かませ犬

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かませ犬 - (2016/09/16 (金) 00:43:56) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/12/28(火) 00:18:21
更新日:2023/10/18 Wed 19:43:06
所要時間:約 11 分で読めます




「ヘヘッ!怯えてやがるぜこのパイロット!」

「俺はサイヤ人の王子ベジータ様だーー!」

「真庭忍軍虫組―――大手を振って、まかり通る」

「俺はかませ犬じゃない!!」

「チャドの霊圧が消えた……!?」








「まだ生きてる!早く仙豆を!!」


関連項目










かませ犬とはッ!?


言葉の由来は文字通り噛ませる犬のことだ。

(∪^ω^)わんわんお!

この言葉、元々は闘犬の世界で使われていた用語であり、新米の犬に自信をつけさせる為に弱い(年老いた)犬をあてがわせ自信をつけさせるものである。

(∪;^ω^)……

だがアニヲタの諸君は闘犬の用語等を調べる為にこの項目を開いた訳では無いだろう。
漫画などの二次元もので使われる噛ませ犬のケースを触れよう。


漫画やアニメなどでの扱い


漫画やアニメ等の世界では上記の理由から転じて、主人公達や敵の強さを強調するだけの為にあっさり倒される奴ら、所謂引立て役の意味として使われている。

ただ、ここで間違ってはいけないのはやられ役=噛ませではないとゆうこと。よく混同されるが実際は全く別物である。
RPGで主人公達の前に幾度となく戦いを挑んでくる奴、この辺を牛耳っているからと調子に乗って喧嘩を吹っ掛けてくる893やマフィア、
刀語のまにわに、ドラゴンボールヤムチャ等がこれに当たる。

こいつらが勝つ事は滅多に無い。あったら最早かませ犬じゃない。あっても直ぐに援軍が来るか、戦闘中に相手がパワーアップして逆転される。

何?奪還屋のヤクザ?あれは作中最強だ。


敵サイドのかませ犬は口数が多く、武器や能力、戦闘における実績というような観点から自らの優位性を語りたがる傾向にある。
すぐに倒せば良いのにペラペラと喋ってしまい、弱点を言ってしまう、回復されて逆転負けというマヌケな最後を迎える。

主人公達に勝つ為に理性が崩壊したり原型を留めていないくらい肉体強化をする奴もいるが、どの道楽にされる。

主人公サイドのかませ犬は時々善戦するがあくまで時々。

直前の編で主人公が苦戦の末に倒した相手ということも多い。

しかし強さを引き立たせるだけでなく、時に敵の攻撃パターンや弱点等を主人公に伝えたり、涙腺崩壊兵器にもなりうる。

ダイアーさんとか。

時にその死が主人公がパワーアップし、強敵を撃破するきっかけとなることも。

16号とか。

やはりかませ犬は物語には必要な存在なのだ。


かませ犬になるケース

  • 主人公の次に強いか、味方で中堅クラスの強さのキャラ
よく使われるケースで敵の強大さを示す形で使われ、主人公勢や読者達に衝撃を与える。

主人公「○○がやられるなんて!!」

ただし、こういった場合は主人公の回復などの時間稼ぎ、突破口を見つけるなど貢献してるので彼らの戦いは決して無駄ではない。


  • 以前は敵だったが、主人公側の仲間(協力者)になる。
以前までは主人公たちとは敵対していたが、何らかの理由で主人公らの味方になるキャラ達。
しかし、味方になることで「悪の時に使っていた力が善に目覚めたことで使えなくなる」などの弱体化を受けたり、
敵味方内のインフレなどについてこれずに「かませ犬」になってしまう場合がある。 


  • 防衛チーム、軍隊などの軍事組織、山賊などの武装集団
巨大な敵などで使われる場合は、ミサイルやビームなどの兵器を惜しみもなく連発するもあまり効果がなく戦車や戦闘機などが次々と破壊され、組織のトップ達を絶望に追い込む。莫大な資金が、瞬時に鉄屑となる…
剣豪などの高い実力者の場合は銃や剣を装備した兵士などの傭兵集団が使われる。
兵士は銃乱射や突撃するも攻撃は見切られて無双されるという形で使われる。

山賊、ヤクザなどの集団の場合は、周囲で強盗や殺人などの悪事をしており、市民を困らせたが、
そこに主人公が通りかかり、金目当てなどの理由で集団で四方八方から襲いかかるも返り討ちにされて全滅する。

主人公が武装集団所属の場合、精鋭やイレギュラーである主人公とその周辺のみが敵に打ち勝つことができ、
「主力」とされるB級隊員や一般戦闘員などのモブは数だけ多くて敵に全く太刀打ちできないかませ、というパターンも。


  • 前作の主人公
シリーズもので使われるケースであり、かつては前作では活躍をしたが次回作では新たな敵の前に完膚なきまでに敗れ去ったころに本作の主人公が撃破するという形で使われる。
特にシリーズが長期化すると先駆者ゆえに敵の強さを示すために何回も敗北を味わってしまうという不遇なヒーローがいる…


  • 敵側の一番手などの最弱クラス
敵組織の力を示すために最初に登場するキャラ達で基本的には組織内では最弱クラス。
一応強いけど過信、油断であっさり敗北し、組織のボス(上位クラス幹部)から始末されるという悲しい末路を迎える。

ひどい場合では強キャラかと思いきや、実はボスにとっては捨て駒扱いな上に更に強い奴が存在で読者からは「かませ犬」という烙印を押される。


  • 戦闘集団自体がかませ犬
ボスの配下であるとある戦闘集団だが存在自体がかませ犬という場合がある。
特に敵と味方の両陣営による集団戦になると

「Aが苦戦の末に敵組織のBを倒す」
「しかしAが、直後に現れたCにあっさり敗北する」
「高らかに勝利に喜ぶCだが直後に現れたDにあっさり負ける」

といった「倒した奴が、新たな敵の強さのメーター代わりとしてかませ犬化になる」と後出しジャンケン展開になることがある。


  • 再生怪人などかつて倒した敵
かつて倒した敵が蘇生術、サイボーグ化などで主人公たちの前に立ちはだかる。
だが既に能力や欠点が手の内がバレている、前回以上に成長した主人公らの前には敵わずに瞬殺されてしまう…
更に意気揚々と主人公に復讐しようと現れるも新章の敵などから「邪魔だ」とあっさりと葬られるというあんまりな役も存在する。


  • 凶暴な猛獣、マッチョ、巨人
見た目が強そうな敵。
主人公、強キャラなどでたびたび強さの尺度として殺されるというサンドバッグ扱い。
猛獣の場合は虎などが、飛び込むも素手で屠らる。
主人公に対峙するマッチョや巨人の場合は、「チビのくせに、この俺に勝てると思ってるのか!」と芳しいセリフをはくも、自慢のパワーが全く通じずに倒されるのがお約束。

  • 貴族、騎士、勇者
身分が強そうな敵。
高慢ちきでプライドが高く、立場を鼻にかけて身分が低い主人公を見下す。
一方で英雄として市民に人気が高かったり(だが本性はゲス野郎)、聖剣や神様といった高位存在に選ばれし使い手だったりする。
高貴な存在特有の行儀のよさのせいで主人公のダーティな戦術に負けるのがお約束。
ヒロインも貴族のパターンだとヒロインの許嫁として主人公と激突することも。
主人公も勇者の一人の場合は「主人公と同系列の能力の使い手」でもある場合がある。

  • ドラゴン
強くて格の高いモンスターの代表格であり、その強さゆえに指標としてかませ犬になることが多い。
「ドラゴン殺しの剣」「ドラゴンでも跨いで通る女」「不滅のドラゴンソウルを完全に滅ぼせる伝説の血族」など色々な指標に使われる。
とはいえ品性下劣だったり油断したり「我らの中でもっとも小物」などと言われてしまう他のかませ犬と比べると、あくまで格の高さを保ったまま負けるのでまだ優遇されている方か。

  • 調子にのる、さっさと倒さない、おしゃべり
かませ犬に多い特徴で、本来なら倒せるまで追い詰めてるのに慢心からかトドメを刺さずにいたぶったりするケースがある。
こうなると相手がパワーアップで逆転されるor隙をつかれてしまい、先程までのは何処へやら逆に追い詰められてやられるというかませ犬特有の油断して敗北。
他には「冥土の土産話でもしよう」などと長話をする輩がおり、こちらも主人公に怒りをかう、助っ人の横槍などで敗北するケースがある。


  • 主人公と同系列の能力の使い手
いずれ主人公と戦うことになる敵に、その技を完膚なきまでに破られ、敵の強大さを視聴者に印象付ける。
単純なスペックなら主人公を上回っていたり、主人公より有利な条件で戦っていたりする場合も。
派生パターンに実験台として偽者キャラが作られたりもする。


待ちな!ここから先はアニヲタの集いが幹部の一人、Wiki篭りがテメェの相手だ!!

俺の追記・修正術にテメェが勝てるわけ(ry



アッーーーーーーーー!!


-GAME OVER-

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