νガンダムのバリエーション

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νガンダムのバリエーション - (2022/12/06 (火) 00:26:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/09 Wed 23:53:10
更新日:2023/11/04 Sat 00:34:02
所要時間:約 15 分で読めます




本項目では設定や小説に登場するνガンダムのバリエーションについて記載する。



◆目次




◆νガンダム(H.W.S装備型)


最終的に『CCA-MSV』出典となった機体。
νガンダムにガンダムタイプ恒例のフルアーマー装備を施した姿。
HWSとはヘビー・ウェポン・システムの略である。
シャアの反乱の長期化に備え立案された。

全身スラスター付きの増加装甲を装着。これにより機動力を損なう事なく防御力を上げる事に成功。
攻撃面でもハイパーメガライフルなどの高威力な火器を装備している。リア・スカートアーマー内部にはサブアームも搭載されており、ビームサーベル程度であれば保持できる。

最終的にはシャアの反乱の早期終決により、プラン自体が立ち消えとなったようだ。


【追加装備】

  • ハイパーメガライフル
ビームライフルを越える威力を持つ携行火器。最大威力は当時の戦艦の砲塔数基分に匹敵する。

  • 肩部ミサイルランチャー
構想段階だが、サイコミュ式誘導ミサイルを積む予定もあったとか。

  • 胸部装甲ユニット
前面に展開する事で内部のミサイル・ランチャーを発射できる。
元々の設定には無い武装で、RGでH.W.S装備が発売されるにあたって新設された装備。

  • ハイメガシールド
νの盾に重ねて装備する大口径メガ粒子砲付きシールド。
威力は凄まじいが、元々のシールドビームガンのジェネレーターをそのまま使うためチャージに時間がかかる。
ガンダムバトルシリーズではミサイルを発射する。
これは発売時に設定が固まっていなかったためで、名称も違うものとなっている。



◆νガンダム(ダブル・フィン・ファンネル装備型)


『CCA-MSV』出典に分類されている機体。
バックパックの右側をファンネルラックに変更し、左右にフィン・ファンネルを装備した形態。
媒体によってフィン・ファンネルの装備数が異なる。主に以下の2通り。
  • 初出となるプラモデルのインストで公開された両方に3基ずつ計6基のタイプ。
    サーベルラックもバックパックの左右両側に追加で増設され、ビームサーベルの本数は左腕の標準装備と合わせて3本に増えている。設定資料でよく見かける方。
  • 後年の作品で登場した両方に6基ずつ計12基のタイプ。
    漫画ゲーム等のマルチメディアでよく見かけたり、武者ν頑駄無のモチーフ元になってるのはこちら。


DFFはνガンダムの完成形の一つである。
通常のνと比較すると、主に以下の点において細部が異なる。

1.口元のスリットが3本から2本に減っている
2.両肩の形状が変更されている
3.胸部装甲の白い部分の形状が変更されている
4.左肩付近にある緑色のセンサーが前側に延長されている
5.腰の脇にあるサイドスカートが細長く延長されている
6.ビームライフルとシールドの形状が変更されている

この違いの再現度について、DFF状態の立体物やイラストは解釈が毎回のように変わる。


近年のゲーム作品や立体物では12基のフィン・ファンネルを装備していることが多い。
Koma氏が描いた『GUNDAM WAR』のDFFは6基タイプで、森下直親氏が描いた『ガンダムウォーネグザ』のDFFは12基タイプである。
『ガンダムバトルユニバース』等はフィン・ファンネルの数が12基なので、Iフィールド(フィン・ファンネル・フィールド)の形状が正二十面体に変わっている。

また、この形態でも上記のHWSを合わせて装着可能。

余談だが、1998年にコミックボンボンにて行われた「歴代ガンダム人気投票」にノミネートされていたMSVの中で最も人気があり、なんと8位という高順位にランクインを果たした。
コミックボンボンのメイン読者層のはずの小学生はMSVなんて詳しくないはずなのにランクインしてる辺り、多くの大きなお友達が投票してた事実の裏付けにもなっている。



◆νガンダム(ハイストリーマー版)


小説『ハイストリーマー』に登場した機体。
厳密にはバリエーションではなく、後述のHi-νガンダムやウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)のようにデザインが違うだけの同一機である。

我々の多くが想像する「主役ガンダム」像から大きくかけ離れており、メカニックデザインというよりプロダクションデザインと言った方が正しい。
強いて近い系統を言うなら同じくプロダクションデザイナーであるのシド・ミード氏がデザインした∀ガンダムを始めとするMS群であろうか。



◆量産型νガンダム


『M-MSV(大河原邦男コレクション)』に登場。
HWSと同様にシャアの反乱が長期化した場合に備えて準備されていた機体。
元々νガンダムはジェガンとの互換性が高く、量産化は半ば前提となっていた可能性は高い。
また、ネオジオンの投入したサイコミュ型MS「ヤクト・ドーガ」などが量産された場合に対して、質・量共に対抗できる高級・上級機体が求められていたのも一因である。
機体カラーは青基調(胸部は紺色、その他は水色)でまとめられ、「量産型Ζガンダムの一種」ことリ・ガズィの配色に近い。なかなか美しい。

バックパックには外側方向にオプションマウントラッチがあり、ここにオプション化したフィンファンネル搭載ユニットを装備できるが*1
これは換装によって切り替えができる優れもので、反対側のマウントにはビームガン兼ビームサーベル用ユニットを一基備え、素質があるならフィン・ファンネルを選択できる。
サイコミュの素質がない一般パイロットならば2つのインコムを内蔵したインコム用の「ツインコムユニット」を搭載・使用できる。
こちらは左右同型一対のバックパック装着ユニットでビームガン兼ビームサーベルが一基ずつの計2本となっている。
インコムは左右各ユニット2機の計4機を同時に射出展開使用が可能となっている。

おかげで無理にニュータイプ強化人間を調達しなくてもよくなるし、たまたまニュータイプパイロットがいるなら存分に才能を発揮できるしで、組織としても個人としてもうれしい仕様。
そういうハードの利便性の追求は連邦の得意である。
他の武装としては、右腕にビームスプレーガンを固定搭載。
またνガンダム用に開発された、ビームライフル、ニュー・ハイパーバズーカ、武装付きシールドなども全て運用可能。
額部アンテナはνガンダムの物から上向きに生えた一対のアンテナが削除され、4本から2本に減っている。

あまり知られていないが、実はサイコフレームも搭載している。

スペック・武装・運用性共にハイスペックで原型であるνガンダムの80%相当の性能を発揮可能で、かつνガンダム時点から量産性を考慮していたため、
シャアの反乱が長引くようなら日の目を見た可能性も高かったが、そのシャアの反乱が幸いにも短期間で収まった事で本機の量産計画は露と消え、
また他にも諸々の出来事が有った為かラプラス事変期*2やU.C.100年代以降の量産機候補としても挙がっていない。
一応、一機だけ試作された様で運用試験を行っている姿の映った資料が僅かながら存在する。



◆νガンダム・アムロプラン


『機動戦士ムーンガンダム』に登場したMS……の設計素案。
第一次ネオ・ジオン抗争からシャアの反乱までの間、ロンド・ベルとしてシャア・アズナブルの行方を追う傍らでアムロ・レイが温めていた自分用のMS。
あくまで初期構想の段階であり実機建造には程遠いが、これが後にアナハイム・エレクトロニクス社に持ち込まれ、νガンダム設計の基礎となった。
また、同時期に設計された試験機(後のナラティブガンダム)への影響も垣間見える。

それまで開発されたガンダムタイプMSの設計の平均値をとるような形で設計されており、前腕はΖガンダム、肩にはΖΖガンダムといった具合に面影がある。
武装はバルカンと背面のビームサーベルだけで、まだフィン・ファンネルを始めとした諸装備までは構想されていない。
カラーリングが異なる「PLAN A」「PLAN B」が用意されており、Aのほうが完成版のνガンダムに似たカラーリングとなっている。



◆RX-93ff νガンダム


2022年4月、福岡県福岡市の複合商業施設「ららぽーと福岡」の敷地に立った等身大νガンダム。
従来のνガンダムと違いカラーリングにアレンジが加えられており、型番も末尾にffが追加されている。
御大が正式に監修した、新規デザインのνガンダムである。

ロールアウトの前倒しで実現できなかった装備プランの一つとされており、フィン・ファンネルの代わりに一基のロングレンジ・フィン・ファンネルが装備されているのが最大の特徴。
発表当時は多くのファンから困惑された代物だが、同時に「実物大の立体化に通常のフィンファンネルじゃバランスが悪すぎる」と納得された
ボディの黒色が暗いブルーになっていたり(色は富野由悠季監督監修とのこと)、パーソナルマークの赤一色の一角獣にグラデーションがかかり、カラフルになっている。
「もしこのMSが目の前に存在して動くなら」という妄想が盛り込まれた結果、
オリジナルνガンダムの曲線的フルカウル装甲とはかなりデザインが異なっている。

なおこのような形になったには前述の通りバランスの悪さもあるが、建築基準法に引っかかる為という噂がある。
そうでなくともあの形状は将来的な経年劣化の際にとてつもなく危険である。
この辺りのエピソードは「MSは小さなビル位の高さがある巨大な兵器」という事を改めて認識させる事例と言える。

ちなみに機体自体は「ラー・カイラムに残されていた実機データを基にサイドFで復元されたものがRX-93ff」という設定で、どうやらアムロ機を再現したもののようだ。


【追加装備】

  • ロングレンジ・フィン・ファンネル
機体の全長程の長さを持つ大型ファンネル。
通常のフィン・ファンネルでは火力不足という事でAE社から提案された武装。
機構的にはHi-νガンダムのハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーをファンネルにしたようなもので、全長の延伸で2基のジェネレーターを搭載する事で見た目に似合う高出力をサポートしている。
本体側の改造や仕様変更で本体ジェネレーターと連携もでき、ニュータイプが搭乗すると単機で対艦攻撃も可能。

PVでは、背部に懸架したまま砲門を前方へ向けて射撃*3、分離して複数のギラ・ドーガを相手にビームライフルと同時射撃をした。

右腕部前方に接続しても射撃はできる他、Ζガンダムのようなビームサーベルを発振してサザビーの大型ファンネルと切り結ぶシーンも見られた。


Hi-νガンダム


νガンダムにさらなる調整が加えられた完成型。
詳細は該当項目に記載。



【番外】


◆フェイクνガンダム

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するアルスコアガンダムがνガンダムを模倣した「フェイクニューアーマー」を纏った形態。
νガンダムに近い姿をしており、フィン・ファンネルを用いたAR攻撃やバリアを多用する。



【ゲームでの活躍】


ガンダムバトルシリーズ

HWS、DFFが登場。

  • ダウン値の低い狙撃ビームを連射できる恐るべきハイパー・メガ・ライフルにIフィールド無視のミサイルを積んだHWS
  • フィン・ファンネル2セット持ちによりキュベレイ並の殲滅力、対Iフィールド性能を誇るSPAを持つDFF

どれを使うかは「お好きなように」という恐るべき性能のν兄弟。
長兄であるνガンダムが霞む事霞む事……。


Gジェネレーションシリーズ

あのアムロが使用した主役機という事があってか、どのバリエーションも後の主役機とタメをはれる驚異の性能。
どの形態も隙がない武装、ファンネルによる高火力、システム上Iフィールド扱いのフィン・ファンネル・バリアとシールドによる高い防御力を持つ。

が、結構高コスト。更にNT適正などが高くないと真価を発揮できないのも△。
また覚醒値の問題を差し引いてもνガンダム系自体平成シリーズにはやや押されがちで、特に飛行能力がないのは痛いため、できればオプションパーツで補いたい。

量産型は、全体的な性能では本家に劣るが、コストが若干安く、武装が豊富で属性バランスもよく、さらに覚醒値の低いor無いパイロットにも使いやすいインコムがあるため、なかなか優秀。
特に量産機縛りでは活躍する。
ちなみにGジェネでは何故かインコム装備のみ登場し、フィン・ファンネル装備は登場したことがない。
設定的には艦内換装ができていいはずなのだが。

システム上Hi-νやHWS装着型が本家の上位互換に近いため、普通のνガンダムは最終的な戦力とするよりも開発ベースとして扱われることが多い。
サザビーが燃費や武装バランスの問題等でナイチンゲールより優先されやすいのとは対照的である。

DFFはハブられっぱなしであったが、「GENESIS」でついに初登場。でも何故かフィン・ファンネルの攻撃力や燃費は変わらず、機動力が少し向上しているだけである。


スーパーロボット大戦シリーズ

勿論参戦。
初期の作品ではνガンダムがオーバーホール中という理由で初代ガンダムやリ・ガズィから始まって途中でνガンダムへ乗り換える事が多かったが、
最初からνから始まってHWSに強化されたりHi-νに乗り換える作品も多くなっている。
一時期は火力不足に悩まされたが、乱舞技であるオールレンジ・アタックの追加によって火力面でも不足はなくなってきた。

F完』では量産型νが初登場。換装システムがなかった頃の作品であるため、入手時にフィンファンネル装備かインコム装備かを選択する。
「ニュータイプにあらずんば人にあらず」とまで言われた鬼畜バランスや、Ζの性能不足に苦しむカミーユ・ビダンのためにもフィンファンネル装備にしておくのが無難。

第2次α』では珍しくアムロの初期搭乗機が量産型νである。この作品から換装でフィン・ファンネルとインコムを切り替えられるようになった。
最終的にニュータイプパイロットは別の機体に乗り換えているだろうから、その時はオールドタイプパイロット用にインコム装備にしておくといい。
ガンダムMk-Ⅱガンダム試作1号機百式ドーベン・ウルフ等で間に合ってしまうかもしれないが…。
HWSも登場するが、Hi-νと同タイミングでの入手なので影が薄い。

第3次α』では主人公の一人、クォヴレー・ゴードンが序盤、本来の搭乗機封印されて量産型νに乗るという珍しい展開も。
アムロは最初からνガンダムに搭乗。HWSは中盤での追加となり、Hi-νの入手がかなり遅いため長い付き合いになる。

それからしばらくはνガンダムだけの登場が続いたが、『X』『T』『30』と久々にHi-νが登場。
また、『30』ではこれまた久々に量産型νガンダムも登場している。アムロの撃墜数次第では早期に入手可能な上にアムロの初期機体である初代ガンダムの改造値を引き継ぐ(初代ガンダムも残る)ため、νを入手するまで世話になるだろう。


○ガンダムジオラマフロント

通常版、DFF、HWS、Hiν、量産型、更にはサイコフレームが発光しているバージョンと、やたらと種類が多い。
武装違いも含めると8種類と非常に多い。
(もっともこのゲーム、同一機体・武装違いはモデリング使いまわしの都合もありかなり多いのだが。)


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST

福岡に等身大νガンダムが建造されるにあたり、2022年7月1日にロングレンジ・フィン・ファンネル装備のνガンダムがコスト3000でゲスト参戦した。
もともとゲームに登場することは告知されていた。しかしすでに2機のνガンダムがプレイアブル機体として参戦していることや、告知に「参戦」ではなく「登場」と記載されていたため、トライアドバトルに新規のボスとして参戦したり、武装追加という形で本機を参戦させるのでは?という予想が多かった。
…がその予想を裏切り、まさかのプレイアブル機体として参戦。参戦pvも参戦日7/1の僅か数日前であり、多くのプレイヤーに驚きを与えた。ガラッゾより緊急参戦してる
本機はνガンダムの武装バリエーションなだけなので、名称に型式番号を追加して通常版と差別化されている。ゲーム内での通称は「福岡ν」や「ffν」など。単に「福岡」とも呼ばれる。

最大の特徴であるロングレンジ・フィン・ファンネルを用いた攻撃が非常に多い。*4
他にもEXVSMBまで存在したνガンダムのダミーバルーンが再配置された格闘CSや、ジェガン2機を呼び出すアシスト攻撃などアクションのバリエーションは豊富。

ゲーム中の性能としては、3機のνガンダム系列の中で最も近接戦闘に秀でているのが特徴。特に横特殊格闘の薙ぎ払いが優秀で、接近されたら横特殊格闘を振りまくるだけでいいと言われるほど。他特殊格闘も負けず劣らずで、自衛力の高さに関しては全機体中トップクラスの性能。
その代わり無印νよりも武装や射撃バリアの有無から射撃戦での存在感が薄く、Hi-νと比較すると特殊ムーブに欠け、両方と比較して降りテクの安定感で劣る。
自衛力が高い割に距離を詰める行動が少なく、常用する武装の多くが反動で後退してしまうため3000コストでありながら前衛力に欠けるというのも短所。
なので前へ前へと出続けるよりも、相手との距離感を測りつつ隙を見てファンネル攻撃を叩きこむ待ちのスタンスが主戦術となる。

EXバーストはFが有力。参戦当初はM覚醒のシェア率が高かったが、F覚醒の追従強化が乗ったN特殊格闘の異常な差し込み能力と、N覚醒技を絡めた短時間高火力コンの存在からダメージの低さをカバー出来るので、時間が経つにつれF覚醒が最有力に。もともと自衛力の塊のような機体なのでM覚醒の機動力強化がなくても、自衛が成功しやすいのもFの評価が上がった一因である。
ただし福岡νがダメージを取りに行かなくても良い組み合わせ、つまり爆弾後衛や3030で後衛を務める場合はより安定感の高いM覚醒もF覚醒に並んで有力候補となる。また対面にS覚醒のRX-零丸やMF系といった1ミスがそのままゲームエンドに繋がりかねないほどの爆発力を秘めている機体がいる場合も候補となる。いくらF覚醒で火力が出せるとはいえ、どうしてもリスクが存在する。それに例に挙げた機体に対して福岡νは非覚醒時で有利を取れるので、F覚醒で一発逆転を狙うより、M覚醒で逃げの安定感を重視した方が勝利につながりやすい。やはりM覚醒の機動力強化は偉大で、福岡νの元々の自衛力も相まって触ることがほぼ不可能レベルの逃げが出来る。優位を崩さない能力は群を抜いて高い。
S覚醒はリロード短縮自体恩恵が少なく、ファンネル攻撃の多さの割に弾幕形成や落下テクとの相性が悪い。
R覚醒はN特殊格闘くらいしか恩恵がなく、C覚醒は完全な後衛を想定するのであれば一考の余地があるが、はっきり言って本機でやる意味がないため非推奨。適性は無印νの方が高い。

余談だが敗北時のリザルトポーズが非常にシュール。
なんとロングレンジ・フィン・ファンネルだけが漂うものになっている。
飛び去ったり自爆して木っ端微塵になることで機体がいなくなるパターンはこれまでにもあったが、最初から機体本体がいないのはこれが初。
もともと武装や戦法がかなりファンネルに偏っていることもあってか、ファンネルが本体なのではないかとネタにされている。

前述の通り、運営の肝入り参戦機体とあって性能が著しく高く、2022年PDF大会では上位プレイヤーの多くがこの機体を選択するほど優秀な機体だった。
だがあまりにやりすぎたのか、2022年9月に「ロック距離の劣化」という恒例のささやか過ぎる下方調整を受ける。当然この程度では強みを全く削がれない本機だったが、2022年10月に追い打ち下方修正を受ける。
こちらでは特殊格闘周りの弱体化や格闘CSからの落下ルート削除など手痛い修正となった。いまだに上位の性能を有しているもののPDF2022大会予選マッチ中という時期の悪さが問題視された。
これに関しては「PDFに向けて練習していたプレイヤーの努力を否定する」「なぜ1つ前の修正と同時期にしなかったのか」という否定的な意見があるが、一方で「同じく環境機であったラクス隠者とのペアが強力過ぎて、かつ展開が地味なのが予想されるので妥当」という肯定的な意見もある。
公式は、「『PREMIUM DOGFIGHT 2022』にご参加いただくお客様に対して、調整前より多くの選択肢が持てる競技性の高い場を用意する」「『PREMIUM DOGFIGHT 2022』にご参加いただかないお客様に対して、機体選択の多様性が高い場を用意する」ためだったと説明している。
調整内容自体に不満があるプレイヤーは少ないが、やはり修正した時期が悪く、PDFの予選で発生した荒らしへの対応なども相まって不満の声は多い。



ガンプラ


HGUCではHWSがキット化。
νに追加パーツを足しているだけなため、νとして組み立て可能(直接全身に被せる方式ではない)。
福岡νもこちらで発売。後述のRGと同時発売で見た目のクオリティで劣りがちだが、手軽さや本体の高評価からこちらも当然人気に。

MGではプレミアムバンダイ限定でHWSとDFFの拡張キットが発売。
ただし、DFFの方はフィン・ファンネルが1セットとディスプレイベースなどが付属するだけで、完全な状態のDFFは再現できない。

RGでも同じくプレミアムバンダイ限定でHWSとDFFの拡張セットが発売。
HWSでは追加装備の実装がされているが、他の仕様はMGと同水準。
福岡νはHGUCと同時発売。ロングレンジ・フィン・ファンネルの展開ギミックなどが忠実に再現され、非常に大物な武装ながら安定している。

B-Clubから展開したレジンキットには、DFFがAセットとBセットに分かれて発売。
Bセットは設定画通り差別化された頭部・肩部・腰部や、ライフルとシールドの形状がしっかり再現されている。

超合金で福岡νが発売。メタリックな外観と落ち着いた色合いが締まって非常に高クオリティな商品となっている。
2022年10月現在では、転売屋による買占め行為がSNS上に晒され、公式に認知された事で販売が停止している。今まで購入制限や増産などの対策はされていたが、購入ルール違反による販売停止は初の事例となる。
『そうか…!しかしこの暖かさをもった人間が転売して買い占めするんだ!それを分かるんだよアムロッ!』

追記・修正はνガンダムは伊達じゃない事を示してからお願いします。

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