登録日:2010/10/30(土) 17:26:19
更新日:2024/01/22 Mon 20:16:29
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概要
西暦2308年頃に
ソレスタルビーイングが開発したガンダム用の支援機。
元になったのは
ガンダムラジエルの支援戦闘機マシン「GNセファー」(このためGNセファーは「プロトGNアームズ」とも称される)。
GNセファーを発展・大型化させる形で開発された。
元々イオリア計画の第一段階で各国の戦力強化などを予測したうえで
チームプトレマイオス及び第3世代ガンダムの戦力強化の一環で開発が進められていたもの。
2307年から始まった本格的な武力介入の後も開発は続けられていたが、1stシーズン後半から
擬似太陽炉搭載機が国連に渡り、ソレスタルビーイングにとって不利な情勢が明白になりつつあった為、開発を急がせてロールアウト。
2308年に行われた国連軍との決戦などに投入された。
機体解説
機体そのものはMSを上回るサイズの大型戦闘機であり、その機能はMAに近い。
後部に内蔵したGNバーニアで高速飛行しつつ、ガンダム単体では搭載困難な各種の大型武装を用いて攻撃を行う。
稼働は内蔵されたGNコンデンサーによって行う。
本格的な単独戦闘時以外は強襲用コンテナの後部にドッキングされており、コンテナに収納されたガンダムのGNドライヴから粒子供給を受けることが出来る。
強襲用コンテナは
プトレマイオスの通常コンテナと交換して艦に接続可能で、接続状態ではGNアームズの武装も艦の砲台として機能する。
また、強襲用コンテナにドッキングした状態での単独行動や大気圏突入・離脱も可能(無論粒子供給は必要なので長時間運用するならガンダムとの連携は必須)。
更に機体の上下に開くようにして変形し中央部に露出したコネクタにガンダムの背部にあるコーンスラスターを、下部に展開したパーツに足裏を、それぞれ接続する事で合体が可能。
この合体形態は「GNアーマー」と呼ばれ、ガンダムの戦闘能力を格段に向上させる。
なお、GNアームズおよびドッキング状態の強襲用コンテナのコントロールはGNアームズのパイロットが行うが、GNアーマー状態では合体しているガンダムのパイロットがGNアーマーを含む全体をコントロール出来るようになる。
各機体
狙い撃つ!!
まだまだ…もう一撃ぃァッ!!
GN ARMS TYPE-E
◇GNアームズ TYPE-E
◆機体緒元(TYPE-E)
型式番号:GNR-001E
所属:ソレスタルビーイング
全長:47.4m
全幅:36.2m
全高:15.3m
動力機関:GNコンデンサー
装甲材質:Eカーボン
武装
- 大型GNソード×2
- GNビームガン×2
- 大型GNキャノン×2
- GNクロー×2
- GNフィールド
◆武装(TYPE-E)
アームユニットに備えられた大型実体剣。エクシアのものと機能は同じで、高周波振動と
GN粒子効果で高い切れ味を誇る。
GNソードの内側に装備されている。アームユニット自体が大きく可動する為、射界が広い。
コネクタの上部に固定された主砲。本機最高の火力を持つが、射線が正面に限定される。
大容量GNコンデンサーを持つ本機は、ヴァーチェと同様にGNフィールドで機体を包む事が出来る。
◆劇中での活躍(TYPE-E)
トレミーと国連軍の初戦闘の終盤に強襲用コンテナ状態で救援に駆け付け、
GN-X部隊を撤退させた。
そしてエクシアを格納して地上へ。
アリー・アル・サーシェスの
ガンダムスローネツヴァイ強奪現場に介入し、ツヴァイを体当たりでブッ飛ばした。
それ以降はエクシアの援護に回るものの、卓越したサーシェスの戦闘能力で押されてしまう。
再び宇宙に戻り、最終決戦では
アルヴァトーレの相手を担当。初撃に体当たりをするが、GNフィールドに阻まれコンテナを破棄し、GNアーマーに初ドッキング。
GNファングを凌いで両腕を破壊するも被弾してしまう。最後は大型GNソードを深く突き刺したが、それまでの蓄積したダメージによって大破してしまう。
しかしその爆煙を煙幕にして、エクシアは解体ショーの幕を上げる事が出来た。
悪いが今は狙い撃てないんでね…。圧倒させて貰うぜ!!
GN ARMS TYPE-D
◇GNアームズ TYPE-D
◆機体緒元(TYPE-D)
型式番号:GNR-001D
所属:ソレスタルビーイング
全長:47.0m
全幅:36.9m
全高:15.3m
動力機関:GNコンデンサー
装甲材質:Eカーボン
武装
- GNツインライフル
- 大型ミサイルコンテナ
- 大型GNキャノン×2
- GNクロー×2
- GNフィールド
ガンダムデュナメス用のGNアームズ。
GNアームズ側にはパイロットがいない為、GNアーマー状態でのみ運用が可能。武装管制はデュナメスから
オレンジハロが直接行っている。
◆武装(TYPE-D)
右アームユニットに装備された、長砲身の2連装大型ライフル。非使用時は折り畳まれる。
左アームユニットに装備されている。200発を超える大量のGNミサイルを内蔵しており、一斉射では圧倒的弾幕で面を制圧する。
本体が破壊されても、粒子が残っていればコントローラーを接続して砲撃が出来る。
ニール・ディランディはこれで最期の一発を狙い撃った。
◆劇中での活躍(TYPE-D)
登場は1stシーズン第23話のみ。
負傷したロックオンが待機命令を無視して出撃し、対艦攻撃に向かう。道中で
ガンダムヴァーチェを嬲っていたGN-X部隊をGNミサイルを一斉射して片付け、目標である
ヴァージニア級宇宙輸送艦3隻のうち2隻を沈めるが、スローネツヴァイの奇襲で被弾し、輸送艦のリニアキャノンの直撃で大破してしまう。
なお、スペシャルエディションⅠ「ソレスタルビーイング」では、対艦攻撃のシーンが
トランザムシステムを起動してのカットに差し替えられている。
◆GNアーマーTYPE-D(ガンダムサバーニャ)
型式番号:GN-010+GNR-001D
関連機体
◇GNセファー
後年開発された
ダブルオーガンダムの支援機。
GNアームズ同様ガンダムとの合体により粒子供給や機能強化を行う。
こちらも後年開発された機体で
アリオスガンダムとのドッキングを行えるが機体そのものはMSである。
立体化
TYPE-E、D両機ともにHGで発売。
HG GUNDAM 00唯一の大型キットで、価格は5000円を超える。
大型かつ左右対称部分が殆どの為、『×2』の工程が多く、うんざりさせられること請け合い。
TYPE-Dのミサイルは白の一色成形で、底面まで塗る場合はミサイルを1発ずつマスキングしなければならない為、労力が尋常ではない。
同梱されるエクシアはトランザムモード(初期設定のコードだけ赤くなるヤツ)、デュナメスは通常版で付属しなかったGNビームピストルが追加されている。
特に後から発売されたTYPE-Dは、アーム以外はエクシアのTYPE-Eと同じであり、更にデュナメスのピストルが付属するプラモデル商品がこのGNアームズセットのみしか発売されなかった為、かなりの不評を買うこととなった。
買わずに放置又は
HG GUNDAM SEEDシリーズの
ストライクノワールのビームライフルショーティで代用する人が出る中、後に
ガンダムアストレアTYPE-Fが発売された為、ある程度のデュナメス難民が救済されたようだ。
但し、こっちはピストルホルダーのピンの大きさが合わない為、そのまま接続は出来ず、小改造が必要となり、改造後はアストレアには付かなくなるので注意。
まぁ、
あげゃトレアはピストルなくても十分カッコイイので移植がオススメかもしれない。
後にプレミアムバンダイ限定でTYPE-Eの単品版が発売された。
こちらにはRGエクシアと接続する為の専用ジョイントパーツと、特製デカールが付属している。
ゲームでの活躍
エクシアのアシストとして登場。
GNキャノンを発射しながら突進するが、命中率は低く、強制的に視点が変更されるのでかなり使い辛い。
ガンガンの
セイバーガンダムを思い浮かべてくれればいい。NEXTでのエクシアのアシストを務めたデュナメスがあまりに有能だった所為で必要以上に比較されるという憂き目に遭った。
しかし続編の
フルブーストから段々と性能が向上しており、キャンセルルートも出来たのでダメアシスト呼ばわりされる事はほぼ無くなった。覚醒技でGNアームズとドッキングして斬り抜け二回からの突き刺し⇒ドッキング解除して斬りつけという原作さながらの攻撃でも登場した。
機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTでは、エクシア限定だが覚醒中に格闘CSでGNアームズとドッキングする事が可能となった。高火力かつ広範囲の武装を使用できるのだが、耐久値がエクシア依存のまま巨躯に換装する点や換装せずともエクシアのままでいた方が強いなど散々な言われようだった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでは、ボス機体にGNアームズTYPE-Dが参戦。アニメさながらの砲撃や、GNフィールドによる防御性能、終いにはTRANS-AMによる超強化までしてくるため油断ができない。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では、従来のエクシアのコマンドから変貌しGNアームズを呼び出すとその場でドッキングして攻撃するようになった。射撃でGNキャノン照射、格闘で大型GNソードによる斬りつけを行うが、後者は特にSAによる突進性能の強さがあるため不意打ちで使いやすかった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは、遂にガンダムデュナメスが下格闘でGNアームズTYPE-Dとドッキングできるようになった。射撃でビーム一斉射、格闘でGNミサイル一斉発射という弾幕要員になれたのだが、動きが止まりSAや射撃ガードが無いので非常に的になりやすい欠点を抱える。
ガンダム00初参戦のWARSから登場。
GNアーマーとGNアームズとで個別化されている。
とにかく基礎スペックが高くて使いやすい。近接武装ではGNクローや大型GNソード、射撃戦ではGNキャノンなどで隙が無く、防御面ではGNフィールドを共通して持っているのでかなり堅牢。いざという時は脱出機能もあるので、継戦能力では高い方に入る。
ただし建造コストや手間がかなりかかり、機体サイズもX2Lと非常に大型なので自軍で運用する際はマップ上での幅や出撃枠を取りやすい欠点がある。
この手の多枠ユニットの例に漏れず、マスターユニットとして採用することで出撃枠を1枠に圧縮出来る。マップ上での幅はどうしようもないが大型ユニットは指揮範囲も拡がるので短所ばかりでもない。
WORLDでは何故か耐久値が減少してしまい、GNアームズTYPE-DはGNクローを失ったので近接戦闘武装が無い。
高火力性能は未だ健在ではあるため第一線で使い続けるには十分。
OVERWOLRDでは、GNアームズTYPE-Dにクローが復活。更にGNアームズ状態ではアビリティにGNドライヴが追加されたので、毎ターンEN5%回復の恩恵が得られる。
ただ全体修正としてミサイルの多弾ヒットが無くなっているため、TYPE-Dの方は若干だが火力の伸びが縮んでいる。
CROSSRAYSでは、GNアームズがGNフィールドの展開が可能になり、同時にGNコンデンサーでEN負荷が軽減されるようになった。
GNアーマーは脱出機能が喪失された代わりに分離機能で任意に換装可能。耐久値はシリーズ史上最低値になったが、GNドライヴのEN回復とGNフィールド&GNコンデンサーによる防御性能でカバーしきれている。不安ならポイントを耐久値に割り振れば問題ないはず。
武装はTRANS-AMが追加。テンションが超強気以上で無いと使えないのが玉に瑕だが、火力の助長に繋がった。更にTYPE-Eの大型GNソードはGNフィールド突破機能が追加されたので、原作通り太陽炉搭載機を相手にしても不安が無い。
またGジェネのお約束として分離を行った際はパージ前の状態に関わらずHPとENが満タンの中身の機体が出てくる。
GNアームズの武装を乱れ撃ってENが尽きたタイミングで分離。中身のガンダムのENも尽きたら帰還という動きで高い継戦能力を発揮する。
中身で帰還した直後は合体済みのHP1になっているのでそこだけは注意。
- 鯖とドッキングしたとか何でもありだなEXA(笑) -- 名無しさん (2016-04-05 14:59:30)