時空管理局(魔法少女リリカルなのは)

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時空管理局(魔法少女リリカルなのは) - (2022/09/10 (土) 15:21:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/30(火) 17:31:00
更新日:2024/04/23 Tue 10:33:48
所要時間:約 6 分で読めます








僕らが扱う事件では、法も守って、人も守る。

イコールに見えて、実際にはそうじゃないこの矛盾が、いつでもつきまとう。

自分たちを正義だなんて思うつもりはないけど、厳正すぎる法の番犬になりきるつもりもない。

難しいんだ。考えるのをやめてしまったほうが、楽になれる。

まともにやろうと思ったら戦いながら、事件と向き合いながら、ずっとそういうことを考え続ける仕事だよ。









時空管理局は魔法少女リリカルなのはシリーズに登場する組織である。



【設立までの歴史】
古代ベルカ王国がまだ存在していた頃。
技術の発展により次元の海、そして次元世界の存在が明らかとなり、
当時強大な力を持っていたベルカは近隣諸国はおろか次元世界にさえも進出し始めていた。

終わりなき同盟と離反、魔導武装と質量兵器の発展の末、
ベルカが戦端を開いた戦乱はそのベルカそのものが崩壊することで決着した。
しかし残されたベルカの民は各々が覇権を争い再び戦を始めた。
繰り返される戦いを止めるため「ゆりかご」を有する聖王家が諸国を制し統一を図った。
これが「聖王統一戦争」である。

結局はこの乱世も「ゆりかご」の消失、聖王家の断絶により幕を閉じ、
冥王や覇王、雷帝など各王家が各世界で細々と生きることとなった。
皮肉にも、戦争によって魔導技術は発展したが正統ベルカを名乗る者はいなくなり、その術式は途絶えてしまった。

その後民と共に残されたベルカ、更に遡ればアルハザードやそれらに匹敵する次元世界の遺産……。
質量兵器や後に「ロストロギア」と呼ばれる技術は、恩恵であると同時に、次元震などの災厄を引き起こしかねない脅威でもあった。

そのころ、次元世界には二つの新興勢力があった。
一つは戦乱を平定した聖王家を信仰の対象とした「ベルカ聖王教会」
もう一つは、魔導技術の著しい発展によって台頭してきた、後の第一管理世界「ミッドチルダ」

ミッドチルダは次元世界の平和・安寧を維持する組織の結成を各方面に提案。こうして設立されたのが時空管理局である。
設立からおよそ100年と戦乱に比べ歴史は短いながらも、現在その影響力は次元世界でも最大のものとなっている。



【概要】
上記の歴史の通り、時空管理局という組織の存在目的は「次元世界の平和維持」である。
ここでいう次元世界とは基本的に管理局の所属下にある「管理世界」の事を指すが、管理外世界でも次元犯罪等が起きた場合対応する。
ただし、管理外世界の中には、他の世界の認知を確認していない所か次元移動技術が確立されていない世界も存在する為、
その場合は慎重な対応が求められる事になる。

※管理世界と管理外世界。
管理世界とは「次元を移動する技術があり、それによって他の世界の存在を知り、かつ管理局に所属している世界」の事を刺す。
例えば管理外世界の中でも内戦の続く世界オルセアは、次元移動手段こそあれど管理局所属の是非で揉めており、管理局も迂闊に手を出せない。
主人公・高町なのはの暮らしていた地球は、そもそも次元移動技術自体が確立されていない。ナンバリングは「第97管理外世界
新暦65年の時点では、管理世界が35、管理外世界も150が確認されており、数年おきに新たな世界は発見されている。

一方、治安維持等を目的とした軍隊警察のみならず、法務執行を行う裁判所としての機能までも合わせ持っている等、
あらゆる権力を独占し、国境もや国家主権をも越える形で行使出来る管理局は、管理外世界に存在する並の政府や国家機関を上回る強権を備えており、
あまりに集約し過ぎたその権限(犯罪者を断罪する検事が、判決を下す裁判官や、犯罪者を擁護する弁護士の権限まで持つとんでもなさ)は、
「『時空管理局』という組織の都合の為に、有罪や無罪を自由に取り決める事が可能で、事件そのものの隠蔽も出来る」という危険さも兼ね揃えており、
公平さもへったくれも無いやり方から、状況や上からの許可によっては、裁判も無しにその場で犯罪者への処断を下す事さえ可能としてもいる。


【各次元世界の併合】
StrikerS』の公式HPの記載では、「次元世界が共同で運営している組織」とされている。
前述通り「次元世界の平和維持」を掲げている管理局は、次元移動手段を確立し他の世界を認知している管理外世界の上層部に接触を行っており、
全次元世界の秩序の維持の為、管理局の傘下に加わる事を要求するべく交渉をしている。

ただし、管理局の所属下に入る為の条件として、管理世界となった世界では「質量兵器の破棄」及び「地上部隊の設置」が義務付けられているのだが、
これは見方によっては、「対象となる世界の全面的な武装解除」及び「防衛手段である軍事組織の解体」にもなり、
管理局側が武力侵攻といった強硬手段に出ないとは言え、要求された管理外世界側から見れば「実質的に無条件降伏も同然の要求」となってしまっている。
また、要求を受け入れてしまった「弊害」として、「一部の権力者達(特に反対派)が権力を失墜させ失脚してしまう」のはまず免れないと言え、
それ以外にも「質量兵器排斥の影響でそれを製造する企業の倒産」、「地上部隊設置による本来の防衛組織の解体及び隊員達の失職」といった問題もある。
一応の問題解決方法として、前者は「魔力デバイスの開発への方針変更」、後者は「時空管理局員への転向」もあると言えるが、
同時に前者は「デバイスの試験運用を行うリンカーコア保持者の確保やデバイス開発のノウハウが無ければ、企業として殆ど立ち行かなくなる」、
後者は「リンカーコア保持者を始めとする管理局の活動に役立つ才能や能力を持った者でなければ、採用されるのは殆ど無理である」という新たな問題も浮上し、
結局の所、管理局処女区によって生じる弊害の煽りを受けてしまう者を大量に排出させてしまうのは確かである。

それ故に、管理局からの接触を受けた管理外世界の中には、オルセアと同様に管理局への恭順について政治的に揉めたり、あるいは拒否する世界も少なくない模様。
いくら「全次元世界の平和維持」という究極の理想を掲げても、その影響で一部の権力者や末端の人間達の生活や人生が脅かされたりすれば元も子も無いだろうし、
次元移動技術を保有しても、質量兵器を始めとする機械文明があまり発展していない世界」が、管理局への恭順を比較的に受け入れ易いと言える。


【組織形態】
階級は、なのは達の出身である第97管理外世界(地球)の島国「日本」と同じく陸上自衛隊式。
ただし陸士長や三等陸曹など自衛隊にあって管理局では無い階級もある。

忘れられがちだが、構成は魔導師ばかりではなく、クルー・スタッフまで考えるとむしろ魔法が使えない人間の方が圧倒的に多い
しかし、管理局の方針で、質量兵器…分かりやすく言えば、SF作品で有名な核兵器、生物兵器、化学兵器、プラズマ兵器、ビーム兵器、音響兵器、レーザー兵器等、
「運用方法さえ理解出来ればリンカーコアの有無に関係無く使用可能な兵器」を「世界に災いをもたらす災厄の源」として徹底的に排除・否定し、
逆にリンカーコアを源とした魔力を扱う「魔導師」を力の象徴している点や、管理局の中心となる第一管理世界「ミッドチルダ」の歴史からも、
原作では分かりにくく描かれているが、殆ど「魔法至上主義」と言って良い側面を持ち合わせている。
実際、時空管理局の構成員達を見ても、重要な役職に付き、組織の恩恵を受けられるのはリンカーコアを持っていて魔力を扱える魔導師か魔力保持者が大半で、
リンカーコアを持たない身で出世等が出来るのは、高い指揮能力を備えたゲンヤ・ナカジマや政治能力に長けたレジアス・ゲイズ等、本当にごく僅か。
第97管理外世界の警察で例えるなら、リンカーコア保持者は「キャリア組」、リンカーコア非保持者は「ノンキャリア組」に相当すると言え、
その為か、リンカーコアを持たない身で出世した者は、動揺の者達から「希望の存在」と見なされ、英雄視される事も多い。
この様な方針であり続けるのは、おそらく時空管理局の組織の中心となっている第一世界「ミッドチルダ」の文明の形態そのものが、
「魔力の源となるリンカーコアの保持者が数多く存在し、魔法によって大きく発展してきた歴史」である事が大きく起因しているのが理由と言え、
他文明の世界…特に「リンカーコアを持った魔力を扱える人間の少ない世界」をミッドチルダが中心の管理局が半永久的に管理していくには、
魔法以外の防衛手段である質量兵器を「環境破壊に繋がる災厄の象徴」と糾弾して削ぎ落していく方が、実に都合が良かった為と思われる。
ただし、そういった事実を意識させない為か、「あくまでも管理局の活動に貢献する目的で行う」のを条件にデバイス開発を始めとした科学技術の研究は認め、
リンカーコア保持者が優遇される事はあっても、そうで無い者が不当な扱いや差別を受けてしまう様な行為は、徹底的に禁止させている模様。
また、次元航行戦艦を始め、ヘリやバイク等、魔力の無駄な消耗を防ぐ為に、移動手段に関しても科学技術を中心に開発された物が惜しみなく利用されている。


管理局は大別して二つの組織から成り立っている。

出典:魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's、セブン・アークス、アニプレックス、
2012年7月14日、©NANOHA The MOVIE 2nd A's PROJECT

◎次元航行部隊
次元航行船で次元の海をパトロールする部隊。通称「海(うみ)
シリーズではA'sまでこちらしか出てこない。

特定の世界からの干渉を受けない為に、本局は次元の海に設置されており、超巨大な円筒状の施設。無限書庫もここに存在している。
時空管理局の最大の存在意義である「全次元世界の治安維持」を中心に活動しており、次元震の観測や次元世界を又にかけた事件の捜査、
必要時においては能動的な積極介入も行い、事件を起こした犯罪者の逮捕及び排除に乗り出すのを主な任務としている。
捜査対象の世界が「管理外世界」の場合だと、自分達の行動や組織の存在自体が表沙汰にならないよう秘密裏に活動する事も少なくない。
一方、理由や事情こそあるものの、状況や必要次第では武力侵攻に近い形で、強硬手段に出る事もしばしば…というか、かなりある。
ただ、事件解決を名目に、その世界で大規模な破壊や犠牲者を出す等、あまりに問題的行動に出れば、流石に組織内で問題視されるのは明らかな為、
基本的にどの部隊も被害はなるべく軽微になるよう努めてはいる(それでも査問審議会沙汰レベルの被害を出しているが…)。

犯罪者の処遇に関しては、実際の海軍よろしく人情人事や情状酌量の判決が出たりと柔軟な対応である事が多く、
短期間の更生教育を受けただけで釈放されたり、優秀な才能を見込まれて時空管理局員の一員として迎え入れられる事もあり、
天涯孤独の身である者の場合は、フェイト・T・ハラオウンナンバーズの一部の様に管理局員との間に養子縁組を結ぶ事もある。
レティ・ロウラン提督曰く「才能と未来への意志があればそれでいい」。
ただし、こういう方針を取る理由に「魔術師として優秀な才能を持つ者を、一人でも多く次元航行部隊の戦力に加えたい」という思惑もあるのだが、
下手をすると大規模な犠牲者を出す所か事件の起こった世界さえ滅ぼしかねない程の重罪を犯した者を、短期間の更生だけで反省したと見なし、
何事も無かったかの様に釈放する所か、仮にも社会秩序の防衛や治安維持の為に活動している管理局員の一員として迎え入れてしまう行いは、
一部の局員から問題視される事も少なくなく、特に元・犯罪者の行いによる犠牲者やその遺族から見れば、たまった物ではない方針であるだろう。
フェイト、八神はやて、更生したナンバーズ達の過去の行いも、間違いなく「重犯罪」どころか「テロ」に相当する程の罪である

更に、若い内から魔導師としての訓練を受けさせた方が、より優秀な魔導師の戦力として確保できる可能性から、
リンカーコアを保有しながらも10歳という若年層の少年少女に軍事訓練を受けさせた上で正規局員として配属させ、実戦にまで出させる等、
同じ管理局の部隊である地上部隊側どころか各管理世界側から倫理面を問われ兼ねない様な方針にまで出てしまう事さえもある。
ただし、これは管理局の中心となるミッドチルダ側の価値観からしてみれば、別に不自然では無い事であるとも言え、
事実、ミッドチルダでは若年層から十代後半の若者達が、空手や剣道、柔道といった武術の感覚で、魔法戦闘関連の訓練を行っている者が多く
『Vivid』では、高町ヴィヴィオを始めとする若年層の少女達が、魔法戦闘のトーナメント戦に参加して活躍をしている程である。
また、数多くの次元世界に強大な影響力を持つ大規模な宗教組織である聖王協会とも深い繋がりがあり、
本来、政治に携わっている組織が宗教組織と深い繋がりを持つ事はかなり危険な事であるとも言えるのだが、
これもミッドチルダの価値観からか、あまり深刻な問題とまでは見なされていない模様。

「全次元世界の治安維持」という存在理由もあってか、本局の上層部からは実質的に時空管理局の象徴…一種の「エリート部隊」として扱われており
高レベルの魔導師達が優先的に配属され、その他の人員も優秀な物ばかりが集められる、設備は当然最新鋭の物を完備、予算も贅沢が許されるまでに潤沢と、
正に至れり尽くせりな状態となっている為、地上部隊側の管理局員達の中には、次元航行部隊への転属を希望する者が後を絶たない模様。
機動六課(後の特務六課)がその代表的な存在と言え、配属された人員の殆どが新人も同然であったものの、優秀な才能を持った者ばかりが集められ、
本局側と聖王協会側の二重の支援もあった事で、人員や設備だけでなく、日常生活においてもかなりの贅沢が許されており、
更には本来なら管轄が全く違うはずの地上部隊本部があるミッドチルダに、機動六課の拠点を置く強権を発動させる事も可能であった程である。

しかし、『StrikerS』では、劇中であまり大きくクローズアップされていないものの、次元航行部隊側の負の面も見え始める事になっている。
特に本局側や聖王協会側との連携で行った地上部隊側に対する政策は、劇中で発生した「J・S事件」の真の意味での発端となってしまう事になる。

  • 無限書庫
次元航行部隊本局にある次元世界最大のアナログデータベース。
確認できる世界の全ての書物が保管されたまさに無限の資料庫。内部は円筒形で無重力空間になっている。
最近まで入れっぱなしのほったらかし状態だったがユーノ・スクライアが司書になってから整理され検索効率も上がった。
ヴィヴィオも司書の資格を持っているがオットー曰く「普通じゃない」らしい。

  • 武装隊
非常時に現場で活動する戦闘専門の武装魔導師を中心に構成された部隊。
常に最高クラスの魔導師達だけでなく、最新鋭の次元航行艦といった高性能の兵器が優先的に配属されている為、その軍事力は他を圧倒し、
地上部隊はおろか、並の管理外世界に存在する軍事勢力を圧倒できるだけの力を持っていると言っても過言ではない。
なのはやヴィータの様に、普段は戦技教導隊で指導員をする者もいる。
なお、隊は大まかに二つに分けられ、飛行能力を備えた魔導師の部隊は「航空隊」、逆に飛行能力を持たない魔導師の部隊は「陸士隊」と呼ばれる。


◎地上部隊
次元航行部隊と双璧を成す部隊。通称「陸(おか)」。トップ前任者は故レジアス・不明。ゲイズ中将。後任は部隊。
第一管理世界である「ミッドチルダ」首都クラナガンに本部が存在し、各次元世界にそれぞれの部隊を駐留し、治安維持を担っている。
『StrikerS』ではこちらがストーリーのメインとして扱われ、同時に次元管理局その物の内部事情も描かれる。

次元航行部隊に比べて規則に対しては厳格であり、元・犯罪者といったイレギュラーな存在を嫌う傾向にある。
ただし、秩序を守る者としての使命感は極めて真っ当で、犯罪者にどんな事情があろうとも私情を挟んだりはせず、断固とした処断を取ろうとする。
担当世界における治安維持への強い義務感故に、管理意識も非常に強く、他部隊の勝手な介入を嫌う為、現場派遣に少なからず影響が出ている。
実動部隊という事からか作中の描写も陸士隊・教育隊・自然保護隊【※外部組織ではあるが局員と同等の扱い】・遺失物管理部など部署が明確。
なお地上の名を関するが、別に厳密な意味で地上担当ではなく航空部隊の存在も確認できる。
(そもそも海の担当が次元世界で、陸の担当が管理世界の地上であるので航空戦力の存在自体は別問題)

しかし、「次元世界全体の治安維持」を担っている次元航行部隊に比べると、与えられる予算が格段に少ない上、配備される人員も海よりも能力が低い。
それが原因で、各管理世界における治安維持うまく行かない状態が続いており、しかも時間を掛けて育てあげた魔導師や他の人材達は、
「次元世界全体の治安を維持する為の人員が不足している」という名目で、引き抜かれてしまう事になっている。
(地上部隊と次元航行部隊の対立の実情を知らない局員にとって、半ばエリート部隊として扱われている次元航行部隊への転属は「栄転」でしかない)
更には次元航行部隊側の失態が原因で、逃走した魔導犯罪者によるテロがミッドチルダで発生した際は、全責任を押し付けられるという仕打ちまで受けている。
こういった実情を知っている一部の地上部隊局員達は、自分達の活動に大きな支障が出る原因を悉く作る次元航行部隊を激しく敵視する要因となっている。

本部の存在するミッドチルダでさえスラム化の進行を食い止められない中(土地を整理する予算が無い)、
何とかこの状況を改善したいと考えていたレジアスは、治安維持の為の予算増額を求め、政治面に奔走する形で尽力。
魔法の力だけで治安維持に貢献出来ないと判断した結果、質量兵器である「アインヘリヤル」の導入等といった新政策も推進する事になるのだが、
地上部隊の実情に関して無理解な次元航行部隊側からは「危険な戦力増強を図ろうとしている」と、言い掛かりに近い形で警戒される事になってしまい、
本局側だけでなく聖王協会側とまでも連携をとる形で、地上部隊側に対する締め付け政策を実行する事になる。
この結果、人員だけでなく予算までもが削り取られ、それら全てが次元航行部隊側へと渡っていった結果、次元世界側の治安は更に悪化。
『StrikeS』の第1話に至っては、空港で発生した大火災にて、救助活動はおろか消火活動でさえもままならなかった上に、
なのは、フェイト、はやての3人による劇的活躍によって事件が解決に導かれてしまう事態となっており、次元世界の住民からの信頼も大きく低下してしまう。
この海と陸の状況と意識の格差がStrikersにおける事件の発端の一つとなっており、JS事件で多大な損害を被った。


▼最高評議会
旧暦の時代に世界の平定に尽力し引退後も評議会を設立して強大な影響力を持つ三人の人物。
現在は肉体を捨て、脳髄のみの姿で生命維持ポット内に漂っている。

しかし、現在ではその思考は硬直、先鋭化して自分たちの思惑で世界を動かそうと考えるようになり、
アルハザードの技術を元に「無限の欲望(アンリミテッド・デザイア)」ことジェイル・スカリエッティを生み出し、
彼に純粋なサイボーグ兵士である“戦闘機人”すなわち“ナンバーズ”を製作させたり、
さらに地上本部のレジアスを焚き付けてより強力な地上用兵器を導入しようとしたが、
JS事件に際してスカリエッティの命を受けたナンバーズNo.2ドゥーエにより全員抹殺された。

時空管理局における最高意思決定機関のように表現されているが、
劇中ではレジアスにしか直接的な指示を出しておらず局全体においてどれほどの権限があったのかは不明。
また、それほど重要なポストでありながら彼らの死後この評議会という役職自体がどうなったのかも定かではない。


【その他】
  • 執務官
階級ではなく資格・役職。
主な仕事は「事件・法務案件の統括」
部隊に所属して案件処理をする内勤派と得意な分野の事件を担当し捜査・指揮を行う独立派がいる。
クロノ・ハラオウンは前者でティアナ・ランスターは後者。
フェイト・T・ハラオウンのように両方担当する場合も。
扱う範囲が広く相当な知識その他を要求されるため試験はかなりの難易度でフェイトも浪人した。
JS事件以降は更に厳しくなった。
StSXによると多くの執務官は凶悪事件を避けたがるという。
これは仕事のスタイルが部署や個人によってまちまちであり、内勤派はこういう仕事をしたくないからだと考えられる。
執務官は警察と検察が合体したような役職なのも後押ししているのだろう。
PT事件と闇の書事件の担当執務官であるクロノが裁判で弁護を担当したことから、弁護士を兼ねる事もあると思われる。


ロストロギアを扱う遺失物管理部の第六課。
主にレリック問題を扱う専門部隊という名目で設立されたものらしい。(真の理由はまた別)
試験運用だったため一年で解散となった。

また、問題が起きた場合を考慮して解体しやすいように、若いメンバー(年齢ではなく実務経験等)で構成されており、
隊の雰囲気は地方公務員のような穏やかな雰囲気。
他の部隊に譲渡されるのだろうが、特に役職が特殊でない新設部隊に新施設が作られるとか、なかなか予算的な意味で怖ろしいことをするものである

後に主要メンバーのほぼ全てが対次元犯罪部隊「特務六課」として再結集した。

  • 嘱託魔導師
管理局に協力する民間魔導師。初期のなのは、フェイトはこれにあたる。現在はルーテシア・アルピーノが、これに該当しつつある。

  • 魔導師ランク
魔導師に与えられる能力階級。
最上位のSSSからFまでの11段階に加え「+」「−」がある。
AAでも上等だがさらにS+以上は「オーバーS」と呼ばれ熟達の技能を持つことの証でもある。
「総合」や「条件付き」など変則的な能力の場合前置きがつく。

+は0.5ランク扱いのようだが、-は不明。

ただし、単純な強さのランクではなく、あくまで目安である。
また、中にはひとつ上の力量を狙えるにも関わらず昇進試験を受けていないものもいる。







だから自己矛盾するけど、僕は、自分の義妹やその友人には、

もう少し気楽に追記・修正してもらいたい気がするな。




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