まんが日本昔ばなし

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まんが日本昔ばなし - (2022/01/01 (土) 17:43:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/03(水) 22:15:13
更新日:2024/03/20 Wed 18:47:55
所要時間:約 9 分で読めます





「まんが日本昔ばなし」は、愛企画センター、毎日放送、グループ・タック制作のTBS系テレビアニメ。
最高視聴率は39.6%。1970年代半ばから1990年代初頭にかけTBSの土曜夜の黄金時代の一角を担った番組である。

概要

30分の放送時間がAパートとBパートに分けられ、日本各地に伝わる昔話・民話を一回の放送で計二作放送するというスタイルをとり、
数々の名作を送り出した国民的アニメである。制作された昔話は「桃太郎」のようにメジャーなものからマイナーな地方物まで幅広い。

市原悦子と常田富士男の両名が、ナレーターを始め二人だけで何役もの声を巧みに請け負っている。

プロのイラストレーターやアニメーターを起用した作画や様々なジャンルを織り交ぜた無国籍音楽の使用により、
子供向けという枠に納まらない独特の作品世界を作り出した。


当初、MBS制作・NET系列にて、火曜午後7時から7時30分まで放映されたが、開始から3か月でいったん放映は終了し、9か月のブランクを挟んでTBS系列へ移動して再開された。
実は本来、この番組は在外日本人向けとして制作されていたもので、番組改編の都合で空いた枠の穴埋め放映として使用していたのだが、反響の高さから改めてレギュラー番組化されるという経緯によるものである。
この間にMBSとABCがネットチェンジしていたために、全国レベルではNET系列からTBS系列へ移籍する形になった。
1976年4月に再開される予定だったが、1月になったのは前番組『仮面ライダーストロンガー』を当初の予定より早く終了させたことによるものである。


  • 放送期間
    • 1975/01/07~1975/03/25 (MBS、NET)
    • 1976/01/03~1994/09/24 (MBS、TBS)
    • 1994/10/01~2000/03/25 (TBS)
    • 1994/10/01~2001/11/24 (MBS)
    • 1994/10/01~2003/09/27 (CBC)
    • 2005/10/19~2006/09/27 (MBS、TBS)


トラウマ回

このアニメを語るにおいて、忘れてはならない事がある。

それは……








数々のトラウマ







である。


スタッフに関しては作品毎に異なっているため、それぞれ作風も異なっている。

そのため内容が怪談であっても作画や音楽のおかげでそれほど雰囲気がおどろおどろしくなく、子供でも見られる話に仕上がる場合も。


が、逆に

  • 作画
  • 音楽
  • 内容

の三拍子が揃ってしまった話の場合、そのトラウマ指数はとんでもないものとなる。

なお、怪談はもちろんだがそればかりでなく、後味の悪い所謂鬱展開のためにトラウマとなるような話も存在する。

幼稚園や小学生時代、何気なく見ていた一つの話が強烈に印象深く刻まれている人も多いであろう。
放送倫理やら何やらが今ほどうるさくなかった事もあり、当時はお食事時にさも当然のように首チョンパしたりなんかしちゃったりしてたものである。

忘れてならないのは、『まんが日本昔ばなし』に取り上げられたからといって、それらの話が「原典通りの内容とは限らない」こと.

そして「そもそも原典が存在しない話もある」ことなのだ。

前者に関しても、「原典の方がオチや救いがあったりスッキリする話」という場合もある。


  • おいてけ堀
「こんなんだったかい?」でお馴染み、のっぺら坊の話。おいてけーおいてけー

  • 三本枝のかみそり狐
vs狐。全部ドッキリでした

  • 猫岳の猫
vs。多くの子供に水と猫への強烈なトラウマを植え付けた。

  • 夜中のおとむらい
時をかける葬式。昔話にも関わらず、タイムリープ設定のある問題作。

  • さだ六とシロ
救われない猟師と猟犬。
鬱END その1。

  • 吉作落とし
救われない善良な村人。彼が何をしたって言うんだ・・・。
鬱END その2。

  • キジも鳴かずば
救われない貧しい少女。
鬱END その3。

  • とうせん坊
救われない被迫害少年。
鬱END その4。

  • くらっこ鳥
救われない少女。というか断っている。
鬱エンドその5。

  • 飯降山
山中で修業する三人の尼さんが、食べ物欲しさに狂気に堕ちていく狂気系トラウマ回。作画はぼのぼの

  • 牛鬼淵
じわじわ来る最恐回候補。

  • 子取り
怖いというか演出がビビる。
本当にビビる。絶対ビビる。

  • 茸の化け
婆さんが茸に呪われる話。
おらたちゃばーばの家がええー

  • ちんちんこばかま
侍VS爪楊枝。
トラウマ度は低めかも。

  • 鬼怒沼の機織姫
逃げても逃げても、どこまでも追いかけてくる機織姫。スケスケの着物が拝める
薄物の下の盛り上がったおっぱいと丸みを帯びた白いお尻が見える。
弥十がある意味エロガキ。

  • 食わず女房

  • イワナの怪
「やめなされ・・・やめなされ・・・惨い殺生はやめなされ」
怪しげな男の忠告を無視し、川に根*1を流して魚を捕った男達。
川の主であろう大イワナの腹を捌くと……。
よい子は絶対真似しないでね!

  • 天までとどいた竹の子
救われないお爺さんお婆さん。
鬱END その5。

  • 爺さん、おるかい
死んでも尚「爺さん、おるかい」と呼び掛け続けるお婆さんの話。意味深なラスト。

  • 耳なし芳一
怪談の代表作。耳が千切れる場面は世紀末でもおかしくないレベル。

  • 加茂湖の主
祟りだが、絵が怖い。マジで怖い。

  • 火ともし山
ヤンデレとはまた違った、愛しすぎた娘の話。行動がもはや化け物にしか見えない。

  • 海女と大あわび
破滅を呼んだヤンデレ

  • 古寺の化けもの
ニヒル坊さんvs赤さん

  • 万吉や首はずせ
卒塔婆で家を建ててはいけません。

  • みちびき地蔵
幽霊津波のダブルパンチ。東北地方太平洋沖地震の後、その内容と原典から一部で話題となった。

  • 亡者道
網にかかる無数の髑髏

  • 火なたに捨てられた木の実
とにかく気味悪い。しばらくは木の実や種がトラウマになる。

  • わらび長者
よくもこんなキチガイ行為を!

  • 百物語
ご存知百物語。百話目の後……
死にはしないがマジキチEND。

  • 船幽霊
ひしゃくをくれー

  • 杓島
ひしゃくをくれーその2。

  • 佐吉船
ひしゃくをくれーその3。グロ注意。

  • 十六人谷
トラウマオブジイヤー
誰が見ても怖い。夜には絶対に見てはいけないと思う。ラストも注目。 

ホンワカ・和み回

もちろんだが上記のようなトラウマ回ばかりでなく、和やかなホンワカ回もたくさんある。
中には母乳を噴出しちゃう昔話や、巨乳化&授乳ENDを迎える昔話もあるよ!

  • 田植え地蔵
不思議な小僧さんが、怪我をした息子に代わって田植えを手伝いに来てくれる話。終盤での音楽の変わり様にビビる。

モーターボートが出てくる昔話

  • すり鉢をなめた猫
猫と貧乏人によるトムとジェリー。すり鉢をなめたらそりゃそうなる。

  • 狸のしょう油造り
萌えるとにかく萌える。

  • あとかくしの雪
食欲をそそる大根①

  • あにょどんのデコンじる
食欲をそそる大根②

  • 馬のシリをのぞいた男
タイトル以上でも以下でもない。

  • 親を買う
物騒な作品名の割に、心が温まる話。親はーいらんかねー、親はーいらんかねー

  • デッカンブー
変な題名の割に、いい話。人食い鳥を倒そうとする和尚さんと村人たち。

  • つらしくらし
絶望した男の人への和尚さんの名言!


お笑い回

もちろん、笑える話もたくさんある。

  • かせかけミミズ
ご近所壮絶バトル。

  • 絹の禅
おまわりさんこいつです。

  • 地獄の暴れ者
3人の亡者が地獄で大暴れ、閻魔大王もカンカン。

  • 大からす
ホモガキ御用達。人によっては、ほのぼのともトラウマとも取れる。

  • イキアキとブンバイ
殺されたい奴VS鼻毛。(髭の可能性も)
日本一不毛な戦いがここに始まる!


驚愕回&名バトル回

驚きの回や手に汗握る戦いの回。

  • 狩猟の四天王
四天王が見せる驚きの技!…なのだが、四天王はニート。

  • 七日七夜飛び続けたタマ
一週間銃弾が飛び続ける!?
「狩猟の四天王」を見てから見ることをお勧めするぞ。

  • 名刀の切れあじ
竹の刀で大岩を…

  • 大懸山のうわばみ
漢と漢、正々堂々のぶつかり合い!

  • 岩井のおかねさん
女スナイパー、おかねさんの化け物退治!

怖い話ばかり見ると、夜まったく眠れなくなったり、大人になってからトラウマとなる人も多いとか。用法・用量を守って正しく楽しく御鑑賞下さい。



なお、これまでにもビデオなど商品化はなされてきたものの、未だ全1471作品の全てが商品化した訳ではないのが実状。


ちなみにPTA推奨番組である。







──こうしてwiki篭りは、自分の命を犠牲に項目を追記し修正した。

以来、その場所はアニヲタwikiと呼ばれるようになったという事じゃった……。

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