に比べると頼りないが、レベル3で攻撃力も低いので、「ゲイル」や「ピナーカ」の召喚時に「旋風」でサーチし、そのまま「ノートゥング」のシンクロ召喚に繋げられる。チューナーでないため、チューナーが手札でだぶついた時にも便利。

必ず入るというわけではないが、1枚入れておくとプレイングの選択肢が増えるので便利なカード。
特殊召喚の条件に縛りがあるのでプレイングに気をつけよう。
収録が定期購読特典だったため、数あるBFの中でもトップクラスに高額なのが欠点。


BF-砂塵のハルマッタン
効果モンスター
星2/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 800
「BF-砂塵のハルマッタン」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF-砂塵のハルマッタン」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルをそのモンスターのレベル分だけ上げる。

攻撃力800
「クリス」のように味方BFがいれば1ターンに1回特殊召喚できる非チューナー。
また、召喚・特殊召喚に成功した時、味方BFのレベルと同じ数、自身のレベルを上げることが出来る。
例えばレベル3の「ゲイル」とならレベル5の「ソハヤ」かレベル8の「ベエルゼ」「オーガドラグーン」など、シンクロの選択肢を大幅に増やしてくれる。

「グラディウス」と同じくシンクロのサポートに適した1枚。
性質上、偶数のレベルのシンクロモンスターと相性がいい。
攻撃力が低いので「旋風」でサーチしやすい点もありがたい。


BF-大旆のヴァーユ
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、S素材にできない。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
チューナー以外の自分の墓地の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、
その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ
「BF」Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

攻撃力800
チューナーでありながら自身をシンクロに出来ないという変わり種。
代わりに、墓地から自分と他のBFを除外して疑似的にシンクロ召喚できる。ただし効果は無効になる。

【墓地BF】という型の主軸を担うカード。
おろかな埋葬や終末の騎士で落としてシロッコかエルフェンでシンクロ、玄米こと異次元からの埋葬で墓地に戻して使い回す。かつては【旋風BF】よりもメジャーであったが、玄米が1枚制限になってしまったので昔のような爆発力はない。

「TDIL」でレベル5シンクロの「ソハヤ」が登場すると、再注目される。
シュラでリクルートした後のメインフェイズ2にてソハヤをシンクロ召喚(シュラの効果で、シンクロできない効果は無効になっている)、
その後墓地から除外して2体目のソハヤを特殊召喚すると、最初のソハヤがチューナー化しているので、レベル10の「スターダスト・ウォリアー」がシンクロできる。


BF-隠れ蓑のスチーム
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1200
「BF-隠れ蓑のスチーム」の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分フィールドに「スチーム・トークン」(水族・風・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードをS素材とする場合、
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。

攻撃力800
新しいレベル3チューナー。
表側表示で墓地に送られるとレベル1トークンを生成。
ゼピュロス同様一度限りだが、モンスターをリリースして墓地から復活出来る。

やや活用が難しいが、トークンを利用すれば連続でシンクロ召喚し、そのまま1ショットキルすらできることもある。


BF-突風のオロシ
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 400/守 600
「BF-突風のオロシ」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「BF-突風のオロシ」以外の「BF」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。

攻撃力400
手札から特殊召喚可能な星1チューナー。
別名「大根のオロシ」「紅葉のオロシ」「六甲の(ry
「旋風」でサーチしやすい低ステータスであるのも嬉しい。

ノートゥングを出した直後にこいつを出してレベル7シンクロし、ホーク・ジョーの効果で先ほどシンクロに使ったノートゥングを蘇生してやると非常に綺麗。
シュラやブラストと組み合わせてレベル5の「ソハヤ」「チャンバライダー」を出すのもいい。

シンクロ素材として美地に送られるとモンスター1体の表示形式を変更する効果もあり、邪魔なモンスターを突破する際の足掛かりにもなる。1枚入れておいてまず損は無いだろう。




+ BFの上級モンスター
BF-朧影のゴウフウ
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):このカードが手札からの特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールドに「朧影トークン」(鳥獣族・闇・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このトークンはリリースできず、S素材にできない。
(2):このカードとチューナー以外のモンスター1体以上を自分フィールドから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルを持つ
自分の墓地の「BF」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをチューナー扱いとして特殊召喚する。

攻撃力0
ARC-Vの新顔の1つ。
フォトン・スラッシャーのような特殊召喚効果、任意のトークン生成効果、そしてフィールドの自身と他のモンスターを使った蘇生効果を持つ。この蘇生効果は劇中で「ファントムシンクロ」と呼ばれていた。

攻撃力が0のため「旋風」と相性がよく、自力でも特殊召喚できることからシンクロはしやすい。
一度手札から出して墓地に送られた後なら「ホーク・ジョー」での蘇生も可能。

ただし、通常召喚不可で、味方がいると手札から特殊召喚できないのでプレイングに注意。

トークンの方はシンクロ素材、リリースのどちらにも対応していないが、除外は可能なので、墓地のシンクロBFを蘇生する効果に使おう。召喚権なしで墓地のレベル6か7のシンクロBFを蘇生できるのは少なからず強力。

BF以外のデッキでは「ワイアーム」の融合素材や、アドバンス召喚した「光帝クライス」のエサなどに使える。
単純に壁として出すのでも十分。フィールドを圧迫しそうならば出さなくてもいい。

というか、BF以外で使われることが多く、メタルフォーゼでトークンを破壊コストにしたり、アダマンテと共にタクシーを呼ぶなどと出張が目立つ。ファントムシンクロとは……

これが仮に特殊召喚ターンはBFモンスター及び朧影トークンしか特殊召喚出来ないがトークンに制約が存在せず墓地のはシンクロ扱いで呼び出せたら
BFが苦手としている通常召喚が潰され場が空になってもノートゥングやジョーを呼び出して再展開できたり
特殊召喚が無効にされ墓地に送られたシンクロを自然に再利用出来たりとBFにとって神カードになり得た。

これに限らずARC-V2年目以降は微妙にズレたOCG化が目立つのは悲しい所である。


BF-暁のシロッコ
効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に
自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスター以外の
フィールドの「BF」モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、対象のモンスターしか攻撃できない。

攻撃力2000
上級モンスターだが、相手フィールド上にのみモンスターが存在する時リリースなしで召喚できる。特殊召喚でないのは一見不利だが、黒い旋風の効果をトリガーできるのでむしろありがたい。

さらに、自分フィールド上のBF1体にフィールド上の他のBFの攻撃力を集約できる起動効果を持ち、仲間との協力で盤面を突破することもできる。

特筆すべきは2番目の効果で、相手フィールド上に上級モンスターがいたとしてもたやすく撃破可能。ゲイルの効果と相まって、BFの突破力の一因を担う。よくブラストに集約して貫通を狙ってくる。

ちなみに某木星帰りの男とは関係ない。


BF-漆黒のエルフェン効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2200/守1200
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードはリリースなしで召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功した時、
相手フィールド上に存在するモンスター1体の表示形式を変更する事ができる。

攻撃力2200
自分フィールド上にBFが存在する時リリースなしで召喚でき、さらに召喚した時相手モンスターの表示形式を変更できる。
強そうに見えるが他が強すぎて弱く感じる。
展開力に優れるBFでは軽視されていたが墓地型では採用される事も。



+ BFのシンクロモンスター
BF-アーマード・ウィング
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守1500
「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードがモンスターを攻撃したダメージステップ終了時に発動できる。
そのモンスターに楔カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
(3):相手フィールドの楔カウンターを全て取り除いて発動できる。
楔カウンターが置かれていた全てのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで0にする。

レベル7
BFチューナー+他のモンスターでシンクロ。
戦闘では破壊されず自分にダメージも発生しないため、打たれ強く使いやすい。
戦闘で破壊できなかったモンスターに「楔カウンター」を撃ち込み、それを取り除くことで攻守を0にす
る効果も持つ。実質タイムラグはあるが、大抵のモンスターはそれで戦闘破壊できる。

レベル4のBF+ゲイル特殊召喚から一発でシンクロでき、戦闘では無類の強さを誇る。
ただし効果による除去には無力なので注意。
アニメではシグナーでなかった頃のクロウの主力として活躍した。


BF T-漆黒のホーク・ジョー
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/戦士族/攻2600/守2000
「BF」チューナー+チューナー以外の「BF」モンスター1体以上
「BF T-漆黒のホーク・ジョー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のレベル5以上の鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象になった時、
このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。

レベル7
漫画版で登場したBF T(ブラックフェザー テイマー)。
BFの1つとしては扱うものの、鳥獣族ではなく戦士族となっている。
またテイマーとは動物などを飼い馴らす存在の事である、BFはこいつに飼われてるんだろうか?

肝心の効果は墓地からレベル5以上の鳥獣族モンスターを蘇生するという強力なもの。
破壊された「チドリ」や「ノートゥング」を蘇生すればかなりの戦力増強になる。

「ノートゥング」+「オロシ」で6+1=7のシンクロをすれば効率よく出せる。
「ブリザード」や「旋風」を利用すれば実現しやすいだろう。
墓地が肥えていない序盤では旨みが無いので、別のBFとの使い分けが肝心。

レベル5以上の鳥獣ならば、ダムルグのようなBFでないモンスターでも蘇生できるという隠れたメリットもあるが、チューナー、非チューナーはどちらもBFでなければならないため、完全にBFデッキ専用。


BF-星影のノートゥング
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「BF-星影のノートゥング」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手に800ダメージを与える。
その後、相手の表側表示モンスター1体を選び、
その攻撃力・守備力を800ダウンする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「BF」モンスター1体を召喚できる。

レベル6
漫画版BFの1体。2つの強力な効果を持つ。
まず、特殊召喚時の800バーンと800弱体化。ともに侮れない数値であり、攻守を800下げれば大抵のモンスターは戦闘で倒せるようになる。また、ガガガガンマンを見てわかる通り、800バーンというのも案外シャレにならない威力なので、終盤ではこれが引導火力となる場合もある。
1ターンに1回しか使えないが、これらはシンクロ召喚以外の特殊召喚でもトリガーするので覚えておこう。

もう1つの効果は、自分はBFモンスターをもう1体だけ追加で召喚できるようになるもの。
BFの展開力を単純に底上げする効果であり、「召喚」に反応する「黒い旋風」のスペックと完全に合致している。手札に「シュラ」や「クリス」があれば、それらを召喚して「ブラスト」や「ゲイル」をサーチ、といった具合に更なる展開が可能となる。

コイツの登場で、レベル6シンクロを補助できる「グラディウス」の価値が一気に上がったのも納得がいく。

よく見ると素材の縛りが何もないので、特殊召喚時の効果を目当てにBF以外で使うことも可能。


A BF-驟雨(しゅうう)のライキリ
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスターの数まで、
相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

レベル7
遊戯王ARC-Vでクロウが使用したA BF(アサルト ブラックフェザー)の1体。

1ターンに1度、自身を除く味方のBFの数まで、相手フィールドのカードを破壊できる。
展開に長けたBFとの相性はよく、モンスターから魔法・罠まで耐性持ち以外は何でも割れる。
BFは戦闘破壊は得意なものの、直接的な除去はゴドバなどに頼っていたため、このような効果は有り難いだろう。

素材の縛りは無いが、性能を考えると実質BF専用。
BFを1体でも素材にするとチューナーになる効果を持ち「スチーム」のトークン生成と相性がいい。


A BF-涙雨(なみだあめ)のチドリ
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2600/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):このカードの攻撃力は自分の墓地の「BF」モンスターの数×300アップする。
(3):このカードが破壊され墓地へ送られた時、
「A BF-涙雨のチドリ」以外の自分の墓地の鳥獣族Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

レベル7
ライキリに続いて登場した「A BF」でレベルと攻撃力は同じ。
こちらは打点上昇効果を持つ脳筋型。墓地のBFの数×300だけ攻撃力が上がるため、普通にシンクロするだけで攻撃力は3200となる。BFはシンクロなどで墓地にどんどんモンスターが溜まるので、高い打点を生み出しやすい。

また、破壊されて墓地に送られると自身を除く鳥獣族シンクロを墓地から特殊召喚できる。
除去されても後続を呼べるので安心だが、蘇生が目当てならば最初から「ホーク・ジョー」を出した方がいい。同じ鳥のカステルなど、近年は破壊以外の除去が流行しているのでそちらにも注意。

安定して高い打点が見込めるので、アーマード・ウィングに代わって活躍が期待できる。


A BF-五月雨(さみだれ)のソハヤ
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻1500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「A BF-五月雨のソハヤ」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):このカードがS召喚に成功した時、
自分の墓地の「A BF」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(3):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに
このカード以外の自分の墓地の「A BF-五月雨のソハヤ」1体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。

レベル5
A BF共通のチューナー化と、S召喚時の「A BF」の蘇生効果、そして墓地から他のソハヤを除外することで自身を特殊召喚する効果を持つ。

A BF限定ではあるが、墓地からシンクロBFを蘇生できることから後半戦に強い1枚。
「チドリ」や「ライキリ」を蘇生できれば心強い。

また、自身のチューナー化によって、次のシンクロ召喚に繋げられる。
単純なところではレベル7A BFを蘇生して「オニマル」をシンクロし、そのまま攻撃力6000で殴るなど。

「シュラ」+「ヴァーユ」とも相性が良く、「シュラ」で連れてきた「ヴァーユ」の効果でシンクロし(ヴァーユの効果は無効になっているのでシンクロできる)、「ヴァーユ」の効果で2体目のソハヤを出す。すると、チューナーのソハヤとそうでないソハヤが並ぶので、「スターダスト・ウォリアー」をシンクロしたり、赤タクシーこと「アルティマヤ・ツィオルキン」を出したりできる。

また、ソハヤが墓地にある時に他のソハヤを除外すれば自身を蘇生できるので、「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」などの素材に使うのも有効である。

「レベル・スティーラー」が現役の頃は多種多様なソリティアが可能だったが、過去の話である。


A BF-神立(がんだち)のオニマル
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/鳥獣族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「A BF-神立のオニマル」の(3)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):「BF」モンスターを素材としてS召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
(2):このカードは効果では破壊されない。
(3):自分の墓地の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルはそのモンスターと同じになる。
(4):Sモンスターのみを素材としてS召喚したこのカードが攻撃する場合、
ダメージステップの間このカードの攻撃力は3000アップする。

レベル12
数あるBFのシンクロの中でも最大のレベルを持つモンスター。
「神立」は「かんだつ」ではなく「がんだち」と読む。
「A BF」共通のチューナー化、効果で破壊されない耐性、墓地のBFモンスターのレベルのコピー、そしてSモンスターのみでシンクロを行うと攻撃時の打点が3000上昇する効果を持つ。

レベル12と非常に大きいが、要求する素材は少なくとも2体で済む。
単純なところでは「ソハヤ」のS召喚時の効果で「ライキリ」や「チドリ」を蘇生させたりするとすぐに揃って攻撃力6000にできる。逆に、チューナー化しているレベル7の「ライキリ」か「チドリ」に自己蘇生した「ソハヤ」を併せてもいい。

効果で破壊されないという耐性を持つが、昨今では破壊以外の除去が蔓延しており、このモンスターを出す途中で「激流葬」などを喰らうことも多いので、あくまでおまけという認識でいよう。

フィニッシャー級の打点を誇るにもかかわらず、さらなるシンクロに繋げるためのレベル変動の効果も持つ。あまり使う機会は無いだろうが、覚えておいて損は無い。

RRのアルティメット・ファルコンを討ち取れる数少ないモンスターであり、アニメでもクロウによって使用されてフィニッシャーとなった。


BF-アームズ・ウィング
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守1000
「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃するダメージステップの間、
このカードの攻撃力は500アップする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

レベル6
BFチューナー+他のモンスターでシンクロ。
貫通効果を持ち、守備モンスターを攻撃する時ATK500アップと、攻勢時に輝く1枚。
ブリザードでレベル4BFを蘇生すればそれだけでシンクロ召喚可能であり、出しやすい。

しかし、下級モンスターを裏守備で出されることが減少し、下級シャドールのようなリバース効果を止められないことから、評価は下がっている。
PP17発売後は同じレベル6でより強力な効果を持つ「ノートゥング」が優先されることが多い。

海外版ではイラストが修正されており、持っている銃が明るい色に変更されてチープな感じになった。


BF-孤高のシルバー・ウィンド
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2000
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力よりも低い守備力を持つ、
フィールド上のモンスターを2体まで選択して破壊できる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
また、相手のターンに1度だけ、
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「BF」と名のついたモンスターは戦闘では破壊されない。

レベル8
BFチューナー+他のモンスター2体でシンクロ。

シンクロ召喚時、バトルフェイズを放棄する代わりに、相手モンスターを2体まで除去できる。
しかし、シンクロの縛りがキツく、非チューナーが2体も必要なので負担が大きい。
こいつよりは攻撃に制限がかからないトリシューラの方が扱いやすいだろう。

【墓地BF】では素材の数が関係ないので、「ヴァーユ」で特殊召喚するために度々採用される。




【主なサポートカード】

+ 詳細は以下
黒い旋風永続魔法
(1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。
そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。

永続魔法。召喚したBFより攻撃力の低いBF1体をデッキから手札に加える。
【旋風BF】のキーカード。ただでさえ強いBFにガジェットのようなサーチ効果を付加する。

ブラストやゲイルをサーチすればすぐに特殊召喚できるし、カルートをサーチすれば相手に分かってしまうが戦闘が非常にやりづらくなる。一度発動を許すとその展開速度を止めるのは非常に困難だった。

逆に、これを張れないと手札消費の激しいBFはジリ貧に陥りやすい。
BF使いには初手で旋風を引き当てる強靭な運命力が必要である。

現在では「サイクロン」などの伏せ除去で簡単に割られるようになっているので、油断は禁物。

長い間制限カードにされていたが、2013年9月に準制限、2014年7月から無制限に。


ゴッドバードアタック
通常罠
(1):自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する

通常罠。鳥獣族1体をリリースしてフィールド上のカードを2枚破壊する。
BFはほぼ全て鳥獣族な上、展開力に優れるので発動は極めて容易。
フリーチェーンなのでエンドサイクやサクリファイス・エスケープにも活用できる。
攻守にわたってBFの強さを支えるカードである。

BFの全盛期には規制を受けたこともあったが、現在は無制限。


デルタ・クロウ‐アンチ・リバース
通常罠
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
自分フィールド上の「BF」と名のついたモンスターが3体のみの場合、
このカードは手札から発動できる。

通常罠。フィールド上にBFが存在する時発動可能。
相手フィールド上にセットされた魔法、罠を全て破壊する。
BFが3体いる時は手札から発動可能。
大抵はサイドに積まれているが油断してると手札から発動されてボロボロにされる。
ただしセットされた魔法、罠なので既に発動されている永続罠などは破壊出来ない。


ブラック・ソニック
通常罠
自分フィールドのモンスターが「BF」モンスター3体のみの場合、
このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手モンスターが自分フィールドの「BF」モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。
相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て除外する。

通常罠。BFが攻撃されたとき発動可能。
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを除外する強化型ミラフォ。
こちらも場のBFが3体いる時は手札から発動可能。
BFには手札誘発で打点を上げて返り討ちにするカルートがおり、こちらはセットして攻撃宣言まで待たなければならない上、BFがいなければ発動できないが、
対象を取らず、ほぼ全てのモンスターを一方的に除外という、最高級の除去効果を持つ。オベリスクやベエルゼも怖くない。

因みに、勘違いしている人もいるが以上二つは場に3体存在している場合のみ手札から発動可であって3体以上ではない。
4体や5体では手札からの発動は不可である。

他にも闇属性、鳥獣族の基本的なサポートが使える。



【その他、相性のいいカード】

+ モンスター
ボチヤミサンタイ。闇属性デッキでの強力な助っ人。
闇属性モンスターが多いので、このカードも当然考慮に入ってくる。
ただし、【墓地BF】ならば墓地枚数の調整が容易だが【旋風BF】だと後半に引いて腐ることも多いのでよく考えよう。


  • ダーク・グレファー
  • 終末の騎士
闇属性の墓地肥やしモンスターの定番。
墓地BFは「ヴァーユ」や「シロッコ」を墓地に送るところから始まるので、これらのカードの存在が重要となる。レベル4なのでチェインのエクシーズも可能なのがありがたい。


エクシーズモンスター。
闇属性のレベル4×2体が素材なので出しやすい。
素材を取り除くことで、自分のフィールド上のカードを破壊から守れる。
キーカードの「旋風」を指定しておくと安心。
他には「御前試合」や「魔封じの芳香」など、妨害系の永続カードを守る使い方もある。


  • RR-フォース・ストリクス
RRのエクシーズモンスター。
レベル4×2体でエクシーズでき、素材を取り除くとレベル4・闇属性の鳥獣をサーチできる。
BFにも該当するモンスターが多いので1枚入れておくと便利。ただし、レベル4限定である点には注意。
RRはBFと同じ鳥銃族カテゴリなので、このようにサポートカードを共有できる場合もある。
というか、初期のRRはカードの種類が少なかったので、BFに寄生するようにしかデッキを組めなかった時期もあった。


  • その他シンクロモンスター
具体的には、3枚ものカードを除外するトリシューラ、「旋風」を守るための「スターダスト・ドラゴン」および「閃珖竜スターダスト」、闇属性モンスターでシンクロする「魔王龍 ベエルゼ」など。

レベル7の「月華竜 ブラック・ローズ」でバウンスを狙ったり、レベル5の「HSR チャンバライダー」で1ショットキルを狙うということもできる。

「レベルスティーラー」で連続シンクロするなら「ライブラリアン」で大量ドローを狙ってみてもいいだろう。

この辺についてはプレイングの方針や好みで選ぶといいだろう。



+ 魔法・罠
ご存知、超有名手札交換カード。
「黒い旋風」を何が何でも引きたいデッキなので、このようなカードを入れておくと手札に持って来られる確率を高めることができる。

前者は除外、後者は特殊召喚が出来なくなるといったデメリットがあるので、投入に際してはよく吟味するべき。


  • ダーク・バースト
通常魔法。
攻撃力1500以下の闇属性モンスターをサルベージする。
主に「ゲイル」や「ブリザード」などのチューナーを回収して再びシンクロするために使われる。


  • ダークゾーン
  • 一族の結束
攻撃力を増強する魔法。
前者はフィールドで+500、後者は永続魔法で+800。
BFの打点を底上げして突破力を高めるほか「旋風」のサーチ先を広げることが出来る。
たとえば、「ゼピュロス」を召喚して「クリス」、「ピナーカ」を召喚して「ブラスト」など、自身より攻撃力が高いモンスターでも呼べるようになるなど、恩恵は大きい。
主力のシンクロモンスターに関しても、大方攻撃力が3000前後に達するので戦闘に関しての心配はほぼなくなる。

ただし、永続系ゆえに割られやすいのが弱点。
「一族の結束」は種族を完全に統一する必要があるので注意。


  • 群雄割拠
  • 御前試合
ともに永続罠
お互いのフィールドに影響を及ぼし、前者なら種族、後者なら属性を統一させてしまう。
【EM】や【帝】は種族や属性がばらけやすいので、うまく使えば相手の展開をかなり制限できる。
反面、自分も汎用的に使われるシンクロ・エクシーズの運用がしづらくなるのでもろ刃の剣。


  • 魔封じの芳香
永続罠
魔法カードを一旦セットし、1ターン経過させなければ発動できなくさせる。
ルール上、ペンデュラムゾーンへのカードのセットは出来ないため、流行しているペンデュラム召喚を未然に阻止できる。BFは魔法をあまり使わないデッキなので影響は少ない。


  • スターライト・ロード
フィールドに出した「旋風」などを守るためのカード。
相手が2枚以上破壊しようとした時に使えば、破壊を阻止した上に「スターダスト・ドラゴン」を出せる。




【レベル・スティーラーとのコンボ】


今となっては過去の話だが、「ザ・ダーク・イリュージョン」の発売から2016年10月1日の改訂まではA BFのチューナー化と「レベル・スティーラー」を組み合わせた連続シンクロが注目されていた。

+ 詳細は以下
チューナーになったA BFモンスターのレベルを下げて墓地からスティーラーを蘇生すれば、そのまま同じレベルのシンクロBFを出し直せるのである。

たとえば「ライキリ」なら破壊効果を何回も使ったり、「チドリ」なら墓地にBFを溜め込んで攻撃力を上げる事ができる。

特に「ソハヤ」との相性は格別であり、1体目のソハヤのレベルを下げてスティーラーを特殊召喚し、そのままチューナーになったソハヤとシンクロして別のソハヤを出すと、墓地に行った1体目のソハヤを蘇生できる。

こうなると「チューナーのソハヤ」と「そうでないソハヤ」が並ぶので「スターダスト・ウォリアー」をシンクロしたり、赤タクシーこと「アルティマヤ・ツィオルキン」を出したりできる。ランク5エクシーズに繋げられ、特に「シャーク・フォートレス」と組み合わせれば2回攻撃の付与によって1ショットキルを行える。

連続シンクロの後で墓地に複数のソハヤがいれば、その内1体を除外して自らを釣り上げることもできるため、さらなるシンクロやエクシーズにも繋げられる。特殊召喚しやすい「ゲイル」を使って「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」や「ゴヨウ・キング」を出すのも一興。

連続でシンクロできることから当然「ライブラリアン」との相性も良く、大量の手札を稼ぎ出した上でフィールドを埋め尽くす展開も可能だった。

しかし、墓地に特定のカードを要求することから事故率も高く、環境に進出したわけではなかった。

むしろ環境に影響を与えたのはソハヤの連続シンクロを組み込んだ「シンクロダーク」の方である。
Ω3体とトリシューラで初手から大量のハンデスを行うという恐ろしいデッキであり、2016年7月1日の改訂では1度スルーされたものの、次の改訂であえなくスティーラーは投獄となった。

結果、とばっちりのような形ではあるが、スティーラーを使ったコンボは本家BFでも使用不可能となっている。



【デッキの種類】

  • 旋風BF
「黒い旋風」によるサーチによって後続を補給しながら殴る型。
「BFは大量展開しなくても強い」と言う逆転の発想から生まれたデッキである。

王宮の弾圧などによって相手の展開を阻害しながら、自分は旋風で確実にアドを稼ぐ。
その戦略はメタビートに近く、BFには一方的に弾圧をすり抜ける手が多いのもポイントだった。
ちなみに2009年に世界大会を制したのはこの型。
現在は「王宮の弾圧」など、パーツの多くが規制されており「弾圧型」は過去のデッキとなっている。

2014年あたりから「旋風」や「ゲイル」が制限解除され、BF自体は全盛期の強さを取り戻しつつある。
「弾圧」の代わりに「虚無空間」が注目されるなど、ギミックとしては同じようなことはできる。
デッキに罠のスペースを割きやすいので、「ゴドバ」や「通告」をガン積みして妨害しつつ殴る戦い方は健在。

漫画版BFのOCG化やARC-Vのシンクロ次元編の以降に伴い、BFも少しずつ強化されて密かに注目を集めている。
ノートゥングをシンクロすれば旋風の効果をもう1度使えるのは要注目だろう。

カードプール全体のインフレによって、環境デッキに対してカードパワーで大きく見劣りする状況となっているが、それに太刀打ちできるだけの実力を徐々に高めている。

新顔であるA BFは優秀なものが多く、全盛期に勝るとも劣らない爆発力が期待できる。
ただし、依然として旋風を素引き出来る運命力は必須。


  • 墓地BF
積むBFはヴァーユ×3、シロッコ×3、その他を数枚程度。
終末やおろ埋、ダーク・グレファーで墓地を肥やし、ヴァーユとシロッコでアームズ、アームズとヴァーユでアーマードをシンクロ召喚してビートダウンしていく。
玄米での調整でダムドも出しやすく、ヴァーユによるシンクロ特殊召喚は特殊召喚を封じる王宮の弾圧の影響を受けない。
ヴァーユの登場当時から存在していたデッキタイプだったが、旋風BFと比べて高額レアの要求枚数が多くプレイングも難しかったため主流な存在ではなかった。
全盛期は旋風を凌ぐ強さで環境を仕切っていたが、上記の理由と規制の速さにより長くは続かなかった。

当時のこちら2つには禁止ではなかった王宮の弾圧が含まれる。

現在は上述の五月雨のソハヤの登場でシュラの効果を通せばスタウォとゲイルを使えばクリスタルウィングも並べることができるため意地でも通したい所。


  • ファンカスノーレ複合型墓地BF
墓地BFにファンカスノーレのギミックを混ぜたデッキ。
ファンカスノーレとヴァーユの相性が良く、サポートカードを共有しているので積める。
対策がファンカスノーレを失敗させるしかないので対処がかなり難しい。


  • ハンデスBF
2010年の制限改定により厳しい生活を強いられたBFの新たなる道。
一部の決闘者は「山本リスペクトハンデスBF」、略してYFと呼ぶ。誰だよ山本。
旋風BFに追い剥ぎゴブリンとウィルスを投入、これらを駆使して相手の手札を破壊し尽くす。

①フェーンでダイレクト
②追い剥ぎゴブリンでハンデス
③フェーンの効果で相手モンスターを守備に
④ブラストで貫通
⑤追い剥ぎゴブリンでハンデス
⑥相手ターンにカルートで攻撃力の上がったモンスターをウィルスのリリース要因に
というギミック。
弱点は暗黒界


  • ワンキルBF
ソハヤ、レベル・スティーラー、シャーク・フォートレスを使ったソリティアを行う型。ソハヤのチューナー化とスティーラーの蘇生効果で連続シンクロで墓地にソハヤを貯め、フィールドにソハヤを揃える。

その後、シャーク・フォートレスの効果を適当なアタッカーに対して使用し、8000以上の打点を生み出して殴り勝つ。途中にライキリを挟んで除去を行うなど、展開のパターンはいくつかあり、使いこなすのは難しいが爆発力は高い。
またA BF・レベル・スティーラー、ライブラリアンの大量ドローを駆使しトドメをマジックテンペスターに任せるワンキル型なら先行ワンキルが可能

だがワンキル型は構築幅が狭く安定せずメタられやすい等欠点も多い。
前述のとおり、2016年10月1日の改訂でスティーラーが禁止になったので構築不能になっている。


  • シンクロダーク
厳密にいえばBFデッキではないのだが、BFのギミックを利用しているのでここでも取り上げる。

ソハヤとスティーラーによる連続シンクロを活用するデッキタイプ。
シンクロ環境で流行した闇シンクロデッキと名前は同じだが、内容はまるで異なる。

ライブラリアンで手札を回復させながらシンクロを繰り返し、
最終的にはPSYフレームロード・Ωを3体並べて先攻3ハンデスを行うというとんでもないデッキ。
そのソリティアぶりはガンとトリシュが3枚積めた頃の満足を彷彿とさせる。

TDILでのBFの強化に伴って出現し、大会で入賞するなどそこそこの成績を収めている。
2016年7月1日の改訂では完全にスルーされたもの、先攻からの複数ハンデスの理不尽さは無視できないものであり、
次の改訂であえなく解体を余儀なくされた。

と、思ってたらファラオの化身を使って別の型が考案されていた。


クロウ『追記、修正だと?インチキ項目もいい加減にしろ!』
牛尾『てめぇが言うな!』
遊星『いや、あんたも駄目だろ』
ジャック『お前もだ、遊星!』

この項目が面白かったなら……\ポチッと/