きあいのタスキ

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きあいのタスキ - (2013/04/24 (水) 11:41:30) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/06/06(水) 12:42:08
更新日:2024/02/22 Thu 09:53:44
所要時間:約 5 分で読めます




きあいのタスキとは、ポケットモンスターシリーズに登場する道具。

ダイヤモンド・パールから登場した。


◆効果
持たせるとHPが満タンの時、瀕死になりそうな技を受けてもHP1で一度だけ耐える。


金銀から登場していた、似た名称のきあいのハチマキというアイテムの限定上位アイテム。
ハチマキはHPに関係なくわずかな確率で体力1で耐えるというもので、運さえ良ければ連続で何度も発動し、金銀エキビションマッチのきしかいせいヘラクロスやポケサンのゴルゴのオクタンのような胸熱逆転勝利への働きを見せる。

しかし確率発動で不確定なため、きあいのタスキが登場した第四世代からは、こちらのほうが用いられることが多くなった。


この道具の登場により、今までパワーはあれど耐久や速度に難有りで倒す前に倒される状態だったポケモンでも、一撃は耐えてその役割を果たす事が出来るようになった。
第四世代以降のパワーインフレも、その役割に拍車をかけることとなった。

その影響力は非常に大きく、このアイテムのメタとなる技が重要な戦術として考えられるようになった程である。

また、第五世代からはがんじょうにもこのアイテムと同じ効果がついた。
あちらは特性なので、体力満タンにすれば再びその効果を発動出来る。


ちなみにきあいのハチマキと違って消費アイテムなので、ストーリー中にうっかり持たせないように。


◆タスキの使い道

  • とにかく耐える
一撃で消されかねない4倍弱点持ち、耐久の種族値が低めのポケモン等。
突破力が高いが潰されやすいポケモンの補強に。
逆に元から耐えるのが目的のタイプのポケモンではあまり活かせないだろう。
マニューラ、カブリアス等

  • 確実に積む
ちょうのまい、からをやぶる等の積み技のために1ターン確実に耐えることができる。
ウルガモス、パルシェン等

  • 確実なコンボ遂行
例えばドーブルのキノコのほうし+こころのめ+ぜったいれいどなら、タスキで耐えて眠らせれば相手の特性や持ち物で対策してない限りはそれなりに決まる。

  • 襷カウンター
一撃で倒される程のダメージを生かし、カウンターやミラーコートやメタルバーストで跳ね返す戦術。特に読みを必要とする。
他にもがむしゃらやじたばた等も。
キノガッサ、キリキザン等

  • 先制技
スピードが遅いが火力があるタイプのポケモンで、一撃目で大ダメージを与え、二撃目の先制技で残った体力を削る戦法。
しかし2ターン目で相手も先制技を撃ってくると確実に落とされてしまう。
マンムー等

  • みちづれ
一撃で倒せなかった場合に、どうせ倒されるのだからと無理矢理突破を狙う。
ゲンガー等

  • ヌケニン
元々の体力が1なので、対人戦なら延命の為に高確率でタスキを所持している。
勿論、読まれやすい事を逆手に取って他の道具の場合も。

◆リアル襷
リアル襷とは文字通りこのきあいのタスキを使わずに相手の攻撃にギリギリ耐えることをしめす。
HPが1にならずとも赤ラインギリギリならばこのリアル襷に該当する。

一部の技を除き、敵に与えるダメージが120〜140等と一定ではなく、HPが130のポケモンに上記の範囲から126と言うダメージの判定が出れば残りHPは赤ラインギリギリの4となり、リアル襷となる。
なので同じポケモンが同じポケモンに攻撃しても倒せたり、倒せなかったりもする。

運等が絡むことからタワークオリティの一種ともされ、CPUはこのリアル襷でこちらの攻撃を赤ラインギリギリで耐えることが多い。
しかし対人戦ではタワークオリティの概念はないので中々レアなケースである。
それゆえに発動すると中々アツい。

「ああっと!皮一枚で繋がったあああ!」


◆対策

  • 連続攻撃技
ロックブラストやつららばり等。一撃の威力・命中率ともに低めで、総ダメージ量が不安定なのが難点だが、特に特性でカバー出来るポケモンにとっては非常に強力。
ちなみに第四世代までは何発攻撃されてもタスキが発動したが、第五世代から最初の一撃に対してのみタスキが発動し、それ以降の攻撃はタスキを貫通される仕様になった。
ダブルアタック等なら当たればそこそこの威力は保障されている。

  • 状態異常
やけど、毒、混乱、やどりぎetc。タスキを潰す事だけが目的なら、大抵の状況では素直に殴った方がいいかもしれない。

  • すなあらし、あられ、ステルスロック、まきびし
フィールドに変化を与える技。天候技だとパーティーの構成を考えないと逆にこちらが不利になる。

  • 先制技
しんそくやアクアジェット等。
こちらはタスキが発動した後、殺られる前に殺るタイプの対策。
基本的な威力は40と低いので、テクニシャンバレットパンチハッサムのように戦術自体に先制技を組み込むタイプでなければ、技スペースと相談。
また、戦闘に出た時限定だが、ねこだましもタスキ潰しとして大きな活躍を見せてくれる。

  • ゴツゴツメット、さめはだ、てつのトゲ
接触技主体のポケモンならこれの反射ダメージで。

  • みちづれ
HP満タンでもタスキ無効。
あくまでも最終手段感が強いが……。



多くの活躍させづらかったポケモンに活躍の場を与えたアイテムだが、強力な分対策されやすい。

読み合いと経験、運次第でこのアイテムが有効に決まるか無駄となるかは変わっていくだろう。




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